JP2005118203A - 人工呼吸器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、呼気等の空気を供給することができる供給管を用いて人工呼吸をするように構成することによって、人工呼吸に技術を要しないとともに、人工呼吸を行う者にとって抵抗がなく、しかも適切な人工呼吸を行うことができる人工呼吸器を得るにある。
【解決手段】 呼気等の空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具とで人工呼吸器を構成している。
【選択図】 図1
【解決手段】 呼気等の空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具とで人工呼吸器を構成している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、心肺蘇生時等に用いられる人工呼吸器に関する。
従来、人が水に溺れたり、心臓発作等によって呼吸が停止している場合、マウストゥーマウスによる人工呼吸が行われている。
しかしながら、従来の人工呼吸は、技術を要するとともに、直接口移しで行うため、人工呼吸を行う者にとって抵抗があるという欠点があった。
また、人工呼吸時は不自由な姿勢を強いられ、人工呼吸する人の視野がピンポイント的になるため、人工呼吸される人の変化を全体的に観察しずらく、呼吸回復時等に迅速に対応しずらいという欠点があった。
また、人工呼吸時は不自由な姿勢を強いられ、人工呼吸する人の視野がピンポイント的になるため、人工呼吸される人の変化を全体的に観察しずらく、呼吸回復時等に迅速に対応しずらいという欠点があった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、呼気等の空気を供給することができる供給管を用いて人工呼吸をするように構成することによって、人工呼吸に技術を要しないとともに、人工呼吸を行う者にとって抵抗がなく、しかも適切な人工呼吸を行うことができる人工呼吸器を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、呼気等の空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具とで人工呼吸器を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)呼気等の空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具とで構成されているので、空気供給補助具を人工呼吸される人に取付けて供給管に呼気等の空気を供給するだけで人工呼吸することができる。
したがって、簡易に人工呼吸することができる。
したがって、簡易に人工呼吸することができる。
(2)前記(1)によって、直接口を付けないので、誰もが抵抗なく人工呼吸を行うことができる。
(3)前記(1)によって、空気供給補助具を用いるので、人工呼吸される人の口から空気が漏れてしまう不具合を防止することができる。
したがって、確実に人工呼吸を行うことができる。
したがって、確実に人工呼吸を行うことができる。
(4)前記(1)によって、人工呼吸される人の口から離れた位置で空気の吸入作業を行うことができるので、人工呼吸を行う人の作業時の視野を広く確保することができる。
したがって、人工呼吸される人を全体的に観察しながら人工呼吸を行うことができるので、呼吸回復時等に迅速に対応することができる。
したがって、人工呼吸される人を全体的に観察しながら人工呼吸を行うことができるので、呼吸回復時等に迅速に対応することができる。
(5)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易に製造することができる。
(6)請求項2、4も前記(1)〜(5)と同様の効果が得られる。
(7)請求項3も前記(1)〜(5)と同様の効果が得られるとともに、ノーズクリップによって鼻孔を閉塞させることができる。
したがって、人工呼吸時に手で鼻を摘まなくてもよいので、より簡易に人工呼吸を行うことができる。
したがって、人工呼吸時に手で鼻を摘まなくてもよいので、より簡易に人工呼吸を行うことができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図5に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は、人工呼吸を行うことができる本発明の人工呼吸器で、この人工呼吸器1は、 呼気等の空気2を人工呼吸される人3の口内3aに供給することができる供給管4と、この供給管4の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人3の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる、本形態では口を覆うことができる空気供給補助具5とで構成されている。
前記供給管4は、プラスチック、金属等の材質でパイプ状に形成され、上流部には人工呼吸する人6が咥えて呼気(空気)2を供給するための供給口7が形成されるとともに、下流部には前記供給口7から供給された呼気(空気)2が噴出される噴出し口8が形成されている。なお、当該噴出し口8は、人工呼吸される人3の口内3aに配されるように構成される。
前記空気供給補助具5は、人工呼吸される人3の口を覆うことができるように透明プラスチック等でカップ状に形成された供給具本体9と、この供給具本体9の先端部に形成された、前記供給管4の下流部が挿通される挿入孔10とで構成されている。また、この挿入孔10には、ゴムリング10aが備えられ、前記供給管4を弾性的に取付けている。なお、前記空気供給補助具5は、両側部にゴムバンド等を取付けるように構成して、このゴムバンド等を人工呼吸される人3の頭部より通して所定箇所に当該空気供給補助具5を固定するように構成してもよく、さらに、供給具本体9内にガーゼ等の水分吸収体を着脱可能に取付けるように構成してもよい。
上記構成の人工呼吸器1は、先ず、図5に示すように、人工呼吸される人3の口を覆うように空気供給補助具5をあてがう。これによって、供給管4は、噴出し口8が前記人工呼吸される人3の口内3aに配される。
次に、人工呼吸される人3の鼻を摘み、この状態で供給管4の供給口7から呼気(空気)2を吹き入れて人工呼吸を行う。
なお、この人工呼吸を行うにあたっては、人工呼吸をしながら、視線を人工呼吸される人3の顔や胸部等に向けるだけで当該人工呼吸される人3の様子を簡易に観察することができる。
{発明を実施するための異なる形態}
{発明を実施するための異なる形態}
次に、図6ないし図17に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図6ないし図8に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、ビニール製のホースで形成された供給管4Aと、可撓性を有する軟質樹脂製で形成された、人工呼吸される人3の口に咥えさせることができるマウスピース型の供給具本体9Aを構成した空気供給補助具5Aとを用いた点で、このような供給管4Aと空気供給補助具5Aとを用いた人工呼吸器1Aにしても前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様の作用効果が得られる。
なお、本形態において、空気供給補助具5Aは、口に咥える部分にガーゼ等の水分吸収体を着脱可能に取付けるように構成してもよい。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、供給管4Aの供給口7に、空気2Aを供給することができる足踏み型のポンプで構成された空気供給具11を用いるとともに、この空気供給具11に、人工呼吸される人3が大人あるいは子供等である場合に空気2Aの供給量を選択することができる空気供給量調節具12を設けた点で、このような空気供給量調節具12を設けた空気供給具11を構成した人工呼吸器1Bにしても前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様の作用効果が得られるとともに、人工呼吸される人3に合わせて供給する空気2Aの量を調節することができるので、過度の空気2Aが供給されてしまう等の不具合を確実に回避することができる。
前記空気供給量調節具12は、空気供給具11の一方の押圧板13の後端部寄りの部位に枢支ピン14、14によって上下方向に回動可能に取付けられた金属製の枠部材15で構成され、この枠部材15の先端部が上方に配設された場合に、他方の押圧板13Aの後端部寄りの部位と当接して当該他方の押圧板13Aの押圧状態を阻止するように構成されている。
なお、前記空気供給量調節具12は、空気供給具11の一方の押圧板13の後端部寄りの部位に枢支ピン14、14によって上下方向に回動可能に取付けられた金属製の枠部材15で構成されたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、他方の押圧板13Aに前記枠部材15を取付けて構成する等、人工呼吸される人3に合わせて空気2Aの供給量を調節することができる構成であれば、どのような構成であってもよい。
図12および図13に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第3の形態と主に異なる点は、手動式のポンプで構成された空気供給具11Aを用いるとともに、供給管4Aに紐16によって取付けられて設けられた、人工呼吸される人3の鼻孔3bを閉塞することができるノーズクリップ17を用いた点で、このようなノーズクリップ17および空気供給具11Aを構成した人工呼吸器1Cにしても前記本発明を実施するための第3の形態と同様の作用効果が得られるとともに、ノーズクリップ17によって鼻孔を閉塞させることができるので、人工呼吸時に手で鼻を摘まなくても効率よく人工呼吸を行うことができる。なお、本形態においては、人工呼吸される人3が大人や子供等である場合に応じて、空気2Aの供給量が異なる空気供給具11A(大人用)、11A(子供用等)・・・を、適宜選択して用いるように構成してもよい。
図14ないし図16に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、ノーズクリップ17Aを一体成形した弾性を有する合成樹脂材で形成された空気供給補助具5Bを用いた点で、このような空気供給補助具5Bを構成した人工呼吸器1Dにしても前記本発明を実施するための第4の形態と同様の作用効果が得られる。
なお、本形態において、ノーズクリップ17Aは、弾性を有する合成樹脂材で形成された空気供給補助具5Bに一体成形されたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、空気供給補助具5Bを、例えば布材で形成し、ノーズクリップ17Aを、弾性を有する金属プレートで形成して当該空気供給補助具5Bに内在させるように構成してもよい。
図17に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、供給管4Aと、この供給管4Aの下流部に、空気2の供給路18を有する取付け部19を介して設けられた、前記空気2を人工呼吸される人3の口内に供給することができる空気供給パイプ20と、この空気供給パイプ20が一体形成された、前記人工呼吸される人3の口を覆うことができる空気供給補助具5Cとで人工呼吸器1Eを構成した点で、このような人工呼吸器1Eにしても前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様の作用効果が得られる。
また、前記本発明を実施するための各形態において、供給管4(4A)に空気を供給する方法として、人による呼気(空気)2の供給や、足踏み型のポンプ・手動式のポンプ等で構成された空気供給具11(11A)を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、機械式のポンプ等で空気を供給するように構成してもよい。
さらに、前記本発明を実施するための各形態において、供給管4(4A)は、空気2(2A)の逆流を防止する逆止弁を内在させて構成したり、人工呼吸する人6の唾液の吹き込み等を防止して衛生的に用いるためのフィルターを着脱可能に取付ける(例えば、供給口7の部位に取付ける)ように構成してもよい。
本発明は人工呼吸器を生産する産業で利用される。
1、1A〜1E:人工呼吸器、
2、2A:空気、 3:人工呼吸される人、
4、4A:供給管、 5、5A〜5C:空気供給保持具、
6:人工呼吸する人、 7:供給口、
8:噴出し口、 9、9A:供給具本体、
10:挿入孔、 11、11A:空気供給具、
12:空気供給量調節具、 13、13A:押圧板、
14:枢支ピン、 15:枠部材、
16:紐、 17、17A:ノーズクリップ、
18:空気の供給路、 19:取付け部、
20:空気供給パイプ。
2、2A:空気、 3:人工呼吸される人、
4、4A:供給管、 5、5A〜5C:空気供給保持具、
6:人工呼吸する人、 7:供給口、
8:噴出し口、 9、9A:供給具本体、
10:挿入孔、 11、11A:空気供給具、
12:空気供給量調節具、 13、13A:押圧板、
14:枢支ピン、 15:枠部材、
16:紐、 17、17A:ノーズクリップ、
18:空気の供給路、 19:取付け部、
20:空気供給パイプ。
Claims (4)
- 呼気等の空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具とからなることを特徴とする人工呼吸器。
- 空気を供給することができる空気供給具と、この空気供給具に接続された、人工呼吸される人の口内に空気を供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具とからなることを特徴とする人工呼吸器。
- 呼気等の空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記人工呼吸される人の口を覆うことができるあるいは口に咥えさせることができる空気供給補助具と、この空気供給補助具あるいは前記供給管に設けられた、前記人工呼吸される人の鼻孔を閉塞することができるノーズクリップとからなることを特徴とする人工呼吸器。
- 呼気等の空気を供給することができる供給管と、この供給管の下流部に設けられた、前記空気を人工呼吸される人の口内に供給することができる空気供給パイプと、この空気供給パイプが一体形成された、前記人工呼吸される人の口を覆うことができる空気供給補助具とからなることを特徴とする人工呼吸器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354914A JP2005118203A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 人工呼吸器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003354914A JP2005118203A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 人工呼吸器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005118203A true JP2005118203A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34612686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003354914A Pending JP2005118203A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 人工呼吸器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005118203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101766218B1 (ko) | 2016-04-08 | 2017-08-08 | 선문대학교 산학협력단 | 한손으로 사용가능한 수동식 인공호흡기용 악력장치 |
-
2003
- 2003-10-15 JP JP2003354914A patent/JP2005118203A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101766218B1 (ko) | 2016-04-08 | 2017-08-08 | 선문대학교 산학협력단 | 한손으로 사용가능한 수동식 인공호흡기용 악력장치 |
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