JP2005143797A - 家紋表示プレート - Google Patents

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Shinichi Nagahara
伸一 長原
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Abstract

【課題】 ガラスの素材を活かすことにより、構造が簡単であるにもかかわらず、家紋を表示するのに適した美的表現が得られ、しかも、場所を選ばず掲示でき、家紋盾のように立てて使用するのにも適した家紋表示プレートを提供する。
【解決手段】 透明または半透明のガラス板の裏側に、エッチング(食刻彫芸)加工技術により、家紋を一定のパターンで彫り上げ、彫り上げた窪地に塗料の塗布により家紋の着色を施し、その着色と着色との間が当該ガラス素材で透明または半透明であり着色部分が前面に透き通って見える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、各家に伝わる家紋を見せるために飾られる家紋表示プレートに関する。
家紋は、代々続く家の言わば印、家系の象徴であるので、アイデンティティの美的表現として用いられる。その用い方については、衣服、暖簾、看板、提灯、風呂敷、手拭い、瓦等に付けられるが、従来、家紋表示プレートが単独に室内インテリアとして用いられることはなく、額縁に入れたものとして主に贈答用として用いられ、送られた側においては、長押や壁に掛けて部屋に飾っていた。
しかし、額縁入りであると、家紋の表示方法としては複雑であり、製造についてはまず、家紋が表現された板紙、あるいは金属加工や布加工で家紋を施したプレート等を作るが、さらに、それを飾る額縁については、一般的に中央に窓穴を有する化粧枠板入りの体裁の良いものが使用され、しかも、家紋の表現に見合うよう装飾にも配慮したものが使用される関係で、非常に高価であったため、個人的にまたは贈答用としても安易には購入することができなかった。
また、部屋に飾るにしても、額縁入りであるために、それを壁や長押に掛ける必要があり、飾る場所が制約されることになることで、代々続く家系の象徴としてもっと身近に表現できるものはないかということが、昨今の懐古風潮ともあいまって、市場で望まれているところであった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、ガラスの素材を活かすことにより、構造が簡単であるにもかかわらず、家紋を表示するのに適した美的表現が得られ、しかも、場所を選ばず掲示でき、家紋盾のように立てて使用するのにも適した家紋表示プレートを提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この発明は、透明または半透明のガラス板の裏側に、エッチング(食刻彫芸)加工技術により、家紋を一定のパターンで彫り上げ、彫り上げた窪地に塗料の塗布により家紋の着色を施し、その着色と着色との間が当該ガラス素材で透明または半透明であり着色部分が前面に透き通って見える家紋表示プレートを提供するものである。
家紋表示プレートを上記のように構成したから、エンチング加工による窪地に着色を施したことから、家紋の輪郭がはっきりするため、スッキリした感覚の模様として透けて見える。しかも、家紋を表す色彩と色彩との間が透明であることにより背景の光や色の影響を受けるために、透き通った感の中に見えるだけでなく、飾る場所の背景や雰囲気により変化するといった従来の表現とは全く異なる印象を醸し出すことが可能となった。さらに、移動が容易であり、特に玄関先での“家紋盾”の活用は、「家紋」本来の意味合いからも、訪問客への好印象を与え得るものである。
特に、前端に家紋表示プレートの下端を差し込むことによりそれを後ろ傾斜に支え得る切り溝を設けた左右一対の伏せ棒との組合せであると(請求項2)、両伏せ棒の間を調整して安定して盾のように支持でき、しかも、家紋から透けて見える背景にその伏せ棒が入らないため、飾る体裁を保持できる。
以上説明したように、この発明は、ガラスの素材を巧みに活かしたもので、その家紋表示プレートによれば、構造が至極簡単であるにもかかわらず、家紋がくっきりと透けて見えるだけでなく、家紋の間から透けた背景が微妙に影響する特異な模様として映るため、殊に現代センスにおいて家紋を表示するのに適した美的表現が得られ、しかも、場所を選ばず掲示でき、家紋盾のように立てて使用するのにも適するという優れた効果がある。
図面は、この発明に係る一実施の形態を示したもので、その家紋表示プレートPは、ガラス1を本体として、それが一対の伏せ棒2,2により盾のように立てて支持される。なお、ガラス板1には、自然素材としてのガラスばかりでなく、アクリル樹脂等の透明プラスチック板を使用できる。また、これを支持する一対の伏せ棒2,2については、強度を有すれば材質の如何は余り問題はないが、目立たないように同じ透明なガラス素材を使用した。
図面は、木瓜紋(もっこうもん)の一種としての家紋3を枠4,5の中に表現し、その家紋3を使用する家名7を下に設けた場合を示したもので、それには、裏側にエンチング加工を施してから着色8,9を施す。なお、この発明では、家紋には紋章も含むものとする。
エンチング加工については、着色8,9の部分に予め薄い凹みの窪地11を形成するもので、それにはまず、顧客が求める家紋3または家名6を、コンピュータによる画像処理にて作成し、その際に必要により画像修正ソフトを用いてトリミングしながら、コンピュータにより画像作成の基本作業を完了する。それから、レーザープリンターにより印刷できる精密写真エッチング用の転写フィルムにそれをプリント出力する。さらに、画像マスキングフィルムを使用し、当該転写フィルムから、露光、現像処理を施し、エッチング用のマスキングフィルムを作成する。
次に、当該マスキングフィルムをガラス板1の裏面に貼付してから、研磨剤を使用することにより、サンドブラスト方法によりエッチング仕上げを行い、ガラス裏面に家紋3を凹凸により再現させる。この場合、凸が未加工面であり、凹が窪地11である。
ところで、当該家紋3の木瓜紋等の多くの家紋の場合について一般的な表現を(例えば、額縁、紋付き、暖簾等について)見ると、黒の線で模様を表すとともにその周囲が黒で塗り潰され、そのため、家紋の本体が線の模様ではあるが大部分が白(または金色)で占められ、その周囲の大部分が黒(或いは他の着色)として表現されることが多い。この実施形態の場合もそれに倣った表現した。つまり、家紋3の線模様3a等の大部分と、その周囲3cを黒の着色8とし、家紋3の大部分3bを無着色として透けて見える部分とした。したがって、この無着色部分から背景の光が透けてくることになる。また、周囲3cを従来と同様に矩形に表し、その周囲に矩形に囲む枠4,5を金色の着色9,9で表した。
また、下の家名6については、文字部分を透明となし、その周囲6aおよび枠13を黒の着色8となした。最後に、凹となる窪地11に塗料を塗布する等して着色8,9を施すので、短時間に完成でき、また、伏せ棒2,2も構造が簡単であり、量産もしやすい。
伏せ棒2,2は、目立たなく透明ガラスで四角の角材のように形成し、前端近くにやゝ後ろに傾いて開口する切り溝15を設け、切り溝15の背後内面にガラス板1を保護するためのクッション材17を貼付してある。また、前端の上角が取られて丸面19が形成される。
上記のように作った家紋表示プレートPは、ガラス製品としての特徴を活かし、家紋3そのものをスケルトン調に仕上げるといった全く従来にない発想の転換を図ったものであり、着色8,9による周辺色の不透明感とあいまって、重層感のある端正な仕上がり具合となっている。
壁に掛けるような使用もなし得るが、盾のように使用するために伏せ棒2,2と組であっても、伏せ棒2,2とともに簡易に設置箇所を移動できるとともに、スケルトンな家紋3によりバックの色調等に応じて、インテリアとしての幅広い活用が見込まれる。特に、玄関先での飾り置きは、訪問客に対するその家のシンボルとしての意味合いを表す。また、飾る場所を自由に選定でき、常時仕舞っておくにしても出し入れが容易であることから、慶事弔事の際の活用も都合良く容易になし得る。
さらに、構造が簡単で手頃な値段での安価な提供が可能であり、しかも、額縁方式に比べて体裁が劣らないことから、法要の引き出物や新築祝いの贈り物としても正に最適である。
この発明の家紋表示プレートを示す一部斜視図である。 同家紋表示プレートの正面図である。 図2のA−A線矢視の拡大断面図である。 同家紋表示プレートの盾様の使用状態を示す側面図である。
符号の説明
P 家紋表示プレート
1 ガラス板
2 伏せ棒
3 家紋
8,9 着色
11 窪地
15 切り溝

Claims (2)

  1. 透明または半透明のガラス板の裏側に、エッチング加工により、家紋を一定のパターンで彫り上げ、彫り上げた窪地に塗料の塗布により家紋の着色を施し、その着色と着色との間が当該ガラス素材として透明または半透明であり着色部分が前面に透き通って見えるように構成したことを特徴とする家紋表示プレート。
  2. 透明または半透明のガラス板の裏側に、エッチング加工により、家紋を一定のパターンで彫り上げ、彫り上げた窪地に塗料の塗布により家紋の着色を施し、その着色と着色との間が当該ガラス素材として透明または半透明であり着色部分が前面に透き通って見えるように構成した家紋表示プレートと、前端に家紋表示プレートの下端を差し込むことによりそれを後ろ傾斜に支え得る切り溝を設けた左右一対の伏せ棒との組合せであることを特徴とする家紋表示プレート。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100936230B1 (ko) 2009-03-27 2010-01-11 정병조 에칭을 이용한 거울의 문양제조방법

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