JP2005149027A - 自動車の観測色の表示装置とその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 環境マッピング法で自動車の塗装面の色彩分布画像を再現表示する技術において、自動車形状の評価に適したハイライト面が再現表示される技術を提供する。
【解決手段】 自動車の観測色を表示する装置は、自動車の塗装色で塗装した仮想球面を、予定位置に置かれた予定形状の光源で照明したものを、予定位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップ記憶手段と、自動車の塗装面の形状を三次元空間内に記述する三次元モデル情報記憶手段と、前記三次元モデル情報が記述する自動車の塗装面に、前記色彩マップが記述する色彩をマッピングする手段を有している。そして、前記色彩マップには、光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車を見たときに観測される色彩分布を、コンピュータ装置を利用して表示する技術に関する。
自動車の塗装色は多様化されており、その塗装色を設計することが重要となっている。自動車の塗装色を設計するためには、その塗装色で塗装された自動車を見たときに観測される色彩分布を知る必要がある。
自動車の観測色を知るためには、実際に塗装して観測するのが最適であろう。しかしながらその作業には時間を要し、最適塗装色を決定するまでに多数台の自動車を塗装しなければならない。そこで、コンピュータ装置を用いて自動車の観測色を計算して表示する技術が必要とされている。
コンピュータグラフィックの技術が発展し、物体と、それを照明する光源と、物体が置かれている環境と、物体を見る視点を予定したときに、物体表面に観測される色彩分布をコンピュータ装置を用いて計算して表示する技術が開発されており、環境マッピング法と称されている。環境マッピング法では、三次元形状を持つ物体を視点から見たときに観測される2次元画像に、所定画像(テクスチャマップ)を貼り付ける。いわゆるテクスチャマッピングに類似する方法である。これにより、物体表面に周囲の環境を映し込んだ画像を計算して表示することが可能となる。
自動車に環境マッピング法を適用する技術が開発されている。特許文献1には、環境マップに、塗装面の色味や光源に関する情報を併せて記述する技術が開示されている。この技術によれば、マッピング処理することによって、塗装面の変角特性に由来する色彩の変化や、塗装面への光源の映り込みを再現表示することができる。自動車が回転する場合に、レイトレーシング等の光源に関する複雑な演算が不要なため、任意の方向から見たときに観察される自動車の色彩画像をリアルタイムに表示することができる。自動車の塗装面を評価する場合には、塗装面に映り込んだ光源の広がりや、光源の方向や視点方向の変化に伴う色彩分布の変化等の動的な質感が重要である。特許文献1の技術によれば、自動車をターンテーブルによって回転させたときに観測される画像を再現表示することもでき、塗装面の動的な評価を可能とするバーチャル技術として有用視されている。
特開2003−99801号公報
図14は、特許文献1に記載されている技術で用いる色彩マップ100を示している。色彩マップ100は、塗装面の変角特性の情報と、光源の位置や大きさ等の情報と、物体が置かれる環境の景色を記述する情報と、視点の位置に関する情報から作成され、仮想環境に仮想球面を置き、光源情報で記述される光源で仮想球面を照明し、視点位置情報で記述される視点から仮想球面を見たときに仮想球面に観測される色彩分布を表している。色彩マップ100には、光源の映り込み(ハイライト)100aが再現されている。
図15は、色彩マップ100を自動車の塗装面にマッピングした例を示している。図15(A)は、自動車の塗装面を側方から見た2次元画像115にマッピングした例を示し、図15(B)は、自動車の塗装面を斜め後方から見た2次元画像117にマッピングした例を示している。図15(C)は、マッピングに利用された色彩マップ100内の領域102、104を示している。領域102は、色彩マップ100のハイライト部を示し、領域104は、色彩マップ100のハイライト部以外の領域を示す。
図15(A)に示す自動車を側方から見た2次元画像115に色彩分布をマッピングした画像では、自動車表面の法線方向に対する視点位置の関係に基づいて、図15(C)に示すように、色彩マップ100の全領域の色彩分布がマッピングに利用される。2次元画像115には、色彩マップ100のハイライト部である領域102がマッピングされ、光源が映り込んだハイライト面115aが自動車の中間部115gから後尾部115fまで伸びている。
色彩マップ100のハイライト部である領域102には、単一の丸い光源が仮想球面に映り込んだものが再現されているため、ハイライト面が形成される方向は仮想球面の局所的な範囲に限定されている。そのため、自動車の観測色を再現した画像115においても、ハイライト面115aは自動車の側面の一部に留まって形成される。ハイライト面115aが形成されない自動車観測色再現画像115の先頭115e側では、塗装面の陰影感が少なく表示されてしまい、塗装面の曲面形状を想起することが困難となる。
図15(B)に示す自動車を斜め後方から見た2次元画像117に色彩分布をマッピングした画像では、自動車表面の法線方向に対する視点位置の関係に基づいて、自動車の側面部118と後尾面部119には色彩マップ100の領域104の色彩分布がマッピングされる。領域104にはハイライト面が含まれていないため、自動車塗装色再現画像117には、ハイライト面が形成されず、塗装面の陰影感が少なく表示されてしまい、塗装面の曲面形状を想起することが困難となり、形状評価に適さない。
特許文献1に記載の技術では、自動車の塗装面に色彩マップ100をマッピングすることによって観測される自動車の色彩分布を再現表示するため、再現表示の計算に要する計算量が少なくてすみ、自動車を見る方向を変化させながら色彩分布の再現表示画面をリアルタイムで計算して表示することができる。しかしながら、自動車モデルを見る方向によっては、塗装面にハイライト面が形成されず自動車の陰影感が充分に表現されないことがある。あるいは、ハイライト面の伸びる範囲が短く、自動車の部分によっては塗装面の陰影感が少なく表示されてしまうことがある。
このように、現在の自動車塗装色の観測画像再現技術では、自動車形状の評価に必要な陰影表現が充分でなく、ハイライト面の形成範囲も的確でないため、自動車形状の評価をバーチャルで実施することの障害となっている。この問題を解決するためには、色彩マップに複数の光源を映し込むことが考えられるが、再現計算された自動車塗装色の観測画像上の的確な位置にハイライト面が形成されるように複数の光源位置を設定することは困難である。また、複数の光源に由来する複数のハイライト面を、平滑な輪郭で結合して一つハイライト面にすることも困難である。
本発明では上記の問題を解決する。本発明では、環境マッピング法で自動車の塗装面を観測したときに得られる色彩分布画像を再現表示する技術において、自動車形状の評価に適したハイライト面が再現表示される技術を提供する。
本発明は、自動車の塗装面を見たときに観測される色彩分布を計算機を用いて計算して表示する装置を実現する。本発明の自動車観測色表示装置は、自動車の塗装色で塗装した仮想球面を予定位置に置かれた予定形状の光源で照明したものを予定位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップ記憶手段と、自動車の塗装面の形状を三次元空間内に記述する三次元モデル情報記憶手段と、三次元モデル情報が記述する自動車の塗装面に色彩マップが記述する色彩をマッピングする手段を有する。ここで、色彩マップには光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする。ここでいう等仰角線とは、図3(A)(B)に示すように点Pの仰角と傾角を定義したときに、仰角が等しい位置を結んだ線である。図3(A)に、仮想球面101上の等仰角線Eを示し、図3(C)に色彩マップ100上の等仰角線E群を示す。
自動車の塗装面を見たときに観測される色彩分布を計算して表示する装置を用いて、自動車形状をバーチャルに評価する場合、塗装面の陰影感が充分に表示されることが重要である。特に、自動車のスタイリングデザインでは光源の映り込み範囲を考慮して美しい面がデザインされており、この光源の映り込みが違和感なく再現されないと、自動車形状を正確に評価することができない。
本発明者らは、環境マッピング法等に代表されるマッピング手法を利用して自動車の塗装面の観測色を再現表示する技術を研究し、色彩マップ上の光源の映り込み範囲を、自動車の塗装面の形状に基づいて規定することが有用であることを見出した。そして、自動車の塗装面の法線方向の分布から、色彩マップの等仰角線に沿って伸びる範囲に光源の映り込みが存在していると、光源の映り込み範囲が自動車の全長に亘って長く伸びて表示され、自動車形状の評価に適した画像が表示されることを見出した。この色彩マップを用いると、自動車を見る方向を回転しても、広範囲の塗装面への光源の映り込み(ハイライト)が維持されて表示される。
本発明の自動車観測色の表示装置によると、自動車の塗装面の法線方向が様々に変化しても、再現計算される自動車の観測色の色彩分布に光源の映り込みが形成される。それにより、利用者はハイライトが広範囲に拡がった画像で自動車形状を正確に評価することができる。
色彩マップに、仮想球面の中心と視点を結ぶ直線に垂直な面の水平線上に配置された光源群の映り込みが形成されていることが好ましい。光源のそれぞれは、点光源であってもよいし、線状光源であってもよい。
この場合、仮想球面上の等仰角線に沿って光源の映り込み範囲が形成されているのに対応する色彩マップとなっている。この色彩マップを利用してマッピングすると、自動車のハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
色彩マップに、仮想球面の中心と視点を結ぶ直線に垂直な面の水平線上に配置された線状光源の映り込みが形成されていることも好ましい。
この場合も、仮想球面上の等仰角線に沿って光源の映り込み範囲が形成されているのに対応する色彩マップとなっている。この色彩マップを利用してマッピングすると、自動車のハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
色彩マップに形成された光源の映り込み範囲が等仰角線に沿って伸びるように色彩マップを修正する色彩マップ修正手段が付加されていることが好ましい。この場合、マッピング手段は修正された色彩マップを利用してマッピングする。
この場合、光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って伸びる色彩マップに修正され、この色彩マップを用いて自動車観測色の再現画像が表示される。自動車のハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
色彩マップ修正手段は、色彩マップに形成された光源の映り込み範囲を基準位置に移動するとともに、その映り込み範囲を拡張するものであってもよい。
この場合にも、光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って伸びる色彩マップに修正され、この色彩マップを用いて自動車観測色の再現画像が表示される。自動車のハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。光源情報には従来の光源情報を利用することができる。
また、仮想楕円球を用いて作成した楕円状の色彩マップを、水平方向に縮小して略真円状に修正された色彩マップを利用することもできる。
この場合にも、光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って伸びる色彩マップに修正され、この色彩マップを用いて自動車観測色の再現画像が表示される。自動車のハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
本発明の自動車観測色の表示装置をシステムブロックの面から把握すると、自動車の塗装面の形状を三次元で記述する形状情報を記憶する形状情報記憶手段と、光源の位置と形状を記述する光源情報を記憶する光源情報記憶手段と、視点位置を記述する視点位置情報を記憶する視点位置情報記憶手段と、前記光源情報と視点位置情報に基づいて、その光源で照らされているとともに自動車の塗装色で塗装されている仮想球面を、その視点位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップを生成する色彩マップ生成手段と、前記形状情報と視点位置情報に基づいて、その視点から見たときの自動車の塗装面の平面画像と、その平面画像内における塗装面の法線の方位分布を記述する平面投影情報を生成する平面投影情報生成手段と、前記平面投影情報が記述する自動車の塗装面に、前記色彩マップが記述する色彩をマッピングする手段を有している装置ということができる。本発明の表示装置の色彩マップには、光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする。ここでいう等仰角線とは、図3(A)(B)に示すように点Pの仰角と傾角を定義したときに、仰角が等しい位置を結んだ線である。図3(A)に、仮想球面101上の等仰角線Eを示し、図3(C)に色彩マップ100上の等仰角線E群を示す。
光源の位置と形状を記述する光源情報を記憶する光源情報記憶手段と、視点位置を記述する視点位置情報を記憶する視点位置情報記憶手段と、色彩マップ生成手段が用意されていると、光源情報と視点位置情報に基づいて、その光源で照らされているとともに自動車の塗装色で塗装されている仮想球面を、視点位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップを生成することができる。
自動車の塗装面の形状を三次元で記述する形状情報を記憶する形状情報記憶手段と、視点位置を記述する視点位置情報を記憶する視点位置情報記憶手段と、平面投影情報生成手段が用意されていると、形状情報と視点位置情報に基づいて、その視点から見たときの自動車の塗装面の平面画像と、その平面画像内における塗装面の法線の方位分布を記述する平面投影情報を生成することができる。
そこで、視点から見た自動車の塗装面の2次元画像に色彩マップをマッピングすることが可能となる。本発明の自動車観測色の表示装置のマッピング手段は、平面投影情報が記述する自動車の塗装面に、色彩マップが記述する色彩をマッピングして自動車の塗装面を観測したときに得られる色彩分布を表示した画像情報を計算して作り出す。
本発明で利用する色彩マップは、仮想球面上の等仰角線に沿って光源の映り込み範囲が形成されていることを特徴とする。
この色彩マップを利用すると、再現計算される自動車の観測色の色彩分布に、自動車の形状評価に適した広範囲な光源の映り込み(ハイライト)が形成される。それにより、利用者は自動車の形状を正確に評価することができる。即ち、自動車の形状のよしあしを評価しやすい形状の光源を、最適位置に置いて照明したときに観測される色彩分布を再現表示することができる。自動車のハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
本発明はまた、自動車を観測したときに得られる色彩分布を再現表示する新たな方法を提供する。この方法は、自動車の塗装面の形状を三次元で記述する形状情報を記憶する工程と、自動車の塗装色を記述する色彩情報を記憶する工程と、光源の位置と形状を記述する光源情報を記憶する工程と、視点位置を記述する視点位置情報を記憶する工程と、前記色彩情報と光源情報と視点位置情報に基づいて、その光源で照らされるとともにその塗装色で塗装されている仮想球面を、その視点位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップ情報を生成する工程と、前記形状情報と視点位置情報に基づいて、その視点から見たときの自動車の塗装面の平面画像と、その平面画像内における塗装面の法線の方位分布を記述する平面投影情報を生成する工程と、前記平面投影情報が記述する自動車の塗装面に、前記色彩マップ情報が記述する色彩をマッピングする工程を有している。色彩マップ情報が記述する色彩分布には、光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする。
この方法では、光源の位置と形状を記述する光源情報と、自動車の塗装色を記述する色彩情報と、視点位置を記述する視点位置情報から、その光源で照らされるとともにその塗装色で塗装されている仮想球面を視点位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップ情報を生成する。
また自動車の塗装面の形状を三次元で記述する形状情報と、視点位置情報から、その視点から見たときの自動車の塗装面の平面画像と、その平面画像内における塗装面の法線の方位分布を記述する平面投影情報を生成する。
そこで、視点から見た自動車の塗装面の2次元画像に色彩マップをマッピングすることが可能となる。本発明の方法では、三次元モデル情報が記述する自動車の塗装面に色彩マップ情報が記述する色彩をマッピングして自動車の塗装面を観測したときに得られる色彩分布を表示した画像情報を計算して作り出す。
本発明の方法で利用する色彩マップは、仮想球面上の等仰角線に沿って光源の映り込み範囲が形成されていることを特徴とする。
この色彩マップを利用すると、再現計算される自動車の観測色の色彩分布に、自動車の形状評価に適した広範囲な光源の映り込み(ハイライト)が形成される。自動車モデル全長に亘って長く伸びるハイライト面が再現表示される。それにより、利用者は自動車の形状を正確に評価することができる。即ち、自動車形状のよしあしを評価しやすい形状の光源を、最適位置に置いて照明したときに観測される色彩分布を再現表示することができる。自動車の塗装面の質感が高品質かつハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
本発明によると、環境マッピング法で自動車の塗装面を観測したときに得られる色彩分布画像を表示する際に、自動車の形状のよしあしを評価しやすい形状の光源を最適位置に置いて照明したときに観測される色彩分布をバーチャルに再現表示することができる。自動車の塗装面の質感が高品質かつハイライト部が広範囲に再現表示され、利用者は自動車の形状のよしあしを正確に評価することができる。
以下、本発明を具現化した実施例について図面を参照して説明する。最初に実施例の主要な特徴を列記する。
(形態1): コンピュータグラフィクス装置では、自動車モデルを再現するオブジェクト空間にXYZ座標系が定義される。
(形態2): オブジェクト空間では、方向を記述する二次元座標(α,β)が定義される。二次元座標(α,β)は、図3に示すように仰角αと傾角βによって定義される。
(形態3): 色彩マップでは、二次元座標(α,β)に対応付けて色彩が記述されている。
(形態4): コンピュータグラフィクス装置は、設定された視点位置と観測塗装面を結ぶ直線と、観測塗装面の法線方向からマッピング方向(α,β)を決定する。色彩マップからマッピング方向(α,β)に対応する色彩を選択して自動車モデルの表面にマッピングする。
図1に、本発明を利用して具現化されるコンピュータグラフィクス装置10を示す。コンピュータグラフィクス装置10は、コンピュータ本体12、マウス24、キーボード26、ディスプレイ30、記録装置32等を備えている。
コンピュータ本体12は、CPU14、RAM16、ROM18、ハードディスクドライブ装置20、入出力インターフェース22等を備えている。入出力インターフェース22と、CPU14やRAM16やROM18やハードディスクドライブ装置20は、データ等を授受可能に接続されている。
マウス24とキーボード26は、コンピュータグラフィクス装置10にデータやコマンドを入力するための入力装置である。また、ディスプレイ30は、コンピュータグラフィクス装置10が生成した画像を表示する表示装置である。
マウス24、キーボード26、ディスプレイ30は、コンピュータ本体12の入出力インターフェース22に接続されている。
外部記録装置32は、記録媒体34に対して情報の読み書きを行う。記録媒体34に記述されている情報は記録装置32によって読み取られ、コンピュータ本体12へ入力される。また、コンピュータ本体12から外部記憶装置32へ教示された情報は、外部記憶装置32が記録媒体34に書き込む。外部記録装置32は、入出力インターフェース22にデータ等を授受可能に接続されている。
記録媒体34としては、例えばCD−R、MO、DVD等の記録ディスク等を利用することでき、それらに対して記憶装置32には、CD−R装置、MO装置、DVD装置等を用いることができる。
図2は、コンピュータグラフィクス装置10の構成を、機能的に分類して示している。コンピュータグラフィクス装置10は、機能的に記憶部40と設定部42と処理部44とディスプレイ30に分類される。記憶部40は、RAM16やROM18やハードディスクドライブ装置20や記憶媒体34等によって構成される。設定部42は、マウス24やキーボード26等の入力装置と、RAM16やROM18やハードディスクドライブ装置20や記憶媒体34等に記憶されているプログラムやデータ等で構成される。処理部44は、CPU14と、RAM16やROM18やハードディスクドライブ装置20や記憶媒体34等に記憶されているプログラムやデータ等で構成される。
記憶部40は、形状データ52、塗装面色彩データ54、光源データ56を記憶している。
形状データ52は、自動車の三次元形状を記述している。形状データ52には、自動車の外形形状を記述するCADデータ等を用いることができる。
塗装面色彩データ54は、塗装面の色彩を変角分光反射率で記述している。変角分光反射率は、物体表面を測色する受光方向を、正反射方向から変化させて得られる分光反射率である。正反射方向に対して受光方向がなす角度を変角という。変角分光反射率は、変角毎に測定される分光反射率を記述するものである。図16を用いて変角を説明する。図16は塗装面1に光源2から光が入射している様子を示している。その入射方向は矢印3で示される。このとき、塗装面1での正反射方向は図中の矢印4で示される。塗装面の反射光を図中の矢印6で示される方向で受光した場合、矢印4の正反射方向と矢印6の受光方向のなす角度θが変角である。塗装面色彩データ54が塗装面の色彩を変角分光反射率で記述しているため、コンピュータグラフィクス装置10は、自動車の塗装面の色彩分布をより現実的に再現することができる。
光源データ56は、光源の形状や色や強さ(光の各波長における強さ)を記述している。光の色や強さは、RGB(赤・緑・青)の強さとして数値化してもよい。また太陽を記述する場合では、大きさが無限大の平行光として記述することが一般的である。
設定部42は、利用者等がマウス24やキーボード26から入力した指示に基づいて、オブジェクト画像を生成する条件を設定する。本実施例で表示されるオブジェクト画像は、自動車の塗装面に観測される色彩分布を再現する自動車モデル画像である。設定部42は、光源位置設定部62と視点位置設定部64とモデル方向設定部66等を備えている。
光源位置設定部62は、利用者等がマウス24やキーボード26から入力した指示に基いて、オブジェクトを置く空間(以下、単にオブジェクト空間という)における光源の位置を設定し、その設定された光源位置を記述する光源位置データ63を生成して記憶する。利用者等による光源位置の指示は、オブジェクト空間において座標を用いて設定することができる。あるいは、例えば太陽を光源とする場合は、予め暦や時刻に対応付けて太陽の位置が記述されたデータを用意し、暦や時刻を指定する方式としてもよい。また、光源の数は1つに限定されず、複数の光源を指定することもできる。
オブジェクト空間にはXYZ座標系が定義されている。オブジェクト空間では、XY平面によって水平面が規定されており、Z軸方向によって鉛直方向が規定されている。また、オブジェクト空間において方向を定義する二次元座標(α,β)が定義されている。二次元座標(α,β)の定義方法は後に詳述する。
視点位置設定部64は、利用者等がマウス24やキーボード26から入力した指示に基いて、オブジェクト空間で自動車モデルを見る視点位置を設定し、その設定された視点位置を記述する視点位置設定データ65を生成して記憶する。
モデル方向設定部66は、利用者等がマウス24やキーボード26から入力した指示に基いて、オブジェクト空間に自動車モデルを置く方向を設定し、モデル方向データ67を生成して記憶する。オブジェクト空間において自動車モデルを置く方向を設定することにより、視点位置から見える自動車モデルの角度又は方向が決定する。それにより、所望する方向から自動車を見たときの自動車モデル画像を表示させることができる。
処理部44は、記憶部40が記憶しているデータや、設定部42が設定したデータを用いて、自動車モデル画像を表示するための処理を行う。処理部44は、色彩マップ生成部72と色彩マップ修正部74と平面画像生成部76とマッピング処理部78を備えている。
色彩マップ生成部72は、塗装面色彩データ54と光源データ56と光源位置データ63を処理して色彩マップ100を生成する(図14を参照)。色彩マップ100は、オブジェクト空間に置かれた仮想球面を、X軸方向から見たときの色彩分布を表している。仮想球面は塗装面色彩データ54が記述する塗装面であり、自動車の塗装面と同一塗料が塗布されていることに対応する。仮想球面をX軸負方向に見ると、塗装面をあらゆる方向から見ることとなる。従って、仮想球面をX軸負方向に見たときに観測される色彩分布には、自動車の塗装面をあらゆる方向から見たときの色彩が含まれる。色彩マップ100には、塗装面が変角に応じて呈する色彩がすべて記述されている。また、色彩マップ100上には、光源データ56に基づき、光源の映り込みであるハイライト面100aも形成されている。
本実施例では光源データ56が略真円形状の光源を記述しており、ハイライト面100aは略真円状に形成されている。
図3に示すように、オブジェクト空間には方向を記述する二次元座標(α,β)が定義されている。図3を用いて、仮想球面101上の点Pに規定される仰角αと傾角βを説明する。図3(A)に示すように、仰角αはX軸を基準軸とする角度であり、マイナス180度からプラス180度である。仰角が等しい等仰角線は図中Eで示される。また、図3(B)に示すように、傾角βはXZ平面を基準とする角度であり、マイナス90度からプラス90度である。仮想球面101上の点Pの座標が(X,Y,Z)で表され、点Pに規定される二次元座標が(α2,β2)であるとき、
cosα2=X/(X+Z1/2 (−180度<α≦180度)
cosβ2=(X+Z1/2/(X+Y+Z1/2(−90度<β≦−90度)
の関係となる。図3(C)に示すように、色彩マップ100上には等仰角線E群(α0,α1,α2,・・・)が規定される。仮想球面101上の点P(α2,β2)は、図3(C)の色彩マップ100上において、仰角α2の等仰角線Eと傾角β2の等傾角線Fの交点に位置する。
図4を用いて色彩マップ100の生成を説明する。図4は、仮想球面101上の点P(α2,β2)の場合を示している。光源から仮想球面101への入射方向は、光源からXYZ座標系の原点へ向かう方向によって規定される。従って、光源位置データ63が記述する光源から点Pへの入射方向は、光源位置の座標(Xa,Ya,Za)から求められる。また、点Pにおける法線方向は(α2,β2)である。これらの入射方向と法線方向から正反射方向が求められる。一方、仮想球面101を見る視点Qの位置は、X軸正方向の無限遠方に設定されており、点Pを観測する観測方向はX軸負方向に規定されるため、点Pでの反射光が受光される方向はX軸正方向である。求めた正反射方向と受光方向(X軸正方向)のなす角から、点Pにおける変角が求められる。ここで、仮想球面101を見る視点の位置をX軸正方向の無限遠方に設定せず、仮想球面101を観測する視点Qをオブジェクト空間に設定してもよい。この場合、点Pから視点Qへ向かう方向が受光方向となり、この受光方向と求めた正反射方向のなす角から、点Pにおける変角が求められる。
点Pにおける変角が求められると、塗装面色彩データ54から点Pにおける色彩が決定される。このように、点Pに規定された二次元座標(α2、β2)に対応付けて色彩が決定される。同様にして、仮想球面101上のすべての点(α,β)に対して色彩が決定され、2次元座標(α,β)に対応付けて色彩が記述された色彩マップ100が生成される。
色彩マップ修正部74は、色彩マップ生成部72が生成した色彩マップ100を修正して修正色彩マップ90を生成する。図5に修正色彩マップ90を示す。図5に示すように、修正色彩マップ90ではハイライト面90aが横長に伸びて形成されている。ハイライト面90aの中心線Mは、修正色彩マップ90において仰角αが所定の値である等仰角線E上に位置しており、ハイライト面90aは等仰角線Eに沿って形成されている。色彩マップ修正部74は、ハイライト面100aが略真円状に形成された色彩マップ100を、ハイライト面90aが等仰角線Eに沿って形成された色彩マップ90へと修正する。この修正の詳しい説明は後述する。
平面画像生成部76は、自動車の形状データ52と視点位置データ65とモデル方向データ67に基づいて、オブジェクト空間に置かれた自動車モデルをその視点から見たときの平面画像を生成する。平面画像生成部76が生成する平面画像には、その平面画像内における塗装面の位置と法線の方位分布が記述されている。法線の方位は、二次元座標(α、β)で記述されている。
マッピング処理部78は、平面画像生成部76が生成した自動車の平面画像に、色彩マップ修正部74が生成した修正色彩マップ90を用いて色彩をマッピングする。マッピング処理部78がマッピングして生成した自動車モデル画像は、ディスプレイ30に表示される。
図6を用いて、マッピング処理部78のマッピング処理を説明する。図6は、自動車の形状に類似する円筒モデル110を用い、円筒モデル110上の点Qへのマッピング処理を示している。
まず、視点位置から点Qを見たときの観測方向を、視点位置の座標(Xb,Yb,Zb)と点Qの座標(X1,Y1,Z1)から求める。この観測方向と修正色彩マップ90で観測方向に規定されているX軸負方向がなす角度γを求める。この角度γによって円柱モデル110の点Qにおける法線方向(α1,β1)を補正して、点Qにおけるマッピング方向(α3,β3)を決定する。点Qにおけるマッピング方向(α3,β3)に対応して、修正色彩マップ90が二次元座標(α3,β3)に対応付けて記述している色彩を、点Qにマッピングする。同様にして、円筒モデル110上のすべての点において、その点の法線方向をその点の観測方向に基づいて補正してマッピング方向を決定し、マッピング方向に対応する色彩を修正色彩マップ90から決定してマッピングする。
なお、マッピング処理部78のマッピング処理は上述の方式に限定されることはなく、公知の環境マッピング方法を利用することもできる。
次に、コンピュータグラフィクス装置10の動作の流れを説明する。図7は、コンピュータグラフィクス装置10の動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、色彩マップ生成部72が記憶部40から塗装面色彩データ54を読み取る。次にステップS3では、色彩マップ生成部72が記憶部40から光源データ56を読み取る。次にステップS5では、利用者がマウス24やキーボード26によって光源位置を指示することにより、光源位置設定部62が光源位置を設定し、光源位置データ63を生成して記憶する。
ステップS7では、色彩マップ生成部72が、塗装面色彩データ54と光源データ56と光源位置データ63から、図14に示した色彩マップ100を生成する。
ステップS9では、色彩マップ修正部74がステップS9で生成された色彩マップ100を修正して、図5に示した修正色彩マップ90を生成する。
図8を用いて色彩マップ修正部74の処理を説明する。第一に、色彩マップ修正部74は、図8(A)に示す色彩マップ100を二値化処理し、図8(B)に示すようにハイライト面100aを抽出する。次に、抽出されたハイライト面100aを細線化処理して、図8(C)に示すようにハイライト面100aの中心点Sを求める。これら2値化処理や細線化処理等の画像処理は、公知の方法を利用することができる(例えば鳥脇純一郎著;画像理解のためのディジタル画像処理II;昭晃堂)。求められた中心点Sの二次元座標を(αs、βs)とする。
次に、ハイライト面100aの中心点Sの傾角βsに対応して、図8(A)に示す色彩マップ100上の色彩分布を、傾角方向に角度マイナスβsだけ移動して、図8(D)に示す移動後の色彩マップ93を生成する。このとき、仰角αsは変化されない。この色彩分布の移動処理によって、色彩マップ100に形成されていたハイライト面100aは、傾角βがゼロ度の位置に移動する。傾角βがゼロ度の位置は、この処理の基準位置に設定されている。
この色彩分布の移動処理は、例えば色彩マップ100での二次元座標(α,β)における色彩をCA(α,β)とし、図8(D)に示す移動後の色彩マップ93での二次元座標(α,β)における色彩をCB(α,β)とすると、
(i)−90度<β<0度の範囲では、
CB(α,β)=CA(α,β×(90+βs)/90+βs);
(ii)0度≦β<90度の範囲では、
CB(α,β)=CA(α,β×(90−βs)/90+βs);
の演算によって行うことができる。
次に、色彩マップ修正部74は、図8(D)に示す移動後の色彩マップ93に対して傾角方向に偏倍処理を行う。傾角方向に偏倍処理するとは、傾角の値に応じて倍率を変えて傾角を変倍することを意味する。ここでは傾角の絶対値値が小さな領域では大きな倍率で傾角を変倍し、傾角の値(絶対値として)が大きい領域では小さな倍率で傾角を変倍する。このとき、仰角α方向には変倍されない。この偏倍処理によって、先の移動処理で傾角βがゼロ度の基準位置に中心点Sが移動したハイライト面100aは傾角方向に拡張され、色彩マップ93は図5に示した修正色彩マップ90に修正される。この偏倍処理は、例えば色彩マップ93での二次元座標(α,β)における色彩をCB(α,β)とし、修正色彩マップ90での二次元座標(α,β)における色彩をCC(α,β)とすると、
CC(α,β)=CA(α,β・(β/90)
の演算によって行うことができる。
ステップS11では、利用者がマウス24やキーボード26によって視点位置を指示することにより、視点位置設定部64が視点位置を設定し、視点位置データ63を生成して記憶する。
ステップS13では、利用者がマウス24やキーボード26によってオブジェクト空間に自動車モデルを置く方向を指示することにより、モデル方向設定部66がモデル方向データ67を生成して記憶する。モデル方向データは、オブジェクト空間に自動車モデルが置かれる方向を記述する。
ステップS15では、平面画像生成部76が、形状データ52と視点位置データ65とモデル方向データ67を用いて、オブジェクト空間に置かれた自動車モデルを視点位置から見たときの平面画像を生成する。その平面画像には、視点位置から見たときの自動車の塗装面の位置と法線の方位分布が記述されている。
ステップS17では、マッピング処理部78が、モデル生成部74が生成した自動車の平面画像に、色彩マップ修正部74が生成した修正色彩マップ90が記述する色彩をマッピングし、自動車モデル画像を生成する。
ステップS19では、マッピング処理部78が生成した自動車モデル画像が、ディスプレイ30に表示される。
ステップS21では、自動車モデルを観測する方向を変更する指令が入力されたか否かが判断される。観測方向の変更が指示されない場合は、コンピュータグラフィクス装置10は動作を終了する。利用者等がマウス24やキーボード26によって観測する方向を変更する指令を入力すると、ステップS11へ戻る。あるいは、連続的に観測方向を変更する指令を予めコンピュータグラフィクス装置10に教示しておいてもよい。その場合は、利用者が観測方向を変更する指示を入力せずとも、コンピュータグラフィクス装置10はステップS11へ戻って動作を続ける。
ステップS11に戻ると、利用者はマウス24やキーボード26によって、再び視点位置や自動車モデルを置く方向を指示することができる。それにより、ステップS15で再び自動車モデルの平面画像が生成され、ステップS17で自動車モデルの平面画像に色彩がマッピングされ、新たな観測方向から自動車モデルを見たときの自動車モデル画像がディスプレイ30に表示される。
コンピュータグラフィクス装置10では、修正色彩マップ90を用いたマッピング処理によって自動車モデル画像を生成するため、自動車モデル画像の観測方向を変更しても光源計算をする必要がない。そのため、観測方向を変更した画像の再生成が早く、ほぼリアルタイムに画像を表示することができる。従って、例えばステップS13で、自動車モデルを置く方向を連続的に変更するように指示すれば、自動車をあたかもターンテーブル上に置いて観察するように、観測方向を連続的に変更して自動車モデル画像を観察することができる。
図9に、ステップS19でディスプレイに表示される自動車モデル画像の模式例を示す。図9(A)は、自動車の塗装面を側方から見たときの自動車モデル画像85を示し、図9(B)は、自動車の塗装面を斜め後方から見たときの自動車モデル画像87を示している。図9(C)は、自動車モデル画像85、87のマッピングに利用された修正色彩マップ90内の領域92、94を示している。領域92は修正色彩マップ90のハイライト部を示し、領域94は修正色彩マップ90のハイライト部以外の領域を示す。
図9(A)の自動車モデル画像85では、図9(C)に示す修正色彩マップ90の色彩分布がマッピングに利用される。自動車モデル画像85には、ハイライト部として修正色彩マップ90の領域92がマッピングされている。修正色彩マップ90では、ハイライト面92が仰角αsの等仰角線に沿って形成されているため、自動車モデル画像85のハイライト面85aが自動車の先頭部85eから後尾部85fまで伸びて形成される。それにより、自動車モデル画像85全体に亘って塗装面の陰影感がよく再現表示され、利用者は自動車の形状を正確に評価することができる。
図9(B)の自動車モデル画像87では、図9(C)に示す修正色彩マップ90の色彩分布がマッピングに利用され、自動車モデルの側面部88と後尾面部89にマッピングされている。側面部88には、修正色彩マップ90の領域92に含まれるハイライト面92aがマッピングされ、後尾面部89には、修正色彩マップ90の領域92に含まれるハイライト面92bがマッピングされる。修正色彩マップ90では、ハイライト部である領域92が仰角αsの等仰角線に沿って形成されているため、自動車モデル画像87には先頭部88eから後尾面部89まで伸びてハイライト面88a、89aが形成される。このように、自動車の観測方向の変更によって、自動車の平面画像における法線方向が様々に変化しても、自動車の塗装面はハイライト面が形成されて再現される。それにより、自動車モデル画像87全体に亘って塗装面の陰影感がよく表示され、利用者は自動車の形状を正確に評価することができる。
本実施例のコンピュータグラフィック装置10は、マッピング手法を利用して自動車の塗装面の色彩分布を再現表示する。マッピング手法を利用することにより、自動車の塗装面を様々な方向から見るときの色彩分布をリアルタイムに再現表示ことができる。
コンピュータグラフィック装置10は、マッピング処理に利用する色彩マップの光源の映り込み(ハイライト面)を、自動車モデルの形状に基づいて修正することにより、様々な方向から観測される自動車の塗装面の色彩分布を質感高く表示することができる。
本実施例のコンピュータグラフィクス装置10で、自動車の観測方向を連続的に変化させて自動車モデル画像を表示させることにより、自動車の塗装面の光の流れや色彩分布の変化を観測することができ、塗装面で観測される動的な色彩分布(広範囲なハイライトの流れ)によって、自動車形状の評価を可能とする。
コンピュータグラフィクス装置10では、図10に示すような色彩マップ120を利用することもできる。色彩マップ120には、第1ハイライト面120aと第2ハイライト面120bが形成されている。第1ハイライト面120aは、光源の直接的な映り込みを再現しており、第2ハイライト面120bはオブジェクト空間に仮定された地面で反射した光源の映り込みを再現している。第1ハイライト面120aと第2ハイライト面120は、共に等仰角線に沿って伸びて形成されている。
色彩マップ120は、仮想球面が光源で直接的に照明される場合の第1の色彩マップと、仮想球面が地面を想定した仮想面での反射光で照明される場合の第2の色彩マップを生成し、この第1、第2の色彩マップを合成することによって生成することができる。
この色彩マップ120を用いると、地面での反射による光源の映り込みも自動車モデル画像に再現される。それにより、自動車モデルの下方範囲の暗く表示されていた部分に陰影がつき、塗装面の下方範囲の形状も認識可能となる。このように、利用者は自動車モデル形状をより正確に評価することができる。
本実施例の色彩マップには、環境マッピングで用いられる環境マップ画像を合成することもできる。オブジェクト空間に設定する環境を映し込んだ環境マップ画像を予め用意し、生成した色彩マップに合成することで、自動車モデル画像に環境の映り込みを併せて表示することもできる。
(実施例2) 本実施例は、実施例1のコンピュータグラフィクス装置10を利用して、修正色彩マップ90を他の方法で生成し、自動車モデルの塗装面を画像表示するものである。以下では、本実施例の修正色彩マップ90の生成方法について説明する。
図11は、本実施例の光源位置データ63と光源データ56によって記述される光源130と、仮想球面91を示している。図11(A)は、仮想球面91や光源130が配置されたオブジェクト空間をX軸方向から見たときを示す。図11(B)は、仮想球面91や光源130が配置されたオブジェクト空間をZ軸方向から見たときを示す。図11(A)(B)によく示されるように、光源位置データ63は5つの光源130からなる光源130群を記述している。光源130群は、X=X2,Z=Z2で表される直線上に配置されている。即ち、光源130群は、X軸に垂直であってY軸に平行な直線上に配置されている。仮想球面91の中心はXYZ座標系の原点であり、仮想球面91を観測する視点はX軸方向の無限遠方に仮定されているので、X軸は仮想球面91の中心とその視点を結んでいる。また、Y軸はオブジェクト空間の水平線と平行である。従って、光源130群は、仮想球面91の中心とその視点を結ぶ直線に対して垂直な平面上の水平線上に配置されている。
光源130の数や位置は、利用者がマウス24やキーボード26から指示することによって、様々に設定することができる。また、光源130は円形の光源に限らず、線状の光源等を用いることもでき、所望する光源の形状を記述する光源データ56を用いればよい。
本実施例においても、実施例1と同様に色彩マップ生成部72が色彩マップを生成する。図11に示すような仮想球面91の中心とその視点を結ぶ直線に対し垂直な平面上の水平線上に配置された光源130群は、仮想球面91へ等仰角線に沿って映り込む。従って、生成される色彩マップには等仰角線に沿ってハイライト面が形成され、色彩マップ生成部72は、図5に示す修正色彩マップ90と略同等の色彩マップを生成する。マッピング処理部78が、この色彩マップを用いて自動車モデル画像を生成することにより、実施例1と略同様に自動車のハイライト部を広範囲に再現表示することができる。本実施例では、色彩マップ生成部72が生成した色彩マップ90を、色彩マップ修正部74が修正する必要はない。即ち、本実施例では、コンピュータグラフィクス装置10が、色彩マップ修正部74を備える必要はない。
(実施例3) 本実施例は、実施例1のコンピュータグラフィクス装置10を利用して、修正色彩マップ90を他の方法で生成し、自動車モデルの塗装面を再現表示するものである。以下では、本実施例の修正色彩マップ90の生成方法について説明する。
図12は、本実施例の光源位置データ63と光源データ56が記述している光源132と、仮想球面91を示している。図12(A)は、光源132と仮想球面91が配置されたオブジェクト空間をX軸方向から見たときを示す。図12(B)は、光源132と仮想球面91が配置されたオブジェクト空間をZ軸方向から見たときを示す。図12(A)(B)によく示されるように、線状光源132は、X=X2,Z=Z2で表される直線上に配置されている。即ち、線状光源132は、X軸に垂直であってY軸に平行な直線上に配置されている。仮想球面91の中心はXYZ座標系の原点であり、仮想球面91を観測する視点はX軸方向の無限遠方に仮定されているので、X軸は仮想球面91の中心とその視点を結んでいる。また、Y軸はオブジェクト空間の水平線と平行である。従って、光源130群は、仮想球面91の中心とその視点を結ぶ直線に対して垂直な平面状の水平線上に配置されている。
本実施例においても、実施例1と同様に色彩マップ生成部72は色彩マップを生成する。図12に示すような仮想球面91の中心とその視点を結ぶ直線に対して垂直な平面上の水平線上に配置された線状光源132は、仮想球面91へ等仰角線に沿って映り込む。従って、生成される色彩マップには等仰角線に沿ってハイライト面が形成され、色彩マップ生成部72によって図5に示す修正色彩マップ90が生成される。マッピング処理部78が、この色彩マップ90を用いて自動車モデル画像を生成することにより、実施例1と同様に自動車のハイライト部を広範囲に再現表示することができる。本実施例では、色彩マップ生成部72が生成した修正色彩マップ90を、色彩マップ修正部74が修正する必要はない。即ち、本実施例では、コンピュータグラフィクス装置10が色彩マップ修正部74を備える必要はない。
(実施例4) 本実施例は、実施例1のコンピュータグラフィクス装置10を利用して、修正色彩マップ90を他の方法で生成し、自動車モデルの塗装面を画像表示するものである。以下では、本実施例の修正色彩マップ90の生成方法について説明する。
図13(A)は色彩マップ生成部72が生成する色彩マップ135を示し、図13(B)は色彩マップ修正部74が修正した色彩マップ137を示している。なお、図13(A)(B)は、オブジェクト空間をX軸方向から見たときを示している。本実施例では、色彩マップ生成部72が楕円状の仮想球面によって色彩マップ135を生成する。色彩マップ135は、自動車の塗装色で塗装した楕円状の仮想球面をオブジェクト空間に置き、その仮想球面を光源で照明し、X軸方向から見たときに観測される色彩分布を記述している。楕円状の仮想球面では光源が楕円状に映り込むため、図14(A)に示すように、楕円状の色彩マップ135では楕円状のハイライト面135aが形成される。本実施例ではオブジェクト空間に1つの光源を設定しているが、オブジェクト空間に複数の光源を設定することもできる。また、設定する光源は、丸い光源でもよいし線状の光源でもよい。
色彩マップ修正部74は、楕円状の色彩マップ135をY軸方向、即ち、水平方向に縮小して略真円状に修正し、図14(B)に示す色彩マップ137を生成する。この色彩マップ135を縮小する修正は、公知の画像処理技術を利用することができる。略真円状に修正された色彩マップ137では、ハイライト面137aが等仰角線に沿って形成されており、色彩マップ137は図5に示した修正色彩マップ90と略同等である。本実施例においても、マッピング処理部78が、この色彩マップ137を用いて自動車モデル画像を生成することにより、実施例1と同様に自動車のハイライト部を広範囲に再現表示することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
コンピュータグラフィクス装置10の構成を示す図。 コンピュータグラフィクス装置10の機能的な構成を示す図。 色彩マップにおける二次元座標(α,β)の定義を説明する図。 色彩マップの生成を説明する図。 修正色彩マップ90を示す図。 マッピング方向の導出方法を説明する図。 コンピュータグラフィクス装置10の動作の流れを示すフローチャート。 色彩マップ修正部による色彩マップの修正を説明する図。 自動車モデル画像と、そのときの色彩マップのマッピング領域を示す図。 地面で反射した光源の映り込みが表示された色彩マップ。 実施例2の光源位置データと光源データが記述する光源を示す図。 実施例3の光源位置データと光源データが記述する光源を示す図。 実施例4の色彩マップの拡縮修正を説明する図。 従来技術による色彩マップを示す図。 従来の環境マッピングを利用した自動車の再現画像を説明する図。 変角を説明する図。
符号の説明
10・・コンピュータグラフィクス装置
12・・コンピュータ本体
14・・CPU、16・・RAM、18・・ROM
20・・ハードディスクドライブ装置、22・・入出力インターフェース
24・・マウス、26・・キーボード
30・・ディスプレイ
32・・記憶装置、34・・記憶媒体
90・・修正色彩マップ、91・・仮想球面
100・・従来の色彩マップ、101・・仮想球面
130・・仮想球面の中心と視点を結ぶ直線に垂直な面の水平線上に配置された光源
132・・仮想球面の中心と視点を結ぶ直線に垂直な面の水平線上に配置された線状光源
135・・楕円状の仮想球面

Claims (8)

  1. 自動車の塗装色で塗装した仮想球面を、予定位置に置かれた予定形状の光源で照明したものを、予定位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップ記憶手段と、
    自動車の塗装面の形状を三次元空間内に記述する三次元モデル情報記憶手段と、
    前記三次元モデル情報が記述する自動車の塗装面に、前記色彩マップが記述する色彩をマッピングする手段を有し、
    前記色彩マップには、光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする自動車の観測色を表示する装置。
  2. 前記色彩マップには、仮想球面の中心と視点を結ぶ直線に垂直な面の水平線上に配置された光源群の映り込みが形成されていることを特徴とする請求項1の表示装置。
  3. 前記色彩マップには、仮想球面の中心と視点を結ぶ直線に垂直な面の水平線上に配置された線状光源の映り込みが形成されていることを特徴とする請求項1の表示装置。
  4. 前記色彩マップに形成された光源の映り込み範囲が等仰角線に沿って伸びるように色彩マップを修正する色彩マップ修正手段が付加されており、
    マッピング手段は修正された色彩マップを利用することを特徴とする請求項1の表示装置。
  5. 前記色彩マップ修正手段は、色彩マップに形成された光源の映り込み範囲を基準位置に移動するとともに、その映り込み範囲を拡張することを特徴とする請求項4の表示装置。
  6. 前記色彩マップは、仮想楕円球を用いて作成した楕円状の色彩マップを、水平方向に縮小して略真円状に修正されていることを特徴とする請求項4の表示装置。
  7. 自動車の塗装面の形状を三次元で記述する形状情報を記憶する形状情報記憶手段と、
    光源の位置と形状を記述する光源情報を記憶する光源情報記憶手段と、
    視点位置を記述する視点位置情報を記憶する視点位置情報記憶手段と、
    前記光源情報と視点位置情報に基づいて、その光源で照らされているとともに自動車の塗装色で塗装されている仮想球面を、その視点位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップを生成する色彩マップ生成手段と、
    前記形状情報と視点位置情報に基づいて、その視点から見たときの自動車の塗装面の平面画像と、その平面画像内における塗装面の法線の方位分布を記述する平面投影情報を生成する平面投影情報生成手段と、
    前記平面投影情報が記述する自動車の塗装面に、前記色彩マップが記述する色彩をマッピングする手段を有し、
    前記色彩マップには、光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする自動車の観測色を表示する装置。
  8. 自動車の塗装面の形状を三次元で記述する形状情報を記憶する工程と、
    自動車の塗装色を記述する色彩情報を記憶する工程と、
    光源の位置と形状を記述する光源情報を記憶する工程と、
    視点位置を記述する視点位置情報を記憶する工程と、
    前記色彩情報と光源情報と視点位置情報に基づいて、その光源で照らされるとともにその塗装色で塗装されている仮想球面を、その視点位置で見たときに観測される色彩分布を記述する色彩マップ情報を生成する工程と、
    前記形状情報と視点位置情報に基づいて、その視点から見たときの自動車の塗装面の平面画像と、その平面画像内における塗装面の法線の方位分布を記述する平面投影情報を生成する工程と、
    前記平面投影情報が記述する自動車の塗装面に、前記色彩マップ情報が記述する色彩をマッピングする工程を有し、
    前記色彩マップ情報が記述する色彩分布には、光源の映り込みが形成されており、その光源の映り込み範囲が仮想球面上の等仰角線に沿って形成されていることを特徴とする自動車の観測色を表示する方法。
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