JP2005124625A - Dishwasher - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、食器点数の増加を図った食器洗浄機に関する。 The present invention relates to a dishwasher that increases the number of dishes.
一般に、食器洗浄機に備えられた食器かごは、確実に洗浄できることを条件に洗浄すべき食器類をできるだけ多く配列支持し、所謂セットできることが求められている。特に、食器洗浄機をキッチンのシンク上に設置して使用するコンパクトタイプでは、スペース的に制約を受ける中で効率良く多数の食器類をセットできることが強く望まれている。この背景には、例えば6人家族での使用可能を想定し、標準的な食器として、通常大中小の各皿、茶わん、汁わん、湯のみ及びコップ、小鉢等の組み合わせが考えられ、他に箸やスプーン等の小物はもとより、包丁や鍋などの調理器具も洗浄可能としたものが考えられている。そのうち、茶わんや汁わんを除けば個人でも複数個使用するとともに、共用に使用する食器類や取り出し皿などを考慮すると、昨今のコンパクト化指向の中で如何に多くの食器類をセットできるかは重要な課題の一つとなっている。 In general, it is required that the dish basket provided in the dishwasher can support and arrange as much as possible the dishes to be washed on condition that the dishwasher can be reliably washed. In particular, in a compact type in which a dishwasher is installed on a kitchen sink and used, it is strongly desired that a large number of dishes can be set efficiently while being limited in space. In this background, for example, it is assumed that it can be used by a family of six, and as standard tableware, there are usually combinations of large, medium and small plates, tea bowls, soup bowls, hot water and cups, small bowls, etc. It is considered that cooking utensils such as kitchen knives and pans can be washed as well as small items such as kitchen utensils and spoons. Among them, except for tea bowls and soup bowls, individuals use multiple, and considering the dishes and takeout dishes used for common use, how many dishes can be set in the recent trend toward compactness? One of the important issues.
そこで従来、例えば食器かごの片側上方に回動可能な棚を設けて、必要に応じ当該棚を展開してコップや湯呑み等を載置し、より多くの食器類を洗浄可能としている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1記載のものでは棚自体の大きさや形状において、回動する構成上およびスペース的にも大きな制約を受け、1回で洗浄できる洗浄容量である食器かご内に収容できる食器点数については十分とは言えない。そこで、その対策として例えば、洗浄槽内に上下2段に略同容量の食器かごを配設することが考えられる。これによれば、食器点数の増大は見込めるが、限られた洗浄槽内のスペースにあって、特に上段にセットされた食器類に対して本来の洗浄性能が維持できるかが大きな問題となってくる。
However, in the thing of the said
本発明は上記問題点を解決するため、食器かごを上下2段に配設した上で、更により多くの食器類をセットできるとともに、所望の洗浄性能が確保できるようにした食器洗浄機を提供することを目的とする。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a dishwasher in which a tableware basket is arranged in two upper and lower stages, and more dishes can be set and desired cleaning performance can be secured. The purpose is to do.
上記目的を達成するために本発明による食器洗浄機は、洗浄槽内に食器類をセットした食器かごを、上下2段に配設し上かご及び下かごとして夫々出し入れ可能に収容するとともに、収容された前記上かごと下かごとの間にあって、下かごにセットされた食器類の肩越しスペースに他の食器類をセット可能な、食器支持部を設けたことを主たる特徴とするものである。 In order to achieve the above object, the dishwasher according to the present invention accommodates a tableware basket in which tableware is set in a washing tub in two upper and lower stages so that it can be put in and out as an upper basket and a lower basket, respectively. The main feature of the present invention is that a tableware support portion is provided between the upper basket and the lower basket, which can set other tableware in the space over the shoulder of the tableware set in the lower basket.
本発明の食器洗浄機によれば、上下2段に多くの食器類を収納できる上に、肩越しスペースを有効活用して他の食器類をセット可能な食器支持部を設けたので、洗浄性能の低下を抑えながら且つコンパクト構成のもとに、より多くの食器点数をセット可能とし実用に至便な食器洗浄機を提供できる。 According to the tableware washing machine of the present invention, since a large number of tableware can be stored in the upper and lower two stages, and the tableware support unit capable of setting other tableware using the over-the-shoulder space is provided, the cleaning performance is improved. It is possible to provide a dishwasher that is convenient for practical use because it is possible to set a larger number of tableware while maintaining the reduction and compact configuration.
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1実施例を示す図1ないし図4を参照して説明する。
そのうち、図1は要所を切断して示す側面図、図2は後述する扉3を除去した状態の正面図、図3は異なる要所を切断して示す図1相当図で、これらを参照して食器洗浄機全体の概略構成につき説明する。1は食器洗浄機本体で、その外殻を構成する外箱2と、これの前面部に設けた扉3とを備え、内部には洗浄槽4と、その下部に洗浄機構部5等を具備した構成としている。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a side view showing a cut-out of important points, FIG. 2 is a front view showing a state in which a
そして、洗浄槽4内には詳細は後述するが食器かごとして上下2段に個々に配設された上かご6及び下かご7を収容し、また本体1前面の下部には特には図2に示すように操作パネル8が設けられ、食器洗浄機の運転コースの設定や、運転スタートおよび停止等に係る各種の操作キー8aを備えている。尚、この操作パネル8の裏側には、マイクロコンピュータ等からなる制御装置11を装備していて、これは上記操作パネル8による操作入力等に基づき、食器洗浄機の運転全般を制御する。
The
今少し具体的に述べると、前記扉3は下端部を支点に回動する下扉3aと、上端部を支点に回動する上扉3bとからなり、そのうちの下扉3aには図示しない扉ロック機構と連動する構成にあって、そのロック解除ボタン9及び取っ手10とを設けている。従って、扉3を開放する場合には、ロック解除ボタン9を押しながら取っ手10を手前に引けば、下扉3aが下方に回動して開き、それに連動して上扉3bが上方に回動して、本体1の前面たる洗浄槽4の前面開口を大きく開放することができ、以って食器かごを容易に出し入れ可能としている。
More specifically, the
また、前記外箱2内の大きな空間を占める洗浄槽4は、その前面開口を前記した扉3により水密に閉鎖され、その底部に前記した洗浄機構部5を配設している。この洗浄機構部5は、洗浄ポンプ12とこれを駆動するポンプモータ13、及び後述する噴射体15を具備してなり、併せて洗浄ポンプ12と同軸上に並設した排水ポンプ14も上記ポンプモータ13にて共通に駆動されるようにしている。そのための駆動制御手段として、ポンプモータ13に正逆回転可能なモータを用い、例えば時計回りの正転時には洗浄ポンプ13が正常にポンプ機能する一方、排水ポンプ14は有効に機能せず、また逆転時には排水ポンプ14が正常にポンプ機能して機外に排水できるが、洗浄ポンプ12は有効に機能しないように、ポンプランナーの形状若しくはクラッチ機構を備えた構成としている。
Further, the
このように、洗浄槽4の外底部の洗浄ポンプ12に対し、洗浄槽4の内底部には回転可能な噴射体15が軸筒部16を介して連通支持され、該軸筒部16は前記洗浄ポンプ12の吐出側に連通接続され、以って洗浄機構部5として機能する構成にある。そして、洗浄ポンプ12の吸入側は、接続管17を介して洗浄槽4の最低部位である凹所4aに連通接続され、従って、例えば洗浄運転時には洗浄機構部5の駆動に伴ない、洗浄槽4内に供給された洗浄水は、凹所4aから洗浄ポンプ12を介して噴射体15に圧送され、該噴射体15から洗浄槽4内の主に上方に向けて噴射されるとする、洗浄水の循環を繰り返し行なう。この場合、噴射体15は洗浄水を斜め横方向に噴射するときの反動を利用して一方回転するようにしている。
As described above, the
その他、詳細な説明は省略するが洗浄槽4の内底部には、洗浄水の加熱や乾燥運転時に取り込んだ外気を加熱温風化するためのヒータ18を備え、また外側壁には送風用のブロワー19、給水用の給水弁20、所定水位を検知する例えばフロート式の水位スイッチ21を具備し、いずれも洗浄槽4内に連通して設けられている。
次いで、食器かごとして洗浄槽4内に上下2段に配設された上かご6及び下かご7につき具体的に述べると、これらはワイヤを組んで矩形枠状に形成され、前記したように扉3の開放により前面から出し入れ可能に、いずれも前後方向にスライド可能に支持されている。そのスライド支持手段としては、まず上かご6の支持手段につき図2に基づき説明すると、洗浄槽4の左右両側壁に前後方向に延びるレール部材22が固定的に設けられている。
Although not described in detail, the inner bottom of the
Next, the upper basket 6 and the
これに対し上かご6には、その左右両側にスライド部材23が装着され、該スライド部材23の外側面には上下に複数段の例えば3段階の溝部23a,23b,23cが形成されており、該溝部23a〜23cの個々に前記レール部材22がスライド可能に係合する構成としている。従って、これら溝部23a〜23cのいずれかを選択してレール部材22とスライド可能に係合させることで、上かご6の収容位置を3段階にわたり高さ調節可能としている。
On the other hand, the upper cage 6 is provided with
因みに、図2に示す実施例ではレール部材22が最上位の溝部23aと係合しており、上かご6としては最低位置に収容された状態を示している。この場合、当該上かご6と洗浄槽4の天井面との上下間のスペースが大きく、背の高い食器類等をセットするに好都合である。一方、最下位の溝部23cをレール部材22に係合した場合には、上かご6は最高位置に収容支持された態様となり、下方の空間スペースを大きくして後述する下かご7に背の高い食器類をセットするに好都合となる。
Incidentally, in the embodiment shown in FIG. 2, the
尚、本実施例に示す上かご6は、左側半分を深底形態とし右側半分を浅底形態とする段違い構成にあって、該上かご6が上記最低位置に収容されていることと相俟って、深底側には食器類として例えば大きな鍋24をセット可能としており、浅底側には複数のコップ25をセット可能としている。
このような上かご6に対し、下かご7は洗浄槽4内に収容された状態では前記噴射体15の若干上方位置である所定高さ位置に保持され、全体構成として浅底枠状に形成され前後方向にスライド可能に支持されている。そのスライド支持手段は、やはり洗浄槽4下部の左右両側壁にレール部材26が固定的に設けられ、一方下かご7の両側下部にはスライド部材27が装着され、このスライド部材27が前記レール部材26上に載置支持されることで、当該下かご7を前後方向にスライド可能に支持している。
Note that the upper car 6 shown in the present embodiment has a stepped structure in which the left half is in the deep bottom form and the right half is in the shallow bottom form, and this is in combination with the upper car 6 being accommodated in the lowest position. Thus, for example, a
In contrast to the upper car 6, the
そして、斯かる下かご7には、特に図2に示すように左側のほぼ半分には複数の茶わん28aや汁わん28b(後述する図4参照)を横方向に2列(図1参照)に並べてセットし、右側の半分には長寸のスプーン29や箸30等を収納した筒状の小物入れ31を立設保持し、及び複数の皿32を横1列で中央位置(図3参照)に並べてセットしている。その皿32のうち、図2では径大な大皿32aと、やゝ径大な中皿32bを立設状態に配置しセットしている。
In such a
このような食器かごにおける上記食器類を、着脱容易に支持するセット手段としては、前記上かご6では、その底部に鍋24やコップ25を載置支持する構成にあり、これに対し下かご7の左側では、その底部から逆ハ字状(図1参照)に起立した比較的短寸の食器支え33を複数たる2列に配設していて、これら各食器支え33は図2に示すように長短をなす第1,第2の支え33a,33bを一対として構成されている。従って、これら各支え33a,33b間に個々の茶わん28aや汁わん28bが挟持されるように配列支持されセットされる。
As the setting means for easily supporting the tableware in such a tableware basket, the upper basket 6 has a structure in which the
そして、同右側においては底部から逆ハ字状に起立した長寸の食器支え34を横1列に複数配設していて、これら食器支え34間に皿32が立設状態に保持されセットされている。この場合、本実施例では図2からも明らかとなるように、前記上かご6は底部が段違い構成にあって、例えば右側は上位の浅底形態であるため、その下方スペースは大きく確保できる。このことは、該スペースに対応する下かご7の右側には径大な皿32や長寸のスプーン29、更には図示しないが麦茶用ボトルとか、おたまや菜箸等を余裕をもってセット可能としている。
On the right side, a plurality of long table supports 34 erected in an inverted C shape from the bottom are arranged in a horizontal row, and the
斯くして上記構成の下かご7は、段違い構成の上かご6との組み合わせにより多種多様な食器類を効率よくセット可能とする利便性を有しているものの、食器点数を増加する点については必ずしも明確でない。そこで、本実施例では当該下かご7には、更に食器支持部35を付設し、特には薄形状で径小な、例えば直径が12cmほどの小皿36を保持するに好適なセット手段を設けている。以下、この食器支持部35の具体構成につき、図4の下かご7の要部を示す平面図も参照して説明する。
Thus, although the
まず、この食器支持部35の配設部位は、特に図4の平面図に示すように下かご7の左側のスペース領域において、前記食器支え33を2列配置したその中間位置に、短寸の食器支え37を横1列に複数配設している。この中間位置は、下かご7に茶わん28a及び汁わん28bを2列にセットした状態で、それらの間に隙間Sが確保されている。この隙間Sは、主に下かご7の下方の噴射体15からの噴射水が上方に抜け易くして、上かご6にセットされた食器類を有効に洗浄できるようにするために形成されている。
First, as shown in the plan view of FIG. 4, the
しかして、この隙間Sを有効活用して上記食器支え37を配設しているが、その隙間Sの大きさは、食器類として上記した小皿36であってもこれを配置するほどの間隙はないので、該食器支え37は具体的には図1に示すように隙間Sの上方において、二点鎖線で示す上方スペースAに配設されている。尚、この上方スペースAの詳細については後述するが、これは下かご7の左側にセットされた食器類たる茶わん28a及び汁わん28bの上方にあって、上かご6の底部との間に形成されたスペースを指している。
Thus, the
次いで、上記食器支持部35の具体構成につき述べると、これは図1,2に示すように下かご7の底部から隙間Sを利用して2本のワイヤを平行に起立して設け、所定高さ位置でやや拡開して水平状態となしたブリッジ状の支脚部38を有し、その水平部分に略直上に起立した長寸の第1の食器支え37aと短寸の第2の支え37bを一対としてなる食器支え37を横1列に複数設けた構成としている。尚、これを以って小皿36は、上記食器支え37に挟持されるように立設状態にセット可能となるが、当該食器支え37は各小皿36間に隙間を有するように十分に間隔を置いてセットできるよう配設されている。
Next, the specific structure of the
しかるに、食器支え37が位置する上方スペースAについて述べると、これは図1に基づき述べたように大略的には上かご6と、下かご7の食器類たる茶わん28a及び汁わん28bとの間のスペース領域にあるが、具体的に述べると上限は上かご6の底部の水平な略平坦面状をなしているのに対し、下限では食器類の外郭形状に沿った凹凸状をなしている。このような上方スペースAの背景には、下かご7にセットされた食器類に対し、上かご6が若干のスペースを介して対峙した方が、下方から噴射された洗浄水が上かご6の食器類にむらなく噴き付けるに有効であること、及び下かご7の食器類としては一般的に円形状をなすのが圧倒的に多いことに基づき、これら食器類の肩越しに窪んだ小スペースが常に形成される事情がある。
However, when the upper space A where the
例えば、本実施例の如く茶わん28aや汁わん28bをセットするに好適な下かご7の構成にあっては、その図1中に示すように上下方向の若干のスペースに加え、これら食器類の肩越しに形成される複数の小スペースを主体とした、所謂肩越しスペースA1,A2,A3,A4が形成される。そして、この肩越しスペースA1〜A4の集合体が前記上方スペースAを形成するものである。
For example, in the configuration of the
因みに、本実施例では小皿36をセットする食器支え37は、2つの肩越しスペースA2,A3が集合し且つ2列の中間位置の隙間Sに対応した最も広い領域を利用して、他の食器類と極力重複しないよう配列支持できるようにしている。
尚、このような肩越しスペースA1〜A4は、下かご7の左側のみに形成されるものではなく、例えば図3に示すように右側の大皿32aを1列に配列セットした場合も、その両肩越しの2箇所に肩越しスペースB1,B2が形成される。しかるに、この大皿32aの場合では、肩越しスペースB1,B2は当該大皿32aにより略中央部分で分断された形態をなすが、例えば中皿32b以下の径小な食器類の場合には、上下方向のスペースも付加されて連続した肩越しスペースB1,B2が形成される。但し、いずれにしても肩越しスペースB1,B2における上下方向のスペースとしては、連続,非連続に係わらず格別な差異を生ずるものではなく、やはりこれら肩越しスペースB1,B2も、下かご7と上かご6との間に、上方スペースAと同様の趣旨にて形成される別の上方スペースBを形成するものと言える。
Incidentally, in this embodiment, the
Such over-the-shoulder spaces A1 to A4 are not formed only on the left side of the
次に、上記構成の食器洗浄機の作用について説明する。
まず、図1〜図3には、洗浄槽4内に上下2段に配設した上,下かご6,7に所定の食器類がセットされた状態を示しており、この状態にて運転スタートすることにより周知の如く選択された運転コースを制御装置11に記憶されたプログラムや、水位スイッチ21等の入力信号を受けて洗い行程、すすぎ行程、乾燥行程等が自動的に実行される。
Next, the operation of the dishwasher having the above configuration will be described.
First, FIG. 1 to FIG. 3 show a state in which predetermined utensils are set in the
そのうちの洗い行程において、特には食器支持部35を付設した下かご7にセットされた食器類の洗浄作用について述べる。この洗い行程の洗浄動作は通常行なわれているように、洗浄機構部5が駆動され洗浄ポンプ12から圧送された洗浄水が、噴射体15から勢いよく主に斜め上方に向けて噴射され、且つ噴射反動により噴射体15が自転して、洗浄水を上方にむらなく噴射する。これにより、直上の下かご7に通常にセットされた食器類(実施例では茶わん28a,汁わん28b,皿32,スプーン29等の小物)はもとより、これら食器間を上方に抜け出た洗浄水にて、上かご6内にセットされた鍋24やコップ25等の食器類の洗浄が行なわれる。
In the washing process, the cleaning action of the tableware set in the
しかるに、下かご7に付設された食器支持部35にセットされた食器類、即ち実施例に謂う径小な小皿36は、上かご6との間の上方スペースAを有効活用して配置され、隣接する他の食器類と重複することなくセットできる。具体的には小皿36は、茶わん28aと汁わん28bとの2列の中間に位置して、これら食器類間の隙間Sに対応した上方スペースAにあって、最も広い領域となる連続した肩越しスペースA2,A3内に配列支持されている。従って、隙間Sを通り抜けた噴射洗浄水は上方に抜け易く、食器支持部35にセットされた小皿36を有効に洗浄できるとともに、各小皿36は、間隔を置いて食器支え37に支持されているので、該隙間Sを通り抜けた洗浄水が上かご6側の食器洗浄にも有効に機能するものである。
However, the tableware set in the
尚、食器かごにセットされた食器類は、夫々上かご6及び下かご7を必要な位置まで引き出して取り出せばよいし、特に下かご7では中間の横1列に食器支持部35を付設したので、奥側の汁わん28bの出し入れする際には、該下かご7を、洗浄槽4の前面開口から水平位置まで開放した下扉3a上に適宜引き出すことで、大きな前面開口から簡単に着脱操作できる。その他、上かご6の段違い構成との組み合わせで上,下かご6,7に異なる高さなどの多種多様の食器類を効率よくセットできて、効果的に洗浄できることは云うまでもない。
The tableware set in the tableware basket can be taken out by pulling out the upper basket 6 and the
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を有する。
食器かごを、上下2段に配設した上かご6と下かご7とから構成して、多数の食器点数を洗浄可能にした上で、下かご7の上方に上かご6との間に形成される上方スペースAを活用して、ここに別の径小な食器類(小皿36)を追加セットできる食器支持部35を配設した。この結果、隣接する他の食器類と極力重合することなく配置でき、有効に洗浄できるもとに食器点数の増大を図ることができる。また、上記上方スペースAは、下かご7にセットされた食器類(茶わん28a、汁わん28b)が一般的に円形状をなすものが多いことから、その食器類の肩越しに形成される肩越しスペースA1〜A4の集合体から構成でき、洗浄槽4や本体1を大型化することなく形成できて有効活用できる点でも有利である。
As described above, the present embodiment has the following effects.
A table basket is composed of an upper basket 6 and a
特に、本実施例で示すように食器支持部35を上方スペースAを構成するうちの、下かご7に2列に配置した食器類(茶わん28a、汁わん28b)の中間位置にあって、その隙間Sの上方たる連続した2箇所の肩越しスペースA2,A3に配設したので、広い領域に食器類をセットでき、制約を受ける槽内スペースの中で最大限大きな食器類、例えば直径が約12cmほどの小皿36をセット可能としている。しかも、横1列に間隔を置いて配列支持するようにしたので、噴射洗浄水の流れも良好で上部の上かご6の食器類ともども効果的に洗浄できる。
In particular, as shown in the present embodiment, the
尚、上方スペースAとしては、本実施例では下かご7の左側にセットした比較的径小な茶わん28a等の上方に形成されるものとして述べたが、これ以外にも形成可能である。例えば、上記したように上方スペースAは、セットされた食器類の肩越しに形成されるスペースを主体としたものであることから、本実施例において図3に示したように横1列に配列支持した背の高い食器類(皿32)の肩越しにも肩越しスペースB1,B2が形成され、所謂形態は異なるが同趣旨の上方スペースBが構成される。従って、該肩越しスペースB1,B2は、上記した肩越しスペースA1,A4に相当する部位で、これらは中間部位の連続した肩越しスペースA2,A3よりも若干小領域となるものの、この場合には更に径小な極小皿、例えば手塩皿の如き直径が約10cm以下の食器類を支持する食器支持部を設けることが可能である。
In the present embodiment, the upper space A is described as being formed above the relatively
また、本実施例における上かご6は、段違い構成に加えて高さ調節可能なスライド手段を採用しているので、上かご6をこれにセットする食器類によっては上位に収容配置して、下かご7との間の上方スペースA或いはBの領域を大きくして利用することも可能であり、これにより余裕あるスペースにて洗浄性能を高め得たり、前記した小皿36より径大な食器類の洗浄も可能にしたりするなどの展開が可能である。
In addition, since the upper basket 6 in this embodiment employs slide means that can be adjusted in height in addition to the stepped structure, the upper basket 6 may be accommodated and arranged at the upper position depending on the tableware set in the upper basket 6. It is also possible to use the upper space A or B with the
(第2の実施の形態)
上記に対し、図5は本発明の第2実施例を示したもので、以下上記実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
このものは、上記実施例とは下段に配設した下かご38の構成のみ異なり、他は共通であり、更に具体的に述べれば該下かご38を構成するうちの食器支持部39の構成においてのみ異なるものである。尚、図5(a)は下かご38の要部を示す斜視図で、同(b)は食器類をセットした状態の斜視図である。
(Second Embodiment)
On the other hand, FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention. In the following, the same parts as those in the above-mentioned embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted, and only different parts will be described.
This is different from the above-described embodiment only in the configuration of the
しかして、図5(a)に示す下かご38の要部たる左側には、底部から逆ハ字状に起立した短寸の食器支え40を複数2列に配設していて、これら各食器支え40は長短をなす第1,第2の支え40a,40bを一対として構成されている。従って、図5(b)に示すようにこれら各支え40a,40b間に、個々の茶わん28aや汁わん28bが挟持されるように2列に配列支持されセットされるもので、これらの間に隙間Sを有するなど斯かる構成については上記実施例と実質的に共通である。
5A. On the left side, which is the main part of the
しかるに、本実施例では小皿36をセットする食器支持部39について、上記実施例とは異なる以下の構成を特徴としている。即ち、この食器支持部39は、下かご38の底部を形成した中央部2本の平行なワイヤを、該下かご38の左縁部に達したところから曲成して略鉛直に起立して立ち上げた第1の支え41aと、その2本の延出端部と所定高さ位置(前記上方スペースAの領域)で対向するように鈎状をなした第2の支え41bとの組み合わせからなり、この第1,第2の支え41a,41b間に1個の食器類を支持する食器支えを兼ねた構成としている。
However, in the present embodiment, the
上記構成から理解できるように、食器支持部39は2列に配置された食器類(茶わん28a、汁わん28b)の中間位置で、下かご7の最左端の縁部に立設されている。従って、図示するように当該食器支持部39には、前記した小皿36が1個支持される。換言すれば、本実施例では通常の下かご38に相当する食器点数に、食器1点の増加を図った構成にあると言える。この場合、食器1点を縁部に配置する構成のため、前記した小皿36より径大な食器類をセットすることも可能となる。
As can be understood from the above-described configuration, the
斯くして本実施例によれば、食器支持部39に例えば小皿36の1点を追加セット可能としたものであるが、その利便性は高い。即ち、下かご38の底部にセットされた食器類(茶わん28a、汁わん28b)の出し入れ等に特に支障となることもなくセットできて作業性がよく、該食器支持部39への食器類の着脱操作も簡単にでき、例えばセットする都度、下かご38を大きく洗浄槽4外に引き出すなどの煩わしさを伴なわない。しかも、食器支持部39は中間位置で縁部に位置しているため、上方スペースA内に十分なスペース的余裕のもとに配置され、よって他の食器類の妨げとなることもなくて効果的に洗浄できるとともに、中間位置の隙間Sからの噴射洗浄水は殆んど支障なく上部の食器類の洗浄に寄与でき、以って全体の食器類に対する高洗浄性能も維持できる。
Thus, according to the present embodiment, for example, one point of the
尚、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例にのみ限定されるものではなく、例えば洗浄手段である噴射体は、複数設置して噴射洗浄水の死角をなくすようにしたり、或いは上かごを主体にした例えば固定的な噴射体を設置すれば、一層洗浄性能の向上が見込め、若干の食器点数が増加しても必要十分な洗浄効果が期待できる。
その他、食器支持部は小皿等の食器類を上方スペースを利用してセットできればよいもので、その具体的構成は種々考えられ、また食器かごの具体構成や食器類を直接支持する食器支えの形状などについても、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施し得る。
It should be noted that the present invention is not limited to the embodiments described above and shown in the drawings. For example, a plurality of spray bodies as cleaning means may be installed to eliminate the blind spot of the spray cleaning water, or If, for example, a fixed spray body mainly composed of a basket is installed, further improvement in cleaning performance can be expected, and a necessary and sufficient cleaning effect can be expected even if the number of dishes increases slightly.
In addition, the tableware support unit is only required to be able to set dishes such as small dishes using the upper space, and various specific configurations are conceivable, and the specific configuration of the tableware basket and the shape of the tableware support that directly supports the tableware Also, various modifications may be made without departing from the scope of the present invention.
図面中、1は本体、2は外箱、3は扉、4は洗浄槽、5は洗浄機構部、6は上かご(食器かご)、7,38は下かご(食器かご)、12は洗浄ポンプ、15は噴射体、及び35,39は食器支持部を示す。 In the drawings, 1 is the main body, 2 is the outer box, 3 is the door, 4 is the washing tank, 5 is the washing mechanism, 6 is the upper basket (tableware basket), 7 and 38 are the lower basket (tableware basket), and 12 is the washing machine. A pump, 15 is an injection body, and 35 and 39 are tableware support parts.
Claims (5)
4. The dishwasher according to claim 3, wherein the tableware support unit is configured to set the tableware at intervals.
Priority Applications (1)
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-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003360636A patent/JP2005124625A/en not_active Abandoned
Cited By (3)
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WO2015129146A1 (en) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Dishwasher |
JP2015160028A (en) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | dishwasher |
CN106028898A (en) * | 2014-02-28 | 2016-10-12 | 松下知识产权经营株式会社 | Dishwasher |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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