JP2005149285A - 時系列データのバックアップ方法、システム、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

時系列データのバックアップ方法、システム、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】時系列的に入力されデータベースに蓄積されるデータに対して、入力時刻の厳密な時間管理を維持しつつ、かつバックアップデータの重要度に応じてバックアップ先データベースへのバックアップのタイミングを調整できる効率的なデータバックアップを実現する。
【解決手段】バックアップ元データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時にタイムスタンプを付与すると共に、前記個々の入力データを予め決められた重要度判定基準に基づいてランク付けし、重要度の高いデータはバックアップ頻度を多くし、重要度の低いデータはバックアップ頻度を少なくするように、バックアップ周期あるいはデータ蓄積件数の下限をパラメータとして、バックアップタイミングを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、時系列的に入力されデータベースに蓄積されるデータのバックアップ方法及びシステムと、該方法を用いたプログラム及び該プログラムを保持する記録媒体とに関するものである。
災害、攻撃、故障等の非常事態を要因としたコンピュータセンターのデータベース消失のリスクを回避するため、遠隔地のバックアップセンターヘのバックアップが有効である。そのため、「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」では、コンピュータセンターから60km以上離れたバックアップセンターヘのバックアップを推奨している。
通常、このようなデータのバックアップ処理は、高負荷なトランザクション処理が行なわれない深夜の限られた時間帯に、バックアップ元のコンピュータセンターのデータベースからバックアップセンターのデータベースへとデータのコピーを転送するのが一般的である。しかし、このようなバックアップ処理では、バックアップ対象のデータ処理量が多い場合に、所定の時間内にバックアップ処理が終了しないといった問題が生じる。そこで、例えばバックアップ対象のデータの重要度や該データを保持する記憶装置の信頼度などを基に、バックアップスケジュール表を作成及び/又は編集し、このバックアップスケジュール表に記録されたスケジュールに従ってバックアップ処理を行なうことにより、バックアップ時間の短縮及びそのシステム管理負荷の低減を図る方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、金融機関等のデータベースに時系列的に入力され蓄積される入金処理や伝票処理等のデータは、入出力時刻等の厳密な時間管理が要求される。そのため、時系列的に入力され蓄積されるデータのバックアップは、本来、1件毎のデータ入力と同時に行われることが同期性の観点からは望ましい。
しかし、前述したような非常事態の発生時期は予測できず、しかもその発生はデータ入力の頼度と比べれば極めて稀である。したがって、全てのデータについて、1件毎のデータ入力と同時にバックアップを行うことは、通常時のデータ転送用通信ネットワークの混雑(特に公衆ネットワークを利用した場合には影響大)、ひいてはトータルのバックアップ時間や費用の増大を招くため、非効率的である。
特開2002−297427号公報
上記の問題点を解決するために、重要度の高いデータは、同期性及びバックアップ未完了率の低減の観点からバックアップ頻度を多くし、重要度の低いデータは、効率性の観点からバックアップ頻度を少なくすることが考えられる。すなわち、重要度の高いデータは、前記非常事態による消失確率の低減を優先し、バックアップ頼度を多くして同期的にバックアップを行い、また、重要度の低いデータは、前記非常事態による消失確率がやや高くなってもバックアップ転送の効率性を優先し、バックアップ頼度を少なくして非同期的にバックアップを行うのが望ましい。
そこで本発明は、時系列的に入力されデータベースに蓄積されるデータに対して、入力時刻の厳密な時間管理を維持しつつ、かつバックアップデータの重要度に応じてバックアップタイミングを調節できる効率的なデータバックアップ方法及びシステムと、該方法を用いたプログラム及び該プログラムを保持する記録媒体とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の時間間隔で当該時間内に蓄積されたデータのコピーを定期的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップ方法において、前記バックアップ元データベースヘの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプを付与すると共に、前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理の時間間隔を規定するバックアップ周期を、重要度ランクの高いデータほど当該周期が短く、重要度ランクの低いデータほど当該周期が長くなるように設定し、特定のバックアップ周期の満了時に、当該周期内に前記バックアップ元データベースにおいて蓄積されたデータの内、対応する重要度ランクに一致する蓄積データのみのコピーを、あるいは、対応する重要度ランク以上の全ての蓄積データのコピーを、前記バックアップ先データベースヘ転送することを特徴とする時系列データバックアップ方法にある。
また、請求項2の発明は、請求項1において、前記バックアップ先データベースにて、少なくとも、最低重要度ランクのデータのバックアップタイミングに合わせて、前記バックアップ元データベースから転送された個々のデータに付与されているタイムスタンプ値に基づいて、バックアップデータの時間配列の並べ替えを行うことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の件数のデータが前記バックアップ元データベースに蓄積された場合に、少なくとも当該件数分のデータのコピーを定量的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップ方法において、前記バックアップ元データベースヘの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプを付与すると共に、前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理されるデータの前記バックアップ元データベースにおけるデータ蓄積件数の下限を規定する閾値を設け、重要度ランクの高いデータほど当該件数を少なく設定し、重要度ランクの低いデータほど当該件数を多く設定し、特定の重要度ランクのデータが、少なくとも対応するデータ件数だけ前記バックアップ元データベースにおいて蓄積された時点で、当該データを含む当該重要度ランクに一致する未だ転送していない蓄積データのみのコピーを、あるいは、当該データを含む当該重要度ランク以上の全ての未だ転送していない蓄積データのコピーを、前記バックアップ先データベースヘ転送することを特徴とする時系列データバックアップ方法にある。
また、請求項4の発明は、請求項3において、前記バックアップ先データベースにて、少なくとも、最低重要度ランクのデータのバックアップタイミングに合わせて、前記バックアップ元データベースから転送された個々のデータに付与されているタイムスタンプ値に基づいて、バックアップデータの時間配列の並べ替えを行うことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1に記載のバックアップ周期によりバックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する方法と、請求項3に記載のデータ蓄積件数の下限によりバックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する方法におけるバックアップ周期の設定値とデータ蓄積件数の下限の設定値を、AND条件あるいは0R条件等で組み合わせて併用することを特徴とする時系列データバックアップ方法にある。
また、請求項6の発明は、時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の時間間隔で当該時間内に蓄積されたデータのコピーを定期的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップシステムにおいて、前記バックアップ元データベース内に、当該データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプ付与手段と、前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理の時間間隔を規定するバックアップ周期を、重要度ランクの高いデータほど当該周期が短く、重要度ランクの低いデータほど当該周期が長くなるように設定する重要度ランク識別手段を設け、特定のバックアップ周期の満了時に、当該周期内に前記バックアップ元データベースにおいて蓄積されたデータの内、対応する重要度ランクに一致する蓄積データのみのコピー、あるいは、対応する重要度ランク以上の全ての蓄積データのコピーが、前記バックアップ先データベースヘ転送されるようにしたことを特徴とする時系列データバックアップシステムにある。
また、請求項7の発明は、時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の件数のデータが前記バックアップ元データベースに蓄積された場合に、少なくとも当該件数分のデータのコピーを定量的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップシステムにおいて、前記バックアップ元データベース内に、当該データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプ付与手段と、前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理されるデータの前記バックアップ元データベースにおけるデータ蓄積件数の下限を規定する閾値を設けて、重要度ランクの高いデータほど当該件数を少なく設定し、重要度ランクの低いデータほど当該件数を多く設定する重要度ランク識別手段を設け、特定の重要度ランクのデータが、少なくとも対応するデータ件数だけ前記バックアップ元データベースにおいて蓄積された時点で、当該データを含む当該重要度ランクに一致する未だ転送していない蓄積データのみのコピー、あるいは、当該データを含む当該重要度ランク以上の全ての未だ転送していない蓄積データのコピーが、前記バックアップ先データベースヘ転送されるようにしたことを特徴とする時系列データバックアップシステムにある。
また、請求項8の発明は、時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の時間間隔で当該時間内に蓄積されたデータのコピーを定期的に転送する、あるいは一定の件数のデータが前記バックアップ元データベースに蓄積された場合に、少なくとも当該件数分のデータのコピーを定量的に転送することによりバックアップ処理を実行するためのプログラムであって、バックアップ元データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時にタイムスタンプを付与する処理と、前記個々の入力データを予め決められた重要度判定基準に基づいてランク付けし、重要度の高いデータはバックアップ頻度を多くし、重要度の低いデータはバックアップ頻度を少なくするように、バックアップ周期あるいはデータ蓄積件数の下限をパラメータとして、バックアップタイミングを制御する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムにある。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載のプログラムを記録した記録媒体にある。
上述したような本発明によれば、重要度が高いデータはバックアップ頻度を多くするので、データの非常事態における消失確率が大いに低減し、また重要度の低いデータはバックアップ頻度を少なくするのでバックアップ転送の効率を向上させることができる。
次に、図面を用いて本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る時系列データバックアップシステムの概略構成図である。
例えば金融機関等の営業所やコンピュータセンター10等に設置されたバックアップ元データベース1には、入金、払出、振込、両替等のデータ(data 1, data 2, data 3,……)が、時刻t 1, t 2, t 3,……に時系列的に入力され、蓄積・保存される。また、それらのデータのコピーは、遠隔地のバックアップセンター11等に設置されたバックアップ先データベース2へ、公衆ネットワーク等のデータ転送用通信ネットワーク9を経由して、定期的あるいは定量的に転送されることによりバックアップ処理が行なわれる。
その際、バックアップ先データベース2においてもバックアップ元データベース1における入力データの入力時刻を正確に判別できるようにするために、バックアップ元データベース1内にタイムスタンプ付与手段7を設け、これにより、当該データベース1ヘの個々の入力データについて、入力タイミングと同時にタイムスタンプを付与する。このタイムスタンプ付与手段7は、入力データに入力日付及び入力時刻(年月日時分秒等)を刻印する。図示の例では、入力データ3(data 7)に対して、タイムスタンプt 7を付与する例を示している。
また、バックアップデータの重要度に応じてバックアップタイミングを調節できるようにするために、バックアップ元データベース1内には、当該データベース1への個々の入力データの重要度ランクを識別する重要度ランク識別手段8も設ける。この重要度ランクの識別は、予め決められた重要度判断ポリシーに基づいて実施され、これは当該データベース1の運用管理責任者等により、バックアップの対象となるデータの処理実施の優先度を考慮して決定されるべきものであり、例えば金融機関等のデータでは、入金、払出、振込、両替等の伝票処理の金額の大小、振込名義人等の伝票処理対象者の優先性、伝票処理期限の緊急性等が判断基準となり得る。重要度ランク識別手段8においては後に詳述するように、重要度の高いデータはバックアップ頻度を多くし、重要度の低いデータはバックアップ頻度を少なくするように、バックアップ周期あるいはデータ蓄積件数の下限をパラメータとして、バックアップタイミングを制御するのであって、図1では重要度ランクを例えばA(重要度:高)、B(重要度:中)、C(重要度:低)等で示してある。
なお、タイムスタンプ付与手段7及び重要度ランク識別手段8は、図面の明瞭化のために図1ではバックアップ元データベース1とは別個に図示してあり、また図中5は、バックアップ先データベース2への転送中のデータ(時刻t 3にバックアップ元データベース1に蓄積されたdata 3)を示し、6はバックアップ先データベースへのバックアップデータを示している。
次いで、バックアップ元データベース1への個々の入力データの重要度ランクを重要度ランク識別手段8により識別し、それに応じてバックアップ周期あるいはデータ蓄積件数の下限値を設定する本発明に係る各バックアップ方法の例を図2及び図3を参照して説明する。
バックアップ周期は、バックアップ処理の時間間隔を規定するものであり、当該周期の設定に当っては、重要度ランクの高いデータほど当該周期を短く設定し、重要度ランクの低いデータほど当該周期を長く設定する。図2は、入力データの重要度ランク毎のバックアップ周期をパラメータとする本発明に係る方法のデータフロー例であり、例えばバックアップ周期の設定値を、仮に、重要度ランクAではT、重要度ランクBでは4T、重要度ランクCでは12Tとした場合を例示している。
図2から明らかなように、例えば時刻t 1にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 1)は、バックアップ元データベース1内の重要度ランク識別手段(8)にて重要度ランクBが付与されて蓄積され、次ぎに時刻t 2にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 2)は、バックアップ元データベース1内の重要度ランク識別手段(8)にて重要度ランクAが付与されて蓄積される。時刻t 2にバックアップ元データベースに入力されたデータ(data 2)は、重要度ランクがAで、そのバックアップ周期がTであるために、このデータ(data 2)のコピーは、先にバックアップ元データベース1に蓄積されたデータ(data 1)(バックアップ周期4T)のコピーよりも早くネットワーク9を経由してバックアップ先データベース2に転送される。以下同様に、例えば時刻t 3にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 3)は、重要度ランクがCで、そのバックアップ周期が12Tであるために、このデータ(data 3)のコピーは、バックアップ周期12Tの満了時にネットワーク9を経由してバックアップ先データベース2に転送される。
このように、バックアップ周期により、バックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する場合は、特定のバックアップ周期の満了時に、当該周期内にバックアップ元データベース1において蓄積されたデータのうち、対応する重要度ランクに一致する蓄積データのみのコピーが、あるいは、対応する重要度ランク以上の全ての蓄積データのコピーが、バックアップ先データベース2へ、公衆ネットワーク等のデータ転送用通信ネットワーク9を経由して転送される。
一方、データ蓄積件数の下限は、バックアップ処理されるデータのバックアップ元データベース1におけるデータ蓄積件数の下限を規定する閲値であり、当該件数の設定に当っては、重要度ランクの高いデータほど当該件数を少なく設定し、重要度ランクの低いデータほど当該件数を多く設定する。図3は、入力データの重要度ランク毎のデータ蓄積件数の下限をパラメータとする本発明に係る方法のデータフロー例であり、例えばデータ蓄積件数の下限の設定値を、仮に、重要度ランクAでは1件、重要度ランクBでは2件、重要度ランクCでは3件とした場合を例示している。
図3から明らかなように、例えば時刻t 1にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 1)は、バックアップ元データベース1内の重要度ランク識別手段(8)にて重要度ランクBが付与されて蓄積され、次ぎに時刻t 2にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 2)は、バックアップ元データベース1内の重要度ランク識別手段(8)にて重要度ランクAが付与されて蓄積される。時刻t 2にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 2)は、重要度ランクがAで、そのデータ蓄積件数の下限値が1件であるために、このデータ(data 2)はバックアップ元データベース1に蓄積されると同時に、そのデータのコピーは、先にバックアップ元データベース1に蓄積されたデータ(data 1)(重要度B)のコピーよりも早くネットワーク9を経由してバックアップ先データベース2に転送される。以下同様に、例えば時刻t 3にバックアップ元データベース1に入力されたデータ(data 3)は、重要度ランクがBで、そのデータ蓄積件数の下限値が2件であるために、このデータ(data 3)は先にバックアップ元データベース1に蓄積されていたデータ(data 1)(重要度B)のコピーと一緒にネットワーク9を経由してバックアップ先データベース2に転送される。
このように、データ蓄積件数の下限により、バックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する場合は、特定の重要度ランクのデータが、少なくとも対応するデータ件数だけバックアップ元データベース1において蓄積された時点で、当該データを含む当該重要度ランクに一致する未だ転送していない蓄積データのみのコピーが、あるいは、当該データを含む当該重要度ランク以上の全ての未だ転送していない蓄積データのコピーが、バックアップ先データベース2へ、公衆ネットワーク等のデータ転送用通信ネットワーク9を経由して転送される。
本発明の実施例として、請求項1に記載の、バックアップ周期により、バックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する方法と、請求項3に記載の、データ蓄積件数の下限により、バックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する方法において、バックアップ周期の設定値とデータ蓄積件数の下限の設定値を、AND条件あるいは0R条件等で組み合わせることにより、双方の方法を併用することも可能である。
また、バックアップデータの加工処理あるいは運用維持管理の容易化の観点から、バックアップ先データベース2において、少なくとも、最低重要度ランクのデータのバックアップタイミングに合わせて、バックアップ元データベース1から転送された個々のデータに付与されているタイムスタンプ値に基づいて、バックアップデータの時間配列の並べ替えを行うのが好適である。
さらに、バックアップ元データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時にタイムスタンプを付与すると共に、前記個々の入力データを予め決められた重要度判定基準に基づいてランク付けし、重要度の高いデータはバックアップ頻度を多くし、重要度の低いデータはバックアップ頻度を少なくするように、バックアップ周期あるいはデータ蓄積件数の下限をパラメータとして、バックアップタイミングを制御する本発明による手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM,DVD等)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
本発明による方法を実施する時系列データバックアップシステムの概略構成図である。 入力データの重要度ランク毎のパックアップ周期をパラメータとする本発明による方法のデータフロー例を示す図である。 入力データの重要度ランク毎の蓄積件数の下限をパラメータとする本発明による方法のデータフロー例を示す図である。
符号の説明
1 バックアップ元データベース
2 パックアップ先データベース
3 バックアップ元データベースヘの入力データ
4 バックアップ元データベースヘの蓄積データ
5 バックアップ先データベースヘの転送中のデータ
6 バックアップ先データベースヘのバックアップデータ
7 タイムスタンプ付与手段
8 重要度ランク識別手段
9 データ転送用通信ネットワーク(公衆ネットワーク等)
10 コンピュータセンター等
11 バックアップセンター等

Claims (9)

  1. 時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の時間間隔で当該時間内に蓄積されたデータのコピーを定期的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップ方法において、
    前記バックアップ元データベースヘの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプを付与すると共に、前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理の時間間隔を規定するバックアップ周期を、重要度ランクの高いデータほど当該周期が短く、重要度ランクの低いデータほど当該周期が長くなるように設定し、特定のバックアップ周期の満了時に、当該周期内に前記バックアップ元データベースにおいて蓄積されたデータの内、対応する重要度ランクに一致する蓄積データのみのコピーを、あるいは、対応する重要度ランク以上の全ての蓄積データのコピーを、前記バックアップ先データベースヘ転送することを特徴とする時系列データバックアップ方法。
  2. 前記バックアップ先データベースにて、少なくとも、最低重要度ランクのデータのバックアップタイミングに合わせて、前記バックアップ元データベースから転送された個々のデータに付与されているタイムスタンプ値に基づいて、バックアップデータの時間配列の並べ替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の時系列データバックアップ方法。
  3. 時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の件数のデータが前記バックアップ元データベースに蓄積された場合に、少なくとも当該件数分のデータのコピーを定量的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップ方法において、
    前記バックアップ元データベースヘの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプを付与すると共に、前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理されるデータの前記バックアップ元データベースにおけるデータ蓄積件数の下限を規定する閾値を設け、重要度ランクの高いデータほど当該件数を少なく設定し、重要度ランクの低いデータほど当該件数を多く設定し、特定の重要度ランクのデータが、少なくとも対応するデータ件数だけ前記バックアップ元データベースにおいて蓄積された時点で、当該データを含む当該重要度ランクに一致する未だ転送していない蓄積データのみのコピーを、あるいは、当該データを含む当該重要度ランク以上の全ての未だ転送していない蓄積データのコピーを、前記バックアップ先データベースヘ転送することを特徴とする時系列データバックアップ方法。
  4. 前記バックアップ先データベースにおいて、少なくとも、最低重要度ランクのデータのバックアップタイミングに合わせて、前記バックアップ元データベースから転送された個々のデータに付与されているタイムスタンプ値に基づいて、バックアップデータの時間配列の並べ替えを行うことを特徴とする請求項3に記載の時系列データバックアップ方法。
  5. 請求項1に記載のバックアップ周期によりバックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する方法と、請求項3に記載のデータ蓄積件数の下限によりバックアップデータの重要度ランクに応じて転送タイミングを調節する方法におけるバックアップ周期の設定値とデータ蓄積件数の下限の設定値を、AND条件あるいは0R条件等で組み合わせて併用することを特徴とする時系列データバックアップ方法。
  6. 時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の時間間隔で当該時間内に蓄積されたデータのコピーを定期的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップシステムにおいて、
    前記バックアップ元データベース内に、
    当該データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプ付与手段と、
    前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理の時間間隔を規定するバックアップ周期を、重要度ランクの高いデータほど当該周期が短く、重要度ランクの低いデータほど当該周期が長くなるように設定する重要度ランク識別手段を設け、特定のバックアップ周期の満了時に、当該周期内に前記バックアップ元データベースにおいて蓄積されたデータの内、対応する重要度ランクに一致する蓄積データのみのコピー、あるいは、対応する重要度ランク以上の全ての蓄積データのコピーが、前記バックアップ先データベースヘ転送されるようにしたことを特徴とする時系列データバックアップシステム。
  7. 時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の件数のデータが前記バックアップ元データベースに蓄積された場合に、少なくとも当該件数分のデータのコピーを定量的に転送することによりバックアップ処理を行うデータバックアップシステムにおいて、
    前記バックアップ元データベース内に、
    当該データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時に入力時刻を刻印するタイムスタンプ付与手段と、
    前記個々の入力データを予め決められた重要度判断ポリシーに基づいてランク付けして、入力データの重要度ランクを識別可能とし、該重要度ランク毎にバックアップ処理されるデータの前記バックアップ元データベースにおけるデータ蓄積件数の下限を規定する閾値を設けて、重要度ランクの高いデータほど当該件数を少なく設定し、重要度ランクの低いデータほど当該件数を多く設定する重要度ランク識別手段
    を設け、特定の重要度ランクのデータが、少なくとも対応するデータ件数だけ前記バックアップ元データベースにおいて蓄積された時点で、当該データを含む当該重要度ランクに一致する未だ転送していない蓄積データのみのコピー、あるいは、当該データを含む当該重要度ランク以上の全ての未だ転送していない蓄積データのコピーが、前記バックアップ先データベースヘ転送されるようにしたことを特徴とする時系列データバックアップシステム。
  8. 時系列的に入力されるデータを蓄積するバックアップ元データベースから、遠隔地に設置されたバックアップ先データベースヘ、ネットワークを経由して、一定の時間間隔で当該時間内に蓄積されたデータのコピーを定期的に転送する、あるいは一定の件数のデータが前記バックアップ元データベースに蓄積された場合に、少なくとも当該件数分のデータのコピーを定量的に転送することによりバックアップ処理を実行するためのプログラムであって、バックアップ元データベースへの個々の入力データに対して、入力タイミングと同時にタイムスタンプを付与する処理と、前記個々の入力データを予め決められた重要度判定基準に基づいてランク付けし、重要度の高いデータはバックアップ頻度を多くし、重要度の低いデータはバックアップ頻度を少なくするように、バックアップ周期あるいはデータ蓄積件数の下限をパラメータとして、バックアップタイミングを制御する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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