JP2005133427A - 竪樋継手 - Google Patents

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JP2005133427A JP2003370828A JP2003370828A JP2005133427A JP 2005133427 A JP2005133427 A JP 2005133427A JP 2003370828 A JP2003370828 A JP 2003370828A JP 2003370828 A JP2003370828 A JP 2003370828A JP 2005133427 A JP2005133427 A JP 2005133427A
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Masakazu Ohashi
正和 大橋
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Abstract

【課題】 住宅の軒先の改修時に既設の竪樋と簡単に接続することができる竪樋継手を提供することを目的とする。
【解決手段】 両端部に受け口1aが形成された竪樋継手において、少なくとも一方の受け口1aは外筒体1の内側に内筒体2を設けて同一規格の既設竪樋1Eが挿入される挿入間隙4が形成され、該挿入間隙4は外筒体1の内径寸法Aが同一規格の既設竪樋のうち最も大きい方の竪樋1Eの外径寸法Cに設定され、内筒体2の外径寸法Bが最も小さい方の竪樋2Eの内径寸法Dに設定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、竪樋の端部を相互に嵌合接続する竪樋継手に関する。
従来の竪樋継手としては、外筒体に内側に内筒体を設けて、上下両端部における両者間に挿入間隙を形成してなるものが知られている。この竪樋継手においては上下両端部の挿入間隙にそれぞれ竪樋の端部が挿入嵌合されて、この両竪樋の端部が相互に接続されるものである。(例えば、特許文献1を参照。)。
このような従来の竪樋継手を使用して竪樋を接続するには、図7に示すように示すように、家屋の屋根部の軒樋aに接続した竪樋bを建物の外壁面dに沿って垂下させ、上下の竪樋を竪樋継手cで接続し、地中に埋設された排水管eに接続する。この場合、竪樋bは建物の外壁面dに竪樋支持具fにより取付けられているが、竪樋継手の上下両端部に形成された挿入間隙に同一メーカーの同一規格の竪樋の端部がそれぞれ挿入嵌合され、上下の竪樋の端部が相互に接続されるものである。
実開平4−47028号公報(第7図)
ところで、住宅の軒先の改修時に既設の竪樋の一部を取り外して新品の竪樋と交換する等の補修を行うことがことがある。この場合、既設竪樋と同一規格のものを新品の竪樋として用意する必要があるが、既設竪樋と同一規格の竪樋や竪樋継手等の部材に在庫が無いことがある。そのため、既設竪樋と略同じ寸法の新規竪樋を用いて既設竪樋と接続することがある。
しかしながら、新規の竪樋や竪樋継手を用いて改修する場合、新規な竪樋が既設竪樋と外径寸法の規格に類似したものであっても、各メーカーごとに竪樋の外径寸法が異なっていることがあり、新規竪樋と竪樋継手を施工現場に持ち込んで、新規の竪樋継手の挿入間隙に既設の竪樋の端部を挿入嵌合しようとしても挿入ができず、既設の竪樋に新規の竪樋継手を接続することができなかった。
例えば、直径が60mmの円筒状の竪樋(通称:丸タテ樋60)の場合、どのメーカーの竪樋も、外径寸法において2.0〜3.0mm程度の差異があり、竪樋継手の接続部の嵌合寸法を大きめの方に合わせて余裕を持たせると、竪樋の外径が小さい場合は、竪樋継手に竪樋を嵌合させてもがたついて外れ易く接続することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みて、住宅の軒先の改修時に既設の竪樋と簡単に接続することができる竪樋継手を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係わる竪樋継手(以下、「請求項1の竪樋継手」と記す)は、両端部に受け口が形成された竪樋継手において、少なくとも一方の受け口は外筒体の内側に内筒体を設けて同一規格の既設竪樋が挿入される挿入間隙が形成され、該挿入間隙は外筒体の内径寸法が同一規格の既設竪樋のうち最も大きい方の竪樋の外径寸法に設定され、内筒体の外径寸法が最も小さい方の竪樋の内径寸法に設定されていることを特徴とした。
本発明竪樋継手によれば、両端部に受け口が形成された竪樋継手において、少なくとも一方の受け口は外筒体の内側に内筒体を設けて同一規格の既設竪樋が挿入される挿入間隙が形成され、該挿入間隙は外筒体の内径寸法が同一規格の既設竪樋のうち最も大きい方の竪樋の外径寸法に設定され、内筒体の外径寸法が最も小さい方の竪樋の内径寸法に設定されているので、住宅の軒先の改修時に既設の竪樋が各メーカーごとに外径寸法が異なっていても簡単に接続することができる。
次に、本発明の実施の形態の一例を、図1〜図6に基づいて説明する。
図1〜図2は、本発明竪樋継手の実施の形態における実施例1を説明する図である。 図において、図1は本発明の実施例1における竪樋継手を示す断面図、図2は本発明の実施例1における竪樋継手の使用状態を示し上下の竪樋の接続前の断面図である。
図1において、この竪樋継手Aは、短管の上下の両端部に受け口1a、1aが形成されたもので、外筒体1の内側に内筒体2を設けて、外筒体1と内筒体2とが相互に間隔を開けて結合部3で一体に結合され、両端部に上下の竪樋の端部を挿入する挿入間隙4、4を形成している。
この挿入間隙4は管軸方向に平行となっており、その間隙寸法は、図2に示したように、外筒体1の内径寸法Aが同一規格の既設竪樋のうち最も大きい方の竪樋1Eの外径寸法Cに設定され、内筒体2の外径寸法Bが最も小さい方の竪樋2Eの内径寸法Dに設定されている。
ところで、既設の竪樋は各メーカーにおいて外径や肉厚の寸法にバラツキがあり、例えば、呼称60mmの竪樋では最も小さ方の竪樋2Eと最も大きい方の竪樋1Eとの外径寸法に±1.5mmの範囲のバラツキがあり、大きい方の竪樋1Eの外径寸法Cは62mmで、小さい方の竪樋2Eの内径寸法Dは57mmである。従って、上下の竪樋1E、2Eが接続される竪樋継手Aは、外筒体1の内径寸法Aが最も大きい方の竪樋1Eの外径寸法62mmに合わせられており、内筒体2の内径寸法Bが最も小さい方の竪樋2Eの内径寸法57mmに合わせられている。
本実施例において、両側方から接続される上方の竪樋(既設の竪樋)としては、円筒状のものであって外径寸法が62.0mmで内径寸法が59.8mmの竪樋1Eを用いており、また、下方の竪樋(新規の竪樋)としては、外径寸法が60.8mmで内径寸法が58.8mmの竪樋2Eを用いた。
このような竪樋継手Aは、図2に示すようにして竪樋が接続される。
先ず、改修時に取り替えようとする既設の竪樋や竪樋継手を軒先から取り外して、残された既設の上方の竪樋1Eの端部に接着剤を塗布して、新規の竪樋継手Aを配設して竪樋継手Aの受け口1aの挿入間隙4に竪樋1Eの端部を挿入する。
続いて、既設の竪樋1Eに取付けられた竪樋継手Aの下方に新規の竪樋2Eを配設して、竪樋継手Aの下方側から竪樋継手Aの受け口1aの挿入間隙4に竪樋2Eの端部を挿入し接着剤を介して接続する。
このように、既設の竪樋1Eの寸法にバラツキがあり新規な竪樋2Eとがそれぞれ外径や肉厚の寸法が異なっていても、図2に示すように、竪樋継手Aの挿入間隙4が広めに形成されているから、外径寸法にバラツキのある既設の竪樋1Eの端部を新規の竪樋継手Aの挿入間隙4に簡単に挿入することでき、既設の竪樋1Eと新規の竪樋2Eとを簡単にかつ外観が見栄えよく接続することができる。
図3〜図4は、本発明竪樋継手の実施の形態における実施例2を説明する図で、図3は本発明の実施例2における竪樋継手を示す断面図、図4は本発明の実施例2における竪樋継手の使用状態を示し上下の竪樋の接続前の断面図である。
図3において、この竪樋継手Bは、実施例2における竪樋継手Bの上下両端部の受け口1b、2bのうち、下側の受け口2bは、下部外筒体11を短くして、下部内筒体21を長くし下部外筒体11から突出させているだけであって、その他の構造は実施例1と同じであるので説明は省略する。
このような竪樋継手Bは、図4に示すようにして竪樋が接続される。
先ず、改修時に取り替えようとする既設の竪樋や竪樋継手を軒先から取り外して、残された既設の上方の竪樋1Eの端部に、新規の竪樋継手Bを配設して竪樋継手Bの挿入間隙4に竪樋1Eの端部を挿入する。
続いて、既設の竪樋1Eに取り付けられた竪樋継手Bの下方に新規の竪樋2Eを配設して、竪樋継手Bの下方側から竪樋継手Bの挿入間隙4に竪樋2Eの端部を挿入して接続する。
このように、既設の竪樋1Eの寸法にバラツキがあり新規な竪樋2Eとがそれぞれ外径や肉厚の寸法が異なっていても、図4に示すように、竪樋継手Bの挿入間隙4が広めに形成されているから、外径寸法にバラツキのある既設の竪樋1Eの端部を新規の竪樋継手Bの挿入間隙4に簡単に挿入することでき、既設の竪樋1Eと新規の竪樋2Eとを簡単にかつ外観が見栄えよく接続することができる。
図5〜図6は、本発明竪樋継手の実施の形態における実施例3を説明する図で、図5は本発明の実施例3における竪樋継手を示す断面図、図6は本発明の実施例3における竪樋継手の使用状態を示し上下の竪樋の接続前の断面図である。
図5において、この竪樋継手Cは、実施例1において外筒体1と内筒体2との管軸方向の長さ逆転させたもので、実施例2のように下側下側の受け口2cの挿入間隙4cを新規竪樋2Eだけが挿入可能な寸法としただけであり、その他の構造は実施例1と同じであるので説明は省略する。
図5において、この竪樋継手Cは、実施例1において外筒体1と内筒体2との管軸方向の長さ逆転させたもので、竪樋継手Cの上下両端部の受け口1c、2cは、外筒体11を短くして、内筒体21を長くし外筒体11から突出させ、下側の受け口2cの挿入間隙4cを新規竪樋2Eだけが挿入可能な寸法としただけであり、その他の構造は実施例1と同じであるので説明は省略する。
このような竪樋継手Cは、図6に示すようにして竪樋が接続される。
先ず、改修時に取り替えようとする既設の竪樋や竪樋継手を軒先から取り外して、残された既設の上方の竪樋1Eの端部に、新規の竪樋継手Cを配設して竪樋継手Cの挿入間隙4に竪樋1Eの端部を挿入する。
続いて、既設の竪樋1Eに取り付けられた竪樋継手Cの下方に新規の竪樋2Eを配設して、竪樋継手Cの下方側から竪樋継手Cの挿入間隙4cに竪樋2Eの端部を挿入して接続する。
このように、既設の竪樋1Eの寸法にバラツキがあり新規な竪樋2Eとがそれぞれ外径や肉厚の寸法が異なっていても、図6に示すように、竪樋継手Cの一方の受け口1cの挿入間隙4が広めに形成されているから、外径寸法にバラツキのある既設の竪樋1Eの端部を新規の竪樋継手Cの一方の受け口1cの挿入間隙4に簡単に挿入することでき、既設の竪樋1Eと新規の竪樋2Eとを簡単にかつ外観が見栄えよく接続することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な形態はこの実施の形態に限られものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明の実施例1における竪樋継手Aを示す断面図である。 本発明の実施例1における竪樋継手Aの使用状態を示し上下の竪樋の接続前の断面図である。 本発明の実施例2における竪樋継手Bを示す断面図である。 本発明の実施例2における竪樋継手Bの使用状態を示し上下の竪樋の接続前の断面図である。 本発明の実施例3における竪樋継手Cを示す断面図である。 本発明の実施例3における竪樋継手Cの使用状態を示し上下の竪樋の接続前の断面図である。 従来例を説明するための概略説明図である。
符号の説明
A、B、C 竪樋継手
1、11 外筒体
2、21 内筒体
3 結合部
1a、1b、2b、1c、2c 受け口
4、4c 挿入間隙

Claims (1)

  1. 両端部に受け口が形成された竪樋継手において、少なくとも一方の受け口は外筒体の内側に内筒体を設けて同一規格の既設竪樋が挿入される挿入間隙が形成され、該挿入間隙は外筒体の内径寸法が同一規格の既設竪樋のうち最も大きい方の竪樋の外径寸法に設定され、内筒体の外径寸法が最も小さい方の竪樋の内径寸法に設定されていることを特徴とする竪樋継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012197563A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Panasonic Corp 既存の竪樋をアンテナ付き竪樋に改装する改装方法

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