JP2005143488A - 物品収容体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異なる寸法の大小各種植木鉢に自在に対応でき、他の物品も収容できる物品収容体を提供する。
【解決手段】 所望形状の板材又棒材に複数の嵌め込み溝部3aを設け、その各内壁間に跨がる抜け防止用線材4を一体に張設した複数の経線部材3と、囲い込み形状の板材の周部に切り込み部5aが設けられ、切り込み部5aに線材4を入り込ませて嵌め込み溝部3aを嵌め込み、経線部材3が交差して組み付けられる緯線部材5とを具備し、一対の緯線部材5の切り込み部5aに選択的に組み付けた経線部材3により緯線部材5を切り込み部5a間で橋絡して立体を形成し、他の切り込み部5aに嵌め込んだ経線部材3を介して他の緯線部材5を組み付け、順次、緯線部材5を任意に組み付けて物品収容体を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 所望形状の板材又棒材に複数の嵌め込み溝部3aを設け、その各内壁間に跨がる抜け防止用線材4を一体に張設した複数の経線部材3と、囲い込み形状の板材の周部に切り込み部5aが設けられ、切り込み部5aに線材4を入り込ませて嵌め込み溝部3aを嵌め込み、経線部材3が交差して組み付けられる緯線部材5とを具備し、一対の緯線部材5の切り込み部5aに選択的に組み付けた経線部材3により緯線部材5を切り込み部5a間で橋絡して立体を形成し、他の切り込み部5aに嵌め込んだ経線部材3を介して他の緯線部材5を組み付け、順次、緯線部材5を任意に組み付けて物品収容体を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、植木鉢、紙コップ、傘等の様々な物品を収容する組立式物品収容体に関するものである。
植木鉢は室内使用時等に通常、鉢スタンドに収容され、その一例を図13を参照して次に示す。上記鉢スタンド(1)は一対の円環形金属棒(1a)(1b)を4本の金属製支柱(1c)〜(1f)で溶接等により交差連結したもので、円環内に植木鉢(2)を収容して保持する。
従来の鉢スタンド(1)は金属成形の既製品で、出来上がり後は寸法形状共に変更不可能のため、特定の鉢スタンド(1)に対し特定の植木鉢(2)しか適用できない。そのため、使用可能な植木鉢(2)が種類的に制限されて汎用性がなく、又、一定空間を占める立体のため、寸法的に嵩張り、搬送や収納、持運び時等に場所を取って空間利用効率が低い課題があった。又、携帯式の紙又はプラスチックコップは把手がないため、飲用時、持ち難くなる課題があった。
本発明の目的は、組立分解自在で異なる寸法の大小各種植木鉢に対して適用可能な、又、他の物品の収容体にも適用できる汎用性を持った物品収容体を提供することである。
本発明は、所望形状寸法の板材又棒材の所定位置に複数の嵌め込み溝部を設け、その各内壁間に跨がる抜け防止用線材を一体に張設した複数の経線部材と、所望の囲い込み形状と寸法の板材の周部に端面から切り込んだ所定数と形状の切り込み部が設けられ、切り込み部に抜け防止用線材を入り込ませて嵌め込み溝部を囲い込み形板材に嵌め込み、経線部材が抜け防止しつつ交差して組み付けられる緯線部材とを具備し、一対の緯線部材の選択された切り込み部に組み付けた経線部材により緯線部材を切り込み部間で橋絡して立体を形成すると共に、他の切り込み部に嵌め込んだ経線部材を介して他の緯線部材を組み付け、順次、経線部材を介して緯線部材を任意に組み付けて所望立体を形成したことを特徴とする。
本発明の実施の形態を図1〜図12を参照して以下説明する。まず図1(a)〜(d)は本発明の経線部材(3)の正面図と側面図とそのA−A線断面図と斜視図を示す。上記経線部材(3)は所定径と長さの丸棒材からなり、その正面上下近傍に一対の嵌め込み溝部(3a)が穿設され、且つ、正面左右中間部を軸方向に形成した微小縦溝に所定径の抜け防止用線材(4)が接着剤等により溝部(3a)の各内壁間を跨がって一体に固着して張設される。又、図示しないが、線材(4)は一対の溝部(3a)のそれぞれに各個別に固着しても良い。上記丸棒材は木材の他、プラスチック、金属等でも良く、径や長さ及び溝部(3a)の数や穿設位置、寸法等は用途に応じて種々選択される。又、抜け防止用線材(4)は丈夫な細線、例えば鋼線が好適で、その他テグス等の丈夫なプラスチックでも良く、丸棒材がプラスチックの場合、線材(4)と一体成形しても良い。
又、図1(e)〜(g)は本発明の緯線部材(5)の平面図と側面図と部分斜視図を示す。上記緯線部材(5)は囲い込み形状(図示例では円環形)に成形した所定円環径と厚さの板材からなり、その外周部に外側端面から切り込んだ所定数と形状、図示例では12個で鉤型の切り込み部(5a)が全周に亘って略等間隔に形成され、その切り込み幅は線材(4)の径に略等しい。上記囲い込み形板材は木材の他、プラスチック材、金属材等でも良く、囲い込み(円環)径や板厚は用途に応じて種々選択される。この時、木材の場合、成形容易な薄板材を予め必要形状に成形加工し、それを必要枚数貼り合わせて厚みを稼ぎ、加工を容易にしても良い。ここで、経線部材(3)の嵌め込み溝部(3a)の高さ(Wa)は緯線部材(5)の板厚(Wb)に等しく、又、線材(4)の側頂部から溝部(3a)の最奥部に到る深さ(Da)は切り込み部(5a)の鉤型最奥までの切り込み長さ(La)に等しい。
上記構成に基づき本発明の動作を図2(a)〜(g)を参照して説明する。例えば図2(a)(b)に示す前述経線部材(3)と緯線部材(5)とを組み付ける際、まず図2(g)に示すように、複数(例えば4個)の緯線部材(5p)(5q)(5r)(5s)を等間隔毎に上下段に整列して配置する。次に、例えば図示上方に位置する一対の緯線部材(5p)(5q)について上下に対向する一対の切り込み部(5a)に線材(4)を入り込ませつつ例えば図2(g)の経線部材(3p)の上下の嵌め込み溝部(3a)を緯線部材(5p)(5q)にそれぞれ嵌め込んでいく。更に、図2(e)に示すように、切り込み部(5a)の鉤型の屈曲線に沿って図示右方最奥まで線材(4)を入り込ませ、図2(c)(d)に示すように、溝部(3a)を緯線部材(5)に嵌め込んで経線部材(3)を交差して組み付ける。
次に、図2(c)(f)に示すように、同一緯線部材(5)の切り込み部(5a)の一つ飛び毎に例えば経線部材(3q)(3r)を選択的に嵌め込み、図示例では一対の緯線部材(5)について上下対向する6組の切り込み部(5a)に経線部材(3)を嵌め込んで組み付ける。そうすると、略円筒形立体を形成すると共に、図2(e)に示すように、線材(4)が鉤型屈曲部に引っ掛かって経線部材(3)の抜けを防止する。次に、一対の他方、例えば図示下方側の緯線部材(5q)の他の6個の切り込み部(5a)とその直下段の緯線部材(5r)の上下対向する切り込み部(5a)について上記同様、線材(4)を入り込ませて経線部材(3)を緯線部材(5)に組み付ける。以下同様、順次、円筒高さを増すと、所望高さの本発明の円筒形物品収容体(6)が形成される。
上記円筒形物品収容体(6)の概略図を図3(a)に示す。図において実線は経線部材(3)と緯線部材(5)の各線部材を示し、同図に示すように、上下段に整列配置された緯線部材(5)に対し経線部材(3)が上下各一対の緯線部材(5)毎に互い違いに組み付けられる。そこで、図3(b)に示すように、上中下3個の嵌め込み溝部(7a)を設けた経線部材(7)の場合、図3(c)に示すように、上中下3段一組の緯線部材(5)について切り込み部の一つ飛び毎に経線部材(7)を組み付けていく。以下、同様に緯線部材(5)が追加される毎に3段一組の緯線部材(5)毎に切り込み部の一つ飛びに経線部材(7)を組み付け、図3(c)に示すように、図3(a)と同様、経線部材(7)を互い違いに組み付けていき、所望高さの物品収容体(8)を形成する。又、図3(d)に示すように、緯線部材(5)の整列段数と同数(図示例では上下方向に5個)の嵌め込み溝部を設けた経線部材(9)を緯線部材(5)に全段一括して組み付けて物品収容体(10)を形成しても良い。
次に、本発明の経線部材(3)の変形例を図4(a)〜(h)を参照して示す。まず図4(a)の経線部材(11)は抜け防止用線材(12)を上端面から嵌め込み溝部(11a)内を通過して図示上下に貫通させ、上下端面で端部(12a)を折曲して固着したもので、その平面図を図4(b)に示す。又、図4(c)の経線部材(13)は線材(14)を正面左右中間位置に沿って溝部(13a)の内壁間を跨いで沿わせて接着剤等で固着し、上下の食み出し部(14a)を上下端面に沿わせ、端部(14b)を上下各端面に差し込んで固着したもので、その平面図を図4(d)に示す。又、図4(c)の2点鎖線に示すように、経線部材板材の背面側にも溝部(13b)を設け、その内壁間を跨いで線材(14c)を固着し、正面と背面両面に溝部(13a)(13b)を設けても良い。又、図4(e)の経線部材(15)は正面左右中間位置に溝部(15a)を跨いで固着した線材(16)の上下部に固定用線材(17)を巻き付けて強固に固定したものである。
又、図4(f)の経線部材(18)は下側の溝部(18a)の下部(18b)を足長に延在させたもので、同様に正面左右中間位置に沿って溝部(18a)を跨いで抜け防止用線材(19)を固着する。又、図4(g)の経線部材(20)は線材(21)を正面左右中間位置に沿って溝部(20a)の内壁間を跨いで沿わせ、溝部(20a)の各上下で線材(21)の端部(21a)を差し込んで固着したものである。この時、図示しないが、図4(c)の2点鎖線同様、抜け防止用線材を上下の各溝部(20a)毎に個別に溝部内壁間を跨いで固着し、2本に分けて設けても良い。又、図4(h)の経線部材(22)は溝部(22a)の最奥壁面(22b)を湾曲成形したもので、図示しないが、抜け防止用線材は上記同様に設けられ、外周面が円形の緯線部材に対し好適である。
次に、本発明の経線部材の異なる変形例を図5(a)〜(f)を参照して示す。まず図5(a)の経線部材(23)は所定厚の板材を長矩形に成形し、正面上下位置に嵌め込み溝部(23a)を設け、上記同様、抜け防止用線材(24)を正面左右中間位置に溝部(23a)の内壁間を跨いで固着したものである。又、図5(b)の経線部材(25)は縦長の平行四辺形に成形した板材の正面上中下各位置に上下端面に平行に溝部(25a)を設け、抜け防止用線材(26)を各溝部(25a)毎の正面左右中間位置に個別に溝部内壁間を跨いで固着したもので、その正面図を図5(c)に示す。この時、線材(26)の上下各端部(26a)(26b)を溝部内上壁面と板材正面とにそれぞれ差し込み、溝部開口では上下垂直に向けて固着する。
又、図5(d)の経線部材(27)は半円形に成形した板材の上下各端面及び正面中央部に各同一向きに嵌め込み溝部(27a)を設け、抜け防止用線材(28)を各溝部(27a)毎の正面左右中間位置に個別に溝部内壁間を跨いで固着したもので、その正面図を図5(e)に示す。この時、線材(28)の上下各端部(28a)(28b)を溝部(27a)毎の各上下位置にそれぞれ差し込み、溝部開口では図示上下垂直に向けて固着する。又、図5(f)の経線部材(29)は長矩形に成形した板材の正面に溝部(29a)を設け、その背面に飾り模様(29b)、例えば連続半円形模様を形成したもので、抜け防止用線材(30)は上記同様に溝部側に適宜の手段で固着される。
次に、図6(a)(b)は本発明の変形緯線部材(31)の平面図とB−B線断面図を示し、緯線部材(31)は円形板材の上面外周近傍に全周に亘って円環形隔壁(31a)を設けた有底板で、例えば本発明の物品収容体の底板に用いる。切り込み部(31b)は全周に亘って所定距離毎に側周端面から抜け防止用線材径と略同孔径の部分曲線形に切り込んで形成する。又、図6(c)〜(h)は緯線部材切り込み部の各変形例の部分拡大各平面図を示し、図6(c)の切り込み部(32)は切り込み部(31b)と同形の部分曲線形で、部分曲線形切り込み部(31b)(32)に抜け防止用線材を最奥部まで入り込ませる。そうすると、線材が曲線に引っ掛かって抜け難くなり、又、入り込み方向が鉤型に比し滑らかに変わるため、嵌め込み動作も容易となる。又、図6(c)の2点鎖線に示すように、同じ部分曲線形切り込み部(32a)を切り込み部(32)と等間隔を保持して2列並んで形成しても良く、又は切り込み長さを異ならせて短くした切り込み部(32b)を同様に切り込み部(32)と2列並んで形成しても良い。又、図6(d)の切り込み部(33)は切り込み部(32)よりも鋭角に端面から切り込んだもので、入り込んだ抜け防止用線材が更に抜け難くなる。又、切り込み部(32)(33)の部分曲線をS字状波形に形成しても良い。
又、図6(e)の切り込み部(34)は鉤型の変形で、端面から中心に向って真直ぐに切り込んだ後、右に曲がって最奥に到る途中形状をく字状に2回折れ曲げたもので、入り込んだ抜け防止用線材が更に抜け難くなる。又、図6(f)の切り込み部(35)は幅広の切り込み部内に伸縮自在のクッション材(36)、例えばゴム材を切り込み部内の線材入り込み側壁面(35a)を除く内側壁面(35b)(35c)に接着したものである。この時、ゴム材露出端面に線材入り込み方向に向って内側に傾斜したテーパ面(36a)を形成し、線材の入り込み動作を容易にする。尚、クッション材としては、ゴム材の他、線材接触面を粗面にして摩擦を大きくした軟性プラスチック材でも良い。
又、図6(g)の切り込み部(37)は幅広の切り込み部内に伸縮自在のクッション材(38)、例えばゴム材を切り込み部内側壁面(37a)(37b)(37c)に接着したものである。そして、ゴム材中間部を真直ぐ左右に分断して線材入り込み部とし、且つ、分断位置で左右のゴム材露出端面に線材入り込み方向に向って内側に傾斜したテーパ面(38a)(38b)を形成し、線材の入り込み動作を容易にする。尚、クッション材としては、上記同様、ゴム材の他、線材接触面を粗面にした軟性プラスチック材でも良い。又、図6(h)の切り込み部(39)は内側壁面に接着したゴム材(40)の中間部をS字状に左右に分断して線材入り込み部としたもので、入り込んだ抜け防止用線材が更に抜け難くなる。且つ、分断位置でゴム材露出端面にテーパ面(40a)(40b)を形成し、線材の入り込み動作を容易にする。
上記ゴム材等のクッション材(36)(38)を接着した幅広の切り込み部(35)(37)の場合、経線部材の他の変形が可能となり、図7(a)〜(l)を参照して次に示す。まず図7(a)(b)の経線部材(41)は長矩形に成形した板材の上下部に嵌め込み溝部(41a)を設け、一方の側面の正面近傍に抜け防止用線材(42)を溝部開口を跨いで固着したものである。この時、図7(b)に示すように、線材(42)の上下各端部(42a)を折曲して溝部(41a)を跨いでその各上下位置に差し込んで線材(42)を固着する。又、図示しないが、前述同様、一本の線材を2本に分け、上下の各溝部(41a)毎に溝部開口を跨いで個別に固着しても良い。
又、図7(c)(d)の経線部材(43)は長形の平行四辺形(一部のみ図示)に成形した板材の所定位置に上端面に平行に嵌め込み溝部(43a)を設け、一方の側面の正面近傍に抜け防止用線材(44)を溝部開口を跨いで固着したものである。この時、図7(d)に示すように、線材(44)の上下各端部(44a)を折曲して各溝部(43a)を跨ぎ、その各上下位置に差し込んで線材(44)を固着する。
又、図7(e)の経線部材(45)は長矩形に成形した板材の上下部に嵌め込み溝部(45a)を設け、左右両側面の正面近傍に抜け防止用線材(46)を溝部開口を跨いで固着したものである。この時、図7(e)に示すように、一本の線材(46)の端部(46a)を折曲して上側の溝部(45a)の上位置に差し込む。そこから上下の各溝部(45a)を跨ぎ、更に下側の溝部(45a)の下位置に差し込んで板材を貫通して他方の側面に達し、そこから再び上下の各溝部(45a)を跨いで両側面を一周し、端部(46a)を上側の溝部(45a)の上位置に差し込んで線材(46)を固着する。又、図示しないが、前述同様、一本の線材を2本に分け、上下の各溝部(45a)毎に溝部開口を跨いで左右両側面を一周して個別に固着しても良い。
次に、経線部材(41)の嵌め込み動作例を図7(f)(g)(h)を参照して示すと、図7(f)は前述切り込み部(35)の平面図、図7(g)(h)は嵌め込み時の経線部材(41)の平面図と部分側面図を示す。同図に示すように、経線部材(41)の線材(42)をゴム材(36)のテーパ面(36a)に沿って側壁面(35a)とゴム材(36)との間に入り込ませると、ゴム材(36)の弾圧力によって側壁面(35a)との間に仮固定されて抜けが防止される。同時に、嵌め込み溝部(41a)は切り込み部(35)から外れて位置し、その左方位置にあって緯線部材(47)に全面支持され、その位置に経線部材(41)が仮固定される。
又、図7(i)の切り込み部(48)は緯線部材(49)の経線部材支持面(49a)の左右両側に設けられ、切り込み部内に前記同様のゴム材(50)を支持面(49a)の両側壁面以外の面で接着したもので、図7(e)の経線部材(45)の嵌め込みに好適である。この場合、図7(j)に示すように、支持面(49a)で嵌め込み溝部(45a)を全面受けると共に、経線部材両側面の線材(46)を前記同様、支持面左右の切り込み部(48)に同時に入り込ませて経線部材(45)を仮固定する。そうすると、経線部材(45)は左右両側でゴム材弾圧力により安定に仮固定される。又、図7(k)に示す丸棒材の経線部材(51)の場合、嵌め込み溝部(51a)の正面中間部からやや図示左にずれた位置に抜け防止用線材(52)を固着する。又、図7(l)に示す丸棒材の経線部材(53)の場合、嵌め込み溝部(53a)の正面中間部からやや左右両側にずれた位置に一対の抜け防止用線材(54)を固着する。
次に、図8(a)(b)は嵌め込み時の経線部材(51)の各平面図、図8(c)は嵌め込み時の経線部材(53)の平面図を示し、経線部材(51)(53)は前述切り込み部(35)(48)にそれぞれ嵌め込まれる。ここで、図8(a)に示す経線部材(51)の場合、線材(52)を切り込み方向に沿って側壁面(35a)とゴム材(36)との間に入り込ませる。又、図8(b)に示す経線部材(51)の場合、線材(52)を緯線部材(55)の中心に向って側壁面(35a)とゴム材(36)との間に入り込ませる。何れの場合も線材(52)はゴム材(36)の弾圧力によって側壁面(35a)との間に仮固定される。同時に、嵌め込み溝部(51a)の大部分が切り込み部(35)から外れ、その左方で緯線部材(55)で支持され、経線部材(51)が仮固定される。
又、図8(c)に示す経線部材(53)の場合、経線部材(45)と同様、緯線部材支持面(49a)で嵌め込み溝部(53a)を受けると共に、左右両線材(54)を前記同様、支持面左右の切り込み部(48)に同時に入り込ませ、左右両側でゴム材弾圧力により安定に仮固定する。又、図6(c)の所定間隔を保持して2列に並んだ切り込み部(32)(32a)に左右両線材(54)を同時に入りこませ、又は図7(e)の経線部材(45)の左右両側面の線材(46)を同時に入りこませても良い。この場合、経線部材(45)(53)は左右二本の線材で安定的に位置決めされる。又、経線部材(45)(53)の線材(46)(54)を左右両側面で中心からの距離を異ならせて非対象に形成し、図6(c)の長さの異なる切り込み部(32)(32b)に同時に入りこませても良い。尚、参考例として図1(a)〜(d)の経線部材(3)を図6(f)(g)の切り込み部(35)(37)に嵌め込んだ時の動作例を図8(d)(e)の各平面図に示す。又、図8(f)(g)(h)は正三角形と正方形と正六角形の各枠体に成形した緯線部材(56)(57)(58)の各平面図を示し、各切り込み部(56a)(57a)(58a)に切り込み部(35)を適用する。
又、図9(a)の緯線部材(59)は円環成形した板材の内周側端面から切り込んで内周全周に沿って所定距離毎に切り込み部(59a)を設けたもので、各切り込み部(59a)には図6(f)の切り込み部(35)を適用する。又、図9(b)は切り込み部(35)の変形例で、緯線部材(60)の外側周端面に切り欠き部(60a)を設け、それに隣接して切り込み部(35)と同様の切り込み部(61)を設ける。それにより図9(c)に示すように、経線部材(41)を嵌め込んだ時、溝部(41a)が切り欠き部(60a)の奥の支持面(60b)に全面支持され、経線部材(41)の背面(41b)と緯線部材(60)の外側周端面(60c)とが面一に平坦になる。又、図9(d)は切り込み部(61)の変形例で、緯線部材(62)の外側周端面に切り欠き部(62a)を設けて形成した支持面(62b)の左右両側に隣接して切り込み部(35)と同様の切り込み部(63)を設ける。
又、図9(e)は切り込み部(35)の変形例で、切り込み部(64)のゴム材接着面(64a)の隅部を湾曲成形したものである。又、図9(f)は円環形板材の外周に飾り模様(65a)を設けた緯線部材(65)の平面図で、切り込み部(65b)に図6(f)の切り込み部(35)を適用する。又、図9(g)(h)は半円環形部分緯線部材(66a)の平面図と側面図で、各端面に2個ずつ設けた連結孔(66b)にそれぞれ連結ピン(67)を差し込み、一対の半円環形部分緯線部材(66a)を端面同士、突き合わせて連結し、図9(i)の円環形緯線部材(66)を形成する。尚、切り込み部(66c)に図6(f)の切り込み部(35)を適用する。
又、図10(a)(b)は半円環形部分緯線部材(66a)を方形に応用した方形部分緯線部材(68a)の平面図と側面図で、左右両端面に2個ずつ設けた連結孔(68b)にそれぞれ連結ピン(69)を差し込み、方形部分緯線部材(68a)を端面同士、突き合わせて連結し、図10(c)の方形緯線部材(68)を形成する。尚、切り込み部(68c)に図6(f)の切り込み部(35)を適用し、各部分緯線部材(68a)毎に設ける。ここで、連結ピン(69)を金属やプラスチック材等の屈曲性材料にすると、例えば図10(d)に示すように、8個の方形部分緯線部材(68a)を連結して閉ループを形作り、八角枠形緯線部材(70)を形成できる。
又、図10(e)(f)(g)に示すように、く字形、L字形及び曲線形の各部分緯線部材(71a)(72a)(73a)を形成すると、まず図10(h)に示すように、く字形部分緯線部材(71a)と方形緯線部材(68a)とで三角枠形緯線部材(71)を形成できる。又、図10(i)に示すように、L字形部分緯線部材(72a)と方形緯線部材(68a)とで正方枠形緯線部材(72)を形成できる。又、図10(j)に示すように、曲線形部分緯線部材(73a)を連結して円環形緯線部材(73)を形成できる。この場合、連結部分は湾曲しているため、連結ピンはプラスチック等の屈曲性材料が望ましく、且つ、部分緯線部材(73a)毎に切り込み部(73b)を設ける。
又、図11(a)は二つの円環形を平面的に並べて一体形成した二股緯線部材(74)の平面図、図11(b)は三つの円環形を平面的に並べて一体形成した三股緯線部材(75)の平面図である。
次に、本発明の物品収容体を携帯式紙又はプラスチックコップの把手付き物品収容体として用いた一応用例を図11(c)〜(m)を参照して示す。まず図11(c)はコップ収容部となる円環形緯線部材(76)の平面図で、円環の把手組み付け部(76a)を部分的に突出させ、その凸面部に図6(e)のく字形折れ線を含む切り込み部(34)と同様の切り込み部(76b)を形成し、円環外周所定位置に例えば図6(f)の切り込み部(35)と同様の組み付け用切り込み部(76c)を設ける。図11(d)はコップ収容部となる円環形緯線部材(77)の平面図で、緯線部材(76)と相違する点は、飲み口部(77d)として円環一部を部分的に切り欠いたことで、他は同様に把手組み付け部(77a)と円環外周所定位置とにそれぞれ切り込み部(77b)(77c)を設ける。
又、図11(e)(f)はコップ収容部の底板となる円板型緯線部材(78)の平面図とそのC−C線断面図である。上記緯線部材(78)は円板の把手組み付け部(78a)を部分的に突出させ、その凸面部に切り込み部(76b)と同様の切り込み部(78b)を形成し、円環外周所定位置に切り込み部(76c)と同様の切り込み部(78c)を設けたものである。且つ、収容されたコップを位置規制してずれを防止する凸壁部(78d)を円板外周所定位置に一体形成し、図示例では4個の凸壁部(78d)を略等間隔に設ける。
又、図11(g)(h)は把手となる経線部材(79)の側面図と正面図で、その形状は図4(g)の経線部材(21)の背面側に把手(79a)を一体形成したものである。又、図11(i)(j)は把手となる他の経線部材(80)の側面図と正面図で、その形状は図7(a)の経線部材(41)の背面側に把手(80a)を一体形成したもので、この場合、抜け防止用線材(81)は正面から見て右側面に取り付けられる。
上記構成において、図11(k)(l)に示すように、円環形緯線部材(76)と円板形緯線部材(78)とを縦に整列配置し、切り込み部(76b)(78b)に経線部材(79)、切り込み部(76c)(78c)に経線部材(41)をそれぞれ組み付けて把手付き物品収容体(82)を形成する。その内部に紙コップ(83)等を収容し、把手(79a)を持って飲用する。尚、経線部材(80)を組み付けた時も同様で、その部分平面図を図11(m)に示す。
又、図12(a)〜(d)は本発明の物品収容体の各種組立例の概略斜視又は側面図をそれぞれ示す。まず図12(a)は図3(a)と同様の円筒形収容体(6)の概略斜視図、図12(b)は長短2種類の経線部材(84)(85)を用いた円筒形収容体(86)の概略斜視図である。上記円筒形収容体(6)(86)は植木鉢を円環内に収容する鉢スタンドとして利用できる。しかも緯線部材の組み付け数を選択して円筒高さを自在に調節できるため、大小各種外径の円環形緯線部材を予め用意しておくと、大小各種植木鉢に対して自在に対応できる。この時、経線部材を短くしておくと、より密な高さ調節が可能となる。又、円筒高さを適宜、延ばすと、長尺な物品の収容体、例えば傘立てとして利用でき、寸法を小さくすれば、筆立てや箸立てとして利用できる。尚、箸立ての場合、円筒内周面に防塵用シート材を張り巡らしておくことが望ましい。
又、図12(c)は半円環形経線部材(27){図5(d)参照}を用いて形成した略球体(87)の最上位置の緯線部材に円筒体(88)を連続形成した花瓶形収容体(89)の概略側面図、図12(d)は経線部材(25)を用いて円錐台(90)(91)を連続形成した円錐台形収容体(92)の概略斜視図である。上記花瓶形収容体(89)は造花の花瓶として、又、内部に水入りコップ等の容器を予め収納しておくと、そのコップ容器内に実物の花等を生けることができる。又、円錐台形収容体(92)は特殊な形状の傘立てや筆立てとして、又は花瓶としても利用できる。
又、例えば緯線及び経線各部材を動物の輪郭や幾何学形に似せて形成すると、それらを組み合わせて動物や幾何学形の物品収容体や立体モデルを形成できる。そこで、輪郭形や幾何学形の緯線及び経線各部材等、多様な形状の緯線及び経線各部材を形成すれば、両線部材を選択的に自在に組み付けて多様な立体を形成でき、これより多様な立体モデルの造形が可能となり、創造性開発遊具としても利用できる。又、緯線及び経線各部材を木材で形成すると、組み木遊具となる。
本発明によれば、各種形状寸法の緯線部材と経線部材とを交差して組み付け、分解組立自在の立体を形成したから、各線部材の寸法や形状を選択して組み付けて多様な各種物品収容体を形成できる。そこで、緯線部材を大小各種円環形に形成し、緯線部材の組み付け数を選択して円筒高さを調節すると、大小各種植木鉢に自在に対応できる汎用性を持つ鉢スタンドとなる。その他、傘や筆記具、花等、様々な物品を収容できる多様な物品収容体を形成できる。又、分解時、単にばらばらの線部材の集合となるため、嵩張らず、搬送や収納、持運び時等に場所を取らず、空間利用効率が向上してコストも低減できる。又、輪郭形や幾何学形等、緯線及び経線各部材を多様な形状にすれば、多様な形状の物品収容体や立体モデルの造形が可能となり、創造性開発遊具にも利用できる。又、把手付き物品収容体に紙やプラスチックコップ等を収容し、把手を持って飲用できる。
3 経線部材
3a 嵌め込み溝部
4 抜け防止用線材
5 緯線部材
5a 切り込み部
3a 嵌め込み溝部
4 抜け防止用線材
5 緯線部材
5a 切り込み部
Claims (6)
- 所望形状と寸法の板材又棒材の所定位置に複数の嵌め込み溝部を設け、その各内壁間に跨がる抜け防止用線材を一体に張設した複数の経線部材と、所望の囲い込み形状と寸法の板材の周部に端面から切り込んだ所定数と形状の切り込み部が設けられ、上記切り込み部に上記抜け防止用線材を入り込ませて嵌め込み溝部を囲い込み形板材に嵌め込み、経線部材が抜け防止しつつ交差して組み付けられる緯線部材とを具備し、一対の上記緯線部材の選択された切り込み部に組み付けた経線部材により上記緯線部材を切り込み部間で橋絡して立体を形成すると共に、他の切り込み部に嵌め込んだ経線部材を介して他の緯線部材を組み付け、順次、経線部材を介して緯線部材を任意に組み付けて所望の立体を形成したことを特徴とする物品収容体。
- 緯線部材は幾何学形枠体であることを特徴とする請求項1記載の物品収容体。
- 緯線部材の切り込み部を6個以上の偶数個とし、その一つ飛びに組み付けた経線部材を介して他の緯線部材を組み付け、且つ、他の切り込み部に嵌め込んだ経線部材を介して他の緯線部材を組み付け、順次、組み付け数を増したことを特徴とする請求項1又は2記載の物品収容体。
- 緯線部材の切り込み部を単列又は所定間隔を保持した複数列の所定長の曲線状又は折れ線状又は傾斜線状に形成したことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の物品収容体。
- 最下部の緯線部材を有底板にしたことを特徴とする請求項1から4までの何れかに記載の物品収容体。
- 経線部材及び緯線部材はそれぞれ木材からなることを特徴とする請求項1から5までの何れかに記載の物品収容体。
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JP2003425886A JP2005143488A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 物品収容体 |
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- 2003-11-18 JP JP2003425886A patent/JP2005143488A/ja active Pending
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