JP2005130277A - 誤り訂正装置及び誤り訂正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】冗長なデータを増加させることなく、簡易な構成で、データ全体のエラー訂正効率を上げる。
【解決手段】RS訂正用パリティを付けてTS形式で送信されるTSPに予め既知の固定値が含まれているデジタル放送システムの受信端末装置において、誤り訂正回路144にて、送信側から送られてきたTSPをいったんメモリA13に格納し、TS識別回路A14でTSの種類を識別し、予めTSの種類に対応する固定値が格納された変換テーブルA111〜A11nから該当するテーブルの格納データを選択し、書換処理回路142でメモリA13に格納されたTSP内の固定値を強制的に書き換えてRS訂正回路145に送ることにより、TSP全体の訂正効率を上げる。
【選択図】 図4
【解決手段】RS訂正用パリティを付けてTS形式で送信されるTSPに予め既知の固定値が含まれているデジタル放送システムの受信端末装置において、誤り訂正回路144にて、送信側から送られてきたTSPをいったんメモリA13に格納し、TS識別回路A14でTSの種類を識別し、予めTSの種類に対応する固定値が格納された変換テーブルA111〜A11nから該当するテーブルの格納データを選択し、書換処理回路142でメモリA13に格納されたTSP内の固定値を強制的に書き換えてRS訂正回路145に送ることにより、TSP全体の訂正効率を上げる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えば移動体向けデータ放送システム等に用いられるマルチメディア受像端末装置に係り、特にMPEG2システムズによる多重方式で伝送する際にデータエラーが発生した時にエラー訂正の効率を上げるための誤り訂正装置及び誤り訂正方法に関する。
近時、実用化に向けて開発されているSバンドを用いた移動体向けデータ放送システム(特許文献1参照)では、伝送方式にCDM(Code Division Multiplex:符号分割多重)方式を採用し、マルチメディア多重方式としてMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)システムズ方式の採用を予定している。
このような移動体向けデータ放送システムでは、固定受信システムと異なり、受信データに多数のエラーが発生する。そこで、情報データと一緒に冗長なデータ(パリティ)を送信することで、受信側の受信データに対するエラー訂正能力を強化している。但し、パリティのデータ量を多くすればそれだけ訂正能力は向上するが、伝送帯域を圧迫して情報データ量を制限してしまうことを考慮しなければならない。このことから、例えば、2.6GHz帯衛星デジタル音声放送システムでは、放送チャンネルデータにおいて、188byteの1TSP(Transport Stream Packet)に16byteのパリティを付加することにしている。
上記システムの受信側のエラー訂正方式としては、RS(リードソロモン符号化)訂正が採用される。このRS訂正はパリティの半分、すなわち8個まで誤り訂正が可能であり、パリティ相当のデータ量までエラー検出が可能である。したがって、上記の例ではパリティを含めた204byte中8個までのエラー訂正が可能であり、16個までのエラー検出が可能である。
しかしながら、上記RS訂正では、パリティのデータ量を超えるエラーが発生した場合に、誤訂正を生じてしまう。上記の例では、17個以上誤りがあった場合に誤訂正が生じることになる。エラー訂正できなったTSPはデコーダ等で処理する際に音声/映像の破綻の原因になる。通信では、エラー訂正不能のTSPを送信元に再送要求することが可能であるが、放送ではこのような手法がとれないため、エラー訂正能力の向上が強く望まれる。
特開平10−308695号公報
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的とするところは、冗長なデータを増加させることなく、簡易な構成で、データ全体のエラー訂正効率を上げることのできる誤り訂正装置及び誤り訂正方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明に係る誤り訂正装置及び誤り訂正方法は、TSを構成し、それぞれRS訂正用パリティが付加された複数のTSPを伝送するシステムの受信端末装置に用いられ、予め前記TSP内の特定領域に配置される値を格納しておき、受信復調されたTSP内の特定領域を前記格納値に強制的に書き換えた後に、そのTSPについてRS訂正を施すことを特徴とする。
特に上記システムが放送システムであり、放送番組を構成する複数種類のTSをそれぞれ複数のTSPに分割し複数の情報チャネルに割り当てて多重伝送する方式であるとき、前記格納値として、前記TSの種類それぞれに対応する値を格納しておき、前記書換処理は、受信復調されたTSPのTSの種類を識別し、識別された種類に対応する格納値を選択的に読み出し、この読み出された値に前記TSP内の特定領域を強制的に書き換えることを特徴とする。
このように、訂正対象とするTSPのデータ内で予め受信側で既知の特定領域の値を強制的に本来の値に書き換えたあとにRS訂正を行うことにより、データ全体の訂正効率を上げることができる。
本発明によれば、冗長なデータを増加させることなく、簡易な構成で、データ全体のエラー訂正効率を上げることのできる誤り訂正装置及び誤り訂正方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係る誤り訂正回路の説明に先立ち、この誤り訂正回路を適用する2.6GHz帯衛星デジタル音声放送システムの伝送フォーマットの構成について、図1及び図2を参照して説明する。
上記放送システムは、複数のチャネルを符号分割多重(CDM)した放送方式を採用し、MPEG2システムズ規格に基づいて番組を構成する映像、音声、データの各ビットストリームをTSに変換した後、複数のTSPに分割し、複数のCDMチャネルに割り当てて伝送する。この際、受信側でこれら複数のCDMチャネルを関連付け、CDMチャネル上で分割伝送されるTSPからES(エレメンタリ・ストリーム)を生成するために必要な情報をパイロットチャネルで伝送する。また、伝送に際してフェージングやバーストに対処するため、放送信号にはバイトインターリーブ、ビットインターリーブが施されている。また、不正な受信を排除するために、スクランブルがかけられている。
上記TSPのフォーマット構造は、図1に示すように、情報格納領域188byteにRS訂正用パリティ16byteが付加されている。また、情報格納領域にはヘッダ領域4byteが確保され、その先頭の1byteが0x47の固定値となっている。
上記パイロットチャネルのフォーマット構造は、図2に示すように、第1乃至第63のCDMチャネルそれぞれにおける個別構成情報(7byte)が配列される。尚、図示しないが、各チャネル共通の受信機起動時付加情報も配列される。これらの情報はパイロット情報と称される。
上記CDMチャネルの個別構成情報としては、パイロットチャネル以外のCDMチャネルの伝送パラメータ(インターリーブモード(4bit)、畳み込みモード(4bit))、そのCDMチャネル上で伝送されるTSの識別コードTS_ID(16bit)、TSPのID(PID)の範囲(PID最小値(13bit)、PID最大値(13bit)、バージョン番号(3bit))、リザーブ(3bit)等が示されている。また、図示しないが、受信機起動時付加情報としては、種別、地域識別情報、TS_ID、プログラム番号等が示されている。
上記パイロットチャネルは、CDMチャネルの一つとして多重伝送されるが、他のCDMチャネルより3dBほど高く設定され、他のチャネルに比して受信感度が高く、誤り耐性が強いという特性を有している。
図3は、上記放送システムの受信端末装置の構成を示すブロック図である。図3(a)において、図示しない衛星から送られてくる放送信号は、受信アンテナ11で受信され、チューナ12でベースバンドに周波数変換された後、CDM復調回路13で各CDMチャネルのTSPが復調される。復調されたTSPは誤り訂正回路14で訂正が施された後、デスクランブル回路15でデスクランブル処理され、デコーダ16で映像データと音声データがデコードされる。
図3(b)は、本発明に係る誤り訂正回路14の構成を示すもので、CDM復調回路13で復調されたTSPは、ビットインターリーブ回路141でビット単位のデインターリーブが施され、ビタビ訂正回路142で畳み込み符号の復号処理がなされた後、バイトインターリーブ回路143でバイト単位のデインターリーブが施される。そして、本発明の特徴とするデータ書換回路144によってTSP中の固定値が強制的に書き換えられた後、RS訂正回路145でRS訂正がなされる。
すなわち、本発明の特徴とする点は、バイトインターリーブの後でかつRS訂正を行う前に、データ書換回路144を追加し、この回路144で固定値を書き換えた後にRS訂正処理を実施することによって訂正効率を上げることにある。
具体的には、図1に示したように、TSPは188yteの情報データに16byteのパリティが付加されている。188yteの情報データは4byteの固定ヘッダがついており、かつ先頭の1byteは0x47で常に固定である。そこで、復調されたTSPの先頭1byteを強制的に0x47に書き換える。これにより、見かけ上RS訂正能力が向上することになる。
以下、上記データ書換回路144の構成について、実施形態をあげて説明する。
(第1実施形態)
図4は上記データ書換回路144の第1実施形態の構成を示すブロック図である。変換テーブルA11にはTSP先頭1byteの固定値である0x47が格納されており、書換処理回路A12にて、バイトインターリーブ回路143からのTSPの先頭1byteを、データ誤りの有無にかかわらず、強制的に0x47に書き換える。
図4は上記データ書換回路144の第1実施形態の構成を示すブロック図である。変換テーブルA11にはTSP先頭1byteの固定値である0x47が格納されており、書換処理回路A12にて、バイトインターリーブ回路143からのTSPの先頭1byteを、データ誤りの有無にかかわらず、強制的に0x47に書き換える。
(第2実施形態)
図5は上記データ書換回路144の第2実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図5において、図4と同一部分には同一符号を付して示す。ここでは、複数種類のTSPを処理する場合を想定する。
図5は上記データ書換回路144の第2実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図5において、図4と同一部分には同一符号を付して示す。ここでは、複数種類のTSPを処理する場合を想定する。
バイトインターリーブされたTSPは、いったんメモリA13に蓄積され、同時にTS識別回路A14に入力される。一方、複数種類のTSそれぞれに対応する書換データを格納するためのN個の変換テーブルA111〜A11nを備え、TS識別回路A14で識別されたTSの種類によって変換テーブルA11i(iは1〜nのいずれか)をセレクタA15で選択し、書換処理回路A12にてメモリA13に蓄積されたTSPの所定データを書き換える。
すなわち、上記TSPには、音声、映像、データといったTSの種類に応じて、規定位置に種別コードが挿入されている。そこで、変換テーブルA111〜A11nに予めTSの種類に対応する種別コードを格納しておき、TS識別回路A14で識別されたTS種類に応じてセレクタA15を切り換え、対応する変換テーブルA11iの格納データによりTSPの種別コードを書き換えてRS訂正回路145に渡す。これにより、RS訂正回路145の見かけ上の訂正能力を向上させることができる。
尚、本実施形態において、第1実施形態と同様に、ヘッダ領域の先頭1byteの固定値も合わせて書き換えるようにすれば、いっそう効果的である。
(第3実施形態)
図6は上記データ書換回路144の第3実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図6において、図4、図5と同一部分には同一符号を付して示す。
図6は上記データ書換回路144の第3実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図6において、図4、図5と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施形態では、第2実施形態の構成において、書換処理回路A12の処理データをRS訂正回路145に送ると共に、遅延メモリA16でRS訂正回路145の処理時間相当遅延させ、また、誤り検出回路A17にてTSP中の誤りがRS訂正回路145の訂正能力以上であるか否かを検出し、訂正能力以上であることが検出された場合には、セレクタA18にて遅延メモリA16からのRS訂正がなされていないTSPを選択出力する。また、RS訂正回路145の訂正許容内ならば、RS訂正回路145のRS訂正がなされたTSPを選択出力する。
すなわち、本実施形態では、強制的にデータが書き換えられたTSPに対してRS訂正したものとRS訂正しないものを用意し、TSPを誤り検出して訂正不可能な誤り数だった場合はRS訂正しないTSPを出力し、訂正可能な誤り数だった場合はTSPを出力するようにしている。この構成によれば、誤り数が訂正不可能なTSPをRS訂正することで生じる誤訂正を防止することができる。
(第4実施形態)
図7は上記データ書換回路144の第4実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図7において、図4、図5と同一部分には同一符号を付して示す。
図7は上記データ書換回路144の第4実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図7において、図4、図5と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施形態では、第2実施形態の構成において、バイトデインターリーブ回路143からシリアルで出力されるTSPをシリアル/パラレル変換回路A19に入力し、パケット単位でパラレル出力する。また、ターゲットとなるTSPはメモリA13に格納すると共にTS識別回路A14に送る。
上記パラレル出力のTSP1〜TSPxは、それぞれTS解析回路A191〜A19xに入力され、TSP内の固定値が解析される。解析結果は、TSPの種類に対応する変換テーブルA111〜A11nに格納され、これによって各変換テーブルA111〜A11nは逐次最新の固定値に更新される。
TS識別回路A14で識別されたTSPの種類により、セレクタA15から該当する変換テーブルA11iの格納データが選択出力され、メモリA13に書き込まれたTSPの固定値が最新の値で書き換えられてRS訂正回路145に送られる。よって、本実施形態の構成によれば、より多くの固定値の書き換えが可能であり、その結果、RS訂正の見かけ上の訂正能力をいっそう向上させることができる。
(第5実施形態)
図8は上記データ書換回路144の第5実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図8において、図4、図5、図7と同一部分には同一符号を付して示す。
図8は上記データ書換回路144の第5実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図8において、図4、図5、図7と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施形態では、第2実施形態の構成において、バイトデインターリーブ回路143からシリアルで出力されるTSPをメモリA11に格納すると共にTS識別回路A14に送る。また、各TSPをx個のTS解析回路A191〜A19xにも入力する。これらのTS解析回路A191〜A19xは、それぞれ順次入力されるTSPの種類を判別し、該当する種類のTSP内の固定値を解析する。解析結果は、TSPの種類に対応する変換テーブルA111〜A11nに格納され、これによって、各変換テーブルA111〜A11nは、第4実施形態と同様に、逐次最新の固定値に更新される。ターゲットとなるTSPの固定値書換処理は、第2実施形態と同様である。
(第6実施形態)
図9は上記データ書換回路144の第6実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図9において、図4、図5と同一部分には同一符号を付して示す。
図9は上記データ書換回路144の第6実施形態の構成を示すブロック図である。尚、図9において、図4、図5と同一部分には同一符号を付して示す。
本実施形態では、RS訂正回路145から出力されるTSPをTS識別回路A20に入力する。このTS識別回路A20は、TSの種類を識別してその種類ごとに時間的に変化するパラメータを抽出し、過去規定個数の同種TSPのパラメータと多数決をとり、規定の割合以上のパラメータは正しいと推定して、対応するTS種類の変換テーブルA11iの格納データを書き換える。
一方、入力側のTS識別回路A14でTSの種類が識別され、この識別結果に基づいてセレクタA15にて対応する変換テーブルA11iに格納されたパラメータが選択され、書換処理回路A12にてメモリA13から読み出されるTSPのパラメータが書き換えられる。
ここで、比較回路A21にて、メモリA13に格納されるTSPのパラメータと選択されたパラメータとが比較され、その比較結果に基づいてセレクタA22により書換前のTSPと書換後のTSPが選択的にRS訂正回路145に送られる。すなわち、入力TSP中のパラメータと比較対象のパラメータとの一致個数がRS訂正可能な規定個数以上あるときは書換前のTSPをRS訂正回路145に送り、規定個数に満たない場合には書換後のTSPをRS訂正回路145に送る。
本実施形態の構成によれば、TSの種類に応じて時間的に変化するTSPのパラメータを取り出して書換対象のデータを逐次最新のデータに置き換えているため、より多くの固定値書き換えを行うことができ、これによって訂正能力の向上をいっそう高めることができる。また、入力TSPのパラメータにおいて、書換対象のパラメータとの一致個数がRS訂正可能な規定個数以上か否かに応じて、書換前のTSPと書換後のTSPとを選択するようにしているので、強制的な書き換えが必要最低限となり、信頼性の向上に寄与することができる。
(第7実施形態)
図10は上記データ書換回路144の第7実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態では、バイトインターリーブ回路143にてチャネル毎にTS1〜TSn、パイロットデータが取り出せるものとする。各チャネルのTS1〜TSnはそれぞれパケット単位でメモリA131〜A13nに格納され、パイロットチャネルのパイロットデータはパイロット解析回路A23に入力される。
図10は上記データ書換回路144の第7実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態では、バイトインターリーブ回路143にてチャネル毎にTS1〜TSn、パイロットデータが取り出せるものとする。各チャネルのTS1〜TSnはそれぞれパケット単位でメモリA131〜A13nに格納され、パイロットチャネルのパイロットデータはパイロット解析回路A23に入力される。
前述のように、パイロットデータ(情報)には、各CDMチャネルそれぞれにおける個別構成情報が配列されており、しかもパイロットチャネルは誤り耐性が強く、信号レベルも他の情報チャネルに比べて高い(一般に3dB)という特性を有する。そこで、パイロット解析回路A23にてパイロットデータの個別構成情報を解析し、各チャネルのTSPにおける固定値を抽出して、メモリA131〜A13nに格納された対応するチャネルのTSPを書換処理回路A121〜A12nにて書き換える。
本実施形態の構成では、パイロット情報を利用しているため、より多くの固定値書き換えが可能であり、これによって見かけ上のRS訂正能力をよりいっそう高めることができる。
尚、以上の実施形態は2.6GHz帯衛星デジタル音声放送システムの受信端末装置に適用した場合であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、RS訂正用パリティを付けてTS形式で送信されるTSPに予め既知の固定値が含まれている種々のデジタル放送システムに適用可能である。
11…受信アンテナ、12…チューナ、13…CDM復調回路、14…誤り訂正回路、141…ビットインターリーブ回路、142…ビタビ訂正回路、143…バイトインターリーブ回路、144…データ書換回路、145…RS訂正回路、15…デスクランブル回路、16…デコーダ、A11,A111〜A11n…変換テーブル、A12,A121〜A12n…書換処理回路、A13,A131〜A13n…メモリ、A14…TS識別回路、A15…セレクタ、A16…遅延メモリ、A17…誤り検出回路、A18…セレクタ、A191〜A19x…TS解析回路、A20…TS識別回路、A21…比較回路、A22…セレクタ。
Claims (20)
- トランスポートストリーム(以下、TS)を構成し、それぞれリードソロモン(以下、RS)訂正用パリティが付加された複数のトランスポートストリームパケット(以下、TSP)を伝送するシステムの受信端末装置に用いられ、
前記TSP内の特定領域に配置される値を格納する格納手段と、
受信復調されたTSP内の特定領域を前記格納手段に格納される値に強制的に書き換える書換処理手段と、
前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正を施すRS訂正手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正装置。 - トランスポートストリーム(以下、TS)を構成し、それぞれリードソロモン(以下、RS)訂正用パリティが付加された複数のトランスポートストリームパケット(以下、TSP)を情報チャンネルに割り当てて放送信号を生成し、この放送信号を所定のサービスエリアに向けて送信する放送システムの受信端末装置に用いられ、
前記TSP内の特定領域に配置される値を格納する格納手段と、
前記放送信号から受信復調された情報チャネルのTSP内の特定領域を前記格納手段に格納される値に強制的に書き換える書換処理手段と、
前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正を施すRS訂正手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正装置。 - 前記放送システムが放送番組を構成する複数種類のTSをそれぞれ複数のTSPに分割し複数の情報チャネルに割り当てて多重伝送する方式であるとき、
前記格納手段は、前記TSの種類それぞれに対応する値を格納し、
前記書換処理手段は、受信復調されたTSPのTSの種類を識別し、識別された種類に対応する値を前記格納手段から選択的に読み出し、この読み出された値に前記TSP内の特定領域を強制的に書き換えることを特徴とする請求項2記載の誤り訂正装置。 - 前記放送システムが、受信側の信号処理制御を目的として前記複数の情報チャネルで伝送されるTSの固有構成情報が含まれるパイロットデータを生成し、このパイロットデータを前記情報チャネルとは独立したパイロットチャネルに割り当てて前記複数の情報チャネルと多重伝送する方式であるとき、
前記格納手段は、前記パイロットデータの特定領域の値を格納し、
前記書換処理手段は、受信復調されたパイロットデータに対応する値を前記格納手段から読み出し、この読み出された値に前記パイロットデータ内の特定領域を強制的に書き換え、
前記RS訂正手段は、前記特定領域の値が書き換えられたパイロットデータについてRS訂正を施すことを特徴とする請求項3記載の誤り訂正装置。 - 前記書換処理手段は、さらに前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正が可能か不可かを検出する訂正可否検出手段と、前記RS訂正が可能である場合には前記RS訂正手段の訂正結果を選択出力し、前記RS訂正が不可である場合には前記書換後のTSPをそのまま選択出力する選択手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の誤り訂正装置。
- 前記格納手段は、さらに、前記受信復調された訂正対象のTSP以外のTSPにおける特定領域の値を解析する解析手段を備え、この解析手段の解析結果に基づいて格納値を書き換えることを特徴とする請求項1または2記載の誤り訂正装置。
- 前記解析手段は、前記同種のTS毎にTSP内の特定領域の値を解析することを特徴とする請求項6記載の誤り訂正装置。
- 前記格納手段は、さらに、前記RS訂正手段でRS訂正されたTSPについてTSの種類を識別してその特定領域の値を蓄積し、同種のTSP間で過去規定個数の値を多数決により確定し、確定した値に格納値を更新することを特徴とする請求項3記載の誤り訂正装置。
- 前記書換処理手段は、前記受信復調されたTSPとTS識別により選択された値とを比較し、比較の結果、一致個数がRS訂正可能な規定個数以上か否かに応じて、書換前のTSPと書換後のTSPを選択出力することを特徴とする請求項1または2記載の誤り訂正装置。
- 放送番組を構成する複数種類のトランスポートストリーム(以下、TS)を分割し、それぞれにリードソロモン(以下、RS)訂正用パリティを付加した複数のトランスポートストリームパケット(以下、TSP)を複数の情報チャンネルに割り当てて多重することで放送信号を生成し、この放送信号を所定のサービスエリアに向けて送信する放送システムの受信端末装置に用いられ、
前記放送システムが、受信側の信号処理制御を目的として前記複数の情報チャネルで伝送されるTSの固有構成情報が含まれるパイロットデータを生成し、このパイロットデータを前記情報チャネルとは独立したパイロットチャネルに割り当てて前記複数の情報チャネルと多重伝送する方式であるとき、
前記放送信号から受信復調されたパイロットチャネルからパイロットデータを抽出し、前記TSの固有構成情報を読み出して各情報チャネルで伝送されるTSそれぞれの固有構成情報を解析する解析手段と、
前記放送信号から受信復調された複数の情報チャネルそれぞれのTSPについて前記解析手段の解析結果に基づいて特定領域の値を強制的に書き換える書換処理手段と、
前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正を施すRS訂正手段とを具備したことを特徴とする誤り訂正装置。 - トランスポートストリーム(以下、TS)を構成し、それぞれリードソロモン(以下、RS)訂正用パリティが付加された複数のトランスポートストリームパケット(以下、TSP)を伝送するシステムの受信端末装置に用いられ、
前記TSP内の特定領域に配置される値を格納する格納ステップと、
受信復調されたTSP内の特定領域を前記格納ステップに格納される値に強制的に書き換える書換処理ステップと、
前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正を施すRS訂正ステップとを具備したことを特徴とする誤り訂正方法。 - トランスポートストリーム(以下、TS)を構成し、それぞれリードソロモン(以下、RS)訂正用パリティが付加された複数のトランスポートストリームパケット(以下、TSP)を情報チャンネルに割り当てて放送信号を生成し、この放送信号を所定のサービスエリアに向けて送信する放送システムの受信端末装置に用いられ、
予め前記TSP内の特定領域に配置される値を格納する格納ステップと、
前記放送信号から受信復調された情報チャネルのTSP内の特定領域を前記格納値に強制的に書き換える書換処理ステップと、
前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正を施すRS訂正ステップとを備えることを特徴とする誤り訂正方法。 - 前記放送システムが放送番組を構成する複数種類のTSをそれぞれ複数のTSPに分割し複数の情報チャネルに割り当てて多重伝送する方式であるとき、
前記格納ステップは、前記TSの種類それぞれに対応する値を格納し、
前記書換処理ステップは、受信復調されたTSPのTSの種類を識別し、識別された種類に対応する値を前記格納ステップから選択的に読み出し、この読み出された値に前記TSP内の特定領域を強制的に書き換えることを特徴とする請求項12記載の誤り訂正方法。 - 前記放送システムが、受信側の信号処理制御を目的として前記複数の情報チャネルで伝送されるTSの固有構成情報が含まれるパイロットデータを生成し、このパイロットデータを前記情報チャネルとは独立したパイロットチャネルに割り当てて前記複数の情報チャネルと多重伝送する方式であるとき、
前記格納ステップは、前記パイロットデータの特定領域の値を格納し、
前記書換処理ステップは、受信復調されたパイロットデータに対応する値を前記格納手段から読み出し、この読み出された値に前記パイロットデータ内の特定領域を強制的に書き換え、
前記RS訂正手段は、前記特定領域の値が書き換えられたパイロットデータについてRS訂正を施すことを特徴とする請求項13記載の誤り訂正方法。 - 前記書換処理ステップは、さらに前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正が可能か不可かを検出する訂正可否検出ステップと、前記RS訂正が可能である場合には前記RS訂正ステップの訂正結果を選択出力し、前記RS訂正が不可である場合には前記書換後のTSPをそのまま選択出力する選択ステップとを備えることを特徴とする請求項11または12記載の誤り訂正方法。
- 前記格納ステップは、さらに、前記受信復調された訂正対象のTSP以外のTSPにおける特定領域の値を解析する解析ステップを備え、この解析ステップの解析結果に基づいて格納値を書き換えることを特徴とする請求項11または12記載の誤り訂正方法。
- 前記解析ステップは、前記同種のTS毎にTSP内の特定領域の値を解析することを特徴とする請求項16記載の誤り訂正方法。
- 前記格納ステップは、さらに、前記RS訂正ステップでRS訂正されたTSPについてTSの種類を識別してその特定領域の値を蓄積し、同種のTSP間で過去規定個数の値を多数決により確定し、確定した値に格納値を更新することを特徴とする請求項13記載の誤り訂正方法。
- 前記書換処理ステップは、前記受信復調されたTSPとTS識別により選択された値とを比較し、比較の結果、一致個数がRS訂正可能な規定個数以上か否かに応じて、書換前のTSPと書換後のTSPを選択出力することを特徴とする請求項11または12記載の誤り訂正方法。
- 放送番組を構成する複数種類のトランスポートストリーム(以下、TS)を分割し、それぞれにリードソロモン(以下、RS)訂正用パリティを付加した複数のトランスポートストリームパケット(以下、TSP)を複数の情報チャンネルに割り当てて多重することで放送信号を生成し、この放送信号を所定のサービスエリアに向けて送信する放送システムの受信端末装置に用いられ、
前記放送システムが、受信側の信号処理制御を目的として前記複数の情報チャネルで伝送されるTSの固有構成情報が含まれるパイロットデータを生成し、このパイロットデータを前記情報チャネルとは独立したパイロットチャネルに割り当てて前記複数の情報チャネルと多重伝送する方式であるとき、
前記放送信号から受信復調されたパイロットチャネルからパイロットデータを抽出し、前記TSの固有構成情報を読み出して各情報チャネルで伝送されるTSそれぞれの固有構成情報を解析する解析ステップと、
前記放送信号から受信復調された複数の情報チャネルそれぞれのTSPについて前記解析ステップの解析結果に基づいて特定領域の値を強制的に書き換える書換処理ステップと、
前記特定領域の値が書き換えられたTSPについてRS訂正を施すRS訂正ステップとを具備したことを特徴とする誤り訂正方法。
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-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003364976A patent/JP2005130277A/ja active Pending
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JP2006345080A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Toshiba Corp | 無線通信機器 |
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