JP2005137195A - 整流素子としてのmosトランジスタの制御 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スレッシュホールド電圧が低く、MOSトランジスタの自律制御による整流回路を提供する。
【解決手段】 A.C.電圧が印加されるスイッチを一方向性に制御する制御回路において、スイッチの両端の電圧のゼロ交叉に関してスイッチのターンオンを遅延させる回路と、ターンオンの後、スイッチの両端のA.C.電圧の先行の1又は複数の周期のデューティサイクルにより制御される、所定の時間間隔プラス又はマイナス誤差時間の終了時に、スイッチのターンオフをトリガーする回路とを有する。制御回路はスイッチによる整流回路の形成に適用される。
【選択図】 図6
【解決手段】 A.C.電圧が印加されるスイッチを一方向性に制御する制御回路において、スイッチの両端の電圧のゼロ交叉に関してスイッチのターンオンを遅延させる回路と、ターンオンの後、スイッチの両端のA.C.電圧の先行の1又は複数の周期のデューティサイクルにより制御される、所定の時間間隔プラス又はマイナス誤差時間の終了時に、スイッチのターンオフをトリガーする回路とを有する。制御回路はスイッチによる整流回路の形成に適用される。
【選択図】 図6
Description
本発明はA.C.電圧整流素子に関する。特に、本発明はMOSトランジスタによる整流機能(ダイオード)の実現に関する。
図1は本発明が適用される整流素子を使用する回路の第1の例を示す。この例では、いわゆるフォワードタイプのコンバータを示す。このコンバータはトランスTを有し、その1次巻線T1は、A.C.電圧を供給されるダイオードブリッジBの出力に接続されるキャパシタC1により提供されるD.C.電圧を受けとる。巻線T1はスイッチKにより接地される。スイッチKはコンバータにより提供されるD.C.電圧Voutを調節するように設定されるPWM信号(A.C.給電に関し高い周波数)で、パルス幅変調で制御される。電圧Voutは2次側T2のキャパシタC2の両端に提供され、該キャパシタはスイッチKがオンの期間にトランスの1次巻線T1から2次巻線T2に転送されるパワーを蓄積する。2次巻線T2の第1端は、直列接続のダイオードD1とインダクタンスL1により、キャパシタC2の第1電極に接続されて正の出力端子を定義し、一方、その他端はキャパシタC2の他方の電極に直接接続されて電圧Voutの接地M2を定義する。フリーホイールダイオードD2はダイオードD1とインダクタンスL1の結合点を接地M2に接続し、ダイオードのアノードは接地側である。
そのようなコンバータの動作は次のとおりである。
ここで、整流素子はダイオードD1とD2により形成され、これは0.3−1.5Vのオーダのスレッシュホールド電圧を示すという欠点を有し、これはコンバータの動作、特に低電圧応用に悪い影響をもたらす。
図2は、整流素子のスレッシュホールド電圧を減少させるために、図1のPWMコンバータに適用される変更を部分的に示す。図2で、2次側の部分のみを示し、その他の部分は図1と同様である。ダイオードD1とD2のスレッシュホールド電圧を減少させるために、該ダイオードは2つのNチャネルMOSトランジスタN1とN2に置換され、該トランジスタは特別の回路CTRLにより適切に制御される。電圧基準の理由のために、ダイオードD1を置換するトランジスタN1はコンバータの接地ブランチに置かれ、一方、トランジスタN2は図1のダイオードD2と同じように置かれる。制御回路CTRLは供給電圧SUPPLYと、1次側でのD.C.電圧のスイッチングと同期させる信号SYNCHをうけとる。同期信号はトランジスタN1とN2のオフとオンのタイミングをスイッチKのオフとオンのタイミングと同期させる(図2には図示なし)。
図2の同期整流回路の欠点は、トランジスタN1とN2が自律動作できないことにあり、1次側からの同期信号と供給電圧を必要とする。
別の欠点はMOSトランジスタが接地線上にあって、2次側の高電位線上にないことにある。
図3は本発明が適用される電圧コンバータの別の例を示す。例えばバッテリーで提供される入力電圧のレベルV1に関して出力電圧Voutを上昇させる機能をもつものはD.C./D.C.コンバータである。バッテリーV1の正電極はインダクタンスLの第1端に接続され、その他端は、第1MOSトランジスタN1により、出力キャパシタの第1電極に接続され、該キャパシタの両端に出力電圧Voutがサンプルされる。インダクタンスLとトランジスタN1の結合点は、さらに、トランジスタN2により接地され、該接地はキャパシタCの第2電極が接続されるバッテリーV1の負電極により定義される。この応用で、接地基準をもたない制御トランジスタN1にレベルシフタを必要とするので、トランジスタN1とN2の制御は特に困難である。
従来の構成でMOSトランジスタ制御の問題のない、低いスレッシュホールド電圧の整流素子をもつことが好ましい。
本発明は整流機能を保証するMOSトランジスタの自律制御の回路を提供することを目的とする。
本発明は、又、MOSトランジスタとその制御回路を有する、2端子の自律整流素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、一方向性で制御され、両端にA.C.電圧が印加されるスイッチを制御する回路において、
該スイッチの両端の電圧のゼロ交叉に関して該スイッチのターンオンを遅延させる手段と、
該スイッチのターンオンの後、該スイッチの両端のA.C.電圧の1又は複数の先行の周期のデューティサイクルによって制御される所定の時間間隔プラス又はマイナス誤差時間の終端で、該スイッチのターンオフをトリガーする手段とを有する、回路にある。
該スイッチの両端の電圧のゼロ交叉に関して該スイッチのターンオンを遅延させる手段と、
該スイッチのターンオンの後、該スイッチの両端のA.C.電圧の1又は複数の先行の周期のデューティサイクルによって制御される所定の時間間隔プラス又はマイナス誤差時間の終端で、該スイッチのターンオフをトリガーする手段とを有する、回路にある。
本発明の実施例によると、前記所定の時間間隔はデューティサイクルの期待される最大の変動に従って選択される。
本発明の実施例によると、前記スイッチの端子の間にキャパシタとダイオードが直列に接続され、前記制御回路への供給電圧が提供され、該キャパシタは前記スイッチがオフの時に充電される。
本発明の実施例によると、前記制御回路は、前記キャパシタの両端の電圧の符号を検出する回路と、検出回路により制御され、前記スイッチが導通になる方向で該スイッチの両端の電圧の各符号切換時にリセットされるランプ発生器と、該スイッチの両端の電圧の符号の切換えの検出後、該スイッチをターンオンさせる手段と、オン状態の期間を所定の値に制御する回路とを有する。
本発明の実施例によると、第1遅延素子が、前記スイッチのターンオンに続くターンオフを最少遅延でもたらす。
本発明の実施例によると、第2遅延素子が、前記スイッチのターンオンへの遅延をその両端の電圧の反転に関してもたらす。
本発明の実施例によると、前記スイッチの制御信号を提供する出力増幅器が電圧方向の反転を検出する手段により制御され、偶然の電圧反転の際前記スイッチをターンオフさせる。
本発明の実施例によると、前記スイッチはMOSトランジスタである。
本発明の実施例によると、前記スイッチに並列なダイオードがスタートのために用いられる。
本発明は、又、スイッチと、これに並列で好ましくはその浮遊ダイオードにより形成されるダイオードと、その供給電力を制御されるトランジスタの両端から該トランジスタがオンの時に直接とり出す供給回路とを有する、低いスレッシュホールド電圧の整流回路を提供する。
本発明の実施例によると、整流回路は2つの外部接続端子のみを有する。
異なる図面で、同じ素子は同じ符号で示される。明瞭化のために、本発明の理解に必要な素子のみが図示され記述される。特に、本発明による自律整流回路の応用については詳述しない。本発明は一般に整流機能をもつダイオードをMOSトランジスタとその制御回路に置換することに適用される。
本発明の特徴は、整流回路の2つの終端子を定義するドレインとソースをもつMOSトランジスタを、そのオン期間をその両端の電圧(ドレインとソースの間)によってのみ同期することによって制御することにある。
好ましくは、制御回路は自律的である。つまり、その動作に必要な電力をMOSトランジスタの両端からとり出す。
従って、本発明は、ダイオード機能を、応用の残りの部分に接続される2端子を排他的に有する自律回路により実現する。
図4は本発明によるMOSトランジスタをもつ整流回路のブロック図である。この回路は本質的にNチャネルMOSトランジスタ1を有し、そのソースは整流回路のアノードAを定義し、そのドレインはカソードKを定義する。ダイオード2がトランジスタ1に並列に接続され、そのアノードはトランジスタ1のソースと一体となっている。実際には、ダイオード2はトランジスタ1の浮遊ダイオードにより形成することができる。
本発明によると、トランジスタ1のゲートは回路3(CT)により提供される制御電圧Vcを受けとる。回路3はその両端に検出される電圧に従ってトランジスタ1の導通周期を設定する。この目的のために、回路3は電極KとAに各々接続される2つの端子を有する。回路3は、さらに、端子KとAの間の電圧から直接とり出される電圧Vccを自律的に供給される。図4の例では、供給回路はダイオード4を有し、そのアノードは回路のカソードKに接続され、そのカソードは蓄積キャパシタ5によりアノードAに接続される。回路3への電圧Vccはキャパシタ5の両端でサンプルされる。この実施例は単純化された実施例で、詳細は後述する。
本発明によると、端子KとAの間の正電圧Vd(図の表記による)によりトランジスタ1がオフの期間の半波でキャパシタ5が充電され、この期間でダイオード4は順方向にバイアスされる。電圧Vdが負の半波の期間ではトランジスタ1は回路3によりオンにされ、ダイオード4はキャパシタ5が供給回路3以外に放電することを阻止する。
従って、本発明は、端子KとAの間の電圧が、方向が切換わる電圧つまりA.C.電源からくる場合に、整流機能を実行する。特に、本発明は、電圧Vdが比較的高い電圧のスイッチドモードタイプ(数10kHz)の場合に適用され、キャパシタ5のサイズが大きくなりすぎるのを避ける。該キャパシタはトランジスタ1が導通の期間に十分な電荷を保持する。
もちろん、回路3の動作に必要な電圧Vccは他の手段によって提供することができる。特に、回路の別の部分で適当な電圧を利用できるときはそうである。しかし、本発明の回路の両端の電圧により直接電圧Vccを得ることが好ましい。その理由は、これは電圧基準の問題のない完全に自律的回路を提供するからである。
図5Aと図5Bは、各々、トランジスタ1の両端の電圧Vdの波形の例と、回路3により提供される対応する制御電圧Vcの波形の例を示す。
キャパシタ5が放電していると(システムのスタート)、電圧Vdにかかわらずトランジスタ1はオフである(回路3は給電されず従って制御を保証できない)。次に、端子Aの電圧が端子Kの電圧より高い期間に(図で負の電圧Vd)、ダイオード2が順方向にバイアスされて導通が行われる。キャパシタ5を十分に充電しシステムのスタートを可能にするために電圧Vdの2〜3半波が必要である。
図5Aと図5Bは定常状態の例を示し、単純化のために、矩形電圧Vd(例えばスイッチドモード電源から発生する)を仮定する。以下の議論は、A.C.電圧である限り、サイン波又は他の波形の電圧の場合にも適用される。
トランジスタ1の両端の電圧Vdが正の期間又は半波では、該トランジスタはオフ(Vc=0)である。この期間にキャパシタ5が充電される。
電圧Vdがヌルとなる(負の半波に切換わる)時刻t1で、逆電圧(図で負の電圧)は、はじめに、ダイオード2のスレッシュホールド電圧(0.7Vのオーダ)に対応する第1スレッシュホールドTH1に制限される。実際、電圧Vdがこの負の値に達すると、ダイオード2は導通し、値TH1の順方向電圧降下を導入する。回路3はこの負電圧の発生を検出して、時刻t1に所定の期間で続く時刻t2にトランジスタ1をオンにさせるように設計されている。時刻t2にトランジスタ1はオンになり、順方向電圧降下はこのトランジスタのスレッシュホールド電圧TH2に減少する。実際には、この電圧降下は、最悪でも0.2Vより小さく、約50mVに減少することさえできる。これはMOSトランジスタのオン状態抵抗(RdsON)にリンクし、応用により設定される電流に依存する。それは又トランジスタのサイズと技術のアバランシェ電圧に依存する。
トランジスタ1のターンオフは、半波の切換(新しい正の半波への切換)の時刻t4(一般には未知)の前の時刻t3に発生しなければならない。
本発明によると、電圧Vdのデューティサイクルの変化がひとつの周期から他の周期にわたって一般に小さく、半波の変化時刻t4を電圧Vdの先行の周期Pに関して予測できるという利点を有する。実際、回路3は期間(t3−t2)を電圧Vdの先行の周期に関連して決定する。時間間隔Δt=t4−t3は、回路3により、考えられている応用においてデューティサイクルのひとつの周期から他の周期への最大値に従って選択される所定値に保持されるデューティサイクル変化に制御される。
トランジスタ1を正の半サイクルの発生に関連して事前にターンオフすることは、所望の整流効果を相殺する、正の半波でのシステムの導通を避けるために不可欠である。しかし、トランジスタがオンすると(時刻t2)、応用が負の半サイクルが始まるとすぐにターンオンさせれば、遅れ時間(t1とt2の間の間隔)は減少させることができる。
少なくとも先行の1周期を考慮して、電圧Vdの周期Pが増加した場合には時刻t3遅らせ、周期Pが短くなった場合には逆に時刻t3を進めることにより、時間間隔Δtを所定の最少値に制御するためにいくつかの手段を使用することができる。
図6は、これらの機能を実現する、本発明による回路3の形成の実施例のブロック図である。制御されるトランジスタ1とこれに並列のダイオード2を再度示す。議論を簡単にするために供給電圧Vccを提供する手段は図6には示さない。これは例えば図4のダイオード4とキャパシタ5で構成される。
図7A−図7Hを図6と共に説明し、図6の動作を回路の特徴点の波形を時間図により示して説明する。
前述のごとく、回路の動作は電圧Vdの消失、又は、この電圧Vdの正から負の半波への切換(図7Aの時刻t1)により条件づけられる。
電圧Vdの方向の検出は、端子KとAの間に接続され、接続点をインバータ10の入力に結合する抵抗分割ブリッジR1−R2により行われる。インバータ10は検出された信号をディジタル型にするために使用される。インバータ10の出力の電圧V10(図7B)は時刻t1から電圧Vdの負の半波の全期間、つまり時刻t4まで、正レベル(インバータの供給電圧Vccにほぼ対応する状態1)である。
インバータ10の出力は微分器11(例えば抵抗とキャパシタのセルRC)を駆動し、その出力はNPNバイポーラトランジスタ(又はその等価な手段)のベースに接続される。該トランジスタの機能はキャパシタ13を短絡すること、もしくは、電源Vccから電力を引き出す電流源14から電流をうけとることである。トランジスタ12のエミッタは端子Aに接続され、そのコレクタは電流源14とキャパシタ13の結合点に接続される。微分回路の出力の信号V11(図7C)は、電圧Vdが消失する時刻t1毎に短い期間のパルスをしめす。このパルスはトランジスタ12をオンにし、従ってキャパシタ13が放電する(電圧V13,図7D)。トランジスタ12の制御が消失する時刻t5から、定電流源14によるキャパシタ13の充電が再びはじまる。時刻t1とt5の間隔は微分回路11の時定数で設定され、可能な限り小さく選択される。従って周期Pの鋸歯状波が発生する(パルスt5−t1は無視する)。
電圧V13は演算増幅器15の反転入力に印加される。増幅器15の出力は、各々所定の遅延td1、td2を導入する2つの時間素子(例えば遅延線)16、17の入力に送られる。増幅器15の出力V15(図7E)は、その反転入力の電圧が消失する時刻t1に高に切換わる。図7Fは遅延素子16の出力の電圧V16の形を示す。この例では、遅延td1は遅延td2より大きいと仮定している。しかし、これらの遅延は相互に関連する必要はない。遅延td1は時刻t3とt4の間の最少所定時間間隔に対応し、遅延td2はスイッチ1の所定のターンオン遅延(t1とt2の間隔)に対応する。
図6の例で、遅延素子16は信号V15の下降エッジにのみ作用し、上昇エッジには遅延を導入しないと仮定する。同様に、遅延17は信号V15の上昇エッジにのみ作用する。実際には、時間td1とtd2はスイッチング周期と比べて無視できるので、上記仮定は首尾一貫している。
図7Gは素子17の出力に対応する電圧Vcを示す。オプションとして、バッファ又はレベル適合増幅器18が素子17の出力とトランジスタ1のゲートとの間に提供される。増幅器18は、好ましくは、図8に関連して説明するように制御可能である。
素子16の出力はX−ORタイプのゲート19により、インバータ10により検出される状態と合成される(V19)。図7Hはこの合成の結果(V19)を示し、積分器20を介して増幅器15の非反転入力にループバックされる。積分器20により提供される誤差の値は図7Dに示され(レベルV20)、傾斜信号V13がV20に達する時間はt3で、このとき、素子16によりダウンカウントされる間隔td1がスタートする。
このことから、間隔td1に、閉ループ制御によって0に向かう可変時間terが加算される。時間terは制御誤差に対応し、その積分は積分器20による係数Eと乗算される。これはほぼ1次のリニアシステムに対応する。定数Eが大きいほどデューティサイクルの変化が早く回復する。理論的には、飽和又は同様の問題を除けば、値Eに制限はない。
図7では誤差terが第2周期でヌルとなる場合を考える。従って、時刻t3とt4の間隔は定数td1に対応する。もちろん、実際には、間隔terは0になる傾向をもつが、実際に0になることはない。
好ましくは、間隔terの可能な変化は定数td1に制限されて、誤差terが定数td1から引かれるとき、電圧Vdが正でトランジスタ1が導通となることを避ける。
本発明の利点はトランジスタ制御回路が完全に自律的で、整流素子が接続される回路に対する固定した電圧基準(例えばグラウンド)を必要としないことである。唯一の制限として、電源(電圧Vcc)をイネーブルし適当な動作のために、トランジスタ1に印加される信号がA.C.信号でなければならない。
図8は本発明の好ましい実施例による図4と図6の回路の追加の素子を部分的に示す。図8の回路3は、図6に関して記述した素子を有し、既に示したバッファ18の制御のみが可能である。
この実施例によると、RSタイプのフリップフロップ30の効果により、回路18はトランジスタ1の制御信号をブロックするように制御される(活性又は非活性)。フリップフロップ30の1(S)に設定する入力はインバータ31によりカソードKに接続され、0(R)にリセットする入力は演算増幅器32の出力に接続される。増幅器32の反転入力及び非反転入力は端子KとAに接続される。この組立体の機能は、端子KとAの間の電圧が負の半サイクル中に偶然に反転したらMOSトランジスタをオフにすることにある。実際、電圧Vdが正になるやいなや増幅器32の出力は高に切換わり、増幅器18をオフにする。
しかし、電圧Vdの各下降端では、信号Sは状態1に切換わり、増幅器18をオフにする。
図8は供給回路に関する別の実施例を示す。要点は抵抗Rをダイオード4とキャパシタ5の間に挿入したことである。この抵抗Rはキャパシタ5の充電電流をリーケージ電流型にする。一方抵抗Rがないと回復電流型である。キャパシタ5により提供される電圧は、ブロック3に電圧Vccを提供する前に、回路33(REG)により調節される。
本発明の利点は多くの応用でダイオードを置換する一方向性の自律回路を提供することにある。さらに、端子AとKの間の電圧に関し自動同期を実現するので、同期動作のトランジスタを置換することができる。このタイプの応用で、本発明はスイッチの位置を正のラインに保持することができる(トランジスタN1が接地線にある図2とは反対)。従って、接地線のカットを避けることができ、電磁的制約の実現を大きく改善する。
本発明の別の利点は、期間td2とtd1+terの短いスイッチング時間を除くと、本発明の整流素子の直列電圧降下はMOSトランジスタの電圧降下に対応し、従って、ダイオードの電圧降下に比べて非常に小さい。
もちろん、本発明は当業者に容易な種々の変更、修飾、改良が可能である。特に、図6に示した回路以外の回路によりMOSトランジスタの所定のターンオン遅延と可変ターンオフ遅延の機能を実現することができる。同様に、図6の回路の実現にあたって、電圧Vcのレベルがトランジスタ1の制御と互換ならば、回路3の動作のために選択される論理状態は任意である。
さらに、本発明による整流回路の通常のコンバータへの接続は、上述の機能的表示に基づいて当業者に容易である。
さらに、MOSトランジスタの使用が好ましいが、他のスイッチを使用することもできる。例えば、電流制御とシステム供給キャパシタ5が大きくなるが、バイポーラトランジスタを使用することができる。
上記変更、修飾、改良は本開示の一部であり、本発明の範囲に属する。従って、上述の記述は単に実施例であり限定を意図しない。本発明は特許請求の範囲とその均等物によってのみ限定される。
1 MOSトランジスタ(スイッチ)
2 ダイオード
3 制御回路
4 ダイオード
5 キャパシタ
10 インバータ
11 微分器
12 トランジスタ
13 キャパシタ
14 電流源
15 演算増幅器
16、17 遅延素子
18 増幅器
19 ゲート
20 積分器
2 ダイオード
3 制御回路
4 ダイオード
5 キャパシタ
10 インバータ
11 微分器
12 トランジスタ
13 キャパシタ
14 電流源
15 演算増幅器
16、17 遅延素子
18 増幅器
19 ゲート
20 積分器
Claims (11)
- 一方向性で制御され、両端にA.C.電圧が印加されるスイッチ(1)を制御する回路(3)において、
該スイッチの両端の電圧(Vd)のゼロ交叉に関して該スイッチのターンオンを遅延させる手段と、
該スイッチのターンオンの後、該スイッチの両端のA.C.電圧の1又は複数の先行の周期のデューティサイクルによって制御される所定の時間間隔(td1)プラス又はマイナス誤差時間(ter)の終端で、該スイッチのターンオフをトリガーする手段とを有する、回路。 - 前記所定の時間間隔(td1)はデューティサイクルの期待される最大の変動に従って選択される、請求項1記載の回路。
- 前記スイッチ(1)の端子(K,A)の間にキャパシタ(5)とダイオード(4)が直列に接続され、前記制御回路(3)への供給電圧(Vcc)が提供され、該キャパシタは前記スイッチ(1)がオフの時に充電される、請求項1記載の回路。
- 前記キャパシタ(5)の両端の電圧の符号を検出する回路(R1,R2,10)と、
検出回路により制御され、前記スイッチが導通になる方向で該スイッチの両端の電圧の各符号切換時にリセットされるランプ発生器(11,12,13,14)と、
該スイッチの両端の電圧の符号の切換えの検出後、該スイッチをターンオンさせる手段(15,17,18)と、
オン状態の期間を所定の値に制御する回路(15,16,19,20)とを有する、請求項1記載の回路。 - 第1遅延素子(16)が、前記スイッチ(1)のターンオンに続くターンオフを最少遅延(td1)でもたらす、請求項4記載の回路。
- 第2遅延素子(17)が、前記スイッチ(1)のターンオンへの遅延をその両端の電圧の反転に関してもたらす、請求項5記載の回路。
- 前記スイッチ(1)の制御信号を提供する出力増幅器(18)が電圧方向の反転を検出する手段(30,31,32)により制御され、偶然の電圧反転の際前記スイッチをターンオフさせる、請求項1記載の回路。
- 前記スイッチはMOSトランジスタである、請求項1記載の回路。
- 前記スイッチに並列なダイオードがスタートのために用いられる、請求項1記載の回路。
- スイッチ(1)と、これに並列で好ましくはその浮遊ダイオードにより形成されるダイオード(2)と、請求項1記載の制御回路(3)と、その供給電力を制御されるトランジスタの両端から該トランジスタがオンの時に直接とり出す供給回路(4,5)とを有する、低いスレッシュホールド電圧の整流回路。
- 2つの外部接続端子のみを有する、請求項10記載の回路。
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