JP2005127871A - 3次元ワークの寸法測定方法 - Google Patents
3次元ワークの寸法測定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005127871A JP2005127871A JP2003363996A JP2003363996A JP2005127871A JP 2005127871 A JP2005127871 A JP 2005127871A JP 2003363996 A JP2003363996 A JP 2003363996A JP 2003363996 A JP2003363996 A JP 2003363996A JP 2005127871 A JP2005127871 A JP 2005127871A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cad model
- dimensional
- shape
- molding material
- marking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
【課題】 3次元のワーク成形素材の寸法測定方法の改良を図る。
【解決手段】 3次元ワーク成形素材1の各点を測定してデータS1を作成し、素材形状3次元CADモデルM1と完成形状3次元CADモデルM2とを設計形状の位置で変換し、成形素材測定データS1と完成形状3次元CADモデルM2の間の寸法をソフト上で自動計算の上、導き出し、加工代数値C1を算出する。そして、加工代が最適な加工代C2と加工代が過分又は不足する加工代C3を選別表示する。(例:カラーチャート表示)
【選択図】 図1
【解決手段】 3次元ワーク成形素材1の各点を測定してデータS1を作成し、素材形状3次元CADモデルM1と完成形状3次元CADモデルM2とを設計形状の位置で変換し、成形素材測定データS1と完成形状3次元CADモデルM2の間の寸法をソフト上で自動計算の上、導き出し、加工代数値C1を算出する。そして、加工代が最適な加工代C2と加工代が過分又は不足する加工代C3を選別表示する。(例:カラーチャート表示)
【選択図】 図1
Description
本発明は、3次元ワークの寸法測定方法に関する。
3次元ワークのケガキ作業は、プレス成形用金型上に、素材を置いて、金型に対して取代、曲りを確認し、金型上での位置を決め、金型の基準から加工中心位置のケガキを手動で行っていた。ケガキ後、機械テーブル上で取代確認を行い、その確認結果を元にケガキ線に対して加工中心線位置を調整して心出しを行い、加工を行っていた。また、従来の3次元計測技術では、素材を測定し、その測定データと素材3次元CADモデルを形状が近似する位置でフィットし、その状態で測定データと素材3次元CADモデルの形状精度の比較を行っていた。
この種の技術は、例えば、下記の非特許文献に開示されている。
雑誌「ターボ機械」 第28巻第5号第45頁〜第50頁 2000年5月、日本工業出版社 雑誌「光技術コンタクト」 Vol.39,No.2(2001)、第118頁〜第125頁
雑誌「ターボ機械」 第28巻第5号第45頁〜第50頁 2000年5月、日本工業出版社 雑誌「光技術コンタクト」 Vol.39,No.2(2001)、第118頁〜第125頁
金型上に素材を置いての確認を行う場合、金型の型がある枠の部分は、曲り、加工代の確認が出来るが、型肉が無い部分や素材を載せて目で見えない部分は確認を行うことが出来ない。また、素材が金型の形状と比較して加工代が取れると判断を行っても数値的には導き出せなかった。また、生産性を向上させるため、素材を金型上での位置から傾けた位置で加工を行おうとする場合に正確なケガキを行うことが出来ない。
そこで本発明は、3次元ワーク成形素材を測定装置により測定し、測定結果を3次元ワークの成形素材3次元CADモデルに重ね合わせて最適化を図る。そして、この結果を3次元ワークの完成形状3次元CADモデルに置きかえて加工代偏差を算出し、成形素材の測定データと比較して、加工代を自動的に確認することで、上述した従来の不具合を解消するものである。
本発明の3次元ワークの寸法測定方法は、3次元ワークの成形素材を3次元方向から測定する工程と、成形素材の測定データと成形素材の3次元CADモデルをベストフィットする工程と、成形素材の3次元CADモデルと完成形状の3次元CADモデルを差し替えて成形素材の測定データと完成形状の3次元CADモデル間で加工代偏差を算出する工程と、完成形状3次元CADモデルの中に、位置基準となる3次元データを読込み読込んだ3次元データをオフセット回転移動する工程と、位置基準となるケガキ位置をレーザポインタでパネル上に割出し、ケガキを実施する工程と、を備えるものである。
本発明による効果は、自動ケガキの実現、加工代確認の数値化、機械側での心出し調整レス、オフセットケガキ等が挙げられる。
以下本発明の一実施例を図1から図7により説明する。図1において、1は本発明の加工対象の3次元ワーク成形素材の斜視図である。
成形素材1は、鋼板材をプレスで曲げたので、曲面構造を有する。
図2は、本発明の測定方法に使用される測定装置の概要を示す斜視図である。
測定装置10は、床面上に固定されるベース12と、ベース12により支持される本体14の上部に取付けられる測定ヘッド20を備える。
この測定ヘッド20は、本体14に対して水平方向及び垂直方向に首振り旋回動を行うことができ、レーザ等の測定手段22を備える。
この測定ヘッド20は、本体14に対して水平方向及び垂直方向に首振り旋回動を行うことができ、レーザ等の測定手段22を備える。
この測定ヘッドは、測定対象の3次元ワーク成形素材1に非接触で成形素材の各点の座標位置を検出する。
図3は、測定装置10により測定された多数のスポットの測定データS1と素材形状3次元CADモデルM1とのフイット状況を示したもので、両者のフイットは最小2乗法に基ずく論法でソフト上で実施され、両者の形状が最も近似される位置でフイットされる。
図4は、完成形状3次元CADモデルM1と成形素材測定データS1の間の加工代偏差算出状況を示しているものである。前項に記載したフイット作業の後に、素材形状3次元CADモデルM1と完成形状3次元CADモデルM2とを設計形状の位置で変換し、成形素材測定データS1と完成形状3次元CADモデルM2の間の寸法をソフト上で自動計算の上、導き出し、加工代数値C1を算出する。そして、加工代が最適な加工代C2と加工代が過分又は不足する加工代C3を選別表示する。(例:カラーチャート表示)
しかしながら、前項の作業だけでは、素材表面全体で加工代が最適にならない場合があり、任意の基準(例:素材重心G1)を中心として、完成形状3次元CADモデルM2を基準点G1の回りに平行、回転移動を行い、再び、加工代偏差算出を行い、加工代が最適になる位置を導き出す。
図5は、ケガキ位置基準3次元CADモデルの挿入状況を示している。ケガキ位置基準3次元CADモデルM5は、平面ケガキ位置基準3次元CADモデルM3と高さケガキ位置基準3次元CADモデルM4を合成してつくられる。前項までの作業で加工代が最適な位置を導き出した後、完成形状3次元CADモデルにケガキ位置3次元CADモデルM5を設計形状の位置で組込みを行う。ケガキ位置3次元CADモデルM5と測定点群データS1との交点をソフト上で求め、ケガキ位置を割出す。
図6は、ケガキ位置基準3次元CADモデルのオフセット状況を示している。これは、加工を行う上で生産性を向上させるため、金型に載せた位置に対してワークを傾けて加工したい時に、ケガキ位置基準3次元CADモデルを挿入後、任意の基準(例:ケガキ位置基準3次元CADモデルの交点K1)の回りに任意の角度α1回転移動させ、測定点群データS1との交点をソフト上で求め、ケガキ位置を割出す。
そして、指示装置(例:レーザポインタ)を使用して、成形素材の機械加工部に加工機にセットするための基準点等の必要なケガキを施す。
図7は本発明の処理のフロー図である。
ステップS10でスタートした処理は、ステップS11で成形素材を測定する。次に、ステップS12で測定した素材測定データと素材形状3次元CADモデルとをフイットする。
成形素材3次元CADモデルと完成形状3次元CADモデルとを設計形状の位置で変換を行い、変換後、素材測定データと完成形状3次元CADモデルとの間の加工代偏差算出を行う(ステップS13)。
さらに、ステップS14で加工代の最適化を図るため、素材重心等の任意の中心回りに、完成形状3次元CADモデルを平行、回転移動させ、再度、加工代偏差算出を行う。
最適な条件を導き出した後に、ケガキ位置基準3次元CADモデルを完成形状3次元CADモデルの中に組込む(ステップS15)。素材を金型に対して傾けて加工しようとする場合は、傾き量分、位置基準3次元CADモデルをオフセットする(ステップS16)。ステップS17で位置基準と素材測定データの交点をソフト上で求め、ケガキ位置を割り出す。
割り出した位置を指示装置(例:レーザポインタ)により、ケガキを行い、ステップS18で処理を完了する。
1 成形素材
10 測定装置
S1 素材測定点群データ
M1 素材形状3次元CADモデル
M2 完成形状
M3 平面ケガキ位置基準
M4 高さケガキ位置基準
10 測定装置
S1 素材測定点群データ
M1 素材形状3次元CADモデル
M2 完成形状
M3 平面ケガキ位置基準
M4 高さケガキ位置基準
Claims (1)
- 3次元ワークの成形素材を3次元方向から測定する工程と、
成形素材の測定データと成形素材の3次元CADモデルをベストフィットする工程と、
成形素材の3次元CADモデルと完成形状の3次元CADモデルを差し替えて成形素材の測定データと完成形状の3次元CADモデル間で加工代偏差を算出する工程と、
完成形状3次元CADモデルの中に、位置基準となる3次元データを読込み読込んだ3次元データをオフセット回転移動する工程と、
位置基準となるケガキ位置をレーザポインタでパネル上に割出し、ケガキを実施する工程と、
を備える3次元ワークの寸法測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363996A JP2005127871A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 3次元ワークの寸法測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003363996A JP2005127871A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 3次元ワークの寸法測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005127871A true JP2005127871A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34643115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003363996A Pending JP2005127871A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 3次元ワークの寸法測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005127871A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012083151A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Toyota Motor Corp | 溶接ビードの検査装置、検査方法、及び、検査用プログラム |
JP2019090675A (ja) * | 2017-11-14 | 2019-06-13 | 株式会社荏原製作所 | 検査装置、検査システム、プログラムを記憶した記憶媒体 |
-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003363996A patent/JP2005127871A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012083151A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Toyota Motor Corp | 溶接ビードの検査装置、検査方法、及び、検査用プログラム |
JP2019090675A (ja) * | 2017-11-14 | 2019-06-13 | 株式会社荏原製作所 | 検査装置、検査システム、プログラムを記憶した記憶媒体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0586688B1 (en) | Fixture gauge and method of manufacturing same | |
US7225050B2 (en) | Method and apparatus for precisely fitting, reproducing, and creating 3-dimensional objects from digitized and/or parametric data inputs using computer aided design and manufacturing technology | |
CN103465246B (zh) | 铸件毛坯刻线标记方法及刻线标记装置 | |
US20110295408A1 (en) | Process for positioning a workpiece | |
CN104669065B (zh) | 金刚石刀具在位检测与定位方法 | |
CN108917600A (zh) | 一种基于三维反求的复杂结构毛坯加工定位方法 | |
EP2570236A1 (en) | Method of measuring and aligning parts for machining in a machine tool | |
CN108287522B (zh) | 一种基于多平台的自动化在机检测方法 | |
KR20200090363A (ko) | Cnc 밀링 가공공작물 좌표계 간편 세팅방법 | |
US20040128846A1 (en) | Method and apparatus for measuring bent workpieces | |
CN111085902B (zh) | 一种视觉在线检测及修正的工件打磨系统 | |
JP2010060556A (ja) | 曲面部材計測システム及び方法 | |
KR101902739B1 (ko) | 자동차의 바디 패널 생산용 프레스 금형 제조방법 | |
CN114211206A (zh) | 一种回转体多容腔铸造舱体加工方法 | |
CN1202924C (zh) | 模具的制造方法及其制造装置 | |
JP2005127871A (ja) | 3次元ワークの寸法測定方法 | |
CN113340238A (zh) | 一种用于检测零件大孔内小斜孔的角度和位置的检测方法 | |
JP3972920B2 (ja) | Nc工作機械および補正加工方法 | |
CN111413933A (zh) | 轮毂的亮面的加工方法和轮毂及其制造方法、加工系统 | |
KR20070068797A (ko) | 프로펠러의 자동화 가공방법 | |
CN216264672U (zh) | 用于高尔夫球杆头的加工机 | |
CN113681042A (zh) | 一种超精密车削加工的水平对刀误差计算模型的构建方法 | |
CN108106558B (zh) | 一种齿轮加工刀具的测量方法和测量装置 | |
JP2003202219A (ja) | 表面性状倣い測定方法およびプログラム | |
Gessner et al. | Accuracy of the new method of alignment of workpiece using structural-light 3D scanner |