JP2005140751A - カーテンウォール遮水膜 - Google Patents

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茂男 松▲蔭▼
Kyohei Yamada
恭平 山田
Yuji Izumi
雄士 泉
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恒浩 関本
Katsuomi Ukai
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Abstract

【課題】 柔構造をもった新規なカーテンウォール遮水膜組立体を提供する。
【解決手段】 水底に固定された支柱と、前記支柱に下端部を接続した膜取付管と、下端部を前記支柱に接続し、比較的高温の浅層の水を遮水して比較的低温の深層の水を取水する取水口を形成する遮水膜と、前記遮水膜を上方に牽引する中間フロート及び上部フロートとを備え、前記遮水膜は、水の動きに追従して可動である、カーテンウォール遮水膜組立体
【選択図】 図6

Description

本発明は、カーテンウォール遮水膜組立体に関し、更に具体的には、例えば、発電プラントにおいて利用される冷却水の取水口に使用して好適なカーテンウォール遮水膜組立体に関する。
火力発電所及び原子力発電所のような発電プラントでは、蒸気流でタービン発電機を駆動して発電している。発電タービンは、入り口の蒸気圧と出口の蒸気圧との差で回転するため、タービン発電機駆動後の蒸気流を水に戻すことで出口の蒸気圧を下げることが不可欠である。このため、蒸気流をボイラ設備又は原子炉に戻す前に、多くは海水を冷却水として利用した復水器でこの蒸気流を冷却して水にしている。
従って、冷却水の取水は発電所プラントに近い海域で行われ、取水された比較的低温の海水は貯水プール又は復水貯蔵槽に貯水されて利用される。このとき、冷却水としての海水は、海水の内でも比較的深層から比較的低温の海水を取水することが好ましい。比較的浅層の比較的高温の海水を排除して、比較的低温の海水を選択的に利用することにより、タービン効率を向上し、利用後も比較的低温の温排水であれば環境への影響は減少し、比較的浅層の海水に含まれる浮遊塵芥、汚染物、プランクトン、貝類等の発電プラントへの流入を排除することができる。
なお、本出願書類で、用語「深層の海水」,「深層水」とは、一般に深層水と呼ばれ、近年、飲料等に利用されている水深200m程度より深い部分の海水のみ限定的に指称しているのではない。このような一般に深層水と呼ばれる海水のみならず、相対的に水深の深い、相対的に水温が低い海水一般をも含んだ広い概念であることに注意されたい。
従来、冷却水を海洋から取水するとき、比較的深層の低温の海水を選択的に取水するための取水口として、重力式構造の取水口が知られている。従来の重力式構造の取水口は、遮水版に作用する波力を、組杭によって受け止めて支持する剛構造で構成されていた。
例えば、下記特許文献1の図4及び図5には、添付図面の図1及び図2に示すような2つのタイプの重力式構造のカーテンウォール式取水口の杭式構造が紹介されている。ここでは、符号3がカーテンウォール、4が遮水版(PC版)、5が綱管杭、6が底版コンクリートである。
「剛構造」とは、防波堤のように、波浪エネルギーに対抗して不動状態を維持し、到達した波浪の伝搬を防ぐ機能をもった構造をいう。この剛構造の重力式構造の取水口を実現するためには、大規模で堅牢な杭打設工事、堅牢な遮水版を必要とし、その建設のための所用の日数、費用等も非常に大きなものであった。
しかし、取水口として必要な機能は、到達した波浪の伝搬を遮断する機能ではなく、比較的深層の低温の海水を選択的に取水する機能である。従って、取水口を到達した波浪の伝搬を遮断する剛構造で構築することは、本来の目的から検討すると、不必要なことである。
そこで、取水口の構造を、到達する波浪と共に遮水版が揺動して波浪の伝搬の透過を許容するような柔構造のカーテンウォール遮水版にすることが提案されている。
ここで、「柔構造」とは、波浪エネルギーに追従して可動状態にあり、到達した波浪の伝搬を実質的に透過する機能をもった構造をいう。
また、「カーテンウォール」とは、元来、建築分野の用語であり、工場で生産した部材を現場で組み立ててつくる外壁であって、鉄筋コンクリート建造物の壁のように壁で荷重を支える役割を持たない壁を指称する。即ち、用語「カーテンウォール」は、耐力壁(bearing wall)に対する概念であって、建築物の高層化に伴い、プレハブ化された外周壁の意味が定着したものである。転じて、本出願書類では、取水口の遮水部材に関して、荷重を支える役割を持たない遮水部材であってプレハブ化されたものに対して使用する。
本発明者等は、本出願人等の一社が平成13年9月14日に特願2001−280197として出願し、平成15年3月28日に特開2003−90029として出願公開された、発明の名称「冷却水のための取水口」に関して承知している。
上述したように、従来の剛構造のカーテンウォール式取水口は、大規模で堅牢な杭打設工事を必要とし、そのため工事の所用の日数、費用等も非常に大きなものであった。これを、比較的深層の低温の海水を選択的に取水する機能を持たせた簡易な柔構造のカーテンウォール式取水口を採用することで、工事の所用の日数、費用等を大幅に削減することが望まれていた。
前掲特開2003−90029に開示する「冷却水のための取水口」は、柔構造のカーテンウォール式取水口の一種である。特開2003−90029の図1及び図2には、添付図面の図3及び図4に示すような柔構造のカーテンウォール式取水口が紹介されている。ここでは、符号2は水路口、7は遮水版(PC版)、8は枢支部、9はアンカー(ボックスカルバート)、10は深層水取水用の開口部、11は枢支部、12は浮体、13は連結部材である。
しかし、その後の本発明者等による研究により、柔構造のカーテンウォール式取水口には、種々の構造が実現できることが判明した。
また、各種の柔構造のカーテンウォール式取水口を研究してみると、夫々、遮水版の構造、遮水版の位置決め手段、建設の容易さ、取水口の高さの変更の容易さ、保守管理の容易さ等において、他の柔構造のカーテンウォール式取水口では実現できない特徴、利点等が存在することが判明した。
従って、本発明は、柔構造をもった新規なカーテンウォール遮水膜組立体を提供することを目的とする。
更に、本発明は、建設の容易さ、取水口の高さの変更の容易さ、保守管理の容易さ等の特徴を有する柔構造をもった新規なカーテンウォール遮水膜組立体を提供することを目的とする。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、一端を水底に固定された保持手段と、下端部を前記保持手段に接続し、比較的高温の浅層の水を遮水して比較的低温の深層の水を取水する取水口を形成する遮水膜と、前記遮水膜を上方に牽引する浮遊手段とを備え、前記遮水膜は、水の動きに追従して可動である。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記保持手段は、水底に固定された支柱と、前記支柱に下端部を接続した膜取付管とを有する。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記保持手段は、水底に固定された支柱と、前記支柱に下端部を接続した、チェーン又はワイヤからなる接続部材とを有する。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記水底から前記膜取付管上端部までの長さは、前記取水口の所望の開口高によって決定される。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記支柱は、重力式の基礎コンクリートから成る台座と、この台座に固定された支柱管とを有する。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記膜取付管の下端部には、前記台座に固定された支柱管に対して接続可能な管体が形成されている。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記膜取付管下端部の管体と前記台座に固定された支柱管とは、固着されている。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記膜取付管下端部の管体と前記台座に固定された支柱管との間隙には、グラウトが充填されて固定されている。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記膜取付管下端部の管体は、前記台座に固定された支柱管に対し取り外し可能である。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記支柱は、重防食処理が施されている。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記浮遊手段は、前記遮水膜の上端部に接続されたフロートを有する。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記浮遊手段は、前記遮水膜の上端部に接続された少なくとも1つの上部フロートと、前記遮水膜の中間部に接続された少なくとも1つの中間フロートとを有し、前記上部フロート及び中間フロートワイヤは、前記遮水膜に対して、取り付け位置が調節自在である。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記浮遊手段は、前記中間フロート及び前記上部フロートは、いずれも球形であり、前記中間フロートは、前記上部フロートと比較してサイズが大きい。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記浮遊手段は、前記中間フロート及び前記上部フロートは、いずれも円柱形であり、前記中間フロートは、前記上部フロートと比較して直径が大きい。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記支柱は海底に固定され、前記遮水膜は、陸地に沿って海洋に配置されて、波浪に追従して揺動可能な構造である。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記取水口から流入する比較的低温の深層の海水は、発電所の冷却水として利用される。
本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体は、上述のカーテンウォール遮水膜組立体であって、前記水底と前記中間フロートとの間隔は、干潮時水位にほぼ等しく調節され、前記中間フロートと前記上部フロートとの間隔は、干潮時水位と満潮時水位の差にほぼ等しく調節されている。
本発明に係る取水口建造物は、陸地に沿って海洋に配置された、請求項1記載のカーテンウォール遮水膜組立体と、前記遮水膜の陸側を浚渫して、前記取水口を通って流入した比較的低温の深層の海水を貯めるプールとを備え、前記比較的低温の深層の海水は、発電所の冷却水として利用される。
本発明に係る取水口の建造方法は、支柱を海底に据え付け、前記支柱に対して、膜取付管を固定し、前記膜取付管に対して、比較的高温の浅層の海水を遮水する遮水膜を取り付け、前記遮水膜に対して、前記遮水膜を上方に牽引する浮遊手段を取り付ける、取水口の建造方法である。
本発明によれば、柔構造をもった新規なカーテンウォール遮水膜組立体を提供することができる。
更に、本発明によれば、建設の容易さ、取水口の高さの変更の容易さ、保守管理の容易さ等の特徴を有する柔構造をもった新規なカーテンウォール遮水膜組立体を提供することができる。
以下、本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体の実施の形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
まず最初に、カーテンウォール遮水膜組立体のイメージを容易に把握できるように、全体的に概説する。
図5はカーテンウォール遮水膜組立体20を上方から見た平面図、図6は正面図、図7は図5のI−I方向から見た断面図である。カーテンウォール遮水膜組立体20は、陸地に近い、典型的には海底である水底に設置されている。図5では、図面の上側が海の沖方向であり、下側が陸地方向である。矢印の方向は、波が押し寄せる方向である。波の押し寄せる方向に概して平行に、二列の護岸がなされ、これらの護岸の間に、カーテンウォール遮水膜組立体20が設置される。
カーテンウォール遮水膜組立体20は、海底から所望の高さに遮水膜を位置決めして深層水を選択的に取水する取水口を形成している。そのため、遮水膜は、適当な位置決め部材(保持部材,浮遊手段等より成る。)により所望の高さに位置決めする必要がある。
図6に示すように、遮水膜25を海底26から所定の位置に位置決めする位置決め手段は、例えば、遮水膜25を海底26から所定の高さに保持する保持手段と、遮水膜25を海底26に対して垂直方向に海中に広げる浮遊手段からなる。
遮水膜25の下端部27と海底26との距離を予め決定して、保持手段の寸法を算出することにより、海方向からの浅層の比較的高温の海水を遮断し、遮水膜25の下端部と海底26の間に比較的低温の深層の水のみを選択的に取水する取水口を形成することができる。
図7に示すように、保持手段により海底26から所定の位置に保持された遮水膜25は、浮遊手段により上方に牽引されて、波浪に対して揺動する構造となっている。
図面を追って詳細に説明する。図5の平面図に示すように、海岸線(図示せず。)に概して垂直方向に、二列の護岸21,22が建設されている。これら護岸21,22の間に、カーテンウォール遮水膜組立体20が、矢印で示す波の押し寄せる方向に対して概して垂直方向に設置されている。カーテンウォール遮水膜組立体20より上方は海洋であり、下方は護岸と共に貯水プール29を形成している。なお、遮水膜組立体20は、例えば数百メートルというように非常に長いため、その一部を省略して図示している。
カーテンウォール遮水膜組立体20の必須機能は、取水水深の確保、即ち、海底26から所望の高さhに遮水膜25を位置決めして取水口の高さ(海底から遮水膜下端までの長さ)を決定することにより、浅層の比較的高温の海水をせき止め、所望の比較的低温の深層水のみを選択的に取水することにある。そのため、遮水膜25の下端部は、適当な保持部材により所望の高さに位置決めされ、遮水膜25の上端部は適当な浮遊手段により概して上下方向に広げられるて吊り下げられる(換言すれば、波に対して垂直方向に自立するように保持される)。
図6及び7に示すように、保持手段は、例えば、基礎コンクリート31に固定された支柱32と、支柱の先端に接続された膜取付管33とからなる。支柱32及び膜取付管33は、例えば、綱管からなる。これら支柱32及び膜取付管33は、好ましくは、海水の塩分に対して腐食しないように重防食処理が施されている。
支柱32と膜取付管33との間は、例えば溶接等により固着されていてもよい。或いは、支柱32に対して膜取付管33が旋回自在になるように適当な軸支手段により接続してもよい。
浮遊手段により上方に引き上げられる遮水膜25を、これら支柱32及び膜取付管33によって海底26から適当な高さhに位置決めすることにより、遮水膜25の下端部27から海底26までの間に、遮水口(開口)28が形成され、深層の比較的低温の海水を選択的に取水できる。
なお、膜取付管33の代わりに、遮水膜25を保持しながら、波に追従した動きを許容する適当なワイヤ、チェーン等のような接続部材を利用することも出来る。
浮遊手段は、例えば、中間フロート35と上部フロート36からなる。中間フロート35及び上部フロート36は、夫々、複数個のフロートから形成することが出来る。中間フロート35及び上部フロート36は、共に概して長さ方向に短い円筒状の形状を有し、中間フロートの直径は上部フロートのそれより大きく、従って中間フロートは、上部フロートより一層大きい浮遊力をもっている。
各上部フロート36は、遮水膜25のほぼ上端部30に一列状に接続され、各中間フロート35は、遮水膜25の高さ方向中間部に一列状に接続される。
遮水膜25は、基本的に防水機能を有し、波力に耐え得る強度を有すれば、任意の素材を使用できる。遮水膜25は、複数枚の遮水膜単体を適当な連結手段で連結して形成してもよい。複数枚の遮水膜単体から成る遮水膜25は、浅層の比較的高温の海水の流入をせき止めるように、複数枚の遮水膜単体が一列状に配置される。
図7に示すように、上部フロート36及び中間フロート35を用いて吊り下げられた各遮水膜25は、波浪に対して揺動することができる。図1及び2に関連して説明した従来の剛構造の遮水版は、波浪エネルギーに対抗して不動状態を維持して、到達した波浪の伝搬を防いでいた。しかし、本実施形態に係る柔構造の遮水膜25は、到達した波浪の伝搬を防ぐのではなく、波浪のエネルギーを透過して伝搬しつつ比較的浅層の比較的高温の海水の流入を遮断し、その下方に形成される取水口28を通して比較的深層の比較的低温の海水の流入を選択的に許容している。
本発明者等は、取水口の遮水版として、従来のような剛構造の遮水版ではなく、新規な素材として遮水膜も使用できることを発見したのである。即ち、前掲特許文献1に開示された遮水版は、柔構造の取水口を構成しているが、遮水版自体は剛体から作られている。これに対して、本実施形態に係る遮水膜は、それ自体が柔軟な屈曲可能な構造を有する素材からなり、可撓性を有した遮水膜である。そして、後述するように、取水口の遮水版として遮水膜を採用することに関し、十分実現性があることを確認したのである。
遮水膜25に対する上部フロート36及び中間フロート35の取り付け位置に関して説明する。図8(A)は干潮時水位(L.W.L.)にある時のカーテンウォール遮水膜組立体20の様子を示し、図8(B)は満潮時水位(H.W.L.)にある時のカーテンウォール遮水膜組立体20の様子を示す。即ち、図8(A)に示すように、中間フロートは、干潮時水位にある時に遮水膜25を自立させるような海底26からの高さで遮水膜25に接続される。このとき、中間フロート35から上部フロート36までの間の遮水膜25は、海面に漂った状態にある。一方、図8(B)に示すように、上部フロート36は、満潮時水位にある時に遮水膜25を自立させるような海底26からの高さで遮水膜25に接続される。このとき、中間フロート35は海中にあるが、上部フロート36と協働して遮水膜25を自立させる。
本発明者等は、カーテンウォール遮水膜組立体20の重要な設計条件は、波力に起因する保持手段(支柱,膜取付管)31,32,33に加わる水平方向作用力f1と遮水膜25に加わる水平方向f2にあると判断している。保持手段に加わる水平方向作用力f1は、膜取付管33、支柱32及び基礎コンクリート31の強度決定、即ち、各膜取付管及び各支柱の径、隣接する支柱の間隔、基礎コンクリートの海底26に対する深さ等を決定するために必須のデータである。
カーテンウォール遮水膜組立体20の建設の候補の1つをモデル地点にして、このモデル地点の波浪条件で二次元水路水理実験を行った結果、水平方向作用力f1,f2は、波浪が海岸に到達した時に衝突する、波浪方向に垂直に設けられた護岸(図10の符号24)による波浪の反射率及び波浪の周期に影響を受けることが判明した。
いずれの場合でも、従来の剛構造の取水版に比較して、本実施形態に係るカーテンウォール遮水膜組立体20は、波力の1/50〜1/20と大幅に低減できることが確認された。即ち、波浪のエネルギーを透過するように遮水膜25が揺動すると、遮水膜25に対する波力の影響を大幅に低減することが確認された。更に、同じ柔構造の取水口に使用される場合でも、前掲特許文献1に開示する剛体からなる遮水版と比較して、遮水版自体の形状が波力に追従して柔軟に屈曲する構造の遮水膜を採択することにより、遮水膜は波力に追従して湾曲して、波力をアーチ状に分散して吸収し、結果的に遮水版(遮水膜)に加わる水平方向力を軽減している。その結果、遮水版(遮水膜)自体の必要強度、これを支える保持部材の必要強度を大幅に低減することが出来たのである。
従って、従来の剛構造の遮水版又は柔構造の取水口の剛性の遮水版に比較して、保持部材も簡便な部材で足りるようになり、必要な大規模で堅牢な杭打設工事、堅牢な遮水膜を不要とし、その建設のための所用の日数、費用等を低減することが可能になった。
上部フロート36及び中間フロート35の形状は、任意所望の形状を取り得る。例えば、図9は、上部フロート36及び中間フロート35が、遮水膜単体の横方向長さとほぼ同じ長さを持つような形状の例である。図10は、上部フロート36及び中間フロート35の形状が、夫々、球形状の場合を示している。
更に、遮水膜25は、単体で取り外し可能であることが好ましい。例えば、遮水膜25と膜取付管33との間、又は膜取付管33と支柱31との間で取り外し可能にすることにより、損傷した遮水膜25を単体で交換することができる。
図11(A)は、カーテンウォール遮水膜組立体20が設置された海岸を全体的に上方から見た図であり、図11(B)は、図11(A)のI−I線断面図である。図11(A)で見て、海岸線37から上半分は海面38であり、下半分は陸地39である。矢印は波の押し寄せる方向を示している。海岸線37にほぼ垂直方向に、三本の護岸工事21,22,23がなされ、これら護岸の各先端部をつなぐようにカーテンウォール遮水膜組立体20が設置されている。海の沖方向から比較的低温の深層水がカーテンウォール遮水膜組立体20の取水口を通って、貯水プール(「復水貯水槽」、「冷却水貯水槽」ともいう。)29に蓄えられる。貯水プール29の陸地方向には、貯水プール形成のための護岸24が建設されている。
これら護岸24の一部に、冷却水導入口41が設けられ、貯水プール29に蓄えられた深層水は、冷却水として火力発電又は原子力発電プラントの復水器(図示せず。)に導かれる。冷却水として利用された深層水は、取水ルートとは別個の放水ルートを通って海域に温排水として放流される。
本実施計他に係るカーテンウォール遮水膜組立体20によれば、以上に説明した利点に加えて、従来の遮水板に比較して次のような利点がある。
(1)遮水膜に対する波力が大幅に低減されることにより、保持部材として使用する支柱及び膜取付管の強度を減少でき、遮水膜組立体建設の初期投資を抑制することができる。
(2)遮水膜が波に追従して揺動する構造であるため、遮水膜による波の反射が少なく、周辺海域に対する影響を小さくすることができる。
(3)従来使用されていた綱管杭を無くし、簡易な保持部材とすることができるため、取水口の有効幅が増加する。このため、所望の取水口面積を確保する場合、必要水深が浅くなり、その地点の浚渫量を減少することができる。これにより、当該海域の環境への影響を減らすことが出来る。
なお、本発明の用途は、発電プラントの冷却水取得に限定されない。その他の用途、例えば、飲料用の深層水取得の取水口、海水の温度差を利用した海水発電所における低温海水取得の取水口等に対しても利用できることを承知されたい。
以上、本発明に係るカーテンウォール遮水膜組立体の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。当業者は、種々の改変・改良を容易になし得るが、これらは全て本発明に含まれる。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められる。
図1は、従来の重力式構造のカーテンウォール式取水口の杭式構造を説明する図である。 図2は、従来の重力式構造の他のタイプのカーテンウォール式取水口の杭式構造を説明する図である。 図3は、図4と共に従来の柔構造のカーテンウォール式取水口を説明する図である。 図4は、図3と共に従来の柔構造のカーテンウォール式取水口を説明する図である。 図5は、本実施例に係るカーテンウォール遮水膜組立体を上方から見た平面図である。 図6は、図5に示すカーテンウォール遮水膜組立体の正面図である。 図7は、図5のI−I方向から見た断面図である。 図8は、上部フロート及び中間フロートの取り付け位置に関して説明する。ここで、図8(A)は干潮時水位の様子を示し、図8(B)は満潮時水位の様子を示す。 図9は、上部フロート及び中間フロートの他の形状を示す図である。 図10は、上部フロート及び中間フロートの更に他の形状を示す図である。 図11は、図5に示すカーテンウォール遮水膜組立体が設置された海岸を全体的に上方から見た図であり、図9(B)は、図9(A)のI−I線断面図である。
符号の説明
3:カーテンウォール、 4:遮水版(PC版)、 5:綱管杭、 6:底版コンクリート、 2:水路口、 7:遮水版(PC版)、 8:枢支部、 9:アンカー(ボックスカルバート)、 10:深層水取水用の開口部、 11:枢支部、 12:浮体、 13:連結部材、 20:カーテンウォール遮水膜組立体、 21:護岸、 22:護岸、 23:護岸、 24:護岸、 25:遮水膜、 26:海底、 27:下端部、 29:貯水プール、 30:上端部、 31:基礎コンクリート、 32:支柱、 33:膜取付管、 35:中間フロート、 36:上部フロート、 37:海岸線、 38:海面、 41:冷却水導入口

Claims (19)

  1. 一端を水底に固定された保持手段と、
    下端部を前記保持手段に接続し、比較的高温の浅層の水を遮水して比較的低温の深層の水を取水する取水口を形成する遮水膜と、
    前記遮水膜を上方に牽引する浮遊手段とを備え、
    前記遮水膜は、水の動きに追従して可動である、カーテンウォール遮水膜組立体。
  2. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記保持手段は、
    水底に固定された支柱と、
    前記支柱に下端部を接続した膜取付管とを有する、カーテンウォール遮水膜組立体。
  3. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記保持手段は、
    水底に固定された支柱と、
    前記支柱に下端部を接続した、チェーン又はワイヤからなる接続部材とを有する、カーテンウォール遮水膜組立体。
  4. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記水底から前記膜取付管上端部までの長さは、前記取水口の所望の開口高によって決定される、カーテンウォール遮水膜組立体。
  5. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、前記支柱は、
    重力式の基礎コンクリートから成る台座と、
    この台座に固定された支柱管とを有する、カーテンウォール遮水膜組立体。
  6. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記膜取付管の下端部には、前記台座に固定された支柱管に対して接続可能な管体が形成されている、カーテンウォール遮水膜組立体。
  7. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記膜取付管下端部の管体と前記台座に固定された支柱管とは、固着されている、カーテンウォール遮水膜組立体。
  8. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記膜取付管下端部の管体と前記台座に固定された支柱管との間隙には、グラウトが充填されて固定されている、カーテンウォール遮水膜組立体。
  9. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記膜取付管下端部の管体は、前記台座に固定された支柱管に対し取り外し可能である、カーテンウォール遮水膜組立体。
  10. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記支柱は、重防食処理が施されている、カーテンウォール遮水膜組立体。
  11. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、前記浮遊手段は、
    前記遮水膜の上端部に接続されたフロートを有する、カーテンウォール遮水膜組立体。
  12. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、前記浮遊手段は、
    前記遮水膜の上端部に接続された少なくとも1つの上部フロートと、
    前記遮水膜の中間部に接続された少なくとも1つの中間フロートとを有し、
    前記上部フロート及び中間フロートワイヤは、前記遮水膜に対して、取り付け位置が調節自在である、カーテンウォール遮水膜組立体。
  13. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、前記浮遊手段は、
    前記中間フロート及び前記上部フロートは、いずれも球形であり、
    前記中間フロートは、前記上部フロートと比較して直径が大きい、カーテンウォール遮水膜組立体。
  14. 請求項1に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、前記浮遊手段は、
    前記中間フロート及び前記上部フロートは、いずれも円柱形であり、
    前記中間フロートは、前記上部フロートと比較して直径が大きい、カーテンウォール遮水膜組立体。
  15. 請求項12に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記支柱は海底に固定され、
    前記遮水膜は、陸地に沿って海洋に配置されて、波浪に追従して揺動可能な構造である、カーテンウォール遮水膜組立体。
  16. 請求項15に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記取水口から流入する比較的低温の深層の海水は、発電所の冷却水として利用される、カーテンウォール遮水膜組立体。
  17. 請求項15に記載のカーテンウォール遮水膜組立体において、
    前記水底と前記中間フロートとの間隔は、干潮時水位にほぼ等しく調節され、
    前記中間フロートと前記上部フロートとの間隔は、干潮時水位と満潮時水位の差にほぼ等しく調節されている、カーテンウォール遮水膜組立体。
  18. 取水口建造物において、
    陸地に沿って海洋に配置された、請求項1記載のカーテンウォール遮水膜組立体と、
    前記遮水膜の陸側を浚渫して、前記取水口を通って流入した比較的低温の深層の海水を貯めるプールとを備え、
    前記比較的低温の深層の海水は、発電所の冷却水として利用される、取水口建造物。
  19. 取水口の建造方法において、
    支柱を海底に据え付け、
    前記支柱に対して、膜取付管を固定し、
    前記膜取付管に対して、比較的高温の浅層の海水を遮水する遮水膜を取り付け、
    前記遮水膜に対して、前記遮水膜を上方に牽引する浮遊手段を取り付ける、取水口の建造方法。

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