JP2005115631A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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政也 勝俣
Toru Wada
徹 和田
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Yasuhiro Komiya
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Abstract

【課題】マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルを表示するグラフ上でユーザが波長を選択したときに、ユーザの判断、手間を介在する事なしに対応する画像を表示すること。
【解決手段】スペクトル表示部12は、画像記憶部11に保存されているマルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示し、波長選択部13によってユーザが、その表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択すると、計算部14は、その選択された波長に対応する画像を計算して、画像表示部15に表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を制御するソフトウエアのユーザインタフェースを備えた画像表示装置及び上記マルチバンドカメラで撮像した画像の表示を行う画像表示方法に関する。
マルチバンドカメラとは一般に、通常の3バンドカラーのカメラのR,G,Bフィルタと比べて、より特定の波長透過特性を持つ複数のバンド数で撮影するカメラを指す。バンドを切り替える手段は例えば、特許文献1に開示されているような波長可変フィルタであったり、特許文献2に開示されているような回転フィルタを用いる。或いは、狭帯域の分光特性を持つ1つ或いは複数のLED発光によりバンドを構成したものも提案されている。装置、目的によってバンド数は異なるが、各バンドでの透過率特性は例えば上記特許文献1の図2に示されるようになっている。
撮影した画像は一般にバンド数だけ存在するので、上記特許文献1の図2では16バンドによる16枚の画像になり、特許文献2の図8に示す回転フィルタを用いた場合には10バンドによる10枚の画像になる。
バンドの切り替え方法は例えば18バンドの画像であった場合は、図7のようなグラフィカルユーザインターフェース(以下、GUIと略記する)を表示して切り替えるか、図8のように他の種々の設定項目がある中で、2番目の項目である「Filter/Band」変更リスト101の部分でバンドを切り替える方法が考えられる。
一方、着目する場所のスペクトルを表示する方法を説明する。まず、着目する場所を点で指定する場合は、図2に示すように、画像表示ウィンドウ102に表示された対象画像に対して赤色の十字等のカーソル103を表示して、ある1点(x,y)の場所を指定する。着目する場所がエリアである場合は、図3のように画像の左下に見られるような矩形104で設定する方法もある。いずれにせよ何らかの方法で着目する場所を指定し、その信号値或いはスペクトルは図4のように表示する事ができる。この例では、18バンドのマルチバンドカメラで撮った時の信号値の表示例である。画像は一般に電子画像で面のデータとして構成されているため、通常は各(x,y)の座標に対して信号値を持っている。その信号値をそのまま直線で結び表示した例が図4である。スペクトルの場合は、別途照明の分光スペクトルを用いたりしながら、何らかの方法で指定した場所のスペクトルを表示する。スペクトルを求める方法は、上記特許文献1や特許文献3など種々の方法が提案されているが、図4において、y軸(縦軸)が信号強度であったのに対し、これが分光反射率、分光透過率になるだけで、x軸とその軸方向に見たバンドの波長の位置関係は同じである。
特開2001−099710号公報 特開平11−096333号公報 特開平11−085952号公報
しかしながら、従来は、いずれのマルチバンドカメラシステムでマルチバンドの画像を取得し、いずれかの方法で信号値/スペクトルのグラフを表示できても、関連付けができていない。即ち、グラフを見て、着目した光の波長の画像を見ようとしても、手動で最も近いバンドを探し、画像のバンドを切り替える必要がある。
例えば、図4で500nm付近の画像を見たいと考えたとすると、ユーザはまず、図4のグラフから波長500nmを読み取り、ここに近いバンドはバンド6かバンド7であると判断する。最も近いのはバンド6であることも判断できる。そして、図7のGUIを使って、現在表示されている画像をバンド6に切り替える。
しかし、このためにはユーザの判断と手間が介在し、波長を選択した後、その波長に適した画像を一瞬にして表示する事は出来ない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ユーザがグラフ上の波長を選択したときに、ユーザの判断、手間を介在する事なしに対応する画像を表示することが可能な画像表示装置及び画像表示方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の画像表示装置の一態様は、
複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を制御するソフトウエアのユーザインタフェースを備えた画像表示装置であって、
上記ユーザインタフェースは、
上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内でユーザによるエリア設定を受けて、その設定されたエリアのスペクトルをグラフ表示する機能と、
上記表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置のユーザによる指定を受けて、その位置に相当する色の波長を選択する機能と、
上記選択された波長に対応する画像を表示する機能と、
を備えたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の画像表示方法の一態様は、
複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を行う画像表示方法であって、
上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示する工程と、
上記表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択する工程と、
上記選択された波長に対応する画像を表示する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の画像表示装置の別の態様は、
複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像を表示する画像表示装置であって、
上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示するスペクトル表示部と、
上記スペクトル表示部に表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択する波長選択部と、
上記波長選択部によって選択された波長に対応する画像を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがグラフ上の波長を選択したときに、ユーザの判断、手間を介在する事なしに対応する画像を表示することが可能な画像表示装置及び画像表示方法を提供することができる。
従って、本発明によれば、スペクトル或いは信号輝度のグラフから、着目する波長を選択し、次々に関連する画像を表示する事によって、着目する波長範囲の中で画像の見え方がどの様に変化するか簡単に知る事ができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の構成を示す図である。
ここで、画像記憶部11には、複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラ(図示せず)で撮像された、表示対象となるマルチバンド画像が保存されている。その画像には、同一ファイルもしくは別ファイルで、各バンドの波長情報が保存されている。スペクトル表示部12は、上記対象となる画像の着目する点でのスペクトルを表示する。波長選択部13は、上記スペクトル表示部12で表示されている中で、任意の1つの波長を着目波長として選択できるようになっている。計算部14は、選択された波長を基に画像の波長を決定する。画像表示部15では、上記計算部14で決定された画像の表示を行う。
具体的な構成例として、パーソナルコンピュータを用いて、Windows(R)というOS(基本ソフト)を使って構成する例を説明する。
上記画像記憶部11としては、ハードディスクドライブ(以下、HDDと略記する)が広く用いられ、一般的には複数の画像が種々のフォーマットで保存されている。画像に付随するデータとして、バンド数とその中心波長が保存されている。これから説明する画像は、18バンドのマルチバンドカメラで撮像され、中心波長が、380,418,446,465,481,497,513,530,548,566,584,602,621,640,662,686,717,780[nm]であった時の例を示し、この波長データもHDDに画像とリンクして保存されているものとする。
上記スペクトル表示部12は、その画像で着目する場所でのスペクトル或いは信号値を表示する。例えば、図2に示すように、HDDに保存された対象画像を一旦、CRTや液晶モニタ等の画像表示部15に画像表示ウィンドウ102により表示し、着目する場所を指定する。これは、例えば赤色の十字等のカーソル103を表示して、マウス等のポインティングデバイスやキーボードのカーソル移動キー等によりそれを所望の位置に移動した上で、マウスの右ボタンクリック操作やキーボードのEnterキー等の操作により、そのカーソル103の位置を着目する場所として指定することができる。この場合、そのカーソル103が位置するある1点(x,y)の場所を指定するものとしても良いし、その回りの上下左右と斜め方向の点を含めた9点などの指定をこの方法で行っても良い。また、着目する場所がエリアである場合は、図3に示すように、矩形104を表示して、同様に任意の場所に移動して指定するようにしても良く、この場合には、マウスのドラッグ操作により矩形104の大きさを変えて選択させることも可能である。また、マウス等のポインティングデバイスを用いれば、フリーラインなど形に捕われないエリア設定も可能となる。
いずれかの方法で指定された着目する点の信号強度を表したグラフ例を図4に示す。この例では、画像が12bitのA/Dコンバータでデジタイズされているが、16bitデータに正規化するため、そのデータを4bit左シフトして、最大で16進数でFFF0、つまり、10進数の65520〜0の信号輝度が各(x,y)で指定できる画素データとしてHDDに保存されているものとする。このグラフは、縦軸にこの信号強度、横軸を光の波長として信号強度の関係を表している。18バンド画像で各バンドの中心波長は前述した380,418,446,465,481,497,513,530,548,566,584,602,621,640,662,686,717,780[nm]であったので、その波長を横軸にとり、その時の信号強度をプロットしていけば図4のようなグラフを作成することができる。
この図では縦軸は信号強度としているが、分光反射率(もしくは分光透過率)として、スペクトルを表示する事もできる。つまり、この被写体を撮影した時と同じ照明の条件で被写体の場所に白色板を置いた時に、波長380nm〜780nmまでの信号強度を測っておく。この場合は離散的な波長で18バンドの画像であったため、波長が、380,418,446,465,481,497,513,530,548,566,584,602,621,640,662,686,717,780[nm]であるときの白色板の信号強度を測れば良い。その時の信号強度をRn、被写体での信号強度をInとすると、分光反射率はIn/Rnで表される。この例では18バンドであるので、nは1〜18を表し、その時の波長は380,418,446,465,481,497,513,530,548,566,584,602,621,640,662,686,717,780[nm]を示している。例えば、図4でバンド12の信号強度が11500であったとし、同じ位置で測った白色板での信号強度が23000であったとすると、602nmでの分光反射率は0.5(50%)であったことがわかる。この処理を全バンドで行い、グラフ表示すれば、縦軸を分光反射率[倍]或いは[%]のスペクトルグラフを作成することができる。
なお、図4のような信号強度/分光反射率のグラフは、画像をHDDから読み出した後、毎回ユーザに設定させても良いが、着目する場所が決まっている時は、このグラフ情報自身をHDDに保存しておいても良い。
次に、着目する波長を波長選択部13で選択させる。図1(B)では、Windows(R)システムで選択させる例である。波長をテキストとして手入力で行っても良いが、マウスポインタを使ってグラフから直接入力できるほうが使い勝手が良い。この例では、マウスポインタ105を白の矢印として表示しているが、それだけではグラフで正確に波長がわかりづらいため、縦軸方向に黒の縦線106をマウスポインタ105に合わせて表示し、波長位置を明確にしている。
そして、この選択された波長位置に対応した画像を、画像表示部15の画像表示ウィンドウ102に切り替え表示すれば良い。
なお、この例では図1(A)で説明するところの画像記憶部11の画像を基に表示を行ったが、画像は記憶媒体に保存されたものを対象にするとは限らない。例えば、画像記憶部11の代わりにマルチバンドカメラを置き、画像を撮影したものに対して直に表示処理を行っても良い。
この場合は、図2に示すようなマルチバンドカメラを制御するためのGUI107を表示し、一番上に配された「Active Window」変更リスト108によって、画像表示ウィンドウ102に表示する画像を、画像記憶部11の画像からマルチバンドカメラのライブ(生)の画像に変更選択すれば良い。そして、該ライブ(生)の画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示し、その表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置が指定されたならば、その所望の色の波長をに対応するバンドの画像を撮像するようマルチバンドカメラを制御する。これにより、画像表示ウィンドウ102に表示されるマルチバンドカメラのライブ(生)の画像は、そのバンドの画像に切り替わる。
なお、このマルチバンドカメラのライブ(生)の画像においても、「Filter/Band」変更リスト101によって、任意にマルチバンドカメラで撮像して画像表示ウィンドウ102に表示するライブ(生)の画像のバンドの選択を行えることは勿論である。また、このGUI107には、その他の変更リストや各種ボタンが配されているが、それらは直接本発明に関係しないので、その説明は省略する。
以上のような方法によって、スペクトルの形状を確認し、波長を選択してから、その波長に関連する画像を選択することで、スペクトルの形状と画像の関係を結び付け、指定した波長でどのような画像が得られるか推定する事をたやくする効果がある。
[第2実施形態]
次に、波長選択に応じてどのような画像を表示するか、即ち上記計算部14での具体的な動作を、本発明の第2実施形態として説明する。
図5は、上記計算部14の動作フローチャートを示す図である。なお、以下の説明は、波長を380nm〜780nmで18バンドで、上記第1実施形態で説明したような手順で、492nmが選択指定されたものとして行う。
即ち、まず、最小の波長差の値を格納する変数MinWaveDiffを有効な最大値で初期化すると共に、カウンタnを1に初期化する(ステップS11)。本実施形態では、波長を380〜780nmで18バンドで考えているので、上記最小の波長差MinWaveDiffは、401以上で初期化すれば良い。ここでは、99999にしている。
次に、撮影バンド数分だけ、つまり18バンド分、繰返して最小の波長差とそのバンドを調べたかどうかを判別する(ステップS12)。
まだ撮影バンド数分調べていない場合には、上記指定された波長とカウンタnの値で示されるバンドnの波長との差の絶対値が、上記最小の波長差MinWaveDiffより小さいかどうかを判別する(ステップS13)。そうでなければ後述するステップS16に進み、そうであれば次のステップS14に進む。即ち、n=1つまりバンド1の場合、上記指定された波長は492nmであり、バンド1の波長は380nmであるので、差の絶対値は112となる。この差はMinWaveDiffの初期値である99999より小さいので、ステップS14に進むこととなる。そして、上記最小の波長差MinWaveDiffを上記差の絶対値、この場合は112に更新される(ステップS14)、また、最も近いバンドを示す値が格納される変数NearestBandにはそのときのnの値、この場合は1がセットされる(ステップS15)。その後、或いは上記ステップS13で上記差の絶対値が上記最小の波長差MinWaveDiffより小さくないと判断されたときには、カウンタnの値を+1更新して(ステップS16)、上記ステップS12に戻る。
而して、このようなステップS12乃至ステップS16の処理を18バンド分繰り返すと、上記最小の波長差MinWaveDiffは5となり、最も近いバンドNearestBandは6つまりバンド6が最も指定された波長492nmに近い事が分かる。従って、画像表示部15に、その最も近いバンドNearestBandで画像を表示させる(ステップS17)。なお、Windows(R)では出力装置がCRT或いは液晶モニタであり、OSに対してビットマップフォーマット(以下、BMPと略記する)を提供する事によって表示を行うことができる。本実施形態では、各画素の値が内部データとして16bitで表現されていた。BMPでは8bitのグレースケールで表現する事が要求されるため、16bitの内、上位8bitを使って、画像データをビットマップに再構成し、表示を行えば良い。
以上のような方法によって、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長から、実際に撮影された画像の中で最も選択波長に近い画像を表示することで、画像を作成する時間を省き、作成のためのパーソナルコンピュータの計算のためのメモリを消費することなく、最も選択波長に近い画像を表示する効果がある。
[第3実施形態]
次に、上記計算部14での具体的な動作の別の例を、本発明の第3実施形態として説明する。本実施形態は、選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成し、その画像を表示するというものである。
図6は、本実施形態における上記計算部14の動作フローチャートを示す図である。なお、以下の説明は、波長を380nm〜780nmで18バンドで、上記第1実施形態で説明したような手順で、492nmが選択指定されたものとして行う。
即ち、まず、最も近いバンドとその波長を求め、その求めた波長をW1、バンドをN1とする(ステップS21)。この最も近いバンドとその波長の求め方については、上記第2実施形態のステップS11乃至ステップS16の処理と全く同じであるので、説明は省略する。そしてその結果はN1=バンド6であり、W1=497[nm]になる。
次に、2番目に近いバンドを求め、その求めた波長をW2、バンドをN2とする(ステップS22)。これは、図5において、先ほど求めた最も近いバンドであるバンド6を除いて同様な処理を行えば良い。その結果、N2=バンド5であり、W2=481[nm]になる。
その後、W1,W2を比べてW2の方が小さい場合には、W2,W1を交換し、さらにN2,N1を交換する(ステップS23)、即ち、W1,W2を比べて並び替えを行うが、この例ではW2<W1であったので、値をそれぞれ交換し、N1=バンド5、W1=481、N2=バンド6、W2=497となる。
そして、ループ前の初期化として、W0は指定された波長である492[nm]とし、ピクセル位置nを1とする(ステップS24)。
ここで、全画素について処理を行ったかどうか判別する(ステップS25)。今、画像を横×縦として2048×2048画素、つまり、2k×2k=4M画素(ただし、1k=1024、1M=1024k)であったとすると、4M回ループ処理を行う事になる。即ち、nは1〜4Mになる。
そして、まだ未処理の画素がある場合には、各画素毎に新しい画素を求める計算を行う(ステップS26)。
なおここでは便宜上、画素は左上を画素番号1として、右に行くに従って、画素番号を2、3とインクリメントしていき、一行目の一番右が画素番号2048となり、また同様に、2行目の左隅は画素番号2049として、右に行く毎に番号をインクリメントして番号付けられていると仮定する。さらにこれを2048行分画素番号を付けていけば、右下の隅が画素番号4194304(4M)となるはずである。この例では直感的に分かり易くするため、このような配置にしたが、ユニークに各画素が区別できれば良く、番号の付け方に規制されない。
即ち、これから作成する画像の各画素は、画素番号n番目の新しい画像の画素値をP0nとして、バンドN1つまり波長W1での画像の画素値をP1n、バンドN2つまり波長W2での画像の画素値をP2nとして、
P0n=(W1−W1)/(W2−W2)*(P2n−P1n)+P1n
のような計算を行う。
例えば、7番目の画素値の計算で、P(1,7)=3750,P(2,7)=2250であったとすると、上記式より、
P(0,7)=(492−481)/497−481)*(2250−3750)+3750=2718.75≒2719
となる。
このようなステップS26の処理を、ステップS27で画素を1つずつインクリメントしながら、全画素である、4M個分行う。
そして、それが終了したならば、作成された画素で表示を行う(ステップS28)。表示を行う方法は、上記第2実施形態と同等になる。
以上のような方法によって、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも比較的簡素な方法である直線近似で作成される画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を推定して表示する効果がある。
[第4実施形態]
次に、上記第3実施形態の変形例を、本発明の第4実施形態として説明する。
本実施形態の構成は、上記第1実施形態と同様、図1(A)に示したとおりである。また、スペクトルを表示し、波長を選択するところまでは同じような手順に従って行えば良い。そして、上記第3実施形態では、画素を求める際に、直線補間により、画像の作成を行った。その方法、つまり、直線補間の方法を、図6のステップS26に示した。
このステップS26の部分にあたる補間方法は、ここでは18バンドなど離散的なグラフを構成する点を補間することであって、方法自身は数学的に確立されているどんな方法でも構わない。よって、概念的には図1(B)のグラフが各画素毎にあり、P(n)の値を補間によって求めれば良い(各画素で求める時には図1(B)のグラフを出す必要は無い)。
代表的な補間としてスプライン曲線で波長492nmの部分の補間を行うことが考えられる。その結果、求められた画像データを第2実施形態と同様な処理によってモニタなど出力手段に表示することができる。
以上のような方法によって、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも比較的簡素な方法であるスプライン曲線で作成される画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を推定して表示する効果がある。
[第5実施形態]
次に、上記第3実施形態の変形例を、本発明の第5実施形態として説明する。
本実施形態の構成は、上記第1実施形態と同様、図1(A)に示したとおりである。また、スペクトルを表示し、波長を選択するところまでは同じような手順に従って行えば良い。そして、本第5実施形態では、上記第4実施形態の時と同様に、補間の方法だけ別の方法を用いる。
つまり、本実施形態では、図6のステップS26の部分でスペクトル推定を用いる。推定の方法も種々の方法が考えられるが、例えば、特開2000−341715号公報に開示されているような数3、数4の式を使って求めることができる。
今、Nバンドで撮影された信号強度(信号値)をqとすると、
q=Em*H*f
で表される。qはバンド毎のデータであるベクトルであり、(q1,q2,…,qN)で構成される。本実施形態では18バンドの画像であるため、1〜18である。fは現在求めたい分光反射率であるので、これを求めるには数3、数4から、
f=Mq
となる。ただし、fはバンド毎の380nm〜780nmまでの分光反射率データであるベクトルである。
従って、図1(B)によって選択された波長は492nmであったとすると、f(492)の値を492nmの分光反射率と推定する事ができる。
また、表示については、分光反射率の場合は一般に、0〜1.0の値をとるため、最大値が255であるビットマップを得るためには、図6のステップS28の処理として、求められた分光反射率を255倍して、さらに、0未満は0、255以上は255として256階調のグレースケールのビットマップとして表示すれば良い。
以上のような方法によって、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも複雑な処理で時間がかかっても高精度で推定された画像を作成し表示することで、選択した波長で得られる画像を精度良く推定して表示する効果がある。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態として、上記第1実施形態の応用例を示す。
即ち、上記第1実施形態では、図1(B)のようにグラフを表示して、ユーザに波長を決定してもらい、画像の選択、或いは作成を行った。この手続きでは一般にユーザが一意に波長を決めて、「OK」ボタン或いは「表示」ボタンが押下されてから、決定した波長での画像の選択或いは作成を行っている。しかし、パーソナルコンピュータの処理速度が速ければ、逐次別の画像表示ウィンドウにて画像の表示を行う事ができる。つまり、マウスポインタ105の指し示す波長の位置を100ms毎に監視して、その時のx座標の位置で波長を決定し、その後に処理を続けても良いし、マウスポインタ105の位置が変更された、というイベントを受信する毎に、その時のx座標の位置を現在望まれる、波長位置とし同様な処理を行った後で逐次別のウィンドウで画像の表示を更新しても良い。
画像の構成方法による要求や、スペクトル/信号グラフと画像表示領域が得られる場合などを含めて、このグラフと画像表示を同一のウィンドウに納める場合も考えられるが、目的、実現手段は本実施形態を逸脱していない。
以上のような方法によって、スペクトルグラフ上をリアルタイムでマウスポインタ105で選択された波長により、瞬時に最も関連の高い画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を瞬時に別ウィンドウで確認できる効果がある。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、図1(B)及び図4に示すスペクトルのグラフにおいて、各バンドがの波長がどのような色に対応するかをユーザに直感的に理解させるために、横軸を単純な線ではなく、波長に応じて徐々に色が変化するように当該波長に相当する色が付けられた帯(カラーバー109)として表示するようにしても良い。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を制御するソフトウエアのユーザインタフェースを備えた画像表示装置であって、
上記ユーザインタフェースは、
上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内でユーザによるエリア設定を受けて、その設定されたエリアのスペクトルをグラフ表示する機能と、
上記表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置のユーザによる指定を受けて、その位置に相当する色の波長を選択する機能と、
上記選択された波長に対応する画像を表示する機能と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。
(対応する実施形態)
この(1)に記載の画像表示装置に関する実施形態は、第1乃至第6実施形態が対応する。
(作用効果)
この(1)に記載の画像表示装置は、マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示し、その表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長が選択されると、その選択された波長に対応する画像を表示する。
従って、この(1)に記載の画像表示装置によれば、スペクトルの形状を確認し、波長を選択してから、その波長に関連する画像を選択することで、スペクトルの形状と画像の関係を結び付け、指定した波長でどのような画像が得られるか推定する事を容易くする効果がある。さらに、スペクトルグラフ上をリアルタイムでマウスポインタで選択された波長により、瞬時に最も関連の高い画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を瞬時に別ウィンドウで確認できる効果がある。
(2) 上記画像を表示する機能は、実際に撮影したバンドの波長帯域の内で上記選択された波長に最も近い実際の画像を表示することを特徴とする(1)に記載の画像表示装置。
(対応する実施形態)
この(2)に記載の画像表示装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(2)に記載の画像表示装置は、上記選択された波長に対応する画像を表示するとき、実際に撮影したバンドの波長帯域の内で上記選択された波長に最も近い実際の画像を表示する。
従って、この(2)に記載の画像表示装置によれば、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長から、実際に撮影された画像の中で最も選択波長に近い画像を表示することで、画像を作成する時間を省き、作成のためのパーソナルコンピュータの計算のためのメモリを消費することなく、最も選択波長に近い画像を表示する効果がある。
(3) 上記画像を表示する機能は、上記選択された波長が実際に撮影したバンドの2つの波長帯域間にまたがっている場合は、その2つのバンド、或いは全てのバンドの内の複数のバンドから、上記選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成し、その画像を表示することを特徴とする(1)に記載の画像表示装置。
(対応する実施形態)
この(3)に記載の画像表示装置に関する実施形態は、第3乃至第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(3)に記載の画像表示装置は、上記選択された波長に対応する画像を表示するとき、上記選択された波長が実際に撮影したバンドの2つの波長帯域間にまたがっている場合には、その2つのバンド、或いは全てのバンドの内の複数のバンドから、上記選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成して、その新規に作成した画像を表示する。
従って、この(3)に記載の画像表示装置によれば、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも比較的簡素な方法である直線近似で作成される画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を推定して表示する効果がある。また、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも比較的簡素な方法であるスプライン曲線で作成される画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を推定して表示する効果がある。さらに、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも複雑な処理で時間がかかっても高精度で推定された画像を作成し表示することで、選択した波長で得られる画像を精度良く推定して表示する効果がある。
(4) 上記ユーザインタフェースは、上記マルチバンドカメラを制御する機能をさらに備えたことを特徴とする(1)に記載の画像表示装置
(対応する実施形態)
この(4)に記載の画像表示装置に関する実施形態は、第1実施形態が対応する。
(作用効果)
この(4)に記載の画像表示装置は、ユーザインタフェースに、マルチバンドカメラを制御する機能を持たせている。
従って、この(4)に記載の画像表示装置によれば、マルチバンドカメラで今現在撮像している画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示し、その表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することで所望の色の波長を選択して、その選択された波長に対応する画像をマルチバンドカメラで撮像させることかできる。即ち、予め全てのバンドを撮像して保存しておく必要が無くなる。
(5) 複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を行う画像表示方法であって、
上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示する工程と、
上記表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択する工程と、
上記選択された波長に対応する画像を表示する工程と、
を備えたことを特徴とする画像表示方法。
(対応する実施形態)
この(5)に記載の画像表示方法に関する実施形態は、第1乃至第6実施形態が対応する。
(作用効果)
この(5)に記載の画像表示方法は、マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示し、その表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長が選択されると、その選択された波長に対応する画像を表示する。
従って、この(5)に記載の画像表示方法によれば、スペクトルの形状を確認し、波長を選択してから、その波長に関連する画像を選択することで、スペクトルの形状と画像の関係を結び付け、指定した波長でどのような画像が得られるか推定する事を容易くする効果がある。さらに、スペクトルグラフ上をリアルタイムでマウスポインタで選択された波長により、瞬時に最も関連の高い画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を瞬時に別ウィンドウで確認できる効果がある。
(6) 上記画像を表示する工程は、実際に撮影したバンドの波長帯域の内で上記選択された波長に最も近い実際の画像を表示することを特徴とする(5)に記載の画像表示方法。
(対応する実施形態)
この(6)に記載の画像表示方法に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(6)に記載の画像表示方法は、上記選択された波長に対応する画像を表示するとき、実際に撮影したバンドの波長帯域の内で上記選択された波長に最も近い実際の画像を表示する。
従って、この(6)に記載の画像表示方法によれば、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長から、実際に撮影された画像の中で最も選択波長に近い画像を表示することで、画像を作成する時間を省き、作成のためのパーソナルコンピュータの計算のためのメモリを消費することなく、最も選択波長に近い画像を表示する効果がある。
(7) 上記画像を表示する工程は、上記選択された波長が実際に撮影したバンドの2つの波長帯域間にまたがっている場合は、その2つのバンド、或いは全てのバンドの内の複数のバンドから、上記選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成し、その画像を表示することを特徴とする(5)に記載の画像表示方法。
(対応する実施形態)
この(7)に記載の画像表示方法に関する実施形態は、第3乃至第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(7)に記載の画像表示方法は、上記選択された波長に対応する画像を表示するとき、上記選択された波長が実際に撮影したバンドの2つの波長帯域間にまたがっている場合には、その2つのバンド、或いは全てのバンドの内の複数のバンドから、上記選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成して、その新規に作成した画像を表示する。
従って、この(7)に記載の画像表示方法によれば、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも比較的簡素な方法である直線近似で作成される画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を推定して表示する効果がある。また、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも比較的簡素な方法であるスプライン曲線で作成される画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を推定して表示する効果がある。さらに、スペクトルの形状を確認しながら選択された波長が、実際に撮影された画像の波長と異なる場合でも複雑な処理で時間がかかっても高精度で推定された画像を作成し表示することで、選択した波長で得られる画像を精度良く推定して表示する効果がある。
(8) 複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像を表示する画像表示装置であって、
上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示するスペクトル表示部と、
上記スペクトル表示部に表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択する波長選択部と、
上記波長選択部によって選択された波長に対応する画像を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。
(対応する実施形態)
この(8)に記載の画像表示装置に関する実施形態は、第1乃至第6実施形態が対応する。なお、上記表示手段は、計算部14及び画像表示部15に相当する。
(作用効果)
この(8)に記載の画像表示装置は、マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示し、その表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長が選択されると、その選択された波長に対応する画像を表示する。
従って、この(8)に記載の画像表示装置によれば、スペクトルの形状を確認し、波長を選択してから、その波長に関連する画像を選択することで、スペクトルの形状と画像の関係を結び付け、指定した波長でどのような画像が得られるか推定する事を容易くする効果がある。さらに、スペクトルグラフ上をリアルタイムでマウスポインタで選択された波長により、瞬時に最も関連の高い画像を表示することで、選択した波長で得られる画像を瞬時に別ウィンドウで確認できる効果がある。
(A)は本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の構成を示す図であり、(B)は着目する波長の選択方法を説明するための図である。 画像上の着目する場所の指定方法を説明するための図である。 画像上の着目する場所の別の指定方法を説明するための図である。 指定された着目する場所の信号強度を表したグラフ例を示す図である。 本発明の第2実施形態における計算部の動作フローチャートを示す図である。 本発明の第3実施形態における計算部の動作フローチャートを示す図である。 従来のバンド切り替え用のGUIの例を示す図である。 従来のバンド切り替え用のGUIの別の例を示す図である。
符号の説明
11…画像記憶部、 12…スペクトル表示部、 13…波長選択部、 14…計算部、 15…画像表示部、 101…「Filter/Band」変更リスト、 102…画像表示ウィンドウ、 103…カーソル、 104…矩形、 105…マウスポインタ、 106…縦線、 108…「Active Window」変更リスト、 109…カラーバー。

Claims (8)

  1. 複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を制御するソフトウエアのユーザインタフェースを備えた画像表示装置であって、
    上記ユーザインタフェースは、
    上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内でユーザによるエリア設定を受けて、その設定されたエリアのスペクトルをグラフ表示する機能と、
    上記表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置のユーザによる指定を受けて、その位置に相当する色の波長を選択する機能と、
    上記選択された波長に対応する画像を表示する機能と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 上記画像を表示する機能は、実際に撮影したバンドの波長帯域の内で上記選択された波長に最も近い実際の画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 上記画像を表示する機能は、上記選択された波長が実際に撮影したバンドの2つの波長帯域間にまたがっている場合は、その2つのバンド、或いは全てのバンドの内の複数のバンドから、上記選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成し、その画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 上記ユーザインタフェースは、上記マルチバンドカメラを制御する機能をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置
  5. 複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像の表示を行う画像表示方法であって、
    上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示する工程と、
    上記表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択する工程と、
    上記選択された波長に対応する画像を表示する工程と、
    を備えたことを特徴とする画像表示方法。
  6. 上記画像を表示する工程は、実際に撮影したバンドの波長帯域の内で上記選択された波長に最も近い実際の画像を表示することを特徴とする請求項5に記載の画像表示方法。
  7. 上記画像を表示する工程は、上記選択された波長が実際に撮影したバンドの2つの波長帯域間にまたがっている場合は、その2つのバンド、或いは全てのバンドの内の複数のバンドから、上記選択された波長位置の画像を推定して画像を新規に作成し、その画像を表示することを特徴とする請求項5に記載の画像表示方法。
  8. 複数の色の波長帯域を撮影できるマルチバンドカメラで撮像した画像を表示する画像表示装置であって、
    上記マルチバンドカメラで撮像した画像の内で設定したエリアのスペクトルをグラフ表示するスペクトル表示部と、
    上記スペクトル表示部に表示されたスペクトルのグラフ上の所望の位置を指定することにより所望の色の波長を選択する波長選択部と、
    上記波長選択部によって選択された波長に対応する画像を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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