JP2005147386A - トルクリミッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝達トルクがトルクサージなどによって規定値を超えても、システムの下流に影響しないようにしたトルクリミッタを提供する。
【解決手段】 駆動ギヤ11aが回転しトルク伝達部11bを介して左右のインプットプレート13が回転する。出力軸12a、12bに軸方向に移動可能なアウトプットプレート14が左右に装着され背面からプリロードスプリング17によって押さえられ、インプットプレート13とアウトプットプレート14との間にボール6が転がるランプ溝とボール溝を有するボールランプ部15が設けられる。伝達トルクが規定値を超えるとボール6がランプ溝を乗り上げ、ボール溝に落ち込む。ボールランプ部15の軸方向の長さが短くなり、プリロードスプリング17の荷重が減少し、許容伝達トルクが低下し、システムの上流と下流が分離される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般産業機器、航空機などの動力伝達系に係わり、特に、負荷が規定以上に作用した場合、回転力を伝える継手部が停止したり分離したりするトルクリミッタに関するものである。
航空機の操縦系統の一部を形成している可動の翼面は、舵面(または、操縦翼面、あるいは、動翼)と呼ばれ、主舵面として主翼に設けられた補助翼、尾翼に設けられた昇降舵、方向舵があり、副舵面として主翼に設けられたスラット、後縁フラップ、フライトスポイラ、グランドスポイラなどがある。主翼は翼と各舵面(スラット、低速用補助翼、高速用補助翼、フライトスポイラ、グランドスポイラ、後縁フラップ)から構成され、各舵面の操作により機体の姿勢が尾翼の舵面操作と共に行われる。
図3に航空機の高揚力システムを示す。高揚力システムは、離着陸時等において航空機の揚力を得るため主翼に装備したフラップ/スラット舵面を作動させるシステムである。左右翼の各舵面(左舵面33a、34a、右舵面33b、34b)を同期作動させることが必要で、中央部に配置した駆動源モータ30の出力をギヤボックス31で左右のトルクシャフト32を同時に回転させる。飛行安全上、左右の舵面(左舵面33a、34a、右舵面33b、34b)の動きが非対称になるようなことは避けなければならない。
図4(a)にトルクリミッタ(左翼用トルクリミッタ35a、右翼用トルクリミッタ35b)を装備した高揚力システムを示す。高揚力システムは一つの駆動源モータ30で左右の各舵面を作動させるための容量を有しており、トルクリミッタは、片側に伝達し得るトルクを片翼が必要な分のみに制限し、それ以上のトルクが伝わらないようにする機構を有する。これによりトルクリミッタ下流の構成部品は、トルクリミッタの最大出力トルクが強度評定となり小型軽量が可能になる。
高揚力システムのトルクリミッタに必要な条件は、(1)片翼を駆動するのに必要なトルク以上のトルクは伝達しないこと。(2)左右の出力翼が規定値以上の非対称な回転をしてはならない。
また、トルクリミッタの形式は、(1)「軸をケースに固定」する、(2)「軸をフリー」にしてトルクが伝わらないようにする2つの形式に大別されるが、上記の高揚力システムでは左右翼の非対称作動は許容されないため、(1)の「軸をケースに固定」する形式が採用されている。
軸を固定する形式のトルクリミッタでは、回転している軸を急峻に停止させるため駆動源モータ30の慣性エネルギーにより、トルクリミッタ作動時に大きなサージトルクが発生することになるため、別途このサージを抑える対策が必要である。
図4(b)にサージトルク緩衝機構36を装備した高揚力システムを示す。両翼への出力軸に各々軸を固定する形式のトルクリミッタ(左翼用トルクリミッタ35a、右翼用トルクリミッタ35b)を設け、慣性エネルギーにより発生するサージトルクを緩和するためサージトルク緩衝機構36を設けている。このサージトルク緩衝機構36はバネ的なものが用いられる。
図5に出力軸2を固定する形式のトルクリミッタの断面図を示す。駆動軸1が連結されるインプットプレート3が、ハウジング9に設けられたベアリングにはめ込まれ、それに対向した側から出力軸2がインプットプレート3に設けられたベアリングとハウジング10に設けられたベアリングに支えられ、アウトプットプレート4が前後に移動可能に出力軸2に組み込まれる。駆動軸1に連結され回転するインプットプレート3と出力軸2上を軸方向に移動でき回転可能なアウトプットプレート4との間にボール6が挟まれたランプ溝を有するボールランプ部5と、ボールランプ部5を軸方向に押し付けることで一定のトルクまでボールランプ部5が作動しないようにするプリロードスプリング7と、ボールランプ部5の作動により発生する軸方向荷重によりトルクが増加するブレーキ部8が組み込まれている。
図6にボールランプ部5の構造を示す。図の上方部がインプットプレート3側、下方部がアウトプットプレート4側の断面を示す。滑らかな一定の溝勾配を有したランプ溝が両側に設けられ、両者の間にボール6が挟まれている。そして、アウトプットプレート4がプリロードスプリング7によって押し付けられ、一定のトルクまでボールランプ部5が作動しないように、ランプ溝の深さと溝勾配とボール6の大きさが設計されている。インプットプレート3を回転するとインプットプレート3側のランプ溝が図示する右方向に移動し、ボール6を介して駆動力(トルク)が矢印の方向に作用し、押圧力がアウトプットプレート4の矢印の方向に作用する。さらに、規定以上のトルクが加わると、インプットプレート3が図示する右方向に移動し、プリロードスプリング7の一定の力で抑えられていたアウトプットプレート4の抗力に逆らって、ボール6が転がり両プレート間の間隔が開き、アウトプットプレート4がブレーキ部8によって回転停止され保持される。そのため出力軸2へのトルクの伝達がなくなる。このようにして、駆動軸1の回転トルクが規定以上に作用した場合、回転力を伝える継手部がトルク伝達を制限することができる。
また、過負荷時に動力の切断を行うとともに、この動力切断位置を確実に保持できるトルクリミッタもある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−293576号公報 (第4頁、第1図)
従来のトルクリミッタは以上のように構成されているが、伝達トルクが規定値を超えると、回転軸を急停止させるため、回転体の慣性によりトルクサージを発生する。このトルクサージを低減するには、図4に示すようにサージトルク緩衝機構36、例えばスリップクラッチなどを別途併用する必要があり、コスト/質量/信頼性などを悪化させるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、伝達トルクがトルクサージなどによって規定値を超えても、システムの下流に影響しないようにした低コスト/軽量/高信頼性のトルクリミッタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のトルクリミッタは、駆動軸の回転プレートと出力軸上を軸方向に移動可能な回転プレートとの間にボールが挟まれたランプ溝を有するボールランプ部と、ボールランプ部を軸方向に押し付けることで一定のトルクまでボールランプ部が作動しないようにするスプリング部と、ボールランプ部の作動により発生する軸方向荷重によりトルクが増加するトルク伝達部とから構成されるトルクリミッタにおいて、伝達トルクが規定値を越えたとき前記ボールランプ部のボールが前記スプリング部の抗力に逆らって前記ランプ溝から移動して落ち込むボール溝を前記両回転プレートに設け、ボールランプ部の作動により発生する軸方向変位によりトルクを伝達できなくなるようにしたものである。
また、本発明のトルクリミッタは、ボールが挟まれたランプ溝を有するボールランプ部と、軸方向に押し付けるスプリング部を、駆動軸の回転プレートに対向して両側に設け、一方のボールランプ部の作動により発生する軸方向荷重が他方のボールランプ部の作動を誘起するように構成し、駆動トルクが両出力軸に連動するようにしたものである。
本発明のトルクリミッタは上記のように構成されており、ボール用のランプ溝を有するボールランプ部と、スプリング部と、トルク伝達部で構成され、伝達トルクが規定値を越えたとき、プリロードスプリング力に抗しボールがボールランプ部のランプ溝を乗り上げ、その後ボールが別に設けられたボール溝に落ち込む。これによりボールランプ部の軸方向の長さが短くなり、スプリング部の荷重が減少する。そして、トルク伝達部の許容伝達トルクが低下しシステムの上流と下流が分離される。
また、ボールが挟まれたランプ溝を有するボールランプ部と、軸方向に押し付けるスプリング部を、駆動軸の回転プレートに対向して両側に設ける。そして、一方のボールランプ部の作動により発生する軸方向荷重が、プリロード力による規制をなくするので、トルク伝達部がボールの外れた方向に移動し、他方のボールランプ部の作動を誘起するように構成する。これにより、トルク伝達部からのボールを介しての押付力がなくなり、駆動トルクが両出力軸に伝達されない。
本発明のトルクリミッタは上記のように構成されており、伝達トルクが規定値を超えるとボールランプ部のボールが別に設けられたボール溝に落ち込み、システムの上流と下流が分離され、従来のように軸が急停止することがなく、トルクサージを発生させることもなく、トルクを制限することができる。
また、異常トルクが発生した片方のみならず、他方も連動して、システムの上流と下流とを分離するので、トルクサージの発生防止のほか、他方の舵面だけが作動することを防止することができる。
本トルクリミッタは、従来の構造で、ボールランプ部のランプ溝のほかに別のボール溝を形成するだけで簡単に製作することができ、別途サージトルク緩衝機構を設ける必要も無く、ブレーキ部を必要とせず、低コスト/軽量/高信頼性のトルク制限機構をシステムに装備することができる。
動力伝達システムにおいて、回転体の慣性等により発生するトルクサージを低減するための緩衝機構を別途必要としない、低コスト/軽量/高信頼性のトルクリミッタを実現した。
図1は、本発明装置の1実施例のトルクリミッタの断面を示す図である。図2は、本発明のトルクリミッタのボールランプ部15の断面を示す図である。
本トルクリミッタは、駆動軸11上に駆動ギヤ11aでトルク伝達部11bを介しその両側に設けられ回転する2個のインプットプレート13と、左右の出力軸12a、12b内を軸方向に移動可能に取付けられた左右のアウトプットプレート14と、その両プレート間にボール6が挟まれボールランプ溝21とボール6の落ち込むボール溝22の2つの溝を有し、規定のトルク以上でボール6がボールランプ溝21を乗り越えてボール溝22に落ち込み、インプットプレート13とアウトプットプレート14間の間隔が短くなり駆動軸11側と出力軸12a、12b側との伝達系が離れるボールランプ部15と、アウトプットプレート14を介してボールランプ部15を軸方向に押し付けボールランプ溝21で規定のトルクまで作動しないようにするプリロードスプリング17とから構成される。
本トルクリミッタと従来のトルクリミッタの相違点は、従来のトルクリミッタは、図6に示すように、ボールランプ部5のランプ溝が一定の溝勾配で形成され、図5に示すブレーキ部8に利用できる軸方向分力とプリロードスプリング7のスプリング力は比例関係にあり、規定トルク以上になるとブレーキ部8によってブレーキがかかり、駆動軸1は停止され駆動トルクは出力軸2に伝達されなくなる。これに対し本トルクリミッタは、図2に示すように、ボールランプ部15の溝にボールランプ溝21のほかに、伝達トルクが規定トルク以上になるとボール6が落ち込むボール溝22が設けられ、ボール6が落ち込むとプリロードスプリング17による荷重が減少し、トルク伝達部11bの許容伝達トルクが低下し、インプットプレート13とアウトプットプレート14間の間隔が短くなりシステムの上流と下流が分離される。この構造では図5に示すブレーキ部8を必要とせず、トルクサージを発生させることもなくトルクを制限することができる。
次に、本トルクリミッタの各部構成について説明する。
インプットプレート13は、ハウジング19、20に設けられたベアリングに駆動ギヤ11aが支持され、駆動ギヤ11aのトルク伝達部11bの両側に設けられた円盤状のプレートで、出力軸12a、12bに対応して左右に2個設けられる。円周の片面にボールランプ部15のボールランプ溝21とボール溝22が設けられる。ボールランプ部15の位置を円周部に位置し、トルク伝達力の角度精度を大きくする。
アウトプットプレート14は、ハウジング19a、20aに設けられたベアリングに支えられた出力軸12a、12bの内周に軸方向に移動可能に取り付けられ、背面からプリロードスプリング17によって一定の力で押し付けられ、一定のトルクまでボールランプ部15が作動しないように構成される。
ボールランプ部15は、インプットプレート13とアウトプットプレート14間に、相対する円周面に3箇所以上の位置に設けられる。アウトプットプレート14をプリロードスプリング17が一定の力でボールランプ部15を軸方向に均一に押すことができるように適正な数の円周の箇所に設けられる。両プレート13、14間にボール6が挟まれ、ボール6が転がるボールランプ溝21とボール6の落ち込むボール溝22の2つの溝を有する。そして、規定のトルク以上でボール6がボールランプ溝21を乗り越えてボール溝22に落ち込み、インプットプレート13とアウトプットプレート14間の軸方向の間隔が短くなる。これにより駆動軸11側と出力軸12a、12b側とがトルク伝達上において離れ、システムの上流と下流が分離される。この構造では図5に示すブレーキ部8を必要とせず、トルクサージを発生させることもなくトルクを制限することができる。
プリロードスプリング17は、出力軸12a、12b内のアウトプットプレート14の背面の円周軸方向に複数個設けられ、中間金具を介してアウトプットプレート14を軸方向に均一に一定の力で押し、ボールランプ部15を軸方向に押し付け、ボールランプ溝21で規定のトルクまで作動しないようにする。
次に、本トルクリミッタの動作について説明する。
駆動軸11と左右の出力軸12a、12bの間にそれぞれ、インプットプレート13とアウトプットプレート14を介してボールランプ部15が設けられ、駆動ギヤ11aを回転すると、トルク伝達部11bを介してインプットプレート13に駆動トルクが伝達される。
ボールランプ部15の左右それぞれには、プリロードスプリング17によりプリロードが加えられている。そして、プリロードスプリング17が一定の力でアウトプットプレート14を軸方向に押すことで、その力がボールランプ部15のボール6に伝達され、出力軸12a、12bを回転させる。
通常、このように動作しているが、左右の出力軸12a、12bの一方に規定以上のトルクが加わったとき、同じ側のボールランプ部15のボール6は、プリロードスプリング17によるプリロード力に抗し、ボールランプ溝21を乗り上げ、別途設けたボール溝22に落ち込むことにより、ボールランプ部の軸方向長さが小さくなるため、プリロードスプリング17のプリロード力が小さくなる。このとき、トルク伝達部11bには、プリロードスプリング17のプリロード力による規制がなくなるので、ボール6が保持されている方のプリロードスプリング17のプリロード力により、トルク伝達部11bが、ボール6が外れた方向に移動し、このボール6もボール溝22に落ち込む。これにより、左右両方とも、トルク伝達部11bからのボール6を介しての押付力がなくなり、駆動トルクが出力軸12a、12bに伝達されなくなる。
上記のように、左右の動力伝達系のうち異常トルクが発生した片側のみならず、他方も連動してトルク伝達を阻止することで、特に航空機において避けなければならない、左右非対称で舵面が作動することを防止することができる。
上記の実施例では、出力軸12a、12bを2方向に設けたトルクリミッタで説明したが、1方向のみのトルクリミッタでも同様に適用することができる。
本発明のトルクリミッタの実施方法を示した説明図である。 本発明のトルクリミッタのボールランプ部の説明図である。 航空機の高揚力システムの動力伝達機構を説明するための図である。 航空機の左右翼の動力伝達系トルクリミッタとサージトルク緩衝機構を説明するための図である。 従来のトルクリミッタを説明するための図である。 従来のトルクリミッタのボールランプ部の説明図である。
符号の説明
1 駆動軸
2 出力軸
3、13 インプットプレート
4、14 アウトプットプレート
5、15 ボールランプ部
6 ボール
7、17 プリロードスプリング
8 ブレーキ部
9、10、19、19a、20、20a ハウジング
11 駆動軸
11a 駆動ギヤ
11b トルク伝達部
12a、12b 出力軸
21 ボールランプ溝
22 ボール溝
30 駆動源モータ
31 ギヤボックス
32 トルクシャフト
33a、34a 左舵面
33b、34b 右舵面
35a 左翼用トルクリミッタ
35b 右翼用トルクリミッタ
36 サージトルク緩衝機構

Claims (2)

  1. 駆動軸の回転プレートと出力軸上を軸方向に移動可能な回転プレートとの間にボールが挟まれたランプ溝を有するボールランプ部と、ボールランプ部を軸方向に押し付けることで一定のトルクまでボールランプ部が作動しないようにするスプリング部と、ボールランプ部の作動により発生する軸方向荷重によりトルクが増加するトルク伝達部とから構成されるトルクリミッタにおいて、伝達トルクが規定値を越えたとき前記ボールランプ部のボールが前記スプリング部の抗力に逆らって前記ランプ溝から移動して落ち込むボール溝を前記両回転プレートに設け、ボールランプ部の作動により発生する軸方向変位によりトルクを伝達できなくなるようにしたことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. ボールが挟まれたランプ溝を有するボールランプ部と、軸方向に押し付けるスプリング部を、駆動軸の回転プレートに対向して両側に設け、一方のボールランプ部の作動により発生する軸方向荷重が他方のボールランプ部の作動を誘起するように構成し、駆動トルクが両出力軸に連動するようにしたことを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
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