JP2005156866A - 高画質表示の液晶ディスプレイ - Google Patents

高画質表示の液晶ディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2005156866A
JP2005156866A JP2003394395A JP2003394395A JP2005156866A JP 2005156866 A JP2005156866 A JP 2005156866A JP 2003394395 A JP2003394395 A JP 2003394395A JP 2003394395 A JP2003394395 A JP 2003394395A JP 2005156866 A JP2005156866 A JP 2005156866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
unevenness
post spacer
color filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003394395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4477862B2 (ja
Inventor
Masahiko Nishide
雅彦 西出
Hironao Tanaka
大直 田中
Takashi Fujita
崇 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chi Mei Optoelectronics Corp
Original Assignee
Chi Mei Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chi Mei Electronics Corp filed Critical Chi Mei Electronics Corp
Priority to JP2003394395A priority Critical patent/JP4477862B2/ja
Priority to TW93135925A priority patent/TWI293396B/zh
Publication of JP2005156866A publication Critical patent/JP2005156866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4477862B2 publication Critical patent/JP4477862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の液晶ディスプレイは、セル荷重耐性を悪化させずに輝度ムラ及び重力ムラを改善できる。
【解決手段】 本発明の液晶ディスプレイは、アレイ基板と、これと一定のセルギャップを保って対向するカラーフィルター基板と、カラーフィルター基板上またはアレイ基板上に形成され、カラーフィルター基板とアレイ基板との間を一定のセルギャップに保って支持するポストスペーサーと、アレイ基板とカラーフィルター基板とに加圧封止荷重を負荷して、両基板間に加圧封止された液晶層と、を含む液晶ディスプレイであって、ポストスペーサーの面積占有率が0.075%以下であり、ポストスペーサーに4GPaの圧力をかけた時、常温環境下においてポストスペーサーの弾性変形率が24.0%より大きく、かつ、塑性変形率が14.9%未満を満たす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、輝度ムラ、重力ムラを改善した表示品質に優れた液晶ディスプレイに関するものである。
液晶ディスプレイは、アレイ基板とカラーフィルター基板が対向し、基板間には液晶が充填されている。液晶ディスプレイは、アレイ基板により液晶の分子配列を電気的に制御して、バックライトの光がカラーフィルタ基板を透過する量を選択的に変化させて表示を行なう。
図7は液晶ディスプレイの断面図の一例である。液晶ディスプレイ10は、アレイ基板12と、アレイ基板12と一定のセルギャップを有して対向するカラーフィルター基板14と、アレイ基板12とカラーフィルター基板14間のセルギャップを一定に保持する複数のポストスペーサー16と、アレイ基板12とカラーフィルター基板14及びポストスペーサー16の表面に形成された配向膜18を含む。
アレイ基板12とカラーフィルター基板14間の表示エリアには液晶20が注入され、両基板12及び14に加圧封止荷重を負荷してセルギャップを調整して封止される。また、偏光板22は両基板12と14の液晶20に接しない側に設けられ、カラーフィルター基板14内には画素間の境界部を遮光するためのブラックマトリックス24が形成されている。
ポストスペーサー16は、例えばアレイ基板12又はカラーフィルター基板14上にエポキシやアクリル樹脂を均一な厚さに積層し、フォトリソグラフィーによってパターニングして形成される。表示エリアをディスプレイ全体のうち実際に画像が映し出される領域とし、開口部を当該表示エリア内で実際に光が透過できる部分とすると、ポストスペーサー16は開口部は避け、ブラックマトリックス24と重なるような非開口部に形成されるのが好ましい。ポストスペーサー16を開口部に形成すると光が透過できる領域が小さくなり、又、ポストスペーサー16近傍の液晶20の配向が乱されて輝度ムラ等の表示品質低下をもたらすからである。
また、ポストスペーサー16が表示エリア内に占める面積の割合である面積占有率Sは次式で定義される。
Figure 2005156866
ここでポストスペーサー16の側壁部は図7のように直線的な形にエッチングされず、図8に示すようにいびつな形状に形成されるのが通常である。そこでポストスペーサー16の上底の寸法は図8を用いて次のように定義するのが好ましい(特許文献2を参照)。まずポストスペーサー16の上底110に接線112を引き、ついで、接線112と同方向の下底114の一辺の長さをDとする。次にポストスペーサー16の下底114と上底110の接線112の間隔Hとして、この高さHに1未満の定数C、例えば0.9をかけた寸法を基板120からの上底の高さ(C×H)として、その位置に基板120と平行な線Xを引き、その線Xとポストスペーサー16の側面118との交わった点間の間隔を上底の寸法と定義する。従って、上記液晶ディスプレイの表示エリア内のポストスペーサー1個当たりの上底面積Sxと同下底面積の比は、当該定義における上底の寸法と下底の寸法Dの略2乗比となる。
従って数1より明らかなように、ある液晶ディスプレイ(表示エリア面積Saa一定)において面積占有率Sを小さくする手段は2つある。一つはSxを小さくすることであり、もう一つはNsxを減らすことである。
一方、ポストスペーサー16の面積占有率Sを小さくするとセル荷重耐性が弱くなり、液晶ディスプレイ10に外部荷重が加わった時に破壊されやすくなるという問題がある。また、セル荷重耐性が十分強くないと、外部荷重が負荷されポストスペーサー16が一定量以上塑性変形した場合、その塑性変形は液晶ディスプレイ10上にギャップムラとして認識される。
また、液晶ディスプレイ10の表示品質を低下させる原因としては、上記ポストスペーサー16の塑性変形によるギャップムラの他に輝度ムラ、重力ムラ等が考えられる。
輝度ムラとは、例えばガラス基板に応力がかかり歪み、局所的に複屈折が生じることにより光抜けが生じ、全体で輝度ムラと認識される現象をいう。
また、重力ムラとは、液晶ディスプレイを立てた状態で高温で保持した場合に、液晶の熱膨張がポストスペーサーの加圧封止時の弾性変形量の範囲を超えた場合に、液晶セル内の液晶が重力作用により下部にたまり、ギャップムラとして認識される現象をいう。
文献1に、室温において2.0GPaの圧力荷重に対して弾性変形率[(弾性変形量/総変形量)×100]が60%以上であるポストスペーサーを使用した液晶パネルが開示されている。文献1によれば、当該発明のポストスペーサーは圧力荷重に対して塑性変形しにくい十分な強度と、使用環境温度内での液晶収縮及び膨張に追従し得るしなやかさを有している。従ってアレイ基板とカラーフィルター基板を貼り合わせる場合に、圧力ムラを緩和あるいは吸収することによって基板全体にわたり荷重を均一化してギャップムラの発生を防止するとともに、圧縮荷重の開放後は、略完全にもとの高さに復元してセルギャップを所定距離に維持できる。また、完成した液晶パネルは、衝撃や押圧力等の外力が加えられた場合に一時的にゆがんでも、セルギャップは元通りに復元できるので、表示ムラを阻止できる。更に、室温を含む広い温度範囲において液晶の熱的収縮又は膨張に追従できるので、気泡の発生も阻止できる。
しかし、文献1の発明はセル荷重耐性によるギャップムラ、輝度ムラ及び重力ムラの各表示ムラと、ポストスペーサーの弾性変形率E、塑性変形率P及び面積占有率Sとの関係が不明であり、どの程度の加圧封止荷重を負荷させて各表示ムラを抑えた液晶ディスプレイを製造可能か明らかではない。尚、以下本明細書においてポストスペーサーの弾性変形率E及び塑性変形率Pは、弾性変形率E=弾性変形量/ポストスペーサーの元の高さ、塑性変形率P=塑性変形量/ポストスペーサーの元の高さ、と定義され、百分率(%)で表される。
特開2003−241199号公報([23]〜[31]) 特開2000−321580号公報([24]〜[26])
そこで本発明は、セル荷重耐性を悪化させずに輝度ムラ及び重力ムラを改善できる液晶ディスプレイを提供することを目的とする。また本発明は、輝度ムラ又は重力ムラのどちらの改善の効果を大きく発揮させるかを、加圧封止荷重をパラメータとして自由に選択できる液晶ディスプレイの設計方法を提供することを目的とする。
本発明の液晶ディスプレイは、アレイ基板と、前記アレイ基板と一定のセルギャップを保って対向するカラーフィルター基板と、前記カラーフィルター基板上またはアレイ基板上に形成され、該カラーフィルター基板と前記アレイ基板との間を一定のセルギャップに保って支持するポストスペーサーと、前記アレイ基板と前記カラーフィルター基板とに加圧封止荷重を負荷して、該両基板間に加圧封止された液晶層と、を含む液晶ディスプレイであって、前記ポストスペーサーの面積占有率S[表示エリア内のポストスペーサー上底面積の総和/表示エリアの面積]が0.075%以下であり、前記ポストスペーサーに4GPaの圧力をかけた時、常温環境下において該ポストスペーサーの弾性変形率Eが24.0%より大きく、かつ、塑性変形率Pが14.9%未満を満たす。ここで、ポストスペーサーの上底の一辺又は直径と下底の一辺又は直径との比は50〜100%であり、より好ましくは50〜90%である。尚、図8において上底110の高さHにかけられる定数Cの値によって上底と下底の比は異なるものであり、上記範囲50〜100%及び50〜90%は定数Cを0.9に設定したときの値である。
本発明の液晶ディスプレイは、前記アレイ基板と前記カラーフィルター基板とに負荷する加圧封止荷重を変化させて、液晶ディスプレイの表示品質における阻害要因である輝度ムラと重力ムラを調整し得る。
本発明の液晶ディスプレイは、前記加圧封止荷重により前記アレイ基板と前記カラーフィルター基板が受ける加圧封止荷重の圧力が25KPa以下であり得る。
本発明の液晶ディスプレイは、セル荷重耐性を悪化させずに輝度ムラ及び重力ムラを改善することができる。また本発明の液晶ディスプレイの設計方法によれば、輝度ムラ又は重力ムラのどちらの改善の効果を大きく発揮させるかを加圧封止荷重をパラメータとして自由に選択することができる。
発明の課題を解決するために、まず、セル荷重耐性によるギャップムラ、輝度ムラ及び重力ムラと、ポストスペーサーの面積占有率S、弾性変形率E及び塑性変形率P、及び加圧封止荷重、との関係を実験により調べた。ここで弾性変形率E及び塑性変形率Pは、代表値として、柱1つ(面積Sx=50μm2、高さ4.5μm)に室温下で200mNの荷重(4GPaの圧力)をかけた時の弾性変形率及び塑性変形率をいうものとする。
セル荷重耐性によるギャップムラは、図2(a)に示すようにディスプレイ表面に荷重を加えた場合に、図2(b)のように液晶ディスプレイ10上に生じる歪に起因して発生する。セル荷重耐性が十分強くないと、外部荷重が負荷されポストスペーサー16が一定量以上塑性変形した場合、その塑性変形は液晶ディスプレイ10上にギャップムラとして認識される。
セル荷重耐性を向上させる手段としては次の2つがある。即ち、(A1)ポストスペーサーの面積占有率Sを上げる、若しくは、(A2)ポストスペーサーに弾性変形率Eが大きく、塑性変形率Pが小さい材料を用いる。(A1)又は(A2)の手段を用いることにより、セル荷重耐性によるギャップムラを抑制することができた。
輝度ムラとは一般に図3(a)に示すように、例えばガラス基板に応力がかかり歪み、局所的に複屈折が生じることにより光抜けが生じ、全体で輝度ムラと認識される現象をいう。ただし、本実施形態において液晶ディスプレイは、両電極間に電圧を印加しない場合は図3(b)のように光を透過させない、ノーマリーブラック型のディスプレイを用いた。以後本明細書において輝度ムラとは、両電極間に電圧を印加しない場合にディスプレイ表面に現れる光のムラ(L0ムラという)をいうものとする。
応力をかけたガラスの歪みを小さくし、応力を解除した時に歪を開放する要素としては、(B1)ポストスペーサー16の面積占有率Sを小さくする、(B2)加圧封止荷重を小さくする、の2要素が主要なものである。
重力ムラとは上述のように、液晶ディスプレイを立てた状態で高温で保持したとき、液晶の熱膨張がポストスペーサーの加圧封止時の弾性変形量の範囲を超えた場合に、液晶セル内の液晶が重力作用により下部にたまり、ギャップムラとして認識される現象をいう。図4(a)〜(c)に重力ムラの発生メカニズムを図示する。
図4(a)に示す、液晶を加圧封止した液晶ディスプレイを加熱すると、図4(b)のように液晶の熱膨張によりカラーフィルター基板がポストスペーサーから剥がれた状態となる。この図4(b)の状態で液晶ディスプレイを地面に対して垂直に保持すると、重力作用により液晶が液晶セルの下部にたまり、ディスプレイ下部に重力ムラが発生することとなる。
重力ムラの改善には、(C1)加圧封止荷重を上げること、(C2)ポストスペーサー16に弾性変形率Eが大きく、塑性変形率Pが小さい材料を採用すること、が効果的である。
以上の結果の考察から、本発明ではセル荷重耐性を向上させる手段として上記(A2)の、ポストスペーサー16に弾性変形率Eが大きく、塑性変形率Pが小さい材料を用いるという手段を用いた。この結果(C2)より重力ムラを改善することもできる。
一方、面積占有率Sはできるだけ小さくした。即ち本発明では、(A1)とは逆にポストスペーサー16の面積占有率Sを下げるが、(A2)の手段を採用して、セル荷重耐性を現状同等で良しとした。ポストスペーサー16の面積占有率Sを下げることが、(B1)に示すように輝度ムラの改善に大きく寄与するからである。また同時に重力ムラ改善への(C2)の寄与を強めることができるからである。
更に、加圧封止荷重を小さくすると(B2)より輝度ムラは抑制されるが、(C1)より重力ムラが増大するという相反する結果が確認された。
以上のような考察をもとにして得られた本発明の液晶ディスプレイは、ポストスペーサーの面積占有率[表示エリア内のポストスペーサー上底面積の総和/表示エリアの面積]が0.075%以下であり、前記ポストスペーサーに4GPaの圧力をかけた時、常温環境下において該ポストスペーサーの弾性変形率が24.0%より大きく、かつ、塑性変形率が14.9%未満を満たし、図1(b)に示すダイヤグラムを満足する液晶ディスプレイである。尚、常温環境下とは人間が日常体験し得る生活環境における温度で、少なくとも摂氏0度から40度が含まれ得る。
図1(b)は本発明の液晶ディスプレイの輝度ムラ及び荷重耐性、液晶封止時の加圧封止荷重、ポストスペーサー16の面積占有率S、輝度ムラ及び重力ムラの関係を表すダイヤグラムである。このダイヤグラムを作成するにあたって使用した液晶ディスプレイは、表示エリアの大きさが43cm×27cm、セルギャップが3.4μmの液晶ディスプレイである。また、当該液晶ディスプレイはIPS(In−Plane Switching)方式であり、基板に沿った電場のon/offにより液晶分子の配列が基板面内で変化する。
図1(b)において、横軸は液晶20をアレイ基板12とカラーフィルター基板14間に封止する際に両基板12、14に負荷する加圧封止荷重(Kgf)、縦軸はポストスペーサー16の面積占有率を表す。便宜のため、上記定義に従ったポストスペーサー16の面積占有率Sが0.125%のときに、図1(b)の縦軸に示す柱占有率が100%となるように再規格化している。下記のように、従来例の液晶ディスプレイでは規格化柱占有率が100%(面積占有率S=0.125%)である。尚、Kgfは工学単位であり、1Kgf=9.8Nである。
加圧封止荷重とともに増加する直線は重力ムラの、加圧封止荷重とともに減少する直線は輝度ムラの、それぞれ限界値ラインである。また、加圧封止荷重に対して一定値となる直線は荷重耐性の限界値ラインを表す。
ここで重力ムラ又は輝度ムラの限界値ラインとは、液晶ディスプレイを製品化するに際して許容し得る最大の重力ムラ又は輝度ムラがディスプレイ上に発生し得るラインであり、両直線より下の領域が液晶ディスプレイを製品化可能な領域である。即ち上述のように、加圧封止荷重を小さくすると輝度ムラは抑制されるが、重力ムラが増大することがわかる。
また、荷重耐性の限界値ラインは、製品化に際して液晶ディスプレイが備えるべき最小の荷重耐性を示すラインであり、限界値ラインの上の領域が液晶ディスプレイを製品化可能な領域である。荷重耐性の限界値ラインは、アレイ基板とカラーフィルター基板に負荷する加圧封止荷重の圧力が約25KPa(本実施形態では加圧封止荷重が300Kgf)以下の場合は、図1(b)のように横軸(加圧封止荷重)と略平行となる。上述のように本実施形態の液晶ディスプレイは、上記輝度ムラ(L0ムラ)を防ぎ重力ムラを改善するため、面積占有率Sを0.075%以下(規格化柱占有率が約60%以下)とする。一方で面積占有率Sを小さくすることによるセル荷重耐性の不足を補うため、ポストスペーサー16に弾性変形率Eが大きく、塑性変形率Pが小さい材料を用いるという手段を用いた。本実施形態の液晶ディスプレイに使用するポストスペーサー16は、4GPaの圧力をかけた時に弾性変形率が24.0%より大きく、かつ、塑性変形率が14.9%未満である。
図1(b)から分かるように、本発明の液晶ディスプレイは、アレイ基板12とカラーフィルター基板14とに負荷する加圧封止荷重を変化させて、液晶ディスプレイの表示品質における阻害要因である輝度ムラと重力ムラの割合を調整することができる。
以下実施例1〜4において、本発明の液晶ディスプレイと従来例の液晶ディスプレイを比較し、図1(b)に示すダイヤグラムをより詳細に説明する。便宜のため本発明の液晶ディスプレイにおいて使用するポストスペーサーを高弾性柱と、従来例の液晶ディスプレイを構成するポストスペーサーをRtn柱という。上記のように図1(b)に示す規格化柱占有率は、Rtn柱の面積占有率Sが0.125%のときに、規格化柱占有率が100%となるように再規格化している。
実施例1〜4においては、それぞれ次の比較を行なった。(1)実施例1ではRtn柱と高弾性柱の弾性変形率Eと塑性変形率Pを比較した。(2)実施例2ではRtn柱と高弾性柱のセル荷重耐性を比較した。(3)実施例3ではRtn柱と高弾性柱の輝度ムラを比較した。(4)実施例4ではRtn柱と高弾性柱の重力ムラを比較した。
図5は面積Sx=50μmのRtn柱と高弾性柱の、弾性変形率E及び塑性変形率Pと柱1つに係る荷重の関係を表すグラフである。弾性変形率E(%)及び塑性変形率P(%)はそれぞれ、柱1つ(面積Sx=50μm、高さ=4.5μm)に200mNの荷重をかけた時の弾性変形率及び塑性変形率とする。
本実施形態における上記Rtn柱と高弾性柱は、何れもフォトリソグラフィ法によって形成されている。即ち、ブラックマトリックスおよびカラーレジスト層およびオーバーコート層が形成されたガラス基板上にポストスペーサーのレジストを塗布し、フォトマスクを介して露光し、さらに現像およびベークを行うことによりポストスペーサーのパターンを形成された。ここで高弾性柱は、Rtn柱の形成に用いる樹脂より高弾性・低塑性を得る既存の光硬化性樹脂により形成されている。
図5より本発明の液晶ディスプレイを構成する高弾性柱は、従来例のRtn柱に比べて弾性変形率が大きく塑性変形率が小さいことがわかる。即ち、図5のグラフより、高弾性柱は柱1つにかけた荷重が4GPaの場合に、弾性変形率E>24.0%及び塑性変形率P<14.9%の両条件を満たすが、Rtn柱は弾性変形率E=24.0%及び塑性変形率P=14.9%であることが分かる。
本実施例では、実施例1で用いたRtn柱と高弾性柱の規格化柱占有率を変え、カラーフィルター基板14上の偏光板22上から荷重を加えた時に、液晶ディスプレイにギャップムラが認識される圧力を測定した。
液晶ディスプレイは図6(b)の表に示すように、規格化柱占有率100%(面積占有率S=0.125%)、45%のRtn柱、及び規格化柱占有率102%、57%の高弾性柱をポストスペーサーとする4種類の液晶ディスプレイを用いた。各ディスプレイの大きさは43cm×27cmであり、セルギャップが3.4μmである。偏光板22上から1(Kgf/10mmφ)単位で荷重を加えた時に液晶ディスプレイにギャップムラが認識される圧力を測定し、図6(a)のグラフを得た。
図6(a)から、規格化柱占有率100%のRtn柱に比べて、規格化柱占有率102%の高弾性柱を用いた液晶ディスプレイは略2倍の圧力までギャップムラは認識されなかった。
セル荷重耐性が十分強くないと、外部荷重が負荷されポストスペーサーが一定量以上塑性変形し、その塑性変形が液晶ディスプレイ上にギャップムラとして認識される。従って規格化柱占有率が同等である場合、高弾性柱を用いた液晶ディスプレイは、Rtn柱の液晶ディスプレイの約2倍のセル荷重耐性を持つことがわかる。このことは、規格化柱占有率100%のRtn柱を用いた液晶ディスプレイと、規格化柱占有率57%の高弾性柱を用いた液晶ディスプレイのセル荷重耐性が、略同等であることからも裏付けられる。
本実施例により、ポストスペーサーに弾性変形率Eが大きく(E>24.0%)、塑性変形率Pが小さい(P<14.9%)材料を用いることにより(高弾性柱)、既存のポストスペーサー(Rtn柱)に比べてセル荷重耐性が倍以上向上することがわかる。そのためポストスペーサーの面積占有率を57%に下げても(S=0.071%)、従来と同等のセル荷重耐性を確保することができた。尚、本実施形態の液晶ディスプレイは、加圧工程ばらつきやその他の誤差を考慮して、上記輝度ムラ(L0ムラ)を防ぎ得る面積占有率Sを0.075%以下(規格化柱占有率が約60%以下)とする。
本実施例では、規格化柱占有率100%のRtn柱(面積占有率S=0.125%)と、規格化柱占有率57%(面積占有率S=0.071%)の高弾性柱を用いた液晶ディスプレイに発生する輝度ムラを比較した。表1に示す通り、液晶ディスプレイに液晶を封止する際にアレイ基板12とカラーフィルター基板14間に加える加圧封止荷重はともに200(Kgf)であり、両液晶ディスプレイのセルギャップは略同一である。
Figure 2005156866
本実施例の実験結果として、本発明の規格化柱占有率57%の高弾性柱を用いた液晶ディスプレイでは、従来の規格化柱占有率100%のRtn柱を用いた液晶ディスプレイに見られた輝度ムラが、殆ど全く観察されなかった。上記(B1)のように、従来例の液晶ディスプレイよりポストスペーサー16の面積占有率S(規格化柱占有率)を約半分にしたために(0.57倍)、輝度ムラを大幅に改善できたものと理解される。
本実施例では、実施例1で用いたRtn柱と高弾性柱の規格化柱占有率を変え、液晶ディスプレイに重力ムラが認識される加圧封止荷重を測定した。ここで加圧封止荷重とは、上述のように液晶ディスプレイに液晶を封止する際にアレイ基板12とカラーフィルター基板14間に加える荷重である。本実施例では加圧封止荷重が150(Kgf)、200(Kgf)、250(Kgf)の場合に、液晶ディスプレイ上に重力ムラが認識されるか否かを調べた。
本実施例で用いた液晶ディスプレイは表2に示すように、規格化柱占有率100%(面積占有率S=0.125%)、45%のRtn柱、及び規格化柱占有率102%、57%の高弾性柱をポストスペーサーとする4種類の液晶ディスプレイである。又、各ディスプレイの大きさは43cm×27cmである。パネルを垂直に立てた状態で60℃に約2時間保持し、重力ムラの程度を観察した。なお垂直に立てる際、パネルの短辺が下にくるようにした。
Figure 2005156866
本実施例により、加圧封止荷重を挙げることにより重力ムラが改善されることが分かる。また、高弾性柱を規格化柱占有率57%(面積占有率S=0.071%)配して構成される本発明の液晶ディスプレイは、Rtn柱を規格化柱占有率100%に配した従来例の液晶ディスプレイよりも、重力ムラが大幅に改善された。
即ち、ポストスペーサーに弾性変形率Eが大きく(E>24.0%)、塑性変形率Pの小さい(P<14.9%)材料を使い(高弾性柱)、かつポストスペーサーの面積占有率Sを約60%(S<0.075%)に下げることにより、重力ムラを大きく改善することができた。
最後に、以上の実施例等により得られた結果をより包括的に理解するために、図1(a)と図1(b)を対比して説明する。図1(a)は従来例の規格化柱占有率100%のRtn柱を用いた液晶ディスプレイについてのダイヤグラムであり、図1(b)は上記のように本発明の規格化柱占有率57%(面積占有率S=0.071%)の高弾性柱を用いた液晶ディスプレイについてのダイヤグラムである。ここで、本発明の液晶ディスプレイにおいて使用するポストスペーサー(高弾性柱)は、弾性変形率E>24.0%及び塑性変形率P<14.9%の両条件を同時に満足する。また、ダイヤグラム図1(b)の見方は上述の通りである。
図1(a)は従来例の規格化柱占有率100%のRtn柱を用いた液晶ディスプレイの輝度ムラ及び荷重耐性、液晶封止時の加圧封止荷重、ポストスペーサー16の規格化柱占有率(面積占有率Sに対応)、輝度ムラ及び重力ムラの関係を表すダイヤグラムである。このダイヤグラムを作成するにあたって使用した液晶ディスプレイは、図1(b)で用いたディスプレイと同様であり、大きさが43cm×27cm、セルギャップが3.4μmのIPS液晶ディスプレイである。
また、図1(a)において、横軸は加圧封止荷重(Kgf)、縦軸はポストスペーサー16の面積占有率、加圧封止荷重とともに増加する直線は重力ムラの限界値ライン、加圧封止荷重とともに減少する直線は輝度ムラの限界値ラインであり、図1(b)と同様である。但し荷重耐性の限界値ラインは、図1(b)では規格化柱占有率が約50%である横軸と平行な直線であるのに対し、図1(a)では規格化柱占有率が100%である横軸と平行な直線となる。従って、本発明の液晶ディスプレイは規格化柱占有率が約50%以上であればセル荷重耐性が十分であるのに対し、従来例のRtn柱を用いた液晶ディスプレイは規格化柱占有率を100%以上としなければセル荷重耐性が不足し、ギャップムラが発生する。
上述のように、液晶ディスプレイを製品化するにあたって重力ムラ、輝度ムラに関する表示品位が保証されるのは重力ムラ又は輝度ムラの限界値ラインより下の領域であり、ギャップムラに関する表示品位が保証されるのは荷重耐性の限界値ラインより上の領域である。図1(a)のダイヤグラムにおいて上記3つのムラに関する表示品位が保証される領域は存在しないのに対し、図1(b)のダイヤグラムでは上記3つのムラに関する表示品位が満足される領域が存在することがわかる。
即ち、従来例の液晶ディスプレイはギャップムラに関する表示品位を保証するならば、重力ムラ又は輝度ムラのどちらか一方が発生するのは許容せざるを得なかった。しかし、本発明の、ポストスペーサー16の面積占有率Sが0.075%以下(規格化柱占有率が60%以下)であり、ポストスペーサー16に4GPaの荷重をかけた時に弾性変形率が24.0%より大きく、かつ、塑性変形率が14.9%未満である液晶ディスプレイは、重力ムラ、輝度ムラ、ギャップムラのすべてのムラに関する表示品位を満足することができる。
更に図1(b)から分かるように、本発明の液晶ディスプレイは、アレイ基板12とカラーフィルター基板14とに負荷する加圧封止荷重を変化させて、液晶ディスプレイの表示品質における阻害要因である輝度ムラと重力ムラの度合を調整することができる。
以上、本発明の液晶ディスプレイについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態において液晶ディスプレイはIPS方式を用いたが、本発明の液晶ディスプレイはツイスティド・ネマティク(Twisted Nematic;TN)方式等他の方式の液晶ディスプレイであってもよい。
また、本発明の液晶ディスプレイを構成するポストスペーサーの材料は限定されない。本発明には、4GPaの圧力をかけた時に弾性変形率が24.0%より大きく、かつ、塑性変形率が14.9%未満となる材料で形成されたすべてのポストスペーサーが含まれる。
更に、ポストスペーサーの形状は特に限定されず、上述のように、上底の一辺又は直径と下底の一辺又は直径との比は50〜90%が好ましい。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
液晶テレビやパソコンディスプレイ、その他のIPS液晶ディスプレイすべてに利用可能である。
(a)従来の液晶ディスプレイの輝度ムラ及び荷重耐性、液晶封止時の加圧封止荷重、ポストスペーサー16の面積占有率S、輝度ムラ及び重力ムラの関係を表すダイヤグラムである。(b)本発明の液晶ディスプレイの輝度ムラ及び荷重耐性、液晶封止時の加圧封止荷重、ポストスペーサー16の面積占有率S、輝度ムラ及び重力ムラの関係を表すダイヤグラムである。 (a)荷重を加えない状態の液晶ディスプレイの断面図である。(b)ディスプレイ表面に荷重を加えて歪が発生した液晶ディスプレイの断面図である。 (a)液晶層の楕円偏光軸の回転により、局所的に複屈折が生じて光抜けが生じた液晶ディスプレイの斜視図である。(b)液晶層の楕円偏光軸が正常な状態の液晶ディスプレイの斜視図である。 (a)液晶を加圧封止時の液晶ディスプレイの断面図である。(b)液晶の熱膨張により、カラーフィルター基板がポストスペーサーから剥がれた状態の液晶ディスプレイの断面図である。(c)重力作用により液晶が液晶セルの下部にたまり、重力ムラが発生した液晶ディスプレイの断面図である。 Rtn柱と高弾性柱の、弾性変形率E(%)及び塑性変形率P(%)と柱1つに係る圧力(GPa)の関係を表すグラフである。 (a)規格化柱占有率の異なる複数のRtn柱と高弾性柱に対して、カラーフィルター基板上から荷重を加えた時に、液晶ディスプレイにギャップムラが認識される圧力を表すヒストグラムである。(b)規格化柱占有率の異なる複数のRtn柱と高弾性柱に対して、カラーフィルター基板上から荷重を加えた時に、液晶ディスプレイに生じるギャップムラの様子を表す表である。 液晶ディスプレイの断面図である。 ポストスペーサーの断面図である。
符号の説明
10:液晶ディスプレイ
12:アレイ基板
14:カラーフィルター基板
16:ポストスペーサー
18:配向膜
20:液晶
22:偏光板
24:ブラックマトリックス
110:上底
112:上底の接線
114:下底
118:側面
120:基板

Claims (3)

  1. アレイ基板と、
    前記アレイ基板と一定のセルギャップを保って対向するカラーフィルター基板と、
    前記カラーフィルター基板上またはアレイ基板上に形成され、該カラーフィルター基板と前記アレイ基板との間を一定のセルギャップに保って支持するポストスペーサーと、
    前記アレイ基板と前記カラーフィルター基板とに加圧封止荷重を負荷して、該両基板間に加圧封止された液晶層と、
    を含む液晶ディスプレイであって、
    前記ポストスペーサーの面積占有率[表示エリア内のポストスペーサー上底面積の総和/表示エリアの面積]が0.075%以下であり、
    前記ポストスペーサーに4GPaの圧力をかけた時、常温環境下において該ポストスペーサーの弾性変形率が24.0%より大きく、かつ、塑性変形率が14.9%未満を満たす液晶ディスプレイ。
  2. 前記アレイ基板と前記カラーフィルター基板とに負荷する加圧封止荷重を変化させて、請求項1に記載の液晶ディスプレイの表示品質における阻害要因である輝度ムラと重力ムラを調整し得る、液晶ディスプレイ。
  3. 前記加圧封止荷重により前記アレイ基板と前記カラーフィルター基板が受ける加圧封止荷重の圧力は、25KPa以下である、請求項2に記載の液晶ディスプレイ。
JP2003394395A 2003-11-25 2003-11-25 高画質表示の液晶ディスプレイ Expired - Fee Related JP4477862B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394395A JP4477862B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 高画質表示の液晶ディスプレイ
TW93135925A TWI293396B (en) 2003-11-25 2004-11-22 Liquid crystal display

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394395A JP4477862B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 高画質表示の液晶ディスプレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005156866A true JP2005156866A (ja) 2005-06-16
JP4477862B2 JP4477862B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=34720476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003394395A Expired - Fee Related JP4477862B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 高画質表示の液晶ディスプレイ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4477862B2 (ja)
TW (1) TWI293396B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158280A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 位相差制御部材、および位相差制御部材を用いた液晶ディスプレイ
CN100422833C (zh) * 2006-09-27 2008-10-01 友达光电股份有限公司 液晶显示面板及其制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100422833C (zh) * 2006-09-27 2008-10-01 友达光电股份有限公司 液晶显示面板及其制造方法
JP2008158280A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 位相差制御部材、および位相差制御部材を用いた液晶ディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
TW200528884A (en) 2005-09-01
JP4477862B2 (ja) 2010-06-09
TWI293396B (en) 2008-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10365515B2 (en) VA liquid crystal display panel based on BM-less technology and manufacturing method thereof
JP4805172B2 (ja) 液晶表示素子
US7843531B2 (en) Liquid crystal display device and manufacturing method therefor
JP4584860B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
US7701540B2 (en) Liquid crystal display device and method for manufacturing the same
JP2005338770A (ja) 液晶表示装置
US9147802B2 (en) Liquid crystal display panel and manufacturing method thereof
KR20070000626A (ko) 액정 표시 장치
JP2007232839A (ja) 液晶装置
CN105629610A (zh) 显示基板、显示面板、显示装置
TWI316622B (en) Liquid crystal display panel
CN110737141A (zh) 阵列基板、液晶显示面板及显示装置
US11520187B2 (en) Liquid crystal display panel and liquid crystal display device
JP4477862B2 (ja) 高画質表示の液晶ディスプレイ
US9500911B2 (en) Liquid crystal display panel
JP2010054552A (ja) 液晶表示装置
CN115561936A (zh) 显示面板和显示装置
TWI322315B (en) A liquid crystal display panel maintaining uniform cell gap
JPWO2006097992A1 (ja) 液晶表示装置
JP2008242035A (ja) 液晶表示パネルおよびその製造方法
CN111983853B (zh) 一种隔垫物、液晶显示面板及液晶显示装置
CN210626838U (zh) 一种显示面板和显示装置
KR20060026622A (ko) 액정표시장치
JP2005250502A (ja) 液晶表示装置
KR20040066265A (ko) 액정 표시 장치 및 이의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees