JP2005119703A - Pallet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パネルなどの建築用収納物を移送する際に用いられるパレットに関する。 The present invention relates to a pallet that is used when a building storage such as a panel is transferred.
パネルなどの建築資材を例えば工場から施工現場に移送するには、予めパレットに各種建築資材を積んでおき、これをフォークリフト等によってトラックに載せ、施工現場に輸送する。このような輸送に用いられるパレットとしては、従来では特に規格化されたものはなく、収納物の大きさや形状に応じて種々のものが用いられている。すなわち、例えば図12に示すように上下に積み重ねが可能なパレット1や、金網で囲いが設けられた篭状のパレット2、底板と側板とからなるパレット3が収納物に応じて適宜使用され、トラックに積まれて輸送されるのである。ここで、例えばパレット1は、底体1aとこれの側部に設けられた柱体1bとからなり、柱体1bの底部に、該パレット1を他のパレット1に重ねた際その柱体1bと嵌合する嵌合脚1cを有したものである。
In order to transfer building materials such as panels from a factory to a construction site, for example, various building materials are loaded in advance on a pallet, and this is placed on a truck by a forklift or the like and transported to the construction site. Conventionally, there is no standardized pallet used for such transportation, and various pallets are used according to the size and shape of the stored items. That is, for example, as shown in FIG. 12, a pallet 1 that can be stacked up and down, a bowl-
しかしながら、このようなパレットにあっては以下に述べる不都合がある。前記パレットを用いて建築資材を輸送する場合、これらパレットをトラックの荷台に積むとき、各パレットの大きさや形状がバラバラであるため、実際に荷台に積んでみないとどれだけ積めるか分からず、しかも積め方の巧拙によっては積める量も変わってしまうことから荷積みに時間がかかってしまう。 However, such pallets have the following disadvantages. When transporting building materials using the pallets, when loading these pallets on the truck bed, the size and shape of each pallet is disjointed, so you do not know how much you can load unless you actually load it on the bed, In addition, depending on the skill of the loading, the loading amount will change, so loading takes time.
また、一般にパレットは同種のものどうしでは上下に積み重ねができるが、異種のものどうしではこれができず、したがって限られたスペースのトラックの荷台にこれらを効率良く積むのが非常に困難である。すなわち、図12に示したように各種パレットはそれぞれ収納物の大きさ等に応じて用いられるが、必ずしもトラックの荷台の高さ分、同等の大きさの収納物があるとは限らず、例えば長物の収納物がいくつかあった場合に、図12中のパレット1を用いてこれを荷積みするが、このパレット1の上に重ねられるパレットは同種のものになるため、長物の収納物が他にない場合にはこれに別の、本来パレット1の長さを必要としないような収納物を積むことになり、結果としてトラックへの積載効率が悪くなってしまうのである。 In general, pallets can be stacked up and down with the same kind of pallets, but this is not possible with different kinds of pallets, so it is very difficult to efficiently load them on the truck bed of a limited space. That is, as shown in FIG. 12, the various pallets are used according to the size of the storage items, etc., but there is not always the same size of storage items as the height of the truck bed. When there are several long items stored, the pallet 1 in FIG. 12 is used for loading, but the pallets stacked on the pallet 1 are of the same type. If there is nothing else, the other storage items that do not necessarily require the length of the pallet 1 are loaded, and as a result, the loading efficiency on the truck is deteriorated.
また、図12に示したパレット1にあっては、これに収納物を積んだ状態でパレット1どうしを重ねる際、当然フォークリフトなどによってこれを移動させるが、嵌合脚1cの位置が正確に柱体1bの上にこないと嵌合脚1cと柱体1bとの嵌合がなされず、したがってパレット1、1の正しい積み重ねがなされないといった問題がある。すなわち、嵌合脚1cと柱体1bとの嵌合がなされない状態でパレット1が置かれてしまうと、パレット1自体重量物であるためこれの位置をずらすといったことは簡単に行うことができず、結局フォークリフト等によって再度位置決めを行わなくてはならないといった不満が残るのである。
In addition, in the pallet 1 shown in FIG. 12, when the pallets 1 are stacked with the storage items stacked on them, the pallets 1 are naturally moved by a forklift or the like. If it does not come on 1b, the
そこで本出願人は、特開平6−227539号「パレット」などを提案した。矩形枠状の枠本体とこの枠本体の内側に縦横に設けられた載置枠とを備えた底体と、この底体に上方に向かって設けられた複数対の柱体とからなり、底体の、柱体が設けられた位置に、底体の下面に開口して他のパレットの柱体の頭部と嵌合する嵌合穴が設けられたものである。そして、長さの異なるパレットにおいても底体長手方向の柱体間の間隔がそれぞれ長さモジュール単位に設定されており、これにより、長さの異なるパレットの積み重ねが可能になって、資材の大きさに応じて異なる長さのパレットを用いても、トラック等の荷台に、互いに異なるパレットどうしを何ら支障なく積み重ねることが可能になるものである。 Therefore, the present applicant has proposed Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-227539 “Pallet”. The bottom body is provided with a rectangular frame-shaped frame main body and a mounting frame provided vertically and horizontally inside the frame main body, and a plurality of pairs of pillars provided upward on the bottom body. The body is provided with a fitting hole that opens at the bottom surface of the bottom body and engages with the head of the column body of another pallet at the position where the column body is provided. And even in pallets with different lengths, the intervals between the pillars in the longitudinal direction of the bottom body are set in units of length modules, thereby enabling the stacking of pallets with different lengths, and the size of the material. Even if pallets having different lengths are used, different pallets can be stacked on a loading platform such as a truck without any trouble.
本出願人の提案した上記パレットにおいても次のような課題があった。すなわち、本出願人等が提案したパレットは、パレットの大きさを、大中小といった形態で規格化し、また各パレットはトラックの大きさ、高さに合わせてパレットの柱体間の間隔をモジュール化したので、大中小のパレットを組み合わせて積み重ねることができ、これにより、積載効率を向上させる利点を有しているが、柱体の高さが一定の高さに設定されているため、パレットに積む資材によっては上下のパレット間に隙間が空いて、資材を満載にすることができないといった課題があった。
特に近年では、パレットで移送すべき建築資材の種類が多様化し、細かい建築資材の移送が増えたこともあって、上記課題の解決が強く望まれていた。
また、工場においては、移送すべき建築資材に応じて、大中小のパレット数を予め多く用意しておかなければならず、パレットの歩留まりも悪いといった問題点もあった。
The pallet proposed by the present applicant also has the following problems. In other words, the pallets proposed by the applicants, etc., standardize the size of the pallets in the form of large, medium and small, and each pallet is modularized with the spacing between the pallet columns according to the size and height of the track. Therefore, large, medium and small pallets can be combined and stacked, which has the advantage of improving the loading efficiency, but the column body height is set to a constant height, so Depending on the material to be stacked, there is a problem that there is a gap between the upper and lower pallets, and the material cannot be fully loaded.
In particular, in recent years, the types of building materials to be transferred by pallets have diversified, and the transfer of fine building materials has increased, so that the above problems have been strongly desired.
In addition, the factory has to prepare a large number of large, medium and small pallets in advance according to the building materials to be transferred, and there is a problem that the yield of pallets is also poor.
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トラックで建築資材などを輸送する際、1つのパレットでありながら2種類の高さの形態を持つパレットを用いることによって、従来の半分の高さのパレットを提供することができ、これにより収納物を効率良く積むことができるとともに、輸送コストの低減化を図ることができ、また、工場に置くパレットの歩留まりも良くすることを目的とするパレットを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and the purpose thereof is to use a pallet having two types of heights while being a single pallet when transporting building materials and the like by truck. In addition to providing a pallet that is half the height of the conventional pallet, it is possible to efficiently load storage items, reduce transportation costs, and improve the yield of pallets placed in the factory. It is to provide a pallet intended to do.
本発明における請求項1記載のパレット10では、収納物を載置する載置枠11と、この載置枠11の四隅に上方に向かって設けた支柱体12と、積み重ねた際に支柱体12に嵌合する嵌合脚13と、支柱体12に嵌合させて支柱体12の長さを長くする延長柱体14とから構成し、支柱体12と延長柱体14は、トラックの高さ制限の高さ寸法の整数分の一の長さ寸法に設定していることを前記課題の解決手段とした。
In the
本発明におけるパレットによれば、延長柱体を支柱体に嵌合させることにより、パレットを支柱体の高さと延長柱体を合わせた高さの二種類設定することができるので、従来のパレットに比べて建築資材の高さに応じた最も適したものを設定でき、トラックの高さ寸法内での積載効率を向上させることができる。 According to the pallet in the present invention, by fitting the extension column body to the column body, the pallet can be set in two types, the height of the column body and the height of the extension column body. Compared to the height of building materials, the most suitable one can be set, and the loading efficiency within the height of the truck can be improved.
請求項2記載のパレット10では、延長柱体14は、取付装置15を介して支柱体12に取り付け、この取付装置15は支柱体12に取り付けた固定板部16と、延長柱体14に設けた可動板部17と、これら固定板部16と可動板部17とを回動可能に連結する回動支軸18とを備え、可動板部17には、回動支軸18が嵌合する長孔19を形成し、かつ延長柱体14は、格納時には回動支軸18を中心に折りたたんで載置枠11上に載置している。支柱体12への取り付け時には、回動支軸18を中心に扇形を描くように直立させ、そこで支柱体12の上端部と、延長柱体14の下端部とを合わせ、延長柱体14の内部に支柱体12を嵌め込むことによって取り付け、支柱体12と延長柱体14とを嵌合することを前記課題の解決手段とした。
In the
請求項2記載のパレットによれば、延長柱体を折りたたんで格納でき、また延長柱体を格納した状態においては、この延長柱体が建築資材の柵としての機能を果たすといった利点がある。そして、取付装置によって延長柱体を回転支軸を中心に立ち上げれば、簡単に延長柱体の取付下端を支柱体上端にあわせて嵌め合わすことができ、延長柱体の取り付けも容易になるといった利点がある。
According to the pallet of
請求項3記載のパレット10では、支柱体12と延長柱体14を嵌合した状態の、嵌合脚13の底面から延長柱体14の上端までの高さが、トラックの高さ制限の高さ寸法の1/4の高さであることを前記課題の解決手段とした。
In the
請求項4記載のパレット10では、延長柱体14を折りたたんで格納した状態の、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さが、トラックの高さ制限の高さ寸法の1/8の高さであることを前記課題の解決手段とした。
In the
また、パレット10は前記のように、支柱体12と延長柱体14を嵌合した状態の高さが、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さであり、延長柱体14を折りたたんだ状態の高さが、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さとなっているので、1つのパレットでありながら、2種類の高さの形態を有している。このことにより、パレット10を積層する際には、組み合わせ次第では数種類もの構造になる。
Further, as described above, the height of the
また、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さのパレット10を積層した組み合わせの場合、パレットの容量に合った建築資材を積載することができるので、それら建築資材の上部などに無駄なスペースを生じさせず、細かな建築資材などでも整然と積載できる。
In addition, in the case of a combination in which
同じく、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さのパレット10を積層した組み合わせの場合、延長柱体を折りたたんで格納してある状態なので、この延長柱体が柵の役割を果たし、細かな建築資材などの輸送中の荷崩れなどを抑制することができる。
Similarly, in the case of a combination in which
以上説明したように本発明のパレット10は、トラックに積荷する際、従来技術のように多種多様なパレットを用いるのではなく、1つのパレットでありながら、2種類の高さの形態を有しているパレット10を使用することで、各々のトラックや種々の収納物に合った配置、方法で積荷することができることによって、多種多様のパレットを購入するコストや積載効率に関する不満などを解消することができる。また、パレット10を、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さの状態に折りたたみ、多数積層した場合でも、収納物を積載することができる。特に、細かい収納物を積載する場合には好適で、無駄なスペースを作らずに整然と積載できるとともに、折りたたまれた延長柱体14が柵の役割をも持つことによって、輸送中の収納物のブレを抑える効果もあり、より安全な輸送につながる。
As described above, the
以下、本発明の好適な実施の形態について添付の図1〜図11を参照して説明する。 DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the accompanying FIGS.
図1および図2(a)、(b)、(c)は本発明の実施例1のパレット10を示す説明図で、これらの図に示すパレット10は収納物を載置する載置枠11と、この載置枠11の四隅に上方に向かって設けた支柱体12と、積み重ねた際に支柱体12に嵌合する嵌合脚13と、支柱体12に嵌合させて支柱体12の長さを長くする延長柱体14とから構成されて、支柱体12と延長柱体14は、トラックの高さ制限の高さ寸法の整数分の一の長さ寸法に設定されている。
FIGS. 1 and 2 (a), 2 (b), and 2 (c) are explanatory views showing the
図1に示す、延長柱体14を折りたたんだパレット10は、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さH1が、予め決められた高さモジュール単位である、トラックの高さ制限の高さ寸法の1/8の高さに一致したものとなっている。
また、図2(b)に示す、支柱体12と延長柱体14を嵌合させた高さであって、嵌合脚13の底面から延長柱体14の上端までの高さH2が、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さである。
つまり、嵌合脚13の底面から延長柱体14の上端までの高さH2は、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さH1の2倍の高さとなっている。
The
Further, the height H2 between the bottom of the
That is, the height H2 from the bottom surface of the
図2(a)に示す、収納物を載置する前記載置枠11は、矩形状の枠を形成する鋼製の縦枠部材41と横枠部材42と、前記矩形状の枠の内側に縦横に設けられた鋼製の縦載置部材43と横載置部材44とで構成されている。
また、図2(b)に示すように、横枠部材42には挿通部材40が設けられている。これら挿通部材40は、その中空部にフォークリフトのフォークを挿通せしめるためのものである。
As shown in FIG. 2 (a), the mounting
In addition, as shown in FIG. 2B, the
図1および図2(a)に示すように、前記支柱体12は正四角形状の鋼製で、前記載置枠11の四隅に上方に向かって設けられており、支柱体上部23と支柱体下部24とで構成されている。この支柱体上部23の外郭は延長柱体14の下部と嵌まり合うような周となっている。また、支柱体下部24は下端に嵌合脚13が接合されており、支柱体下部24の外郭は、延長柱体14の外郭と同一の周に設定されている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2 (a), the
延長柱体14は、正四角形状で中空状となっており、鋼製である。この延長柱体14の外郭は支柱体上部23と嵌まり合うような周となっており、また、支柱体下部24の外郭と同一の周となっている。これにより、延長柱体14は支柱体上部23に覆い被さるように嵌まり合うことができる。
The
また、図1および図2(c)に示すように、延長柱体14は、取付装置15を介して支柱体12に取り付けられ、この取付装置15は支柱体12に取り付けられた固定板部16と、延長柱体14に設けられた可動板部17と、これら固定板部16と可動板部17とを回動可能に連結する回動支軸18とが備えられ、可動板部17には、回動支軸18が嵌合する長孔19が形成され、かつ延長柱体14は、格納時には回動支軸18を中心に折りたたまれて載置枠11上に載置されている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 2C, the
前記支柱体12と延長柱体14を嵌合させるには、延長柱体14を、固定板部16と可動板部17と回動支軸18と可動板部17に設けた長孔19、からなる取付装置15を介して支柱体12に取り付け、取付装置15の回動支軸18を軸に、延長柱体14を、扇形を描くようにして直立させ、そこで支柱体12の上端部と、延長柱体14の下端部とを合わせ、回動支軸18を長孔19の上部から下部に向けて垂直に下げることによって、支柱体12と延長柱体14とを嵌合させる。
In order to fit the
支柱体12が設けられた載置枠11の、支柱体12が設けられた位置には、他のパレットと積み重ねられた際、該パレットの延長柱体の上端部に嵌合する嵌合穴を有した嵌合脚13が設けられている。この嵌合脚13は、外形状が正円錐台状のもので、その開口部が延長柱体14の天面より大面積の正円状でかつ内部に行くに連れて漸次小面積の正方形状となり、さらにその底面(開口部と反対側の面)が延長柱体14の天面形状にほぼ一致する大きさに形成されたものである。なお、このような嵌合穴を有する嵌合脚13は、支柱体12の下端部に溶接されている。
また、この時、嵌合脚13部分の底面(開口部と反対側の面)が延長柱体14の天面形状にほぼ一致する大きさに形成されたものであれば、それよりも外郭の周が細い支柱体の天面部も嵌まり合うことができる。
The mounting
At this time, if the bottom surface (surface opposite to the opening) of the
また、図1および図2(a)、(b)、(c)のパレット10において、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さのものについては互いに積み重ねて、トラックの高さモジュール単位の1/1の荷台に4段分積み込んで使用でき、また延長柱体14を折りたたんだ状態の1/8の高さのパレット10については同じ高さのパレット10を上下に2段積み重ねることによって前記1/4のものと同じ高さに揃えることができ、トラックに積み込む際は8段分まで重ねることができる。この高さモジュール単位がトラックに収納物を積む際の最適な、すなわち荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであることから、より効率の良い積み込みが可能になるのである。
Further, in the
図1および図2に示したパレット10は、支柱体12と延長柱体14を嵌合した状態の高さが、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さであり、延長柱体14を折りたたんだ状態の高さが、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さとなっているので、1つのパレットでありながら、2種類の高さの形態を有している。このことにより、パレット10を積層する際には、組み合わせ次第では数種類もの構造になる。このことにより、収納物を効率良く積むことができるとともに、従来のように建築資材に合わせた大中小などの全種類のパレットを用意する必要がなくなり、輸送コストの低減化を図ることができ、また、工場に置くパレットの歩留まりも良くすることができる。
In the
図3は実施例2のパレット20を示すものである。本実施例2のパレット20は、収納物を載置する載置枠11と、この載置枠11の四隅に上方に向かって設けられた支柱体12とが設けられている。載置枠11と支柱体12の構造は、前記のパレット10の載置枠11と支柱体12と同じであるが、前記パレット10と違い、延長柱体14が取り付けられていないことが特徴となっている。
支柱体12を設けられた載置枠11の、支柱体12を設けられた位置には、他のパレットに積み重ねられた際、該パレットの支柱体12の上端部もしくは延長柱体上部26の上端部に嵌合する嵌合穴を有した嵌合脚13が設けられている。この嵌合脚13は、外形状が正円錐台状のもので、その開口部が延長柱体22の天面より大面積の正円状でかつ内部に行くにつれて漸次小面積の正方形状となり、さらにその底面(開口部と反対側の面)が延長柱体22の天面形状にほぼ一致する大きさに形成されたものである。なお、このような嵌合穴を有する嵌合脚13は、支柱体12の下端部に溶接されている。
なお、このパレット20は、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さH1が予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さとなっており、パレット10の高さH1と同一の高さである。
FIG. 3 shows the
When the stacking
The
図5に示す延長柱体22は、延長柱体上部26と延長柱体下部27とで形成されており、パレット20の支柱体12に嵌合するものであるので、延長柱体下部27は正四角形で中空状となっており、鋼製である。また、延長柱体上部26と延長柱体下部27の接合部には接合部材25が設けられており、太さが違う延長柱体上部26と延長柱体下部27を接合している。
また、この延長柱体22は、長さの違う数種類の延長柱体を用意することで、様々な高さに設定できるもので、支柱体12と延長柱体22を嵌合させることで、トラックの高さ制限の高さ寸法の整数分の一の長さ寸法に設定することができる。
The
In addition, the
図4はパレット20の支柱体12に延長柱体22aを嵌合した図である。この延長柱体22aをパレット20に嵌合することによって、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さH2となる。つまり、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さである、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さH1よりも、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さ分高くすることができる。これにより、パレット20の積載範囲が2倍の高さとなり、より多くの収納物を積載することができる。
FIG. 4 is a diagram in which the
図6に示す実施例は、パレット20に延長柱体22aを嵌合させ、高さがH2となるようなパレットを4段に積層させたことを示す図である。下段に配置したパレットの延長柱体22aの上端部に、上段に積み重ねたパレットの嵌合脚13を被せるように嵌合させて積層させている。この高さH2のパレットは予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さであるから、これを4段重ねることによって、高さH3である高さモジュール単位の1/1、すなわち、トラックの荷台の高さとなる。この高さH3に積層したパレットがトラックに収納物を積む際に、最適で、荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであることから、より効率の良い積み込みが可能になる。
The embodiment shown in FIG. 6 is a view showing that the
図7に示す実施例は、パレット20に、高さH5の延長柱体22bを嵌合させ、高さがH4となるようなパレットを3段に積層したことを示す図である。下段に配置したパレットの延長柱体22bの上端部に、上段に積み重ねたパレットの嵌合脚13を被せるように嵌合させて積層させている。この高さH4のパレットは予め決められた高さモジュール単位の1/3の高さであるから、これを3段重ねたことによって、高さH3である高さモジュール単位の1/1、すなわち、トラックの荷台の高さとなる。また、上記のように、高さH3に積層したパレットがトラックに収納物を積む際に、最適で、荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであり、図6の実施例よりも積載可能な範囲が高くなることによって、より多くの建築資材や大きい建築資材を積載することができるので、効率の良い積み込みが可能になる。
The embodiment shown in FIG. 7 is a diagram showing that
図8に示す実施例は、パレット20に、高さH7の延長柱体22cを嵌合させ、高さがH6となるようなパレットを2段に積層したことを示す図である。下段に配置したパレットの延長柱体22cの上端部に、上段に積み重ねたパレットの嵌合脚13を被せるように嵌合させて積層させている。この高さH6のパレットは予め決められた高さモジュール単位の1/2の高さであるから、これを2段重ねたことによって、高さH3である高さモジュール単位の1/1、すなわち、トラックの荷台の高さとなる。また、上記のように、高さH3に積層したパレットがトラックに収納物を積む際に、最適で、荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであり、図6の実施例や図7の実施例よりも積載可能な範囲が高くなることによって、より多くの建築資材や大きい建築資材を積載することができるので、効率の良い積み込みが可能になる。
The embodiment shown in FIG. 8 is a diagram showing that the
前記実施例のように、様々な長さの延長柱体22を、大きい収納物から小さい収納物まで、収納物に合わせて用いることによって、トラックの荷台の高さに合わせた積み込みが可能となる。この延長柱体22は前記実施例に限られたものではなく、様々な収納物に合ったもので、かつ延長柱体22とパレット20の様々な組み合わせによって、更に効率の良い積み込みが望めるものであることは言うまでもない。
As in the above-described embodiment, by using the
図9(b)は、パレット20に、載置枠付き延長柱体30aを嵌合させ、高さがH2となる実施例を示す図である。
収納物を載置する載置枠部31と、この載置枠部31の四隅に上方に向かって設けられた延長柱体32からなり、この載置枠部31は前記載置枠11と同じ構造を有している。延長柱体32は、パレット20の支柱体12に嵌合するものであるので、正四角形で中空状となっており、鋼製の部材となっている。
載置枠付き延長柱体30aは、図9(a)に示すように、パレット20の支柱体12に嵌合させることによって、上下2段のパレットとなる。特に上段の載置枠部31には、天井部分(上に積層したパレットの底部)など、収容範囲にとらわれずに積載することができるようになる。また、下段には、細かい建築資材などを積載するのに好適で、上下のパレット間に隙間が空いてしまうようなことがなく、効率良く資材を積載することができる。
また、載置枠付き延長柱体30aをパレット20に嵌合させた高さを、ここでは高さH2としたが、実際に載置する建築資材等の形状などに合わせて、実施例2に記載の延長柱体20の高さH5、H7のものと同様の高さを持つ延長柱体を備えた載置枠付き延長柱体を用いても良い。
FIG. 9B is a diagram showing an embodiment in which the
It consists of a mounting
As shown in FIG. 9A, the
Moreover, although the height which fitted the
図10(b)に示す載置枠付き延長柱体30bは、延長柱体32の取り付け位置が、図9(b)の載置枠付き延長柱体30aとは異なり、載置枠部31の四隅に、下方に向かって設けられている。また、同じく載置枠部31は前記載置枠11と同じ構造を有しており、延長柱体32は、パレット20の支柱体12に嵌合するものであるので、正四角形で中空状となっており、鋼製の部材となっている。
載置枠付き延長柱体30bは、図10(a)に示すように、パレット20の支柱体12に嵌合させることによって、上下2段のパレットとなる。上段の載置枠部31には、天井部分(上に積層したパレットの底部)や、突き出している支柱体などが無い状態となるので、積載する資材などの制限を持たないことが特徴となっている。特に、パレットの枠以上の大きさを持つような資材などには好適である。また、下段にも資材などを積載することができるようになっているので、無駄な隙間を作ることなく、効率良く資材を積載することができる。
また、図10(a)に示すように、載置枠付き延長柱体30bをパレット20に嵌合させた高さを、ここでは高さH2としたが、実際に載置する建築資材等の形状などに合わせて、実施例2に記載の延長柱体20の高さH5、H7のものと同様の高さを持つ延長柱体を備えた載置枠付き延長柱体を用いても良い。
The
As shown in FIG. 10A, the
Further, as shown in FIG. 10 (a), the height at which the
図11は、実施例1〜実施例3に示した実施例をトラックに当てはめたもので、トラックは高さモジュール単位1/1の高さH3となっている。このように、実施例1〜実施例3に示した実施例は必ずしも実施例どおりに構成しなければならないのではなく、種々の組み合わせにより、種々の構成をもって積層することができる。これにより、収納物を効率良く積むことができ、輸送コストの低減化を図ることができる。 FIG. 11 shows a case where the embodiment shown in the first to third embodiments is applied to a track, and the track has a height H3 of a height module unit 1/1. As described above, the embodiments shown in Embodiments 1 to 3 do not necessarily have to be configured according to the embodiments, but can be stacked with various configurations by various combinations. As a result, the stored items can be loaded efficiently, and the transportation cost can be reduced.
10、20 パレット
11 載置枠
12 支柱体
13 嵌合脚
14 延長柱体
15 取付装置
16 固定板部
17 可動板部
18 回動支軸
19 長孔
22 延長柱体
30 載置枠付き延長柱体
DESCRIPTION OF
Claims (4)
収納物を載置する載置枠と、この載置枠の四隅に上方に向かって設けられた支柱体と、積み重ねられた際に支柱体に嵌合する嵌合脚と、前記支柱体に嵌合して支柱体の長さを長くする延長柱体とから構成され、前記支柱体と延長柱体は、トラックの高さ制限の高さ寸法の整数分の一の長さ寸法に設定されていることを特徴とするパレット。 In a pallet that can be stacked up and down on a truck bed and carries stored items such as building materials,
A mounting frame for placing the stored items, a support body provided upward at the four corners of the mounting frame, a fitting leg that fits to the support body when stacked, and a fit to the support body And an extension column that increases the length of the column body, and the column body and the extension column body are set to a length dimension that is an integral fraction of the height dimension of the track height limit. A pallet characterized by that.
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