JP2005153554A - Rear part structure of vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、跳ね上げ式のバックドアを備えた車両の後部構造に関する。 The present invention relates to a rear structure of a vehicle provided with a flip-up type back door.
従来、ワンボックスカーの後部には、例えば図8に示すワンボックスカー100のように車体101の後面102に開口部103が設けられており、開口部103の上縁部121にはヒンジ104を介して跳ね上げ式のバックドア105が取り付けられている。このバックドア105は、上端部151がヒンジ104を介して上縁部121に取り付けられて上下方向Aに回動自在に支持されており、上下方向Aに回動することにより開口部103を開閉している。
Conventionally, an
しかしながら、跳ね上げ式のバックドア105は車体101に上下方向Aに回動自在に支持されていることから、車両100の後方側には図9に示すような上下方向Aに延在するバックドア105の回動軌跡105xが形成される。
However, since the flip-up
このため、車両100を止めた際に後方側に形成されるスペース110において左右方向の長さが車幅より長くても前後方向Bの長さ110aがバックドア105の回動軌跡105xの前後方向Bの長さ105a(回動軌跡105xの後端と車体101後端とを結ぶ直線距離)よりも短い場合には、バックドア105を開閉する際に後方に位置する壁110等の物に接触してしまうので十分に開閉することができない。
Therefore, in the
また車両後方側にバックドア105を開閉させるのに十分なスペース120があってもバックドア105の上下方向の長さ寸法105bが比較的大きい場合にはバックドア105の回動軌跡105xが車体後方側へさらに膨らむため、人が後退しながらバックドア105を開閉しなければならない。したがって、バックドア105の使い勝手が良くなかった。
In addition, even if there is a
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、バックドアの使い勝手を向上させることができる車両の後部構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such conventional problems, and an object of the present invention is to provide a vehicle rear structure that can improve the usability of a back door.
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載の車両の後部構造においては、車体の後面に設けられた開口部の上縁部に上下方向に回動自在に支持されて前記開口部を開閉するバックドアを備えた車両の後部構造において、前記バックドアを、上下に分割した上側ドアおよび下側ドアと、この下側ドアを前記上側ドアに上下方向に回動自在に連結させるドア連結手段とから構成し、前記上側ドアが前記バックドアの分割位置と前記バックドアの全開位置との間で上下方向に回動するのに伴い、前記下側ドアを前記ドア連結手段を介して前記バックドアの全閉位置と前記上側ドアの車内側へ折り畳む折り畳み位置との間で上下方向に回動させる下側ドア回動手段を備えたものとしている。
In order to solve the above problems, in the rear structure of the vehicle according to
かかる構成においては、開閉時にバックドアの下側ドアが車内側へ折り曲げられながら上下方向に回動するため、折り曲げられない従来のバックドアに比べてバックドアの回動軌跡の前後方向の長さが短くなる。したがって、車両後方側のスペースが従来のバックドアが開閉可能なスペースよりも狭くてもバックドアを十分に開閉することが可能になる。また、バックドアの上下方向の長さ寸法が比較的大きくても人が後退せずにバックドアを開閉することも可能になる。 In such a configuration, since the lower door of the back door is pivoted in the vertical direction while being bent toward the inside of the vehicle at the time of opening and closing, the length of the back door in the front-rear direction compared to the conventional back door that is not bent. Becomes shorter. Therefore, even when the space on the vehicle rear side is narrower than the space where the conventional back door can be opened and closed, the back door can be sufficiently opened and closed. In addition, even if the length of the back door in the vertical direction is relatively large, it is possible to open and close the back door without a person retreating.
また請求項2記載の車両の後部構造においては、前記ドア連結手段は、一端側が前記上側ドアの車内側に固定されて他端側が前記下側ドアの車内側に固定されるとともに、上下方向に折り曲げ自在に形成されたヒンジから構成されたものとしている。
Further, in the rear structure of the vehicle according to
かかる構成においては、簡単な構成で下側ドアを上側ドアに上下方向に回動自在に連結させることができる。 In such a configuration, the lower door can be connected to the upper door so as to be rotatable in the vertical direction with a simple configuration.
また請求項3記載の車両の後部構造においては、前記下側ドア回動手段は、前記上側ドアの車内側に設けられた吊り下げ手段と、この吊り下げ手段よりも下方に位置して前記下側ドアの車内側および前記車体の後部に設けられた一対の固定手段と、前記吊り下げ手段に吊り下げられた状態で両端部が前記一対の固定手段を介して前記下側ドアの車内側および前記車体の後部に固定されて張られた紐状部材とから構成され、前記吊り下げ手段は、前記紐状部材を前記車体の前後方向へ移動可能に支持するように形成されている一方、前記紐状部材は、前記上側ドアが上下方向に回動することにより前記吊り下げ手段が上下方向に移動するのに伴い、前記下側ドアに固定された一方の端部が上下方向に移動することにより前記下側ドアを上下方向に回動させるものとしている。
Further, in the rear structure of the vehicle according to
かかる構成においては、簡単な構成で下側ドアを上下方向に回動させることができる。 In such a configuration, the lower door can be rotated in the vertical direction with a simple configuration.
また請求項4記載の車両の後部構造においては、前記一対の固定手段は突出して形成されている一方、前記紐状部材の前記両端部は前記一対の固定手段に隙間をあけて引っ掛かるように環状に形成されたものとしている。
Further, in the rear structure of the vehicle according to
かかる構成においては、紐状部材の両端部の動きに自由度が生じるため、紐状部材の動きをスムーズにすることができる。 In such a configuration, since the degree of freedom is generated in the movement of both ends of the string-like member, the movement of the string-like member can be made smooth.
また請求項5記載の車両の後部構造においては、前記吊り下げ手段は、前記上側ドアの車内側に揺動自在に設けられたものとしている。
Further, in the rear structure of the vehicle according to
かかる構成において、紐状部材が吊り下げ手段上を移動する際には吊り下げ手段が揺動することにより紐状部材の移動に伴って上側ドアにかかる負荷が軽減されるため、紐状部材の動きをスムーズにすることができる。 In such a configuration, when the string-like member moves on the suspension means, the suspension means swings to reduce the load on the upper door accompanying the movement of the string-like member. The movement can be made smooth.
本発明の請求項1記載の車両の後部構造においては、開閉時にバックドアの下側ドアが車内側へ折り曲げられながら上下方向に回動するため、折り曲げられない従来のバックドアに比べてバックドアの回動軌跡の前後方向の長さが短くなる。したがって、車両後方側のスペースが従来のバックドアが開閉可能なスペースよりも狭くてもバックドアを十分に開閉することが可能になる。また、バックドアの上下方向の長さ寸法が比較的大きくても人が後退せずにバックドアを開閉することも可能になる。よって、バックドアの使い勝手を向上させることができる。
In the rear structure of the vehicle according to
また請求項2記載の車両の後部構造においては、簡単な構成で下側ドアを上側ドアに上下方向に回動自在に連結させることができる。よって、コストを抑えながらバックドアの使い勝手を向上させることができる。 In the rear structure of the vehicle according to the second aspect, the lower door can be connected to the upper door so as to be rotatable in the vertical direction with a simple configuration. Therefore, the usability of the back door can be improved while suppressing the cost.
また請求項3記載の車両の後部構造においては、簡単な構成で下側ドアを上下方向に回動させることができる。よって、コストを抑えながらバックドアの使い勝手を向上させることができる。 In the rear structure of the vehicle according to the third aspect, the lower door can be rotated in the vertical direction with a simple configuration. Therefore, the usability of the back door can be improved while suppressing the cost.
また請求項4記載の車両の後部構造においては、紐状部材の両端部の動きに自由度が生じるため、紐状部材の動きをスムーズにすることができる。よって、バックドアの開閉操作性を向上させることができる。 In the rear structure of the vehicle according to the fourth aspect, since the freedom of movement of both ends of the string-like member is generated, the movement of the string-like member can be made smooth. Therefore, the open / close operability of the back door can be improved.
また請求項5記載の車両の後部構造においては、紐状部材が吊り下げ手段上を移動する際には吊り下げ手段が揺動することにより紐状部材の移動に伴って上側ドアにかかる負荷が軽減されるため、紐状部材の動きをスムーズにすることができる。よって、バックドアの開閉操作を向上させることができる。
Further, in the rear structure of the vehicle according to
本発明をより詳細に説明するために、以下添付図面に従ってこれを説明する。 In order to explain the present invention in more detail, it will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明の実施の形態を示すワンボックスカー1の後部構造の右側面図である。このワンボックスカー1の後部には、車体2の後面21に開口部22が設けられており、開口部22の上縁部23には跳ね上げ式のバックドア3が取り付けられている。このバックドア3は、図2に示すように上端部30がヒンジ24を介して上縁部23に取り付けられて上下方向Aに回動自在に支持されており、上下方向Aに回動することにより開口部22を開閉している。
FIG. 1 is a right side view of a rear structure of a one-
またこのバックドア3は、図3にも示すように上下に分割された上側ドア31および下側ドア32と、両ドア31、32を連結する本発明のドア連結手段である一対のヒンジ33、33とを中心にして構成されている。そして両ドア31、32の分割面である上側ドア31の下端面31aと下側ドア32の上端面32aとにはゴム製の板34が貼り付けられている。
As shown in FIG. 3, the
上側ドア31は、図4に示すように車内側を構成するインナパネル311の左右側縁部311aの中間部にそれぞれ開口部312が設けられているとともに、開口部312を塞ぐ閉塞部材313が設けられている。
As shown in FIG. 4, the
この閉塞部材313は、開口部312を塞ぐ閉塞部313aと、閉塞部313aの周縁側に設けられた取付部313bとから構成されており、この取付部313b開口部312の周縁部314にピン315で取り付けられている。また閉塞部313aは上側ドア31の内部31xへ向かって凹んで形成されており、その底部313cには挿通穴313dが設けられている。
The
そしてこの閉塞部材313内には本発明の吊り下げ手段である滑車35が設けられている。この滑車35は、閉塞部313aの底部313cに取り付けられた支持部材351と、支持部材351に回転軸352を介して車体の前後方向Bに回転自在に支持されたローラ353とを備えている。
In the
支持部材351は、閉塞部313aの底部313cに取り付けられた支持部材取付部354と、支持部材取付部354に取り付けられた支持部材本体355とから構成されている。
The
支持部材取付部354はI字状に形成されており、閉塞部313aの底部313cの挿通穴313dを挿通した挿通部354aと、挿通部354aの内端(車体後方側端)に設けられた内側係止部354bと、挿通部354aの外端(車体前方側端)に設けられた外側係止部354cとから構成されている。
The support
内側係止部354bは閉塞部313aの底部313cの内面313eに係止するように挿通部354aよりも左右に長く形成されている。したがって、滑車35は支持部材351の挿通部354aが閉塞部313aの挿通穴313dに挿通されるとともに内側係止部354bが閉塞部313aで係止されることによって上側ドア31の車内側に揺動自在に設けられている。
The
また外側係止部354cは、閉塞部313aの底部313cの外面313fに係止するように挿通部354aよりも左右に長く形成されているとともに、外側係止部354cの左右方向に内部を貫通した貫通穴354dが設けられている。
The
一方、支持部材本体355は、外側係止部354cに取り付けられた第一取付部356と、第一取付部356にピン357、357で取り付けられた第二取付部358とから構成されている。
On the other hand, the support member
第一取付部356は、外側係止部354cの貫通穴354dを挿通したコ字状の挿通部356aと、挿通部356aの両端側から外側へノ字状に延出した一対の延出部356b、356bとから構成されている。
The
したがって支持部材本体355は、挿通部356aが外側係止部354cの貫通穴354dに挿通されるとともに挿通部356aと両延出部356b、356bが外側係止部354cで係止されることによって支持部材取付部354に揺動自在に設けられている。
Therefore, the support member
一方、第二取付部358は富士山状に形成されており、頂上358aを車体前方側へ向けて底部358bの両端部が両延出部356b、356bの先端部にピン357でとめられている。そして第二取付部358の中央部分には前記回転軸352が車幅方向に取り付けられている。
On the other hand, the second mounting
また前記ローラ353は中心部が回転軸352に支持されて車体の前後方向Bに回転するように構成されており、ローラ353の外周面353aにはローラ353の外周に沿って溝(図示せず)が形成されている。
The
一方、前記下側ドア32には、図3に示すように上端部321の車外側面322の中央部に取っ手36が設けられている。また下側ドア32において下端部323の車内側面324には、図5にも示すように内面324の左右側縁部325、325に本発明のドア側の固定手段を構成する一対のドア側突起部37、37が設けられている。
On the other hand, as shown in FIG. 3, the
このドア側突起部37は下側ドア32の下端部323の車内側面324から前方へ突出して形成されており、車内側面324から突出した基部371と、基部371の先端に設けられた係止部372とから構成されている。基部371は円柱状に形成されている一方、係止部372は基部371よりも幅広な球状に形成されている。
The door-
また前記ヒンジ33は、図3に示すように上側ドア31の下端部31bの車内側面31c(インナパネル311の外面)に取り付けられた上側ドア取付部331と、上側ドア取付部331の下端部331aに回動軸332を介して上端部333aが上下方向に回動自在に支持されて下側ドア32の上端部321の内面32に取り付けられた下側ドア取付部333とから構成されている。
Further, as shown in FIG. 3, the
したがってヒンジ33は、一端側が上側ドア31の内側に固定されるとともに他端側が下側ドア32の内側に固定されて上下方向Aに折り曲げ自在に形成されており、下側ドア32を上側ドア31に上下方向Aに回動自在に連結させている。
Accordingly, the
一方、図6に示すように車体2の後面21において開口部22の左右右側縁部25、25には、本発明の車体側の固定手段を構成する一対の車体側突起部26、26が、滑車35、35とドア側突起部36、36との間に位置して設けられている。
On the other hand, as shown in FIG. 6, a pair of vehicle body side projections 26, 26 constituting the vehicle side fixing means of the present invention are provided on the right and left right edges 25, 25 of the
この車体側突起26は車体2の後面21から後方へ突出して形成されており、後面21から突出した基部261と、基部261の先端に設けられた係止部262とから構成されている。基部261は円柱状に形成されている一方、係止部262は基部261よりも幅広な球状に形成されている。
The vehicle body-side protrusion 26 is formed to protrude rearward from the
またこのワンボックスカー1の後部には本発明の紐状部材である左右一対のワイヤー4、4が設けられており、このワイヤー4、4と、滑車35、35と、ドア側突起部37、37と、車体側突起部26、26とにより本発明の下側ドア回動手段が構成されている。
In addition, a pair of left and
このワイヤー4は、図2や図4に示すように中間部41が滑車35のローラ353に車体の前後方向Bに移動自在に支持されて吊り下げられており、図5や図6に示すようにドア側端部42、車体側端部43は両突起部37、26を介して下側ドア32と車体2の後面21とに固定されて張られた状態で設けられている。そしてワイヤー4の両端部42、43は、ドア側突起部37と車体側突起部26とに隙間42a、43aをあけた状態で引っ掛かるように環状に形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
またこのワンボックスカー1の後部には、図2に示すように両ワイヤー4、4よりも上方に、上側ドア31の内側と車体後面21の左右側縁部25、25とを連結する一対のガスステー5、5が設けられている。
Further, at the rear part of the one-
このガスステー5は、上側ドア31のインナパネル311(図4参照)の上部に上端側が取り付けられたシリンダーチューブ51と、シリンダーチューブ51の下端側から内部上端側が往復自在に挿入されて下端側が車体後面21の左右側縁部25に取り付けられたロッド52とを備えている。
The
シリンダーチューブ51は内部にガスが封入されている一方、ロッド52の一端にはピストン(図示せず)が設けられており、バックドア3の全閉時にはシリンダーチューブ51内のガスがこのピストンで押されて圧縮された状態となっている。
The
かかる構成においてバックドア3を開けるには、下側ドア32の取っ手36を持ってバックドア3を上げていく。すると図7に示すように上側ドア31がバックドア3の分割位置Cから全開位置Dへ回動していくのに伴い、滑車35、35が上方へ移動していく。
In order to open the
この滑車35、35の上方への移動に伴い、ワイヤー4、4は、ローラ353、353の回転を利用しながらローラ353、353の前方側へ移動していき、これによってドア側の端部42、42が上方へ移動していく。
As the
このドア側の端部42、42の移動によって下側ドア32は車内側へ引き上げられてヒンジ33、33が上方へ折り曲げられることにより全閉位置Eから車内側に上方へ回動して上側ドア31の車内側へ折り畳まれる。
By the movement of the door-
また上側ドア31が所定位置よりも上がったときには、ガス圧によってガスステー5、5のロッド52、52が上方へ伸びて上側ドア31を上方へ付勢する。したがって、上側ドア31はガスステー5、5の伸び力によって助力されながら全開位置Dに位置するまで自然に上方へ回動していき、下側ドア32が折り畳まれた状態で上側ドア31を全開位置Dに保持する。
When the
一方、バックドア3を閉めるには、下側ドア32の取っ手36を持ってバックドア3を下げていく。すると、図7に示すように上側ドア31がバックドア3の全開位置Dから分割位置Cへ回動していくのに伴い、滑車35、35が下方へ移動していく。
On the other hand, in order to close the
この滑車35、35の下方への移動に伴い、ワイヤー4、4は、ローラ353、353の回転を利用しながらローラ353、353の後方側へ移動していき、これによってドア側の端部42、42が下方へ移動していく。
As the
このドア側の端部42、42の移動によって下側ドア32は車外側へ下げられてヒンジ33、33が下方へ折り曲げられることにより、上側ドア31の車内側に折り畳まれた折り畳み位置Fから車外側に下方へ回動して元の状態(全閉位置E)に戻る。
When the
また上側ドア31が所定位置よりも下がったときには、バックドア3の自重によりガスステー5、5のロッド52、52が縮んで上側ドア31を下方へ付勢する。したがって、上側ドア31はバックドア3の自重によって助力されながら分割位置Cに戻るまで自然に下方へ回動していく。
When the
このように本実施の形態においては、バックドア3の開閉時に下側ドア回動手段によって下側ドア32を全閉位置Eと折り畳み位置Fとの間で上下方向Aに回動させることにより、バックドア3は車内側へ折り曲げられながら上下方向Aに回動する。
Thus, in the present embodiment, when the
このため、上下方向の長さ寸法105bがバックドア3の上下方向の長さ3bと同じで折り曲げ可能に形成されていない従来のバックドア105(図8及び図9参照)に比べ、バックドア3の回動軌跡3xの前後方向Bの長さ3aは従来のバックドア105の回動軌跡105xの前後方向の長さ105aよりも短くなる。
For this reason, the
したがって、車両1を止めた際に後方側に形成されるスペース110が、従来のバックドア105が開閉可能なスペース120よりも狭くても、スペース110の前後方向Bの長さ110aが回動軌跡3xの前後方向Bの長さ3aよりも長ければ、後方に位置する壁110等の物に接触してしまうことなくバックドア3を十分に開閉することが可能になる。また、バックドア3が折り曲げられることにより上下方向の長さ寸法3bが比較的大きくても人が後退せずにバックドア3を開閉することも可能になる。よって、本実施の形態の車両1の後部構造においてはバックドア3の使い勝手を向上させることができる。
Therefore, even if the
また、バックドア3の上側ドア31と下側ドア32を連結するドア連結手段としてヒンジ33を使用したことにより、簡単な構成で下側ドア32を上側ドア31に上下方向Aに回動自在に連結させることができる。よって、本実施の形態の車両1の後部構造においてはコストを抑えながらバックドア3の使い勝手を向上させることができる。
In addition, by using the
また、両ドア31、32の分割面である上側ドア31の下端面31aと下側ドア32の上端面32aとにゴム製の板34を設けたことにより、バックドア3を分割して構成しても水密性及び安全性を維持することができる。
Further, the
また、下側ドア回動手段をワイヤー4、4と、滑車35、35と、ドア側突起部37、37と、車体側突起部26、26とから構成したことにより、簡単な構成で下側ドア32を上下方向Aに回動させることができる。よって、本実施の形態の車両1の後部構造においてはコストを抑えながらバックドア3の使い勝手をさらに向上させることができる。
Further, the lower door rotating means is composed of the
またワイヤー4の両端部42、43は、ドア側突起部37と車体側突起部26に隙間42a、43aをあけて引っ掛かるように環状に形成されていることによ両端部42、43の動きに自由度が生じるため、ワイヤー4の動きをスムーズにすることができる。よって、本実施の形態の車両1の後部構造においては、バックドア3の開閉操作性を向上させることができる。
Further, both
また、滑車35は上側ドア31の車内側に揺動自在に設けられていることから、ワイヤー4が滑車35上を移動する際には滑車35が揺動する。このことによりワイヤー4の移動に伴って上側ドア31にかかる負荷が軽減されるため、ワイヤー4の動きをスムーズにすることができる。よって、本実施の形態の車両1の後部構造においては、バックドア3の開閉操作性をさらに向上させることができる。
Further, since the
なお本実施の形態の車両1の後部構造においては紐状部材としてワイヤー4を使用し、紐状部材を吊り下げる吊り下げ手段として滑車35を使用したが、この他に例えば紐状部材としてチェーンやベルト等を使用しても良いし、吊り下げ手段として歯車や、紐状部材を挿通する挿通穴を有した部材や紐状部材を引っ掛ける鉤状の部材等を使用しても良い。
In the rear structure of the
1 ワンボックスカー
2 車体
3 バックドア
4 ワイヤー
21 後面
22 開口部
23 上縁部
26 車体側突起部
31 上側ドア
32 下側ドア
33 ヒンジ
35 滑車
37 ドア側突起部
42 ドア側端部
42a 隙間
43 車体側端部
43a 隙間
A 上下方向
B 車体の前後方向
C 分割位置
D 全開位置
E 全閉位置
F 折り畳み位置
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記バックドアを、上下に分割した上側ドアおよび下側ドアと、この下側ドアを前記上側ドアに上下方向に回動自在に連結させるドア連結手段とから構成し、
前記上側ドアが前記バックドアの分割位置と前記バックドアの全開位置との間で上下方向に回動するのに伴い、前記下側ドアを前記ドア連結手段を介して前記バックドアの全閉位置と前記上側ドアの車内側へ折り畳む折り畳み位置との間で上下方向に回動させる下側ドア回動手段を備えたことを特徴とする車両の後部構造。 In the rear structure of the vehicle provided with a back door that is supported by the upper edge of the opening provided on the rear surface of the vehicle body so as to be pivotable in the vertical direction, and opens and closes the opening.
The back door is composed of an upper door and a lower door divided into upper and lower parts, and door connecting means for connecting the lower door to the upper door so as to be rotatable in the vertical direction.
As the upper door rotates in the vertical direction between the back door split position and the back door fully open position, the back door is fully closed via the door connecting means. And a lower door rotating means for rotating in a vertical direction between the upper door and a folding position at which the upper door is folded inward.
前記吊り下げ手段は、前記紐状部材を前記車体の前後方向へ移動可能に支持するように形成されている一方、
前記紐状部材は、前記上側ドアが上下方向に回動することにより前記吊り下げ手段が上下方向に移動するのに伴い、前記下側ドアに固定された一方の端部が上下方向に移動することにより前記下側ドアを上下方向に回動させることを特徴とする請求項1または2記載の車両の後部構造。 The lower door rotation means is provided on the vehicle inner side of the upper door, and on the vehicle inner side of the lower door and on the rear part of the vehicle body. A pair of fixing means, and a string-like shape in which both ends are fixed to the inner side of the lower door and the rear part of the vehicle body via the pair of fixing means in a state of being suspended by the suspension means Composed of members,
The suspension means is formed to support the string-like member so as to be movable in the front-rear direction of the vehicle body,
In the string-like member, one end fixed to the lower door moves in the vertical direction as the hanging means moves in the vertical direction as the upper door rotates in the vertical direction. The rear structure of the vehicle according to claim 1 or 2, wherein the lower door is rotated in the vertical direction.
The vehicle rear part structure according to claim 3 or 4, wherein the suspension means is swingably provided on the inner side of the upper door.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003390876A JP2005153554A (en) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | Rear part structure of vehicle |
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- 2003-11-20 JP JP2003390876A patent/JP2005153554A/en active Pending
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