JP2005141080A - 投射型表示装置および画像投射システム - Google Patents

投射型表示装置および画像投射システム Download PDF

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Abstract

【課題】高精細の投射像が得られる投射型表示装置を安価に提供する。
【解決手段】光源からの光をR光、G光およびB光に色分解し、色分解後の各光に対応してR光用およびG光用の反射型ライトバルブ(液晶パネル)を配設する。画面21は、R光用液晶パネルおよびG光用液晶パネルの画素領域に対応する。画面22は、B光用液晶パネルの画素領域に対応する。画面21の横方向の長さは、画面22の横方向の長さより長く構成され、画面22の縦方向の長さは、画面21の縦方向の長さより長く構成される。また、B光用液晶パネルの画素数は、R光用およびG光用液晶パネルの画素数に比べて少なくされ、B光用液晶パネルの画素ピッチはR光用およびG光用液晶パネルの画素ピッチに比べて大きくされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のライトバルブを用いた投射型表示装置および画像投射システムに関する。
光源からの光を複数の色光に色分解し、色分解後の色光をそれぞれ各色に対応した複数のライトバルブで画像信号に基づいて変調する投射型表示装置が知られている(特許文献1参照)。複数のライトバルブで変調されたそれぞれの光は1つの光に色合成され、スクリーンなどに向けて投射される。
特開平10−133301号公報
従来のライトバルブは、各色に対応するライトバルブが同じ形状、同じ画素ピッチで構成される。したがって、高精細(高解像度)の投射像を得るためには、色分解後の色に対応する全てのライトバルブに高解像度のものを使用する必要があり、コスト上昇の要因となっていた。
請求項1に記載の発明は、光源からの光を複数の色光に色分解する色分解光学系と、色分解光学系によって色分解された各色光ごとに配設され、各色光を画像信号に基づいてそれぞれ変調する複数のライトバルブと、複数のライトバルブで変調された複数色の変調光を色合成する色合成光学系と、色合成された光による像を投射する投射光学系とを備える投射型表示装置に適用され、複数のライトバルブのうち少なくとも1つは、その画素ピッチが他のライトバルブの画素ピッチより大きいことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の投射型表示装置において、画素ピッチが大きいライトバルブの画素領域の大きさは、他のライトバルブの画素領域の大きさと異なることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の投射型表示装置において、画素ピッチが大きいライトバルブの画素領域、および他のライトバルブの画素領域が光学的に重なる領域は、色合成光学系により色合成される光束に対応することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の投射型表示装置において、色分解光学系は、光源からの光を赤色光、緑色光および青色光に色分解し、複数のライトバルブは、赤色光、緑色光および青色光ごとに配設され、画素ピッチが大きいライトバルブは、青色光に対応するライトバルブであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明による画像投射システムは、請求項1〜4のいずれかに記載の投射型表示装置と、投射型表示装置の投射光学系による投射光をスクリーン方向に折り曲げる反射部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高精細の投射像が得られる投射型表示装置、画像投射システムを安価に提供できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による投射型表示装置の光学部の基本構成図である。図1において、ランプ101Aおよび放物面形状の凹面鏡101Bで構成される光源101から射出された光源光は、不図示の偏光変換装置によって略単一偏光(たとえば、S偏光)に変換された後でクロスダイクロイックミラー102に入射される。クロスダイクロイックミラー102は、ダイクロイックミラー102Bと、ダイクロイックミラー102RGとで構成される。ダイクロイックミラー102Bは、B(青)色光反射特性を有する。一方、ダイクロイックミラー102RGは、R(赤)色光ならびにG(緑)色光反射特性を有する。クロスダイクロイックミラー102は、入射されたS偏光を入射光軸に垂直で互いに反対方向に進行するB光と、R光およびG光の混合光とに色分解する。ここで、光軸とは、光束の中心軸をいう。
色分解されたB光は、偏向ミラー103によって進行方向を変えて進み、B光用に配設されている偏光ビームスプリッタ106Bに入射される。偏光ビームスプリッタ106Bは、入射された光(S偏光)を偏光分離部106BPで反射して反射型ライトバルブ107Bに向けて射出する。
一方、色分解されたR光およびG光の混合光は、偏向ミラー104によって進行方向を変えて進み、G光反射ダイクロイックミラー105に入射される。G光反射ダイクロイックミラー105は、入射された混合光を、当該ミラー105を反射して進行するG光と、当該ミラー105を透過して進行するR光とに色分解する。
色分解されたG光は、G光用に配設されている偏光ビームスプリッタ106Gに入射される。偏光ビームスプリッタ106Gは、入射された光(S偏光)を偏光分離部106GPで反射して反射型ライトバルブ107Gに向けて射出する。
色分解されたR光は、R光用に配設されている偏光ビームスプリッタ106Rに入射される。偏光ビームスプリッタ106Rは、入射された光(S偏光)を偏光分離部106RPで反射して反射型ライトバルブ107Rに向けて射出する。
反射型ライトバルブ107B、107Gおよび107Rは、それぞれ入射された各色光を各色に対応する画像信号に基づいて変調する。これにより、各反射型ライトバルブは、入射されたS偏光と振動方向が異なるP偏光の変調光、および入射されたS偏光と振動方向が同じS偏光の非変調光による混合光を、各色用の偏光ビームスプリッタへ向けて反射射出する。
B光用の反射型ライトバルブ107Bから偏光ビームスプリッタ106Bに再び入射されたB色光は、偏光分離部106BPを透過するP偏光の変調光と、偏光分離部106BPを反射するS偏光の非変調光とに偏光分離される。偏光ビームスプリッタ106Bで反射される非変調光は、光源101の方向に進行して廃棄される。同様に、G光用の反射型ライトバルブ107Gから偏光ビームスプリッタ106Gに再び入射されたG色光は、偏光分離部106GPを透過するP偏光の変調光と、偏光分離部106GPを反射するS偏光の非変調光とに偏光分離される。偏光ビームスプリッタ106Gで反射される非変調光は、光源101の方向に進行して廃棄される。
また、R光用の反射型ライトバルブ107Rから偏光ビームスプリッタ106Rに再び入射されたR色光は、偏光分離部106RPを透過するP偏光の変調光と、偏光分離部106RPを反射するS偏光の非変調光とに偏光分離される。偏光ビームスプリッタ106Rで反射される非変調光は、光源101の方向に進行して廃棄される。
B光用の偏光ビームスプリッタ106Bを透過した変調光、すなわち、検光光は、クロスダイクロイックプリズム108に入射される。同様に、G光用の偏光ビームスプリッタ106Gを透過した変調光である検光光、ならびにR光用の偏光ビームスプリッタ106Rを透過した変調光である検光光は、それぞれクロスダイクロイックプリズム108に入射される。
クロスダイクロイックプリズム108は、その内部に、R光反射ダイクロイック膜108RとB光反射ダイクロイック膜108Bとが互いに直交するように配置された複合プリズムである。クロスダイクロイックプリズム108に入射したR色の検光光は、R光反射ダイクロイック膜108Rによって投射レンズ109側に反射される。また、クロスダイクロイックプリズム108に入射したB色の検光光は、B光反射ダイクロイック膜108Bによって投射レンズ109側に反射される。さらに、クロスダイクロイックプリズム108に入射したG色の検光光は、両ダイクロイック膜108R、108Bをそれぞれ透過して投射レンズ109側へ進む。これにより、R色、G色およびB色の検光光は、クロスダイクロイックプリズム108の同一面から色合成された光として射出される。色合成光は、投射レンズ109に入射され、スクリーン(不図示)上にフルカラー像が拡大投射される。
本発明は、上述した反射型ライトバルブ107R、107G、および107Bの画素ピッチおよび画素数に特徴を有する。本実施の形態では、反射型ライトバルブ107R、107Gおよび107Bを反射型のアクティブマトリクス液晶パネルで構成し、R光用およびG光用の液晶パネルを同一画面形状および同一画素ピッチで構成するとともに、B光用の液晶パネルと異なる画面形状にする。さらに、B光用の液晶パネルの画素ピッチをR光用(G光用)の液晶パネルの画素ピッチより大きくする。
図2は、反射型のアクティブマトリクス液晶パネルの画面形状を説明する図である。図2において、画面21は、反射型ライトバルブ107Rを構成するR光用液晶パネル、および反射型ライトバルブ107Gを構成するG光用液晶パネルの画素領域に対応する。画面22は、反射型ライトバルブ107Bを構成するB光用液晶パネルの画素領域に対応する。画面21の横方向の長さは、画面22の横方向の長さより長く構成され、画面22の縦方向の長さは、画面21の縦方向の長さより長く構成されている。
R光用液晶パネルおよびG光用液晶パネルは、それぞれ8.1ミクロン(横方向)×8.1ミクロン(縦方向)の画素ピッチを有し、その有効画素数は1920画素(横方向)×1080画素(縦方向)である。一方、B光用液晶パネルは、10.4ミクロン(横方向)×10.4ミクロン(縦方向)の画素ピッチを有し、その有効画素数は1400画素(横方向)×1050画素(縦方向)である。
実際の投射像において、画面21および画面22が光学的に重なる領域がR光、G光およびB光によるカラー投射像が得られる領域(以後、有効エリアという)に対応する。つまり、クロスダイクロイックプリズム108によって色合成される光束は、各液晶パネルにおいて有効エリアに対応する光である。なお、各色の光に対応する反射型ライトバルブ(液晶パネル)から射出される各色の光束は、それぞれ同じ倍率の像を投射するように構成されている。
図3は、各液晶パネルの画素ピッチ、有効画素数、画面サイズ、および有効エリア内の画素数を表にしたものである。画面サイズは、(画素ピッチ)×(有効画素数)によって算出され、液晶パネル上に形成されている画素領域の大きさに対応する。有効エリアのサイズは、横方向について、B光用液晶パネルおよびR光用(G光用)液晶パネルの横サイズのうち小さい方(14.56(mm))によって決定される。縦方向については、B光用液晶パネルおよびR光用(G光用)液晶パネルの縦サイズのうち小さい方(8.748(mm))によって決定される。したがって、有効エリア内の画素数は、横方向が14.56(mm)/(画素ピッチ)で算出され、縦方向が8.478(mm)/(画素ピッチ)で算出される。
図3に示すように、有効エリアにおけるR光用およびG光用の液晶パネルの画素数は、それぞれ1798画素(横方向)×1080画素(縦方向)であり、B光用の液晶パネルの画素数は、1400画素(横方向)×841画素(縦方向)である。このように、B光用の液晶パネルの画素数をR光用およびG光用の液晶パネルの画素数に比べて少なくするとともに、B光用の液晶パネルの画素ピッチをR光用およびG光用の液晶パネルの画素ピッチに比べて大きくする。
一般に、人の眼のB色に対する視感度はR色およびG色に対する視感度に比べて低い。したがって、B色の投射像の解像度をR色およびG色の投射像の解像度に比べて低下させる(すなわち、画素ピッチを大きくして画素数を少なくする)場合でも、人は投射画像の解像度低下に気づきにくい。そこで、投射画像の解像度の低下を気づかない程度にB色の投射像の解像度を下げるべく、B光用の液晶パネルの画素数を少なくするとともに画素ピッチを大きくする。
上述した投射型表示装置で像を投射するとき、各液晶パネルは、上記有効エリア内の画素に対応する素子が画像信号に対応して選択的に駆動される。アクティブマトリクス液晶パネルは、たとえば、シリコン基板上にTFT等の複数の非線形スイッチング素子が画素に対応して設けられたものである。各TFT上には、画素の形状を定義し、かつ、液晶層に電圧を印加する電極がそれぞれ接続され、さらに各電極の上に液晶層が形成されている。これらのTFTは、それぞれ画像信号に応じた電圧を液晶層に対して選択的に印加するように構成されている。つまり、液晶パネルの有効エリア内において使用される画素(スイッチング素子)領域に応じて、投射像の大きさやアスペクト比が変化する。
各液晶パネルは、不図示のドライバ回路からの駆動信号によって駆動される。ドライバ回路は、投射型表示装置に外部機器(たとえば、ハイビジョンカメラ)から入力される画像信号(以後HDTV(high-definition television)信号という)をプログレシブ画像信号に変換し、変換後の信号を駆動信号として各液晶パネルへ送出する。
たとえば、ドライバ回路に入射されるHDTV信号が1920画素(横方向)×1080画素(縦方向)のインターレス画像に対応する信号であって、この信号に基づいて上記有効エリアの全てを用いて像を投射する場合は、ドライバ回路は以下のように駆動信号を生成する。すなわち、ドライバ回路は、スケーリング処理を行うことによってR光用およびG光用の液晶パネル用の駆動信号として1798画素(横方向)×1080画素(縦方向)のプログレシブ画像に対応する信号に変換する。ドライバ回路はさらに、スケーリング処理によってB光用の液晶パネル用の駆動信号として1400画素(横方向)×841画素(縦方向)のプログレシブ画像に対応する信号に変換する。
また、上記HDTV信号に基づいて上記有効エリア内にアスペクト比16:9のTV画像を投射する場合は、ドライバ回路は以下のように駆動信号を生成する。すなわち、ドライバ回路は、スケーリング処理を行うことによってR光用およびG光用の液晶パネル用の駆動信号として1798画素(横方向)×1011画素(縦方向)のプログレシブ画像に対応する信号に変換する。ドライバ回路はさらに、スケーリング処理によってB光用の液晶パネル用の駆動信号として1400画素(横方向)×788画素(縦方向)のプログレシブ画像に対応する信号に変換する。
一般に、TV画像の場合は、実際の投射像より大きな画素構成の画像を生成するようにオーバースキャンが行われる。オーバースキャンで得られる画像の左右上下の一部を切り取って表示することにより、切り取り部分に含まれているノイズやスクランブル解除用信号などが投射像から削除される。
本実施の形態では、B光用液晶パネルの横サイズ(14.56(mm))がR光用およびG光用の液晶パネルの横サイズ(15.552(mm))より小さいので、R光用およびG光用の液晶パネルにおいては横方向に少なくとも{1−(14.56/15.552)}=6.38(%)のオーバースキャンを設けないと、B色成分が存在しない黄色画像が投射画像の左右に生じてしまう。そこで、R光用およびG光用の液晶パネルの横サイズについて、余裕度を考慮して7(%)のオーバースキャンを設けることにする。オーバースキャンを7(%)にする場合の液晶パネル横サイズは、14.46336(mm)となる。この横サイズは、R光用およびG光用の液晶パネルにおいて1785画素に対応する。
一方、B光用液晶パネルにおいて、14.46336(mm)の横サイズは1390画素に対応する。この場合のB光用液晶パネルのオーバースキャンは、{1−(14.46336/14.56)}=0.66(%)となる。
同様に、縦方向のオーバースキャンは以下のように決定する。B光用液晶パネルの縦サイズ(10.92(mm))よりR光用およびG光用の液晶パネルの縦サイズ(8.748(mm))が小さいので、B光用液晶パネルにおいては縦方向に少なくとも{1−(8.748/10.92)}=19.9(%)のオーバースキャンを設けないと、R色、G色成分が存在しない青色画像が投射画像の上下に生じてしまう。このため、B光用の液晶パネルの縦サイズについて、少なくとも20(%)のオーバースキャンが必要である。アスペクト比16:9の画像では、液晶パネル縦サイズは14.46336×9/16=8.1356(mm)あればよい。この縦サイズは、B光用の液晶パネルにおいて782画素に対応する。したがって、B光用液晶パネルのオーバースキャンは、{1−(8.1356/10.92)}=25.5(%)となり、20(%)以上が確保できる。
一方、縦サイズを8.1356(mm)にする場合のR光およびG光用液晶パネルのオーバースキャンは、1−(8.1356/8.748)=7(%)となる。
オーバースキャンを行う場合のドライバ回路は、以下のように駆動信号を生成する。すなわち、ドライバ回路は、スケーリング処理を行うことによってR光用およびG光用の液晶パネル用の駆動信号として1920画素(横方向)×1080画素(縦方向)のプログレシブ画像に対応する信号に変換する。ドライバ回路はさらに、スケーリング処理によってB光用の液晶パネル用の駆動信号として1400画素(横方向)×788画素(縦方向)のプログレシブ画像に対応する信号に変換する。
各液晶パネルには上記オーバースキャン信号がそれぞれ供給されるが、実際の投射像に対応するのは、B光用液晶パネルについて、1390画素(横方向)×782画素(縦方向)であり、R光用およびG光用の液晶パネルについて、1785画素(横方向)×1004画素(縦方向)である。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)光源からの光をR光、G光およびB光に色分解し、色分解後の各光に対応してR光用およびG光用のライトバルブ(液晶パネル)107R、107G、およびB光用のライトバルブ(液晶パネル)107Bを配設する。B光用の液晶パネルの画素数をR光用およびG光用の液晶パネルの画素数に比べて少なくするとともに、B光用の液晶パネルの画素ピッチをR光用およびG光用の液晶パネルの画素ピッチに比べて大きくするようにした。B光用に解像度が低い液晶パネルを用いることで、R光用、G光用、およびB光用の全てに解像度が高い液晶パネルを使用する場合に比べて、装置を安価に構成することが可能になる。なお、B色の光に対する人の視感度は他色の光に対する視感度に比べて低いので、投射像の高精細感が損なわれることがない。
(2)反射型ライトバルブ107Rを構成するR光用液晶パネル、および反射型ライトバルブ107Gを構成するG光用液晶パネルによる画素領域(画面21)と、反射型ライトバルブ107Bを構成するB光用液晶パネルによる画素領域(画面22)とにおいて、画面21の横方向の長さを画面22の横方向の長さより長く構成し、画面22の縦方向の長さを画面21の縦方向の長さより長く構成した。つまり、一方の画面の横方向が他方の画面の横方向より長く、他方の画面の縦方向が上記一方の画面の縦方向より長い。この結果、R光用(G光用)液晶パネルおよびB光用液晶パネル間の位置合わせが容易になり、位置調整に要する時間を短縮することができる。
上述した反射型ライトバルブ(液晶パネル)の画素数は一例であり、投射像に必要な解像度に応じて適宜変更してよい。
以上の説明では、投射型表示装置について説明したが、投射レンズから射出される投射光をミラーで折り曲げ、当該ミラーで折り曲げられた光による像を投射する画像投射システムにも本発明を適用できる。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。色分解光学系は、たとえば、クロスダイクロイックミラー102ならびにダイクロイックミラー105によって構成される。色合成光学系は、たとえば、クロスダイクロイックプリズム108によって構成される。投射光学系は、たとえば、投射レンズ109によって構成される。光学的に重なる領域は、たとえば、有効エリアが対応する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による投射型表示装置の光学部の基本構成図である。 反射型のアクティブマトリクス液晶パネルの画面形状を説明する図である。 各液晶パネルの画素ピッチ、有効画素数、画面サイズ、および有効エリア内の画素数を示す図である。
符号の説明
101…光源
102…クロスダイクロイックミラー
103、104…偏向ミラー
105…ダイクロイックミラー
106R、106G、106B…偏光ビームスプリッタ
107R、107G、107B…反射型アクティブマトリックス液晶パネル
108…クロスダイクロイックプリズム
109…投射レンズ

Claims (5)

  1. 光源からの光を複数の色光に色分解する色分解光学系と、
    前記色分解光学系によって色分解された各色光ごとに配設され、前記各色光を画像信号に基づいてそれぞれ変調する複数のライトバルブと、
    前記複数のライトバルブで変調された複数色の変調光を色合成する色合成光学系と、
    前記色合成された光による像を投射する投射光学系とを備える投射型表示装置において、
    前記複数のライトバルブのうち少なくとも1つは、その画素ピッチが他のライトバルブの画素ピッチより大きいことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投射型表示装置において、
    前記画素ピッチが大きいライトバルブの画素領域の大きさは、前記他のライトバルブの画素領域の大きさと異なることを特徴とする投射型表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の投射型表示装置において、
    前記画素ピッチが大きいライトバルブの画素領域、および前記他のライトバルブの画素領域が光学的に重なる領域は、前記色合成光学系により色合成される光束に対応することを特徴とする投射型表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の投射型表示装置において、
    前記色分解光学系は、前記光源からの光を赤色光、緑色光および青色光に色分解し、
    前記複数のライトバルブは、前記赤色光、緑色光および青色光ごとに配設され、
    前記画素ピッチが大きいライトバルブは、前記青色光に対応するライトバルブであることを特徴とする投射型表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の投射型表示装置と、
    前記投射型表示装置の投射光学系による投射光をスクリーン方向に折り曲げる反射部材とを備える画像投射システム。
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