JP2005115814A - 標準文作成支援方式および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
フルキーボードにおけるアルファベット,数字,記号および制御キーの配列に習熟するためには,特別な訓練を要し,いわゆるデジタルデバイド起因の原因となり,方言の影響が強い高齢者や,あいまいな発声を伴う障害者が,標準文を作成するインターフェース装置を提供する。
【解決手段】
音声入力手段1と,音声から文を作成する原文生成手段2と,原文Gから標準文候補群Eを検索する候補文生成手段3と,該候補文群Eから作成者が標準文Sを選択する選択手段4と,標準文Sを出力する文出力手段5で構成されることを特徴とした標準文作成支援方法により上記課題を解決する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、e−mailや、ワープロ・作表、インターネット閲覧など、携帯電話やパソコンおよび電子機器等を用いた通信、電子文書作成、あるいは電子機器の操作に際して用いる標準文の作成に際して、音声入力とマウスあるいはジョイスティックなどの操作によって、候補文の生成、候補文の選択により確定させる文字インターフェース出力方式および装置に関するものである。
情報技術・通信技術の社会インフラの拡充に伴い、e−mailや、ワープロ・作表、インターネット閲覧など、携帯電話やパソコンおよび電子機器等を用いた通信、電子文書作成、あるいは電子機器の操作など文章を中心に用いる操作が増加している。
これらの入力方式、装置として従来の技術では、キーの打鍵によるキーボード入力方式や、文字や数字が割り振られたボタンキーを打鍵して選択する携帯電話に代表されるキー入力方式による文書作成が中心であった。図7は、キーボードを用いて文字を入力するキーボード文字入力手段100と、キーボード入力文字を表示するキーボード入力表示手段104と作成した文の出力手段5で構成された従来の文作成手段を説明する流れである。
これらの煩雑な作業を効率よくおこなうため、近年になり、音声認識技術の向上に伴い、音声入力による文章作成機能をもつインターフェース(例えばIBM社ViaVoiceなど)などが既に実用化・市販されており、煩雑な特殊訓練を必要としない文章作成方式および装置として有用である。図8は、音声入力手段1、原文生成手段2、原文表示手段204、作成した文を出力する出力手段5で構成された従来の文作成手段を説明する流れである。これらの入力を補助する手段も開示されている(特許文献1参照)。しかし、地方で生活する高齢者や身障者にとって、正確に標準語による文を発音すること自体が難しく、これを自動的に支援するには、プログラミング言語論(非特許文献2参照)によれば、自然言語では一意に文を解釈することが難しいため技術確立が難しいと予想される。
プログラミング言語論、武市正人著 岩波講座ソフトウェア科学4 ISBN4−00−010344−X
しかしながら、より機敏に文章を作成するためには、図7に示すようなキーボードや携帯電話方式のアルファベットや数字や記号および制御キーによる入力手段1に習熟するためには、特別な訓練を要する。そのため、キーボードなどになじみが少ない低年齢者や非就労者および高齢者、さらには、指による操作が困難な障害者にとって利用する上で障害となる。平成15年度情報通信白書(総務省)によれば、 このような低年齢者・高齢者は、わが国の高度情報化に向けての取り組み、例えば情報通信サービスの普及や、電子機器の活用度のボトルネック、すなわちデジタルデバイドの主因とされているが、キーボード操作もその一因とされる。
一方、音声入力手段1と原文生成手段2による文章作成機能をもつ図8ではキーボード入力手段100が不要となっているため、その習熟に要する障害を排除することができる。しかし、文書インターフェース機器の多くは、日本語による標準語による文(以下、標準文と称する)あるいは、英語を中心とした様々な外国語による標準文(以下、多国語標準文と称する)を前提とした命令群で構成されているため、音声を用いた文書が生成されたとしても、方言の影響を受ける高齢者や、正確な発音が困難な障害者、また外国語表現の困難な低年齢者や非就労者や高齢者にとって、精錬された文を生成することが困難となる問題点が残る。
本発明の第1の目的は、キー入力に不慣れで、日本語の標準文の発声が困難な情報通信機器利用者に対して、方言あるいは可能な発声による音声入力と補助手段によりe−mailやワープロ、作表作業などの文章入力を支援する標準文作成支援方法およびその装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、キー入力に不慣れで、外国語の標準文の発声が困難な情報通信機器利用者に対して、母国語による音声入力と補助手段によりe−mailやワープロ、作表作業などの文章入力を支援する多国語標準文作成支援方法およびその装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、視覚障害の情報通信機器利用者に対して、音声により候補文群から適切な文を選択する手段によりe−mailやワープロ、作表作業などの文章入力を支援する標準文作成支援方法およびその装置を提供することにある。
上記第1の目的は、音声入力手段と、音声から文を作成する原文生成手段と、原文から標準文候補群を検索する候補文生成手段と、該候補文群から作成者が文を選択する選択手段を行使することにより達成される。
上記第2の目的は、音声入力手段と、音声から文を作成する原文生成手段と、原文から標準文候補群を検索する候補文生成手段と、該候補文群から作成者が文を選択する選択手段と、標準文を多国語に変換する手段を行使することにより達成される。
上記第3の目的は、候補文群から作成者が文を選択する選択手段として、候補文を読み上げる読み上げ手段と指示手段を行使することにより達成される。
上記第3の目的は、候補文群から作成者が文を選択する選択手段として、候補文を読み上げる読み上げ手段と指示手段を行使することにより達成される。
本発明によれば、方言や不完全な音声入力に対しても、携帯電話・パソコン等の操作に適した標準文による指示が可能となり、キー入力の煩雑さを不要にするのみならずと方言や標準語による発声の煩雑さを不要にして操作が行えるため、携帯電話・パソコン等の有効活用が図られ、発声が困難な人や訛りがある人に高度情報通信機器を広く普及させる要因となりうる。
また、弱視や視覚障害等で正しく画面認識ができない者、キー入力をすることができない肢体障害者にとっても、音声入力、単一キー入力あるいはジョイスティック入力により確実に意図する標準文の作成が行えるため、携帯電話・パソコン等の有効活用が図られ、広く視覚障害者、に普及する要因となりうる。
本発明の実施例を図1、図2、図3、図4、図5、図6を用いて説明する。図1、図2、図3、図4は本発明の標準文作成支援手段の処理の流れ図を示す図である。また、図5は、本発明の標準文作成支援装置の接続系統を示す図である。図6(1)、図6(2)、図6(3)は、本発明の実施の各段階における、原文G、候補文群E、標準文Sおよび他国標準文Fを説明する図である。
図1は、方言を発声して、電子機器を操作する標準文Sの作成支援をする本発明の流れ図を示す。まず、方言による発声は、音声入力手段1を通じて、データとして原文生成手段2に取り込まれる。ここで、原文生成手段2は、音声認識により音から文字への変換し、原文Gを作成する。この音声文字変換技術は、市販製品として市場にあり、確立されているため、ここでは説明を割愛する。図6(1)は、土佐弁で発声された「こんまいもじはさけとおせ」という文を原文Gとして文字化したものである。
作成された原文Gは、次の候補文生成手段3において、文節、単語、表現などが分析され、方言から標準語へ変換される。このとき、文節の区分の方法により様々な文に解釈が可能となる。言語論(例えばプログラミング言語論、武市正人著 岩波講座ソフトウェア科学4 ISBN4−00−010344−X)によれば、自然言語では、膨大な組み合わせとなるため一意に文節への割付方法を決定することが難しい。さらに、方言などでは、さらに技術確立が難しいと予想される。本発明の特徴は、標準文生成方法において発声者を積極的に加担させる点にある。特に標準語教育が拡充している日本において、たとえ方言を話すものであっても、標準語が理解できるという点に着目する。そこで、原文Gの文節を変えて標準語に変換した複数の候補文群Eを生成する。文節を変えて、単語ごとに方言から標準語へ変換する処理は、複数の文を発生することを前提とした場合、単なる字引の羅列ですむため、容易に実現できる。
図6(1)に示した原文Gについて、「こんまい」を「小さな」あるいは、「こんまいも」を「小さくても」と標準語との対応を候補文生成手段3により変換することで、原文Gから複数の候補文群Eが生成される。上記図6(1)の原文Gから得られた候補文群Eの実施例を図6(2)に示す。
次の工程として、標準文選択手段4をおこなう。標準文選択手段4は、第三の発明を説明する図3にあるような候補文群Eの表示手段41により図6(2)のように、候補文群Eをメニュー形式で羅列表示し、単一キー選択方式、マウス、ジョイスティックなどを使って選択指示42の実装ができる。
この標準文選択手段4は、第四の発明を説明する図4に示される候補文群Eの読上げ発声手段51により図6(2)に示す候補文群Eを音声で発生し、単一キー選択方式、マウス、ジョイスティックなどを使って意図する標準文が読上げられたときに選択指示手段42をおこなうことで実装できる。
以上のようにして選択指示手段42により図6(3)の標準文Sが得られ、標準文出力手段5により出力し、目的とする通信情報機器への入力文が生成支援される。
図2に示した第二の発明の実施例を示す。前述した標準文Sに対して、さらに、多国語変換手段6をおこなった後に、図6(3)の多国語標準文Fが得られ、標準文出力手段5により出力し、目的とする通信情報機器への入力文Sが生成支援される。
ここで、多国語変換手段6の実装は、例えば、標準文の文法範囲を限定した日本語や、英語の標準文間の対応データベースをあらかじめ用意すれば、先ほどの標準語検索と同様に、簡単に実現することができる。自然言語の多国間翻訳には、先ほどの方言から標準文で生じた文の解釈の問題が生じるが、文型範囲を限定することで一意の解釈となる対応データベースを用意すれば、多国語間変換6の実装が容易なことは明らかである。
ここで、多国語変換手段6の実装は、例えば、標準文の文法範囲を限定した日本語や、英語の標準文間の対応データベースをあらかじめ用意すれば、先ほどの標準語検索と同様に、簡単に実現することができる。自然言語の多国間翻訳には、先ほどの方言から標準文で生じた文の解釈の問題が生じるが、文型範囲を限定することで一意の解釈となる対応データベースを用意すれば、多国語間変換6の実装が容易なことは明らかである。
なお本実施例では、土佐弁による音声入力から標準文Sおよび多国語標準文Fまでの生成工程により説明を扱ったが、他の方言でも本発明の効果は変わらないことはいうまでもない。また、本実施例の選択装置24としてマウス、ジョイステックなどのポインティングデバイスとして説明したが、画面に指を直接触れるタッチパネルや、光を当てて選択する光ポインティングデバイスなど様々な指定装置を用いて実施したとしても本発明の効果は変わらないことはいうまでもない。
高齢者、低年齢者、身体障害者による情報通信機器利用における入力装置にかかわる本装置は、高齢化が予想される地方における電子機器の普及に不可欠であり、利用可能性は高いと予想する。また、多国語間で正確に意思を伝えるためにも、標準文を中心としたコミュニケーション装置は産業上利用可能である。
1 音声入力手段
2 原文作成手段
3 候補文生成手段
4 標準文選択手段
5 標準文出力手段
6 多国語変換手段
21 音声入力装置
22 原文生成装置
23 候補文生成装置
24 選択装置
25 標準文出力装置
41 候補文Eの表示手段
42 文の指定手段
51 候補文読み上げ手段
100 キーボード入力手段
104 キー入力表示手段
204 原文表示手段
241 文字表示装置
242 音声読上げ装置
G 音声変換原文
S 標準文
E 候補文群
F 多国語標準文
(1) 土佐弁の音声認識による文字変換による原文G
(2) 原文Gから検索により抽出した候補文E
(3) 選択された標準文Sと多国語変換された多国語標準文F
2 原文作成手段
3 候補文生成手段
4 標準文選択手段
5 標準文出力手段
6 多国語変換手段
21 音声入力装置
22 原文生成装置
23 候補文生成装置
24 選択装置
25 標準文出力装置
41 候補文Eの表示手段
42 文の指定手段
51 候補文読み上げ手段
100 キーボード入力手段
104 キー入力表示手段
204 原文表示手段
241 文字表示装置
242 音声読上げ装置
G 音声変換原文
S 標準文
E 候補文群
F 多国語標準文
(1) 土佐弁の音声認識による文字変換による原文G
(2) 原文Gから検索により抽出した候補文E
(3) 選択された標準文Sと多国語変換された多国語標準文F
Claims (5)
- 携帯電話やパソコン等の通信・電子機器の操作指示文の作成において、音声入力手段1と,音声から文を作成する原文生成手段2と,原文Gから標準文候補群Eを生成する候補文生成手段3と,該候補文群Eから作成者が標準文Sを選択する選択手段4と,標準文Sを出力する文出力手段5で構成されることを特徴とした標準文作成支援方法。
- 第1請求項の選択手段4で選択された標準文Sから多国語標準文Fに変換する手段6と,多国語標準文Fを出力する文出力手段5で構成されることを特徴とした多国語標準文作成支援方法。
- 第1請求項の標準文作成支援方法における標準文Sの選択手段4として,候補文群Eを表示する候補文表示手段41と選択文を単一キーやジョイスティックやマウスなどで指定する指定手段42で構成されることを特徴とした標準文作成支援方法。
- 第1請求項の標準文作成支援方法における標準文Sを選択手段4として,候補文群Eを音声で読み上げる候補文発声手段51と候補文群Eの中から標準文Sを選択あるいは非選択を単一キーやジョイスティックやマウスなどで指定する指定手段42で構成されることを特徴とした標準文作成支援方法。
- 携帯電話やパソコン等の通信・電子機器の操作指示文の作成において、音声入力装置21と,音声から文を作成する原文生成装置22と,原文から標準文候補群EIを検索する候補文生成装置23と,該候補文群Eから作成者が標準文Sを選択する選択装置24と標準文Sを出力する文出力装置5で構成されることを特徴とした標準文作成支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003351876A JP2005115814A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 標準文作成支援方式および装置 |
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JP2003351876A JP2005115814A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 標準文作成支援方式および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005115814A true JP2005115814A (ja) | 2005-04-28 |
Family
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JP2003351876A Pending JP2005115814A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 標準文作成支援方式および装置 |
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JP (1) | JP2005115814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008257668A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Yasushi Nakamoto | 音声入力式各国語パーソナルコンピューター、ワードプロセッサ、文書作成ソフトウェア |
-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003351876A patent/JP2005115814A/ja active Pending
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JP2008257668A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Yasushi Nakamoto | 音声入力式各国語パーソナルコンピューター、ワードプロセッサ、文書作成ソフトウェア |
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