JP2005121429A - 静電容量式液体濃度センサの電極構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 混合割合に応じて誘電率が変化する混合液体の液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極が、混合液体と直接接触するのを防止すること。
【解決手段】 混合液体の濃度に応じて変化する誘電率を検出して液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極構造に関するもので、液体濃度を検出するための3枚の電極31,32,33が、フィルム21で覆われて連結されることにより一体に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 混合液体の濃度に応じて変化する誘電率を検出して液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極構造に関するもので、液体濃度を検出するための3枚の電極31,32,33が、フィルム21で覆われて連結されることにより一体に形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、混合割合に応じて誘電率が変化する混合液体の液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極構造に関するものである。
近年、たとえばPDA(電子手帳)、コンピュータ、携帯電話など、小型で持ち運べる情報機器の利用形態を総称して「モバイル」と呼び、さらには、このような利用形態の機器類を総称した「モバイル機器」という用語が広く用いられている。このようなモバイル機器においては、その機能が年々増加して電源(電池)に対する要求も厳しいものとなっている。しかしながら、現在の主流であるリチウムイオン電池等の電池類は、モバイル機器側の進化に追いついていないのが現状であり、小型で寿命の長い電源の開発が求められている。
このような背景から、モバイル機器の機能強化に対応し、しかも、長時間駆動を可能にする将来的に有望な電源として燃料電池が注目され、その実用化に向けた研究開発が鋭意進められている。
現在、燃料電池にはいくつかの種類があり、上述したモバイル機器用の燃料電池としては、メタノールを直接燃料として使用する直接メタノール型燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)が有望視されている。このような直接メタノール型燃料電池のシステムは、たとえば特表2003−507859号公報及び特表2003−510777号公報に開示されている。そして、このような直接メタノール型燃料電池においては、その制御パラメータとして水で希釈したメタノール濃度が重要になるため、上記公報には、水及びメタノールを混合した混合液体の誘電率を利用してメタノール濃度を検出する方法も開示されている。
現在、燃料電池にはいくつかの種類があり、上述したモバイル機器用の燃料電池としては、メタノールを直接燃料として使用する直接メタノール型燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)が有望視されている。このような直接メタノール型燃料電池のシステムは、たとえば特表2003−507859号公報及び特表2003−510777号公報に開示されている。そして、このような直接メタノール型燃料電池においては、その制御パラメータとして水で希釈したメタノール濃度が重要になるため、上記公報には、水及びメタノールを混合した混合液体の誘電率を利用してメタノール濃度を検出する方法も開示されている。
また、混合物(燃料)の誘電率から濃度(含有率)を測定する測定装置の回路構成については、ガソリンにアルコールを混合した混合物のアルコール含有率を測定するものが開示されている。この場合の回路構成は、燃料通路の途中に設けた導電性の電極と、この導電性電極と所定の間隔をおいて配置される単層巻きコイルとを備え、単層巻きコイルの共振周波数の変化を検出することによって燃料の濃度を検出するものである。なお、単層巻きコイルの共振周波数は、燃料の誘電率により変化している(たとえば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平5−34310号公報
特開平5−72165号公報
上述したように、直接メタノール型燃料電池においては、メタノール濃度を正確に測定することが重要になる。
しかしながら、直接メタノール型燃料電池においては、未反応のメタノールが電解質膜を通過してカソードに達するクロスオーバーと呼ばれる現象が生じる。このクロスオーバーによりカソード側に漏れたメタノールは直接電気酸化され、副生成物として蟻酸が生成される。この蟻酸は、任意に水に溶ける腐食性の高い副生成物であり、メタノールを水で希釈した混合液体、すなわち濃度測定を行うメタノール水溶液はかなり強い酸性の溶液となって電極の金属を腐食させることが懸念される。
しかしながら、直接メタノール型燃料電池においては、未反応のメタノールが電解質膜を通過してカソードに達するクロスオーバーと呼ばれる現象が生じる。このクロスオーバーによりカソード側に漏れたメタノールは直接電気酸化され、副生成物として蟻酸が生成される。この蟻酸は、任意に水に溶ける腐食性の高い副生成物であり、メタノールを水で希釈した混合液体、すなわち濃度測定を行うメタノール水溶液はかなり強い酸性の溶液となって電極の金属を腐食させることが懸念される。
さらに、濃度測定を行うメタノール水溶液中に金属イオンが存在すると、水素イオンの電解質膜透過を妨げて電池性能を低下させるため、直接メタノール型燃料電池の内部にはメタノール水溶液と直接接液して金属イオン溶出の原因となる電極等の金属が存在することは好ましくない。
また、誘電率を検出して測定する液体濃度の精度を上げるためには、静電容量を検出する電極間の導電性を下げることが望まれる。
また、誘電率を検出して測定する液体濃度の精度を上げるためには、静電容量を検出する電極間の導電性を下げることが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、混合割合に応じて誘電率が変化する混合液体の液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極が、混合液体と直接接触するのを防止した電極構造の提供を目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の静電容量式液体濃度センサの電極構造は、混合液体の濃度に応じて変化する誘電率を検出して液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極構造であって、前記液体濃度を検出する少なくとも一対の電極が、フィルムで覆われて連結されることにより一体に形成されたことを特徴とするものである。
本発明の静電容量式液体濃度センサの電極構造は、混合液体の濃度に応じて変化する誘電率を検出して液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極構造であって、前記液体濃度を検出する少なくとも一対の電極が、フィルムで覆われて連結されることにより一体に形成されたことを特徴とするものである。
このような本発明によれば、液体濃度を検出する少なくとも一対の電極が、フィルムで覆われて連結されることにより一体に形成されているので、フィルムにより被覆された電極が直接混合液体と接触するのを防止した防水構造となる。このような防水構造には、たとえば液晶ポリマー(LCP)のように吸水性の低いフィルムが好ましく、短時間の吸水処理を施すことで安定した性能を得ることができる。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、前記フィルムが絶縁材料であることが好ましく、これにより、フィルムで覆われた電極は、防水構造に加えて、電気的にも絶縁されたものとなるので、電極間の導電性を低下させることができる。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、前記電極と一体に形成した接続線を備え、該接続線は、前記電極とともに前記フィルムで覆われていることが好ましく、これにより、電極と外部端子との間を電気的に接続する接続線についても、電極と同様にフィルムに覆われて防水及び絶縁が施されたものとなる。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、前記液体濃度を検出する一対の電極が、前記フィルムを略U字状に折曲して対向配置されたものが好ましく、これによより、薄型で簡略な構造のものを容易に製造することができる。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、前記液体濃度を検出する電極を同一直線上に3枚並べて配置するとともに、前記フィルムを略S字状に折曲して対向配置した二対の電極としたものが好ましく、これにより、静電容量を増して測定精度を向上させることができる。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、対向配置された電極間の面間距離を所定の値に保持する面間距離規制手段を備えていることが好ましく、これにより、電極間の間隔を所望の値に安定させ、静電容量が変化するのを防止して正確な測定を可能にする。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、前記フィルムの折曲部に貫通孔を設けることが好ましく、これにより、濃度測定をする混合液体を電極間に導く流路が形成され、さらに、測定誤差の原因となる気泡が折曲部に溜まるのを防止できる。
上記の静電容量式液体濃度センサの電極構造においては、前記接続線間にシールド線を配設することが好ましく、これにより、電磁誘導を防止して正確に測定することが可能になる。
本発明の静電容量式液体濃度センサの電極構造によれば、液体濃度を検出する電極がフィルムで覆われているので、酸性の強い混合液体と接触することのない防水構造とし、電極が腐食するのを防止して電極の寿命を増すことができる。また、防水構造により電極から金属イオンが溶出するのを防止できるので、直接メタノール型燃料電池の電池性能が金属イオンにより低下するのを防止することができる。
さらに、防水構造に加えて電極間が絶縁されるため、電極間の導電性が低下して測定精度が増すという効果が得られるので、特に、メタノール濃度を正確に測定することが求められる直接メタノール型燃料電池にとって好適である。
また、3枚の電極を略S字型に折曲した構成を採用すれば、二組の検出電極を並列に並べたものと同様になり、検出感度を向上させて正確な検出が可能になり、2枚の電極を略U字状に折曲した構成を採用すれば、薄型で簡略化した構成とすることができる。
また、3枚の電極を略S字型に折曲した構成を採用すれば、二組の検出電極を並列に並べたものと同様になり、検出感度を向上させて正確な検出が可能になり、2枚の電極を略U字状に折曲した構成を採用すれば、薄型で簡略化した構成とすることができる。
以下、本発明に係る静電容量式液体濃度センサの電極構造の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図3に示すように、静電容量式液体濃度センサ(以下、「液体濃度センサ」と呼ぶ)10は、各種制御回路を備えた回路基板11と、混合液体流路中の適所に設置されてコンデンサ間の静電容量を検出する検出電極部20との間が接続線12を介して電気的に接続された構成とされる。なお、以下の説明では、液体濃度センサ10で検出する混合液体の液体濃度が、直接メタノール型燃料電池(以下、「燃料電池」と呼ぶ)の燃料として使用されるメタノール水溶液のメタノール濃度とする。
図3に示すように、静電容量式液体濃度センサ(以下、「液体濃度センサ」と呼ぶ)10は、各種制御回路を備えた回路基板11と、混合液体流路中の適所に設置されてコンデンサ間の静電容量を検出する検出電極部20との間が接続線12を介して電気的に接続された構成とされる。なお、以下の説明では、液体濃度センサ10で検出する混合液体の液体濃度が、直接メタノール型燃料電池(以下、「燃料電池」と呼ぶ)の燃料として使用されるメタノール水溶液のメタノール濃度とする。
検出電極部20は、メタノール水溶液(混合液体)を流す流路1の適所に設けた濃度検出容器2の内部に設置されており、同検出電極部20の周囲をメタノール水溶液が循環して流れている。
図1は、検出電極部20の第1の実施形態を示す分解斜視図であり、細長い矩形状とした一枚のフィルム21には、同一平面上に3枚の電極31,32,33が接着剤等により貼り付けられている。この場合のフィルム21としては、防水性及び絶縁性を有するポリイミド、液晶ポリマー(LCP)及びペット(PET)フィルム等を使用可能である。
しかし、検出電極部20は水溶液中に設置して使用することから、吸水性が低いため短時間で飽和してしまい、安定した誘電率となる液晶ポリマーが最も好ましいフィルム材料となる。
図1は、検出電極部20の第1の実施形態を示す分解斜視図であり、細長い矩形状とした一枚のフィルム21には、同一平面上に3枚の電極31,32,33が接着剤等により貼り付けられている。この場合のフィルム21としては、防水性及び絶縁性を有するポリイミド、液晶ポリマー(LCP)及びペット(PET)フィルム等を使用可能である。
しかし、検出電極部20は水溶液中に設置して使用することから、吸水性が低いため短時間で飽和してしまい、安定した誘電率となる液晶ポリマーが最も好ましいフィルム材料となる。
また、フィルム21は、電極31が貼り付けられた第1平面22と、電極32が貼り付けられた第2平面23と、電極33が貼り付けられた第3平面24と、隣接する第1平面22及び第2平面23間及び第2平面23及び第3平面24間に設けられた折曲用の撓み部(折曲部)25,26とを備えている。第1平面22〜第3平面24には、後述する面間距離規制手段用として、円形の貫通孔22a〜22h,23a〜23l,24a〜24hがそれぞれ適所に設けられている。この面間距離規制手段は、対向配置された電極間の面間距離を所定の値に保持する機能を有しており、高い検出精度を確保する上で重要な手段である。
なお、第1平面22及び第3平面24の四隅に穿設された貫通孔22a〜22d,24a〜24dの穴径は、同じ径とした他の穴径よりも大きく設定されている。
なお、第1平面22及び第3平面24の四隅に穿設された貫通孔22a〜22d,24a〜24dの穴径は、同じ径とした他の穴径よりも大きく設定されている。
さらに、折曲用の撓み部25,26には、液体濃度を測定するメタノール水溶液の流路となる貫通孔25a,26aが設けられている。すなわち、対向する電極間への水溶液導入流路を形成し、電極間の水溶液流通が妨げられないようにしたものである。
なお、図示の貫通孔25a,26aは、それぞれが2つの楕円形により構成されているが、フィルム21の寸法等に応じて適宜変更可能であり、たとえば一つの円形貫通孔としてもよい。
なお、図示の貫通孔25a,26aは、それぞれが2つの楕円形により構成されているが、フィルム21の寸法等に応じて適宜変更可能であり、たとえば一つの円形貫通孔としてもよい。
電極31,32,33には、銅板、アルミニウム板及びニッケルメッキ板等の導電体が使用される。この場合の電極31,32,33は、3枚が同一直線上に等ピッチで並べられ、左右両端の2枚の電極31,33が交流印加側電極となり、中央の電極32が検出回路側電極となる。これは、後述する略S字状の折曲により、交流電極側となる2枚の電極31,33を外側とし、検出回路側電極の電極32が必ず中側となって周辺からの静電的なノイズの影響を受けにくくするためである。すなわち、静電容量式の液体濃度センサでは、電極の出力インピーダンスが高いため、外来の誘導ノイズが混入しやすいので、検出回路側の電極32を中央に配置して静電的なシールド対策としている。
また、電極31,32,33を貼り付けたフィルム21の同一面には、エッチング等により配線27,28,29のパターニングが行われる。このパターニングは、フィルム21と一体に形成された接続部12、あるいは、後に接着等により接続部用フィルムを一体化してなる接続部12に対しても同様に連続して施される。この結果、各電極31,32,33と電気的に接続されて一体化した配線27,28,29を備えた接続部12が形成される。
さらに、上述した3本の配線27,28,29が集まり、所定の間隔を持って平行に配列された領域では、相互のクロストークを防止するため、各配線の間にシールド線30を配設してある。図示の例では、配線27,28の間及び配線28,29の間に、一端が断続されて他端をアースしたシールド線30が、隣接する配線と分離した状態でそれぞれに配設されている。
なお、各配線27,28,29は、それぞれが回路基板11の適所に接続される。
なお、各配線27,28,29は、それぞれが回路基板11の適所に接続される。
こうして電極及び配線が形成されたフィルム21及び接続部12は、電極31〜33及び配線27〜29の上面側が、同様の貫通孔を穿設した同形状の図示しないフィルムにより覆われる。この場合のフィルムは、接着剤を用いた接着や熱圧着等により、上述したフィルム21と一体化されて検出電極フィルム21Aとなる。
この結果、上述した検出電極フィルム21Aの電極31,32,33及び配線27,28,29は、両面が防水性及び絶縁性を有するフィルムに覆われて電気的に絶縁された防水構造となる。
この結果、上述した検出電極フィルム21Aの電極31,32,33及び配線27,28,29は、両面が防水性及び絶縁性を有するフィルムに覆われて電気的に絶縁された防水構造となる。
さて、上述したように、3つの電極31〜33がフィルムで覆われて連結されることにより一体に形成されている検出電極フィルム21Aは、図2に示すように、撓み部25、26で各電極が対向配置されるよう略S字状に折曲される。この結果、対向する一対の電極31と電極32とにより一つのコンデンサが形成され、さらに、対向する一対の電極33と電極32とにより同様に一つのコンデンサが形成される。すなわち、検出回路側の電極32については、電極の両面がそれぞれ異なるコンデンサを形成する構成要素となる。
上述した略S字状に折曲成形された検出電極フィルム21Aは、モールド部材として設けた左右一対の挟持部材40,50により挟み込んだ後、適所を熱かしめするなどして固定される。ここで使用する挟持部材40、50は、たとえばポリスルフォン(PPS)のようなエンジニアリングプラスチックの成形部品である。
挟持部材40,50は、図1及び図2に示すように、基板41,51の一表面に面間距離規制手段として機能する複数の突起部を設けたものである。
挟持部材40,50は、図1及び図2に示すように、基板41,51の一表面に面間距離規制手段として機能する複数の突起部を設けたものである。
一方の挟持部材40は、矩形状とした基板41の表面に合計8本の突起部材42〜49を突設したものである。各突起部材は、上述した第1〜第3平面22,23,24の各貫通孔とそれぞれ平面的な位置が一致するとともに、各貫通孔より径の小さい円柱形状となっている。また、各突起部材42〜49は、基板41の四隅に配置された嵌合突起42〜45と、押圧突起46〜49とに分類される。
同様に、挟持部材50についても、矩形状とした基板51の表面に合計8本の突起部材52〜59が突設され、各突起部材は、上述した第1〜第3平面22,23,24の各貫通孔とそれぞれ平面的な位置が一致している。そして、挟持部材50側においても、各突起部材52〜59は、基板51の四隅に配置された嵌合突起52〜55と、押圧突起56〜59とに分類される。
同様に、挟持部材50についても、矩形状とした基板51の表面に合計8本の突起部材52〜59が突設され、各突起部材は、上述した第1〜第3平面22,23,24の各貫通孔とそれぞれ平面的な位置が一致している。そして、挟持部材50側においても、各突起部材52〜59は、基板51の四隅に配置された嵌合突起52〜55と、押圧突起56〜59とに分類される。
そして、雄側とした挟持部材40の嵌合突起42〜45と、雌側とした挟持部50の嵌合突起52〜59とは、互いに対向する位置関係にある。また、嵌合突起42〜45,52〜55の外径は、第1平面22及び第3平面24の四隅に穿設された貫通孔22a〜22d,24a〜24dの穴径より若干小さく設定されている。
雄側の嵌合突起42〜45には、その先端面から小径の小突起部42a〜45aが突出する二段構造を有している。また、雌側の嵌合突起52〜55には、雄側の小突起部42a〜45aを挿入する嵌合穴52a〜55aが先端面に設けられている。従って、挟持部材40,50の間に検出電極フィルム21Aを挟持すると、嵌合突起42〜45,52〜55は、四隅の貫通孔22a〜22d,23a〜23d,24a〜24dを貫通し、小突起部42a〜45aが対応する嵌合穴52a〜55aに挿入される。
雄側の嵌合突起42〜45には、その先端面から小径の小突起部42a〜45aが突出する二段構造を有している。また、雌側の嵌合突起52〜55には、雄側の小突起部42a〜45aを挿入する嵌合穴52a〜55aが先端面に設けられている。従って、挟持部材40,50の間に検出電極フィルム21Aを挟持すると、嵌合突起42〜45,52〜55は、四隅の貫通孔22a〜22d,23a〜23d,24a〜24dを貫通し、小突起部42a〜45aが対応する嵌合穴52a〜55aに挿入される。
この時、嵌合突起42〜45,52〜55より小径の貫通孔23a〜23dが四隅に穿設されている第2平面23は、同貫通孔23a〜23dを小突起部42a〜45aのみが貫通することとなる。この結果、第2平面23は、貫通孔23a〜23dの周辺部が嵌合突起42〜45の先端面と嵌合突起52〜55の先端面との間に挟持されるので、面間方向の移動が規制されて位置決めされる。換言すれば、貫通孔23a〜23dの周辺部は、小突起部42a〜45aの外周に形成された段差面と嵌合穴52a〜55aの周囲に形成された先端部の平坦面との対向面間に挟持されるので、面間方向の移動が確実に規制されて位置決めされる。なお、第2平面23は、四隅で挟持されているため、面間方向以外の移動についても規制される。
次に、押圧突起46〜49,56〜59による面間方向の位置決めについて説明する。これらの押圧突起は、上述した嵌合突起より細い同径の円柱形状とされ、その外径寸法は貫通孔22e〜22h,23a〜23l,24e〜24hの穴径より若干小さく設定されている。
従って、代表例として挟持部材40の押圧突起46について説明すると、この押圧突起46は、S字状に折曲された第1平面22の貫通孔22e及び第2平面の貫通孔23eを貫通する。しかし、第3平面24は、貫通孔22e,23eと同一直線上で一致する位置に貫通孔が存在していないため、押圧突起46の先端面は第3平面24に当接する。
従って、代表例として挟持部材40の押圧突起46について説明すると、この押圧突起46は、S字状に折曲された第1平面22の貫通孔22e及び第2平面の貫通孔23eを貫通する。しかし、第3平面24は、貫通孔22e,23eと同一直線上で一致する位置に貫通孔が存在していないため、押圧突起46の先端面は第3平面24に当接する。
この結果、第3平面24は、押圧突起46及び挟持部材50に挟持されて面間方向の移動が規制されて位置決めされる。このような第3平面24の規制は、押圧部材46に加えて、第1平面22の貫通孔22f及び第2平面の貫通孔23gを貫通する押圧突起47、第1平面22の貫通孔22g及び第2平面の貫通孔23iを貫通する押圧突起48、そして第1平面22の貫通孔22h及び第2平面の貫通孔23kを貫通する押圧突起49の4本により行われる。これらの押圧突起46〜49は、矩形状とした第3平面24の4辺に対して均等に分散配置されているので、確実な面方向の移動規制による位置決めを行うことができる。
なお、第1平面22及び第2平面23の各貫通孔を貫通する押圧部材46〜49は、第1平面22及び第2平面23の4辺を貫通しているので、これらの面間方向以外の移動を規制することができる。
なお、第1平面22及び第2平面23の各貫通孔を貫通する押圧部材46〜49は、第1平面22及び第2平面23の4辺を貫通しているので、これらの面間方向以外の移動を規制することができる。
同様にして、挟持部材50に突設された各押圧部材56〜59は、第1平面22を押圧して面間方向の移動を規制する。具体的には、第3平面24の貫通孔24e及び第2平面の貫通孔23fを貫通する押圧突起56、第3平面24の貫通孔24f及び第2平面の貫通孔23hを貫通する押圧突起57、第3平面24の貫通孔24g及び第2平面の貫通孔23jを貫通する押圧突起58、そして第3平面24の貫通孔24h及び第2平面の貫通孔23lを貫通する押圧突起59の合計4本により面間方向の移動を規制して位置決めする。これらの押圧突起56〜59も、矩形状とした第1平面22の4辺に対して均等に分散配置されているので、確実な面方向の移動規制による位置決めを行うことができる。
なお、第2平面23及び第3平面24の各貫通孔を貫通する押圧部材56〜59は、第2平面23及び第3平面24の4辺を貫通しているので、これらの面間方向以外の移動を規制することができる。
なお、第2平面23及び第3平面24の各貫通孔を貫通する押圧部材56〜59は、第2平面23及び第3平面24の4辺を貫通しているので、これらの面間方向以外の移動を規制することができる。
このようにして、略S字状に折曲成形された検出電極フィルム21Aの各貫通孔に挟持部材40,50の突起部分を位置合わせし、挟持部材40,50のいずれか一方を押し込むようにして小突起部42a〜45aと嵌合穴52a〜55aとを嵌合させて一体化した後には、適当な手段により両挟持部材間を固定して検出電極部20が完成する。挟持部材40,50間の固定手段としては、たとえば小突起部42a〜45aが基板51を貫通して先端が突出する長さに設定し、基板51の反対側に突出した部分を熱かしめして固定するものがある。
また、完成した検出電極部20は、濃度検出容器2の所定位置に固定設置され、接続線12を介して容器外部の回路基板11と接続される。こうして完成した液体濃度センサ10は、濃度検出容器2を燃料電池のメタノール水溶液流路に接続して使用される。
なお、上述した検出電極部20は、メタノール水溶液が循環する流路中のどこに設置してもよいが、水とメタノールが混合された直後の流路は適当ではなく、メタノール流量管理及び電池寿命の観点から電池反応セルの直前に設置するのが好ましい。
なお、上述した検出電極部20は、メタノール水溶液が循環する流路中のどこに設置してもよいが、水とメタノールが混合された直後の流路は適当ではなく、メタノール流量管理及び電池寿命の観点から電池反応セルの直前に設置するのが好ましい。
上述した液体濃度センサ1の電極構造とすれば、メタノール水溶液の流路中に設置された検出電極部20は、金属製の電極31,32,33及び導電体の配線27,28,29が直接水溶液と接触することのない防水構造となり、さらに、電気的にも絶縁されたものとなる。このため、酸性が強くなった水溶液との接触により電極の腐食や、金属イオンの溶出が防止されるので、液体濃度センサ1の耐久性が向上するのはもちろんのこと、電池性能を低下させる要因の金属イオンを取り除くこともできる。
また、電極間が絶縁されたことにより、電極間の導電性も低下するので、誘電率を検出して測定する液体濃度の精度を向上させることができる。さらに、電極間の面間距離も所望の値に維持できるので、この点からも正確な検出・測定に貢献する。
なお、図1に示した符号の60,61は、接続線12を両側から挟持するため必要に応じて設けられる押さえ部材である。
なお、図1に示した符号の60,61は、接続線12を両側から挟持するため必要に応じて設けられる押さえ部材である。
続いて、上述した液体濃度センサ1の検出電極部20について、第2の実施形態を図4に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態の検出電極部70は、検出電極フィルム71Aと、挟持部材80,90とにより構成される。検出電極フィルム71Aは、第1平面72及び第2平面73が撓み部74により接続された一枚のフィルム71に2枚の電極(図示省略)を貼り付け、エッチング等により配線のパターニングを形成した後、同様のフィルムにより表面を覆ったものである。
なお、検出電極フィルム71Aには、上述した実施形態と同様に、面間距離規制手段の突起部材貫通用として、図示しない貫通孔が設けられている。
この実施形態の検出電極部70は、検出電極フィルム71Aと、挟持部材80,90とにより構成される。検出電極フィルム71Aは、第1平面72及び第2平面73が撓み部74により接続された一枚のフィルム71に2枚の電極(図示省略)を貼り付け、エッチング等により配線のパターニングを形成した後、同様のフィルムにより表面を覆ったものである。
なお、検出電極フィルム71Aには、上述した実施形態と同様に、面間距離規制手段の突起部材貫通用として、図示しない貫通孔が設けられている。
また、挟持部材80,90の基板81,91には、それぞれ4本の突起部材82〜85,92〜95が設けられている。
挟持部材80の突起部材は、先端が開口する円筒状の押圧突起82,83と、円柱状の挿入突起84,85とにより構成されている。挿入突起84,85の外径は、押圧突起82,83の中空部内径と略同じかやや小さい値とされ、先端開口から挿入して嵌合するようになっている。
同様に、挟持部材90の突起部材は、円柱状の挿入突起92,93と、先端が開口する円筒状の押圧突起94,95とにより構成されている。挿入突起92,93の外径は、押圧突起94,95の中空部内径と略同じかやや小さい値とされ、先端開口から挿入して嵌合するようになっている。
挟持部材80の突起部材は、先端が開口する円筒状の押圧突起82,83と、円柱状の挿入突起84,85とにより構成されている。挿入突起84,85の外径は、押圧突起82,83の中空部内径と略同じかやや小さい値とされ、先端開口から挿入して嵌合するようになっている。
同様に、挟持部材90の突起部材は、円柱状の挿入突起92,93と、先端が開口する円筒状の押圧突起94,95とにより構成されている。挿入突起92,93の外径は、押圧突起94,95の中空部内径と略同じかやや小さい値とされ、先端開口から挿入して嵌合するようになっている。
さて、上述した検出電極フィルム71Aは、撓み部74でU字状に折曲されて2枚の電極が対向するように配置され、両側から挟持部材80,90により挟持される。この時、図4(e)に示すように、挟持部材80側の押圧突起82には挟持部材90側の挿入突起92が嵌合し、押圧突起82の先端面82aと基板91との間に第2平面73を挟持して面間方向の移動を規制する。同様に、押圧突起83には挿入突起92が嵌合するので、押圧突起83の先端面と基板91との間でも第2平面73が挟持され、略対角位置の合計2カ所で確実に位置決めされる。
一方、第1平面72については、挟持部材90側の押圧突起92,93に挟持部材80側の挿入突起82,83が嵌合し、押圧突起92,93の先端面と基板81との間に第1平面72を挟持して面間方向の移動を規制するので、同様にして略対角位置の合計2カ所で確実に位置決めされる。
なお、第1平面72及び第2平面73の面間方向以外の移動についても、矩形状の略四隅に分散配置されて互いに嵌合する4組の突起部材が貫通孔を貫通しているので、確実な固定が可能になる。
なお、第1平面72及び第2平面73の面間方向以外の移動についても、矩形状の略四隅に分散配置されて互いに嵌合する4組の突起部材が貫通孔を貫通しているので、確実な固定が可能になる。
上述した第2の実施形態の電極構造とすれば、メタノール水溶液の流路中に設置された検出電極部70は、金属製の電極及び導電体の配線が直接水溶液と接触することのない防水構造となり、さらに、電気的にも絶縁されたものとなる。このため、酸性が強くなった水溶液との接触により電極の腐食や、金属イオンの溶出が防止されるので、液体濃度センサの耐久性が向上するのはもちろんのこと、電池性能を低下させる要因を取り除くこともできる。また、電極間が絶縁されたことにより、電極間の導電性も低下するので、誘電率を検出して測定する液体濃度の精度を向上させることができる。
さらに、2枚の電極をU字状に折曲した構成としたので、上述した3枚の電極をS字状に折曲した実施形態と比較して、薄型で簡略化した構成とすることができる。
さらに、2枚の電極をU字状に折曲した構成としたので、上述した3枚の電極をS字状に折曲した実施形態と比較して、薄型で簡略化した構成とすることができる。
ところで、上述したU字状折曲の構成では、中央に配置可能なS字状折曲と異なり、検出側の電極が外側に位置するため、周囲からノイズの影響を受けるという問題が生じてくる。そこで、図示の例では、検出側の電極が配設されている第2平面73側の挟持部材90に、静電シールド部材100を貼り付ける。この静電シールド部材100の具体例としては、挟持部材90の外側の面に対し、たとえばアルミニウム蒸着を施した後、蒸着金属が露出して接液しないようにするため、表面に樹脂コーティングしたものがある。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、たとえば貫通孔の数、形状及び配置、そして、突起部の数、形状及び配置、静電的なシールドがシールド部材により全周を取り囲んだり、あるいは、対向する両面から挟む構造とするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
上述した本発明の静電容量式液体濃度センサは、直接メタノール型燃料電池のメタノール水溶液濃度を測定する場合の電極構造だけでなく、混合割合に応じて誘電率が変化する混合液体の濃度が、静電容量を検出することにより測定される場合の電極構造として広く利用することができる。
10 静電容量式液体濃度センサ(液体濃度センサ)
11 回路基板
12 接続線
20,20 検出電極部
21,71 フィルム
21A,71A 検出電極フィルム
22,72 第1平面
23,73 第2平面
24 第3平面
25,26,74 撓み部(折曲部)
27,28,29 配線
30 シールド線
31,32,33 電極
40,50,80,90 挟持部材
41,51,81,91 基板
42〜45,52〜55 嵌合突起(突起部材)
42a〜45a 小突起部
46〜49,56〜59 押圧突起(突起部材)
52a〜55a 嵌合穴
60,61 押さえ部材
70 検出電極部
82,83,94,95 押圧突起(突起部材)
84,85,92,93 挿入突起(突起部材)
100 静電シールド部材
11 回路基板
12 接続線
20,20 検出電極部
21,71 フィルム
21A,71A 検出電極フィルム
22,72 第1平面
23,73 第2平面
24 第3平面
25,26,74 撓み部(折曲部)
27,28,29 配線
30 シールド線
31,32,33 電極
40,50,80,90 挟持部材
41,51,81,91 基板
42〜45,52〜55 嵌合突起(突起部材)
42a〜45a 小突起部
46〜49,56〜59 押圧突起(突起部材)
52a〜55a 嵌合穴
60,61 押さえ部材
70 検出電極部
82,83,94,95 押圧突起(突起部材)
84,85,92,93 挿入突起(突起部材)
100 静電シールド部材
Claims (8)
- 混合液体の濃度に応じて変化する誘電率を検出して液体濃度を測定する静電容量式液体濃度センサの電極構造であって、
前記液体濃度を検出する少なくとも一対の電極が、フィルムで覆われて連結されることにより一体に形成されたことを特徴とする静電容量式液体濃度センサの電極構造。 - 前記フィルムが絶縁材料であることを特徴とする請求項1記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
- 前記電極と一体に形成した接続線を備え、該接続線は、前記電極とともに前記フィルムで覆われていることを特徴とする請求項1または2記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
- 前記液体濃度を検出する一対の電極が、前記フィルムを略U字状に折曲して対向配置されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
- 前記液体濃度を検出する電極を同一直線上に3枚並べて配置するとともに、前記フィルムを略S字状に折曲して対向配置した二対の電極としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
- 対向配置された電極間の面間距離を所定の値に保持する面間距離規制手段を備えていることを特徴とする請求項4または5記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
- 前記フィルムの折曲部に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
- 前記接続線間にシールド線を配設したことを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の静電容量式液体濃度センサの電極構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003355198A JP2005121429A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 静電容量式液体濃度センサの電極構造 |
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JP2003355198A Withdrawn JP2005121429A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 静電容量式液体濃度センサの電極構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8119279B2 (en) | 2005-09-16 | 2012-02-21 | Hitachi Metals, Ltd. | Casing for fuel battery and fuel battery using the same |
CN111142717A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-12 | 黄石瑞视光电技术股份有限公司 | 一种薄膜线路电容屏式触摸屏及制造工艺 |
-
2003
- 2003-10-15 JP JP2003355198A patent/JP2005121429A/ja not_active Withdrawn
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US8119279B2 (en) | 2005-09-16 | 2012-02-21 | Hitachi Metals, Ltd. | Casing for fuel battery and fuel battery using the same |
CN111142717A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-12 | 黄石瑞视光电技术股份有限公司 | 一种薄膜线路电容屏式触摸屏及制造工艺 |
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