JP2005130204A - 情報別埋め込みコンテンツ生成装置、その方法及びそのプログラム、並びに、識別情報埋め込みコンテンツ生成装置、その方法及びそのプログラム、並びに、コンテンツ利用端末及びコンテンツ配信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 情報別埋め込みコンテンツ生成装置21は、埋め込み手段21aによって、コンテンツを構成する部分コンテンツ単位に、異なる情報を埋め込んで、部分コンテンツを情報別に複製した、複数の複製部分コンテンツを生成し、差分コンテンツ生成手段21bによって、特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、他の複製部分コンテンツとの差分をとった差分コンテンツを生成し、圧縮手段21cによって、差分コンテンツを圧縮して圧縮差分コンテンツを生成し、合成手段21dによって、参照コンテンツと圧縮差分コンテンツとを対応付けて、情報別埋め込みコンテンツとすることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
なお、コンテンツ配信の不正等を検出するために、コンテンツに埋め込まれる情報は、一般にフィンガープリントと呼ばれている。
例えば、第一の手法としては、コンテンツ提供者(コンテンツ配信サーバ)が、コンテンツを要求した利用者のIDを、コンテンツ配信の際にコンテンツに埋め込んで利用者側のコンテンツ利用端末に配信する手法である。この手法では、コンテンツの要求毎にコンテンツ配信サーバが、フィンガープリントの埋め込みを行うため、利用者の数が増大すると、コンテンツ配信サーバの埋め込み処理の負荷が大きくなり、コンテンツ配信の妨げとなってしまう。
なお、ここでは、1フレームに1ビットの値を埋め込んだ例を示したが、1フレームに複数ビットの値を埋め込む手法も存在する。
また、1フレームに複数ビット(例えば、kビット)の値を埋め込む場合、2のk乗個のフレームが必要となる。すなわち、1つのコンテンツに対して、2のk乗個のコンテンツを準備しなければならず、大容量の記録媒体が必要となるため、装置が高価格、大規模になってしまうという問題がある。
そして、再生手段によって、識別情報埋め込みコンテンツを映像、音声データとして再生し、視聴者に提示する。例えば、MPEG等で符号化された映像、音声を復号することで、視聴データに再生する。
なお、ここで再生されたコンテンツには、例えば、フレーム単位に利用者固有の識別情報が埋め込まれているため、不正にコピーをした場合であっても、利用者を特定することができる。
さらに、圧縮ステップによって、差分コンテンツを圧縮して、圧縮差分コンテンツを生成する。ここでは、参照コンテンツとの差分情報のみを有する差分コンテンツを圧縮するため、データ量を大きく削減することができる。
このように生成された、部分コンテンツ数分の参照コンテンツと圧縮差分コンテンツとを対応付けたものを、情報別埋め込みコンテンツとする。
さらに、圧縮手段によって、差分コンテンツを圧縮して、圧縮差分コンテンツを生成する。ここでは、参照コンテンツとの差分情報のみを有する差分コンテンツを圧縮するため、データ量を大きく削減することができる。
このように生成された、部分コンテンツ数分の参照コンテンツと圧縮差分コンテンツとを対応付けたものを、情報別埋め込みコンテンツとする。
また、差分コンテンツ生成手段が、埋め込み手段で生成された特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、他の複製部分コンテンツとの差分をとることで、部分コンテンツ数分の差分コンテンツを生成する。これによって、参照コンテンツを基準とし、他の複製部分コンテンツは、参照コンテンツとの差分情報のみを有する差分コンテンツとなる。
そして、伸張手段が、圧縮差分コンテンツを、その圧縮差分コンテンツを生成した圧縮方式の逆変換によって伸張する。これによって、参照コンテンツとの差分となる差分コンテンツが再生される。そして、加算手段が、差分コンテンツと、圧縮差分コンテンツに対応する参照コンテンツとを加算する。これによって、部分コンテンツに情報を埋め込んだ複製部分コンテンツが再生される。
そして、コンテンツ送信手段が、識別情報埋め込みコンテンツを、当該コンテンツを要求したコンテンツ利用端末に送信する。
ここでは、まず、本発明における、コンテンツに、そのコンテンツを利用する利用者固有の識別情報をフィンガープリントとして埋め込む手法について、その概要を説明し、続いて、その識別情報を埋め込んだコンテンツを配信するコンテンツ配信システムについて、順次説明を行うこととする。
まず、図11及び図12を参照して、本発明におけるフィンガープリント(利用者の識別情報)の埋め込み手法の概要を説明する。図11は、コンテンツから情報別埋め込みコンテンツを生成する手法を示す概念図である。図12は、情報別埋め込みコンテンツから識別情報埋め込みコンテンツを生成する手法を示す概念図である。
図11に示すように、本手法は、同一のコンテンツCに、1フレーム毎(F1,F2,F3,…)に情報“0”の値を電子透かしとして埋め込んだ「情報0埋め込みコンテンツC0」と、1フレーム毎に情報“1”の値を電子透かしとして埋め込んだ「情報1埋め込みコンテンツC1」を生成する。すなわち、「情報0埋め込みコンテンツC0」には、各フレーム(F01,F02,F03,…)に1ビットの情報“0”が埋め込まれている。また、「情報1埋め込みコンテンツC1」には、各フレーム(F11,F12,F13,…)に1ビットの情報“1”が埋め込まれている。
そして、参照コンテンツである「情報0埋め込みコンテンツC0」と、圧縮差分コンテンツM1とを、情報別埋め込みコンテンツBとする。
なお、電子透かしの性質として、電子透かしを埋め込んだ場合の変化は、知覚できない程度である。ここで知覚できない程度とは、例えば、画像の画素値が1〜2レベルの変化量である。すなわち、差分コンテンツD1の画素値は−2から+2の値となり、必要ビット数は3ビット以下となる。これによって、差分コンテンツD1を公知の圧縮方式で圧縮することにより、圧縮率を高めることができる。
図12に示すように、本手法は、情報別埋め込みコンテンツBに含まれる圧縮差分コンテンツM1を1フレーム毎に伸張し、差分コンテンツD1を再生する。そして、この差分コンテンツD1と、参照コンテンツである「情報0埋め込みコンテンツC0」とを加算することで、「情報1埋め込みコンテンツC1」を再生する。
次に、図1を参照して、本発明における第一の実施の形態であるコンテンツ配信システムの構成について説明する。図1は、コンテンツ配信システムの構成を示したブロック図である。コンテンツ配信システム1は、コンテンツの配信者(プロバイダ)側にイントラネット5で接続された情報埋め込みサーバ2と、コンテンツサーバ3と、コンテンツ配信サーバ4と、ゲートウェイ(GW)6とを備え、インターネット7を経由してコンテンツの利用者側の端末であるコンテンツ利用端末8に、利用者固有の識別情報であるフィンガープリントを埋め込んだコンテンツを配信するシステムである。
なお、ゲートウェイ(GW)6は、イントラネット5とインターネット7との各ネットワークを接続するための装置である。このゲートウェイ6は、例えば、IPルータ(IP:Internet Protocol)であり、イントラネット5内への不正アクセスを防ぐファイア・ウォールの機能を有するものである。
以下、情報埋め込みサーバ2、コンテンツサーバ3及びコンテンツ配信サーバ4について詳細に説明を行う。
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、情報埋め込みサーバの構成について説明する。図2は、情報埋め込みサーバの構成を示したブロック図である。情報埋め込みサーバ2は、コンテンツを構成する部分コンテンツ毎に、異なる複数の情報を埋め込んで、情報別埋め込みコンテンツ(図11参照)を生成するものである。ここで、部分コンテンツとは、コンテンツを所定単位で区切ったコンテンツであって、例えば、映像(動画コンテンツ)を構成するフレーム、音声を所定のサンプル数毎にブロック化したフレーム等をいう。
ここでは、情報埋め込みサーバ2は、コンテンツ記憶手段20と、情報別埋め込みコンテンツ生成手段21と、コンテンツ送信手段22とを備えて構成されている。
この情報別埋め込みコンテンツ生成手段21は、図示していない入力手段から指示されたコンテンツを、コンテンツ記憶手段20から読み出して、情報別埋め込みコンテンツを生成し、コンテンツ送信手段22に出力する。ここでは、情報別埋め込みコンテンツ生成手段21は、埋め込み手段21aと、差分コンテンツ生成手段21bと、圧縮手段21cと、合成手段21dとを備えて構成されている。
なお、ここで部分コンテンツに情報を埋め込む手法としては、一般的な電子透かし技術を用いることができる。
なお、この合成手段21dは、例えば、フレーム単位に参照コンテンツと圧縮差分コンテンツとを対応付けて、逐次フレーム単位でコンテンツ送信手段22に出力してもよいし、コンテンツを構成する全てのフレームが処理された段階で、コンテンツ送信手段22に出力することとしてもよい。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、コンテンツサーバの構成について説明する。図3は、コンテンツサーバの構成を示したブロック図である。コンテンツサーバ3は、情報埋め込みサーバ2で複製された情報別埋め込みコンテンツを、元となるコンテンツを識別するための識別情報と対応付けて記憶するとともに、要求のあった情報別埋め込みコンテンツをコンテンツ配信サーバ4に送信するものである。
ここでは、コンテンツサーバ3は、情報別埋め込みコンテンツ記憶手段30と、コンテンツ受信手段31と、コンテンツ要求受信手段32と、コンテンツ送信手段33とを備えて構成されている。
このように、コンテンツサーバ3を構成することで、コンテンツに異なる複数の情報を埋め込んだ情報別埋め込みコンテンツを準備することができる。
次に、図4を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ配信サーバの構成について説明する。図4は、コンテンツ配信サーバの構成を示したブロック図である。コンテンツ配信サーバ4は、コンテンツ利用端末8から送信される、利用者が所望するコンテンツの識別情報(コンテンツ名等)と、利用者の識別情報(ユーザID)とを記述した要求書(以下、コンテンツ要求書という)を受信して、利用者が所望するコンテンツに利用者の識別情報をフィンガープリントとして埋め込んで、コンテンツ利用端末8に配信するものである。
ここでは、コンテンツ配信サーバ4は、コンテンツ要求書受信手段40と、識別情報分離手段41と、コンテンツ要求送信手段42と、コンテンツ受信手段43と、識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44と、コンテンツ送信手段45とを備えて構成されている。
ここで、識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44は、分離手段44aと、伸張手段44bと、加算手段44cと、分割手段44dと、選択手段44eとを備えて構成されている。
なお、参照コンテンツは、情報“0”を埋め込んだ複製部分コンテンツ(情報0埋め込みコンテンツ)とし、圧縮差分コンテンツは、情報“1”を埋め込んだ複製部分コンテンツ(情報1埋め込みコンテンツ)と参照コンテンツとから生成されたものとする。
この選択手段44eは、例えば、入力される分割識別情報の値が“0”の場合は、情報0埋め込みコンテンツを出力し、“1”の場合は、情報1埋め込みコンテンツを出力する。このように、選択手段44eから選択された複製部分コンテンツが連続して出力されることで、コンテンツに利用者の識別情報が埋め込まれた識別情報埋め込みコンテンツが生成されることになる。
また、ここでは、参照コンテンツについては、そのまま配信することとしているが、参照コンテンツを単独で圧縮することとしてもよい。これによって、情報別埋め込みコンテンツの容量をさらに抑えることが可能になる。
次に、図5及び図6を参照して、本発明における第一の実施の形態であるコンテンツ配信システムの動作について説明する。
ここでは、まず、図5を参照(構成については適宜図1乃至図3参照)して、コンテンツ配信システム1において、コンテンツから情報別埋め込みコンテンツを生成する動作について説明する。図5は、情報別埋め込みコンテンツを生成する動作を示すフローチャートである。
なお、ステップS1からステップS4までの動作は、コンテンツの全ての部分コンテンツについて動作するものとする。すなわち、ステップS1からステップS4までの動作によって、コンテンツを構成するフレームの数だけ参照コンテンツ及び圧縮差分コンテンツが生成されることになる。
そして、コンテンツサーバ3において、コンテンツ受信手段31が、情報埋め込みサーバ2から送信された情報別埋め込みコンテンツを受信し(ステップS6)、情報別埋め込みコンテンツ記憶手段30に記憶する(ステップS7)。
これによって、コンテンツに利用者の識別情報を埋め込むための準備が完了したことになる。
次に、図6を参照(構成については適宜図1、図3及び図4)して、コンテンツ配信システム1において、コンテンツに利用者の識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成する動作について説明する。図6は、識別情報埋め込みコンテンツを生成する動作を示すフローチャートである。
そして、識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44の分離手段44aが、情報別埋め込みコンテンツを、参照コンテンツ及び圧縮差分コンテンツに分離する(ステップS19)。なお、この参照コンテンツは、複製部分コンテンツ(情報0埋め込みコンテンツ)に相当する。
この段階で、異なる情報(“0”又は“1”)を埋め込んだ複製部分コンテンツ(情報0埋め込みコンテンツ及び情報1埋め込みコンテンツ)が再生されたことになる。
さらに、選択手段44eが、ステップS22で分割された分割識別情報の値に対応する複製部分コンテンツ(情報0埋め込みコンテンツ及び情報1埋め込みコンテンツ)を、順次選択して出力する(ステップS23)。なお、この出力結果が、元となるコンテンツに利用者の識別情報をフレーム単位に埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツとなる。また、ステップS20からステップS23までの動作は、コンテンツの全ての部分コンテンツについて動作するものとする。
また、コンテンツ利用端末8が、コンテンツ配信サーバ4から送信される識別情報埋め込みコンテンツを受信する(ステップS25)。さらに、利用者の指示に基づいて、コンテンツ利用端末8が、識別情報埋め込みコンテンツを再生する(ステップS26)。これによって、利用者はコンテンツを視聴することができる。
なお、コンテンツ利用端末8に送信された識別情報埋め込みコンテンツには、利用者固有の識別情報が埋め込まれているため、そのコンテンツを利用者が不正にコピーした場合、その利用者を検出することが可能になる。
次に、図7を参照して、本発明における第二の実施の形態であるコンテンツ配信システムの構成について説明する。図7は、コンテンツ配信システムの構成を示したブロック図である。コンテンツ配信システム1Bは、プロバイダ側にイントラネット5で接続された情報埋め込みサーバ2と、コンテンツサーバ3と、コンテンツ配信サーバ4Bと、ゲートウェイ(GW)6とを備え、プロバイダ側から配信されるコンテンツ(情報別埋め込みコンテンツ)に、利用者側のコンテンツ利用端末8Bが、利用者固有の識別情報(ユーザID)を埋め込むシステムである。
以下、コンテンツ配信サーバ4B及びコンテンツ利用端末8Bについて説明を行う。
まず、図8を参照(適宜図7参照)して、コンテンツ配信サーバの構成について説明する。図8は、コンテンツ配信サーバの構成を示したブロック図である。コンテンツ配信サーバ4Bは、コンテンツ利用端末8Bから送信される、利用者が所望するコンテンツの識別情報(コンテンツ名等)を記述した要求書(コンテンツ要求書)を受信して、利用者が所望するコンテンツに対応する情報別埋め込みコンテンツをコンテンツサーバ3から取得し、コンテンツ利用端末8Bに送信するものである。
なお、コンテンツ要求書受信手段40B以外のコンテンツ要求送信手段42、コンテンツ受信手段43及びコンテンツ送信手段45は、図4で説明したコンテンツ配信サーバ4の構成と同一のものであるので、説明を省略する。
このように、コンテンツ配信サーバ4Bを構成することで、コンテンツ配信サーバ4Bは、コンテンツサーバ3とコンテンツ利用端末8Bとの間を仲介する単純な構成となり、コンテンツ配信システム1Bにおけるプロバイダ側の負荷を軽減することができる。
次に、図9を参照(適宜図7参照)して、コンテンツ利用端末の構成について説明する。図9は、コンテンツ利用端末の構成を示したブロック図である。コンテンツ利用端末8Bは、利用者が所望するコンテンツをコンテンツ配信サーバ4Bに要求し、その要求したコンテンツを、コンテンツ配信サーバ4Bから取得し、再生することで、利用者に提示するものである。なお、コンテンツ利用端末8Bは、コンテンツ配信サーバ4Bから取得したコンテンツに利用者固有の識別情報(ユーザID)を埋め込む。
ここでは、コンテンツ利用端末8Bは、識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44と、識別情報記憶手段80と、コンテンツ要求書生成手段81と、コンテンツ要求書送信手段82と、コンテンツ受信手段83と、再生手段84とを備えて構成されている。
なお、この識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44は、図4で説明したコンテンツ配信サーバ4の識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44と同様の構成であるので、同一の符号を付し、説明を省略する。
コンテンツ受信手段83は、プロバイダ側のコンテンツ配信サーバ4Bから送信される情報別埋め込みコンテンツを、インターネット7を介して受信するものである。ここで受信された情報別埋め込みコンテンツは、識別情報埋め込みコンテンツ生成手段44に出力される。
次に、図面を参照して、本発明における第二の実施の形態であるコンテンツ配信システムの動作について、主に識別情報埋め込みコンテンツを生成する動作を中心に説明する。なお、情報別埋め込みコンテンツを生成する動作については、図5で説明した動作と同じである。図10は、識別情報埋め込みコンテンツを生成する動作を示すフローチャートである。
以下、ステップS38以降の動作について説明する。
そして、コンテンツ利用端末8Bにおいて、コンテンツ受信手段83が、コンテンツ配信サーバ4Bから送信される情報別埋め込みコンテンツを受信する(ステップS40)。
また、伸張手段44bが、ステップS41で分離した圧縮差分コンテンツを、伸張することで差分コンテンツを再生する(ステップS42)。そして、加算手段44cが、ステップS41で分離した参照コンテンツと、ステップS42で再生した差分コンテンツとを加算することで、複製部分コンテンツ(情報1埋め込みコンテンツ)を再生する(ステップS43)。
一方、分割手段44dが、ステップS33でコンテンツ要求書から分離した利用者固有の識別情報を分割して、分割識別情報を生成する(ステップS44)。
さらに、選択手段44eが、ステップS44で分割された分割識別情報の値に対応する複製部分コンテンツ(情報0埋め込みコンテンツ及び情報1埋め込みコンテンツ)を、順次選択して出力する(ステップS45)。なお、この出力結果が、元となるコンテンツに利用者の識別情報をフレーム単位に埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツとなる。また、ステップS42からステップS45までの動作は、コンテンツの全ての部分コンテンツについて動作するものとする。
そして、利用者の指示に基づいて、再生手段84が、識別情報埋め込みコンテンツを再生する(ステップS46)。これによって、利用者はコンテンツを視聴することができる。
21 情報別埋め込みコンテンツ生成手段
(情報別埋め込みコンテンツ生成装置)
21a 埋め込み手段
21b 差分コンテンツ生成手段
21c 圧縮手段
21d 合成手段
44 識別情報埋め込みコンテンツ生成手段
(識別情報埋め込みコンテンツ生成装置)
44a 分離手段
44b 伸張手段
44c 加算手段
44d 分割手段
44e 選択手段
45 コンテンツ送信手段
8、8B コンテンツ利用端末
83 コンテンツ受信手段
84 再生手段
Claims (8)
- コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで、前記コンテンツを前記埋め込み情報別に複製した情報別埋め込みコンテンツを生成する情報別埋め込みコンテンツ生成装置において、
前記部分コンテンツ毎に、前記異なる複数の埋め込み情報を個別に埋め込んで、前記部分コンテンツを複製した複数の複製部分コンテンツを生成する埋め込み手段と、
この埋め込み手段で生成された特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、他の複製部分コンテンツとの差分をとることで、差分コンテンツを生成する差分コンテンツ生成手段と、
この差分コンテンツ生成手段で生成された差分コンテンツを圧縮して、圧縮差分コンテンツを生成する圧縮手段と、を備え、
前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとを、それぞれ前記情報別埋め込みコンテンツとすることを特徴とする情報別埋め込みコンテンツ生成装置。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで複製した複製部分コンテンツの中で、特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、かつ、その参照コンテンツと他の複製部分コンテンツとの差分をとった差分コンテンツを圧縮した圧縮差分コンテンツとし、前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとからなる情報別埋め込みコンテンツに基づいて、前記コンテンツに、利用者を識別する識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成する識別情報埋め込みコンテンツ生成装置であって、
前記情報別埋め込みコンテンツにおける圧縮差分コンテンツを伸張して、前記差分コンテンツを再生する伸張手段と、
この伸張手段で再生された差分コンテンツと、前記圧縮差分コンテンツに対応する参照コンテンツとを加算することで、前記複製部分コンテンツを再生する加算手段と、
前記識別情報を所定単位に分割して分割識別情報を生成する分割手段と、
前記加算手段で再生された複製部分コンテンツと、前記参照コンテンツである複製部分コンテンツとから、前記分割手段で分割された分割識別情報毎に、その分割識別情報と合致する埋め込み情報を埋め込んだ複製部分コンテンツを順次選択して、前記識別情報埋め込みコンテンツを出力する選択手段と、
を備えていることを特徴とする識別情報埋め込みコンテンツ生成装置。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで複製した複製部分コンテンツの中で、特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、かつ、その参照コンテンツと他の複製部分コンテンツとの差分をとった差分コンテンツを圧縮した圧縮差分コンテンツとし、前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとからなる情報別埋め込みコンテンツに基づいて、前記コンテンツに、利用者を識別する識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成し、当該識別情報埋め込みコンテンツを前記利用者に提示するコンテンツ利用端末であって、
前記情報別埋め込みコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
このコンテンツ受信手段で受信した情報別埋め込みコンテンツから、当該コンテンツの利用者を識別する識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成する請求項2に記載の識別情報埋め込みコンテンツ生成装置と、
この識別情報埋め込みコンテンツ生成装置で生成された識別情報埋め込みコンテンツを、視聴データに再生する再生手段と、
を備えていることを特徴とするコンテンツ利用端末。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで、前記コンテンツを前記埋め込み情報別に複製した情報別埋め込みコンテンツを生成する情報別埋め込みコンテンツ生成方法において、
前記部分コンテンツ毎に、前記異なる複数の埋め込み情報を個別に埋め込んで、前記部分コンテンツを複製した複数の複製部分コンテンツを生成する埋め込みステップと、
この埋め込みステップで生成された特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、他の複製部分コンテンツとの差分をとることで、差分コンテンツを生成する差分コンテンツ生成ステップと、
この差分コンテンツ生成ステップで生成された差分コンテンツを圧縮して、圧縮差分コンテンツを生成する圧縮ステップと、を含み、
前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとを、それぞれ前記情報別埋め込みコンテンツとすることを特徴とする情報別埋め込みコンテンツ生成方法。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで、前記コンテンツを前記埋め込み情報別に複製した情報別埋め込みコンテンツを生成するために、コンピュータを、
前記部分コンテンツ毎に、前記異なる複数の埋め込み情報を個別に埋め込んで、前記部分コンテンツを複製した複数の複製部分コンテンツを生成する埋め込み手段、
この埋め込み手段で生成された特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、他の複製部分コンテンツとの差分をとることで、差分コンテンツを生成する差分コンテンツ生成手段、
この差分コンテンツ生成手段で生成された差分コンテンツを圧縮して、圧縮差分コンテンツを生成する圧縮手段、として機能させ、
前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとを、それぞれ前記情報別埋め込みコンテンツとすることを特徴とする情報別埋め込みコンテンツ生成プログラム。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで複製した複製部分コンテンツの中で、特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、かつ、その参照コンテンツと他の複製部分コンテンツとの差分をとった差分コンテンツを圧縮した圧縮差分コンテンツとし、前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとからなる情報別埋め込みコンテンツに基づいて、前記コンテンツに、利用者を識別する識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成する識別情報埋め込みコンテンツ生成方法であって、
前記情報別埋め込みコンテンツにおける圧縮差分コンテンツを伸張して、前記差分コンテンツを再生する伸張ステップと、
この伸張ステップで再生された差分コンテンツと、前記圧縮差分コンテンツに対応する参照コンテンツとを加算することで、前記複製部分コンテンツを再生する加算ステップと、
前記識別情報を所定単位に分割して分割識別情報を生成する分割ステップと、
前記加算ステップで再生された複製部分コンテンツと、前記参照コンテンツである複製部分コンテンツとから、前記分割ステップで分割された分割識別情報毎に、その分割識別情報と合致する埋め込み情報を埋め込んだ複製部分コンテンツを順次選択して、前記識別情報埋め込みコンテンツを出力する選択ステップと、
を含んでいることを特徴とする識別情報埋め込みコンテンツ生成方法。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで複製した複製部分コンテンツの中で、特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、かつ、その参照コンテンツと他の複製部分コンテンツとの差分をとった差分コンテンツを圧縮した圧縮差分コンテンツとし、前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとからなる情報別埋め込みコンテンツに基づいて、前記コンテンツに利用者を識別する識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成するために、コンピュータを、
前記情報別埋め込みコンテンツにおける圧縮差分コンテンツを伸張して、前記差分コンテンツを再生する伸張手段、
この伸張手段で再生された差分コンテンツと、前記圧縮差分コンテンツに対応する参照コンテンツとを加算することで、前記複製部分コンテンツを再生する加算手段、
前記識別情報を分割して分割識別情報を生成する分割手段、
前記加算手段で再生された複製部分コンテンツと、前記参照コンテンツである複製部分コンテンツとから、前記分割手段で分割された分割識別情報毎に、その分割識別情報と合致する埋め込み情報を埋め込んだ複製部分コンテンツを順次選択して、前記識別情報埋め込みコンテンツを出力する選択手段、
として機能させることを特徴とする識別情報埋め込みコンテンツ生成プログラム。 - コンテンツを構成する所定単位の部分コンテンツ毎に、異なる複数の埋め込み情報を埋め込んで、前記コンテンツを前記埋め込み情報別に複製した情報別埋め込みコンテンツを生成する情報別埋め込みコンテンツ生成装置と、前記情報別埋め込みコンテンツを用いて、前記コンテンツに当該コンテンツの利用者を識別する識別情報を埋め込んだ識別情報埋め込みコンテンツを生成する識別情報埋め込みコンテンツ生成装置とからなるコンテンツ配信システムであって、
前記情報別埋め込みコンテンツ生成装置が、
前記部分コンテンツ毎に、前記異なる複数の埋め込み情報を個別に埋め込んで、前記部分コンテンツを複製した複数の複製部分コンテンツを生成する埋め込み手段と、
この埋め込み手段で生成された特定の複製部分コンテンツを参照コンテンツとし、他の複製部分コンテンツとの差分をとることで、差分コンテンツを生成する差分コンテンツ生成手段と、
この差分コンテンツ生成手段で生成された差分コンテンツを圧縮して、圧縮差分コンテンツを生成する圧縮手段と、
前記部分コンテンツ数分の前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとを、前記部分コンテンツ数分合成して、前記情報別埋め込みコンテンツを生成する合成手段と、を備え、
前記識別情報埋め込みコンテンツ生成装置が、
前記情報別埋め込みコンテンツ生成装置で生成された情報別埋め込みコンテンツを、前記部分コンテンツ毎に前記参照コンテンツと前記圧縮差分コンテンツとに分離する分離手段と、
この分離手段で分離された圧縮差分コンテンツを伸張して、前記差分コンテンツを再生する伸張手段と、
この伸張手段で再生された差分コンテンツと、前記圧縮差分コンテンツに対応する参照コンテンツとを加算することで、前記複製部分コンテンツを再生する加算手段と、
前記識別情報を分割して分割識別情報を生成する分割手段と、
前記加算手段で再生された複製部分コンテンツと、前記参照コンテンツである複製部分コンテンツとから、前記分割手段で分割された分割識別情報毎に、その分割識別情報と合致する埋め込み情報を埋め込んだ複製部分コンテンツを順次選択して、前記識別情報埋め込みコンテンツを出力する選択手段と、
この選択手段で選択された複製部分コンテンツを、前記コンテンツ利用端末に送信するコンテンツ送信手段と、
を備えていることを特徴とするコンテンツ配信システム。
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JP2013539547A (ja) * | 2010-08-03 | 2013-10-24 | トムソン ライセンシング | 提示されるオリジナルオーディオ又はビデオデータの不正利用に対する透かしによるプロテクションの方法及びシステム |
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