JP2005142816A - 自己補対型アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の周波数を使うシステムにおいて、1本のアンテナで対応することが可能な自己補対型広帯域アンテナを提供する。
【解決手段】メビウス輪状に形成された帯体102上に、帯状の導電体103と導電体103と同じ幅の帯状の非導電体104とを対とし、導電体103の一端部を給電点1,16、他端部を開放端としたアンテナを2本備えた自己補対型アンテナとすることで、小型で、広い周波数領域で定インピーダンスを確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナインピーダンスが周波数に依存しない所要周波数帯域幅の広い自己補対型アンテナに関するものである。
従来の自己補対型アンテナとして非特許文献1に記載がある。その構成をついて図4に基づいて説明する。
図4は、従来の自己補対型アンテナの構成を示す図である。
図4において、31は導体板、32は給電点、33は給電点、34は開口面である。
このように構成された自己補対型アンテナについて、その動作を説明する。
導体板31について考えると、図4のアンテナは3角形のダイポールアンテナと考えることができる。この場合、給電点32と33の近傍の電界Edを積分路u2に沿って積分すると2素子間の電位が計算されるが、u2が給電点32と33に近づくとアンテナの端子電圧Vdを与え、(数1)となる。
Figure 2005142816
また、導体板31の周囲の磁界Hを周回積分すると、アンペアの周回積分の定理により、そこを流れる電流Idは、(数2)となる。
Figure 2005142816
導体板31の表と裏は対称であるから磁界は等しいので、アンテナ表面の磁界Hdを使えば、(式3)となる。
Figure 2005142816
ダイポールアンテナとしての端子電流Idが与えられる。
従って、(数1)と(数3)より、このダイポールアンテナのインピーダンスZdは、(数4)となる。
Figure 2005142816
次に、導体で囲まれた開口面34について考えると、図4のアンテナはスロットアンテナとして考えることも出来る。この場合、積分路u1に沿って電界Esで積分すると、開口面34の周囲の導体間の電位が求められるが、積分路u1を給電点32と33に近づけるとそれは供給電圧Vsを与え、(数5)となる。
Figure 2005142816
一方、導体表面の磁界Hsを積分路u2に沿って積分すると、同様にして、スロットアンテナとしての端子電流Isは、(数6)で与えられる。
Figure 2005142816
従って、(数5)と(数6)より、このスロットアンテナのインピーダンスZsは、(数7)となる。
Figure 2005142816
従って、(数4)と(数7)から、(数8)となる。
Figure 2005142816
ところで、磁界と電界の相似性より、kを比例定数とした場合、(数9)で示される式
となる。
Figure 2005142816
また、自由空間のインピーダンスをη0とすると、(数10)および(数11)で示される式となる。
Figure 2005142816
Figure 2005142816
従って、(数9)、(数10)、(数11)を(数8)に代入すると、近似式として、(数12)となる。
Figure 2005142816
ここで、図4のアンテナの大きさが無限に広い場合には、(数13)と考えられる。
Figure 2005142816
従って、(数13)を(数12)に代入すると、(数14)となる。
Figure 2005142816
(数14)が示すように、インピーダンスが周波数に依存せず、それだけ、対応する所要周波数帯域幅の広い広帯域アンテナになることを示している。
築地武彦著,「電波・アンテナ工学入門」,初版,総合電子出版,2002年3月6日,p.210−214
解決しようとしている問題点は、アンテナが周波数に依存せず定インピーダンスとし、アンテナの所要周波数帯域幅を大きくするには、アンテナの長さが無限に長いことが条件となる。
従って、アンテナの形状が3角形の場合、その条件に近似的にでも合うようにすると、その長さを長くする必要があり、アンテナの大きさが大きくなるという問題がある。
本発明は、複数の周波数に対応可能な自己補対型アンテナを提供することを目的とする。
本発明は、帯体の一方の面に、帯状の導電体と、前記導電体に隣接して形成された帯状の非導電体とを対とする第1のアンテナ部を2組形成し、前記帯体の他方の面に、前記帯状の導電体および非導電体とそれぞれ同じ幅の帯状の導電体および非導電体を対とする第2のアンテナ部を2組形成し、前記第1のアンテナ部は、それぞれ前記帯体の長手方向の端部に第1の接続端を有し、前記第2のアンテナ部は、それぞれ前記第1の接続端が形成された前記帯体の長手方向の反対側の端部に第2の接続端を有し、前記帯体をメビウス輪状とすることにより前記第1のアンテナ部の第1の接続端と前記第2のアンテナ部の第2の接続端とを同一面で接続して2本のアンテナを形成したことを最も主要な特徴とする。
本発明は、導電体と非導電体を配置した帯体をメビウス輪状にしたアンテナとすることにより、導電体と非導電体を相互に相似とした状態を維持したまま、導電体と非導電体で形成されるアンテナの一端部を給電点とし、他端部を開放端とできるため、容易に自己補対型アンテナを実現でき、結果として定インピーダンスで非常に広帯域の自己補対型アンテナとすることができる。
また、導電体と非導電体を同じ幅で形成することで、相似形としたまま、メビウス輪のループ状にすることが簡単にできるため、非常に小型の自己補対型アンテナとすることができる上、小型でありながら、広帯域に渡って送受信が可能であるという効果を有する。
また、第1のアンテナ部は、帯体の長手方向の中心線より片面に、中心線に平行した端辺に、接して平行かつ同じ長さに、導電体と非導電体とを偶数対隣接して配置した1組と、片面の反対側に、中心線に平行した端辺の一端部から、他端部の1対分の幅ほど中心線側に寄った位置まで結ぶ仮想線に、接して平行かつ同じ長さに、導電体と非導電体を、偶数対より1対少なく配置した1組とからなり、第2のアンテナ部は、第1のアンテナ部を平行に配置した端辺に、接して平行かつ同じ長さに、導電体と非導電体とを偶数対隣接して配置した1組と、第1のアンテナ部が接する前記一端部から前記他端部の1対分の幅ほど中心線側に寄った位置まで結ぶ仮想線に接して平行かつ同じ長さに導電体と非導電体を偶数対より1対少なく配置した1組とからなるように、導体配置とすることで、この帯体をねじってメビウス状に確実に導電体と非導電体を連続するように接続することができ、更に一端部を給電点、他端部を開放端とすることができ、容易に自己補対型アンテナを形成することが可能となる。
本発明の請求項1に記載の発明は、帯体の一方の面に、帯状の導電体と、導電体に隣接して形成された帯状の非導電体とを対とする第1のアンテナ部を2組形成し、帯体の他方の面に、帯状の導電体および非導電体とそれぞれ同じ幅の帯状の導電体および非導電体を対とする第2のアンテナ部を2組形成し、第1のアンテナ部は、それぞれ帯体の長手方向の端部に第1の接続端を有し、第2のアンテナ部は、それぞれ第1の接続端が形成された帯体の長手方向の反対側の端部に第2の接続端を有し、帯体をメビウス輪状とすることにより第1のアンテナ部の第1の接続端と第2のアンテナ部の第2の接続端とを同一面で接続して2本のアンテナを形成したとしたものであり、導電体とこれと対を成し相似する非導電体とを有するメビウス輪状となったアンテナとすることができる。このアンテナの一端部を給電点、他端部を開放端とすることで自己補対型アンテナとすることができる。メビウス輪状のループ状により小型化を実現しながら、導電体と非導電体が相似となることにより自己補対型アンテナを容易に実現でき、定インピーダンス特性を得ることで、広帯域化を実現することができる。
本発明の請求項2に記載の発明は、導電体と非導電体は、同じ幅で形成されたことを特徴としたものであり、相似形としたまま、メビウス輪のループ状にすることが簡単にできるため、非常に小型の自己補対型アンテナとすることができる上、小型でありながら、広帯域に渡って送受信が可能である。
本発明の請求項3に記載の発明は、第1のアンテナ部は、帯体の長手方向の中心線より片面に、中心線に平行した端辺に、接して平行かつ同じ長さに、導電体と非導電体とを偶数対隣接して配置した1組と、片面の反対側に、中心線に平行した端辺の一端部から、他端部の1対分の幅ほど中心線側に寄った位置まで結ぶ仮想線に、接して平行かつ同じ長さに、導電体と非導電体を、偶数対より1対少なく配置した1組とからなり、第2のアンテナ部は、第1のアンテナ部を平行に配置した端辺に、接して平行かつ同じ長さに、導電体と非導電体とを偶数対隣接して配置した1組と、第1のアンテナ部が接する一端部から他端部の1対分の幅ほど中心線側に寄った位置まで結ぶ仮想線に接して平行かつ同じ長さに導電体と非導電体を偶数対より1対少なく配置した1組とからなることとしたものであり、導電体と非導電体を帯体の中心線の片側において帯体の中心線と平行した端辺と平行とし、もう一方側では帯体の中心線と平行した端辺に対して斜めに配置することで、この帯体にねじりを入れて端部同士を接続してメビウス輪状とし、導電体の一端部が給電点となり他端部が開放端となって、導電体と非導電体が相似である状態を保ったメビウス輪の自己補対型アンテナを構成することが容易に実現できる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態に係る自己補対型アンテナを図1〜図3に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態による自己補対型アンテナの外観図であり、図2は、本発明の実施の形態による自己補対型アンテナを広げた時の帯体の一方の面の導電体の配置構成図であり、図3は本発明の実施の形態による自己補対型アンテナを広げた時の帯体の他方の面の導電体の配置構成図を示すものである。なお、本実施の形態においては、メビウスの輪状に接続する帯体に表面や裏面はないが、便宜上、図2を表面とし、図3を裏面とする。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る自己補対型アンテナ101は、帯体102に、導電体103と非導電体104からなるアンテナ部105が形成されている。
アンテナ部105は、帯体102の表面および裏面に形成され、帯体102をメビウス輪状に接続することで接続され、アンテナ106としている。
アンテナ106は、帯体102に2本形成され、それぞれの一端部に給電点1,16が、他端部に開放端15,30(図示せず)が形成されている。
帯体102は塩ビなどの素材で作られたケーブル、もしくはベルト状のものであり、ビニールや樹脂などの素材であっても良い。また帯体102は折り曲げや屈曲させるのが容易な弾性を有するものであり、ねじれを入れたメビウス輪を実現することが容易であるものである。
導電体103は、帯体102上に形成される導電性の部分であり、たとえば金属製の塗布材を用いてレールのように形成されることで実現される。あるいは、フレキシブルケーブルのように銅線を配置しても良い。導電体103は帯体102の表面と裏面の両方に形成される。
導電体103は、帯状であるが、同じ幅で形成されていれば線状でもよい。また非導電体104も同様に帯状であり、同じ幅で形成されていれば線状でもよい。導電体103と非導電体104とは、所定の比率の幅で対をなすことで、相似となり定インピーダンスを有するアンテナを形成している。
導電体103と非導電体104は同じ幅とするのが、相似形としたまま、メビウス輪のループ状にすることが簡単にできるため望ましい。
なお、非導電体104は、導電体103を帯体102に配置して、導電体103を配置しない部分が非導電体104としてもよい。このときは、帯体102を非導電性を有する材質のものを使用する。
導電体103は、非導電体104とでアンテナ部を形成し、メビウス輪となる帯体102上でループとすることで連続してつながったアンテナを形成し、全体として非常に長い導電体を構成する。そして、そのアンテナの一端部が給電点1または給電点16となり、他端部が開放端15または開放端30とすることで、自己補対型アンテナ1とすることができる。
なお、導電体103は導体材料の塗布によるものではなくて、パターン印刷によるものであってもよい。そうすることで、導電体103と非導電体104を同時に作製することができる。
自己補対型アンテナ101はメビウス輪状態となっており、ねじれが入った上で一周している。このような構成とすることで、導電体103と非導電体104を相似に保ったまま、導電体をループ状の長い帯状とすることができる。これにより平面パッチアンテナなどで、導電体と非導電体を相似にする場合に比べて非常に小型とすることができる。
また、スパイラルアンテナであれば、導電体と非導電体を相似形に保つためには、半径が次第に異なるために緻密に計算した上で導電体と非導電体の面積を形成する必要があるが、本実施の形態に係る自己補対型アンテナ101であれば、元々導電体103と非導電体104が、相似を保っているので、そのような困難性も無い。
このように形成された自己補対型アンテナ101の給電点1,16から信号電流を供給することで、導電体103に電流が流れ、電磁波として放射される。
また、自己補対型となっているために、そのインピーダンス特性は定インピーダンスと成り、それは広い帯域に渡って定インピーダンスが実現されるので、非常に広い帯域での
動作が可能なアンテナが実現できる。
次に、帯体102を、このようなメビウス輪状に形成可能とするために、帯体102上の導電体103と非導電体104の配置について説明する。
図2において、帯体102の一方の面である表面には、導電体103である導電体A1〜A7と、非導電体104である非導電体B1〜B7が形成されている。導電体A1〜A7は、非導電体B1〜B7と同じ幅で形成されており相似としている。
導電体A1〜A7と、非導電体B1〜B7とでアンテナ部C1〜C7を形成している。
アンテナ部C1〜C4は、帯体102の中心線Cと平行した端辺に接して平行し、かつ同じ長さで偶数対である4対ほど、それぞれが隣接して形成されている。
そしてアンテナ部C5〜C7は、帯体102の他方の端部の中心線Cと平行した端辺に接する位置から、帯体102の長手方向の一方の端部のアンテナ部105の1対の幅分Wほど中心線に寄った位置までを結ぶ仮想線と接して平行し、かつ同じ長さに形成されており、アンテナ部C1〜C4と比べて1対少ない3対が隣接して形成されている。
図3に示す帯体102は、図2の帯体102を背面視した他方の面である裏面には、導電体103である導電体A8〜A14と、非導電体104である非導電体B8〜B14が形成されている。導電体A8〜A14は、非導電体B8〜B14と同じ幅で形成されており相似としている。
導電体A8〜A14と、非導電体B8〜B14とでアンテナ部C8〜C14を形成している。
アンテナ部C11〜C14は、アンテナ部C1が平行に配置された端辺TL1に、接して平行かつ同じ長さに偶数対である4対ほど隣接して形成されている。
そしてアンテナ部C8〜C10は、アンテナ部C7が接する端辺TL2の一端部から他端部の1対分の幅Wほど中心線C側に寄った位置まで結ぶ仮想線に接して平行かつ同じ長さに斜めに形成されており、アンテナ部C11〜C14と比べて1対少なく3対が隣接して形成されている。
第1のアンテナ部の1組であるアンテナ部C1〜C4について、アンテナ部C1は、端部に給電点1と接続端2が形成されている。アンテナ部C2は、端部に接続端5と接続端6が形成されている。以下、アンテナ部C3は、接続端9,10が形成され、アンテナ部C4は、接続端13,14が形成されている。
第2のアンテナ部の1組であるアンテナ部C8〜C10について、アンテナ部C8は、接続端3,4が形成され、アンテナ部C9は、接続端7,8が形成され、アンテナ部C10は、接続端11,12が形成されている。
第1の接続端である接続端2,6,10を第2の接続端である接続端3,7,11へ同一面となるメビウス輪状に接続することで、その一端部である給電点1から他端部となる接続端14の接続相手となる開放端15まで連続したアンテナ部であるアンテナ106が形成できる。
同様にして、第1のアンテナ部の1組であるアンテナ部C11〜C14について、アン
テナ部C14は、端部に給電点16と接続端17が形成されている。アンテナ部C13は、端部に接続端20と接続端21が形成されている。以下、アンテナ部C12は、接続端24,25が形成され、アンテナ部C11は、接続端28,29が形成されている。
第2のアンテナ部の1組であるアンテナ部C5〜C7について、アンテナ部C7は、接続端18,19が形成され、アンテナ部C6は、接続端22,23が形成され、アンテナ部C5は、接続端26,27が形成されている。
第1の接続端である接続端17,21,25を第2の接続端である接続端18,22,26へ同一面となるメビウス輪状に接続することで、その一端部である給電点16から他端部となる接続端29の接続相手となる開放端30まで連続したアンテナ部であるアンテナ106が形成できる。
以上にように、各接続端を接続することで、図1に示すように帯体102をメビウス輪状にした自己補対型アンテナ101が形成できる。
このように構成した本発明の実施の形態に係る自己補対型アンテナの特性について以下に説明する。
第1のアンテナ部であるアンテナ部C1〜C4またはC11〜C14の1本の導電体の長さをLとする時、そこに接続される第2のアンテナ部であるアンテナ部C5〜C7またはC8〜C10の1本の導電体の長さL’は、(数15)となる。
Figure 2005142816
従って、この場合の導体線の長さ(アンテナ長)AL’は、(数16)となる。
Figure 2005142816
(数16)は、第1のアンテナ部として図2に示される帯体102の中心線Cより右半分、図3に示される帯体102の中心線より左半分の領域に4本の導電体を配置した本実施の形態の場合の計算式であるが、一般的にこれらの領域にN本の導体線を配置する場合のアンテナ長ALは、(数17)となる。
Figure 2005142816
別の1本の導電体についても同様である。
従って、アンテナの他の特性、例えば指向性等が許す限りNの値を大きくとれば、アンテナ装置の大きさを大きくすることなく、所要周波数帯域幅のより広い自己補対型アンテナとなる。
本発明の自己補対型アンテナは、多共振型の広帯域アンテナとは異なり周波数に依存しないアンテナである為、広帯域にわたり周波数を使うUWB(Ultra Wide Band)システムや、多くのシステム仕様に対応すると共に将来的な仕様更新をハードウェアではなくソフトウェアだけで対応しようとするSDR(Software Defined Radio)システム向けなどの用途にも適用出来る。
本発明の実施の形態による自己補対型アンテナの外観図 本発明の実施の形態による自己補対型アンテナを広げた時の帯体の一方の面の導電体の配置構成図 本発明の実施の形態による自己補対型アンテナを広げた時の帯体の他方の面の導電体の配置構成図 従来の自己補対型アンテナの構成図
符号の説明
1 給電点
2〜14 接続端
15 開放端
16 給電点
17〜29 接続端
30 開放端
101 自己補対型アンテナ
102 帯体
103 導電体
104 非導電体
105 アンテナ部
106 アンテナ
A1〜A14 導電体
B1〜B14 非導電体
C1〜C14 アンテナ部
TL1,TL2 端辺
C 中心線

Claims (3)

  1. 帯体の一方の面に、帯状の導電体と、前記導電体に隣接して形成された帯状の非導電体とを対とする第1のアンテナ部を2組形成し、
    前記帯体の他方の面に、前記帯状の導電体および非導電体とそれぞれ同じ幅の帯状の導電体および非導電体を対とする第2のアンテナ部を2組形成し、
    前記第1のアンテナ部は、それぞれ前記帯体の長手方向の端部に第1の接続端を有し、
    前記第2のアンテナ部は、それぞれ前記第1の接続端が形成された前記帯体の長手方向の反対側の端部に第2の接続端を有し、
    前記帯体をメビウス輪状とすることにより前記第1のアンテナ部の第1の接続端と前記第2のアンテナ部の第2の接続端とを同一面で接続して2本のアンテナを形成したことを特徴とする自己補対型アンテナ。
  2. 前記導電体と前記非導電体とは、同じ幅で形成されたことを特徴とする請求項1記載の自己補対型アンテナ。
  3. 前記第1のアンテナ部は、前記帯体の長手方向の中心線より片面に、前記中心線に平行した端辺に、接して平行かつ同じ長さに、前記導電体と前記非導電体とを偶数対隣接して配置した1組と、前記片面の反対側に、前記中心線に平行した端辺の一端部から、他端部の1対分の幅ほど前記中心線側に寄った位置まで結ぶ仮想線に、接して平行かつ同じ長さに、前記導電体と前記非導電体を、前記偶数対より1対少なく配置した1組とからなり、
    前記第2のアンテナ部は、前記第1のアンテナ部を平行に配置した端辺に、接して平行かつ同じ長さに、前記導電体と前記非導電体とを前記偶数対隣接して配置した1組と、前記第1のアンテナ部が接する前記一端部から前記他端部の1対分の幅ほど前記中心線側に寄った位置まで結ぶ仮想線に接して平行かつ同じ長さに前記導電体と前記非導電体を前記偶数対より1対少なく配置した1組とからなることを特徴とする請求項1または2に記載の自己補対型アンテナ。
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