JP2005122717A - 不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法 - Google Patents

不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不動産の登記関連書類の管理で、権利上最重要な登記識別情報と該書類の管理を徹底し、かつ容易にする。
【解決手段】登記関連書類と、ICタグ等と、ICカードと、ICタグ等用及び又はICカード用読み取り書きこみ装置と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、一つの登記関連書類につき、一つのICタグ等を設け、これに登記識別情報を暗号化したデータと、このデータを復号化し該登記識別情報を見る事ができる者を特定したデータなど必要なデータを記録し、該登記関連書類に関するデータをファイル装置内のデータファイルに記録する工程から成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、設定、移転、変更、更正、変更更正、抹消登記契約書類、あるいは被担保債権たる金銭消費貸借契約書、および銀行基本取引約定書等の登記関連書類(以下、登記関連書類という。)に関する登記識別情報を秘密状態にして該登記関連書類を保管し、また、該登記関連書類の存否をRF‐ID(IC チップを利用した非接触認証技術)によって確認することにより、権利上最重要の該識別情報と該書類の管理を徹底・容易にするための不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法に関する。
登記申請について、平成16年度に成立した法律により平成17年からオンラインによる登記申請が実施され、従前からの登記済書制度が廃止される。これにより、105年間有用に機能してきた所有権に関する登記済書(俗に権利書という)、担保権に関する登記済書(俗に設定済書という)がなくなり、契約書そのものは、単なる一般の契約書となる。
そして、該権利書等がなくなるかわりに登記の完了後、登記識別情報というパスワードが登記権利者に通知されるが、該登記識別情報は、登記済書の代わりに次回の登記申請時の主要な情報として使用されることになる。これにより、登記手続きの簡素化、ペーパレス化が実現される。
一方、銀行等の企業が扱う登記に関連する登記関連書類の取扱数は膨大な数量にのぼり、これらの書類の管理等には大変な労力を必要とする。しかし、ICチップを利用することにより、書類の管理等を容易にする発明がされ、これを登記関連書類の管理に利用すれば、登記関連書類の管理は容易となる。
例えば、特許文献1には、一枚または複数枚のICチップ 入りペーパをその内部に含む、一つまたは複数のICチップ 付き書類ファイルと、前記ICチップ 付き書類ファイル内ICチップ 部へ電子データを書き込む機能、または前記ICチップ 入りペーパ内ICチップ 部から電子データを読み出す機能、のうち少なくとも一方の機能を有する一つまたは複数の、第1のICリーダライタと、前記ICチップ 付き書類ファイル内ICチップ 部へ電子データを書き込む機能、または前記ICチップ 付き書類ファイル内ICチップ 部から電子データを読み出す機能、のうち少なくとも一方の機能を有する一つまたは複数の、第2のICリーダライタと、中央処理装置と、記憶装置と、出力装置と、入力装置と、書類ファイル格納手段と、前記ICチップ 付き書類ファイルの位置検出を行う位置検出手段と、からなる書類管理システムにおいて、前記ICチップ 入りペーパ内ICチップ 部に記録された書類データを読み出し、前記ICチップ 付き書類ファイル内ICチップ 部に前記書類データを書き込み、一方、前記ICチップ 付き書類ファイルの位置情報を検出し、前記ICチップ 付き書類ファイル内ICチップ 部に記憶されたファイル名と、前記ICチップ 付き書類ファイルの前記位置情報と、を対応づけて記憶装置に記録し、前記入力装置を用いて検索キー項目を入力し、入力された前記検索キー項目をキーにして、前記記憶装置に記録された前記書類データを検索し、検索結果を、前記ICチップ 付き書類ファイルの前記ファイル名および前記位置情報とともに出力する、ことを特徴とするICチップ 入りペーパを用いた情報管理方法が開示されている。
特開2001−229199号公報(特許請求の範囲)
上記オンラインによる登記申請の採用に伴う登記識別情報については、以下の問題がある。第一に、オンラインによる登記申請の場合、登記申請する本人も本人の代理人も顔を見せないまま登記申請が終了してしまうため、従前の申請と異なり登記識別情報の盗用による第三者の不正な登記が容易となってしまう。第二に、登記識別情報は従前の登記済書と異なり無体物で占有ができないため、登記識別情報が盗用されても該登記識別情報の所有者が盗用に気付かない場合があり、該所有者すなわち登記義務者が知らないうちに第三者が不正に登記してしまうことも考えられる。
このため、登記識別情報の管理は、従前の登記済書の管理以上に厳重にする必要があり、登記に関連する登記関連書類に登記識別情報を記載等した場合には、該登記識別情報の漏洩を防ぐため該登記関連書類の管理を徹底する必要がある。また、登記関連書類自体も重要なものであり、該登記関連書類が所定の保存場所にあるか否か、または、該登記関連書類がどこに持ち出されたか等を確認すること、すなわち該登記関連書類の存否を確認することにより該登記関連書類の管理を徹底することが望ましい。さらに該管理を厳重にするとともに該登記関連書類の管理を容易にして、該登記関連書類の管理についての労力を減らすことが望ましい。
ここで、上記のように特許文献1の発明を登記関連書類に利用すると該登記関連書類の管理は容易となるが、該発明は必要な書類を検索して該書類ファイルの位置情報等を出力装置により出力することにより該書類を管理するという発明であり、特定の情報を秘密にして該書類を管理することができず、該登記関連書類の管理が徹底されるとは言い難い。また、該登記関連書類がどこに持ち出されたか等を確認することまではできず、該登記関連書類の管理が徹底されるとは言い難い。
そこで本発明は、登記関連書類の管理を徹底することを目的に登記関連書類にICタグ(アンテナ付きICチップのことをいう、以下同じ。)等を利用して、登記識別情報を秘密状態にして該登記関連書類を保管し、また、特定の者のみ該暗号化したデータを復号化した登記識別情報を見ることができることとし、また、該登記関連書類の存否をRF‐ID(IC チップを利用した非接触認証技術)により確認することにより、登記関連書類の管理を徹底・容易にすることができる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、登記関連書類と、該書類用ICタグ(以下、単にICタグという。)と、必要に応じてICカードと、該ICタグ用及び又は該ICカード用読み取り書き込み装置(以下、単に読み取り書き込み装置という。)と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、
(1)一つの登記関連書類につき、一つのICタグを設ける工程、
(2)該ICタグに、登記識別情報を暗号化したデータ(以下、データ1という。)と、該暗号化したデータを復号化して該登記識別情報を見る事ができる者を特定したデータ(以下、データ2という。)と、不動産特定番号と登記受付日と登記受付番号と登記権利者名のデータ(以下、データ3という。)と、登記関連書類名のデータ(以下、データ4という。)と、その他必要なデータ(以下、データ5という。)とのそれぞれを読み取り書き込み装置により書き込む工程(以下、請求項1ないし5において上記(1)と(2)の工程を行った後の登記関連書類を登記関連書類1と、ICタグをICタグ1という。)、
(3)該登記関連書類に関するデータ(以下、データ6という。)をファイル装置内のデータファイル(以下、登記関連書類格納データファイルという。)に中央処理装置と、メインメモリと、メインメモリ中のプログラムと、入出力装置とにより記録する工程、
において上記(1)、(2)、(3)の工程を、順序を問わず全て行った後、
(4)登記関連書類1を金庫室の書類棚等、所定の保存場所に保存する工程を行い、
(5)読み取り書き込み装置によりICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、一方、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により登記関連書類格納データファイルからデータ6を読み出し、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該読み取ったデータ3等と、該読み出したデータ6とを比較し、登記関連書類1が所定の保存場所にあるか否かを確認する工程、
(6)読み取り書き込み装置を有するゲートを用いて該ゲートを通過したICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該読み取ったデータ3等と通過した日時等とからなる通過情報を作成して、ファイル装置内の登記関連書類出納履歴ファイルに記録し、登記関連書類1が該金庫室等の内部又は外部に持ち出されたか等を確認する工程、
(7)必要な登記関連書類1を中央処理装置と、ファイル装置と、メインメモリと、メインメモリ中のプログラムと、入出力装置とにより検索し、読み取り書き込み装置を用いて検索した情報をもとに該必要な登記関連書類1の所在を確認する工程、
(8)データ6のうちの破棄データをもとに読み取り書き込み装置を用いて、破棄すべき登記関連書類1の所在を確認し、破棄すべき登記関連書類1を破棄する工程、
(9) 読み取り書き込み装置によりICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り、一方読み取り書き込み装置によりICカードから所定のデータを読み取り、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該所定のデータと該データ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断し、登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化して該復号化した登記識別情報を必要なデータとともに入出力装置に出力し、一方登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない工程、
において上記(5)、(6)、(7)、(8)、(9)の工程の内、いずれか一つ、二つ、三つ、四つまたは全部を、回数と順序を問わず行うことを特徴とするものである。
上記課題を解決するため、請求項2記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、請求項1記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、請求項1記載の(5)の工程は、
(10)読み取り書き込み装置を登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該読み取り書き込み装置により読み取る工程と、
(11) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類1の存否を確認したい所定の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する工程と、
(12) すべて読み取っていない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データ3等を読み取った登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す工程と、
(13) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該読み出すデータ6をもとに、該登記関連書類1の保存場所が正しいか否かを確認する工程と、
(14)保存場所が正しくない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置または該読み取り書き込み装置に設けられた入出力装置に保存場所が正しくない旨の情報を出力し、登記関連書類格納データファイルにその旨と必要なデータとを記録し、上記(10)に戻る工程と、
(15) 保存場所が正しい場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類格納データファイルにその旨と必要なデータとを記録し、上記(10)に戻る工程と、
(16)すべて読み取った場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、データ6と (14)、(15)の工程により該データファイルに記録されたデータ等とから登記関連書類1の存否情報を作成する工程と、
(17) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置に登記関連書類1の存否情報を出力する工程と、
を行うことを特徴とするものである。
上記課題を解決するため、請求項3記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、請求項1または2記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、請求項1記載の(6)の工程は、一または複数の所定区域の出入り口に予め設けられた読み取り書き込み装置を有するゲートを用い、ICカードを持つ者が該ゲートを登記関連書類1を持って通過すると、
(18)該ゲート内の読み取り書き込み装置は該登記関連書類1に設けられたICタグ1と該ICカードからデータを読み取る工程と、
(19)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データと通過した日時等とを通過情報としてファイル装置内の登記関連書類出納履歴ファイルに記録する工程と、
を行うことを特徴とするものである。
上記課題を解決するため、請求項4記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、請求項1、2または3記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、請求項1記載の(7)の工程は、
(20) 入出力装置により必要な登記関連書類1の不動産特定番号、登記受付日、登記関連書類名等のデータを入力する工程と、
(21)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該入力されたデータをもとに該必要な登記関連書類1を検索し、対応するデータ6を読み出す工程と、
(22)読み取り書き込み装置を登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該読み取り書き込み装置により読み取る工程と、
(23)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類1の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する工程と、
(24)すべて読み取ってない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該読み取ったデータ3等と該読み出したデータ6とを比較し両データが対応しているか否かを確認する工程と、
(25) 対応している場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置または該読み取り書き込み装置に設けられた入出力装置に該必要な登記関連書類1が存在する旨の情報を出力し該必要な登記関連書類1の存在を知らせ、上記(22)に戻る工程と、
(26) 対応していない場合、上記(22)に戻る工程と、
(27)すべて読み取った場合、該(7)の工程を終了する工程と、
を行うことを特徴とするものである。
上記課題を解決するため、請求項5記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、請求項1、2,3または4記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、請求項1記載の(8)の工程は、予め登記関連書類格納データファイルに記録されたデータ6の破棄データを用い、
(28)読み取り書き込み装置を登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該読み取り書き込み装置により読み取る工程と、
(29) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類1の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する工程と、
(30) すべて読み取っていない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データ3等を読み取った登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す工程と、
(31)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該読み出したデータ6の破棄データから該読み取り書き込み装置により読み取ったデータの登記関連書類1が破棄すべき登記関連書類1であるかを判断する工程と、
(32) 破棄すべき登記関連書類1であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置または該読み取り書き込み装置に設けられた入出力装置に破棄すべき登記関連書類1である旨を出力し、該書類の存在を知らせ、上記(28)に戻る工程と、
(33) 破棄すべき登記関連書類1でないと判断した場合、上記(28)に戻る工程と、
(34) すべて読み取った場合、該破棄すべき登記関連書類1を破棄する工程と、
を行うことを特徴とするものである。
上記課題を解決するため、請求項6記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、登記関連書類と、該書類用一次元バーコードまたは二次元バーコード(以下、単にバーコードという。)と、ICカードと、該一次元バーコード用または該二次元バーコード用バーコード読み取り器(以下、単にバーコード読み取り器という。)と、読み取り書き込み装置と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、
(35)データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2をコード化しバーコードを作成し、一つの登記関連書類につき、該バーコードを設ける工程を行った後、
(36) バーコード読み取り器により該バーコードから該コード化されたデータを読み取る工程と、
(37) 一方、読み取り書き込み装置によりICカードのメモリ部分から所定のデータを読み取る工程と、
(38) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該所定のデータと、該読み取ったデータ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断する工程と、
(39)登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化し、該復号化した登記識別情報を入出力装置に出力する工程と、
(40)登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない工程とを一回または複数回行うこと
を特徴とするものである。
上記課題を解決するため、請求項7記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、請求項6記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、請求項6記載の二次元用バーコード読み取り器を、二次元バーコードを読み取る機能を有する携帯電話としたことを特徴するものである。
上記課題を解決するため、請求項8記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法は、登記関連書類と、ICタグと、ICカードと、読み取り書き込み装置と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、
(41)一つの登記関連書類につき、一つのICタグを設ける工程、
(42)該ICタグに、データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り書き込み装置により書き込む工程、
において、上記(41)、(42)の工程を順序を問わず全て行った後、
(43) 読み取り書き込み装置により該ICタグから該データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り、一方読み取り書き込み装置によりICカードから所定のデータを読み取り、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該所定のデータと該データ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断し、登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化して該復号化した登記識別情報を入出力装置に出力し、登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない工程を一回または複数回行うこと
を特徴とするものである。
請求項1記載の発明により、登記関連書類および登記識別情報の管理を徹底・容易にすることができる。特に、書類の存否確認について登記識別情報を秘密にしつつ、RF‐IDにより確認することにより、登記関連書類の管理を徹底・容易にすることができる。特に登記識別情報を暗号化したデータをICタグのメモリ部分に書き込むことにより、登記識別情報の漏洩を防げる。
また、一つの登記関連書類に一つのICタグを貼り付けることにより、一つ一つの登記関連書類を別個に管理できる。
さらに請求項1記載の(5)の工程により、登記関連書類が保存場所にあるか否か、つまり登記関連書類の存否を、登記関連書類を一枚一枚取り出して確認する必要がなく、該存否は一度に短時間で分かり、登記関連書類の管理が容易になるとともに無断に持ち出された登記関連書類を容易に発見できる。これにより、登記関連書類の管理を徹底することができる。さらに、登記関連書類の存否の確認を定期的にすることで不正な持ち出しの抑止力にもなる。
また、請求項1記載の(6)の工程の通過情報により、どの登記関連書類がいつ、登記関連書類の保存場所から持ち出されたか等の登記関連書類の存否を確認でき、これにより登記関連書類の管理を徹底・容易にできる。
さらにまた、請求項1記載の(7)の工程により、登記関連書類の保存場所に保存されている登記等書類から必要な書類を容易に探し出すことができる。つまり、必要な登記関連書類の存否が確認でき、これにより登記関連書類の管理を徹底・容易にできる。
また、請求項1記載の(8)の工程により、破棄すべき登記関連書類を容易に発見することができる。つまり、破棄すべき登記関連書類の存否を確認できる。また、コンピュータにより破棄すべき書類を管理することから、誤廃棄を防ぐことができる。これにより登記関連書類の管理を徹底・容易にできる。
さらにまた、請求項1記載の(9)の工程により、ICタグのメモリ部分に記録した登記識別情報を暗号化したデータを復号化して該情報を見る事ができる者つまり閲覧者を限定することにより、該情報の漏洩を防ぐことができ、登記関連書類の管理を徹底することができる。
請求項2記載の発明により、登記識別情報の漏洩を防ぎつつ、書類の存否の確認が一覧表でわかり、登記関連書類が紛失した事実が生じた場合、速やかに事実を知ることが可能になる。また、登記関連書類の誤配架を防ぐこともできる。これにより登記関連書類の管理を徹底・容易にできる。
請求項3記載の発明により、だれが、いつ、どこに、どの書類を持ち出したかが登記関連書類出納履歴ファイルに記録されるため、これにより登記識別情報の漏洩を防ぎつつ、登記関連書類の持ち出しが容易に分かる。また、登記関連書類を持ち出した者も特定できるため、不正な登記関連書類の持ち出しに対する抑止力にもなる。これにより登記関連書類の管理を徹底・容易にできる。
請求項4記載の発明により、登記識別情報の漏洩を防ぎつつ、必要な書類を容易に探し出すことができ、登記関連書類の徹底・管理を容易にできる。
請求項5記載の発明により、登記識別情報の漏洩を防ぎつつ、破棄すべき登記関連書類について誤破棄を防ぎ、登記関連書類の管理を徹底・容易にできる。
請求項6記載の発明により、ICタグにかえ一次元または二次元バーコードにするため費用を抑えつつ、さらに登記識別情報を見る事ができる者を限定することで、登記識別情報の漏洩を防げる。
請求項7記載の発明により、バーコード読み取り器を、二次元バーコードを読み取る機能を有する携帯電話にすることで、費用を抑えつつ登記識別情報の漏洩を防げる。特に普及率の高い携帯電話を利用することにより簡便に本発明を導入できる。
請求項8記載の発明により、登記識別情報の漏洩を防ぐことができる。
さらに本発明では、以下の効果がある。
(1)登記済制度が廃止になることによって、リスクの生じる登記運営が不安になる。本発明は、担保権の設定済書の代替手段として機能し、登記行政に生ずる問題点を補完する。
(2)本発明は、特に金融機関の登記済管理において情報漏洩リスクを防護する。管理者のみに情報が開示できる仕組みにより、情報漏洩から派生する事件の発生を防止することができる。
(3)登記関係書類の移動管理が自動化し、保管のための伝票作成を大半の場合省略できる業務フローを確立できる。コンピュータにより、もっとも経済活動にとって重要書類である銀行取引約定書、債権証書、担保権証書等の登記関係の書類をICタグの有無の管理することによって、有史以来経験のない書類の完全存否管理が可能になる。
(4)大規模の倉庫を必要することなく、現在利用している書類倉庫を改造し身近なシステム構成が廉価で構成できる。
(5)規模に応じてシステムを構築でき、現行倉庫に即した運営が可能である。
(6)支店金庫を重要書類倉庫として利用でき、かつコンピュータが全体を管理すれば、集中管理方式よりも優れた体系を具現できる。
(7)入出庫履歴の記録が完璧に管理できる。
(8)銀行等のコンプライアンス構築に寄与できる。
(9)融資、あるいは登記が完了し入庫する場合、入庫する直前においてベテランの融資担当者が法的チェックを施した場合、例えば金庫室で書類が保存されている状況は極めて安全な保存状態となり、検査部等の検査を不要なものにする。
(10)銀行等では、登記関連書類の管理のため集中管理方式が実行されてきたが、保管されている登記関連書類が必要となった場合、その処理が遅滞しビジネスチャンスを失うこともあるがこれを補完する。
(11)集中管理方式を実行するために、専用書類倉庫を用意するために莫大な費用が必要になるが、本支店の金庫の連結によって例えば金庫室のようなロジカルな専用倉庫を形成でき費用を軽減、大きな効果を期待できる。
(12)組織全体の管理運営が簡単、廉価に実現できる。
(13)集中管理方式の運営はコンピュータによって実現し、契約書等の実物管理は本発明によって行い、業務上必要とする画像データは担保管理システム等によって管理を囲うとする。
(14)本発明が国家において採用された場合、e−Japan構想の中核として活用できる。
(15)ICタグに付帯して他の情報を予め格納しておくことにより、他のシステムと連携し、入力を省略する機能を付加することが実現し、超効果的システムの運営が可能である。
(16)システム構成が簡易であり、一般国民の意識を混乱させず利用できる。
(17)本人確認システムと結合することにより一層のセキュリテイが確立できる。
(18)集中管理方式に比べ安価にシステムを構築できる。
本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。
本発明を実施するための最良の形態についてのシステム構成を図1により説明する。ここで、図1は本発明を実施するための最良の形態に関するシステム構成図で、コンピュータを構成する中央処理装置、制御プログラムを有するメインメモリ、ファイル装置、入出力装置と、読み取り書き込み装置と、ICタグと、ICカードとのシステム構成を表している。
ICタグとはアンテナ付きICチップのことをいい、ICタグのメモリ部分には、後述するように所定のデータを読み取り書き込み装置により書き込む。ICカードとは、ICチップが内蔵または付加されたカードのことをいい、ICカードのメモリ部分には、登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを特定するためのデータ及び該所有者の氏名、住所等の必要なデータが記録されている。ここで、登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを特定するためのデータとは、該ICカードの所有者が登記識別情報を暗号化したデータを復号化して登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを特定するためのデータをいい、例えば該ICカードの所有者の所属機関等を表したデータ等がある。所属機関とは該所有者の役職等をいう。また、該ICカードは本発明を実施する企業等のすべての職員等が所持する。
また、読み取り書き込み装置は例えば、ICタグ用及び又はICカード用ICリーダライタにより実現され、以下の説明では、該ICリーダライタを用いて説明する。ICタグ用ICリーダライタとは、ICタグのメモリ部分に記録されているデータを読み取る機能と該メモリ部分にデータを書き込む機能のどちらか一方または両者を有するものをいい、ICカード用ICリーダライタとは、ICカードのメモリ部分に記録されているデータを読み取る機能を有するものをいう。
本発明においては必要に応じて、ICタグのメモリ部分に記録されているデータを読み取る機能と該メモリ部分にデータを書き込む機能とを有するものや、ICタグのメモリ部分に記録されているデータを読み取る機能とICカードのメモリ部分に記録されているデータを読み取る機能とを有するICリーダライタ等、上記機能のうち適した機能を有する一又は複数のICリーダライタを適宜使用するものとする(以下、ICタグ用及び又はICカード用ICリーダライタのことを単にICリーダライタという。)。
なお、該データの読み取りや書き込みは、ICカードやICタグと非接触により行う(図1参照)。なお、該読み取ったデータは、無線または有線により、メインメモリ、中央処理装置等に送られる(図1参照)。さらに、該書き込むデータは、例えば入出力装置により入力されたデータを該書き込むデータとして、中央処理装置、メインメモリ中の制御プログラム等によりICリーダライタに送られる(図1参照)。
ファイル装置には、必要なデータを記録するための、登記関連書類格納データファイルと登記関連書類出納履歴ファイルとが設けられている(図1参照)。なお、これらデータファイルの数や名称は必要に応じて自由に変えられるものとする。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令を受けて、ファイル装置内のデータファイルからのデータの読み出し、読み出したデータについての処理や演算、ICリーダライタで読み取ったデータの演算等の、各装置の制御やデータの計算・加工等の必要な処理を行う(図1参照)。
入出力装置は、例えばキーボード、マウス等の入力装置やディスプレイ、プリンタ等の出力装置により実現される。入出力装置は一または複数用いる。
また、ICタグに変えて、一次元または二次元バーコードを採用する場合、ICリーダライタに変えて一次元または二次元バーコードを読み取る機能を有するバーコード読み取り器を採用する。二次元バーコードを読み取る機能を有するバーコード読み取り器は、例えば、二次元バーコードを読み取る機能を有する携帯電話により実現される。バーコード読み取り器等は無線又は有線による通信手段によりコンピュータと情報のやり取りができる。
本発明を実施するための最良の形態の前半部分について、図2と図3を参照しながら説明する。ここで、図2は本発明を実施するための最良の形態の前半部分についてのフローチャートである。また、図3は登記関連書類にICタグを設けた一例として登記関連書類にICタグを貼り付けた図である。
管理の対象の登記関連書類すべてに、一つの登記関連書類につき、一つのICタグを設ける(図2の(2)の工程)。
該ICタグを設けることについては、例えば図3のように該ICタグを登記関連書類に貼り付ける。そして、該貼り付けを一度貼り付けたら永久に剥がすことができない手段により貼り付けることとすることにより、該ICタグの貼り変え等を防止し、書類の偽造を防止する。また、該ICタグの貼り変えを可能とすることにより該ICタグを再利用できるようにしてもよい。また、設けるとは、該ICタグを該登記関連書類に内蔵させる、埋め込む等の該ICタグと該登記関連書類を一体化させることも含む。
一次元又は二次元バーコードを設ける場合は、一次元又は二次元バーコードラベルを貼る等する。
また、該ICタグに、データ1と、データ2と、データ3と、データ4と、データ5とのそれぞれをICリーダライタにより書き込む(図2の(3)の工程)。
具体的には、例えば、ICタグのメモリ部分に、第一部分として権限パスワード部、第二部分として登記済情報部、第三部分として登記識別情報部、第四部分として登記関連書類名部、第五部分としてその他の情報部を設ける。
そして、例えば、第一部分には、データ2として例えば該登記識別情報が見ることができる所属機関等を特定するパスワード等のデータを記録する。また、第二部分にはデータ3として、不動産特定番号、登記受付日、登記受付番号、登記権利者名を記録する。さらにまた、第三部分には、データ1として登記識別情報を暗号化したものを記録する。また、第四部分には、データ4として登記関連書類名を記録する。さらにまた、第五部分には、データ5としてその他の必要な情報を書き込む。これらはICタグのメモリ部分にデータを書き込む機能を有するICリーダライタを用いて書き込む。なお、必要に応じてデータ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2のみを書き込んでもよい。
ここで、不動産特定番号とは、登記申請の際、登記の対象となる不動産物件を表現できる番号をいう。登記受付日、登記受付番号、登記権利者名は、それぞれ登記関連書類に関連する登記の、受付日、受付番号、権利者名をいう。また、不動産特定番号、登記受付日、登記受付番号、登記権利者名の全てにより一の登記関連書類が定まる。
当然、ICタグのメモリ部分に記録されたデータは該ICタグを設けるまたは設けられた登記関連書類の情報に対応したものである。また、所属機関等を特定するパスワードは、例えば、所属機関を特定するデータを暗号化したものがある。
なお、暗号については例えば共通鍵暗号、公開鍵暗号等を使用する。共通鍵暗号にはDESや、IDEAや、FEALや、MISTY等がある。また、公開鍵暗号にはRSAや、ElGamal暗号や、楕円曲線暗号等がある。さらにまた、RC2や、RC4や、AESや、乱数や、ハッシュ関数や、シーザー暗号等を利用してもよい。
一次元又は二次元バーコードを採用する際は、データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2をコード化して一次元又は二次元バーコードを作成し、登記関連書類に設ける。
なお、以下では図2の(2)と(3)の工程を行った後の登記関連書類を登記関連書類1と、ICタグをICタグ1という。
また、登記関連書類1に関するデータつまりデータ6を登記関連書類格納データファイルに中央処理装置と、メインメモリと、メインメモリ中の制御プログラムと、入出力装置とにより記録する(図2の(4)の工程)。
具体的には、例えばキーボード等の入出力装置によりデータ6を入力し、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令によりデータ6を登記関連書類格納データファイルに記録する。
データ6としては、例えば、不動産特定番号、登記受付日、登記受付番号、登記権利者名の他、収納番号、収納金庫番号、所轄部署、書類種別、担当者、登記関連書類名、破棄期限等があり、これらデータは利用方法によって変化する。なお、これらは登記関連書類ごとに関連付けて記録される。収納番号や収納金庫番号とは、該登記関連書類の保存場所を特定する番号をいい、例えば、書類棚の段数等から成る番号をいう。該保存場所が、書類棚の下から3段目なら例えば0003と表現する。該番号は本発明を実施する者が自由に設定できる。また、該保存場所の範囲についても部屋ごとに管理する等、本発明を実施する者が自由に設定できる。例えば、保存場所が複数ある場合で該保存場所の部屋番号が200で、書類棚番号がAで、書類棚の段数が3の場合は200−A-3と設定する。所轄部署とは該登記関連書類を扱う部署をいう。書類種別、担当者、登記関連書類名は、該登記関連書類の書類種別、担当者、登記関連書類名の情報をいう。破棄期限とは、該登記関連書類をいつから破棄してよいかの情報をいう。
なお、図2では、これら工程を順に行っているが、上記図2の(2)、(3)、(4)の全ての工程は順序を問わずに行うことができる。
上記図2の(2)、(3)、(4)の全ての工程後、登記関連書類1を金庫室の書類棚等、所定の保存場所に保存する(図2の(5)の工程)。保存場所は、本発明を実施する者が任意に選ぶことができる。例えば、本発明を実施する企業等の建物内の金庫室、または重要書類集中管理センター等内に書類棚またはラックを設け、登記関連書類1を整然と収納し保存する。当然、上記収納番号や収納金庫番号に対応した収納場所に収納する。
本発明を実施するための最良の形態の後半部分について、図4を参照しながら説明する。ここで、図4は本発明を実施するための最良の形態の後半部分についてのフローチャートである。
ICリーダライタによりICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、一方、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により登記関連書類格納データファイルからデータ6を読み出し、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により該読み取ったデータ3等と、該読み出したデータ6とを比較し、登記関連書類1が所定の保存場所にあるか否かを確認する(図4の(6)の工程)。一例については、後述する。
そして、ICリーダライタを有するゲートを用いて該ゲートを通過したICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により該読み取ったデータ3等と通過した日時等とからなる通過情報を作成して、ファイル装置内の登記関連書類出納履歴ファイルに記録し、登記関連書類1が該金庫室等の内部又は外部に持ち出されたか等を確認する(図4の(7)の工程)。一例については、後述する。
そして、必要な登記関連書類1を中央処理装置と、ファイル装置と、メインメモリと、メインメモリ中の制御プログラムと、入出力装置とにより検索し、ICリーダライタを用いて検索した情報をもとに該必要な登記関連書類1の所在を確認する(図4の(8)の工程)。一例については、後述する。
そして、データ6のうちの破棄データをもとにICリーダライタを用いて、破棄すべき登記関連書類1の所在を確認し、該破棄すべき登記関連書類1を破棄する(図4の(9)の工程)。一例については、後述する。
そして、以下の工程も行う。以下の工程は登記関連書類を閲覧する場合の工程である。なお、一次元バーコードを用いる場合、ICタグは一次元バーコードに変わり、ICタグのメモリ部分に記録されたデータを読み取る機能を有するICリーダライタはバーコード読み取り器となる。また、二次元バーコードを採用する場合、ICタグは二次元バーコードとなりICリーダライタはバーコード読み取り器となる。さらにバーコード読み取り器は例えば二次元バーコードを読み取る機能を有する携帯電話により実現される。バーコード読み取り器等は無線又は有線による通信手段によりコンピュータと情報のやり取りができる。
ICリーダライタによりICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り(図4の(10)の工程)。
具体的には、ICタグのメモリ部分に記録されたデータを読み取る機能を有するICリーダライタにより、閲覧したい登記関連書類1に設けられたICタグ1のメモリ部分からデータ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取る。データ3やデータ4やデータ5を読み取っても良い。
ICリーダライタにより、ICカードから所定のデータを読み取る(図4の(11)の工程)。
具体的には、ICカードのメモリ部分に記録されたデータを読み取る機能を有するICリーダライタにより、閲覧者の持つICカードのメモリ部分から登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを特定するためのデータ例えば該ICカードの所有者の所属機関等を表したデータを読み取る。
そして、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により該所定のデータと該データ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断する(図4の(12)の工程)。
具体的には、例えば、該データである該ICカードの所有者の所属機関等を表したデータと、データ2である例えば該登記識別情報が見ることができる所属機関等を特定するパスワードのデータとを比較して、所属機関等が一致すれば該ICカードの所有者は該登記識別情報を見る事ができる者であるということになる。中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該パスワードを解析し、該データである該ICカードの所有者の所属機関等を表したデータと比較し、該所属機関が一致しているかを判断する。
そして、登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により該データ1を復号化して該復号化した登記識別情報を必要なデータとともに入出力装置に出力する(図4の(13)の工程)。
そして、例えば該登記関連書類1に関する、該登記識別情報と、不動産特定番号と、登記受付日と、登記受付番号と、登記権利者名とを一覧表にして、プリンタによって紙媒体に印刷する、またはディスプレイ上に表示する。また、登記関連書類名等の情報を該一覧表に加えてもよい。なお、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により該登記識別情報のみを入出力装置に出力してもよい。
登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない(図4の(14)の工程)。
例えば、中央処理装置がメインメモリ中の制御プログラムの指令により該登記関連書類1に関する、不動産特定番号と、登記受付日と、登記受付番号と、登記権利者名と、必要に応じて登記関連書類名とからなる一覧表を作成してプリンタによって紙媒体に印刷する、またはディスプレイ上に表示するが、登記識別情報については、該一覧表に含ませず、代わりに必要に応じて該データ1をそのまま一覧表に含ませる。または、該データ1を該一覧表に含ませなくてもよい。なお、該データ1のみをプリンタによって紙媒体に印刷する、またはディスプレイ上に表示してもよい。さらにまた、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により何も出力しなくてもよい。
上記図4の(10)から(14)の工程により登記関連書類を閲覧する場合、特定の閲覧者(例えば、一定の所属機関に所属する者)は登記識別情報を含む情報を閲覧できるが、それ以外の者が閲覧できる情報には登記識別情報が含まれないことになる。
なお、図4では(6)から(15)の工程を順番通りに行っているが、(6)の工程、(7)の工程、(8)の工程、(9)の工程、(10)から(14)までの工程、のうち、いずれか一つ、二つ、三つ、四つまたは全部を、回数と順序を問わず行ってもよい。また、(10)、(11)の工程も(11)の工程を先に行ってもよい。
図4の(6)の工程の一例について、図5、図6を用いて説明する。ここで図5はICタグを設けられた登記関連書類を保存場所として書類棚に保存した場合の図である。また、図6は図4の(6)の工程の一例についてのフローチャートである。なお、登記関連書類1があるか否かを確認したい保存場所を例えば書類棚のうちの特定の段に限定したい場合、該書類棚の書類棚の段数等のデータをキーボード等の入出力装置により入力する。該特定の段が、書類棚の下から3段目なら例えば0003と入力する。
ICタグのメモリ部分からデータを読み取る機能を有するICリーダライタを登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該ICリーダライタにより読み取る(図6の(16)の工程)。
具体的には、例えば図5の矢印のようにICリーダライタを該保存場所に保存された登記関連書類1に沿って移動させ、ICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取る。読み取りは一件づつ行う。移動させる範囲は、登記関連書類1があるか否かを確認したい保存場所の範囲により変化する。特定の保存場所について登記関連書類1があるか否かを確認したい場合は、特定の保存場所の範囲で移動させる。例えば、図7の書類棚の下から3段目のみを確認したい場合、3段目に沿ってのみICリーダライタを移動させる。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、登記関連書類1の存否を確認したい該所定の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する(図6の(17)の工程)。
具体的には、例えば、以下の方法で該データ3等をすべて読み取ったか否かを確認する。図5の矢印のようにICリーダライタを移動させその後往復させるようとすると同一の登記関連書類1から、同一の該データ3等を読み取ることになる。同一の該データ3等を読み取ったということは、往路において登記関連書類の存否を確認したい保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータを読み取ったことになる。このため、同一のデータを読み取った場合に、保存場所にある登記関連書類1の該データ3等をすべて読み取ったと確認される。この場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該データ3等を全て読み取った旨の情報を入出力装置に出力し、例えば、ブザー等により実現される該入出力装置は、ブザー音を発し全て読み取った旨を知らせる。また、該ICリーダライタに予め設けられたブザー等により実現される入出力装置により該データ3等を全て読み取った旨を知らせてもよい。
スイッチ等により実現される入出力装置またはICリーダライタに予め設けられたスイッチ等により実現される入出力装置により該データ3等を全て読み取った旨の情報を中央処理装置に送ってもよい。この場合、該データ3等を全て読み取った旨の情報を中央処理装置が受け取った場合、中央処理装置は制御プログラムの指令により該データ3等を全て読み取ったと確認する。
登記関連書類1の該保存場所にあるすべての登記関連書類1の該データ3等を読み取っていない場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該データ3等を読み取った登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す(図6の(18)の工程)。
具体的には、例えば該データ3等に含まれる不動産特定番号と、登記受付日と、登記受付番号と、登記権利者名とをキーワードとして該データ6を読み出す。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該読み出すデータ6をもとに、該登記関連書類1の保存場所が正しいか否かを確認する(図6の(19)の工程)。
具体的には、例えば図6の(18)の工程において読み出す該データ6が存在する場合、該データ6に対応する登記関連書類1の保存場所は正しいが、存在しない場合、該データ6に対応する登記関連書類1の保存場所は正しくないことになる。
また、例えば登記関連書類1があるか否かを確認したい保存場所を例えば書類棚のうちの特定の段(例えば上記のように書類棚の下から3段目)に限定したい場合、該読み出しをデータ6に含まれる収納番号や収納金庫番号によって制限してもよい。具体的には、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、予め入力されたデータ例えば上記0003に対応する収納番号(この場合0003となる。)を有するデータ6のみを読み出す。これにより、読み出されなかったデータ6に対応する登記関連書類1の保存場所は正しくないことになる。また、読み出されたデータ6に対応する登記関連書類1の保存場所は正しいことになる。これにより、上記例に比べ狭い範囲での登記関連書類1の保存場所が正しいか否かが確認できる。なお、書類棚の特定の段ごとだけでなく、例えば部屋ごとまたは書類棚の棚ごとでも登記関連書類1の保存場所が正しいか否かを確認できる。
さらにまた、読み出したデータ6に含まれる収納番号や収納金庫番号によって、該登記関連書類の保存場所が正しいか否かを確認してもよい。具体的には、例えば、上記入力されたデータ(例えば0003)と読み出したデータ6に含まれる収納番号を比較する。そして、入力されたデータ(例えば0003)に対応する収納番号(例えば0003)を有するデータ6が読み出された場合、該データ6を有する登記関連書類1は、保存場所が正しいことになり、両データが対応しなかった場合、該データ6を有する登記関連書類1は、保存場所が正しくないことになる。
保存場所が正しくない場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、入出力装置または該ICリーダライタに設けられた入出力装置に保存場所が正しくない旨の情報を出力し、登記関連書類格納データファイルにその旨と必要なデータとを記録し(図6の(20)の工程)、図6の(16)の工程に戻る(図6参照)。
入力装置は例えばブザーによって実現され、保存場所が正しくない旨の情報を受け取ったブザーは、ブザー音を発する。そして、ブザー音が鳴った場所に保存場所が正しくない登記関連書類1があることになる。
登記関連書類1の保存場所が正しくない場合、該登記関連書類1は誤配架されたことになる。この場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、誤配架である旨のデータを記録する。また、登記関連書類1が保存場所にあるか否かを確認する工程(図4の(6)の工程)を行った日時のデータを記録してもよい。さらにまた、該データ3やデータ4等や該データ6に含まれるデータを記録してもよい。これら記録されるデータは登記関連書類ごとに関連付けて記録される。
)保存場所が正しい場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、登記関連書類格納データファイルにその旨と必要なデータとを記録し(図6の(21)の工程)、図6の(16)の工程に戻る(図6参照)。
登記関連書類1の保存場所が正しい場合、該登記関連書類1は誤配架ではなく、該登記関連書類1が保存場所にあると確認されたことになる。この場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、登記関連書類1が保存場所にある旨のデータを記録する。また、登記関連書類1が保存場所にあるか否かを確認する工程(図4の(6)の工程)を行った日時のデータを記録してもよい。さらにまた、これら記録されるデータは登記関連書類ごとに関連付けて記録される。
すべて読み取った場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、データ6と 図6の(20)、(21)の工程により該データファイルに記録されたデータ等とから登記関連書類1の存否情報を作成する(図6の(22)の工程)。
具体的には、以下のようにして登記関連書類1の存否情報を作成する。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により図6の(18)で読み出されなかったデータ6がある場合、該データ6を登記関連書類格納データファイルから読み出す。また、該登記関連書類があるか否かを確認する対象の保存場所を特定した場合、例えば上記のように入出力装置により0003と入力した場合、0003に対応する収納番号(例えば、0003)を有するデータ6であって、図6の(18)で読み出されなかったデータ6があれば、該データ6を登記関連書類格納データファイルから読み出す。該読み出されなかったデータ6がある場合、該データ6に対応する登記関連書類1は、保存場所にあるべき書類であるのに保存場所にない、つまり保存場所から該登記関連書類1が持ち出されたことになる。該読み出されなかったデータ6を読み出すことにより該読み出したデータ6に対応する登記関連書類1は保存場所にない書類であると中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により判断する。なお、該読み出されなかったデータ6がない場合、すべての登記関連書類1が保存場所にあることになる。
そして例えば、登記関連書類ごとに、データ3に含まれる不動産特定番号、登記受付日、登記受付番号、登記権利者名と、誤配架であるか否かと、保存場所にあるか否かとからなる存否情報を作成する。存否情報には、該読み取ったデータ4及び又は5や該読み出したデータ6や保存場所にあるか否かを確認する工程(図4の(6)の工程)を行った日時のデータを適宜加えてもよい。さらに、該読み取ったデータ1やデータ2を加えてもよい。
また、登記関連書類1が保存場所にあるか否かを確認する者が、登記識別情報を見ることができる者であるか否かを確認し、見ることができる者であると確認できた場合に限り、データ1を復号化した登記識別情報を存否情報に加えてもよい。具体的には、ICカードのメモリ部分に記録されたデータを読み取る機能を有するICリーダライタを用いて、登記関連書類1が保存場所にあるか否かを確認する者が所持するICカードのメモリ部分に記録された登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを特定するためのデータ例えば該ICカードの所有者の所属機関等を表したデータを読み取り、データ2と比較し、登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断する。該比較と該判断する具体的な方法は、上記で説明した図4の(12)の工程と同様である。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、入出力装置に登記関連書類1の存否情報を出力する (図6の(23)の工程)。
上記図6の(22)の工程で作成された存否情報が出力される。そして例えば、登記関連書類ごとに、誤配架であるか否かと、保存場所にあるか否かと、保存場所にあるか否かを確認する工程(図4の(6)の工程)を行った日時と、データ3に含まれる不動産特定番号等と、必要に応じてデータ4の登記関連書類名と、必要に応じてデータ6に含まれる担当者名等とを一覧表としてプリンタまたはディスプレイ等の入出力装置によりプリントまたは表示される。また、登記関連書類1が保存場所にあるか否かを確認する者が、登記識別情報を見ることができる者であるか否かを確認し、登記識別情報を見ることができる者であると確認できた場合は、登記識別情報を一覧表に加えてもよい。登記識別情報を見ることができる者であると確認できない場合は、データ1をそのまま一覧表に加えてもよい。
次に図4の(7)の工程の一例について、図7、図8を用いて説明する。ここで図7はICリーダライタを有する複数のゲートを金庫室等に設けた図である。図8は、図4の(8)の工程の一例のフローチャートである。
なお、本例では、一又は複数の所定区域の出入り口にICリーダライタを有するゲートをあらかじめ設けておき、以下の工程を行う。該所定区域は本発明の実施者が、登記関連書類の管理に必要であると判断した区域であり、該実施者が自由に決められる。
具体的には、例えば、図7のように金庫室の出入口と、コピー室の出入口と、執務室の出入口とに、ICカードのメモリ部分からデータを読み取る機能とICタグのメモリ部分からデータを読み取る機能とを有するICリーダライタを有するゲートを設けておき、以下の工程を行う。また、ゲートについては、ICタグのメモリ部分からデータを読み取る機能を有するICリーダライタと、ICカードのメモリ部分からデータを読み取る機能を有するICリーダライタとをそれぞれ有するゲートを用いてもよい。
ICカードを持つ者が該ゲートを登記関連書類1を持って通過すると、該ゲート内のICリーダライタは該登記関連書類1に設けられたICタグ1と該ICカードからデータを読み取る(図8の(24)の工程)。
具体的には、該ICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、該ICカードからは、ICカードの所有者名のデータ等を読み取る。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該データと通過した日時等とを通過情報としてファイル装置内の登記関連書類出納履歴ファイルに記録する(図8の(25)の工程)。
登記関連書類出納履歴ファイルには、具体的には、例えばICカードとICタグとから読み取ったデータをもとに、該ゲートを通過した登記関連書類1のデータ3に含まれる不動産特定番号、登記受付日、登記受付番号、登記権利者名と、該データ4の登記関連書類名と、該ゲートを通過したICカードの所有者の氏名と、該ゲートを通過した日時と、どのゲートを通過したかの情報等のデータとが該当する登記関連書類ごとに関連付けて記録される。なお、これら情報は必要に応じて変化する。
該登記関連書類出納履歴ファイルのデータを入出力装置により出力(例えばディスプレイにより表示)すれば、登記関連書類をどの書類を、誰が、いつ、どこに、持ち出したかが分かることになる。つまり、不動産特定番号、登記受付日、登記受付番号、登記権利者名によりどの書類が持ち出されたかが分かり、ICカードの所有者の氏名等により誰が持ち出したかが分かり、ゲートを通過した日時によりいつ書類が持ち出されたかが分かる。
また、ゲートを通過した日時と、どのゲートを通過したかの情報とから、どこに書類が持ち出されたかが分かる。すなわち、図7を用いて説明すると、図7の金庫室に登記関連書類1が保存されている場合、該登記関連書類1について金庫室の出入口のゲートを通過した情報のみがあれば、該登記関連書類1は金庫室の外つまり執務室内に持ち出されたことになる。また、該登記関連書類1について金庫室の出入口のゲートを通過した情報に加え、コピー室の出入口のゲートを通過した情報があり、かつ、コピー室の出入口のゲートを通過した日時が金庫室の出入口のゲートを通過した日時より後であれば、該書類はコピー室内に持ち出されたことになる。さらに、該登記関連書類1について金庫室の出入口のゲートを通過した情報に加え、執務室の出入口のゲートを通過した情報があり、かつ、執務室の出入口のゲートを通過した日時が金庫室の出入口のゲートを通過した日時より後であれば、該書類は執務室の外に持ち出されたことになる。
次に図4の(8)の工程の一例について、図5、図9を用いて説明する。ここで図9は図4の(8)の工程の一例のフローチャートである。
入出力装置により必要な登記関連書類1の不動産特定番号、登記受付日、登記関連書類名等のデータを入力する(図9の(26)の工程)。
該データの他、データ6に含まれる所轄部署、書類種別、担当者、破棄期限等のデータを入力してもよい。また、必要な登記関連書類1が複数ある場合、複数の不動産特定番号、登記受付日、登記関連書類名等のデータを入力する。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該入力されたデータをもとに該必要な登記関連書類1を検索し、対応するデータ6を読み出す(図9の(27)の工程)。
例えば、該入力されたデータとして不動産特定番号、登記受付日、登記関連書類名等があるがこれらをキーワードとして検索し、検索した登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す。また、複数の登記関連書類1のデータを入力した場合、それぞれの登記関連書類に対応するデータ6を読み出す。
ICタグのメモリ部分からデータを読み取る機能を有するICリーダライタを登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該ICリーダライタにより読み取る (図9の(28)の工程)。
具体的には、例えば図5の矢印のようにICリーダライタを移動させ、データ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取る。読み取りは一件づつ行う。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、登記関連書類1の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する(図9の(29)の工程)。
具体的な確認方法は図6の(17)の工程において説明した上記方法と同様である。
すべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ってない場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該読み取ったデータ3等と該読み出したデータ6とを比較し両データが対応しているか否かを確認する(図9の(30)の工程)。
具体的には、例えば不動産特定番号と、登記受付日と、登記受付番号と、登記権利者名とにより両データが同一の登記関連書類に対応しているか否かにより確認する。また、複数の不動産特定番号等のデータを入力した場合、読み出された複数のデータ6のうち、いずれかに対応しているかを確認する。
データが対応している場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、入出力装置または該ICリーダライタに設けられた入出力装置に該必要な登記関連書類1が存在する旨の情報を出力し該必要な登記関連書類1の存在を知らせ(図9の(31)の工程)、上記図9の(28)に戻る(図9参照)。
複数の書類名等のデータを入力した場合、読み出された複数のデータ6のうち、いずれかに対応していれば、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該入出力装置または該ICリーダライタに設けられた入出力装置に必要な登記関連書類1が存在する旨の情報を出力し該登記関連書類の存在を知らせる。
該入出力装置または該ICリーダライタに設けられた入出力装置は例えばブザーによって実現され、必要な登記関連書類が存在する旨の情報を受け取ったブザーは、ブザー音を発する。そして、ブザー音が鳴った場所に必要な登記関連書類が存在することになる。
両データが対応していない場合、上記図9の(28)に戻る(図9参照)。
該保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取った場合、本一例の工程を終了する(図9参照)。
なお、すべての該登記関連書類1から該データ3等を読み取っても、該登記関連書類の存在を知らせなかった場合、例えばブザー音が鳴らなかった場合、該保存場所に必要な登記関連書類1が存在していないことになる。
次に図4の(9)の工程の一例について、図5、図10を用いて説明する。ここで図10は図4の(9)の工程の一例のフローチャートである。
本工程では、予め登記関連書類格納データファイルに記録されたデータ6の破棄期限等の破棄データを用いる。
破棄データは、図2の(4)の工程の際に登記関連書類格納データファイルに記録する。また、その後に本発明を実施する企業等の関係部署が不要になる登記関連書類1について定期的に不要書類を特定する不要書類データを破棄データとして記録してもよい。
ICタグのメモリ部分からデータを読み取る機能を有するICリーダライタを登記関連書類1に手動で接近させて、登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該ICリーダライタにより読み取る(図10の(32)の工程)。
具体的には、例えば図5の矢印のようにICリーダライタを移動させ、データ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取る。読み取りは一件ずつ行う。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、登記関連書類1の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する(図10の(33)の工程)。
具体的な確認方法は図6の(17)の工程において説明した上記方法と同様である。
すべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取っていない場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該データ3等を読み取った登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す(図10の(34)の工程)。
具体的には、例えば該データ3等に含まれる不動産特定番号と、登記受付日と、登記受付番号と、登記権利者名とをキーワードとして該データ6を読み出す。
中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、該読み出したデータ6の破棄データから該ICリーダライタにより読み取ったデータの登記関連書類1が破棄すべき登記関連書類1であるかを判断する(図10の(35)の工程)。
具体的には、破棄データに含まれる破棄期限が過ぎた登記関連書類1は破棄すべき書類となる。また、不要書類データにより特定される登記関連書類1も破棄すべき書類となる。
破棄すべき登記関連書類1であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中の制御プログラムの指令により、入出力装置または該ICリーダライタに設けられた入出力装置に破棄すべき登記関連書類1である旨を出力し、該書類の存在を知らせ(図10の(36)の工程)、上記図10の(32)に戻る(図10参照)。
該入出力装置または該ICリーダライタに設けられた入出力装置等は例えばブザーによって実現され、破棄すべき登記関連書類1である旨の情報を受け取ったブザーは、ブザー音を発する。そして、ブザー音が鳴った場所に破棄すべき書類が存在することになる。なお、書類棚から該破棄すべき登記関連書類1を取り出しておくとよい。
破棄すべき登記関連書類1でないと判断した場合、上記図10の(32)に戻る(図10参照)。
該保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取った場合、該破棄すべき登記関連書類1を破棄する(図10の(37)の工程)。
コンピュータ等により破棄すべき書類であるか確認のうえ破棄する。
本発明を実施するための最良の形態に関するシステム構成図である。 本発明を実施するための最良の形態の前半部分についてのフローチャートである。 登記関連書類にICタグを設けた一例として登記関連書類にICタグを貼り付けた図である。 本発明を実施するための最良の形態の後半部分についてのフローチャートである。 ICタグを設けられた登記関連書類を保存場所として書類棚に保存した場合の図である。 図4の(6)の工程の一例についてのフローチャートである。 ICリーダライタを有する複数のゲートを金庫室等に設けた図である。 図4の(7)の工程の一例についてのフローチャートである。 図4の(8)の工程の一例についてのフローチャートである。 図4の(9)の工程の一例についてのフローチャートである。

Claims (8)

  1. 設定、移転、変更、更正、変更更正、抹消登記契約書類、あるいは被担保債権たる金銭消費貸借契約書、および銀行基本取引約定書等の登記関連書類(以下、登記関連書類という。)と、該書類用ICタグ(以下、単にICタグという。)と、必要に応じてICカードと、該ICタグ用及び又は該ICカード用読み取り書き込み装置(以下、単に読み取り書き込み装置という。)と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、
    (1)一つの登記関連書類につき、一つのICタグを設ける工程、
    (2)該ICタグに、登記識別情報を暗号化したデータ(以下、データ1という。)と、該暗号化したデータを復号化して該登記識別情報を見る事ができる者を特定したデータ(以下、データ2という。)と、不動産特定番号と登記受付日と登記受付番号と登記権利者名のデータ(以下、データ3という。)と、登記関連書類名のデータ(以下、データ4という。)と、その他必要なデータ(以下、データ5という。)とのそれぞれを読み取り書き込み装置により書き込む工程(以下、請求項1ないし5において上記(1)と(2)の工程を行った後の登記関連書類を登記関連書類1と、ICタグをICタグ1という。)、
    (3)該登記関連書類に関するデータ(以下、データ6という。)をファイル装置内のデータファイル(以下、登記関連書類格納データファイルという。)に中央処理装置と、メインメモリと、メインメモリ中のプログラムと、入出力装置とにより記録する工程、
    において上記(1)、(2)、(3)の工程を、順序を問わず全て行った後、
    (4)登記関連書類1を金庫室の書類棚等、所定の保存場所に保存する工程を行い、
    (5)読み取り書き込み装置によりICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、一方、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により登記関連書類格納データファイルからデータ6を読み出し、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該読み取ったデータ3等と、該読み出したデータ6とを比較し、登記関連書類1が所定の保存場所にあるか否かを確認する工程、
    (6)読み取り書き込み装置を有するゲートを用いて該ゲートを通過したICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取り、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該読み取ったデータ3等と通過した日時等とからなる通過情報を作成して、ファイル装置内の登記関連書類出納履歴ファイルに記録し、登記関連書類1が該金庫室等の内部又は外部に持ち出されたか等を確認する工程、
    (7)必要な登記関連書類1を中央処理装置と、ファイル装置と、メインメモリと、メインメモリ中のプログラムと、入出力装置とにより検索し、読み取り書き込み装置を用いて検索した情報をもとに該必要な登記関連書類1の所在を確認する工程、
    (8)データ6のうちの破棄データをもとに読み取り書き込み装置を用いて、破棄すべき登記関連書類1の所在を確認し、破棄すべき登記関連書類1を破棄する工程、
    (9) 読み取り書き込み装置によりICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り、一方読み取り書き込み装置によりICカードから所定のデータを読み取り、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該所定のデータと該データ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断し、登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化して該復号化した登記識別情報を必要なデータとともに入出力装置に出力し、一方登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない工程、
    において上記(5)、(6)、(7)、(8)、(9)の工程の内、いずれか一つ、二つ、三つ、四つまたは全部を、回数と順序を問わず行うことを特徴とする不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  2. 請求項1記載の(5)の工程は、
    (10)読み取り書き込み装置を登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該読み取り書き込み装置により読み取る工程と、
    (11) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類1の存否を確認したい所定の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する工程と、
    (12) すべて読み取っていない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データ3等を読み取った登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す工程と、
    (13) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該読み出すデータ6をもとに、該登記関連書類1の保存場所が正しいか否かを確認する工程と、
    (14)保存場所が正しくない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置または該読み取り書き込み装置に設けられた入出力装置に保存場所が正しくない旨の情報を出力し、登記関連書類格納データファイルにその旨と必要なデータとを記録し、上記(10)に戻る工程と、
    (15) 保存場所が正しい場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類格納データファイルにその旨と必要なデータとを記録し、上記(10)に戻る工程と、
    (16)すべて読み取った場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、データ6と (14)、(15)の工程により該データファイルに記録されたデータ等とから登記関連書類1の存否情報を作成する工程と、
    (17) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置に登記関連書類1の存否情報を出力する工程と、
    を行うことを特徴とする請求項1記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  3. 請求項1記載の(6)の工程は、一または複数の所定区域の出入り口に予め設けられた読み取り書き込み装置を有するゲートを用い、ICカードを持つ者が該ゲートを登記関連書類1を持って通過すると、
    (18)該ゲート内の読み取り書き込み装置は該登記関連書類1に設けられたICタグ1と該ICカードからデータを読み取る工程と、
    (19)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データと通過した日時等とを通過情報としてファイル装置内の登記関連書類出納履歴ファイルに記録する工程と、
    を行うことを特徴とする請求項1または2記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  4. 請求項1記載の(7)の工程は、
    (20) 入出力装置により必要な登記関連書類1の不動産特定番号、登記受付日、登記関連書類名等のデータを入力する工程と、
    (21)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該入力されたデータをもとに該必要な登記関連書類1を検索し、対応するデータ6を読み出す工程と、
    (22)読み取り書き込み装置を登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該読み取り書き込み装置により読み取る工程と、
    (23)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類1の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する工程と、
    (24)すべて読み取ってない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該読み取ったデータ3等と該読み出したデータ6とを比較し両データが対応しているか否かを確認する工程と、
    (25) 対応している場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置または該読み取り書き込み装置に設けられた入出力装置に該必要な登記関連書類1が存在する旨の情報を出力し該必要な登記関連書類1の存在を知らせ、上記(22)に戻る工程と、
    (26) 対応していない場合、上記(22)に戻る工程と、
    (27)すべて読み取った場合、該(7)の工程を終了する工程と、
    を行うことを特徴とする請求項1、2または3記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  5. 請求項1記載の(8)の工程は、予め登記関連書類格納データファイルに記録されたデータ6の破棄データを用い、
    (28)読み取り書き込み装置を登記関連書類1に手動で接近させて、該登記関連書類1に設けられたICタグ1からデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を該読み取り書き込み装置により読み取る工程と、
    (29) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、登記関連書類1の保存場所にあるすべての登記関連書類1のデータ1ないし5のうち少なくともデータ3を読み取ったか否かを確認する工程と、
    (30) すべて読み取っていない場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データ3等を読み取った登記関連書類1に対応するデータ6を読み出す工程と、
    (31)中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該読み出したデータ6の破棄データから該読み取り書き込み装置により読み取ったデータの登記関連書類1が破棄すべき登記関連書類1であるかを判断する工程と、
    (32) 破棄すべき登記関連書類1であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、入出力装置または該読み取り書き込み装置に設けられた入出力装置に破棄すべき登記関連書類1である旨を出力し、該書類の存在を知らせ、上記(28)に戻る工程と、
    (33) 破棄すべき登記関連書類1でないと判断した場合、上記(28)に戻る工程と、
    (34) すべて読み取った場合、該破棄すべき登記関連書類1を破棄する工程と、
    を行うことを特徴とする請求項1、2,3または4記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  6. 登記関連書類と、該書類用一次元バーコードまたは二次元バーコード(以下、単にバーコードという。)と、ICカードと、該一次元バーコード用または該二次元バーコード用バーコード読み取り器(以下、単にバーコード読み取り器という。)と、読み取り書き込み装置と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、
    (35)データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2をコード化しバーコードを作成し、一つの登記関連書類につき、該バーコードを設ける工程を行った後、
    (36) バーコード読み取り器により該バーコードから該コード化されたデータを読み取る工程と、
    (37) 一方、読み取り書き込み装置によりICカードのメモリ部分から所定のデータを読み取る工程と、
    (38) 中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該所定のデータと、該読み取ったデータ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断する工程と、
    (39)登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化し、該復号化した登記識別情報を入出力装置に出力する工程と、
    (40)登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により、該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない工程とを一回または複数回行うこと
    を特徴とする不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  7. 請求項6記載の不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、請求項6記載の二次元用バーコード読み取り器を、二次元バーコードを読み取る機能を有する携帯電話としたことを特徴する不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
  8. 登記関連書類と、ICタグと、ICカードと、読み取り書き込み装置と、コンピュータを構成する中央処理装置、ファイル装置、メインメモリ、メインメモリ中のプログラム、入出力装置とを用いる不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法であって、
    (41)一つの登記関連書類につき、一つのICタグを設ける工程、
    (42)該ICタグに、データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り書き込み装置により書き込む工程、
    において、上記(41)、(42)の工程を順序を問わず全て行った後、
    (43) 読み取り書き込み装置により該ICタグから該データ1ないし5のうち少なくともデータ1ないし2を読み取り、一方読み取り書き込み装置によりICカードから所定のデータを読み取り、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該所定のデータと該データ2とを比較して該ICカードを持つ者が登記識別情報を見る事ができる者であるか否かを判断し、登記識別情報を見る事ができる者であると判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化して該復号化した登記識別情報を入出力装置に出力し、登記識別情報を見る事ができる者でないと判断した場合、中央処理装置はメインメモリ中のプログラムの指令により該データ1を復号化した登記識別情報を入出力装置に出力しない工程を一回または複数回行うこと
    を特徴とする不動産の登記識別情報を備えた登記関連書類の管理方法。
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