JP2005138162A - プレス金型形状面の加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
鋳物取り代を正確に計測把握し、プレス金型形状面を高能率、高精度で加工時間を短縮したプレス金型形状面の加工方法を提供する。
【解決手段】
プレス金型1の形状面を加工する方法であって、製品形状に対しプレス金型1の鋳物取り代2を非接触計測器3により定量的に把握して点群データ4化し、前記鋳物計測点群データ4をコンピュータに取り込み鋳物取り代2を認識させ、この鋳物取り代2と製品形状との差をラジアスミル工具を備えた高速切削加工機に適する等高輪郭加工の工具軌跡を演算させてNCデータを求め、このNCデータに基づき前記ラジアスミル工具にて仕上げ加工を行うようにした。
【選択図】 図1
鋳物取り代を正確に計測把握し、プレス金型形状面を高能率、高精度で加工時間を短縮したプレス金型形状面の加工方法を提供する。
【解決手段】
プレス金型1の形状面を加工する方法であって、製品形状に対しプレス金型1の鋳物取り代2を非接触計測器3により定量的に把握して点群データ4化し、前記鋳物計測点群データ4をコンピュータに取り込み鋳物取り代2を認識させ、この鋳物取り代2と製品形状との差をラジアスミル工具を備えた高速切削加工機に適する等高輪郭加工の工具軌跡を演算させてNCデータを求め、このNCデータに基づき前記ラジアスミル工具にて仕上げ加工を行うようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プレス金型の形状面を加工する方法に関するものである。
従来の一般的なプレス金型の形状面を加工する方法を図4〜図8で示す。すなわち、図4で示すように、プレス金型1の鋳物取り代2は計測しないで図面指示で10mmとしているため経験値として5〜15mmの範囲で付いていると仮定している。従って、この仮定値である5〜15mmの鋳物取り代のもと、図5で示すように、走査線加工法(往復経路)の工具軌跡8の演算によりNCデータを作成し、これを図6で示すボールエンドミル工具を備えた荒取用加工機9により前記プレス金型1を取り出して、図8で示すように高速高精密度加工用の仕上げ機11で軽切削で仕上げ加工して完成している。
上記のような従来の加工方法では、鋳物取り代2は経験値で仮定している上に、ボールエンドミル工具を備えた荒取用加工機9による荒取り加工と高速高精密度加工用の仕上げ機11とによる仕上げ加工との2工程の加工作業を要しており、プレス金型1を載せ換える2回の段取り換えをおこなっており、多大な加工時間と作業労力を必要とし、その上2種類の加工機が必要であり設備費用も高価となっている問題があった。
特開2002−126834公報
特開2003−011037公報
本発明の目的は、鋳物取り代を正確に計測把握し、プレス金型形状面を高能率、高精度で加工時間を短縮したプレス金型形状面の加工方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、プレス金型の形状面を加工する方法であって、製品形状に対しプレス金型の鋳物取り代を非接触計測器により定量的に把握して鋳物計測点群データ化する第1工程と、前記鋳物計測点群データをコンピュータに取り込み鋳物取り代を認識させ、この鋳物取り代と製品形状との差をラジアスミル工具を備えた高速切削加工機に適する等高輪郭加工の工具軌跡を演算させてNCデータを求める第2工程と、このNCデータに基づき前記ラジアスミル工具にて仕上げ加工を行う第3工程とからなることを特徴とするものである。
本発明によると、第1工程により製品形状に対しプレス金型の鋳物取り代を正確に把握することができ、これを第2工程の鋳物取り代と製品形状との差をラジアスミル工具を備えた高速切削加工機に適する等高輪郭加工の工具軌跡を演算させてNCデータ求め第3工程で仕上げ加工をそのまま行うため、荒取り加工を省略することができ、設備費用が低減できることは勿論、プレス金型の段取り換え数が減少し加工時間を著しくの短縮する上に作業の省力化が図れ、プレス金型形状面を高能率、高精度に加工することができる効果を有しているものである。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
先ず、図1で示すように、製品形状に対しプレス金型1の鋳物取り代2を非接触計測器3(光学デジタイジング)により定量的に把握して鋳物計測点群データ4化する。
先ず、図1で示すように、製品形状に対しプレス金型1の鋳物取り代2を非接触計測器3(光学デジタイジング)により定量的に把握して鋳物計測点群データ4化する。
上記鋳物計測点群データ4をコンピュータ(CAM)に取り込み鋳物取り代2を認識させ、鋳物取り代2と製品形状7との差を図2に示すラジアスミル工具を備えた高速切削加工機5に適する等高輪郭加工の工具軌跡を演算させてNCデータを求める。
そして、図3で示すように、前記高速切削加工機5のラジアスミル工具6により前記NCデータに基づく工具軌跡で軽切削加工していて荒取り加工をすることなく仕上げ加工を行って完成する。
本発明では、上記鋳物取り代2を非接触計測器3(光学デジタイジング)により定量的に把握して鋳物計測点群データ4を、そのままコンピュータ(CAM)で取り込むのではなく、非接触計測器3の出力時に形状精度を加味して最大8/10ポイント間引きしてコンピュータ(CAM)で取り込む。これにより、鋳物計測点群データ4を、そのままコンピュータ(CAM)で取り込んだ場合はNCデータ演算時間が1.5Hで、点群データ容量は10MBであるが、最大8/10ポイント間引きした場合、NCデータ演算時間が0.5Hで、点群データ容量は3MBと、NCデータ演算時間が短縮し、点群データ容量はを減量することができる。
また、加工機時間については、従来のボールエンドミル工具による荒取り加工においては、工具軌跡の関係で加工機が円滑に作動せず、加工時間は平均送り速度について指令送り速度7m/minに対し2.0m/minで加工時間が遅く、工具軌跡精度は通常荒取り加工時に用いている0.1mであるが、本発明では加工中の動作を観察し、NCデータのバラツキの多さに着目し、指令送り速度7m/minに対し2.9m/minと加工速度に向上し、工具軌跡精度は通常荒取り加工時に用いている0.01mとすることが可能となった。
本発明は上記のように、製品形状に対しプレス金型の鋳物取り代を正確に把握して高精度に加工することができ、この加工も荒取り加工を省略して高速切削加工機5のラジアスミル工具6によりNCデータに基づく工具軌跡で軽切削加工して仕上げ加工することができるため、プレス金型の段取り換え数が減少し加工時間を著しくの短縮する上に作業の省力化が図れ、しかも設備費用を低減することができる利点を有している。
1 プレス金型
2 鋳物取り代
3 非接触計測器
4 鋳物計測点群データ
5 ラジアスミル工具を備えた高速切削加工機
6 ラジアスミル工具
7 製品形状
2 鋳物取り代
3 非接触計測器
4 鋳物計測点群データ
5 ラジアスミル工具を備えた高速切削加工機
6 ラジアスミル工具
7 製品形状
Claims (1)
- プレス金型の形状面を加工する方法であって、製品形状に対しプレス金型の鋳物取り代を非接触計測器により定量的に把握して点群データ化する第1工程と、前記鋳物計測点群データをコンピュータに取り込み鋳物取り代を認識させ、この鋳物取り代と製品形状との差をラジアスミル工具を備えた高速切削加工機に適する等高輪郭加工の工具軌跡を演算させてNCデータを求める第2工程と、このNCデータに基づき前記ラジアスミル工具にて仕上げ加工を行う第3工程とからなることを特徴とするプレス金型形状面の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003379237A JP2005138162A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | プレス金型形状面の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003379237A JP2005138162A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | プレス金型形状面の加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005138162A true JP2005138162A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34689352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003379237A Pending JP2005138162A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | プレス金型形状面の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005138162A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN105270702A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-01-27 | 航天材料及工艺研究所 | 一种大直径薄壁箱体的球冠面箱底泡沫塑料等厚加工装置及方法 |
CN109158671A (zh) * | 2018-09-20 | 2019-01-08 | 重庆通用工业(集团)有限责任公司 | 一种三元流叶片压型模具机加工校正方法 |
CN110580000A (zh) * | 2019-09-29 | 2019-12-17 | 华南理工大学 | 一种用于处理模具精加工加工余量的自动编程方法 |
CN114247924A (zh) * | 2021-12-25 | 2022-03-29 | 无锡透平叶片有限公司 | 一种叶片型线余量在机检查方法 |
-
2003
- 2003-11-10 JP JP2003379237A patent/JP2005138162A/ja active Pending
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