JP2005140443A - ガス遮断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定期的に弁駆動回路の健全性を確認することで、緊急時に確実に電磁弁を閉弁し、ガス供給を停止することで、ガス使用上の安全性を向上するができるガス遮断装置を提供すること。
【解決手段】弁駆動回路3のスイッチング素子の異常の有無を確認する機能確認回路5と、定期的に機能確認信号を前記機能確認回路5に出力し、且つ前記機能確認回路5から出力される機能確認結果を受取ると弁駆動回路の異常の有無を判定する制御手段1で構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスメータ以降に設置されたガス機器のガス使用時に、ガス使用上の安全を図るガス遮断装置に関するものである。
図7に示すように、従来のガス遮断装置は、内蔵したマイクロコンピュータ1で常時ガスの流量を監視して、ガス流量異常やガス継続使用時間の異常が生じたと判断したとき、又は内蔵したガス圧センサ(図示せず)でガス圧の異常低下を検出したとき、又は内蔵した感震器(図示せず)で一定以上の震度の地震を感知したときなどに、電磁弁2を閉じてガスの供給を止めるようにしたいわゆる安全機能をていた(例えば、特許文献1参照)。
電磁弁2は緊急時にマイクロコンピュータ1のポート1から出力される閉弁信号Aによって作動して閉弁する。弁駆動回路3はPNP型トランジスタT1、NPN型トランジスタT2、PNP型トランジスタT3、NPN型トランジスタT4と、ベース抵抗R1、ベース抵抗R2、ベース抵抗R3、ベース抵抗R4と、プルアップ抵抗R5、プルダウン抵抗R6、プルアップ抵抗R7、プルダウン抵抗R8で構成されている。前記閉弁信号Aは電磁弁を閉弁するのに必要な短時間の間に出力され、電磁弁2に直列に接続されたトランジスタT1とトランジスタT4を短時間の間オンにし、前記トランジスタT1及び前記トランジスタT4を介して電池4から駆動電流を流して、前記電磁弁2を閉じるようになっている。
電磁弁2は、自己保持型の電磁弁であり、閉弁信号Aにより閉じた場合、閉弁信号Aの出力が停止した後も閉弁状態を維持する構造になっている。
異常が解消された後に、操作等により開弁の指示が行われた場合、マイクロコンピュータ1のポート2から出力される開弁信号Bによって作動して開弁する。なお、開弁信号Bは電磁弁2を閉弁するのに必要な短時間の間出力されて、電磁弁2に直列に接続されたトランジスタT2とトランジスタT3を短時間の間オンにし、前記トランジスタT2及び前記トランジスタT3を介して電池4から駆動電流を流して、前記電磁弁2を開けることによってガスの供給を再開する。
特開平10−19629号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電磁弁を駆動する弁駆動回路が故障した場合には、緊急時に閉弁信号によって電磁弁を閉弁することが不可能となって、安全機能が損なわれる可能性があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、定期的に弁駆動回路の状態を確認することで、緊急時に確実に電磁弁を閉弁できるガス遮断装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のガス遮断装置は、電源用の電池と、電流の印加方向でガス流路の開閉が可能で、電流の印可を停止するとその時の開閉状態を保持する自己保持形の電磁弁と、前記電池から前記電磁弁に電流を印可するための弁駆動回路と、前記弁駆動回路の異常の有無を確認するための機能確認回路と、必要に応じて前記電磁弁を開閉するための開弁信号及び閉弁信号を前記弁駆動回路に出力すると共に前記機能確認回路を制御して弁駆動回路の異常の有無を判定する制御手段を備えたものである。
これによって、定期的に弁駆動回路の状態を確認することで、緊急時に確実に電磁弁を閉弁できる。
本発明のガス遮断装置は、前記弁駆動回路の異常の有無を確認するための機能確認回路により、定期的に弁駆動回路の健全性を確認することで、緊急時に確実に電磁弁を閉弁し、ガス供給を停止することで、ガス使用上の安全性を向上するができる。
第1の発明は、電源用の電池と、電流の印加方向でガス流路の開閉が可能で、電流の印可を停止するとその時の開閉状態を保持する自己保持形の電磁弁と、前記電池から前記電磁弁に電流を印可するための弁駆動回路と、前記弁駆動回路の異常の有無を確認するための機能確認回路と、必要に応じて前記電磁弁を開閉するための開弁信号及び閉弁信号を前記弁駆動回路に出力すると共に前記機能確認回路を制御して弁駆動回路の異常の有無を判定する制御手段を備えたもので、定期的に弁駆動回路の状態を確認することで、緊急時に確実に電磁弁を閉弁できる。
第2の発明は、特に第1の発明の弁駆動回路が4個のスイッチング素子で構成され、制御手段は前記4つのスイッチング素子のそれぞれを個々に制御可能に構成したもので、簡単な構成で機能確認回路を構成できる。
第3の発明は、電磁弁と同等の抵抗値を有する疑似抵抗と、電圧検出回路を有し、弁駆動回路の特定のスイッチング素子を駆動したとき前記疑似抵抗に通電されるように回路を構成し、疑似抵抗に通電した時の電池の電圧を前記電圧検出回路により検出するように構成したもので、電池の電圧検知を行う機能を実現できる。
第4の発明は、制御手段から閉弁信号と開弁信号が同時に出力された場合に、前記閉弁信号を優先する閉弁優先回路を有するもので、マイクロコンピュータに異常が生じて前記閉弁信号と前記開弁信号が同時に出力された場合に、閉弁信号を優先しガスの供給停止することで、異常時に安全側とすることができる。
第5の発明は、制御手段が複数の弁閉信号を出力し、OR回路を介して弁駆動回路に出力することを特徴とするもので、マイクロコンピュータの1個の閉弁信号を出力するポートがラッチアップした場合、他の閉弁信号を出力するポートで弁駆動回路を制御するで前記電磁弁を駆動できる確率を向上することができる。
第6の発明は、制御手段が、出力した複数の弁閉信号をそれぞれ入力する入力手段を有し、前記閉弁信号が正常かどうかを判定することを特徴とするもので、マイクロコンピュータの閉弁信号出力ポートがラッチアップしていることを判定できる。
さらに、前記電磁弁を開弁する際に、前記弁駆動回路の1個のスイッチング素子に対して、前記マイクロコンピュータの2個のポートからAND回路を介してに出力する機能を有したものである。
第7の発明は、制御手段が、複数の開弁信号を出力し、AND回路を介して弁駆動回路に出力することを特徴とするもので、マイクロコンピュータの1個の開弁信号出力ポートがラッチアップした場合、他の開弁信号出力ポートで弁駆動回路を制御するで前記電磁弁の誤動作する確率を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のガス遮断装置の電気回路図である。
図1において、制御手段であるマイクロコンピュータ1はガス遮断装置全体の制御を行う。電磁弁2は電流の印加方向でガス流路の開閉が可能で、電流の印可を停止するとその時の開閉状態を保持するいわゆる自己保持形であり、電流を流さなくても開弁時にはガスを通過させ、閉弁時にはガスの供給を止めることができる。
弁駆動回路3は、PNP形トランジスタT1はエミッタが前記電池4の+側に接続しコレクタが前記電磁弁2の端子+側に接続し、ベースはベース抵抗R1を介して前記マイクロコンピュータ1のポート1に接続し、エミッタとベース間にプルアップ抵抗R5を接続し、NPN型トランジスタT2はエミッタが前記電池4の−側に接続しコレクタが前記電磁弁2端子+側に接続し、ベースはベース抵抗R2を介して前記マイクロコンピュータ1のポート2に接続し、エミッタとベース間にプルアップ抵抗R6を接続し、PNP形トランジスタT3はエミッタが前記電池4の+側に接続しコレクタが前記電磁弁2の端子−側に接続し、ベースはベース抵抗R3を介して前記マイクロコンピュータ1のポート3に接続し、エミッタとベース間にプルアップ抵抗R7を接続し、NPN型トランジスタT4はエミッタが前記電池4の−側に接続しコレクタが前記電磁弁2端子−側に接続し、ベースはベース抵抗R4を介して前記マイクロコンピュータ1のポート4に接続し、エミッタとベース間にプルアップ抵抗R8を接続する構成である。
機能確認回路5は1つの入力に対し3つの接点を選択できるアナログスイッチ6を用い、前記アナログスイッチ6入力は前記電磁弁2の+端子に接続し、接点1はオープンで接点2はベース抵抗R9を介したPNP型トランジスタT5に接続し、接点3はベース抵抗R10を介したNPN型トランジスタT6に接続し、制御ポートを前記マイクロコンピュータ1のポート5に接続する。
PNP型トランジスタT5は、エミッタが前記電池4の+側に接続しコレクタがプルダウン抵抗R11を介して前記電池4の−側に接続し、コレクタが前記マイクロコンピュータ1のポート6に接続し、エミッタとベース間にプルアップ抵抗R12を接続している。NPN型トランジスタT6は、コレクタがプルアップ抵抗R12を介して前記電池4の+側に接続しエミッタが前記電池4の−側に接続し、コレクタが前記マイクロコンピュータ1のポート7に接続し、エミッタとベース間にプルダウン抵抗R13を接続し、通常時前記アナログスイッチ6は接点1を選択する構成である。
次に作用を説明する。
(1)電磁弁を閉弁する方法
前記マイクロコンピュータ1はポート1からLOW信号である閉弁信号A1を前記PNP型トランジスタT1に出力し、ポート4からHI信号である閉弁信号A2を前記NPN型トランジスタT4に出力する。閉弁信号A1と閉弁信号A2を受取り前記PNP型トランジスタT1とNPN型トランジスタT4がオンすることで、前記電磁弁2の端子+側から端子−側へ駆動電流が流れ前記電磁弁2が閉弁しガス供給を停止する。
(2)電磁弁を開弁する方法
マイクロコンピュータ1はポート3からLOW信号である開弁信号B1を前記PNP型トランジスタT3に出力し、ポート2からHI信号である開弁信号B2を前記NPN型トランジスタT2に出力する。開弁信号B1と開弁信号B2を受取り前記PNP型トランジスタT3とNPN型トランジスタT2がオンすることで、前記電磁弁2の端子−側から端子+側へ駆動電流が流れ前記電磁弁2が開弁しガス供給を再開する。
(3)弁駆動回路の異常の有無を確認する方法
マイクロコンピュータ1はポート5から前記アナログスイッチ6の制御ポートに機能確認信号C1を出力し、接点を前記NPN型トランジスタT6に切り替える。前記マイクロコンピュータ1はポート1から前記PNP型トランジスタT1に閉弁信号A1を出力する。前記PNP型トランジスタT1が正常にオンすれば前記NPN型トランジスタT6がオンするため、前記マイクロコンピュータのポート7にはLOW信号が入力される。前記マイクロコンピュータはLOW信号が入力されると前記PNP型トランジスタT1が正常と判断する。
そして、PNP型トランジスタT1が正常にオンしない場合は前記NPN型トランジスタT6がオンしないため、前記マイクロコンピュータのポート7にHI信号が出力される。前記マイクロコンピュータはHI信号が入力されると前記PNP型トランジスタT1が異常と判断する。
次に、前記マイクロコンピュータ1はポート3から前記PNP型トランジスタT3に開弁信号B1を出力する。前記PNP型トランジスタT3が正常にオンすれば前記NPN型トランジスタT6がオンするため、前記マイクロコンピュータのポート7にLOW信号が出力される。前記マイクロコンピュータはLOW信号が入力されると前記PNP型トランジスタT1が正常と判断する。
そして、PNP型トランジスタT3が正常にオンしない場合は前記NPN型トランジスタT6がオンしないため、前記マイクロコンピュータのポート7にはHI信号が入力される。前記マイクロコンピュータはHI信号が入力されると前記PNPトランジスタT3が異常と判断する。
続いて、前記マイクロコンピュータ1はポート5から前記アナログスイッチ6の制御ポートに機能確認信号C1を出力し、接点を前記NPN型トランジスタT5に切り替える。前記マイクロコンピュータ1はポート4から前記NPN型トランジスタT4に閉弁信号A2を出力する。前記NPN型トランジスタT4が正常にオンすれば前記PNP型トランジスタT5がオンするため、前記マイクロコンピュータのポート6にHI信号が出力される。前記マイクロコンピュータはHI信号が入力されると前記NPN型トランジスタT4が正常と判断する。
そして、NPN型トランジスタT4が正常にオンしない場合は前記PNP型トランジスタT5がオンしないため、前記マイクロコンピュータのポート6にLOW信号が出力される。前記マイクロコンピュータはHI信号が入力されると前記NPN型トランジスタT4が異常と判断する。
次に、前記マイクロコンピュータ1はポート2から前記NPN型トランジスタT2に開弁信号A2を出力する。前記NPN型トランジスタT2が正常にオンすれば前記PNP型トランジスタT5がオンするため、前記マイクロコンピュータのポート6にHI信号が出力される。前記マイクロコンピュータはHI信号が入力されると前記NPN型トランジスタT2が正常と判断する。
そして、NPN型トランジスタT2が正常にオンしない場合は前記PNP型トランジスタT5がオンしないため、前記マイクロコンピュータのポート6にLOW信号が出力される。前記マイクロコンピュータはHI信号が入力されると前記NPN型トランジスタT2が異常と判断する。
以上のようにして、定期的に弁駆動回路の異常の有無を確認することで、緊急時に確実に電磁弁を閉弁できる。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2のガス遮断装置の電気回路図である。図2に示すように、実施の形態1と異のは、アナログスイッチ6の接点1を前記電圧検出IC7に接続し、電圧検出IC7の出力側が前記マイクロコンピュータのポート8に接続されている点である。また、電圧検出IC7の出力端子と前記電池4の+側間に前記プルアップ抵抗R16を接続し、前記電磁弁2と同等の抵抗値である擬似抵抗R15は前記電磁弁+側と前記電池4の−側間に接続されている。
次に、電池電圧低下の検出方法について説明する。
マイクロコンピュータ1はポート5から前記アナログスイッチ6の制御ポートに機能確認信号C1を出力し、接点を前記電圧検出IC7に切り替える。前記マイクロコンピュータ1はポート1から前記PNP型トランジスタT1に閉弁信号A1を出力する。前記PNP型トランジスタT1がオンすれば前記擬似抵抗R15に電磁弁相当の電流が通電され、前記電圧検出IC7の入力端子に前記電池4の+側の電圧が印加される。前記電池4の+側の電圧が所定の電圧以上であれば前記電圧検出IC7はHI信号を前記マイクロコンピュータ1のポート8に出力し、所定の電圧以下であればLOW信号を前記マイクロコンピュータ1のポート8に出力する。前記マイクロコンピュータはポート8にHI信号が入力されると電池電圧が正常と判断し、LOW信号が入力されると電池電圧が異常と判断する。
以上ようにすることで、電池の電圧測定を行うのに従来のように専用のスイッチング素子を必要とせずコストダウンを図ることができる。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3のガス遮断装置の電気回路図である。図3に示すように、実施の形態1と異なるのは、NPN型トランジスタT7は、コレクタがプルアップ抵抗R17を介して前記電池4の+側に接続しエミッタが前記電池4の−側と前記PNP型トランジスタT3のベースに前記R3を介して接続し、エミッタとベース間にプルダウン抵抗R18を接続し、ベースはD1を介して前記マイクロコンピュータのポート1とR19を介して前記マイクロコンピュータのポート3に接続し、PNP型トランジスタT8は、エミッタが前記電池4の+側に接続しコレクタがプルダウン抵抗R20を介して前記電池4の−側と前記NPN型トランジスタT2のベースに前記R2を介して接続し、エミッタとベース間にプルアップ抵抗R21を接続している。ベースはD2を介して前記マイクロコンピュータのポート4とR22を介して前記マイクロコンピュータのポート2に接続して閉弁優先回路10を構成している点である。
次に作用を説明する。
(1)電磁弁を閉弁する方法
マイクロコンピュータ1はポート1からLOW信号である閉弁信号A1を出力すると前記PNP型トランジスタT1がオンし、前記NPN型トランジスタT7はベースがLOW信号でオンしないため、仮に前記マイクロコンピュータ1のポート3からHI信号である復帰信号B1が出力されてもPNP型トランジスタT3はオンしない。
マイクロコンピュータ1はポート4からHI信号である閉弁信号A2を出力すると前記NPN型トランジスタT4がオンし、前記PNP型トランジスタT8はベースがHI信号でオンしないため、仮に前記マイクロコンピュータ1のポート2からLOW信号である復帰信号B2が出力されてもNPN型トランジスタT2はオンしない。
したがって、仮に前記マイクロコンピュータから開弁信号B1と開弁信号B2が出力されても前記NPN型トランジスタT2と前記PNP型トランジスタT3がオンしないため、閉弁信号A1と閉弁信号A2を受取り前記PNP型トランジスタT1とNPN型トランジスタT4がオンすることで、前記電磁弁2の端子+側から端子−側へ駆動電流が流れ前記電磁弁2が閉弁しガス供給を停止する。
(2)電磁弁を開弁する方法
マイクロコンピュータ1はポート3からHI信号である開弁信号B1を前記PNP型トランジスタT3に出力し、ポート2からLOW信号である開弁信号B2を前記NPN型トランジスタT2に出力する。開弁信号B1と開弁信号B2を受取り前記PNP型トランジスタT3とNPN型トランジスタT2がオンすることで、前記電磁弁2の端子−側から端子+側へ駆動電流が流れ前記電磁弁2が開弁しガス供給を再開する。
以上のように、マイクロコンピュータに異常が生じて前記閉弁信号と前記開弁信号が同時に出力された場合に、閉弁信号を優先しガスの供給停止することで、異常時に安全側とすることができる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4のガス遮断装置の電気回路図である。図4に示すように、実施の形態1と異なるのは、前記電磁弁2の開弁に関するもので、前記PNP型トランジスタT1のベース抵抗R1を介したベースと前記マイクロコンピュータ1のポート1及びポート9の間にそれぞれダイオードD1、D2を介して接続し、前記NPN型トランジスタT4のベース抵抗R4を介したベースと前記マイクロコンピュータ1のポート4及びポート10の間にそれぞれダイオードD3、D4を介して接続してOR回路11を構成している点である。
次に電磁弁を閉弁する方法について説明する。
マイクロコンピュータ1はポート1及びポート9からLOW信号である閉弁信号A1を前記PNP型トランジスタT1に出力し、前記PNP型トランジスタT1はどちらか一方の閉弁信号A1を受取り、ポート4及びポート10からHI信号である閉弁信号A2を前記NPN型トランジスタT4に出力し、前記NPN型トランジスタT4はどちらか一方の閉弁信号A2を受取り、前記PNP型トランジスタT1とNPN型トランジスタT4がオンすることで、前記電磁弁2の端子+側から端子−側へ駆動電流が流れ前記電磁弁2が閉弁しガス供給を停止する。
以上のように、マイクロコンピュータの1個の閉弁信号を出力するポートがラッチアップした場合、他の閉弁信号を出力するポートで弁駆動回路を制御するで前記電磁弁を駆動できる確率を向上することができる。
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態5のガス遮断装置の電気回路図である。図5に示すように、実施の形態4と異なるのは、マイクロコンピュータ1のポート1とポート11を接続し、前記マイクロコンピュータ1のポート9とポート12を接続し、前記マイクロコンピュータ1のポート4とポート13を接続し、前記マイクロコンピュータ1のポート10とポート14を接続して、閉弁信号が正常であるかどうかを検出する点である。
次に閉弁信号を出力するポートが正常かどうかを判定する方法を説明する。
マイクロコンピュータ1はポート1及びポート9からLOW信号である閉弁信号A1を前記PNP型トランジスタT1へ出力したかを前記マイクロコンピュータ1のポート11及びポート12で確認し、前記マイクロコンピュータ1のポート4及びポート10からHI信号である閉弁信号A2を前記NPN型トランジスタT4に出力したかを前記マイクロコンピュータ1のポート13及びポート14で確認し、所定の信号が入力されない場合に前記マイクロコンピュータ1がラッチアップによる異常と判断する。
以上のように、マイクロコンピュータの閉弁信号出力ポートがラッチアップしていることを判定できる。
(実施の形態6)
図6は本発明の実施の形態6のガス遮断装置の電気回路図である。図6に示すように、実施の形態1と異なるのは、前記電磁弁2の開弁に関するもので、前記マイクロコンピュータ1のポート2とポート15の閉弁信号B1を入力としたANDゲート8を介してNPN型トランジスタT2のベース抵抗2を介して接続し、前記マイクロコンピュータ1のポート3とポート16の閉弁信号B2を入力としたNANDゲート9を介してPNP型トランジスタT3のベース抵抗3を介して接続してAND回路12を構成している点である。
次に電磁弁を閉弁する方法について説明する。
マイクロコンピュータ1のポート2とポート15の両方が正常にHI信号である閉弁信号B1を出力した際に、ANDゲート8からHI信号が前記NPN型トランジスタT2に出力され、前記マイクロコンピュータ1のポート3とポート16の両方が正常にLOW信号である閉弁信号B2を出力した際に、NANDゲート9からLOW信号が前記PNP型トランジスタT3に出力され、前記PNP型トランジスタT3と前記NPN型トランジスタT2がオンすることで、前記電磁弁2の端子−側から端子+側へ駆動電流が流れ前記電磁弁2が開弁しガス供給を再開する。
マイクロコンピュータ1のポート2とポート15のどちらかが正常にHI信号である閉弁信号B1を出力しない場合、ANDゲート8からHI信号が前記NPN型トランジスタT2に出力されず、前記マイクロコンピュータ1のポート3とポート16のどちらかがLOW信号である閉弁信号B2を出力しない場合、NANDゲート9からLOW信号が前記PNP型トランジスタT3に出力されず、前記PNP型トランジスタT3と前記NPN型トランジスタT2がオンしないため、前記電磁弁2は開弁しない。
以上のように、マイクロコンピュータの1個の開弁信号出力ポートがラッチアップした場合、他の開弁信号出力ポートで弁駆動回路を制御するで前記電磁弁の誤動作する確率を低減することができる。
以上のように、本発明にかかるガス遮断装置によると、駆動回路の異常の有無を確認できるので、電磁弁に限らず電流の方向を変更して駆動を行う装置に応用できる。
本発明の実施の形態1のガス遮断装置の電気回路図 本発明の実施の形態2のガス遮断装置の電気回路図 本発明の実施の形態3のガス遮断装置の電気回路図 本発明の実施の形態4のガス遮断装置の電気回路図 本発明の実施の形態5のガス遮断装置の電気回路図 本発明の実施の形態6のガス遮断装置の電気回路図 従来のガス遮断装置の電気回路図
符号の説明
1 マイクロコンピュータ(制御手段)
2 電磁弁
3 弁駆動回路
4 電池
5 機能確認回路
7 電圧検出IC(電圧検出回路)
8、9 ANDゲート(AND回路)
10 閉弁優先回路
11 OR回路
T1、T2、T3、T4 トランジスタ(スイッチング素子)
R15 疑似抵抗

Claims (7)

  1. 電源用の電池と、電流の印加方向でガス流路の開閉が可能で、電流の印可を停止するとその時の開閉状態を保持する自己保持形の電磁弁と、前記電池から前記電磁弁に電流を印可するための弁駆動回路と、前記弁駆動回路の異常の有無を確認するための機能確認回路と、必要に応じて前記電磁弁を開閉するための開弁信号及び閉弁信号を前記弁駆動回路に出力すると共に前記機能確認回路を制御して弁駆動回路の異常の有無を判定する制御手段を備えたガス遮断装置。
  2. 弁駆動回路は、4個のスイッチング素子で構成され、制御手段は前記4つのスイッチング素子のそれぞれを個々に制御可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のガス遮断装置。
  3. 電磁弁と同等の抵抗値を有する疑似抵抗と、電圧検出回路を有し、弁駆動回路の特定のスイッチング素子を駆動したとき前記疑似抵抗に通電されるように回路を構成し、疑似抵抗に通電した時の電池の電圧を前記電圧検出回路により検出するように構成した請求項2記載のガス遮断装置。
  4. 制御手段から閉弁信号と開弁信号が同時に出力された場合に、前記閉弁信号を優先する閉弁優先回路を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス遮断装置。
  5. 制御手段は、複数の弁閉信号を出力し、OR回路を介して弁駆動回路に出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス遮断装置。
  6. 制御手段は、出力した複数の弁閉信号をそれぞれ入力する入力手段を有し、前記閉弁信号が正常かどうかを判定することを特徴とする請求項5記載のガス遮断装置。
  7. 制御手段は、複数の開弁信号を出力し、AND回路を介して弁駆動回路に出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス遮断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014025649A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Noritz Corp ガス調理器

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