JP2005141601A - モデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラム - Google Patents

モデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】与えられた時系列データの構造的な変化を適応的に分析する。
【解決手段】
時系列データを入力として、予測分布更新手段31は、入力データを逐次読み込み、複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段32の内容を更新する。モデル遷移確率推定手段41は、モデル系列記憶手段34から最適モデル系列の候補を読み込み、これをもとにモデル遷移確率を推定する。モデル系列更新手段33は、入力データを逐次読み込み、モデル遷移確率推定手段41からモデル遷移確率を読み込み、モデル系列記憶手段34から最適モデル系列の候補を読み込み、モデル系列記憶手段34の内容を更新する。最適モデル系列計算手段35は、モデル系列記憶手段34から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する。
【選択図】図3

Description

本発明はモデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラムに関し、特に与えられた時系列データの構造的な変化を適応的に分析するモデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラムに関する。
従来、統計学や計算論的学習理論、データマイニングの分野で幾つかの動的モデル選択方式が提案されている。
まず、モデル選択方式として、定常性を仮定してデータに最適なモデルを選択するモデル選択方式がある(例えば、非特許文献1,非特許文献2参照)。
非定常な状況における逐次予測方式としては、時系列データに対して複数のモデルの候補があるとき、各時点で最適なモデルを用いた場合と同程度の累積予測損失を持つ逐次予測方式がある(例えば、非特許文献3参照)。
また、異常行動検出方式として、行動データに対し、予測的確率的コンプレキシティを用いた動的モデル選択によって異常行動検出を行う異常行動検出方式がある(例えば、非特許文献4参照)。
H. Akaike, Information Theory and anExtension of the Maximum Likelihood Principle, in Proceedings of 2ndInternational Symposium on Information Theory, edited by B.N. Petrov and F. Csaki(Budapest: Akademia Kiado), pp:267-281,1973. J. Rissanen, Modeling by shortest datadescription. Automatica, vol.14, pp:465-471, 1978. M. Herbster and M. K. Warmuth,Tracking the Best Expert, Journal of Machine Learning, 32(2), pp:151-178, 1998. 松永祐子,山西健司,情報理論的手法に基づく異常行動検出,第2回情報科学技術フォーラム予稿集(情報技術レターズ),pp:123-124, 2003.
従来技術の問題点は、データを発生させる情報源の変化に対して適応的なモデル選択を行うことができないことである。その理由は、非特許文献1や非特許文献2の方式では、定常性を仮定するためである。
また、非特許文献3の方式では、適応的に逐次予測を行うことはできるが、最適なモデルを選択することはできない。
さらに、非特許文献4の方式は、適応的かつ逐次的にモデル選択を行うことはできるが、最初から現時点までのデータ全てについて最適なモデルを1つ選択する方式であるため、非定常な状況においてよい精度を持たない。
本発明の第1の目的は、情報源の変化に適応しながら精度のよいモデル選択を行うモデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第2の目的は、最適なモデルが変化した時点でリアルタイムにアラームを出すモデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラムを提供することである。
本発明の第3の目的は、最適なモデルが変化した時、構造的な変化を表すパタンを抽出するモデル選択計算装置,動的モデル選択装置,動的モデル選択方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の請求項1のモデル選択計算装置(図1)は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段(図1の32)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段(図1の31)と、最適モデル系列の候補を記憶するモデル系列記憶手段(図1の34)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新するモデル系列更新手段(図1の33)と、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段(図1の35)とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2のモデル選択計算装置(図1)は、請求項1記載のモデル選択計算装置のモデル系列記憶手段(図1の34)において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項3のモデル選択計算装置(図3)は、請求項1記載のモデル選択計算装置にモデル遷移確率推定手段(図3の41)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項4のモデル選択計算装置(図3)は、モデル系列記憶手段(図3の34)において、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項5のモデル選択計算装置(図5)は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段(図5の32)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段(図5の31)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する確からしさ計算手段(図5の51)と、該確からしさ計算手段で計算された確からしさを記憶する確からしさ記憶手段(図5の52)と、モデルの遷移確率分布の予測分布を記憶するモデル遷移確率記憶手段(図5の54)と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新するモデル遷移確率推定手段(図5の53)と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段(図5の55)とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項6のモデル選択計算装置(図3)は、請求項3記載のモデル選択計算装置のモデル遷移確率推定手段(図3の41)において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項7のモデル選択計算装置(図5)は、請求項5記載のモデル選択計算装置のモデル遷移確率推定手段(図5の53)において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項8のモデル選択計算装置(図3)は、請求項6記載のモデル選択計算装置のモデル系列記憶手段(図3の34)において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項9のモデル選択計算装置(図5)は、請求項7記載のモデル選択計算装置の確からしさ記憶手段(図5の52)において、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶することを特徴とする。
本発明の請求項10の動的モデル選択装置(図1)は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段(図1の32)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段(図1の31)と、最適モデル系列の候補を記憶するモデル系列記憶手段(図1の34)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新するモデル系列更新手段(図1の33)と、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段(図1の35)とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項11の動的モデル選択装置(図1)は、請求項10記載の動的モデル選択装置のモデル系列記憶手段(図1の34)において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項12の動的モデル選択装置(図3)は、請求項10記載の動的モデル選択装置にモデル遷移確率推定手段(図3の41)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項13の動的モデル選択装置(図3)は、モデル系列記憶手段(図3の34)において、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項14の動的モデル選択装置(図5)は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段(図5の32)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段(図5の31)と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する確からしさ計算手段(図5の51)と、該確からしさ計算手段で計算された確からしさを記憶する確からしさ記憶手段(図5の52)と、モデルの遷移確率分布の予測分布を記憶するモデル遷移確率記憶手段(図5の54)と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新するモデル遷移確率推定手段(図5の53)と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段(図5の55)とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項15の動的モデル選択装置(図3)は、請求項12記載の動的モデル選択装置のモデル遷移確率推定手段(図3の41)において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項16の動的モデル選択装置(図5)は、請求項14記載の動的モデル選択装置のモデル遷移確率推定手段(図5の53)において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項17の動的モデル選択装置(図3)は、請求項15記載の動的モデル選択装置のモデル系列記憶手段(図3の34)において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項18の動的モデル選択装置(図5)は、請求項16記載の動的モデル選択装置の確からしさ記憶手段(図5の52)において、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶することを特徴とする。
本発明の請求項19の動的モデル選択装置(図7)は、請求項10ないし請求項18のいずれかに記載された動的モデル選択装置において、オンラインでモデル系列を出力するオンラインモデル系列出力手段(図7の6)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項20の動的モデル選択装置(図9)は、請求項19に記載された動的モデル選択装置において、オンラインでモデルが変化したときに検知するオンライン構造変化検出手段(図9の7)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項21の動的モデル選択装置(図11)は、請求項10ないし請求項18のいずれかに記載された動的モデル選択装置において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段(図11の8)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項22の動的モデル選択装置(図13)は、請求項19に記載された動的モデル選択装置において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段(図13の8)をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項23の動的モデル選択方法は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ予測分布記憶手段に記憶させる工程と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する工程と、最適モデル系列の候補をモデル系列記憶手段に記憶させる工程と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新する工程と、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項24の動的モデル選択方法は、請求項23記載の動的モデル選択方法において、前記モデル系列記憶手段に対し、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶させる工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項25の動的モデル選択方法は、請求項23記載の動的モデル選択方法において、モデルの遷移確率を推定する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項26の動的モデル選択方法は、請求項25記載の動的モデル選択方法において、前記モデル系列記憶手段に対し、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶させる工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項27の動的モデル選択方法は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布を予測分布記憶手段に記憶させる工程と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する工程と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する工程と、該確からしさ計算手段で計算された確からしさを確からしさ記憶手段に記憶させる工程と、モデルの遷移確率分布の予測分布をモデル遷移確率記憶手段に記憶させる工程と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新する工程と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する工程とを含むことを特徴とする。
本発明の請求項28の動的モデル選択方法は、請求項25記載の動的モデル選択方法において、モデル遷移確率のウィンドウ付推定を行う工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項29の動的モデル選択方法は、請求項27記載の動的モデル選択方法において、モデル遷移確率のウィンドウ付推定を行う工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項30の動的モデル選択方法は、請求項28記載の動的モデル選択方法において、前記モデル系列記憶手段に対し、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶させる工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項31の動的モデル選択方法は、請求項29記載の動的モデル選択方法において、前記確からしさ記憶手段に対し、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶させる工程を含むことを特徴とする。
本発明の請求項32の動的モデル選択方法は、請求項23ないし請求項31のいずれかに記載された動的モデル選択方法において、オンラインでモデル系列を出力する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項33の動的モデル選択方法は、請求項32に記載された動的モデル選択方法において、オンラインでモデルが変化したときに検知する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項34の動的モデル選択方法は、請求項23ないし請求項31のいずれかに記載された動的モデル選択方法において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項35の動的モデル選択方法は、請求項32に記載された動的モデル選択方法において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の請求項36のプログラムは、コンピュータを、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、最適モデル系列の候補を記憶するモデル系列記憶手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新するモデル系列更新手段と、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段として動作させることを特徴とする。
本発明の請求項37のプログラムは、前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項38のプログラムは、モデル遷移確率を推定するモデル遷移確率推定手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項39のプログラムは、前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項40のプログラムは、コンピュータを、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する確からしさ計算手段と、該確からしさ計算手段で計算された確からしさを記憶する確からしさ記憶手段と、モデルの遷移確率分布の予測分布を記憶するモデル遷移確率記憶手段と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新するモデル遷移確率推定手段と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段として動作させることを特徴とする。
本発明の請求項41のプログラムは、前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項42のプログラムは、前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項43のプログラムは、前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする。
本発明の請求項44のプログラムは、前記確からしさ記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶することを特徴とする。
本発明の請求項45のプログラムは、請求項36ないし請求項44のいずれかに記載されたプログラムにおいて、オンラインでモデル系列を出力するオンラインモデル系列出力手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項46のプログラムは、請求項45に記載されたプログラムにおいて、オンラインでモデルが変化したときに検知するオンライン構造変化検出手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項47のプログラムは、請求項36ないし請求項44のいずれかに記載されたプログラムにおいて、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項48のプログラムは、請求項45に記載されたプログラムにおいて、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第1の効果は、情報源の変化に適応しながら精度のよいモデル選択を行うことができることである。その理由は、モデル遷移確率を推定しながら逐次的に効率よく最適モデル系列を選択するからである。
本発明の第2の効果は、最適なモデルが変化した時点でリアルタイムにアラームを出すことができることである。その理由は、現在の時点で最も良いとされるモデルをリアルタイムに最適モデル系列から計算して出力し、これが変化したときにアラームを出すからである。
本発明の第3の効果は、最適なモデルが変化した時、構造的な変化を表すパタンを抽出できることである。その理由は、モデル系列の変化点においてその変化の原因となる特徴的なパタンを変化点前後の予測分布またはデータから抽出するからである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、出力装置2と、モデル選択計算装置3とから構成されている。
モデル選択計算装置3は、複数の予測分布更新手段31と、複数の予測分布記憶手段32と、モデル系列更新手段33と、モデル系列記憶手段34と、最適モデル系列計算手段35とから構成されている。
入力装置1は、時系列データを入力する装置である。
出力装置2は、モデル選択計算装置3の処理結果を出力する装置である。
予測分布更新手段31は、予測分布記憶手段32に記憶されている予測分布を更新する手段である。
予測分布記憶手段32は、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する。
モデル系列更新手段33は、モデル系列記憶手段34に記憶されている最適モデル系列の候補となるモデル系列を更新する手段である。
モデル系列記憶手段34は、最適モデル系列の候補を記憶する。
最適モデル系列計算手段35は、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列の中から最適なモデル系列を計算して出力する手段である。
図2は、図1の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図であり、図1の動的モデル選択装置は、以下のように動作する。
まず、データが読み込まれる前に、複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶するための予測分布記憶手段32に格納されている各予測分布が初期化される(ステップS10)。
次に、新たなデータxが入力される度に、以下のように動作をする。
まず、データxが予測分布更新手段31およびモデル系列更新手段33に渡されて格納される(ステップS11)。
次に、モデル系列更新手段33は、予測分布記憶手段32より現在の予測分布を読み込み、これらの予測分布を用いてデータxを発生した確からしさを計算する。また、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列とこれらの確からしさとを用いて、現時点で最適モデル系列の候補となるモデル系列を計算し、モデル系列記憶手段34の内容を書き換える(ステップS12)。
続いて、最適モデル系列計算手段35は、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列を読み込み、これらの中から現時点で最適なモデル系列を計算して出力する(ステップS13)。
そして、予測分布更新手段31は、予測分布記憶手段32より現在の予測分布を読み込み、データxを使用して予測分布記憶手段32に記憶されている予測分布の内容を書き換える(ステップS14)。
以下でより具体的に説明する。
K個の確率モデルk(k=1,…,K)があるとする。時系列データx=x1,…,xがこの順に逐次的に与えられるとする。現在の時点をnとする。予測分布更新手段31は、各確率モデルk(k=1,…,K)を推定するためのあらゆる予測分布推定方式であってよい。例えば、最尤推定法とする。時点tの確率モデルをk(k∈{1,…,K})とする。時点t−1までのモデル系列kt−1=k1,…,kt−1と時系列データxt−1=x1,…,xt−1とが与えられたときに、k=kとなる条件付確率P(k=k|kt−1,xt−1)が既知であるとする。
このとき、時系列データxの同時確率は、数1で与えられる。
Figure 2005141601
ここで、Σの添え字kは、全てのkの組み合わせについて和をとることを意味する。また、xの確率は、各時点tの予測分布記憶手段32に記憶されている予測分布を用いて計算される。このとき、−logP(x)は、xを符号化するときの符号長という意味を持つ。以降では、logの底を全て2とし、これを省略して表記する。−logP(x)について、数2の関係が成り立つ。
Figure 2005141601
したがって、数3を動的モデル選択規準として定義し、これを最小化するkを最適モデル系列とする。
Figure 2005141601
モデル系列更新手段33およびモデル系列記憶手段34は、数3を最小化する最適モデル系列kを逐次的に計算して出力するための手段である。モデル系列記憶手段34は、最適モデル系列の候補として必要な数のモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数3の値を記憶する。モデル系列更新手段33は、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数3の値を読み込み、これらを用いて現時点で最適モデル系列の候補として必要な数のモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数3の値を計算し、モデル系列記憶手段34の内容を書き換える。
最適モデル系列計算手段35は、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数3の値を読み込み、これらの中で数3の値が最小となるモデル系列を最適モデル系列として出力する。
例えば、P(k=k|kt−1,xt−1)=P(k=k|kt−1)が成り立つときには、ViterbiによるViterbiアルゴリズム(Error bounds for convolutional codes and an asymptotically optimum decoding algorithm, IEEE Transactions on Information Theory, 13, pp:260-267, 1967)を用いて、モデル系列記憶手段34において、各時点でK個のモデル系列のみを記憶しながら、数3を最小化する最適モデル系列kをO(Kn)の計算量で逐次的に効率良く計算することができる。このとき、モデル系列更新手段33では、各時点tでのモデルがk=k(k=1,…,K)となるK通りの場合についてそれぞれ最適な系列を1つだけ記憶する。数4において、S(k,t)は、時刻tでk=kとなるモデル系列の中で最適な系列についての数3の値を表す。
Figure 2005141601
すなわち、モデル系列更新手段33は、モデル系列記憶手段34に記憶されているkt−1=k’(k’=1,…,K)となるK個のモデル系列およびそれぞれのモデル系列についてのS(k’,t−1)の値を読み込み、これらを用いて数4に従って時刻tでk=kとなる最適なモデル系列およびS(k,t)を計算し、モデル系列記憶手段34の内容を書き換える。
最適モデル系列計算手段35は、モデル系列記憶手段34に記憶されているK個のモデル系列およびそれぞれのモデル系列についてのS(k,t)の値を読み込み、これらの中でS(k,t)の値が最小となるモデル系列を最適モデル系列として出力する。
特に、P(k=k|kt−1)が数5となる場合、数3は、Rissanenの予測的確率的コンプレキシティ(Universal coding, information, prediction, and estimation, IEEE
Transactions on Information Theory, 30, pp:629-636, 1984)に一致する。
Figure 2005141601
また、P(k=k|kt−1)が数6となる場合、モデルは隣接するモデルにのみ遷移する。後ほど実施例において述べるように、数6は、全体のデータの構造の変化を調べることに有効である。
Figure 2005141601
第1の実施の形態によれば、モデルの遷移確率が既知である場合に、情報源の変化に適応しながら精度のよいモデル選択を行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、出力装置2と、モデル選択計算装置4とから構成されている。
図3を参照すると、第2の実施の形態に係る動的モデル選択装置におけるモデル選択計算装置4は、図1に示された第1の実施の形態に係る動的モデル選択装置におけるモデル選択計算装置3に対して、モデル遷移確率推定手段41を付加した点だけが異なる。
予測分布更新手段31および予測分布記憶手段32の動作は、図1の動的モデル選択装置における各手段31および32の動作と同一のため、説明は省略する。
図4は、図3の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図である。ステップS22では、モデル遷移確率が未知である場合に、モデル遷移確率推定手段41によりモデル遷移確率の推定を行う。ステップS20,S21およびS23〜S25の動作は、図2のステップS10〜S14の動作と同一のため、説明は省略する。
以下でより具体的に説明する。
時点t−1までのモデル系列kt−1=k1,…,kt−1と時系列データxt−1=x1,…,xt−1とが与えられたときに、k=kとなる条件付確率P(k=k|kt−1,xt−1)が未知であるとする。モデル遷移確率推定手段41は、このPを推定する手段である。ここでは、数7のように、推定された確率分布を用いて動的モデル選択規準を定義し、これを最小化するkを最適モデル系列とする。
Figure 2005141601
モデル系列更新手段33およびモデル系列記憶手段34は、数7を最小化する最適モデル系列kを逐次的に計算して出力するための手段である。モデル系列記憶手段34は、最適モデル系列の候補として必要な数のモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数7の値を記憶する。モデル系列更新手段33は、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数7の値を読み込み、これらを用いて現時点で最適モデル系列の候補として必要な数のモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数7の値を計算し、モデル系列記憶手段34の内容を書き換える。
最適モデル系列計算手段35は、モデル系列記憶手段34に記憶されているモデル系列およびそれぞれのモデル系列についての数7の値を読み込み、これらの中で数7の値が最小となるモデル系列を最適モデル系列として出力する。
例えば、P(k=k|kt−1,xt−1)=P(k=k)が成り立つときには、数8から数10を用いて、P(k=k)を推定しながら数7を最小化する最適モデル系列kを効率良く計算することができる。
Figure 2005141601
Figure 2005141601
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モデル遷移確率推定手段41では、数8および数9を計算する。ただし、過去のデータの忘却の速さを表す定数r(0<r<1;rが大きい程、過去のデータを速く忘却する)は予め与えられているものとし、データが読み込まれる前にP(k)の全てのパラメータは初期化されているものとする。モデル系列更新手段33において、各時点で数10が最小となるkを選び、これをモデル系列記憶手段34にて記憶する。
以上のアルゴリズムを用いれば、後ほど実施例において述べるように、各時点でモデルが独立に発生し、その発生確率が未知の場合に全体のデータの構造の変化を効率よく分析することができる。特に、定数rによって過去のデータをほどよく忘れながら適応的に推定を行うため、モデルの発生確率が時間とともに変化する場合においても精度よくモデル選択を行うことができる。
また、例えば、P(k=k|kt−1,xt−1)=P(k=k|kt−1)が成り立ち、P(k=k|kt−1)が一定で数6(ただし、αを未知とする)の形で与えられる場合には、数11および数12を用いて、P(k=k|kt−1)を推定しながら数7を最小化する最適モデル系列kをO(Kn)の計算量で逐次的に効率良く計算することができる。
Figure 2005141601
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ただし、データが読み込まれる前にP(k=k|kt−1)の全てのパラメータは初期化されているものとする。
数11では、αについて、Krichevsky and Trofimov型の推定(The performance of universal encoding, IEEE Transactions on Information Theory, 27, pp:199-207, 1981)を行う。ここで、Nk,tは、時点tでモデルkとなるまでにモデルが変化した回数を表す。また、数12の第3項目は、数6のαに数11のα(Nk,t)を代入した値とする。このとき、モデル系列記憶手段34においては、各時点でKt個のモデル系列のみを記憶する。また、モデル系列更新手段33においては、各時点tで3(t−1)個のパスの比較を行う。
以上のアルゴリズムについて、データ数が十分大きいところでは、数7の最適値の上界が数13の理論的な限界値と一致する。
Figure 2005141601
ただし、数13において、mをモデルが変化した回数、t,…,tを変化が起きた時点とする(t=1,tm+1=n+1)。k(j)をt=t,…tj+1−1のモデルとする(j=0,…m)。
また、以上のアルゴリズムを用いれば、後ほど実施例において述べるように、モデル遷移確率が未知かつ一定の場合に全体のデータの構造の変化を効率よく分析することができる。
また、例えば、P(k=k|kt−1,xt−1)=P(k=k|kt−1)が成り立ち、数6(ただし、αを未知とする)の形で与えられるP(k=k|kt−1)が時間とともに変化する場合には、モデル遷移確率推定手段41において、ウィンドウ付のKrichevsky and Trofimov型の推定を行う。数14および数15を用いて、P(k=k|kt−1)を推定しながら数7を最小化する最適モデル系列kをO(KB+1n)の計算量で逐次的に効率良く計算することができる。
Figure 2005141601
Figure 2005141601
ただし、データが読み込まれる前にP(k=k|kt−1)の全てのパラメータは初期化されているものとする。
ここで、Bはウィンドウの大きさであり、現時点からB時点前以降のデータのみを推定に用いる。数14では、B時点前から現時点までにモデルが変化した回数を用いてαの推定を行う。また、数15の第3項目は、数6のαに数14での推定値を代入した値とする。モデル系列記憶手段34においては、各時点でK個のモデル系列のみを記憶する。また、モデル系列更新手段33においては、各時点tで3K個のパスの比較を行う。
以上のアルゴリズムを用いれば、後ほど実施例において述べるように、モデル遷移確率が未知かつ時間とともに変化する場合に全体のデータの構造の変化を効率よく分析することができる。
第2の実施の形態によれば、モデルの遷移確率が未知である場合に、情報源の変化に適応しながら精度のよいモデル選択を行うことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、出力装置2と、モデル選択計算装置5とから構成されている。
モデル選択計算装置5は、複数の予測分布更新手段31と、複数の予測分布記憶手段32と、複数の確からしさ計算手段51と、複数の確からしさ記憶手段52と、モデル遷移確率推定手段53と、モデル遷移確率記憶手段54と、最適モデル系列計算手段55とから構成されている。
予測分布更新手段31および予測分布記憶手段32の動作は、図1の動的モデル選択装置における各手段31および32の動作と同一のため、説明は省略する。
確からしさ計算手段51は、入力データを読み込み、予測分布記憶手段32に記憶されている予測分布を読み込み、この予測分布を用いてデータの確からしさを計算する。
確からしさ記憶手段52は、確からしさ計算手段51で計算された確からしさを記憶する。
モデル遷移確率推定手段53は、確からしさ記憶手段52に記憶されている確からしさを用いてモデル遷移確率を推定する。
モデル遷移確率記憶手段54は、モデル遷移確率推定手段53で計算されたモデル遷移確率を記憶する。
最適モデル系列計算手段55は、モデル遷移確率記憶手段54に記憶されているモデル遷移確率を読み込み、この確率を用いて最適モデル系列を計算し、これを出力する。
図6は、図5の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図である。
ステップS32では、確からしさ計算手段51において確からしさを計算する。ステップS33では、モデル遷移確率推定手段53においてモデル遷移確率の推定を行う。ステップS34では、最適モデル系列計算手段55において最適モデル系列の候補を計算する。ステップS35では、計算された最適モデル系列を出力する。
ステップS30,S31およびS36の動作は、図2のステップS10,S11およびS14の動作と同一のため、説明は省略する。
以下でより具体的に説明する。
モデル遷移確率推定手段53では、数1のモデル遷移確率を現時点までの全てのデータの確からしさを用いて計算する。
また、最適モデル系列計算手段55では、モデル遷移確率推定手段53で推定された予測分布による確率値を用いて数7を最小化するモデル系列を選択する。
例えば、P(k=k|kt−1,xt−1)=P(k=k|kt−1)が成り立ち、P(k=k|kt−1)が未知かつ一定の場合、モデル遷移確率推定手段53では、隠れマルコフモデルのパラメータ推定ではよく用いられるBaumらによるBaum‐Welchアルゴリズム(A maximization technique occurring in the statistical analysis of probabilistic functions of Markov chains, The Annals of Mathematical Statistics, 41(1), pp:164-171, 1970)を用いてこれを推定することができる。ただし、データが読み込まれる前にP(k=k|kt−1)の全てのパラメータは初期化されているものとする。また、時点tにおけるP(k=k|kt−1)の推定パラメータは、時点t+1におけるBaum‐Welchアルゴリズムの初期値に用いることもできる。また、最適モデル系列計算手段55では、Viterbiアルゴリズムを用いて数7を最小化するモデル系列を選択することができる。
また、例えば、P(k=k|kt−1,xt−1)=P(k=k|kt−1)が成り立ち、P(k=k|kt−1)が未知かつ時間とともに変化する場合には、モデル遷移確率推定手段53において、ウィンドウ付の遷移確率推定を行う。すなわち、B時点前から現時点までのデータの確からしさを用いて、Baum‐Welchアルゴリズムによるモデル遷移確率の推定を行う。この場合、確からしさ記憶手段52では、現時点よりB時点前以降のデータの確からしさを記憶しておけば十分である。
以上の第3の実施の形態は、第2の実施の形態とはモデル遷移確率の推定方法が異なる。第3の実施の形態では、第2の実施の形態に比べてデータの確からしさを記憶する必要があり、また計算時間も増加するが、より精度のよいモデル選択を行うことができる可能性がある。
第3の実施の形態によれば、モデルの遷移確率が未知である場合に、情報源の変化に適応しながら精度のよいモデル選択を行うことができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、モデル選択計算装置3〜5のいずれかと、オンラインモデル系列出力手段6と、出力装置2とから構成されている。
モデル選択計算装置3〜5のいずれかの動作は、第1〜第3の実施の形態と同一のため、説明は省略する。
図8は、図7の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図である。
ステップS42では、第1〜第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置3〜5のいずれかを用いて最適モデル系列の計算を行う。ステップS43では、ステップS42で計算された最適モデル系列を用いて、オンラインモデル系列出力手段6によりリアルタイムに選択結果のモデルを出力する。ステップS40およびS41の動作は、図2のステップS10およびS11の動作と同一のため、説明は省略する。
オンラインモデル系列出力手段6では、各時点において、第1〜第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置3〜5のいずれかを用いて出力される最適モデル系列の最終要素を出力することにより、リアルタイムでモデル選択を行うことができる。また、最終要素の代わりに最後の数個の要素を出力してもよい。第1〜第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置3〜5のいずれかを用いて出力される最適モデル系列とオンラインモデル系列出力手段6により各時点で出力したモデルを並べてできるモデル系列とは一致するとは限らず、後者は前者に比べてある程度精度が落ちるが効率的なモデル選択を実現する。
第4の実施の形態によれば、情報源の変化に適応しながらリアルタイムに精度よくモデル選択を行うことができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、モデル選択計算装置3〜5のいずれかと、オンラインモデル系列出力手段6と、オンライン構造変化検出手段7と、出力装置2とから構成されている。
モデル選択計算装置3〜5のいずれかの動作は、第1〜第3の実施の形態と同一のため、説明は省略する。
図10は、図9の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図である。
ステップS52では、第1〜第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置3〜5のいずれかを用いて最適モデル系列の計算を行う。ステップS54では、ステップS53で出力されたモデル系列を用いて、オンライン構造変化検出手段7によりリアルタイムにモデルの変化に対してアラームを挙げるなどの検知を行う。ステップS50〜S53の動作は、図8のステップS40〜S43の動作と同一のため、説明は省略する。
オンライン構造変化検出手段7では、各時点においてオンラインモデル系列出力手段6において出力されるモデルを受け取り、これが前時点に受け取ったモデルと異なったときにアラームを挙げる等により変化を通知する。
第5の実施の形態によれば、最適なモデルが変化した時点でリアルタイムにアラームを出すことができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図11は、本発明の第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、モデル選択計算装置3〜5のいずれかと、特徴パタン抽出手段8と、出力装置2とから構成されている。
モデル選択計算装置3〜5のいずれかの動作は、第1〜第3の実施の形態と同一のため、説明は省略する。
図12は、図11の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図である。
ステップS62では、第1〜第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置3〜5のいずれかを用いて最適モデル系列の計算を行う。ステップS63では、ステップS62で出力されたモデル系列を用いて、特徴パタン抽出手段8によりモデルの変化点で特徴パタンを出力する。ステップS60およびS61の動作は、図1のステップS10およびS11の動作と同一のため、説明は省略する。
特徴パタン抽出手段8では、最適モデル系列を受け取り、モデルの変化点でその変化の特徴を表す特徴パタンを出力する。
第6の実施の形態によれば、最適なモデルが変化した時、構造的な変化を表すパタンを抽出することができる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図13は、本発明の第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置は、入力装置1と、モデル選択計算装置3〜5のいずれかと、オンラインモデル系列出力手段6と、特徴パタン抽出手段8と、出力装置2とから構成されている。
モデル選択計算装置3〜5のいずれかの動作は、第1〜第3の実施の形態と同一のため、説明は省略する。
図14は、図13の動的モデル選択装置の概略動作を表すフロー図である。
ステップS72では、第1〜第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置3〜5のいずれかを用いて最適モデル系列の計算を行う。ステップS74では、ステップS73で出力されたモデル系列を用いて、特徴パタン抽出手段8によりモデルの変化点で特徴パタンを出力する。ステップS70,S71およびS73の動作は、図5のステップS50,S51およびS53の動作と同一のため、説明は省略する。
特徴パタン抽出手段8では、最適モデル系列を受け取り、モデルの変化点でその変化の特徴を表す特徴パタンを出力する。
第7の実施の形態によれば、最適なモデルが変化した時、構造的な変化を表すパタンを抽出することができる。
[第8の実施の形態]
図15は、本発明の第8の実施の形態に係るモデル選択計算装置3の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るモデル選択計算装置3は、図1に示した第1の実施の形態に係るモデル選択計算装置3に対してモデル選択計算プログラム100を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
モデル選択計算プログラム100は、コンピュータでなるモデル選択計算装置3に読み込まれ、モデル選択計算装置3の動作を、複数の予測分布更新手段31,複数の予測分布記憶手段32,モデル系列更新手段33,モデル系列記憶手段34,および最適モデル系列計算手段35として制御する。モデル選択計算プログラム100の制御によるモデル選択計算装置3の動作は、第1の実施の形態に係るモデル選択計算装置3の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
[第9の実施の形態]
図16は、本発明の第9の実施の形態に係るモデル選択計算装置4の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るモデル選択計算装置4は、図3に示した第2の実施の形態に係るモデル選択計算装置4に対してモデル選択計算プログラム101を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
モデル選択計算プログラム101は、コンピュータでなるモデル選択計算装置4に読み込まれ、モデル選択計算装置4の動作を、複数の予測分布更新手段31,複数の予測分布記憶手段32,モデル系列更新手段33,モデル系列記憶手段34,最適モデル系列計算手段35,およびモデル遷移確率推定手段41として制御する。モデル選択計算プログラム101の制御によるモデル選択計算装置4の動作は、第2の実施の形態に係るモデル選択計算装置4の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
[第10の実施の形態]
図17は、本発明の第10の実施の形態に係るモデル選択計算装置5の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るモデル選択計算装置5は、図5に示した第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置5に対してモデル選択計算プログラム102を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
モデル選択計算プログラム102は、コンピュータでなるモデル選択計算装置5に読み込まれ、モデル選択計算装置5の動作を、複数の予測分布更新手段31,複数の予測分布記憶手段32,複数の確からしさ計算手段51,複数の確からしさ記憶手段52,モデル遷移確率推定手段53,モデル遷移確率記憶手段54,および最適モデル系列計算手段55として制御する。モデル選択計算プログラム102の制御によるモデル選択計算装置5の動作は、第3の実施の形態に係るモデル選択計算装置5の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
[第11の実施の形態]
図18は、本発明の第11の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、図7に示した第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置に対して動的モデル選択プログラム200を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
動的モデル選択プログラム200は、コンピュータでなる動的モデル選択装置に読み込まれ、動的モデル選択装置の動作を、モデル選択計算装置3ないし5のいずれか,およびオンラインモデル系列出力手段6として制御する。動的モデル選択プログラム200の制御による動的モデル選択装置の動作は、第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
[第12の実施の形態]
図19は、本発明の第12の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、図9に示した第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置に対して動的モデル選択プログラム201を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
動的モデル選択プログラム201は、コンピュータでなる動的モデル選択装置に読み込まれ、動的モデル選択装置の動作を、モデル選択計算装置3ないし5のいずれか,オンラインモデル系列出力手段6,およびオンライン構造変化検出手段7として制御する。動的モデル選択プログラム201の制御による動的モデル選択装置の動作は、第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
[第13の実施の形態]
図20は、本発明の第13の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、図11に示した第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置に対して動的モデル選択プログラム202を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
動的モデル選択プログラム202は、コンピュータでなる動的モデル選択装置に読み込まれ、動的モデル選択装置の動作を、モデル選択計算装置3ないし5のいずれか,および特徴パタン抽出手段8として制御する。動的モデル選択プログラム202の制御による動的モデル選択装置の動作は、第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
[第14の実施の形態]
図21は、本発明の第14の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る動的モデル選択装置は、図13に示した第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置に対して動的モデル選択プログラム203を付加するようにした点だけが異なる。したがって、その他の特に言及しない部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。
動的モデル選択プログラム203は、コンピュータでなる動的モデル選択装置に読み込まれ、動的モデル選択装置の動作をモデル選択計算装置3ないし5のいずれか,オンラインモデル系列出力手段6,および特徴パタン抽出手段8として制御する。動的モデル選択プログラム203の制御による動的モデル選択装置の動作は、第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
次に、具体的な実施例を用いて本発明を実施するための最良の形態の動作を説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図1)および第1の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図2)の実施例について説明する。本実施例では、例として、データを離散値ベクトルデータとし、確率分布を混合マルコフモデルとして説明する。
あるユーザーのコマンド履歴を一定時間ごとに記録したものが1入力データとして入力装置1から得られる。ここで、各入力データの長さは異なっていてもよい。例えば、コマンド列“(cd,ls,cp,…)”を1入力データとする。このとき、混合分布の各マルコフモデルは、例えばこれらの各コマンド列のうち類似するものを集めた集合となり、複数のユーザーの行動パタンを表現する。ここで、混合分布の混合の数kをk=1,…,Kとして、予測分布更新手段31および予測分布記憶手段32によって、K通りの予測分布を並列に逐次計算する。動的モデル選択装置は、このK通りの予測分布の中から各時点でデータに最も適しているものを選択するための手段である。各時点で最初から現時点までの最適なモデル系列を出力する。逐次的に、モデル系列記憶手段34による最適モデルの候補となるモデル系列の記憶とモデル系列更新手段33によるそれらのモデル系列の更新とを繰り返しながら、各時点で最適なモデル系列を最適モデル系列計算手段35によって計算して出力する。例えば、1,1,1,2,2,…というモデル系列が出力されたとき、これはユーザーの行動パタンが1個から2個に増えたことを意味する。
以上の第1の実施の形態に係る動的モデル選択装置および第1の実施の形態に係る動的モデル選択方法の実施例は、例えばユーザーの使うコマンドが周期性を持って変化しているなど、あらかじめ行動パタンの増減のタイミング、すなわちモデルの遷移確率が分かっている場合に特に有効である。
図22は、コマンド履歴データからなりすまし者が入ったときのコマンドパタンの変化を調べた実験結果である。使用したデータは、Shonlau et al. (Computer Intrusion: Detecting masquerades, Statistical Science. 16(1), pp:58-74, 2001)によって集められたなりすまし検出のベンチマークデータである。図22において、横軸はデータ数、縦軸はコマンドパタン数を表す。図に示されているように、途中になりすまし者のコマンドデータが混入しており、非特許文献4の手法と本手法とを比較したところ、非特許文献4の手法ではなりすまし区間ではパタンの数が変化せず、しばらく時間が経過してからパタン数の増加が見られるのに対し、本手法では精度よくなりすまし者のコマンドデータが混入されている区間を検出した。
本発明の第2の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図3)および第2の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図4)の実施例について説明する。例えば、上の例において、行動パタンの増減のタイミングが未知である場合に、モデル遷移確率推定手段41によってモデル遷移確率の推定を行う。
本発明の第3の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図5)および第3の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図6)の実施例について説明する。本実施例も、例えば、上の例において、行動パタンの増減のタイミングが未知である場合に、モデル遷移確率推定手段41によってモデル遷移確率の推定を行う。第2の実施の形態に係る動的モデル選択装置および第2の実施の形態に係る動的モデル選択方法とは、モデル遷移確率の推定方法が異なる。
本発明の第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図7)および第4の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図8)の実施例について説明する。本実施例では、オンラインモデル出力手段6により、リアルタイムに現在の時点に良いとされるモデルを出力する。これにより、例えば、上の例においては、ユーザーの行動パタンの増加をオンラインで知ることができる。
本発明の第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図9)および第5の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図10)の実施例について説明する。本実施例では、オンラインモデル出力手段6によりリアルタイムに出力されるモデルを用いて、オンライン構造変化検出手段7によりモデルが変化した時点でアラームを出す。例えば、上の例においては、新しいコマンドパタンの増加には他のユーザーが正規ユーザーになりすましている可能性があり、パタンの増減に対してアラームを挙げることでなりすましを検出することができる。
本発明の第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図11)および第6の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図12)の実施例について説明する。本実施例では、最適モデル系列の変化点において特徴パタン抽出手段8によって変化の原因となるパタンを抽出する。例えば、上の例において、1,1,1,2,2,…というモデル系列が出力されたとき、パタンの個数が1から2に変化した前後の予測分布やデータを比較することで新たに生成されたコマンドパタンを知ることができる。また、新たに生成されたコマンドパタンがなりすまし者のコマンドパタンであった場合には、特徴パタン抽出手段8によって新しく増えたコマンドパタンを抽出することにより、なりすまし者のコマンドの使い方のくせをとらえることができる。
本発明の第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置(図13)および第7の実施の形態に係る動的モデル選択方法(図14)の実施例について説明する。本実施例では、オンラインモデル出力手段6によりリアルタイムに出力されるモデルを用いて、モデルの変化点において特徴パタン抽出手段8によって変化の原因となるパタンを抽出する。例えば、上の例において、1,1,1,2,2,…というモデル系列が出力されたとき、パタンの個数が1から2に変化した前後の予測分布やデータを比較することで新たに生成されたコマンドパタンをリアルタイムに知ることができる。
以上のコマンド履歴解析およびなりすまし検出への応用の他の応用例を挙げる。
例えば、Webサイトへのアクセスパタン分析に応用される。あるWebサイトにアクセスする顧客の行動を分析し、新しく生成あるいは消滅する行動パタンを知ることで全体の顧客行動を理解することができ、Webデザインの評価等のCRM(Customer Relationship Management)に有効である。
また、例えば、障害検出に応用される。CPU(Central Processing Unit)の使用率などのリソース使用量を監視して、新しく生成あるいは消滅するパタンを知ることで障害のパタン発見,障害予防等に有効である。
この他に、経済データ解析,署名認証,ビデオ画像等の動画を用いた動体解析等において新しいパタンの把握に有効である。
本発明の第1の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第3の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第7の実施の形態に係る動的モデル選択装置の動作を示すフロー図である。 本発明の第8の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第9の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第10の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第11の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第12の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第13の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第14の実施の形態に係る動的モデル選択装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例を説明するための図である。
符号の説明
1 入力装置
2 出力装置
3,4,5 モデル選択計算装置
6 オンラインモデル系列出力手段
7 オンライン構造変化検出手段
8 特徴パタン抽出手段
31 予測分布更新手段
32 予測分布記憶手段
33 モデル系列更新手段
34 モデル系列記憶手段
35,55 最適モデル系列計算手段
41 モデル遷移確率推定手段
51 確からしさ計算手段
52 確からしさ記憶手段
53 モデル遷移確率推定手段
54 モデル遷移確率記憶手段
100,101,102 モデル選択計算プログラム
200,201,202,203 動的モデル選択プログラム

Claims (48)

  1. 時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、
    最適モデル系列の候補を記憶するモデル系列記憶手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新するモデル系列更新手段と、
    前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段と
    を備えることを特徴とするモデル選択計算装置。
  2. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項1記載のモデル選択計算装置。
  3. モデル遷移確率を推定するモデル遷移確率推定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のモデル選択計算装置。
  4. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項3記載のモデル選択計算装置。
  5. 時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する確からしさ計算手段と、
    該確からしさ計算手段で計算された確からしさを記憶する確からしさ記憶手段と、
    モデルの遷移確率分布の予測分布を記憶するモデル遷移確率記憶手段と、
    前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新するモデル遷移確率推定手段と、
    前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段と
    を備えることを特徴とするモデル選択計算装置。
  6. 前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする請求項3記載のモデル選択計算装置。
  7. 前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする請求項5記載のモデル選択計算装置。
  8. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項6記載のモデル選択計算装置。
  9. 前記確からしさ記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶することを特徴とする請求項7記載のモデル選択計算装置。
  10. 時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、
    最適モデル系列の候補を記憶するモデル系列記憶手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新するモデル系列更新手段と、
    前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段と
    を備えることを特徴とする動的モデル選択装置。
  11. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項10記載の動的モデル選択装置。
  12. モデル遷移確率を推定するモデル遷移確率推定手段をさらに備えることを特徴とする請求項10記載の動的モデル選択装置。
  13. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項12記載の動的モデル選択装置。
  14. 時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する確からしさ計算手段と、
    該確からしさ計算手段で計算された確からしさを記憶する確からしさ記憶手段と、
    モデルの遷移確率分布の予測分布を記憶するモデル遷移確率記憶手段と、
    前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新するモデル遷移確率推定手段と、
    前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段と
    を備えることを特徴とする動的モデル選択装置。
  15. 前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする請求項12記載の動的モデル選択装置。
  16. 前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする請求項14記載の動的モデル選択装置。
  17. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項15記載の動的モデル選択装置。
  18. 前記確からしさ記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶することを特徴とする請求項16記載の動的モデル選択装置。
  19. 請求項10ないし請求項18のいずれかに記載された動的モデル選択装置において、オンラインでモデル系列を出力するオンラインモデル系列出力手段をさらに備えることを特徴とする動的モデル選択装置。
  20. 請求項19に記載された動的モデル選択装置において、オンラインでモデルが変化したときに検知するオンライン構造変化検出手段をさらに備えることを特徴とする動的モデル選択装置。
  21. 請求項10ないし請求項18のいずれかに記載された動的モデル選択装置において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段をさらに備えることを特徴とする動的モデル選択装置。
  22. 請求項19に記載された動的モデル選択装置において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段をさらに備えることを特徴とする動的モデル選択装置。
  23. 時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ予測分布記憶手段に記憶させる工程と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する工程と、
    最適モデル系列の候補をモデル系列記憶手段に記憶させる工程と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新する工程と、
    前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する工程
    を含むことを特徴とする動的モデル選択方法。
  24. 前記モデル系列記憶手段に対し、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶させる工程を含むことを特徴とする請求項23記載の動的モデル選択方法。
  25. モデルの遷移確率を推定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項23記載の動的モデル選択方法。
  26. 前記モデル系列記憶手段に対し、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶させる工程を含むことを特徴とする請求項25記載の動的モデル選択方法。
  27. 時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布を予測分布記憶手段に記憶させる工程と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する工程と、
    入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する工程と、
    該確からしさ計算手段で計算された確からしさを確からしさ記憶手段に記憶させる工程と、
    モデルの遷移確率分布の予測分布をモデル遷移確率記憶手段に記憶させる工程と、
    前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新する工程と、
    前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する工程と
    を含むことを特徴とする動的モデル選択方法。
  28. モデル遷移確率のウィンドウ付推定を行う工程を含むことを特徴とする請求項25記載の動的モデル選択方法。
  29. モデル遷移確率のウィンドウ付推定を行う工程を含むことを特徴とする請求項27記載の動的モデル選択方法。
  30. 前記モデル系列記憶手段に対し、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶させる工程を含むことを特徴とする請求項28記載の動的モデル選択方法。
  31. 前記確からしさ記憶手段に対し、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶させる工程を含むことを特徴とする請求項30記載の動的モデル選択方法。
  32. 請求項23ないし請求項31のいずれかに記載された動的モデル選択方法において、オンラインでモデル系列を出力する工程をさらに含むことを特徴とする動的モデル選択方法。
  33. 請求項32に記載された動的モデル選択方法において、オンラインでモデルが変化したときに検知する工程をさらに含むことを特徴とする動的モデル選択方法。
  34. 請求項23ないし請求項31のいずれかに記載された動的モデル選択方法において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する工程をさらに含むことを特徴とする動的モデル選択方法。
  35. 請求項32のいずれかに記載された動的モデル選択方法において、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する工程をさらに含むことを特徴とする動的モデル選択方法。
  36. コンピュータを、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、最適モデル系列の候補を記憶するモデル系列記憶手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、該モデル系列記憶手段の内容を更新するモデル系列更新手段と、前記モデル系列記憶手段から最適モデル系列の候補を読み込み、現時点での最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段として動作させるためのプログラム。
  37. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項36記載のプログラム。
  38. モデル遷移確率を推定するモデル遷移確率推定手段をさらに備えることを特徴とする請求項36記載のプログラム。
  39. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数の定数倍のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項38記載のプログラム。
  40. コンピュータを、時系列データを入力として、各データの発生を説明する複数個の相異なる予測分布をそれぞれ記憶する予測分布記憶手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、該予測分布記憶手段の内容を更新する予測分布更新手段と、入力データを読み込み、前記予測分布記憶手段から予測分布を読み込み、入力データの確からしさを計算する確からしさ計算手段と、該確からしさ計算手段で計算された確からしさを記憶する確からしさ記憶手段と、モデルの遷移確率分布の予測分布を記憶するモデル遷移確率記憶手段と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、該モデル遷移確率記憶手段の内容を更新するモデル遷移確率推定手段と、前記確からしさ記憶手段から記憶されている全ての確からしさを読み込み、前記モデル遷移確率記憶手段から予測分布を読み込み、最適モデル系列を計算して出力する最適モデル系列計算手段として動作させるためのプログラム。
  41. 前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする請求項38記載のプログラム。
  42. 前記モデル遷移確率推定手段において、ウィンドウ付推定を行うことを特徴とする請求項40記載のプログラム。
  43. 前記モデル系列記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数のモデル系列を記憶することを特徴とする請求項41記載のプログラム。
  44. 前記確からしさ記憶手段において、各時点でデータ数によらない一定数の確からしさを記憶することを特徴とする請求項42記載のプログラム。
  45. 請求項36ないし請求項44のいずれかに記載されたプログラムにおいて、オンラインでモデル系列を出力するオンラインモデル系列出力手段をさらに備えることを特徴とするプログラム。
  46. 請求項45に記載されたプログラムにおいて、オンラインでモデルが変化したときに検知するオンライン構造変化検出手段をさらに備えることを特徴とするプログラム。
  47. 請求項36ないし請求項44のいずれかに記載されたプログラムにおいて、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段をさらに備えることを特徴とするプログラム。
  48. 請求項45に記載されたプログラムにおいて、モデルが変化したときの特徴的な時系列データパタンを抽出して出力する特徴パタン抽出手段をさらに備えることを特徴とするプログラム。
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