JP2005117243A - 符号化ストリームの受信方法、受信装置及び受信処理プログラム - Google Patents

符号化ストリームの受信方法、受信装置及び受信処理プログラム Download PDF

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秀人 吉武
Masaaki Tabata
雅章 田畑
Katsuhiko Kawazoe
雄彦 川添
Hiroshi Kazama
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Abstract

【課題】符号化ストリーム相当数の復号器を設けることなく、しかも小容量のバッファメモリを用いるだけで複数系列の符号化ストリームを同時に受信復号処理できるようにし、これにより受信装置の回路規模の小型化と低価格化を実現する。
【解決手段】受信部211〜21jにより受信復調されたj個の系列の受信符号化ストリームを、回線情報付加部22においてフレームごとに回線情報を付加したのち、多重化部23において1系列の多重化ストリームに時分割多重し、この多重化ストリームを復号部24に入力して誤り訂正復号処理する。そして、復号処理後の多重化ストリームを、ストリーム識別部25において回線情報をもとにフレームごとに分離し、フレーム再生部26により上記j個の系列の受信符号化ストリームに対応するj個の復号ストリームに再構成するようにしたものである。
【選択図】 図4

Description

この発明は、異なる伝送回線を介して伝送される複数系列の符号化ストリームを同時に受信し復号するための受信方法及び受信装置と、この受信装置で使用される受信処理プログラムに関する。
例えば、複数の端末間でデータ伝送を行う場合、送信側の複数の端末が送信したデータをこれらの端末に対応付けて設けられた送信装置から異なる通信回線を介して送信し、上記送信された各データを受信側の異なる受信装置でそれぞれ受信して対応する端末へ転送するのが一般的である。
その場合、個々の送信装置と受信装置との間では、例えば次のようにデータ伝送が行われる。すなわち、送信装置において例えば画像データと音声データをそれぞれ符号化したのち、これらの符号化データを多重化して通信回線へ送信する。これに対し受信装置では、上記多重化された符号化データを受信して複数系列の符号化データに分離し、この分離された複数系列の符号化データをバッファメモリに一旦蓄積する。そして、上記複数系列の符号化データを相互に同期をとって上記バッファメモリから読み出し、この読み出された各符号化データをそれぞれ復号器で復号する(例えば、非特許文献1並びに特許文献1を参照。)。
ところが、このように送信装置と受信装置との間で1対1でデータ伝送を行うシステムでは、受信側に常に送信装置数に対応する数の受信装置を設ける必要がある。このため、複数の送信装置のうち限定された少数の送信装置からのデータしか受信しない場合には、過剰設備になるという問題がある。
そこで最近では、受信側に1個の受信装置を設置し、この受信装置により、複数の送信装置から送信された各データをそれぞれ受信して該当する端末へ転送するシステムが提案されている。この場合受信装置には、複数系列の伝送データを同時に受信するために、送信装置と同数の受信機及び復号器が設けられる。しかしながら、このような構成では、同時受信が想定される最大個数分の受信機及び復号器を受信装置内に設ける必要があるため、受信装置の回路規模が大きくなる。
一方、別のタイプの受信装置として、受信された複数の伝送データをそれぞれバッファメモリに一旦蓄積し、この蓄積された複数系列の伝送データを順番に読み出すことにより時分割で復号処理する装置も提案されている。このような構成であれば、1個の復号器により複数系列の伝送データを復号することができ、受信装置の回路規模の小型化が可能となる。ところがこのような受信装置では、複数系列の伝送データを時分割で復号処理する際に、受信対象の伝送データの系列数およびその伝送速度を考慮して各伝送データ間の同期を取る必要がある。このため、受信装置に巨大な記憶容量を有するバッファメモリが必要となり、これが受信装置のコスト高の要因となる。
特開平11−355263号公報 ARIB STD−B21 デジタル放送用受信装置標準規格。
以上のように従来提案されている受信装置は、受信対象となる複数系列分の復号器を必要とするか或いは大容量のバッファメモリを必要とすることから、回路規模の大型化またはコストアップが避けられないという問題点を有する。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、受信対象の符号化ストリームの数に相当する数の復号器を設けることなく、しかも小容量のバッファメモリを用いるだけで複数系列の符号化ストリームを同時に受信復号処理できるようにし、これにより受信装置の回路規模の小型化と低価格化を実現する符号化ストリームの受信方法、受信装置及びその受信処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明は、異なる伝送回線を介して伝送される複数系列の符号化ストリームを並行して受信し復号する際に、上記受信された複数系列の符号化ストリームの各々に、その所定のデータ長(例えばフレーム)ごとに、当該符号化ストリームの伝送に使用された伝送回線を表す回線情報を付加し、この回線情報が付加された複数系列の符号化ストリームを上記データ長単位で多重化して、上記複数系列の符号化ストリームより系列数が少数の多重化ストリームを生成する。そして、上記生成された多重化ストリームを上記データ長ごとに復号し、この復号された多重化ストリームを、その各データ長ごとに付加されている回線情報に基づいて、上記受信された複数系列の符号化ストリームに対応する複数系列の復号ストリームに再構成するようにしたものである。
したがってこの発明によれば、並行して受信された複数系列の符号化ストリームは、それより少数系列(例えば1系列)のストリームに多重化されたのち復号処理される。そして、復号処理後に多重化前の複数系列の復号ストリームに再構成される。このため、受信が想定される符号化ストリームの系列数分だけ復号部を設ける必要がなくなり、その分受信装置の回路規模を小型化することが可能となる。
また、上記複数系列の符号化ストリームの多重化処理がその所定のデータ長ごとに回線情報を付加することにより行われ、また復号された多重化ストリームの複数系列の復号ストリームへの再構成処理が上記回線情報をもとに行われる。このため、受信対象の符号化ストリームの系列数やその同期情報、伝送速度等を考慮することなく、比較的簡単に多重化しかつ再構成することができる。このため、バッファメモリの記憶容量を低減して装置の低価格化を図ることが可能となる。
上記復号処理に際しては、生成された多重化ストリームのデータ長ごとに付加されている回線情報を一旦取り除いたのち復号処理し、しかるのち復号された各データに対し上記取り除かれた回線情報を再付加するようにする。このようにすると、復号処理アルゴリズムそれ自体には何ら変更を加えることなくストリームデータの復号処理を行うことが可能となる。
また、再構成された複数系列の復号ストリームの出力手段としては、次の2つの構成が考えられる。
第1の構成は、再構成された複数系列の復号ストリームを、配信先となる受信端末に向け選択的に出力するものである。この構成によれば、受信端末から指定された系列の復号ストリームを選択的に配信することができる。
第2の構成は、復号ストリームを配信先の端末へ出力するための複数の出力手段を設け、再構成された複数系列の復号ストリームに含まれる配信先情報をもとに当該復号ストリームの配信先に対応する出力手段を選択し、この選択された出力手段から配信先の端末に向け上記復号ストリームを出力するものである。この構成によれば、複数系列の復号ストリームが複数の出力手段に自動的に振り分けられ、これにより複数系列の復号ストリームが宛先端末に対し並行して効率良く配信される。
以上述べたようにこの発明によれば、符号化ストリーム相当数の復号器を設けることなく、しかも小容量のバッファメモリを用いるだけで複数系列の符号化ストリームを同時に受信復号処理することができ、これにより受信装置の回路規模の小型化と低価格化を実現できる符号化ストリームの受信方法、受信装置及びその受信処理プログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる符号化ストリーム伝送システムの概略構成図であり、例えば学校間、事務所間或いは事業所間等で通信衛星STを介して端末同士の1対1の通信を可能にするものである。
複数の送信側システムはそれぞれ送信装置TX1〜TXjを備える。これらの送信装置TX1〜TXjにはそれぞれ、LAN(Local Area Network)LNW11〜LNW1jを介して複数台の送信端末TM11〜TM1i,TM21〜TM2i,…,TMj1〜TMjiが接続可能となっている。送信端末TM1〜TMi,TM21〜TM2i,…,TMj1〜TMjiは例えばパーソナル・コンピュータや携帯端末等からなる。またLANLNW11〜LNW1jは例えばイーサネット(登録商標)により構成される。
送信装置TX1〜TXjは、例えば図2に示すように構成される。すなわち、送信装置TX1は、入力部11と、フレーム変換部12と、符号部13と、送信部14と、送信アンテナ15と、図示しない制御部とを備えている。このうち先ず入力部11は、LANインタフェースを備え、上記送信端末TM11〜TM1iからLANLNW11を介して伝送された図3(a)に示すようなパケットデータを受信する。フレーム変換部12は、上記入力部11により受信されたパケットデータを、例えば図3(b)に示すHDLC(Highlevel Data Link Control)フレームデータに変換する。
符号部13は、上記フレーム変換部12により変換されたHDLCフレームデータを図3(c)に示すように所定の符号長ごとに区切り、この区切られた符号長ごとに例えば誤り訂正符号化を行う。誤り訂正符号には例えばリード・ソロモン符号が用いられる。送信部14は、上記符号部13から出力された符号化データの各フレームに、受信装置が受信する際に必要となる同期用ヘッダを図3(d)に示すように付加する。そして、この同期用ヘッダが付加された各符号化フレームを接続して符号化ストリームを生成し、この生成された符号化ストリームを変調したのち無線周波数に変換して、送信アンテナ15から通信衛星STに向け送信する。
なお、図2では送信装置TX1の構成のみを示したが、他の送信装置TX2〜TXjも同様に構成される。ただし、各送信装置TX1〜TXjはそれぞれ、予め設定された相互に異なる無線チャネルを使用して符号化ストリームを無線送信する。各無線チャネルは、異なる周波数を使用する場合が一般的であるが、異なる拡散符号を使用するものであってもよい。
一方、受信側には1台の受信装置RXが設けられており、この受信装置RXにはLANLNW2を介して複数台の受信端末RM1〜RMkが接続可能となっている。受信端末RM1〜RMkは、前記送信端末TM1〜TMiと同様にパーソナル・コンピュータや携帯端末等からなる。また、LANLNW2も前記送信側と同様にイーサネット(登録商標)により構成される。
受信装置RXは次のように構成される。図4はその構成を示す回路ブロック図である。
すなわち、受信装置RXは、受信アンテナ20と、前記送信装置TX1〜TXjに対応して設けられた複数の受信部211〜21jと、回線情報付加部22と、多重化部23とを備える。
受信アンテナ20は、通信衛星STから到来する複数の無線チャネルを受信する。受信部211〜21jはそれぞれ、受信アンテナ20により受信された複数の無線チャネルのうち、自身に対応する送信装置TX1〜TXjが送信した無線チャネルの信号を選択的に復調し、この復調により再生されたベースバンドの符号化ストリームを出力する。
回線情報付加部22は、上記各受信部211〜21jから出力される符号化ストリームの各々に対し、当該符号化ストリームの伝送に使用された無線チャネルを表す回線情報を、符号化フレームごとに付加する。そして、符号化フレームごとに回線情報が付加された複数系列の符号化ストリームを多重化部23に供給する。多重化部23は、上記回線情報付加部22から供給された複数系列の符号化ストリームを符号化フレーム単位で多重化し、1系列の多重化ストリームを出力する。多重化の方式としては時分割多重(TDM:Time Division Multiplex)方式が用いられる。
さらに受信装置RXは、1個の復号部24と、ストリーム識別部25と、フレーム再生部26と、フレーム変換部27と、出力部28とを備えている。このうち復号部24は、多重化部23から出力された1系列の多重化ストリームを符号化フレームごとに誤り訂正復号し、誤り訂正復号された多重化ストリームを出力する。ストリーム識別部25は、上記誤り訂正復号された多重化ストリームの復号フレームごとに、当該フレームに付加されている回線情報をもとに、当該復号フレームがいずれの無線チャネルにより受信されたものかを識別する。そして、この識別結果をもとに、上記各復号フレームを無線チャネルごとに振り分けてフレーム再生部26に供給する。
フレーム再生部26は、上記ストリーム識別部25において無線チャネルごとに分けられた各復号フレームをそれぞれ時系列に順に配列し、これにより前記受信部211〜21jにより受信された複数系列の符号化ストリームに対応する複数系列のHDLC復号ストリームを再構成する。フレーム変換部27は、上記フレーム再生部26により再構成された複数系列のHDLC復号ストリームをそれぞれ、LANLNW2で伝送するために必要なパケットデータに変換する。
出力部28は、LANインタフェースを有する。そして、受信端末RM1〜RMkからのデータ受信要求に従い、上記フレーム変換部27から出力された複数系列の復号データのうち受信端末が要求する系列のパケットデータを、LANで規定されるプロトコルに従いLANLNW2へ送信する。
なお、受信装置RXを構成する各構成要素のうち、回線情報付加部22、多重化部23、復号部24、ストリーム識別部25、フレーム再生部26及びフレーム変換部27の機能は、例えばDSP(Digital Signal Processor)或いはマイクロプロセッサをソフトウエアにより動作させることにより実現される。
次に、以上のように構成された受信装置RXの動作を説明する。図5はこの動作説明に使用するデータフォーマットを示す図である。
送信装置TX1〜TXjから送信された各無線チャネル信号は、通信衛星STに搭載されたトランスポンダで中継され、地球上のサービスエリアに向け送信される。受信装置RXでは、受信アンテナ20により上記各無線チャネル信号が受信され、この受信された各無線チャネル信号は受信部211〜21jに入力される。受信部211〜21jでは、自身に対応する送信装置TX1〜TXjが送信した無線チャネル信号が選択的に復調される。そして、この復調により例えば図5(a)に示すようなベースバンドの符号化ストリームが再生され、この再生された受信符号化ストリームは回線情報付加部22に入力される。
回線情報付加部22では、上記各受信部211〜21jから出力される受信符号化ストリームの各々に対し、その符号化フレームごとに、当該符号化ストリームの伝送に使用された無線チャネルを表す回線情報が付加される。図5(b)にこの回線情報が付加された符号化フレームのデータフォーマットを示す。そして、この回線情報が付加された複数系列の符号化ストリームは多重化部23に入力される。なお、上記回線情報の付加に先立ち、各符号化フレームに付加されている同期用ヘッダは一時的に分離される。
多重化部23では、上記回線情報付加部22から供給された複数系列の符号化ストリームが符号化フレーム単位で時分割多重化され、これにより図5(c)に示すような1系列の多重化ストリームが生成される。そして、この生成された1系列の多重化ストリームは1個の復号部24に入力される。復号部24では、上記多重化部23から多重化ストリームの1フレームが入力されるごとに、先ず当該フレームに付加されている回線情報が一時的に分離される。そして、この回線情報が取り除かれた符号化フレームに対し誤り訂正復号処理が行われる。続いて、この誤り訂正復号後のフレームに上記一時的に分離した回線情報が再付加され、この回線情報が再付加された復号フレームがストリーム識別部25へ出力される。図5(d)に復号部24から出力される復号多重化ストリームのフォーマットを示す。
ストリーム識別部25では、上記復号部24により誤り訂正復号された多重化ストリームが1フレーム入力されるごとに、当該復号フレームに付加されている回線情報をもとに、当該復号フレームがいずれの無線チャネルにより受信されたものかが識別される。そして、この識別結果をもとに、上記各復号フレームが無線チャネルごとに振り分けられてフレーム再生部26に供給される。
フレーム再生部26では、上記ストリーム識別部25において無線チャネルごとに分けられた各復号フレームがそれぞれ時系列に順に並べられ、これにより前記受信部211〜21jにより受信された複数系列の符号化ストリームに対応する複数系列のHDLC復号ストリームが再構成される。図5(e)は再構成された任意系列のHDLC復号ストリームのフレーム構成を示すものである。フレーム変換部27では、上記フレーム再生部26により再構成された複数系列のHDLC復号ストリームがそれぞれ、LANLNW2で伝送するために必要なパケットデータに変換される。図5(f)にその構成の一例を示す。そして、このパケットデータは、出力部28から受信要求元の受信端末(例えばRM1)に向けLANLNW2へ送信される。
以上述べたように第1の実施形態では、受信部211〜21jにより受信復調されたj個の系列の受信符号化ストリームが、回線情報付加部22においてフレームごとに回線情報が付加されたのち、多重化部23において1系列の多重化ストリームに時分割多重され、この多重化ストリームが復号部24に入力されて誤り訂正復号処理される。そして、復号処理後の多重化ストリームが、ストリーム識別部25において回線情報をもとにフレームごとに分離され、フレーム再生部26により上記j個の系列の受信符号化ストリームに対応するj個の復号ストリームに再構成される。
したがって第1の実施形態によれば、同時受信されたj個の系列の符号化ストリームを1個の復号部24により復号処理することができ、これによりj個分の復号器を設ける場合に比べ受信装置RXの回路規模を小型化することが可能となる。しかも、j個の系列の符号化ストリームの多重化処理およびj個の復号ストリームへの再構成処理を、受信装置RX内で任意に付加した回線情報をもとに行っているので、符号化ストリームに元々付加されている同期情報等を考慮することなく簡単かつ高速度に上記処理を行うことができる。また、それに伴い処理に必要なバッファメモリの記憶容量を節減することができ、これにより受信装置RXの低価格化を図ることが可能となる。
さらに、復号部24において多重化ストリームを復号処理する際に、入力された多重化ストリームの各符号化フレームから回線情報を一旦分離除去し、回線情報が取り除かれた符号化フレームに対し復号処理を行う。そして、この復号処理後の復号フレームにそれぞれ上記回線情報を再付加するようにしている。したがって、復号部24の復号処理アルゴリズムそれ自体には何ら変更を加えることなく、符号化フレームの復号処理を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施形態は、受信装置に複数の出力部281〜28jを設けると共に出力配信部を設ける。そして、出力配信部により、フレーム再生部で再構成された複数系列の復号ストリームを、当該復号ストリームに含まれる宛先情報と受信端末からの配信要求に応じて対応する出力部へ振り分け、これらの出力部から宛先の受信端末へ送信するようにしたものである。
図6は、この発明の第2の実施形態に係わる受信装置の要部構成を示すブロック図である。なお、同図において前記図4と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
フレーム変換部27の後段には出力配信部29が設けてあり、さらにその後段には複数の出力部281〜28jが設けてある。出力配信部29は、フレーム変換部27から出力された複数系列のHDLC復号ストリームを、当該復号ストリームに含まれているフレーム内情報(宛先アドレス等)と、受信端末RM1〜RMkからのデータ受信要求とに応じて、出力部281〜28jに振り分ける。出力部281〜28jはいずれもLANインタフェースを備える。そして、上記出力配信部29から供給されたHDLC復号フレームのパケットデータを、LANで規定されるプロトコルに従いLANLNW2へ送信する。
このような構成であるから、復号処理後にストリーム識別部25及びフレーム再生部26により再構築された複数系列の復号ストリームはそれぞれ、フレーム変換部27によりHDLC復号フレームに変換された後、出力配信部29に入力される。そして、この出力配信部29において、当該復号ストリームに含まれているフレーム内情報(宛先アドレス等)と、受信端末RM1〜RMkからのデータ受信要求とに応じて、出力部281〜28jに振り分けられ、これらの出力部281〜28jから配信先の受信端末RM1〜RMkに向け、LANLNW2へ送信される。
したがって第2の実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様に、同時受信されたj系列の符号化ストリームを1個の復号部24で復号処理できるとともに、この復号処理のためのj系列の符号化ストリームの多重化処理およびj系列の復号ストリームへの再構成処理を、受信装置RX内で任意に付加した回線情報を用いることで小容量のバッファメモリで実現できる。さらに、j系列の復号ストリームが出力配信部29により複数の出力部281〜28jに対し自動的に振り分けられるので、上記j系列の復号ストリームを宛先となる受信端末TM1〜TMkに対し並行して配信することができる。
(その他の実施形態)
前記各実施形態では、j個の系列の受信符号化ストリームを1系列の多重化ストリームに時分割多重するようにしたが、j個より少ない数であれば複数系列の多重化ストリームに時分割多重するようにしてもよい。この場合復号器は複数個必要になるが、j個よりも少数にすることができ、その分回路規模の小型化が可能となる。また、このようにすると、1個の復号器により復号処理する場合に比べ復号処理速度を高速化することができるので、復号処理遅延を低減できる利点がある。これは、受信対象の符号化ストリームの系列数が多い場合に特に有効である。
また前記各実施形態では、j系列の受信符号化ストリームの各々に回線情報を付加する際に、復号処理では不要な同期用ヘッダを一時的に分離除去して代わりに回線情報を付加するようにした。しかし、それに限るものではなく、例えば同期用ヘッダを付加した状態でそれに加えて回線情報を付加するようにしてもよく、また同期用ヘッダに余剰領域がある場合にはこの余剰領域を利用して回線情報を付加するようにしてもよい。
さらに第2の実施形態では、復号ストリームの系列数分に対応する出力部281〜28jを設けたが、受信端末RM1〜RMkの数に対応する数の出力部281〜28kを設けるようにしてもよい。このようにすると、すべての受信端末RM1〜RMkが復号ストリームの配信を要求した場合に、すべての受信端末RM1〜RMkに対し復号ストリームを同時に配信することができる。
さらに前記各実施形態では、符号化及び復号処理において、誤り訂正符号化とその復号処理を行う場合を例にとって説明したが、他に情報データの圧縮符号化とその復号処理、情報データの暗号化とその復号処理等のその他の種類の符号化及び復号処理を行うようにしてもよい。
さらに前記各実施形態では、受信装置RXを構成する各構成要素のうち、回線情報付加部22、多重化部23、復号部24、ストリーム識別部25、フレーム再生部26及びフレーム変換部27の機能を、例えばDSP或いはマイクロプロセッサをソフトウエアにより動作させることにより実現した。しかし、それに限らず、上記各部のうち一部のみをソフトウエアで実現してもよく、またすべてをハードウエアにより実現するように構成してもよい。
さらに前記各実施形態では、複数系列の符号化ストリームを通信衛星STを介して伝送するシステムを例にとって説明した。しかし、伝送媒体としては衛星通信回線に限らず、地上波を使用する移動通信回線や有線回線を使用するシステムにも、この発明は適用可能である。また同時に伝送される符号化ストリームの系列数についても、如何に設定してもよい。
その他、受信装置の回路構成、受信部の数、復号部の数、符号化及び復号ストリームのデータフォーマット、回線情報の内容や符号化ストリームに対する付加方法、受信装置RXと受信端末RM1〜RMkとの間を接続する伝送媒体の種類やその構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる受信装置が使用されるデータ伝送システムの概略構成図。 図1に示したシステムの送信装置の構成を示すブロック図。 図2に示した送信装置において生成される送信データストリームのフレーム構成を示す図。 この発明に係わる受信装置の第1の実施形態を示す回路ブロック図。 図4に示す受信装置において生成される受信データストリームのフレーム構成を示す図。 この発明に係わる受信装置の第2の実施形態を示す要部回路ブロック図。
符号の説明
ST…通信衛星、TM11〜TM1i,TM21〜TM2i,…,TMj1〜TMji…送信端末、TX1〜TXj…送信装置、LNW11〜LNW1j…送信側のLAN、RX,RX′…受信装置、LNW2…受信側のLAN、RM1〜RMk…受信端末、11…入力部、12…送信用のフレーム変換部、13…符号化部、14…送信部、15…送信アンテナ、201〜20j…受信アンテナ、211〜21j…受信部、22…回線情報付加部、23…多重化部、24…復号部、25…ストリーム識別部、26…フレーム再生部、27…受信用のフレーム変換部、28,281〜28k…出力部、29…出力配信部。

Claims (7)

  1. 異なる伝送回線を介して伝送される複数系列の符号化ストリームを並行して受信する過程と、
    前記受信された複数系列の符号化ストリームの各々に、その所定のデータ長ごとに、当該符号化ストリームの伝送に使用された伝送回線を表す回線情報を付加する過程と、
    前記回線情報が付加された複数系列の符号化ストリームを前記所定のデータ長単位で多重化し、前記複数系列の符号化ストリームより系列数が少数の多重化ストリームを生成する過程と、
    前記生成された多重化ストリームを前記所定のデータ長単位で復号する過程と、
    前記復号された多重化ストリームを、その各データ長ごとに付加されている前記回線情報に基づいて、前記受信された複数系列の符号化ストリームに対応する複数系列の復号ストリームに再構成する過程と
    を具備することを特徴とする符号化ストリームの受信方法。
  2. 異なる伝送回線を介して伝送される複数系列の符号化ストリームを並行して受信する複数の受信手段と、
    前記受信された複数系列の符号化ストリームの各々に、その所定のデータ長ごとに、当該符号化ストリームの伝送に使用された伝送回線を表す回線情報を付加する付加手段と、
    前記付加手段により回線情報が付加された複数系列の符号化ストリームを前記所定のデータ長単位で多重化し、前記複数系列の符号化ストリームより系列数が少数の多重化ストリームを生成する多重化手段と、
    前記多重化手段により生成された多重化ストリームを前記所定のデータ長ごとに復号する復号手段と、
    前記復号手段により復号された多重化ストリームを、その各データ長ごとに付加されている前記回線情報に基づいて、前記受信された複数系列の符号化ストリームに対応する複数系列の復号ストリームに再構成するフレーム再生手段と
    を具備することを特徴とする符号化ストリームの受信装置。
  3. 前記復号手段は、
    前記多重化手段により生成された多重化ストリームのフレームごとに、当該フレームに付加されている回線情報を取り除く手段と、
    前記回線情報が取り除かれたフレームを復号する手段と、
    前記復号されたフレームに前記取り除かれた回線情報を再付加する手段と
    を備えることを特徴とする請求項2記載の符号化ストリームの受信装置。
  4. 前記フレーム再生手段により再構成された複数系列の復号ストリームを、配信先の端末に対し選択的に出力する出力手段を、さらに具備することを特徴とする請求項2記載の符号化ストリームの受信装置。
  5. 復号ストリームを配信先の端末へ出力するための複数の出力手段と、
    前記再構成された複数系列の復号ストリームに含まれる配信先情報をもとに当該復号ストリームの配信先に対応する出力手段を選択し、この選択された出力手段から前記復号ストリームを出力させる手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の符号化ストリームの受信装置。
  6. 異なる伝送回線を介して伝送される複数系列の符号化ストリームを並行して受信する複数の受信回路と、これらの受信回路により受信された複数系列の符号化ストリームを復号処理するコンピュータとを具備する符号化ストリーム受信装置で使用される受信処理プログラムであって、
    前記受信された複数系列の符号化ストリームの各々に、その所定のデータ長ごとに、当該符号化ストリームの伝送に使用された伝送回線を表す回線情報を付加する処理と、
    前記回線情報が付加された複数系列の符号化ストリームを前記所定のデータ長単位で多重化し、前記複数系列の符号化ストリームより系列数が少数の多重化ストリームを生成する処理と、
    前記生成された多重化ストリームを前記所定のデータ長ごとに復号する処理と、
    前記復号された多重化ストリームを、その各データ長ごとに付加されている前記回線情報に基づいて、前記受信された複数系列の符号化ストリームに対応する複数系列の復号ストリームに再構成する処理と
    を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする受信処理プログラム。
  7. 前記復号処理は、
    前記生成された多重化ストリームのフレームごとに、当該フレームに付加されている回線情報を取り除く処理と、
    前記回線情報が取り除かれたフレームを復号する処理と、
    前記復号されたフレームに前記取り除かれた回線情報を再付加する処理と
    を備えることを特徴とする請求項6記載の受信処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010514349A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 エルジーシー ワイヤレス,インコーポレイティド ワイヤレス通信のためのリモートサービスエリアを提供するシステム及び方法

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