JP2005133385A - Heating cable fixing structure and its embedding method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ヒーティングケーブル固定構造及びその埋設工法に関するものである。 The present invention relates to a heating cable fixing structure and an embedding method thereof.
従来より、積雪、路面凍結などによる道路交通事故を未然に防止するために、ヒーティングケーブル(発熱線)を道路内に埋設し、路面を加熱するというロードヒーティングが広く知られている。
つまり、ヒーティングケーブルを道路の下地上に敷設し、その上からアスファルト合材及び表層を積層し路面を形成している。なお、ヒーティングケーブルは蛇行状とされ、隣り合うケーブルの直線部同志は連結テープにより同じピッチとなるよう連結され、全体が略格子状とされている。そして、従来のヒーティングケーブルの下地への固定は、図11に示すように、連結テープ41上から釘42を下地43に打ち込んで、ヒーティングケーブル44を固定している(特許文献1参照)。
Conventionally, in order to prevent road traffic accidents due to snow accumulation, road surface freezing, etc., road heating in which a heating cable (heating wire) is embedded in the road and the road surface is heated is widely known.
That is, the heating cable is laid on the ground of the road, and the asphalt mixture and the surface layer are laminated on the road to form a road surface. The heating cable has a meandering shape, and the linear portions of adjacent cables are connected to each other at the same pitch by a connecting tape, and the whole has a substantially lattice shape. As shown in FIG. 11, the conventional heating cable is fixed to the base by driving a
しかし、下地43はその表面に防水シート層45が形成される場合があり、釘42を打ち込むことにより、防水シート層45に孔が開き、水が浸入するという欠点があった。そのため、従来では、釘打ち部分についてその上から防水補修して施工していた。また、下地43に釘42を打ち込むことで下地43が有する機能や強度、耐久性を低下させる原因となるおそれもある。
However, there are cases where the
また、従来では、ヒーティングケーブル44に被せるアスファルト合材47は、手引きによる均し施工とされていたが、最近では、フィニッシャ等の機械による機械引き施工が増えつつあり、舗装機械の走行による捲れを防止するため、ヒーティングケーブル44の下地43への固定力の向上が望まれている。
Conventionally, the asphalt
また、舗装機械(舗装車両)の走行によるヒーティングケーブル44の捲くれを防止するために、下地43に敷設したヒーティングケーブル44の上に、舗装機械を使わずに手引き作業にて舗装材料を舗設し、一部に防護層を形成し、その後、舗装機械を用いて全体の舗装を行う方法がある。しかし、この方法は、作業能率の向上が期待できず、道路を車線規制して作業を行う場合には適さないという欠点がある。
従来では防水補修は行っているが、下地の防水シート層に孔を開けているため、長期間の使用において水が浸入する恐れがある。そこで、防水シート層に孔を開けずにヒーティングケーブルを下地に固定し、下地内への水の浸入を確実に防ぐ必要がある。つまり、下地の機能を損なうことなく、より品質の良い固定構造が望まれている。さらに、従来のように釘を用いなくても、ヒーティングケーブルを確実に下地に固定させるだけの十分な固定強度が求められる。
また、従来では、作業能率の向上が望めず、工期が長くなるおそれがあるが、それを改善する必要がある。
Conventionally, waterproof repair has been carried out, but since there is a hole in the underlying waterproof sheet layer, there is a risk that water may enter during long-term use. Therefore, it is necessary to fix the heating cable to the base without opening a hole in the waterproof sheet layer and to reliably prevent water from entering the base. In other words, a fixing structure with higher quality is desired without impairing the function of the base. Further, sufficient fixing strength is required to securely fix the heating cable to the ground without using nails as in the prior art.
Conventionally, improvement in work efficiency cannot be expected, and there is a possibility that the construction period will be long, but it is necessary to improve it.
本発明に係るヒーティングケーブル固定構造は、直線部と折り返し湾曲部とが交互に配置されて蛇行状に下地上に敷設されるヒーティングケーブルと、該ヒーティングケーブルの隣り合う上記直線部を順次平面視直交方向に連結する複数本の相互に平行な連結テープと、上記ヒーティングケーブルの上記直線部と平行な方向にかつ上記連結テープを上から押圧するように上記下地に貼着する第1固定テープと、を備えたものである。
また、上記折り返し湾曲部に外方へ延伸するよう取着された小テープ片と、上記ヒーティングケーブルの上記直線部の直線方向と直交方向にかつ該小テープ片を上から押圧するように上記下地に貼着する第2固定テープと、を具備したものである。
In the heating cable fixing structure according to the present invention, a straight line portion and a folded curved portion are alternately arranged, and the heating cable laid on the base in a meandering manner and the straight line portion adjacent to the heating cable are sequentially arranged. A plurality of mutually parallel connecting tapes connected in a direction orthogonal to the plan view, and a first attached to the base so as to press the connecting tape from above in a direction parallel to the linear portion of the heating cable. And a fixed tape.
Further, the small tape piece attached to the folded curved portion so as to extend outward, and the small tape piece in a direction perpendicular to the linear direction of the linear portion of the heating cable and so as to press the small tape piece from above. A second fixing tape to be attached to the base.
また、本発明に係るヒーティングケーブル埋設工法は、蛇行状としたヒーティングケーブルと、その蛇行ピッチを保持するため該ヒーティングケーブルの直線部に略格子状となるよう予め取り付けた連結テープと、を具備するユニットを下地上に敷設し、次に、上記連結テープの上を跨ぐよう第1固定テープを上記下地に押圧して貼り付け、上記ユニットを該下地に仮固定し、その上からアスファルト合材を積層する。
また、上記下地への上記ユニットの仮固定は、蛇行状の上記ヒーティングケーブルの折り返し湾曲部に予め取り付けた小テープ片の上を跨ぐよう第2固定テープを上記下地に押圧し貼り付けて、該折り返し湾曲部においても行う。
Further, the heating cable embedding method according to the present invention is a meandering heating cable, and a connecting tape attached in advance so as to be in a substantially lattice shape in a straight portion of the heating cable in order to maintain the meandering pitch, A unit comprising a base is laid on the base, and then a first fixing tape is pressed and pasted on the base so as to straddle the connecting tape, and the unit is temporarily fixed on the base, and the asphalt is formed thereon. Laminate a mixture.
Further, the temporary fixing of the unit to the base is performed by pressing and pasting the second fixing tape to the base so as to straddle the small tape piece attached in advance to the folded curved portion of the meandering heating cable, This is also performed in the folded curved portion.
本発明のヒーティングケーブル固定構造、及び、その埋設工法によれば、下地に防水層があってもそれを突き破ることなくヒーティングケーブルを固定できる。
つまり、ヒーティングケーブルを敷設する下地に孔開けすることがないため、下地内へ水が浸入することがなく、下地の防水層が有する機能や、強度、耐久性、品質を損なわせることがない。
また、強固にヒーティングケーブルを下地に固定できる。
According to the heating cable fixing structure and the embedding method of the present invention, the heating cable can be fixed without breaking through even if there is a waterproof layer on the base.
In other words, since there is no perforation in the base on which the heating cable is laid, water does not enter the base, and the function, strength, durability, and quality of the base waterproof layer are not impaired. .
In addition, the heating cable can be firmly fixed to the ground.
さらに、本発明のヒーティングケーブル埋設工法によれば、ヒーティングケーブルの上を舗装機械が走行しても、ヒーティングケーブルが下地から剥がれないだけの十分な固定強度を得ることができ、かつ、迅速に埋設作業が行え、工期の短縮が可能となる。 Furthermore, according to the heating cable embedding method of the present invention, even if the pavement machine runs on the heating cable, it is possible to obtain sufficient fixing strength that the heating cable is not peeled off from the ground, and The burial work can be performed quickly and the construction period can be shortened.
図1は、本発明に係るヒーティングケーブル固定構造の実施の一形態を示す平面図である。ヒーティングケーブル1は、道路内に埋設されてロードヒーティングとして供されるものであり、このヒーティングケーブル固定構造は、車道及び歩道、地上、橋梁上を問わず適用できる。
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of a heating cable fixing structure according to the present invention. The
具体的には、ヒーティングケーブル1が下地Fの上に敷設され、その上にアスファルト合材8等(図10参照)の舗装材料が積層され、路面が形成される。なお、複数種類の舗装材料をヒーティングケーブル1(下地F)の上に積層させてもよい。また、下地Fはコンクリート床版10としたものがあるが、コンクリート床版10の上にシート状の防水層11を形成したものがある。
Specifically, the
そして、本発明のヒーティングケーブル固定構造は、図1に示すように、蛇行状に下地Fに敷設されるヒーティングケーブル1と、蛇行状のヒーティングケーブル1の直線部3を連結する連結テープ2と、を備え、さらに、ヒーティングケーブル1の直線部3に沿って連結テープ2を跨いで下地Fに貼り付けられヒーティングケーブル1を下地Fに固定する第1固定テープ(ガットテープ)5と、を備える。なお、14は、ヒーティングケーブル1と図外の電源供給部とを結ぶリードケーブルである。
As shown in FIG. 1, the heating cable fixing structure of the present invention has a connecting tape that connects the
ヒーティングケーブル1は、直線部3と折り返し湾曲部4とが交互に配置されて蛇行状とされており、下地F上に蛇行状にて敷設されるものである。
また、連結テープ2は、蛇行状のヒーティングケーブル1の隣り合う直線部3を順次平面視直交方向に連結する部材であり、複数本が相互に平行となって蛇行状のヒーティングケーブル1の蛇行ピッチ(蛇行形状)を保持するものである。
ヒーティングケーブル1と連結テープ2とは、予め(下地Fに敷設させる前に工場等にて)格子状となるよう作製されたものであり、ヒーティングケーブル1と連結テープ2とにより、一つのユニット(ヒータユニット)Uとされている。
The
The connecting
The
そして、ロードヒーティング施工場所にユニットUを搬入する際は、このユニットUをロール状に巻設しており、下地F上においてロール状から展開して(広げ)敷設させる。なお、このユニットUをロール状とする場合、蛇行状のヒーティングケーブル1の直線部3に直交方向にヒーティングケーブル1を巻けばよい。
And when carrying in the unit U to a load heating construction place, this unit U is wound up in roll shape, and it expand | deploys from the roll shape on the base | substrate F (expands), and is laid. In addition, when making this unit U into roll shape, what is necessary is just to wind the
また、このユニットUにおいて、連結テープ2は、直線部3のうち、蛇行状のヒーティングケーブル1の両側の折り返し湾曲部4,4の近傍部である端部連結部12,12において、直線部3を順次連結し、かつ、その両端部連結部12,12間の中央連結部13,13において、直線部3を順次連結している。なお、中央連結部13の数は、直線部3の長さに応じて変更自在であり、1乃至2以上としている。
Further, in this unit U, the connecting
そして、図1と、図4の要部斜視図に示すように、第1固定テープ5は、下地Fに敷設させたヒーティングケーブル1の直線部3と平行な方向に、かつ、連結テープ2を上から押圧するように下地Fに貼着するものであり、貼付面(下面)に粘着性を有する帯状止め部材である。また、第1固定テープ5は、1対の隣り合う直線部3,3の間の間隔部Gに配置されて、連結テープ2を直交方向に跨ぐよう下地Fに貼り付けされる。
1 and FIG. 4, the
また、本発明のヒーティングケーブル固定構造は、蛇行状のヒーティングケーブル1の折り返し湾曲部4に外方へ延伸するよう取着された小テープ片6と、その小テープ片6を上から押圧するように下地Fに貼着する第2固定テープ7と、を具備している。
なお、ここでいう折り返し湾曲部4における外方とは、下地F上に面状に敷設されるヒーティングケーブル1と同一面上の方向であって、かつ、所定の曲率半径でもって湾曲状に折り返された折り返し湾曲部4の線材よりも径方向外方へ向かう方向である。
In addition, the heating cable fixing structure of the present invention has a
Here, the outward direction in the folded
さらに、本発明では、折り返し湾曲部4に取着される小テープ片6の長手方向を、ヒーティングケーブル1の直線部3の直線方向と平行としている。つまり、小テープ片6は、折り返し湾曲部4のちょうど中間位置に取着されていることとなる。
これにより、直線部3の直交方向に隣り合う小テープ片6,6は、直線的に一列に並ぶこととなり、直線状の第2固定テープ7により、複数の小テープ片6を同時に固定することができる。
Furthermore, in the present invention, the longitudinal direction of the
Thereby, the
第2固定テープ7について説明すると、第2固定テープ7は、ヒーティングケーブル1の直線部3の直線方向と直交方向に、かつ、小テープ片6を上から押圧するように下地Fに貼着するものであり、貼付面(下面)に粘着性を有する短帯状止め部材である。
また、図1に示すように、直線部3の直線方向に隣接する(隣り合う)小テープ片6′,6′を1枚の第2固定テープ7′により、小テープ片6′,6′の上から押圧するように貼り付ければ、第2固定テープ7′の省略化が図れる。
The
Further, as shown in FIG. 1,
また、図2は、本発明に係るヒーティングケーブル固定構造の他の実施の形態を示す平面図であり、この固定構造は、第1固定テープ5が、1対の隣り合う直線部3,3の間にて形成される間隔部Gを、1つ飛ばし毎に配置されている。なお、図2では、1つ飛ばしであるが、2つ飛ばし乃至それ以上であってもよい。
FIG. 2 is a plan view showing another embodiment of the heating cable fixing structure according to the present invention. In this fixing structure, the
つまり、1つの直線部3から隣の(次の)直線部3まで───1つの折り返し湾曲部4から隣の(次の)折り返し湾曲部4まで───を1ピッチとすれば、図1では、1ピッチ(1P)毎に第1固定テープ5を配設しているのに対し、図2では、2ピッチ(2P)毎に第1固定テープ5を配設している。なお、図2では、1つのユニットUの最両側方は、(ピッチに係わらず)第1固定テープ5,5が貼り付けられ、ヒーティングケーブル1の剥がれを防止している。
なお、図2の固定構造においては、ヒーティングケーブル1を横引きとした以外は、図1の固定構造と同一符号のものは同様の構成であり、説明を省略する。
In other words, if one pitch is from one
In the fixing structure of FIG. 2, components having the same reference numerals as those of the fixing structure of FIG. 1 are the same except that the
さらに、図1と図2の実施の形態では、ヒーティングケーブル1の直線部3は、道路の長手方向(矢印A方向)に対して平行となる方向───縦引き───に配置される。つまり、第1固定テープ5は道路の長手方向に平行となり、第2固定テープ7は道路の長手方向に直交方向となる。
図1と図2の実施の形態では、第1固定テープ5は直線部3の長さと略同一寸法とされ、また、下地Fに敷設したユニットUにおいて、道路(敷設部)の略全幅(矢印B方向)にわたって、第1固定テープ5及び第2固定テープ7が複数枚貼り付けられる。
Further, in the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the
In the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the
次に、図3は、本発明のヒーティングケーブル固定構造の別の実施の形態を示す平面図であり、この固定構造は、ヒーティングケーブル1の直線部3は、道路の長手方向(矢印A方向)に対して直交する方向───横引き───に配置される。つまり、第1固定テープ5は道路の長手方向に直交方向となり、第2固定テープ7は道路の長手方向に平行となる。なお、図3の固定構造においては、ヒーティングケーブル1を横引きとした以外は、図1の固定構造と同一符号のものは同様の構成であり、説明を省略する。
Next, FIG. 3 is a plan view showing another embodiment of the heating cable fixing structure of the present invention. In this fixing structure, the
また、ユニットUは、ヒーティングケーブル1が一筆書き状に蛇行配置されて形成されており、直線部3と直交方向の蛇行波方向にケーブル1は蛇行しながら連続する。
なお、図1と図2では、縦引きのユニットUが道路の長手方向に連続して次々と配置され、ロードヒーティングが道路の長手方向に沿って形成される。
また、図3では、横引きのユニットUが道路の幅方向に2つ並設されており、かつ、道路の長手方向に沿って、幅方向に並設する2つのユニットU,Uが、連続して敷設される。
さらに、図1〜図3において、1つのユニットUのヒーティングケーブル1の終端部が、その隣のユニットUのヒーティングケーブル1の始端部と接続されて、一筆書き状とされている。
The unit U is formed by meanderingly arranging the
In FIG. 1 and FIG. 2, the vertical pulling units U are successively arranged in the longitudinal direction of the road, and the road heating is formed along the longitudinal direction of the road.
In FIG. 3, two laterally extending units U are arranged side by side in the width direction of the road, and two units U and U arranged in parallel in the width direction along the longitudinal direction of the road are continuous. Then laid.
Furthermore, in FIGS. 1-3, the termination | terminus part of the
また、図3の固定構造では、第1固定テープ5の長さは、ヒーティングケーブル1の直線部3の長さよりも短い寸法とされている。そして、道路の幅方向に並設させた2つのユニットU,Uにおいて、道路の幅方向の中央部に第1固定テープ5が貼り付けられない(道路の長手方向に連続する)固定テープ非存在中央領域Mと、道路の幅方向の両側部に第1固定テープ5が貼り付けられない(道路の長手方向に連続する)固定テープ非存在側方領域N,Nと、が形成される。
Further, in the fixing structure of FIG. 3, the length of the
つまり、図3では、ユニットU,Uを下地Fへ敷設した後に舗装機械にてその上に舗装を施す場合、道路(敷設領域)の中央部を挟んだ左右両側部において、舗装機械の踏圧作用部となる舗装機械走行領域Lを形成するよう、第1固定テープ5を道路の長手方向に貼り付けている。これにより、機械の走行によるヒーティングケーブル1の剥がれを有効に防止することができると共に、第1固定テープ5の省略化が可能となる。
That is, in FIG. 3, when the units U and U are laid on the ground F and then paved on the paving machine, the treading action of the paving machine is performed on both the left and right sides of the center of the road (laying area). The
また、図示省略するが、他の実施の形態として、第1固定テープ5の長さを、ヒーティングケーブル1の直線部3と同じ乃至直線部3より長い長さとしてもよい。特に、道路の幅方向に2つ並設されるユニットU,Uにおいて、一方のユニットUのヒーティングケーブル1のうち道路の縁部側にある折り返し湾曲部4の内方側の近傍部から、道路の中央を挟んだ反対側の他方のユニットUのヒーティングケーブル1の道路の縁部側の折り返し湾曲部4の内方側の近傍部までの直線間を、1枚の長い第1固定テープ5にて下地Fに貼り付けてもよい。
Although not shown in the drawings, as another embodiment, the length of the
さらに、図5は本発明に係るヒーティングケーブル固定構造の別の実施の形態を示す平面図であり、この固定構造は、1つのユニットUにおいて、ヒーティングケーブル1の直線部3の長さより短い第1固定テープ5を、千鳥状に配設している。つまり、道路の長手方向に順次、第1固定テープ5を道路の幅方向に左右ずらして下地Fに貼り付けている。
FIG. 5 is a plan view showing another embodiment of the heating cable fixing structure according to the present invention. This fixing structure is shorter than the length of the
即ち、図5は、ヒーティングケーブル1のうち左右交互に配置される折り返し湾曲部4,4の夫々の内方側の近傍部を───端部連結部12を───押さえるように、第1固定テープ5が配置されている。
従って、道路の幅方向に2つ並設されるユニットU,Uにおいて、第1固定テープ5が、道路(敷設部)の中心を中心線とした左右対象(線対称)に配設されている。
なお、図5の固定構造においては、ヒーティングケーブル1を千鳥状とした以外は、図3の固定構造と同一符号のものは同様の構成であり、説明を省略する。
In other words, FIG. 5 shows that the inwardly adjacent portions of the folded
Accordingly, in the units U and U arranged in parallel in the width direction of the road, the
In the fixing structure of FIG. 5, the same reference numerals as those of the fixing structure of FIG. 3 are the same except that the
また、図6は、本発明に係るヒーティングケーブル固定構造のさらに別の実施の形態を示す平面図であり、この固定構造は、1つのユニットUにおいて、ヒーティングケーブル1の直線部3の長さより短い第1固定テープ5を、千鳥状に配設している。つまり、道路の長手方向に順次、第1固定テープ5を道路の幅方向に左右ずらして下地Fに貼り付けている。
FIG. 6 is a plan view showing still another embodiment of the heating cable fixing structure according to the present invention. This fixing structure is the length of the
なお、図6は、道路の幅方向に2つ並設されるユニットU,Uにおいて、ヒーティングケーブル1(ユニットU)は道路(敷設部)の中心を中心線とした左右対象(線対称)に配設されているが、一方のユニットUの第1固定テープ5の千鳥配置と、他方のユニットUの第1固定テープ5の千鳥配置とが(線対称ではなく)同一配置とされている。
また、図6の固定構造においては、ヒーティングケーブル1を千鳥状とした以外は、図3の固定構造と同一符号のものは同様の構成であり、説明を省略する。
FIG. 6 shows two units U and U arranged side by side in the width direction of the road, and the heating cable 1 (unit U) is a right and left object (line symmetry) with the center of the road (laying portion) as the center line. However, the staggered arrangement of the
Moreover, in the fixing structure of FIG. 6, the thing of the same code | symbol as the fixing structure of FIG. 3 is the same structure except
図5と図6の固定構造によれば、ヒーティングケーブル1の折り返し湾曲部4の内方側近傍部が、第1固定テープ5にて押さえられるため、湾曲部4における下地Fへの固定(接着)をより強固にすることができる。
According to the fixing structure shown in FIGS. 5 and 6, the inner side vicinity portion of the folded
次に、ヒーティングケーブル1について説明すると、ヒーティングケーブル1は、従来より知られるものが適用でき、図示省略するが、例えば、銅・ニッケル合金線を複数本(7本)撚り合わせてなる導体と、絶縁材料(例えばエチレンプロピレンゴム)にて導体を被覆し形成した絶縁層と、縦溝を有し絶縁層を耐熱樹脂(耐熱ビニル樹脂)にて被覆し形成した第1シースと、第1シースを耐熱樹脂(高耐熱ビニル樹脂)にて被覆して形成する第2シースと、を備えるものがある。
連結テープ2は、ヒーティングケーブル1を挟む一対の粘着テープにより構成することができ、上に重ねるアスファルト合材8との親和性(接着性)の良い材質、表面状態とするのが好ましい。
Next, the
The connecting
また、第1固定テープ5及び第2固定テープ7は、防水テープ乃至アスファルト含浸テープ等にて構成され、その性質としては、アスファルト合材8と下地Fとの接着を阻害せず、また、アスファルト流動に耐え、舗装施工による約 180℃の高温に耐えうるものである。また、表面状態(上面)はアスファルト合材8との親和性(接着性)の良い材質、表面状態とされており、貼付面(下面)は下地Fから簡単に剥離しない粘着性を有するものとされている。
The
図7から図10は、本発明に係るヒーティングケーブル埋設工法の実施の一形態を示す断面側面図であり、これらにより埋設工法を説明すると、先ず、図7から図8に示すように、蛇行状としたヒーティングケーブル1と、その蛇行ピッチを保持するためヒーティングケーブル1の直線部3に略格子状となるよう予め取り付けた連結テープ2と、を具備するユニットUを下地F上に敷設する。
FIGS. 7 to 10 are cross-sectional side views showing an embodiment of the heating cable embedding method according to the present invention. The embedding method will be described with reference to FIGS. 7 to 8. First, as shown in FIGS. A unit U comprising a
ユニットUの敷設は、シート系防水層11をコンクリート床版10の上に予め敷いた下地F上に、行う。
また、このユニットUの下地Fへの敷設工程は、上記の縦引き(図1、図2)乃至横引き(図3)のどちらでも適用できる。
The unit U is laid on the base F in which the sheet-based
Further, the laying process of the unit U on the base F can be applied to any of the above-described vertical pulling (FIGS. 1 and 2) to horizontal pulling (FIG. 3).
次に、図9に示すように、連結テープ2の上を跨ぐよう第1固定テープ5を下地Fに押圧して貼り付け、ユニットUを下地Fに仮固定する。
さらに、下地FへのユニットUの仮固定は、ヒーティングケーブル1の折り返し湾曲部4においても行う。つまり、図示省略するが、蛇行状のヒーティングケーブル1の折り返し湾曲部4に予め取り付けた小テープ片6の上を跨ぐよう、第2固定テープ7を下地Fに押圧し貼り付ける。
なお、第1・第2固定テープ5,7の押圧による貼り付けは、上を走行する舗装機械による踏圧により、一層強固なものとすることができる。
Next, as shown in FIG. 9, the
Furthermore, the temporary fixing of the unit U to the base F is also performed at the folded
Note that the first and
つまり、貼付面側に粘着性を有する第1固定テープ5及び第2固定テープ7により、下地Fに敷設したユニットUの仮固定を行う。
この仮固定の工程では、第1固定テープ5により連結テープ2を下地Fに対して保持させることで、ヒーティングケーブル1を(直線部3において)下地Fに固定(仮固定)させることができる。さらに、第2固定テープ7の下地Fへの貼着により、小テープ片6を下地Fに対して保持させることで、ヒーティングケーブル1を(折り返し湾曲部4において)下地Fに固定(仮固定)させることができる。
That is, the unit U laid on the base F is temporarily fixed by the
In this temporary fixing step, the
そして、図10に示すように、その上からアスファルト合材8及び表層9を順次積層し、ヒーティングケーブル1(ユニットU)を埋設する。
アスファルト合材8の厚さは、例えば、30〜60mmに設定されており、ヒーティングケーブル1の上にアスファルト合材8を積み重ね、さらに、その上に表層9を重ねるよう形成する。
Then, as shown in FIG. 10, the
The thickness of the
また、本発明において、隣り合う直線部3,3間の1ピッチ幅寸法bは、約40〜100 mmに設定され、第1固定テープ5及び第2固定テープ7の幅寸法wは、約30〜50mmに設定されており、この蛇行ピッチを連結テープ2にて保持させることで、道路において、局部的な加熱、及び、加熱不足部分の発生を防止することができる。
In the present invention, the 1 pitch width dimension b between the adjacent
以上のように本発明のヒーティングケーブル固定構造によれば、直線部3と折り返し湾曲部4とが交互に配置されて蛇行状に下地F上に敷設されるヒーティングケーブル1と、ヒーティングケーブル1の隣り合う直線部3を順次平面視直交方向に連結する複数本の相互に平行な連結テープ2と、ヒーティングケーブル1の直線部3と平行な方向にかつ連結テープ2を上から押圧するように下地Fに貼着する第1固定テープ5と、を備えていることにより、下地Fに防水層11があっても、それを突き破ることなくヒーティングケーブル1を下地Fに固定できる。従って、防水層11に孔を開けないため、下地F内へ水が浸入することがない。
As described above, according to the heating cable fixing structure of the present invention, the
つまり、ヒーティングケーブル1を敷設する下地Fに孔開けすることがないため、下地Fが本来有する機能や、強度、耐久性、品質を損なわせることなく、強固にヒーティングケーブル1を下地Fに固定できる。
また、連結テープ2により、ヒーティングケーブル1の蛇行ピッチが一定に保持されるため、道路全面において発熱量を均一化できる。
さらに、ヒーティングケーブル1を確実に下地Fに固定でき、ヒーティングケーブル1が剥がれることがなく、十分な固定強度を有する。
That is, since there is no perforation in the base F on which the
Moreover, since the meandering pitch of the
Furthermore, the
また、折り返し湾曲部4に外方へ延伸するよう取着された小テープ片6と、ヒーティングケーブル1の直線部3の直線方向と直交方向にかつ小テープ片6を上から押圧するように下地Fに貼着する第2固定テープ7と、を具備しているため、蛇行状の折り返し湾曲部4においても、ヒーティングケーブル1を下地Fに固定させることができ、固定強度が強まり、上を舗装機械が進行しても、ヒーティングケーブル1が剥がれることがない。
Further, the
また、本発明のヒーティングケーブル埋設工法によれば、蛇行状としたヒーティングケーブル1と、その蛇行ピッチを保持するためヒーティングケーブル1の直線部3に略格子状となるよう予め取り付けた連結テープ2と、を具備するユニットUを下地F上に敷設し、次に、連結テープ2の上を跨ぐよう第1固定テープ5を下地Fに押圧して貼り付け、ユニットUを下地Fに仮固定し、その上からアスファルト合材8及び表層9を積層するため、下地Fに防水層11があっても、それを突き破ることなくヒーティングケーブル1を下地Fに固定できる。
従って、ヒーティングケーブル1を敷設する下地Fに孔開けすることがないため、下地F内への水の浸入が防止でき、下地Fが本来有する機能や、強度、耐久性、品質を損なわせることなく、強固にヒーティングケーブル1を下地Fに固定できる。
In addition, according to the heating cable embedding method of the present invention, the
Accordingly, since no hole is made in the base F on which the
また、下地FへのユニットUの仮固定は、蛇行状のヒーティングケーブル1の折り返し湾曲部4に予め取り付けた小テープ片6の上を跨ぐよう第2固定テープ7を下地Fに押圧し貼り付けて、折り返し湾曲部4においても行うため、固定強度が高まり、ヒーティングケーブル1の上を舗装機械が走行しても、ヒーティングケーブル1が下地Fから剥がれないだけの強度を得ることができ、迅速に作業が行え、工期の短縮が可能となる。
In addition, the temporary fixing of the unit U to the base F is performed by pressing the
1 ヒーティングケーブル
2 連結テープ
3 直線部
4 折り返し湾曲部
5 第1固定テープ
6 小テープ片
7 第2固定テープ
8 アスファルト合材
F 下地
U ユニット
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003369165A JP2005133385A (en) | 2003-10-29 | 2003-10-29 | Heating cable fixing structure and its embedding method |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100896452B1 (en) | 2008-11-12 | 2009-05-14 | 신화지티아이 주식회사 | Air conditioner that use blacktop road |
-
2003
- 2003-10-29 JP JP2003369165A patent/JP2005133385A/en not_active Withdrawn
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