JP2005147555A - 人工霧氷展示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的安価な設備費で、冷却効率を低減させることなく、一定方向の強い横風が吹いたときにできる方向性のある霧氷の生成が可能な人工霧氷展示装置の提供
【解決手段】この発明の人工霧氷展示装置は、前部が開口した箱形の冷蔵庫1に、左右上下に間隔をおいて、冷気伝導部材からなる断面四角形の筒体2の後端を、冷凍庫1の背面に気密に取り付け、筒体2の前部に、筒体2の左右の側壁から内側に間隔をおき、筒体2の奥行きよりも短い巾の左右の整風壁4,4を立設し、整風壁4,4の後端に壁5を固定し、壁5の後部の空間部6に、送風機7を設置し、霧発生器8の霧噴出口10を設置し、冷凍庫1の冷却室11に冷却器12を設置し、整風壁4,4と筒体2の床bと天井cとで形成される開口部をガラス窓13で密閉し、ガラス窓13を除く、筒体2と冷凍庫1との残余の開口部を断熱壁14で密閉している。
【選択図】図2
【解決手段】この発明の人工霧氷展示装置は、前部が開口した箱形の冷蔵庫1に、左右上下に間隔をおいて、冷気伝導部材からなる断面四角形の筒体2の後端を、冷凍庫1の背面に気密に取り付け、筒体2の前部に、筒体2の左右の側壁から内側に間隔をおき、筒体2の奥行きよりも短い巾の左右の整風壁4,4を立設し、整風壁4,4の後端に壁5を固定し、壁5の後部の空間部6に、送風機7を設置し、霧発生器8の霧噴出口10を設置し、冷凍庫1の冷却室11に冷却器12を設置し、整風壁4,4と筒体2の床bと天井cとで形成される開口部をガラス窓13で密閉し、ガラス窓13を除く、筒体2と冷凍庫1との残余の開口部を断熱壁14で密閉している。
【選択図】図2
Description
本発明は人口霧氷展示装置に関するものである。
従来の人口霧氷生成装置は、密封状態の冷却室に樹木を配置し、冷却室外に設置した冷凍機に冷媒往復管で接続された冷却コイルと送風機を備えた冷却器で発生した冷却空気を冷却室内に吹き込み、冷却室を直接所定温度まで冷却し、冷却室外に設置した水タンクと空気圧縮機から二流体ノズルを介して、水と圧縮空気を同時に冷却室内に吹き込み、霧を噴出させるとともに、冷却室外に設置した別の空気圧縮機で発生した圧縮空気を冷却室内に吹き込み、気流を発生させ、その気流に乗せて前記霧を樹木に吹き付け、着氷させて霧氷を生成させる手段を備えた人工霧氷生成装置が知られている。
しかし、前記人工霧氷生成装置には、次のような問題点があった。
(1)冷却室に吹き込まれた圧縮空気は、冷却室の側壁、天井等に突き当たり、反射し、反射波となり、それらが複合された複雑な気流となり、自然界で強い一定方向の横風が吹いたときにできる方向性のある霧氷を実現させることができない。
(2)空気圧縮機等の高価な設備を設置しなければならないので、設備費が嵩む。
(3)冷却器を湿気の高い冷却室内に設置しているので、冷却コイルのフィンの周りに湿気が着氷し、フィン相互間の隙間が塞がれるため、冷却空気の吹き出し力が低下し、冷却効率が低減する。
(1)冷却室に吹き込まれた圧縮空気は、冷却室の側壁、天井等に突き当たり、反射し、反射波となり、それらが複合された複雑な気流となり、自然界で強い一定方向の横風が吹いたときにできる方向性のある霧氷を実現させることができない。
(2)空気圧縮機等の高価な設備を設置しなければならないので、設備費が嵩む。
(3)冷却器を湿気の高い冷却室内に設置しているので、冷却コイルのフィンの周りに湿気が着氷し、フィン相互間の隙間が塞がれるため、冷却空気の吹き出し力が低下し、冷却効率が低減する。
この発明は、背景技術で記述した問題点を解消するためになされたもので、比較的安価な設備費で、冷却効率を低減させることなく、一定方向の強い横風が吹いたときにできる方向性のある霧氷の発生が可能な人工霧氷展示装置の提供を目的とするものである。
この発明の人工霧氷展示装置は、前部が開口した箱形の冷蔵庫に、左右上下に所定の間隔をおいて、冷気伝導部材からなる断面四角形の筒体の後端を、前記冷凍庫の背面に気密に取り付け、該筒体の後部の開口部を密閉し、該筒体の前部に、該筒体の左右の側壁から内側に間隔をおき、該筒体の奥行きよりも所定長だけ短い巾の左右の整風壁を立設し、該左右の整風壁の後端に壁を固定し、該壁と前記筒体及び前記冷凍庫の背面とで形成される空間部に、送風機を設置するとともに、霧発生器で発生した霧を噴出させる霧噴出口を設置し、前記冷凍庫の冷却室に冷却器を設置し、前記左右の整風壁と前記筒体の床と天井とで形成される開口部をガラス窓で密閉し、該ガラス窓を除く、記筒体と前記冷凍庫との残余の開口部を断熱壁で密閉したことを特徴とするものである。
(1)展示室に配置した樹木や草等の展示物に一定方向、一定速度の霧を含んだ横風を吹き付け、方向性のある霧氷を付着させることができる。
(2)冷却器を設置している冷却室には霧の流入が全くなく、高湿度にならないので、冷却器の冷却コイルのフィンへの着氷を防止又は低減できるため、冷却器の冷却効率の低減を防止できる。
(3)空気圧縮機等の高価な設備は必要でなく、送風機を設置するだけでよいので、設備費が嵩まない。
(2)冷却器を設置している冷却室には霧の流入が全くなく、高湿度にならないので、冷却器の冷却コイルのフィンへの着氷を防止又は低減できるため、冷却器の冷却効率の低減を防止できる。
(3)空気圧縮機等の高価な設備は必要でなく、送風機を設置するだけでよいので、設備費が嵩まない。
比較的安価な設備費で、冷却効率を低減させることなく、一定方向の強い横風が吹いたときにできる方向性のある霧氷の生成が可能な人工霧氷展示装置の提供という目的を、展示室を所定温度に間接冷却し、展示室の左右の整風壁の一方から一定方向、一定速度の霧を含んだ横風を吹き込むことによって実現できた。
この発明の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図1に示すように、前部が開口した箱形の冷蔵庫1に、左右上下に所定の間隔をおいて、冷気伝導部材からなる断面四角形の筒体2の後端を、冷凍庫1の背面3に気密に取り付け、筒体2の後部の開口部を密閉している。なお、冷気伝導部材は、銅板、アルミ板、ステンレス板、トタン板等からなる金属板である。また、筒体2は、左右の側壁a,a、床b、天井cが一体的に連続し、結合部がない筒状構造である必要はなく、左右の側壁a,a、床b、天井cを個々に結合し、結合部から霧9が外部に漏れないように、パテ等によって気密処理を施して、筒状に仕上げた構造であればよい。
前記上下左右に所定の間隔とは、例えば、図3に示すように、冷凍庫1の左側に冷却器12を設置するための間隔であり、右側と上下の間隔は、冷却器12の冷却空気を矢印Xで示す流れで循環させるための間隔である。なお、図1、図3において、15は、下側の間隔を得るためのスペ−サとなる支柱である。当然の事ながら、冷却器12を、冷凍庫1の右側に設置してもよい。
筒体2の前部に、筒体2の左右の側壁a,aから内側に間隔をおき、筒体2の奥行きLよりも所定長だけ短い巾Wの左右の整風壁4,4を立設し、左右の整風壁4,4の後端に壁5を固定している。
筒体2の奥行きLよりも所定長だけ短い巾Wとは、例えば、図2に示すように、壁5の後方部に、壁5と筒体2及び冷凍庫1の背面3とで形成される空間部6を設け、この空間部6に、送風機7や霧発生器8で発生した霧9を噴出させる霧噴出口10の設置が可能なスペ−スを確保するために必要な巾Wである。また、整風壁4,4を筒体2の左右の側壁a,aから内側に間隔をおいて立設しているのは、風洞として作用する間隙を確保するためである。
整風壁4,4は、例えば、図4に示すように、整風板16が、間隔を置いて格子状に配列されており、整風壁4,4を吹き抜けるとき、風は一定方向に整風されるようになっている。なお、図4に図示した整風壁4,4は一例であって、この構成に限定されるものではなく、風を一定方向に整風できる機構を備えた壁は全て適用できる。
壁5と筒体2及び冷凍庫1の背面3とで形成される空間部6に、例えば、図2に示すように、送風機7を設置するとともに、霧発生器8で発生した霧9を噴出させる霧噴出口10を設置している。
なお、図2において、17は吸気管で、霧9の噴出時には、霧発生室18の気圧低下及び空間部6と展示室Aの気圧上昇を防止し、霧9の噴出を容易にするために、吸気管17のバルブ17aを開き吸気の状態にしている。
なお、図2において、17は吸気管で、霧9の噴出時には、霧発生室18の気圧低下及び空間部6と展示室Aの気圧上昇を防止し、霧9の噴出を容易にするために、吸気管17のバルブ17aを開き吸気の状態にしている。
送風機7を駆動し、空間部6に霧9を噴出させると、例えば、図2に示すように、霧9は矢印Yで示す風に乗り、右側の整風壁4を通過するとき、一定方向に整風され、霧9を乗せた一定方向の横風が展示室Aに吹き込まれ、展示物Bに突き当たり、着氷し、方向性のある霧氷を生成させる。
なお、霧発生器8には、微細な水蒸気を発生できる市販の超音波加湿器等を使用することができる。噴出する霧の量は、霧発生器8のバルブ8aの開閉度合いを調節して行う。
左右の整風壁4,4と筒体2の床bと天井cとで形成される開口部を、図2に示すように、ガラス窓13で密閉し、さらにガラス窓13を除く、筒体2と冷凍庫1との残余の開口部を、図2に示すように、断熱壁14で密閉している。なお、ガラス窓13には、観察し易いように、結露しない機能を備えたガラス窓の使用が好ましい。
自然界で強い一定方向の横風が吹いたときにできる方向性のある霧氷を生成させ、展示することができるので、教育機関等における学習用の用途としても利用が可能である。
1 冷凍庫
2 筒体
3 冷凍庫の背面
4 整風壁
5 壁
6 空間部
7 送風機
8 霧発生器
8a バルブ
9 霧
10 霧噴出口
11 冷却室
12 冷却器
13 ガラス窓
14 断熱壁
15 支柱
16 整風板
17 吸気管
17a バルブ
18 霧発生室
A 展示室
B 展示物
L 筒体の奥行き
W 整風壁の巾
X,Y 矢印
a 筒体の側壁
b 筒体の床
c 筒体の天井
2 筒体
3 冷凍庫の背面
4 整風壁
5 壁
6 空間部
7 送風機
8 霧発生器
8a バルブ
9 霧
10 霧噴出口
11 冷却室
12 冷却器
13 ガラス窓
14 断熱壁
15 支柱
16 整風板
17 吸気管
17a バルブ
18 霧発生室
A 展示室
B 展示物
L 筒体の奥行き
W 整風壁の巾
X,Y 矢印
a 筒体の側壁
b 筒体の床
c 筒体の天井
Claims (1)
- 前部が開口した箱形の冷蔵庫(1)に、左右上下に所定の間隔をおいて、冷気伝導部材からなる断面四角形の筒体(2)の後端を、前記冷凍庫(1)の背面(3)に気密に取り付け、該筒体(2)の後部の開口部を密閉し、
該筒体(2)の前部に、該筒体(2)の左右の側壁(a,a)から内側に間隔をおき、該筒体(2)の奥行き(L)よりも所定長だけ短い巾(W)の左右の整風壁(4,4)を立設し、該左右の整風壁(4,4)の後端に壁(5)を固定し、
該壁(5)と前記筒体(2)及び前記冷凍庫(1)の背面(3)とで形成される空間部(6)に、送風機(7)を設置するとともに、霧発生器(8)で発生した霧(9)を噴出させる霧噴出口(10)を設置し、
前記冷凍庫(1)の冷却室(11)に冷却器(12)を設置し
前記左右の整風壁(4,4)と前記筒体(2)の床(b)と天井(c)とで形成される開口部をガラス窓(13)で密閉し、
前記ガラス窓(13)部を除く、前記筒体(2)と前記冷凍庫(1)との残余の開口部を断熱壁(14)で密閉したことを特徴とする人工霧氷展示装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003386868A JP3526861B1 (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 人工霧氷展示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005147555A true JP2005147555A (ja) | 2005-06-09 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010110130A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Toshiba Corp | 鉄道車両用電力変換装置 |
CN104990948A (zh) * | 2015-07-14 | 2015-10-21 | 天津航天瑞莱科技有限公司苏州分公司 | 雾凇模拟试验方法及系统 |
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2003
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