JP2005136986A - 移動無線システムにおけるリソース処理を管理する方法 - Google Patents

移動無線システムにおけるリソース処理を管理する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法を提供すること。
【解決手段】一態様においては、本発明は、「第1の」エンティティが、無線リソースと、別個の「第2の」エンティティ中で提供される対応する処理リソースとを管理する、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法を提供しており、この方法では、 第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいて、その処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに送り、 第1のエンティティが、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースをその割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて管理する。
【選択図】図4

Description

本発明は、一般に移動無線システムに関し、特に、符号分割多重アクセス方式(CDMA)を使用したシステムに関する。
このCDMA技術は、特にユニバーサル移動電話システム(UMTS)などのいわゆる「第3世代」システムにおいて使用されている。
一般に、図1にまとめているように、移動無線ネットワークは、1組の基地局および基地局制御装置を含んでいる。UMTSにおいては、ネットワークは、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)として知られており、基地局は、ノードBとして知られており、基地局制御装置は、無線ネットワーク制御装置(RNC)として知られている。
移動局は、ユーザ装置(UE)として知られており、UTRANは、Uuインターフェースを介して移動局と情報を通信し、Iuインターフェースを介してコアネットワーク(CN)と情報を通信する。
図1に示すように、RNCは、以下の、
Iubインターフェースを介してノードBに、
Iurインターフェースを介して他のRNCに、また
Iuインターフェースを介してコアネットワーク(CN)に
接続される。
所与のノードBを制御するこのRNCは、制御無線ネットワーク制御装置(CRNC)として知られており、Iubインターフェースを介してノードBに接続される。このCRNCは、それが制御するノードBごとの負荷制御機能と、無線リソース割り当ておよび制御機能を有する。
所与のユーザ装置UEに関連した所与の呼出しについては、Iuインターフェースを介してコアネットワークに接続されるサービング無線ネットワーク制御装置(SRNC)が存在する。このSRNCは、マクロダイバーシティ伝送技術に従って無線リンクを追加しまたは削除し、ビットレート、電力、拡散率などの、呼出し中に変化する可能性があるパラメータを監視するなどの機能を含めて、関係した呼出しについての制御機能を有する。
CDMAシステムにおいては、無線インターフェースにおけるキャパシティ制限が、時分割多重アクセス(TDMA)技術などの他の多重アクセス技術を使用したシステムにおける対応する制限とは基本的に異なっている。このTDMA技術は、例えば欧州移動電話システム(GSM、Global System for Mobile Communications)などの第2世代システムにおいて使用されている。CDMAシステムでは、どの時点においても、すべてのユーザが同じ周波数リソースを共用している。これらのシステムのキャパシティは、したがって、干渉によって制限され、この理由のために、これらのシステムは、またソフトな制限のあるシステムとしても知られている。
これが、CDMAシステムが、品質が低下するのを防止するために過負荷を防止し検出し適用可能な場合には補正する負荷制御アルゴリズムや、所与の時刻に使用されていないセルの容量が、このセルで新しい呼出しを受け入れるのに十分であるかどうかを(この呼出しのために必要とされるサービスなどの拡散パラメータなどび応じて)判断する呼出し承認制御アルゴリズムなどのアルゴリズムを使用する理由である。この以下の説明では、これらのアルゴリズムを一般的な名称である負荷制御アルゴリズムの名の下に、一緒にグループ化している。
これらのアルゴリズムは、通常は無線の基準のみを使用し、通常はCRNCにおいて実行されており、このCRNCは、それが制御する各ノードBの処理キャパシティについてどのような情報も有していない。したがって、このCRNCが、このノードBにおける処理リソースの不足のために、最終的には拒否される呼出しにすぎない新しい呼出しを受け入れるということが起こる可能性があり、これによって、このCRNCにおける不必要な追加の処理、ならびにこのCRNCとこのノードBの間の追加の信号の交換がもたらされる。
もちろん、十分な処理リソースをもつ各ノードBを提供して(非常に低いレベルの干渉の状況に対応する)最大キャパシティの状況を含めてすべての状況をカバーすることによってこれらの問題を回避することが可能である。しかし、これによって、ほとんどの場合に必要以上にずっと高く評価される高価な基地局がもたらされる。さらに、これらのシステムが提供するサービスを漸進的に導入する場合においては、これらの基地局の処理キャパシティを、これらのシステムの展開の開始時には制限し、その後漸進的に増強していくことができる。
したがって、各基地局(ノードB)の処理キャパシティを考慮することが、かかるシステムの負荷制御のためには望ましい。
図2および3はそれぞれ、基地局、例えばUMTSノードBにおいて使用される主要な送信処理および受信処理の概要を示すものである。
図2は、
・チャネルコーディング手段2と、
・逆拡散手段3と、
・無線周波数送信機手段4と
を含む送信機1を示す。
これらの処理手段は、当業者にはよく知られており、ここでは詳細に説明する必要はない。
チャネルコーディングでは、エラー訂正コーディングやインターリービングなどの技術が使用されて、伝送エラーに対する保護が行われる。これについてもまた、当業者にはよく知られている。
(エラー訂正コーディングなどの)コーディングでは、伝送される情報に冗長性を導入することが意図されている。符号化率は、実際に伝送またはコーディングされるビット数に対する伝送すべき情報ビット数の比率として定義される。異なるタイプのエラー訂正コードを使用して、様々な品質のサービスレベルを得ることができる。例えば、UMTSにおいては、ターボ符号から構成される第1のタイプのエラー訂正コードが、(高ビットレートのデータトラフィックなどの)第1のタイプのトラフィックに対して使用されるが、畳み込み符号から構成される第2のタイプのエラー訂正コードは、(低ビットレートデータトラフィックや音声トラフィックなどの)第2のタイプのトラフィックに対して使用される。
チャネルコーディングは一般に、伝送すべきビットレートをその伝送について提供されるビットレートに適応させるためのビットレート適応も含んでいる。ビットレート適応は、反復および/または間引きなどの技術を含むことが可能であり、そして、このビットレート適応レートは、反復レートおよび/またはパンチスルーレートとして定義される。
生ビットレートとは、この無線インターフェース上で実際に伝送されるビットレートとして定義される。正味ビットレートとは、この生ビットレートから例えばコーディングプロセスによって導入される冗長性などの、ユーザにとって何の役にも立たないあらゆるものを差し引いた後に得られるビットレートのことである。
拡散では、当業者によく知られているスペクトラム拡散原理が使用される。使用される拡散コードの長さは、拡散率として知られている。
UMTSなどのシステムにおいては、(以下では、簡潔に表現するためにビットレートと称する)正味ビットレートは、呼出し中に変化し得ること、そして、拡散率は、伝送すべきビットレートに応じて変化し得ることを忘れるべきではない。
図3は、
・無線周波数受信機手段6と、
・逆拡散手段8およびチャネルデコーダ手段9を含む受信データ推定手段7と
を含む受信機5を示すものである。
これらの処理手段は、当業者にはよく知られており、したがって、ここで詳細には説明する必要はない。
図3は、この逆拡散手段8で、実行される処理の一例を示すものである。この処理は、マルチパス現象、すなわち例えばこの環境中の要素からの複数の反射からの結果のような、複数パスに沿った同一ソースの信号の伝搬を使用して、受信データ推定の品質を改善するために、RAKE受信機において実行される。TDMAシステムとは違って、CDMAシステムでは、複数のパスを活用して受信データ推定品質を改善することができる。
RAKE受信機は、1組のL個のフィンガ10から10と、これらのフィンガからの信号を組み合わせる手段11を有する。各フィンガがは、伝送チャネルのインパルス応答を推定する手段12で決定されながら、考慮されるパスのうちの1つを経由して受信される信号を逆拡散する。受信データ推定品質を最適化するために、この手段11は、考慮されるパスに対応する逆拡散信号を組み合わせる。
RAKE受信機を使用した受信技術もまた、このマクロダイバーシティ伝送技術に関連して使用され、これによって同じソース信号が、複数の基地局によって同じ移動局に対して同時に伝送される。RAKE受信機を使用することによって、このマクロダイバーシティ伝送技術は、受信性能を改善するだけでなく、ハンドオーバ中の呼損のリスクも最小化する。この理由から、これは、移動局が、所与の任意の時間にただ1つの基地局(または、所与の基地局の1つのセクタ)にのみ接続されるハードハンドオーバと比較して、ソフトハンドオーバとしても知られている。
この受信データ推定手段は、マルチユーザ検出技術などの、干渉を低減させるため様々な技術を使用することもできる。
複数の受信アンテナを使用することも可能である。受信データ推定品質を最適化するために、この受信データ推定手段は、さらにこれらの複数の受信アンテナを介して受信した信号を組み合わせる手段を含んでいる。
チャネルデコーディングは、デインターリービングやエラー訂正デコーディングなどの機能を含んでいる。エラー訂正デコーディングは、一般にエラー訂正コーディングに比べてずっと複雑であり、例えば最尤デコーディングなどの技術を使用することができる。例えば、ビタビアルゴリズムを畳み込み符号に対して使用することができる。
数人のユーザを同時に処理できるようにするために、基地局(ノードB)は、以上で概要を説明した送信機や受信機などの送信機および受信機を含んでおり、したがって受信データ推定についての高い受信処理キャパシティを必要とする。
前述したように、例えばUMTSなどのシステム中の負荷を監視するために、したがって基地局の処理キャパシティを考慮に入れることが望ましい。
例えば、UMTSについては、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって出版された3G document TS 25.433は、このシステム内で用意されている拡散率(SF)の各値について、ノードBが、(キャパシティクレジットとしても知られている)その全体処理キャパシティと、物理チャネルを割り当てるために必要な(コンサンプションコストとしても知られている)全体処理キャパシティ量を、CRNCに対して送る必要があることを規定する。この拡散率のすべての可能な値についての1組のすべてのコンサンプションコストは、キャパシティコンサンプション則としても知られている。このキャパシティクレジットとキャパシティコンサンプション則とを併せたものは、リソースモデルとしても知られている。この情報は、リソース状況指示メッセージを使用してノードBの処理キャパシティが変化するたびごとに、あるいはオーディット応答メッセージを使用してCRNCからの要求に応答して、ノードBによってCRNCに対して送られる。
第1の従来特許出願(本出願人による2000年8月10日出願のフランス特許出願公開第2813006号)では、この種の解決方法が、以下に列挙した理由からノードBにおける処理キャパシティ制限を考慮に入れるためには適していないことが述べられている。
・このチャネルデコーディング処理は、総ビットレートまたは拡散率ではなくて、正味ビットレートに依存する。例えば、128の拡散率(したがって、30kbit/秒の生ビットレート)を考慮すると、この正味ビットレートは、コーディングレートおよびビットレート適応レートに依存して異なる値を有することがあり得、そしてこの正味ビットレートは、典型的に毎秒5から15キロビット(kbit/s)まで変化し得る。その結果として、固定拡散率では、ノードBにおける処理量はかなり(例えば、3を超える率だけ)変化し得る。これは、従来技術の解法において考慮されてはいない。
・伝送チャネルおよびデータ推定のために必要とされるRAKE受信機のフィンガ数は、無線リンク数に非常に依存する。従来技術の解法では、ノードB中のRAKE受信機の最大フィンガ数は、このタイプの制限が拡散率には関連づけられていないので、負荷制御アルゴリズムや呼出し承認制御アルゴリズムなどのアルゴリズムにおいて考慮することができない。
・CRNCに対してノードBによって送られる処理キャパシティは、ノードBの処理キャパシティにおける制限を考慮することができない全体処理キャパシティである。
この第1の従来特許出願では、別のアプローチを提案しており、それによって、ノードBの処理キャパシティにおける制限を考慮に入れるために、このノードBは、たぶん各伝送方向におよび/または使用可能な各タイプのチャネルコーディングについて、特に確立可能な最大無線リンク数や確立された無線リンクについての最大正味データレートなどのトラフィック負荷を表す1つまたは複数のパラメータを、このCRNCに対して送っている。詳細については、前記第1の従来特許出願を参照することができる。
第2の従来特許出願(本出願人による2001年1月12日出願のフランス特許出願公開第2819658号)では、別の手法が提案され、この手法においては、全体処理キャパシティまたは「キャパシティクレジット」の概念は保持されているが、その割り当てコストについては、データレートの異なる可能性のある値を別にすれば、もはや拡散率の可能性のある各値ごとには送られない。特に、この割り当てコストは、リファレンスレートとして知られる典型的なデータレートについて送ることができ、この割り当てコストは、その後にこのリファレンスレートについての送られたコストに基づいて補間技術を使用することによって任意のデータレート値について決定することができる。さらなる詳細については、前記第2の従来特許出願を参照することができる。
第3の従来特許出願(本出願人による2001年6月29日出願のフランス特許出願公開第2826808号)では、以下の問題を解決するためにある解決方法がまた提案されている。(この規格の現在の状態における)拡散率に基づくリソースモデルを使用したすべての現行の装置は、(以上で概要を述べた第2の従来特許出願において考慮されるアプローチを使用した)データレートに基づくリソースモデルを使用することができるように必ずしも修正できるわけではない。さらに、将来の装置においては、データレートに基づくリソースモデルに加えて拡散率に基づくリソースモデルを使用する可能性もたぶん保持することができる。そして、使用されるリソースモデルのタイプに依存して、様々なタイプの装置間において互換性の問題が生じる。
この第3の従来特許出願では、特に追加の信号プロトコルに対する提案が行われ、ここでは、両方のタイプのリソースモデルをサポートするノードBが、このモデル自体だけでなく、使用されるモデルのタイプについても送る。さらなる詳細については、この第3の従来特許出願を参照することができる。
フランス特許出願公開第2813006号明細書 フランス特許出願公開第2819658号明細書 フランス特許出願公開第2826808号明細書 3G document TS 25.433、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)
本発明は、上記の問題のすべてまたは一部を解決するための役に立つ異なるアプローチに基づいたものである。
本発明の態様の1つは、「第1の」エンティティが、無線リソースと、別個の「第2の」エンティティ中で提供される対応する処理リソースとを管理する、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法であり、この方法では、
第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいて、その処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに送り、
第1のエンティティが、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースをその割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて管理する。
別の特徴によれば、
前記リソースモデルを表す、第2のエンティティにより送られる情報が、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」と、拡散率に応じておよびデータレートに応じて、無線リソースを割り当てるために必要とされる前記全体処理キャパシティの量を提供するコンサンプション則とを含み、
前記第1のエンティティによる処理リソースの前記管理は、この割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて前記コンサンプション則に基づいて、各無線リソース割り当てに関するそのキャパシティクレジットを更新することを含む。
別の特徴によれば、拡散率およびデータレートに基づいた前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報は、拡散率に基づくリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づくリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含む。
別の特徴によれば、前記第1の情報が、拡散率値についての無線リソース割り当てのために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第1の」割り当てコストを含み、前記第2の情報が、データレート値についての無線リソース割り当てのために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第2の」割り当てコストを含んでいる。
別の特徴によれば、異なる割り当てコストは、「リファレンス」データレートと呼ばれる異なる所定のデータ値について提供される。
別の特徴によれば、前記対応するビットレートについてのコンサンプションコストが、リファレンスビットレートについてのこのコンサンプションコストから取得される。
別の特徴によれば、前記対応するビットレートについてのコンサンプションコストが、リファレンスビットレートについてのコンサンプションコストから補間によって取得される。
別の特徴によれば、ビットレートRがリファレンスビットレートではないときに、コンサンプションコストは、以下の式:
Figure 2005136986
に従って、このビットレートRにいちばん近く、Rinf<RsupであるリファレンスビットレートRinfおよびRsupに対応するコンサンプションコストCinfおよびCsupの関数として計算される。
別の特徴によれば、このコンサンプションコストが、この補間結果が負の場合には、ゼロに設定される。
別の特徴によれば、前記対応するビットレートが、最大ビットレートに対応する。
別の特徴によれば、前記最大ビットレートが、式:
Figure 2005136986
から得られ、
Figure 2005136986
であり、brが、TFCSにおけるj番目のトランスポートフォーマットコンビネーション(TFC)のビットレートであり、nはこのCCTrCh中のトランスポートチャネル数であり、N (j)およびL (j)が、それぞれj番目のTFCにおけるk番目のトランスポートチャネルについてのビット数として表されるトランスポートブロックの数およびこのトランスポートブロックのサイズであり、TTIは、k番目のトランスポートチャネルの秒で表される転送時間間隔(TTI)である。
別の特徴によれば、前記対応するビットレートが、有効ビットレートに対応する。
別の特徴によれば、本発明は、このような方法を実行するための移動無線システムを提供するものである。
特に、別の特徴によれば、このようなシステムは、
第2のエンティティにおいて、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを第1のエンティティに対して送る手段と、
第1のエンティティにおいて、その割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段とを含む。
別の態様においては、本発明は、このような方法を実行するための、移動無線システムのための基地局を提供するものである。
特に、別の特徴によれば、この基地局は、
拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを基地局制御装置に送る手段を含んでいる。
別の態様においては、本発明は、このような方法を実行するための、移動無線システムのための基地局制御装置を提供するものである。
特に、別の特徴によれば、この基地局制御装置は、
拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを基地局から受信する手段と、
この割り当て付けられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じてこの送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段とを含む。
本発明はまた、「第1の」エンティティが無線リソースおよびその対応する処理リソースを管理し、この処理リソースが別個の「第2の」エンティティ中で提供される、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法を提供するものであり、この方法は、
第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
この第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
第2のエンティティがその処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに対して送り、
第1のエンティティが、この割り当てられた無線リソースについての、場合に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率だけに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する。
別の特徴によれば、第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデル及び、拡散率に基づいたリソースモデルの両方をサポートする場合には、第2のエンティティが、その処理キャパシティをより表すものとして2つのモデルのうちの一方を選択し、この選択されたリソースモデルを第1のエンティティに対して送る。
別の特徴によれば、
第2のエンティティによって送られリソースモデルを表す情報が、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」と、必要に応じて、拡散率とデータレートの両方に応じて、または拡散率のみに応じて、無線リソースを割り当てるために必要とされる前記全体処理キャパシティの量を指し示すコンサンプション則とを含み、
前記第1のエンティティによる処理リソースの前記管理が、この割り当てられた無線リソースについて、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率にのみ応じて、前記コンサンプション則に基づいて各無線リソース割り当てに関するそのキャパシティクレジットを更新することを含む。
別の特徴によれば、前記第1の情報は、拡散率の値について無線リソースを割り当て付けるために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第1の」割り当てコストを含み、前記第2の情報は、データレート値についての無線リソースを割り当てるために必要とされる全体処理キャパシティのその量に対応する少なくとも「第2の」割り当てコストを含む。
別の態様によれば、本発明はまた、このような方法を実行するための移動無線システムを提供するものである。
特に、別の特徴によれば、
第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
第2のエンティティがその処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに対して送る手段を含み、
第1のエンティティが、この割り当てられた無線リソースについて、場合に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率のみに応じてこの送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段を含む。
別の態様においては、本発明は、このような方法を実行するための、移動無線システムのための基地局を提供するものである。
特に、別の特徴によれば、この基地局は、
基地局が、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
基地局が、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局制御装置に送る手段を含む。
別の態様においては、本発明は、かかる方法を実行するための、移動無線システムのための基地局制御装置を提供するものである。
特に、別の特徴によれば、この基地局制御装置は、
基地局が、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
基地局が、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局から受信する手段と、
この割り当てられた無線リソースについての、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率だけに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段とを含む。
本発明の他の目的および特徴は、添付図面を参照して提供される、本発明の以下の実施形態の説明を読めば明らかになる。
本発明はまた、以下のように説明することができる。
初めに、(バージョンR99およびR4と同様に)バージョンR5に対応する規格の現行の状態について、以下に簡潔に概要を説明する。
規格の現行の状態については、仕様書3GPP TS 25.433 V5.2.0に、主としてそのセクション、
・9.2.1.9A、「Common Channels Capacity Consumption Law」、
・9.2.1.20A、「Dedicated Channels Capacity Consumption Law」、
に記載されている。
ノードBの処理キャパシティを、
・リソース状況指示メッセージと、
・オーディット応答メッセージの、
2つのノードBアプリケーション部(NBAP)メッセージ内でCRNCに対して送ることができ、ここでNBAPは、ノードBとCRNCの間のIubインターフェース上で使用されるシグナリングプロトコルを指定している。
ノードBの処理キャパシティは、
・ノードBの全体処理リソースを表すキャパシティクレジット。キャパシティクレジットは、「アップリンク」すなわち移動局からネットワークへの伝送、および「ダウンリンク」すなわちネットワークから移動局への伝送の方向の各々について指定されることができる。そして、
・新しい無線リンク(RL)のために、または既存の無線リンクを再構成するために、ノードBによって使用される処理リソースの推定量を提供するコンサンプション則と、
によって表される。
共通チャネルに対するものと個別チャネルに対する別のものの、2つのコンサンプション則が存在する。各コンサンプション則は、可能な拡散率の各々についての上り方向(すなわち、「ULコスト」)および下り方向(すなわち、「DLコスト」)の無線リンクのコスト(すなわち、「RLコスト」)を指定する。
さらに、個別チャネルについてのコンサンプション則については、各無線リンクセット(RLS)について、上りまたは下りの追加コストを指定することもできる。かかる追加RLSコストは、新しい無線リンクが作成されるときはいつでもRLコストに追加して考慮される(1つのみのRLSがUEにより使用されるときには、これは、第1の無線リンクをセットアップすることと等価である)。
ダウンリンクシェアドチャネル(DSCH)およびマルチコードの場合が処理される方法については、上述で参照した仕様書中でも規定され、また本出願人が出願した別の従来特許出願(フランス特許出願公開第2821515号)の発明についてのものでもある。DSCHの場合では、(「DL RLコスト」に等しいDSCHに関連する処理コストは、DSCHが割り当てられ、又は、削除され、または再構成されるときに、考慮される。マルチコードの場合では、コンサンプション則において提供されるコストは、拡散コード(または「チャネル化コード」)当たりのコストであり、複数の拡散コードが使用されるときには、この処理コストは、1つのコードのコストのN倍であると解釈され、ここでNは、コード数である。
以上から思い起こされるように、本出願人が出願したフランス特許出願公開第2819658号においては、同様であるが拡散率の代わりにデータレートに基づいたクレジットメカニズムが提案されている。拡散率に基づいたクレジットメカニズムについて使用される同じ信号を使用することができるが、拡散率当たりのコストとしてコンサンプション則を解釈する代わりに、このコンサンプション則は、異なるデータレート、特にリファレンスデータレートについて提供されるコストとして解釈される。
従来特許出願とは違って、本発明では、拡散率に基づいたクレジットメカニズムを送る代わりに、データレートに基づいたクレジットメカニズムを送ることを提案しているのではなくて、これを追加して送ることを提案している。
一例として、これは、
・拡散率に基づいた既存のコンサンプション則にデータレートに基づいた特定の(この規則自体が、個別チャネルについての新しい規則と共通チャネルについての新しい規則を含むこともある)新しいコンサンプション則を追加することによって、または
・拡散率に基づいた既存のコストまたは既存のコンサンプション則に対してデータレートに基づいたクレジットメカニズムに対応する新しいコストを追加すること(これらの追加されたコスト自体はたぶん、個別チャネルについてのコンサンプション則について、無線リンクコスト(RLコスト)、およびたぶん追加コスト(RLSコスト)も含んでいる)による、2つの方法で行うことができる。
新しい無線リンクについての、または再構成された無線リンクについてのコスト(無線リンクが再構成されるイベントにおいては、このコストは、再構成後の新しいコストと再構成前の古いコストの間の差に相当すると理解される)を以下の式に従って計算することができる。
cost=cost1+cost2
式中で、cost1は、現行の規格において規定されているものなどの拡散率(SF)に基づいて、コンサンプション則に基づいて計算される無線リンクの拡散率に応じたコストであり、cost2は、結果としてその内容が本出願の一部を形成するものと考えられる前述の従来の特許出願第2819658号において提案されている、無線リンクのデータレートに応じたコストである。それにもかかわらず、以下の説明では、この従来出願の主要な教示が思い起こされる。
以上で概要を説明したように、この従来出願においては、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」の概念が保持されているが、この割り当てコストは、拡散率の各可能な値については送られず、データレートの異なる可能な値について送られる。
さらに、この従来出願は、データレートに基づいたこのようなアプローチに伴って発生する新しい問題を解決することも記載されている。
第1の問題は、可能な拡散率の数が有限である(例えば、UMTSシステムにおいては、8個の可能な拡散率値:4、8、16、32、64、128、256、512が存在する)のに対して、このデータレートは、任意の正の値を取ることができることである。ノードBが、データレートのすべての可能な値についての割り当てコストをCRNCに対して送ることは実際には可能でないかまたは現実的でないことが理解されよう。
第2の問題は、リソースが割り付けられるたびごとに、このキャパシティクレジットを対応するデータレートに応じてて更新するために、このCRNCは、少なくともこの規格の現行の状態においては、使用可能なデータレートをもたない。対照的に、以上で概要を述べた従来技術では、新しい無線リンクが追加され、削除され、または再構成されるときにこの拡散率が、このSRNCによってCRNCに送られるので、このCRNCは、その拡散率について知っている。
第3の問題は、このデータレートが固定されている必要がなく変化し得ることである。対照的に、拡散率は、少なくとも下り方向においては固定されている。
前述の第1の問題を解決するために、以後でリファレンスビットレートと呼ぶビットレートの数個の典型的な値についてのみコストが送られ、このリファレンスビットレートについて送られたコストから、任意のビットレート値についてのコストを決定するために、解法が追加して提案されている。例えば、線形補間を使用して(これは、最も簡単な解法である)コストが常に正にとどまる(すなわち、この補間の結果が負の場合には、この結果コストがゼロになる)ことを保証することができる。
例えば、ビットレートRがリファレンスビットレートでないときには、Consumption_costは、このビットレートRに最も近く、Rinf<RsupであるリファレンスビットレートRinfおよびRsupに対応するコストCinfおよびCsupの関数として以下の式を使用して計算される。
Figure 2005136986
この結果が負の場合には、このコンサンプションコストは、ゼロに設定することができる。すなわち、
Consumption_cost=0
もちろん他の補間技術を使用することもできる。
このリファレンスビットレートは、例えば、4.75kbit/s、12.2kbit/s、64kbit/s、144kbit/s、384kbit/s、および2048kbit/sとすることができる。
さらに、UMTSなどのシステムにおいては、例えば、前述の第2および第3の問題に対する1つの解法には、トランスポートフォーマットコンビネーションセット(TFCS)パラメータに応じてこのビットレートを得ることである。
UMTSのようなシステムの1つの特徴は、同じ接続上で複数のサービスを、すなわち同じ物理チャネル上で複数のトランスポートチャネル(TrCH)を送ることが可能であることを忘れるべきではない。これらのトランスポートチャネルは、1つまたは複数の物理チャネル上で伝送するために、コード化複合トランスポートチャネル(CCTrCH)を形成し、これらが時分割多重化される前に、(図2を参照、エラー検出コーディング、エラー訂正コーディング、ビットレート適応およびインターリービングを含む)チャネルコーディング機構に従って別々に処理される。UMTSのこれらの態様の詳細については、3GPPによって公開されている3G document TS 25.212 V3.0.0を参照されたい。
UMTSのようなシステムの別の特徴は、ユーザが呼出し中に変化し得るビットレートを使用できることを可能とすることであることも忘れるべきではない。このトランスポートチャネルによって送られるデータは、伝送時間間隔(TTI)において定期的に受信されるトランスポートブロックとして知られているデータユニットへと組織化される。所与のトランスポートチャネルについて受信されるトランスポートブロックの数およびサイズは、ビットレートに応じて変化する。このトランスポートフォーマットは、所与のトランスポートチャネルについてのトランスポートブロック(およびしたがって瞬間的なビットレート)の知られている数およびサイズとして定義される。このトランスポートフォーマットコンビネーション(TFC)は、同じコード化複合トランスポートチャネル上へと多重化されるべき異なるトランスポートチャネルについて認可されたトランスポートフォーマットの組合せとして定義される。最後にこのトランスポートフォーマットコンビネーションセット(TFCS)は、トランスポートフォーマットのすべての可能な組合せの組として定義される。このUMTSのこれらの態様の詳細については、3GPPによって公開されている3G document TS 25.302 V3.7.0を参照されたい。
次いで、TFCS内のTFCごとのビットレートは、以下の式を使用して計算することができ、式中で、brは、このTFCS中のj番目のTFCのビットレートであり、nは、CCTrCH中のトランスポートチャネル数であり、N (j)およびL (j)は、それぞれj番目のTFC中のk番目のトランスポートチャネルについてのトランスポートブロック数、および(ビット数で表された)トランスポートブロックサイズであり、TTIは、k番目のトランスポートチャネルの(秒で表された)伝送時間間隔である。
Figure 2005136986
もちろん、処理すべきデータについてのビットレートをどのようにして定義するかに応じて他の式を使用することもできる。
さらに、問題点は、このビットレートが固定されておらず変化する可能性があり(すなわち、このTFCS内の任意のTFCが呼出し中に使用される可能性があり)、この変化がノードBまたはUEに先験的に知られておらず、実際には先験的に知ることができないことである。最も簡単な解法は、TFCS内のすべてのTFCについて、最大ビットレート、またはコンサンプションコストを最大にするビットレート(通常最大ビットレートに等しいが、必ずしも常にそうなるとは限らない)だけを考慮することである。新しい無線リンクが受け入れられる場合には、ノードBが、この新しい無線リンクについて認可された最大ビットレートまでビットレートを処理するための十分なリソースを有することを検証する必要がある。
最大ビットレートが、以下の式のように定義される場合には、
Figure 2005136986
式(1)は、以下の式のようになる。
Figure 2005136986
さらに、この方法を、両方の伝送方向(上り方向および下り方向)について、または(上り方向および下り方向が別々に処理され)伝送方向ごとに、全体的に実施することができ、その場合に、全体クレジットは、方向ごとに提供され、この割り当てコストは、各方向について、各リファレンスデータレートに提供される。
さらに、最大ビットレートのみを考慮する前述の解法例は、より簡単ではあるが、それにもかかわらず、最大ビットレートに対応する処理リソースが各場合に保持されるので、ノードBにおいてこのようにして保持される処理リソースは、たぶん過大評価されてしまうという欠点を有している。この場合には、そのクレジットが使い尽くされているけれども、一部の処理リソースが依然として使用可能であるということが起こり得る。この場合には、たとえ十分な処理リソースが、ノードBにおいて実際に使用可能であるとしても、新しい無線リンクまたは共通のトランスポートチャネル要求が、拒否されることがあり得る。
これに対する1つの解法は、CRNCが残っているクレジットを最大ビットレートに基づいてではなく、代わりに有効ビットレートに基づいて計算するということである。現行のTFCは、以上で説明したように有効ビットレートについて知っている。この場合には、ノードBは、依然として同じ情報をこのCRNCに送り、このCRNCにおいて実装される、残存しているクレジットを更新するためのアルゴリズムだけが変化し、そして、このクレジットをより頻繁に(このTFCが変化するたびごとに)更新することが必要なことになる。
個別チャネル(DCH)については、この種の解法を実装する際の1つの問題点は、呼出し承認制御が、技術仕様の現行バージョンによれば瞬間的なTFCについて知らないCRNC中で実行されることである(このCRNCは、TFCSについてのみ知っており、UE、ノードBおよびSRNCがこのTFCについて知っている)。それにもかかわらず、適切な信号を用いて、あるいは、呼出し承認制御が、この情報を知っているエンティティにおいて実装される場合には、この種の解法を適用可能とすることができる。
(このDSCHを含む)共通トランスポートチャネルでは、(共通およびシェアドチャネルについてのTFCを選択する)MAC−c/sh機能がこのCRNC中に実装されるので、この種の解法が、技術仕様の現行バージョンに従って(アップリンク方向についてもダウンリンク方向についても)適用可能であるように思われる。
さらに、複数のトランスポートチャネルが物理チャネル上で多重化され、このトランスポートチャネルが同じ処理リソースを必要としない場合には、例えば一方が畳み込み符号を使用し他方がターボ符号を使用するので、2つのトランスポートチャネルが異なる処理リソースを必要とすることを考慮に入れずに、このコストが全体ビットレートに応じて選択されることに起因する欠点を回避するために、1つの解法は、ビットレート当たりおよびトランスポートチャネル当たりのコンサンプションコストを送り、このCRNCはすべてのトランスポートチャネルについての合計コストをトランスポートチャネルタイプに応じて計算している。この種の解法により、様々なトランスポートチャネルの間で区別することを可能とし、したがって、異なる特性を有する異なるトランスポートチャネルについて異なるコンサンプションコストを可能とする。以前に説明したように、コンサンプションコストは、(TFCSによって提供される)対象とするトランスポートチャネルの最大ビットレート、または(現行のTFCによって提供される)有効ビットレートに基づくものとすることができる。
また、エラー訂正コード(特に畳み込み符号またはターボ符号)のたびごとに、異なるデータレートのファンクションとしてコストを提供することも可能である。かかる状況下では、例えば各リファレンスデータレートについて2つのコスト、すなわち一方はターボ符号と共に使用するためのコスト、他方はその他の場合に使用するためのコストが存在する。
以上で述べたように、本発明の方法が拡散率に基づいたリソースモデルを使用する限りにおいて、仕様書3GPP TS 25.433に記載の既存のメカニズムを再使用することができる。
これらのメカニズムの一部はまた、本発明の方法がデータレートに基づいたリソースモデルを使用する限りにおいて再使用することもできる。再使用することができるメカニズムの一例として、特にDSCHについて言及することができる。あるいは、異なるメカニズムを使用することができる。
異なるメカニズムが好ましい可能性がある場合の一例として、特に以下の場合について言及することができる。
・マルチコードの場合:この場合には、このデータレートコストファンクションがコード数に関係なく適用されることが好ましいこともある。
・無線リンクセット(RLS)の第1の無線リンク(RL)を作成する場合:この場合には、コストがデータレートの関数であるときには、追加のコスト(RLSコスト)を適用せず送ることさえしないことが好ましいこともある。
代わりに、同様なメカニズムを使用することもできる。
本発明の様々な態様の1つでは、全体処理キャパシティ(または「キャパシティクレジット」)の概念が保持されるが、この割り当てコストは、拡散率の異なる値またはデータレートの異なる値についてはもはや送られず、むしろ拡散率の異なる値およびデータレートの異なる値について送られることになる。本出願人によって観察されているように、データレートは、少なくとも(特にエラー訂正のエンコーディングおよびエラー訂正のデコーディングについての処理など)ある種の処理については、拡散率よりもノードBの処理キャパシティを良好に表し、他のある種の処理(特に、拡散処理および逆拡散処理)については、拡散率を、ノードBの処理キャパシティを表すものとして保持することができる。
さらに他の観点では、本発明の様々な態様のうちの1つにおいて、いわゆる「第1の」エンティティ(特にUMTSタイプのシステムにおける基地局制御装置またはCRNC)が無線リソースと、およびこの対応する処理リソースを管理し、この処理リソースが、それからは異なり「第2の」エンティティと呼ばれるエンティティ(特にUMTSなどのシステムにおける基地局またはノードB)内に提供される、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法において、
・第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいて、その処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに送り、
・第1のエンティティが、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースをその割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて管理する。
有利には、
・リソースモデルを表すそして第2のエンティティにより送られる情報が、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」と、必要に応じて、拡散率に応じておよびデータレートの両方に応じて、又は、拡散率のみに応じて、無線リソースを割り当てるために必要とされる前記全体処理キャパシティの量を指示するコンサンプション則とを含み、
・前記第1のエンティティによる処理リソースの前記管理は、この割り当てられた無線リソースについての、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率のみに応じて、前記コンサンプション則に基づいて各無線リソース割り当てに関するそのキャパシティクレジットを更新すること含む。
有利には、拡散率およびデータレートに基づいた前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られた情報は、拡散率に基づくリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づくリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含む。
有利には、前記第1の情報は、特定の拡散率値についての、無線リソース割り当てのために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第1の」割り当てコストを含み、前記第2の情報が、特定のデータレート値についての無線リソース割り当てのために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第2の」割り当てコストを含んでいる。
用語、「無線リソース割り当て」は、割り当て動作それ自体だけでなく、逆割り当て動作および再構成動作を含めて、このシステム内の無線リソースの割り当てを修正する可能性のあるすべての動作を包含することを意図したものである。
したがって、UMTSにおいては、これらの動作は、
・個別のトランスポートチャネルについては、3GPPによって公開されている3G document TS 25.433中で定義されている無線リンクセットアッププロシージャ、無線リンク追加プロシージャ、無線リンク削除プロシージャ、および無線リンク再構成プロシージャに対応し、
・共通トランスポートチャネルについては、3GPPによって公開されている3G document TS 25.433中でやはり定義されている、共通トランスポートチャネルセットアッププロシージャ、共通トランスポートチャネル削除プロシージャ、および共通トランスポートチャネル再構成プロシージャに対応している。
用語キャパシティクレジットを「更新する」は、新しい無線リソースが必要とされるときに、キャパシティクレジットを借り方に記入する動作だけでなく、無線リソースがもはや必要ではなくしたがって解放されるときにキャパシティクレジットを貸し方に記入する動作も含むことを意図したものである。
したがって、
・キャパシティクレジットは、無線リンクセットアッププロシージャ、無線リンク追加プロシージャ、および共通トランスポートチャネルセットアッププロシージャについては借り方に記入され、
・キャパシティクレジットは、無線リンク削除プロシージャおよび共通トランスポートチャネル削除プロシージャについては貸し方に記入され、また
・RL再構成の場合およびCTCH再構成の場合には、(再構成後の)新しいコストと(再構成前の)古いコストとの間の差を用いてこの差が正であるか負であるかに応じてキャパシティクレジットは、借り方に記入され、または貸し方に記入される。
さらに、かかるシステムにおけるデータレートを定義するためのすべての可能性を含めるために、このデータレートは、ビットレート、シンボルレート、またはチップレートである可能性がある。考慮に入れるこのレートが正味レートであることが好ましい。
ビットレートとシンボルレートの間の区別は、通常は、複数の可能な種類の変調を使用するシステム中で行われる。変調とは、情報を搬送することが可能なアナログ信号にこの伝送すべき情報を変換する処理のことである。様々な変調技術が知られており、これらは、そのスペクトル効率、すなわち所与の割り当てられた周波数帯域について変調効率と共に伝送されるビットレートが増大するシンボル当たりのより大きなまたはより小さなビット数を伝送する能力によって特徴づけられている。
用語チップレートを使用して拡散後のデータレートを指し示す(ここで、用語「チップ」は従来、拡散後に得られる信号のユニット伝送周期を意味している)。
図4は、このような方法を実装するための基地局(またはUMTSなどのシステムにおけるノードB)および基地局制御装置(またはUMTSなどのシステムのためのRNC)における本発明に従って提供される手段の一例を示す図である。
このように、参照ノードBと呼ばれる基地局は、(従来手段のこともある他の手段に追加して)
・拡散率およびデータレートに基づいた、その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局制御装置に送る、13で参照される手段を含んでいる。
このように、RNCで参照される基地局制御装置は、(従来手段のこともある他の手段に追加して)
・拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを基地局から受信する、14で参照される手段と、
・この信号のリソースモデルに基づいて前記処理リソースをこの割り当てられた無線リソースについての拡散率またはデータレートに応じて管理する、15で参照される手段とを含んでいる。
これらの様々な手段は、前述の方法を使用して動作することが可能であり、これらが実施される特定の方法は、当業者にとってどのような特別な困難も提示するものではなく、したがって、このような手段については、それらの機能を説明することによる以上に詳細な方法で本明細書中では説明する必要がない。
さらに、本発明の他の態様についても以下のように説明することができる。
古い装置との互換性の問題を解決するために、新しいコンサンプション則、または(前述で使用した概念を使用して)新しいコストを、オプション的な方法として提供することができ、この場合には、(前述で使用した概念を使用して)既存の規則または既存のコストのみをCRNCにより考慮する必要がある。
そして、互換性の問題は、例えば以下のようにして解決することができる。
以下の説明では、拡散率およびデータレートに基づいた本発明のリソースモデルは、新しいリソースモデルとも呼ばれ、規格の現行の状態において仕様が決められているような拡散率に基づいたリソースモデルは、既存のリソースモデルとも呼ばれる。
以下では、用語「新しいCRNC」(または「新しいノードB」)は、少なくとも新しいリソースモデルをサポートするCRNC(またはノードB)を意味しており、用語「古いCRNC」(または「古いノードB」)は、既存のリソースモデルのみをサポートするCRNC(またはノードB)を意味している。
以下では、一例として、これらのリソースモデルの一方または他方をその処理キャパシティを最もよく表すものとして選択し、このようにしてどちらのリソースモデルをノードBが選択したかをCRNCに対して送る、新しいリソースモデルと古いリソースモデルの両方をサポートする新しいノードBの場合についても考察している。
以下では、一例として(上述で使用した概念を使用した)新しい規則の場合ではなくて新しいコストの場合についても考察している。
そして、例えば、以下の状況の間において区別することが可能である。
新しいCRNC+新しいノードB
このような状況下では、ノードBは、(拡散率に基づいた)既存のコストのみ、または(拡散率に基づく)既存のコストと(データレートに基づいた)新しいコストとの両方の、いずれかを送り、このCRNCは、ノードB内に残存する処理リソースを推定するために、このようにして送られたコストを考慮する。
古いCRNC+古いノードB
この状況では、ノードBは、(拡散率に基づいた)既存のコストのみを送り、CRNCは、ノードB内に残存する処理リソースを推定するために、このようにして送られたコストを考慮する。
新しいCRNC+古いノードB
この状況では、ノードBは、(拡散率に基づいた)既存のコストのみを送り、CRNCは、ノードB内に残存する処理リソースを推定するために、このようにして送られたコストを考慮する。
古いCRNC+新しいノードB
この状況では、ノードBは、(拡散率に基づいた)既存のコストだけか、または(拡散率に基づいた)既存のコストと(データレートに基づいた)新しいコストの両方の、いずれかを送る。ノードB中に残存する処理リソースを推定するためにCRNCにより(拡散率に基づいた)既存のコストのみが考慮される。この状況では、このリソースモデルがこのノードBとこのCRNCにおいて異なって解釈されるので、ノードBが(拡散率に基づいた)既存のコストと(データレートに基づいた)新しいコストの両方を送る場合には、互換性の問題が解決されない。しかし、ネットワーク装置が更新されるときに、これらのRNCは、一般的にこのノードBよりも前に更新されるので、この状況はほとんど起こりそうにない(この場合には、ノードBよりも少ないRNCが多くあるので、このような更新がRNCにとってずっと簡単になる)。それにもかかわらず、この問題を解決するための1つの解決方法は、特にノードBアプリケーション部(NBAP)シグナリングプロトコルを使用して、例えばセルセットアップ要求メッセージ中で、このCRNCが、どのメカニズムをこのCRNCがサポートしているかをノードBに対して送ることができるようにすることになり、その結果、新しいノードBは、古いCRNCを伴う新しいクレジットメカニズムを使用しない。
換言すれば、本発明の別の態様では、「第1の」エンティティ(特にUMTSなどのシステムにおける基地局制御装置またはCRNC)が、無線リソースおよびその対応する処理リソースを管理し、この処理リソースが「第2の」エンティティとして知られている別個のエンティティ(特にUMTSなどのシステムにおける基地局またはノードB)中で提供される、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法においては、
第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
この第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
第2のエンティティがその処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに対して送り、
第1のエンティティが、この割り当てられた無線リソースについての、場合に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率だけに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する。
有利には、第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデル及び、拡散率に基づいたリソースモデルの両方をサポートする場合には、第2のエンティティが、その処理キャパシティをより表すものとして2つのモデルのうちの1つを選択し、この選択されたリソースモデルを第1のエンティティに対して送る。
有利には、
第2のエンティティによって送られリソースモデルを表す情報が、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」と、必要に応じて、拡散率とデータレートの両方に応じて、または拡散率のみに応じて、無線リソースを割り当てるために必要とされる前記全体処理キャパシティの量を指し示すコンサンプション則とを含み、
前記第1のエンティティによる処理リソースの前記管理が、この割り当てられた無線リソースについて、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率のみに応じて、前記コンサンプション則に基づいて各無線リソース割り当てに関するそのキャパシティクレジットを更新することを含む。
有利には、前記第1の情報が、拡散率の値について無線リソースを割り当てるために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第1の」割り当てコストを含み、前記第2の情報が、データレート値について無線リソースを割り当てるために必要とされる全体処理キャパシティのその量に対応する少なくとも「第2の」割り当てコストを含む。
図5は、このような方法を実装するための、基地局(またはUMTSなどのシステムにおけるノードB)および基地局制御装置(UMTSなどのシステムにおけるRNC)において、本発明に従って提供される手段の一例を示す図である。
したがって、ノードBで参照される基地局は、(従来の手段でもよい他の手段に追加して)、
第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局制御装置に送る、13’で参照される手段を含む。
したがってRNCで参照される基地局制御装置は、(従来の手段でもよい他の手段に追加して)、
第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
第2のエンティティが、その処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに対して送る手段を含むようにして
その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局から受信する、14’で参照される手段と、
この割り付けられた無線リソースについての、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率だけに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する、15’で参照される手段とを含む。
これらの様々な手段は、以上で述べた前述の方法を使用して動作することが可能であり、これらが実施される特定の方法は、当業者にとってどのような特別の困難を提示するものではなく、したがって、このような手段については、これらのファンクションを説明することによる以上に詳細な方法では本明細書中に説明する必要がない。
UMTSなどの移動無線システムの一般のアーキテクチャを概説する図である。 UMTSのノードBなどの基地局において行われる主要な送信処理を概説する図である。 UMTSのノードBなどの基地局において行われる主要な受信処理を概説する図である。 本発明の方法の一実装形態を示す図である。 本発明の方法の一実装形態を示す図である。
符号の説明
1 送信機
2 チャネルコーディング手段
3 逆拡散手段
4 無線周波数送信機手段
5 受信機
6 無線周波数受信機手段
7 受信データ推定手段
8 逆拡散手段
9 チャネルデコーダ手段
10〜10 フィンガ
11 フィンガからの信号を組み合わせる手段
12 伝送チャネルのインパルス応答を推定する手段
13、13’ リソースモデルを基地局制御装置に送る手段
14、14’ リソースモデルを基地局から受信する手段
15、15’ 管理する手段
CN コアネットワーク
RNC 無線ネットワーク制御装置
UE ユーザ装置
UTRAN UMTS地上無線アクセスネットワーク

Claims (28)

  1. 「第1の」エンティティが、無線リソースと、別個の「第2の」エンティティ中で提供される対応する処理リソースとを管理する、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法であって、
    第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいて、その処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに送り、
    第1のエンティティが、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースをその割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて管理する方法。
  2. 前記リソースモデルを表す、第2のエンティティにより送られる情報が、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」と、拡散率に応じておよびデータレートに応じて、無線リソースを割り当てるために必要とされる前記全体処理キャパシティの量を提供するコンサンプション則とを含み、
    前記第1のエンティティによる処理リソースの前記管理は、この割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて前記コンサンプション則に基づいて、各無線リソース割り当てに関するそのキャパシティクレジットを更新することを含む請求項1に記載の方法。
  3. 拡散率およびデータレートに基づいた前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報は、拡散率に基づくリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づくリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の情報が、拡散率値についての無線リソース割り当てのために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第1の」割り当てコストを含み、前記第2の情報が、データレート値についての無線リソース割り当てのために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第2の」割り当てコストを含む請求項3に記載の方法。
  5. 異なる割り当てコストが、「リファレンス」データレートと呼ばれる異なる所定のデータ値について提供される請求項4に記載の方法。
  6. 前記対応するビットレートについてのコンサンプションコストが、リファレンスビットレートについてのコンサンプションコストから取得される請求項5に記載の方法。
  7. 前記対応するビットレートについてのコンサンプションコストが、リファレンスビットレートについてのコンサンプションコストから補間によって取得される請求項6に記載の方法。
  8. ビットレートRがリファレンスビットレートではないときに、コンサンプションコストが、以下の式:
    Figure 2005136986
    に従って、ビットレートRにいちばん近く、Rinf<RsupであるリファレンスビットレートRinfおよびRsupに対応するコンサンプションコストCinfおよびCsupの関数として計算される請求項7に記載の方法。
  9. コンサンプションコストが、その補間結果が負の場合には、ゼロに設定される請求項6に記載の方法。
  10. 前記対応するビットレートが、最大ビットレートに対応する請求項5に記載の方法。
  11. 前記最大ビットレートが、式:
    Figure 2005136986
    から得られ、
    Figure 2005136986
    であり、brが、TFCSにおけるj番目のトランスポートフォーマットコンビネーション(TFC)のビットレートであり、nがCCTrCh中のトランスポートチャネル数であり、N (j)およびL (j)が、それぞれj番目のTFCにおけるk番目のトランスポートチャネルについてのビット数として表されるトランスポートブロックの数およびトランスポートブロックのサイズであり、TTIが、k番目のトランスポートチャネルの秒で表される転送時間間隔(TTI)である請求項10に記載の方法。
  12. 前記対応するビットレートが、有効ビットレートに対応する請求項5に記載の方法。
  13. 請求項1に記載の方法を実行する手段を含む移動無線システム。
  14. 第2のエンティティにおいて、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを第1のエンティティに対して送る手段と、
    第1のエンティティにおいて、その割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段と
    を含む請求項13に記載の移動無線システム。
  15. 請求項1に記載の方法を実行する手段を含む、移動無線システムのための基地局。
  16. 拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを基地局制御装置に送る手段を含む請求項15に記載の基地局。
  17. 請求項1に記載の方法を実行する手段を含む、移動無線システムのための基地局制御装置。
  18. 拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルを基地局から受信する手段と、
    この割り当てられた無線リソースについての拡散率およびデータレートに応じてこの送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段と
    を含む請求項17に記載の基地局制御装置。
  19. 「第1の」エンティティが、無線リソースおよび対応する処理リソースを管理し、この処理リソースが別個の「第2の」エンティティ中で提供される、移動無線システムにおける処理リソースを管理する方法であって、
    第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
    この第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
    第2のエンティティがその処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに対して送り、
    第1のエンティティが、この割り当てられた無線リソースについての、場合に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率だけに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する方法。
  20. 第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデル及び、拡散率に基づいたリソースモデルの両方をサポートする場合には、第2のエンティティが、その処理キャパシティをより表すものとして2つのモデルのうちの一方を選択し、この選択されたリソースモデルを第1のエンティティに対して送る請求項19に記載の方法。
  21. 第2のエンティティによって送られリソースモデルを表す情報が、全体処理キャパシティ、又は「キャパシティクレジット」と、必要に応じて、拡散率とデータレートの両方に応じて、または拡散率のみに応じて、無線リソースを割り当てるために必要とされる前記全体処理キャパシティの量を指し示すコンサンプション則とを含み、
    前記第1のエンティティによる処理リソースの前記管理が、この割り当てられた無線リソースについて、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率にのみに応じて、前記コンサンプション則に基づいて各無線リソース割り当てに関するキャパシティクレジットを更新することを含む請求項19に記載の方法。
  22. 前記第1の情報が、拡散率の値について無線リソースを割り当てるために必要とされる全体処理キャパシティの量に対応する少なくとも「第1の」割り当てコストを含み、前記第2の情報が、データレート値について無線リソースを割り当てるために必要とされる全体処理キャパシティのその量に対応する少なくとも「第2の」割り当てコストを含む請求項19に記載の方法。
  23. 請求項19に記載の方法を実行する手段を含む移動無線システム。
  24. 第2のエンティティが、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
    第2のエンティティが、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
    第2のエンティティがその処理キャパシティを表すリソースモデルを第1のエンティティに対して送る手段を含み、
    第1のエンティティが、この割り当てられた無線リソースについて、場合に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率のみに応じてこの送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段を含む請求項23に記載の移動無線システム。
  25. 請求項19に記載の方法を実行する手段を含む移動無線システムのための基地局。
  26. 基地局が、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
    基地局が、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
    その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局制御装置に送る手段を含む請求項25に記載の基地局。
  27. 請求項19に記載の方法を実行する手段を含む移動無線システムのための基地局制御装置。
  28. 基地局が、拡散率およびデータレートに基づいたリソースモデルをサポートする場合には、前記リソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られる情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの一部分を表す「第1の」情報と、データレートに基づいたリソースモデルを表し、前記処理キャパシティの別の一部分を表す「第2の」情報とを含み、
    基地局が、拡散率に基づいたリソースモデルのみをサポートする場合には、前記第2のリソースモデルを表す、第2のエンティティによって送られるこの情報が、拡散率に基づいたリソースモデルを表す情報のみを含むように、
    その処理キャパシティを表すリソースモデルを基地局から受信する手段と、
    この割り当てられた無線リソースについての、必要に応じて、拡散率およびデータレートに応じて、または拡散率だけに応じて、この送られたリソースモデルに基づいて前記処理リソースを管理する手段とを含む請求項27に記載の基地局制御装置。
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