JP2005112178A - Monitoring device for vehicle - Google Patents
Monitoring device for vehicle Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005112178A JP2005112178A JP2003349472A JP2003349472A JP2005112178A JP 2005112178 A JP2005112178 A JP 2005112178A JP 2003349472 A JP2003349472 A JP 2003349472A JP 2003349472 A JP2003349472 A JP 2003349472A JP 2005112178 A JP2005112178 A JP 2005112178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- engine
- control unit
- abnormality detection
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
Description
本発明は、駐車状態における車両の傾斜状態を監視し、該車両の傾斜角度の変化に基づいて車両に異常が生じたか否かを監視する車両用監視装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle monitoring apparatus that monitors the tilt state of a vehicle in a parked state and monitors whether or not an abnormality has occurred in the vehicle based on a change in the tilt angle of the vehicle.
従来、車両・タイヤの盗難や車上荒らしなどを防止するために、例えば特許文献1に開示されるような傾斜センサを用いた車両用監視装置が提案されている。この特許文献1では、傾斜センサを車両に設け、駐車時における該傾斜センサの傾斜角度に対し、所定の閾値を超えた角度変化を検出した場合に、異常が生じたと判断してその旨をブザーやホーンなどによって警報を発するようになっている。よって、例えば車両の盗難を図ろうとして車両を揺らしてしまうと、車両から警報が発せられてしまうため、車両の盗難が抑止される。
2. Description of the Related Art Conventionally, in order to prevent theft of vehicles / tires or the roughing of vehicles, a vehicle monitoring device using a tilt sensor as disclosed in, for example,
また、従来、エンジンの暖機を目的としたリモートエンジンスタート機能を有する車両が提案されている(例えば特許文献2参照)。この種の車両には、ユーザによって所持される遠隔操作機から送信される無線信号に基づいてエンジンを自動的に駆動・停止させる通信制御装置が搭載されている。この通信制御装置は、車両から所定距離離間した位置まで無線信号を受信可能に構成されているため、ユーザは、車両から離間した位置で遠隔操作機を操作することにより、エンジンを遠隔的に駆動させることができる。よって、例えば冬場に暖機運転を行うときなどには、エンジンを駆動させるために車両に出向く必要がなくなり、車両の操作性が向上する。
ところが、こうしたリモートエンジンスタート機能を有する車両に前記車両用監視装置を搭載した場合、車両用監視装置は、実際には車両に何ら異常が生じていないにも拘わらず、遠隔操作によってエンジンが駆動された際に生じる車両の揺れにより、車両に異常が生じたと誤判断してしまうおそれがある。また、こうした誤判断を防止するために前記閾値を大きく設定すると、車両に異常が生じているにも拘わらず、該異常を検出することができなくなってしまうおそれがある。すなわち、リモートエンジンスタート機能を有する車両に車両用監視装置を搭載した場合には、該車両用監視装置の異常検出の信頼性が低下してしまうおそれがある。 However, when the vehicle monitoring device is mounted on a vehicle having such a remote engine start function, the vehicle monitoring device drives the engine by remote operation even though no abnormality has actually occurred in the vehicle. There is a risk of misjudging that an abnormality has occurred in the vehicle due to the shaking of the vehicle. Further, if the threshold value is set to be large in order to prevent such erroneous determination, the abnormality may not be detected even though the vehicle has an abnormality. That is, when a vehicle monitoring device is mounted on a vehicle having a remote engine start function, the reliability of abnormality detection of the vehicle monitoring device may be reduced.
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、リモートエンジンスタート機能を有する車両に搭載した場合であっても、異常検出の信頼性低下を防止することができる車両用監視装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle monitoring apparatus that can prevent a decrease in reliability of abnormality detection even when mounted on a vehicle having a remote engine start function. Is to provide.
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、携帯機から送信された無線信号の受信によりエンジンを自動的に駆動させて該エンジンの暖機を図るリモートエンジンスタート機能を有する車両に設けられ、車両の傾斜角度を検出する傾斜センサと、駐車状態において警戒モードとなり、前記傾斜センサにより所定の閾値を超えた車両の角度変化を検出したことを条件として車両に異常が生じたと判断し、その旨を所定の報知手段により報知させる異常検出制御を行う異常検出手段とを備える車両用監視装置であって、前記異常検出手段は、前記リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動状態にあっては、前記異常検出制御を停止する、または、前記閾値よりも大きな値に基づいて前記異常検出制御を行うことを要旨とする。
In order to solve the above-described problem, the invention according to
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用監視装置において、前記異常検出手段は、前記リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動が終了した際には、その時点での前記傾斜センサによる検出値を基準値として設定し、該基準値に対する車両の角度変化が前記閾値を超えたことを条件として前記異常検出制御を行うことを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the vehicular monitoring device according to the first aspect, when the abnormality driving means finishes driving the engine by the remote engine start function, the inclination sensor at that time The gist of the present invention is to set the detected value based on the above as a reference value, and perform the abnormality detection control on condition that the change in the angle of the vehicle with respect to the reference value exceeds the threshold value.
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の車両用監視装置において、前記異常検出手段は、車両室内に設けられたエンジン駆動用のキーシリンダにキーが装着されていないにも拘わらず、車両の電気系の機能ポジションがイグニッションON状態となった際に、前記リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されたと判断することを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the vehicular monitoring device according to the first or second aspect, the abnormality detecting means has no key mounted on a key cylinder for driving the engine provided in the vehicle interior. Nevertheless, the gist is to determine that the engine is driven by the remote engine start function when the electrical functional position of the vehicle is in the ignition ON state.
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用監視装置において、前記異常検出手段は、車両室内に設けられたエンジン駆動用のキーシリンダにキーが装着された状態で、車両の電気系の機能ポジションがイグニッションON状態となった際に、警戒モードを解除することを要旨とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the vehicle monitoring device according to any one of the first to third aspects, the abnormality detection means is configured such that a key is attached to a key cylinder for driving an engine provided in a vehicle compartment. The gist is to release the warning mode when the functional position of the electric system of the vehicle is in the ignition ON state in the state where it is set.
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、駐車状態において車両に揺れや傾きが生じ、その揺れや傾きによる車両の角度変化量が閾値を超えると、車両に異常が生じた旨の報知がなされる。つまり、車両を盗難するべくレッカー車によって車両を傾けたり、タイヤを盗難するべく車両をジャッキアップしたり、車上荒らしをするべく車両室内に乗り込んだりすると、その際に生じる車両の傾きの変化によりその旨が検出され、車両に異常が生じたとしてその旨の報知がなされる。このため、該報知により、車両の盗難などが抑止される。また、リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動された際には、異常検出制御が停止されたり、閾値よりも大きな値に基づいた異常検出制御が行われたりする。このため、該エンジンの駆動によって車両に揺れが生じても、該揺れによって車両に異常が生じたと誤判断されてしまうことが確実に防止される。
The “action” of the present invention will be described below.
According to the first aspect of the present invention, when the vehicle is shaken or tilted in the parking state, and the amount of change in the angle of the vehicle due to the swing or tilt exceeds the threshold value, the vehicle is notified that an abnormality has occurred. In other words, if the vehicle is tilted by a tow truck to steal the vehicle, the vehicle is jacked up to steal a tire, or the vehicle interior is tapped to roughen the vehicle, the change in the tilt of the vehicle that occurs A message to that effect is detected, and a notification to that effect is made if an abnormality has occurred in the vehicle. For this reason, the vehicle theft is suppressed by the notification. Further, when the engine is driven by the remote engine start function, the abnormality detection control is stopped or the abnormality detection control based on a value larger than the threshold value is performed. For this reason, even if the vehicle shakes due to the driving of the engine, it is reliably prevented that the vehicle is erroneously determined to be abnormal due to the shake.
請求項2に記載の発明によると、リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動が終了した際には、その時点での前記傾斜センサによる検出値が基準値として設定される。そして、その設定された基準値に対する車両の角度変化が前記閾値を超えたことを条件として前記異常検出制御が行われる。このため、リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動が行われる前と後とで車両の傾斜状態に変化が生じた場合でも、異常検出手段は、閾値に基づく車両の角度変化により、車両に異常が生じたか否かを判断可能となる。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明によると、通常、機能ポジションをイグニッションON状態とするためには、エンジン駆動用のキーシリンダにキーを装着する必要がある。これに対し、リモートエンジンスタート機能によってエンジンを駆動させた場合には、該キーシリンダにキーが装着されていない状態でイグニッションON状態となる。よって、異常検出手段は、リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されたか否かを確実に判断することができる。 According to the third aspect of the present invention, normally, in order to set the functional position to the ignition ON state, it is necessary to attach a key to the key cylinder for driving the engine. On the other hand, when the engine is driven by the remote engine start function, the ignition is turned on when no key is attached to the key cylinder. Therefore, the abnormality detection means can reliably determine whether or not the engine is driven by the remote engine start function.
請求項4に記載の発明によると、ドア錠が不正に解錠された場合にも警戒モードが継続する。このため、ドア錠の不正な解錠により第三者が車両に乗り込んだ際にも、その旨を報知させることができ、防犯性を高めることができる。 According to the invention described in claim 4, the warning mode continues even when the door lock is unlocked illegally. For this reason, even when a third party gets into the vehicle due to unauthorized unlocking of the door lock, it is possible to notify that fact and to improve crime prevention.
以上詳述したように、本発明によれば、リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動に起因する誤作動を確実に防止することができる。 As described above in detail, according to the present invention, it is possible to reliably prevent malfunction caused by engine driving by the remote engine start function.
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、車両制御システム1は、ユーザに所持される携帯機11と、車両2に配設された車両制御装置12とを備えている。
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the
携帯機11は、無線通信機能を有し、施錠操作スイッチ11a、解錠操作スイッチ11b及びエンジン始動操作スイッチ11cを備えている。そして、携帯機11は、それらスイッチ11a〜11cが操作されると、対応する無線信号を送信するようになっている。詳しくは、携帯機11は、施錠操作スイッチ11aが操作された場合には所定のIDコードと施錠コードとを含む施解錠信号(施錠信号)を送信し、解錠操作スイッチ11bが操作された場合には該IDコードと解錠コードとを含む施解錠信号(解錠信号)を送信する。また、携帯機11は、エンジン始動操作スイッチ11cが操作された場合には、該IDコードとエンジン始動コードとを含むスタータ信号を送信する。
The
車両制御装置12は、受信回路13、照合制御部14、ドア錠制御部15、リモートエンジン制御部16及び車両用監視装置17を備えている。車両用監視装置17は、セキュリティ制御部18、傾斜センサ19及び報知手段としての報知器20を備えている。
The
受信回路13は照合制御部14と電気的に接続され、携帯機11から送信された施解錠信号やスタータ信号を、アンテナ13aを介して受信可能となっている。そして、受信回路13は、受信した施解錠信号やスタータ信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号を照合制御部14に出力する。
The
照合制御部14は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、受信回路13から受信信号が入力されると、その受信信号に含まれるIDコードと、自身に予め設定されたIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。この照合制御部14は、ドア錠制御部15及びリモートエンジン制御部16と電気的に接続されており、前記IDコード同士が一致すると、それら制御部15,16に対して制御信号を出力する。詳しくは、照合制御部14は、受信信号に施錠コードが含まれている場合にはドア錠制御部15に対して施錠指令信号を出力し、受信信号にまたは解錠コードが含まれている場合にはドア錠制御部15に対して解錠指令信号を出力する。また、照合制御部14は、受信信号にエンジン始動コードが含まれている場合には、リモートエンジン制御部16に対してエンジン始動指令信号を出力する。
Specifically, the
ドア錠制御部15は、車両2の各ドアのドア錠を自動的に施解錠させるアクチュエータの駆動制御を行うとともに、各ドア錠の施解錠状態を検出する。そして、ドア錠制御部15は、ドア錠の解錠状態において照合制御部14から施錠指令信号が入力されると、アクチュエータを駆動させてドア錠を施錠させる。また、ドア錠制御部15は、ドア錠の施錠状態において照合制御部14から解錠指令信号が入力されると、アクチュエータを駆動させてドア錠を解錠させる。このため、ユーザは、携帯機11の施錠操作スイッチ11aまたは解錠操作スイッチ11bを操作するだけで、ドア錠を遠隔的且つ自動的に施解錠させることができる。なお、こうしたドア錠制御部15は、ドア錠制御部15及びセキュリティ制御部18と電気的に接続されており、ドア錠の施解錠状態を示すロック状態信号をそれら制御部16,18に対して出力するようになっている。
The door
リモートエンジン制御部16には、キースイッチ21と、それぞれ図示しないIGリレー及びSTリレーとが電気的に接続されている。キースイッチ21は、車両2の室内に配設された公知のエンジン始動用のキーシリンダ内に設けられたスイッチであり、該キーシリンダにイグニッションキーが装着されている場合にON、装着されていない場合にOFFとなる。IGリレーは、車両2の電気系の機能ポジションをイグニッションON状態に切り換えるためのリレーであり、前記キーシリンダに装着されたイグニッションキーがイグニッションON位置に回動操作された際、またはリモートエンジン制御部16から作動信号が入力された際に作動する。そして、このIGリレーが作動すると、燃料噴射制御や点火時期制御などを行うエンジン制御部、エアーコンディショナなどの空調装置、ウインドウの駆動制御を行うウインドウレギュレータシステム(WRS)といった各種IG駆動系電装品に給電され、該機能ポジションがイグニッションON状態となる。STリレーは、図示しないスタータモータの駆動・非駆動を切り換えるためのリレーであり、前記キーシリンダに装着されたイグニッションキーがST位置に回動操作された際、またはリモートエンジン制御部16から作動信号が入力された際に作動する。そして、このSTリレーが作動すると、スタータモータが駆動してクランキングが行われる。
The remote
リモートエンジン制御部16は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。このリモートエンジン制御部16は、キースイッチ21からの入力信号と、ドア錠制御部15からのロック状態信号と、照合制御部14からのエンジン始動指令信号の有無とに基づき、IGリレー及びSTリレーへの制御信号の出力可否を制御してエンジンの駆動制御を行うリモートエンジン駆動制御を行う。そこで、リモートエンジン制御部16によって行われるリモートエンジン駆動制御を、図2に示すフローチャートに従って説明する。なお、この処理は、リモートエンジン制御部16を構成するROM内に格納されたプログラムに基づいて、所定時間毎に繰り返し実行される。また、前記プログラムは、ROM以外のコンピュータ読み出し可能な記録媒体に記録されていてもよい。
The remote
<リモートエンジン駆動制御>
図2に示すように、ステップS1においてリモートエンジン制御部16は、照合制御部14からエンジン始動指令信号が入力されているか否かを判断する。ここで、リモートエンジン制御部16は、エンジン始動指令信号が入力されていないと判断した場合にはここでの処理を一旦終了し、該エンジン始動指令信号が入力されたと判断した場合にはステップS2の処理へ移行する。
<Remote engine drive control>
As shown in FIG. 2, in step S <b> 1, the remote
ステップS2においてリモートエンジン制御部16は、ドア錠制御部15からのロック状態信号に基づき、ドア錠が施錠状態であるか否かを判断する。そして、リモートエンジン制御部16は、ドア錠が施錠状態ではないと判断した場合にはここでの処理を一旦終了し、ドア錠が施錠状態であると判断した場合にはステップS3の処理へ移行する。
In step S <b> 2, the remote
ステップS3においてリモートエンジン制御部16は、キースイッチ21からの入力信号に基づき、キーシリンダにイグニッションキーが装着されているか否かを判断する。そして、リモートエンジン制御部16は、キーシリンダにイグニッションキーが装着されていると判断した場合にはここでの処理を一旦終了し、該イグニッションキーが装着されていないと判断した場合にはステップS4の処理へ移行する。
In step S3, the remote
ステップS4においてリモートエンジン制御部16は、エンジン駆動処理を行う。詳しくは、リモートエンジン制御部16は、IGリレーに対して作動信号を出力してIGリレーを作動させ、車両2の電気系の機能ポジションをイグニッションON状態に切り換える。それとともに、リモートエンジン制御部16は、STリレーに対して作動信号を出力してSTリレーを作動させ、エンジンを駆動させる。すなわち、リモートエンジン制御部16は、キースイッチ21がOFF(キーシリンダにイグニッションキーが未装着)の状態、且つドア錠制御部15から施錠状態を示すロック状態信号が入力されている状態で、照合制御部14からエンジン始動指令信号が入力されると、エンジンを自動的に駆動させる。なお、リモートエンジン制御部16は、イグニッションパルスやオルタネータ出力などに基づいてエンジンの安定した駆動状態を検出すると、STリレーに対する作動信号の出力を停止して、エンジンのクランキングを自動的に停止させるようになっている。
In step S4, the remote
続いて、ステップS5においてリモートエンジン制御部16は、ステップS4におけるエンジン駆動時から、所定時間T(本実施形態では10分)を経過したか否かを判断する。なお、所定時間Tは、10分に限らず、例えば5分、15分、20分などに設定されていてもよく、また、自由に時間を設定可能となっていてもよい。但し、この所定時間Tは、エンジンの暖機を充分に行える程度の時間であることが望ましい。そして、該時間Tを経過していない場合、ステップS6においてリモートエンジン制御部16は、ドア錠が解錠状態か否かを判断する。これにより、リモートエンジン制御部16は、ドア錠が解錠状態でない場合には再びステップS5の処理へ移行し、ドア錠が解錠状態であればステップS7の処理へ移行する。また、ステップS5において所定時間Tを経過している場合、リモートエンジン制御部16は、ステップS6の処理を行わずにステップS7の処理へ移行する。
Subsequently, in step S5, the remote
そして、ステップS7においてリモートエンジン制御部16は、IGリレーに対する作動信号の出力を停止してエンジンを停止させ、ここでの処理を一旦終了する。つまり、リモートエンジン制御部16は、ドア錠が解錠されない場合には所定時間Tが経過するまでの間だけエンジンを駆動させ、ドア錠が解錠された場合には所定時間T内であってもエンジンを自動的に停止させる。
In step S7, the remote
なお、ステップS6においてリモートエンジン制御部16は、ドア錠が解錠された場合に限らず、ドアが開閉された場合、キーシリンダにイグニッションキーが装着された場合、シフトポジションが切り換えられた場合、アクセルペダルが踏まれた場合など、車両2が何らか操作された際に、ステップS7の処理へ移行してエンジンを自動的に停止させるようになっていてもよい。つまり、リモートエンジン制御部16は、携帯機11の操作に基づくエンジンの駆動状態にあっては、車両2が何らか操作された際にエンジンを自動的に停止させるようになっていればよい。
In step S6, the remote
次に、車両用監視装置17について説明する。
車両用監視装置17を構成するセキュリティ制御部18は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ18aを備えている。このメモリ18aには、後述する異常検出制御に用いられる第1閾値TH1と、その第1閾値TH1よりも大きな値に設定された第2閾値TH2とが、予め記録されている。セキュリティ制御部18には、車両2の傾斜角度を検出してその検出信号を出力する傾斜センサ19と、ブザーやホーンなど、車両2に設けられた既存の音響装置からなる報知器20とが電気的に接続され、該セキュリティ制御部18、傾斜センサ19及び報知器20により車両用監視装置17が構成されている。また、セキュリティ制御部18には、前記キースイッチ21が電気的に接続されるとともに、IGリレーの作動状態を示す作動状態信号が入力されている。
Next, the
The
そして、セキュリティ制御部18は、キースイッチ21からの入力信号、ドア錠制御部15からのロック状態信号、IGリレーからの作動状態信号及び傾斜センサ19からの検出信号に基づき、車両監視制御を行う。そこで、セキュリティ制御部18によって行われる車両監視制御を、図3に示すフローチャートに従って説明する。なお、この処理は、セキュリティ制御部18を構成するROM内に格納されたプログラムに基づいて、所定時間毎に繰り返し実行される。また、前記プログラムは、ROM以外のコンピュータ読み出し可能な記録媒体に記録されていてもよい。
The
<車両監視制御>
図3に示すように、ステップS11においてセキュリティ制御部18は、警戒モードであるか否かを判断する。ここで、警戒モードとは、車両2に異常が生じたか否かを検出する異常検出制御を行う状態を示す。つまり、ここでセキュリティ制御部18は、異常検出制御を行う状態にあるか否かを判断する。
<Vehicle monitoring control>
As shown in FIG. 3, in step S11, the
そして、セキュリティ制御部18は、警戒モードでない場合(通常モードの場合)、ステップS12において、ドア錠制御部15からのロック状態信号に基づき、ドア錠が施錠状態であるか否かを判断する。ここで、セキュリティ制御部18は、ドア錠が解錠状態であると判断した場合にはここでの処理を一旦終了し、ドア錠が施錠状態であると判断した場合にはステップS13の処理へ移行する。
If the
ステップS13においてセキュリティ制御部18は、キースイッチ21からの入力信号に基づき、前記キーシリンダにイグニッションキーが装着されているか否かを判断する。そして、セキュリティ制御部18は、キーシリンダにイグニッションキーが装着されていると判断した場合にはここでの処理を一旦終了し、該イグニッションキーが装着されていないと判断した場合にはステップS14において警戒モードに切り換わる(セキュリティセット)。すなわち、セキュリティ制御部18は、ドア錠が施錠され、且つキーシリンダにイグニッションキーが装着されていない場合に、警戒モードとなる。なお、ステップS14においてセキュリティ制御部18は、傾斜センサ19からの検出信号に基づき、警戒モードとなる直前における車両2の傾斜角度を示す検出値をメモリ18aに記録し、該検出値を基準値として設定する。
In step S13, the
一方、セキュリティ制御部18は、既に警戒モードである場合、すなわちステップS11において警戒モードであると判断した場合には、ステップS12〜S14の処理を行わずにステップS15の処理へ移行する。
On the other hand, if the
警戒モードでは、セキュリティ制御部18は、続くステップS15〜S22に示す処理により、異常検出制御を行う。
まずステップS15においてセキュリティ制御部18は、IGリレーからの作動状態信号に基づき、車両2の電気系の機能ポジションがイグニッションON状態か否かを判断する。そして、該機能ポジションがイグニッションONではないと判断した場合、セキュリティ制御部18は、ステップS16の処理へ移行する。
In the alert mode, the
First, in step S15, the
ステップS16においてセキュリティ制御部18は、前回の異常検出処理を、メモリ18aに記録された第2閾値TH2に基づいて行ったか否かを判断する。そして、前回の異常検出処理を、メモリ18aに記録された第2閾値TH2に基づいて行った場合、セキュリティ制御部18は、ステップS17において基準値を再設定し、ステップS18の処理へ移行する。すなわち、ステップS17においてセキュリティ制御部18は、この時点での車両2の傾斜角度を示す検出値をメモリ18aに記録し、該検出値を基準値として再設定する。一方、前回の異常検出処理を、メモリ18aに記録された第2閾値TH2に基づいて行っていない場合、セキュリティ制御部18は、ステップS17の処理を行わずにステップS18の処理へ移行する。
In step S16, the
ステップS18においてセキュリティ制御部18は、メモリ18aに記録された第1閾値TH1を閾値THとして設定する。そして、セキュリティ制御部18は、ステップS19において、まず、傾斜センサ19からの検出信号に基づき、この時点での検出値を読み込む。次いでセキュリティ制御部18は、読み込んだ検出値から前記基準値を減算して該基準値に対する車両2の角度変化値を算出し、その角度変化値と前記閾値TH(ここでは第1閾値TH)とを比較する。そして、セキュリティ制御部18は、角度変化値が閾値TH以下であればここでの処理を一旦終了し、該角度変化値が閾値を超えていればステップS20において報知器20に対して作動信号を出力し、報知器20を作動させる。すなわち、セキュリティ制御部18は、基準値に対する車両2の角度変化が閾値THよりも大きい場合に車両2に異常が生じたと判断し、その旨を報知器20によって報知させる。このため、例えば悪戯や盗難などを目的として第三者が車両2を揺らしたり、車両2をレッカー車により盗難しようとしたりした場合に生じる車両2の角度変化量が閾値THを超えると、報知器20によってその旨が報知されることとなる。よって、車両2への悪戯や、車両2の盗難を抑止することが可能となる。
In step S18, the
ところで、セキュリティ制御部18は、前記ステップS15において車両2の機能ポジションがイグニッションON状態でないと判断した場合、ステップS21の処理へ移行する。そして、ステップS21においてセキュリティ制御部18は、キーシリンダにイグニッションキーが装着されているか否かを判断する。これにより、キーシリンダにイグニッションキーが装着されていると判断した場合、セキュリティ制御部18は、ステップS22において前記第2閾値TH2を閾値THとして設定し、前記ステップS19の処理へ移行する。すなわち、キーシリンダにイグニッションキーが装着されていないにも拘わらず機能ポジションがイグニッションON状態になっている場合、セキュリティ制御部18は、リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されていると判断し、第2閾値TH2を閾値THとして設定する。このため、ステップS19においてセキュリティ制御部18は、前記角度変化値と第2閾値TH2との比較を行うこととなる。第2閾値TH2は第1閾値TH1よりも大きな値に設定されているため、エンジンの駆動に起因して車両2に揺れが生じても、その揺れによる角度変化値によって報知器20が作動されることがない。しかも、こうしたリモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されても、車両2の異常検出処理は継続して行われるため、防犯性が損なわれることもない。
By the way, when the
また、セキュリティ制御部18は、ステップS21においてキーシリンダにイグニッションキーが装着されていないと判断した場合には、ステップS23において通常状態に切り換わり(セキュリティ解除)、ここでの処理を一旦終了する。
If the
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)車両2は、駐車状態にあっては警戒モードとなる。そして、この警戒モードの状態で車両2に揺れや傾きが生じ、その揺れや傾きによる車両2の角度変化量が閾値THを超えると、車両2に異常が生じた旨の報知がなされる。つまり、車両2を盗難するべくレッカー車によって車両2を傾けたり、タイヤを盗難するべく車両2をジャッキアップしたり、車上荒らしをするべく車両2の室内に乗り込んだりすると、その際に生じる車両2の傾きの変化によりその旨が検出され、車両2に異常が生じたとしてその旨の報知がなされる。このため、該報知により、車両2の盗難などが抑止される。また、リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動状態にあっては、閾値THが大きな値に変更(第1閾値TH1から第2閾値TH2に変更)され、その変更された閾値THに基づいた異常検出制御が行われる。このため、該エンジンの駆動によって車両2に揺れが生じても、該揺れによって車両2に異常が生じたと誤判断されてしまうことが確実に防止される。しかも、エンジンの駆動による車両2の揺れを鑑みることなく第1閾値TH1を設定することができることから、第1閾値TH1を必要最小に設定することができる。このため、通常の駐車状態において、車両2に異常が生じているにもかかわらず、該異常を検出することができないといった不都合も生じにくくなる。よって、異常検出の信頼性低下を確実に防止することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The
(2)セキュリティ制御部18は、リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動が終了すると、その時点での傾斜センサ19による検出値を基準値として再設定するようになっている(図3におけるステップS16,S17)。そして、セキュリティ制御部18は、その再設定された基準値に対する車両2の角度変化が閾値TH(第1閾値TH1)を超えたことを条件として報知器20を作動させるようになっている(ステップS18〜S20)。このため、リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動が行われる前と後とで車両2の傾斜状態に変化が生じた場合でも、セキュリティ制御部18は、閾値THに基づく車両2の角度変化により、車両2に異常が生じたか否かを判断することができる。よって、実際には車両2に異常が生じていないにもかかわらず、車両2に異常が生じていると判断してしまうといった誤検出を抑止することができ、異常検出の信頼性低下を防止することができる。
(2) When the driving of the engine by the remote engine start function is completed, the
(3)セキュリティ制御部18は、車両2の室内に設けられたエンジン駆動用のキーシリンダにイグニッションキーが装着されていないにも拘わらずエンジンが駆動された際に、リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されたと判断するようになっている。このため、セキュリティ制御部18は、リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されたか否かを確実に判断することができる。
(3) When the engine is driven even though the ignition key is not attached to the key cylinder for driving the engine provided in the room of the
(4)リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されている間においても車両2の異常検出制御が行われるため、該エンジン駆動中における車両2の防犯性も確保することができる。
(4) Since the abnormality detection control of the
(5)キーシリンダにイグニッションキーが装着された状態で、車両2の電気系の機能ポジションがイグニッションON状態となった際に、警戒モードが解除される。すなわち、ドア錠が不正に解錠された場合にも警戒モードが継続する。このため、ドア錠の不正な解錠により第三者が車両に乗り込んだ際にも、その旨を報知させることができるようになり、防犯性を高めることができる。
(5) When the ignition key is mounted on the key cylinder and the function position of the electric system of the
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 図3のフローチャートで示したように、前記実施形態の車両監視制御においてセキュリティ制御部18は、警戒モードにあっては、前記キーシリンダにイグニッションキーが装着された状態で車両2の電気系の機能ポジションがイグニッションON状態となった場合に、警戒モードから通常モードに切り換わるようになっている。また、セキュリティ制御部18は、該機能ポジションがイグニッションON状態ではない場合に第1閾値TH1に基づく異常検出制御を行うようになっている。一方、セキュリティ制御部18は、キーシリンダにイグニッションキーが装着されていない状態で該機能ポジションがイグニッションON状態となった場合に、リモートエンジンスタート機能によってエンジンが駆動されたと判断して、第2閾値TH2に基づく異常検出制御を行うようになっている。
In addition, you may change embodiment of this invention as follows.
As shown in the flowchart of FIG. 3, in the vehicle monitoring control of the embodiment, the
しかし、セキュリティ制御部18は、こうした車両監視制御に限定されず、例えば、図4のフローチャートで示すように、ステップS31においてキーシリンダにイグニッションキーが装着されていると判断した場合に、ステップS23の処理へ移行して警戒モードから通常モードに切り換わるようになっていてもよい。そして、セキュリティ制御部18は、ステップS31においてキーシリンダにイグニッションキーが装着されていないと判断し、ステップS32において機能ポジションがイグニッションONではないと判断した場合に、第1閾値TH1に基づく異常検出制御を行うようになっていてもよい。このようにした場合であっても、キーシリンダにイグニッションキーが装着されない限りは警戒モードが解除されないため、ドア錠の不正な解錠により第三者が車両2に乗り込んだ際に、その旨を報知させることができる。つまり、セキュリティ制御部18は、少なくともキーシリンダにイグニッションキーが装着されたことを条件として警戒モードを解除するようになっていれば、ドア錠の不正な解錠により第三者が車両2に乗り込んだ際に、その旨を報知させることができる。
However, the
・ 前記実施形態においてセキュリティ制御部18は、リモートエンジンスタート機能によるエンジン駆動時には、第1閾値TH1よりも大きな値に設定された第2閾値TH2に基づいて異常検出制御を行うようになっている。しかし、セキュリティ制御部18は、リモートエンジンスタート機能によるエンジン駆動時には、警戒モードを解除するようになっていてもよい。つまり、セキュリティ制御部18は、リモートエンジンスタート機能によるエンジン駆動時には、異常検出制御を行わないようになっていてもよい。このようにすれば、セキュリティ制御部18のメモリ18aに第2閾値TH2を記録しておく必要がなくなるとともに、セキュリティ制御部18の車両監視制御を簡素化することができる。なお、この場合における車両監視制御の一例を、図5のフローチャートに示す。なお、同図における各ステップの処理は、図3及び図4における同符号の処理に準じるものとする。
In the embodiment, when the engine is driven by the remote engine start function, the
・ 前記実施形態において報知器20は、ブザーやホーンなどの音響装置によって構成され、音響による報知(聴覚報知)を行うようになっている。しかし、報知器20は、こうした音響装置に限らず、ハザードランプやヘッドライトなどの照光装置によって構成され、視覚効果による報知(視覚報知)を行うようになっていてもよい。また、報知器20は、これら音響装置と照光装置とによって構成され、聴覚報知と視覚報知とを共に行うようになっていてもよい。なお、該音響装置及び照光装置は、車両2に設けられた既存の装置に限らず、新たに配設された装置によって構成されてもよい。
-In the said embodiment, the
・ 車両用監視装置17は、例えば一般公衆回線や通信衛星等を用いて、車両2を管理する管理センターや携帯機11に対して通知を行ってもよい。また、車両用監視装置17は、こうした報知や通知に限らず、車両2の異常を検出した場合には、エンジンの駆動を禁止するようになっていてもよい。このようにすれば、車両2の防犯性をより向上させることができる。
The
・ 前記実施形態において、セキュリティ制御部18は、基準値を設定・再設定する際に、その設定時の直前の車両2の傾斜角度を基準値として設定・再設定するようになっている。そして、セキュリティ制御部18は、その設定・再設定した基準値に基づいて異常検出制御を行うようになっている。しかし、こうした基準値の設定・再設定にあたって、セキュリティ制御部18は、設定時の直前までの所定時間内における車両2の傾斜角度の平均値を、基準値として設定・再設定するようになっていてもよい。また、セキュリティ制御部18は、こうした基準値の設定・再設定後においても、所定時間内における車両2の傾斜角度の平均値を算出し、その平均値を基準値として更新するようになっていてもよい。このようにすれば、傾斜センサ19の温度特性によって検出値にバラツキが生じても、車両2の実際の傾斜角度に相当する検出値を基準値として設定・再設定することができる。換言すれば、傾斜センサ19の温度特性等による検出値のバラツキにより、車両2の実際の傾斜角度と異なる検出値が基準値として設定・再設定されてしまうことを抑止することができる。
In the embodiment, when setting / resetting the reference value, the
但し、このような基準値の設定・再設定時においてセキュリティ制御部18は、エンジンの駆動状態での車両2の傾斜角度や、車両2の異常を検出した際の傾斜角度については基準値に反映させないようになっていることが望ましい。
However, at the time of setting / resetting the reference value, the
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用監視装置において、前記異常検出手段は、前記警戒モードとなる際に、その時点までの所定時間内での前記傾斜センサによる検出値の平均値を基準値として設定し、その基準値に対して前記閾値を超える車両の角度変化を検出したことを条件として車両に異常が生じたと判断すること。
Next, in addition to the technical ideas described in the claims, the technical ideas grasped by the embodiment described above are listed below.
(1) In the vehicle monitoring device according to any one of
(2) 無線通信機能を有する携帯機と、その携帯機から送信された無線信号の受信によりエンジンを自動的に駆動させて該エンジンの暖機を図るリモートエンジン制御手段を有するとともに、駐車状態において警戒モードとなり、所定の閾値を超えた車両の角度変化を検出したことを条件として車両に異常が生じたと判断してその旨を報知させる車両用監視装置を有する車両制御装置とを備えた車両制御システムであって、前記車両用監視装置は、前記リモートエンジン制御手段によるエンジンの駆動状態にあっては、前記異常検出制御を停止する、または、前記閾値よりも大きな値に基づいて前記異常検出制御を行うこと。なお、この技術的思想(2)におけるリモートエンジン制御手段は、前記実施形態における「リモートエンジン制御部16」に相当する。
(2) A portable device having a wireless communication function and remote engine control means for automatically driving the engine by receiving a wireless signal transmitted from the portable device to warm up the engine, and in a parking state Vehicle control provided with a vehicle control device having a vehicle monitoring device that enters a warning mode and determines that an abnormality has occurred in the vehicle on the condition that a change in the angle of the vehicle exceeding a predetermined threshold has been detected. The vehicle monitoring device stops the abnormality detection control or the abnormality detection control based on a value larger than the threshold value when the engine is driven by the remote engine control means. To do. The remote engine control means in this technical idea (2) corresponds to the “remote
1…車両制御システム、2…車両、11…携帯機、12…車両制御装置、17…車両用監視装置、18…異常検出手段としてのセキュリティ制御部、19…傾斜センサ、20…報知手段としての報知器。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
車両の傾斜角度を検出する傾斜センサと、駐車状態において警戒モードとなり、前記傾斜センサにより所定の閾値を超えた車両の角度変化を検出したことを条件として車両に異常が生じたと判断し、その旨を所定の報知手段により報知させる異常検出制御を行う異常検出手段とを備える車両用監視装置であって、
前記異常検出手段は、前記リモートエンジンスタート機能によるエンジンの駆動状態にあっては、前記異常検出制御を停止する、または、前記閾値よりも大きな値に基づいて前記異常検出制御を行うことを特徴とする車両用監視装置。 Provided in a vehicle having a remote engine start function for automatically warming up the engine by automatically driving the engine by receiving a wireless signal transmitted from the portable device;
A tilt sensor that detects the tilt angle of the vehicle and a warning mode in the parking state, and it is determined that an abnormality has occurred in the vehicle on the condition that the tilt sensor detects a change in the angle of the vehicle that exceeds a predetermined threshold. A vehicle monitoring device comprising abnormality detection means for performing abnormality detection control for informing a predetermined notification means,
The abnormality detection means stops the abnormality detection control or performs the abnormality detection control based on a value larger than the threshold value when the engine is driven by the remote engine start function. A vehicle monitoring device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003349472A JP2005112178A (en) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | Monitoring device for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003349472A JP2005112178A (en) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | Monitoring device for vehicle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005112178A true JP2005112178A (en) | 2005-04-28 |
Family
ID=34541327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003349472A Pending JP2005112178A (en) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | Monitoring device for vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005112178A (en) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313989A (en) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | Vehicular abnormality detection device |
US7925408B2 (en) | 2006-09-15 | 2011-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric parking brake system and method for controlling the electric parking brake system |
JP2014141803A (en) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Tokai Rika Co Ltd | Electronic key system of vehicle |
JP2016142074A (en) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | Control device and control method |
JP2017040114A (en) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 株式会社コムテック | Lock system |
CN117268478A (en) * | 2023-11-23 | 2023-12-22 | 四川交通职业技术学院 | Traffic safety monitoring device, system, method and storage medium |
-
2003
- 2003-10-08 JP JP2003349472A patent/JP2005112178A/en active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313989A (en) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | Vehicular abnormality detection device |
JP4606380B2 (en) * | 2006-05-24 | 2011-01-05 | 三菱電線工業株式会社 | Vehicle abnormality detection device |
US7925408B2 (en) | 2006-09-15 | 2011-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric parking brake system and method for controlling the electric parking brake system |
JP2014141803A (en) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Tokai Rika Co Ltd | Electronic key system of vehicle |
JP2016142074A (en) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | Control device and control method |
JP2017040114A (en) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | 株式会社コムテック | Lock system |
CN117268478A (en) * | 2023-11-23 | 2023-12-22 | 四川交通职业技术学院 | Traffic safety monitoring device, system, method and storage medium |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4136649B2 (en) | Vehicle antitheft device and vehicle control method | |
CA2558492C (en) | Immobilizer system for vehicles | |
US8825224B2 (en) | Engine idle protection system | |
JPH06211110A (en) | Vehicle securing system including car jack proof system | |
JP4289938B2 (en) | Anti-theft device and anti-theft method | |
JP2005239135A (en) | Antitheft device for vehicle having power door | |
JP2010138543A (en) | Door lock system for vehicle, keyless entry system, and lock control method | |
US7336001B2 (en) | Door lock control device | |
JP3692593B2 (en) | Vehicle anti-theft device | |
JP2009255836A (en) | Remote startup device, remote startup system, and remote startup method | |
JP2010173384A (en) | Portable machine and control method | |
JP2014525865A (en) | Security system | |
JP3503614B2 (en) | Vehicle anti-theft device | |
JP2005112178A (en) | Monitoring device for vehicle | |
JP2006199268A (en) | Anti-theft device | |
JP2006315462A (en) | Remote control system | |
JP2002079911A5 (en) | ||
JP4525522B2 (en) | Vehicle antitheft device | |
JPS62255261A (en) | Burglar alarm device for vehicle | |
JP4192072B2 (en) | Vehicle anti-theft device | |
JP2015003652A (en) | Control unit and vehicle antitheft system | |
JP4447581B2 (en) | Control device for hybrid vehicle | |
JP2003097123A (en) | Door unlocking system for vehicle | |
JP3181463U (en) | Vehicle security device | |
JPH08310344A (en) | Vehicle security system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080911 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090401 |