JP2005110685A - 着脱自在なフレーム要素を有する生体試料の処理用ハウジング - Google Patents
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Abstract
【課題】本体3と、アクセス領域49A、49B、49Cを選択的に開閉するために本体3に着脱自在に取り付けられた少なくとも2つのゲート53A、53B、53Cとを有し、上記本体3は試料を処理するための処理空間9を内部に区画するフレーム7と、少なくとも2つの枠47A、47B、47Cを形成するために上記フレーム7に着脱自在に固定された少なくとも1つのフレーム要素25I、25S;25とを有し、処理空間9は上記フレームの表面11に形成された開口部13を通って上記フレームの外部に開口しており、上記の各枠は処理空間9の個別の領域19A、19B、19Cへアクセスするための少なくとも2つの領域49A、49B、49Cを上記開口部13内に区画している形式のCO2インキュベータ等で用いられる生体試料の処理用ハウジング。
【解決手段】上記ゲート53A、53B、53Cがフレーム7に着脱自在に取り付けられている。
【選択図】図2
【解決手段】上記ゲート53A、53B、53Cがフレーム7に着脱自在に取り付けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は生体試料の処理用ハウジングに関するものである。
本発明はCO2インキュベータに適している。
本発明はCO2インキュベータに適している。
本発明が対象とする生体試料の処理用ハウジングは、本体と、アクセス領域を選択的に開閉するためにこの本体に着脱自在に取り付けられた少なくとも2つのゲートとを有する形式の生体試料の処理用ハウジングであり、本体は下記を有する:
(1) 試料を処理するための処理空間を内部に区画するフレーム(処理空間はフレームの表面に形成された開口部を介してフレームの外部へ開口している)、
(2) 少なくとも2つの枠を形成するためにフレームに着脱自在に固定された少なくとも1つのフレーム要素(処理空間の個別の領域へアクセスするための少なくとも2つの枠が開口部の内部に区画される)。
(1) 試料を処理するための処理空間を内部に区画するフレーム(処理空間はフレームの表面に形成された開口部を介してフレームの外部へ開口している)、
(2) 少なくとも2つの枠を形成するためにフレームに着脱自在に固定された少なくとも1つのフレーム要素(処理空間の個別の領域へアクセスするための少なくとも2つの枠が開口部の内部に区画される)。
この形式のインキュベータはその処理空間内部にCO2含有率、湿度および温度が制御された雰囲気を作るための手段を備えており、例えば、患者から採取した生体試料中に存在する細胞を成長させるのに用いられている。
処理空間は生体試料を入れた容器を支持するための複数の棚によって区画された複数の領域(ゾーン)を有している。
上記のようなインキュベータは、処理空間にアクセスしたときに処理空間内に生じる雰囲気の乱れを制限するために、一般に金属からなる主ドアの他に複数のゲートを有している。これらのゲートは一般にガラスからなる。このゲートのおかげで処理空間の各領域へ選択的にアクセスすることができる。すなわち、処理空間の特定領域へアクセスする場合には、主ドアを開けた後、その領域に対応するゲートを開ければよい。
処理空間は生体試料を入れた容器を支持するための複数の棚によって区画された複数の領域(ゾーン)を有している。
上記のようなインキュベータは、処理空間にアクセスしたときに処理空間内に生じる雰囲気の乱れを制限するために、一般に金属からなる主ドアの他に複数のゲートを有している。これらのゲートは一般にガラスからなる。このゲートのおかげで処理空間の各領域へ選択的にアクセスすることができる。すなわち、処理空間の特定領域へアクセスする場合には、主ドアを開けた後、その領域に対応するゲートを開ければよい。
上記形式のインキュベータではフレーム要素が金属組立体であり、この金属組立体が枠(cadres)を形成する全ての垂直材およびビーム(横材)を構成している。ガラスのゲートはフレーム要素にヒンジ(関節)結合している。フレーム要素はフレームに着脱自在に支持、固定されている。このような着脱自在な固定にすることによって処理空間の棚だけでなく、フレーム要素も外すことができ、フレームの開口部と作業空間を完全に空にして洗浄、除染をすることができる。
しかし、フレーム要素を分解するときにフレーム要素によって支持されたガラスゲートが破損する危険がある。さらに、フレーム要素は寸法が大きく、重いため実際の分解操作は極めて困難であり、ゲートが破損する危険を増している。
上記形式と同様にフレーム要素が全ての垂直材およびビームを構成するが、上記の例とは違ってフレーム要素がフレームに関節結合しているインキュベータも知られている。この場合にはフレーム要素とこれに関節結合したゲートが補助ドアを形成する。処理空間の領域の1つにアクセスする場合には、主ドアを開けた後、対応するゲートを開ける。フレーム要素はインキュベータのフレームに押し付けられたままである。洗浄、除染を行う場合には主ドアと補助ドアを一緒に開ける。それによってフレームの開口部に完全にアクセスできるようになる。この構造によってインキュベータの作業空間の洗浄および除染の準備がより簡単になり、ゲートを破損する危険がなくなる。
しかし、上記の補助ドアは複雑で、製造コストが高くなる。特に、補助ドアをフレームに対する密封性を保証し、ゲート重量を支持できるようにするには製造コストが高くなる。
しかし、上記の補助ドアは複雑で、製造コストが高くなる。特に、補助ドアをフレームに対する密封性を保証し、ゲート重量を支持できるようにするには製造コストが高くなる。
本発明の目的は、上記の問題点を解決した構造が単純かつ経済的で、洗浄および除染の準備をするときにゲートを破損する危険が少ない上記形式の処理用ハウジングを提供することにある。
本発明の対象は、ゲートがフレームに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする上記の形式の処理用ハウジングにある。
本発明の実施例の処理用ハウジングは下記の特徴の1つを単独で有するか、技術的に可能な複数の特徴を任意に組み合わせたもので構成できる:
(1)フレーム要素がビームであり且つ少なくとも一つのメインの枠がビームとフレームとで形成される。
(2)フレーム要素が2つの枠を構成する。
(3)ハウジングが密封手段を有し、この密封手段はアクセス領域の周囲に沿って延びてアクセス領域を密封状態にシールする。
(4)密封手段は枠に取り付けられる。
(5)メインの枠によって区画される領域の周囲に沿って延びた密封手段がフレームに着脱自在に取り付けられた少なくとも1つの部分を有する。
(6)上記部分がビームによって支持され、このビームによってフレームに着脱自在に取り付けられる。
(7)フレームがゲートが開口していることを検出する手段を有する。
(8)ハウジングがフレームに関節結合された主ドアをさらに有する。
(9)処理用ハウジングがインキュベータを構成する。
(1)フレーム要素がビームであり且つ少なくとも一つのメインの枠がビームとフレームとで形成される。
(2)フレーム要素が2つの枠を構成する。
(3)ハウジングが密封手段を有し、この密封手段はアクセス領域の周囲に沿って延びてアクセス領域を密封状態にシールする。
(4)密封手段は枠に取り付けられる。
(5)メインの枠によって区画される領域の周囲に沿って延びた密封手段がフレームに着脱自在に取り付けられた少なくとも1つの部分を有する。
(6)上記部分がビームによって支持され、このビームによってフレームに着脱自在に取り付けられる。
(7)フレームがゲートが開口していることを検出する手段を有する。
(8)ハウジングがフレームに関節結合された主ドアをさらに有する。
(9)処理用ハウジングがインキュベータを構成する。
本発明は添付図面を参照した以下の説明からより良く理解できよう。しかし、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
[図1]はCO2インキュベータを概念的に示したもので、このCO2インキュベータは本体3と、主ドア5とを有する。本体3は略平行六面体の金属フレーム7を有し、このフレーム7の内部には生体試料の処理空間9([図2]および[図3]に示す)が区画されている。このインキュベータ1は生体試料の処理を実施するために処理空間9内に制御された雰囲気を発生させる通常の手段を有している。この雰囲気ではCO2含有率、湿度および温度が制御される。
処理空間9はフレーム7の正面11に開口した開口部13([図2]および[図3]に示す)を有している。この開口部13は丸みの付いたコーナーを有するほぼ長方形をしている。正面11の開口部13の全周には密封シール15が取り付けられている。
[図2]から分かるように、インキュベータ1は3つの棚17A、17B、17Cを有している。これらの棚17は処理空間9内に着脱自在な状態で互いに上下に配置されている。すなわち、これらの3つの棚17A、17B、17Cによって処理空間9は互いに上下に配置された3つの別個の領域19A、19B、19Cに区画されている。
[図2]から分かるように、インキュベータ1は3つの棚17A、17B、17Cを有している。これらの棚17は処理空間9内に着脱自在な状態で互いに上下に配置されている。すなわち、これらの3つの棚17A、17B、17Cによって処理空間9は互いに上下に配置された3つの別個の領域19A、19B、19Cに区画されている。
棚17A、17B、17Cは例えば処理空間9の側面に形成された支持レール20([図2])上に単に載っているだけである。支持レール20自体も着脱自在である。
ドア5は正面11の左側21にヒンジ結合している。従って、ドア5は閉じた位置(正面11に押圧される位置、図示せず)と、開いた位置(正面11から離れた位置、[図1]〜[図3])との間を移動できる。ドア5が閉じた位置ではドア5に取り付けられたシール23によってフレーム7とドア5との間の密封性が確保され、ドア5によって開口部13へのアクセスが阻止される。ドア5が開いた位置では開口部13へのアクセスが可能になる。
ドア5は正面11の左側21にヒンジ結合している。従って、ドア5は閉じた位置(正面11に押圧される位置、図示せず)と、開いた位置(正面11から離れた位置、[図1]〜[図3])との間を移動できる。ドア5が閉じた位置ではドア5に取り付けられたシール23によってフレーム7とドア5との間の密封性が確保され、ドア5によって開口部13へのアクセスが阻止される。ドア5が開いた位置では開口部13へのアクセスが可能になる。
インキュベータ1にはドアを閉じた位置に維持するための通常の磁気ロック手段が取り付けてある。
インキュベータ1の本体3にはフレーム7の他に互いに上下に配置された2つのフレーム要素25S、25Iが取り付けられている。これらのフレーム要素25は互いに似た構造をしている。従って、これらの2つの要素25を説明する場合には同じ参照番号25の後に下側フレーム要素にはIを、上側フレーム要素にはSを付けて説明する。
インキュベータ1の本体3にはフレーム7の他に互いに上下に配置された2つのフレーム要素25S、25Iが取り付けられている。これらのフレーム要素25は互いに似た構造をしている。従って、これらの2つの要素25を説明する場合には同じ参照番号25の後に下側フレーム要素にはIを、上側フレーム要素にはSを付けて説明する。
[図4]から分かるように、フレーム要素25I、25Sは金属のビーム(横材)である。このビーム25の横方向端部27I、27Sは前方へズレている。すなわち、[図5]に示すように、要素25I、25Sの中心部は端部27I、27Sに対して後退した位置にある。フレーム要素25I、25Sはその上側端縁に沿って延びた直線状の密封シール29I、29Sと、下側端縁に沿って延びた直線の密封シール31I、31Sとを有している。これらの密封シール29は各横方向端部27I、27Sへ向かって収束する傾斜面からなる端縁部33I、33Sを有している。
横方向端部27I、27Sにはフレーム要素25I、25Sをフレーム7に着脱自在に固定するためのノッチ35I、35Sが形成されている。
[図5]に詳細に示すように、左側の端部27I、27Sは正面11の左側に固定された2つの保持ピン39のカラー(鍔部)37の後方と係合するようになっている。すなわち、保持ピン39は左側ノッチ35I、35Sを受けて左側の端部27I、27Sをフレーム7に押し付ける役目をする。
[図5]に詳細に示すように、左側の端部27I、27Sは正面11の左側に固定された2つの保持ピン39のカラー(鍔部)37の後方と係合するようになっている。すなわち、保持ピン39は左側ノッチ35I、35Sを受けて左側の端部27I、27Sをフレーム7に押し付ける役目をする。
[図6]に示すように、フレーム7の正面11の右側41には2つのネジ付穴43が形成されている。これらのネジ付穴4は2本のローレット付きノブ45に形成されたネジ44を受けるようになっている。すなわち、ネジ山44はフレーム要素25I、25Sの右側ノッチ35I、35Sと係合する。ローレット付きノブ45はフレーム要素25I、25Sの右側の端部27I、27Sを正面11に押し付ける役目をする。
シール15にはフレーム要素15の端部27I、27Sを通すための凹部46が形成されていることは理解できよう。変形例ではこの凹部46の代わりにシール15を中断することもできる。
シール15にはフレーム要素15の端部27I、27Sを通すための凹部46が形成されていることは理解できよう。変形例ではこの凹部46の代わりにシール15を中断することもできる。
以上の構成によってフレーム要素25I、25Sはフレーム7と一体化され、開口部13を通って横断方向に延びる。すなわち、フレーム要素25I、25Sは[図2]に示すように、フレーム7と一緒になって3つの枠47A、47B、47Cを作る。上側の枠47Aの下側ビームはフレーム要素25Sで形成され、枠47Aの残りの部分すなわち枠47Aの側部垂直材と上側ビームはフレーム11の正面11で形成される。
中間の枠47Bの水平ビームはフレーム要素25Iおよび25Sで形成されている。枠47Bの2つの横方向垂直材はフレーム7の正面11によって形成されている。
下側枠47Cの上側ビームはフレーム要素25Iによって形成されている。この枠47Cの残りの部分はフレーム7の正面11によって形成されている。
下側枠47Cの上側ビームはフレーム要素25Iによって形成されている。この枠47Cの残りの部分はフレーム7の正面11によって形成されている。
[図2]から分かるように、枠47A、47B、47Cは開口部13の内部に互いに上下に配置された3つの領域49A、49B、49Cを区画し、処理空間9の領域19A、19B、19Cへはこれらの領域49A、49B、49Cを介してアクセスできる。
シール29I、29S、31I、31Sの端縁部33I、33Sはシール15の形状とピッタリと一致した状態でシール15を覆う。開口部49A、49B、49Cは各密封手段51A、51B、51Cで囲まれる。
シール29I、29S、31I、31Sの端縁部33I、33Sはシール15の形状とピッタリと一致した状態でシール15を覆う。開口部49A、49B、49Cは各密封手段51A、51B、51Cで囲まれる。
密封手段51Aは密封シール15の一部からなる上側部分と2つの側部部分とを有している。密封手段51Aの下側部分は上側のフレーム要素25Sの上側シール29Sによって形成される。
密封手段51Bはシール29I、31Sから成る2つの水平部分と、密封シール15の一部から成る側部部分とを有している。
密封手段51Cはシール31Iから成る上側部分と、密封シール15の一部から成る2つの側部部分および下側部分とを有している。
密封手段51Bはシール29I、31Sから成る2つの水平部分と、密封シール15の一部から成る側部部分とを有している。
密封手段51Cはシール31Iから成る上側部分と、密封シール15の一部から成る2つの側部部分および下側部分とを有している。
フレーム要素25I、25Sの横方向端部27I、27Sが前方にズレているので、シール15、29I、29S、31I、31Sから成る各部分は実質的に同一面内に位置する。すなわち、密封手段51A、51B、51Cの全ての部分は同一面内にある。
[図1]から分かるように、インキュベータ1はさらに3つのゲート53A、53B、53Cを有する。これらのゲート53は正面11の左側21にヒンジ結合され、フレーム7に対して互いに独立して移動できる。ゲート53A、53B、53Cは処理空間9の内容物を外側から識別できるように例えばガラス、より一般的には透明なガラスで作られる。
[図1]から分かるように、インキュベータ1はさらに3つのゲート53A、53B、53Cを有する。これらのゲート53は正面11の左側21にヒンジ結合され、フレーム7に対して互いに独立して移動できる。ゲート53A、53B、53Cは処理空間9の内容物を外側から識別できるように例えばガラス、より一般的には透明なガラスで作られる。
ゲート53A、53B、53Cは、開口部13の領域49A、49B、49Cが閉じられて密封手段51A、51B、51Cに押圧される閉じた位置と、領域49A、49B、49Cを開くための開いた位置との間をフレーム7に対して移動できる。閉じた位置は[図1]に示され、開いた位置は[図2]および[図3]に示されている。
閉じた位置では、各シール15、29I、29S、31I、31Sが押し潰され、従って、密封手段51A、51B、51Cによってフレーム7の正面11とゲート53A、53B、53Cとの間の密封性が確保される。
ゲート53A、53B、53Cの左側にはゲートをゲートの閉じた位置にロックするための手段55A、55B、55Cが取り付けられている。
さらに、フレーム7の正面11の右側41にゲート53A、53B、53Cが開いていることを検出するためのセンサ57A、57B、57Cを設けることもできる。これらのセンサ57はインキュベータ1のオペレーティング・コントロールシステムに電気的に接続されたスイッチにすることができる。
ゲート53A、53B、53Cの左側にはゲートをゲートの閉じた位置にロックするための手段55A、55B、55Cが取り付けられている。
さらに、フレーム7の正面11の右側41にゲート53A、53B、53Cが開いていることを検出するためのセンサ57A、57B、57Cを設けることもできる。これらのセンサ57はインキュベータ1のオペレーティング・コントロールシステムに電気的に接続されたスイッチにすることができる。
インキュベータ1の正常運転時に処理空間9の領域19A、19B、19Cの1つにアクセスする時には、ドア5を開けた後、対応するゲート53A、53Bまたは53Cを開ける。次いで、処理空間9の選択された領域で所望の操作(例えば試料の入った容器の出し入れ)を実施する。このとき、ゲート53A、53B、53Cの1つのゲートしか開いていないので処理空間9で生じる雰囲気の乱れは小さい。操作終了後、選択されたゲートおよびドア5を閉じる。
処理空間9の洗浄および除染をする場合には、まず最初にドア5および全てのゲート53A、53B、53Cを[図2]に示すように開ける。次いで、フレーム要素25I、25Sを外す。そのためにはローレット付きノブ45のネジを抜き、[図6]の矢印61で示すようにフレーム要素25I、25Sの右側の端部27I、27Sを正面11の右側41から離し、次いで、フレーム要素25I、25Sを右に引き出し、その左側端部27I、27Sをフレーム7から[図5]の矢印63で示すように取り外す。最後に、棚17A、17B、17Cと支持レール20とを引き出す。
このときのインキュベータ1は[図3]の形状をしている。開口部13および処理空間9は完全に空になっているので、処理空間9の壁に完全にアクセスでき、洗浄および除染を行うことができる。
再びインキュベータ1を使用する際には、上記の操作を逆の順序で行えばよい。すなわち、先ず最初にフレーム要素25I、25Sの左側端部27I、27Sをカラー37の後方と係合させた後、ローレット付きノブ45をネジ止めすることによって右側端部27I、27Sを固定する。
再びインキュベータ1を使用する際には、上記の操作を逆の順序で行えばよい。すなわち、先ず最初にフレーム要素25I、25Sの左側端部27I、27Sをカラー37の後方と係合させた後、ローレット付きノブ45をネジ止めすることによって右側端部27I、27Sを固定する。
本発明の構造によってフレーム要素25I、25Sは軽くなり、インキュベータ1の洗浄および除染のために簡単に取り外すことができる。
さらに、従来技術とは違ってゲート53A、53B、53Cはフレーム要素ではなくフレーム7に取り付けられており、従って、洗浄および除染のために要素25I、25Sを取り外すときも分解されないので、破損する危険が減る。さらに、フレーム要素25I、25Sの構造から全体の構造が単純化でき、インキュベータ1の保守コストを減らすことができる。
さらに、従来技術とは違ってゲート53A、53B、53Cはフレーム要素ではなくフレーム7に取り付けられており、従って、洗浄および除染のために要素25I、25Sを取り外すときも分解されないので、破損する危険が減る。さらに、フレーム要素25I、25Sの構造から全体の構造が単純化でき、インキュベータ1の保守コストを減らすことができる。
さらに、フレーム要素25I、25Sを用いることによってゲート53A、53B、53Cが開口していることを検出するためのセンサ57A、57B、57Cを取り付けることができ、これらのセンサ57はフレーム7自体に取り付けられるので、センサをインキュベータ1のオペレーティング・コントロールシステムに接続する際の問題が生じないということは理解できよう。
密封手段51A、51B、51Cはフレーム7に対して固定された部分で作るのではなく、少なくとも着脱自在な部分を有している。従って、密封手段51A、51B、51Cを洗浄および除染のために引き出せる完全に着脱自在な連続要素にすることができる。変形例では密封手段51A〜51Cを本体3ではなく、ゲートに取り付けることもできる。また、密封手段51A、51B、51Cを用いないこともできる。
密封手段51A、51B、51Cはフレーム7に対して固定された部分で作るのではなく、少なくとも着脱自在な部分を有している。従って、密封手段51A、51B、51Cを洗浄および除染のために引き出せる完全に着脱自在な連続要素にすることができる。変形例では密封手段51A〜51Cを本体3ではなく、ゲートに取り付けることもできる。また、密封手段51A、51B、51Cを用いないこともできる。
より一般的にはフレーム要素の形状は形成する枠に合った上記と異なる別の形状にすることができる。すなわち、上記実施例のように複数の枠に対する共通ビームを用いるのではなく、各フレームに個別のフレーム要素を用いることができる。
[図7]に示すような完全フレーム要素25(すなわち全てのフレーム47A、47B、47Cを有するフレーム要素)を用いることもできる。しかし、この場合には構造を単純にし、インキュベータ1の洗浄および除染の準備でゲートが損傷する危険を減らすために、ゲート53A、53B、53Cをフレーム要素25に取り付けずにフレーム7に取り付ける。
[図7]に示すような完全フレーム要素25(すなわち全てのフレーム47A、47B、47Cを有するフレーム要素)を用いることもできる。しかし、この場合には構造を単純にし、インキュベータ1の洗浄および除染の準備でゲートが損傷する危険を減らすために、ゲート53A、53B、53Cをフレーム要素25に取り付けずにフレーム7に取り付ける。
また、より一般的には、形成する枠47の数、従ってゲート53の数を上記とは異なる数にすることができる。
本発明はさらに、生体試料を処理するための任意の形式のハウジングに適用できる。この処理とは試料を制御された雰囲気(例えば温度が制御された雰囲気)に曝すことを意味する。従って、この用語には貯蔵も含まれる。すなわち、本発明は乾燥機、冷蔵庫等に適用することができる。
本発明はさらに、生体試料を処理するための任意の形式のハウジングに適用できる。この処理とは試料を制御された雰囲気(例えば温度が制御された雰囲気)に曝すことを意味する。従って、この用語には貯蔵も含まれる。すなわち、本発明は乾燥機、冷蔵庫等に適用することができる。
Claims (10)
- 本体(3)と、アクセス領域(49A、49B、49C)を選択的に開閉するために本体(3)に着脱自在に取り付けられた少なくとも2つのゲート(53A、53B、53C)とを有し、上記本体(3)は試料を処理するための処理空間(9)を内部に区画するフレーム(bati, 7)と、少なくとも2つの枠(cadres, 47A、47B、47C)を形成するために上記フレーム(7)に着脱自在に固定された少なくとも1つのフレーム要素(25I、25S;25)とを有し、処理空間(9)は上記フレームの表面(11)に形成された開口部(13)を通って上記フレームの外部に開口しており、上記の各枠は処理空間(9)の個別の領域(19A、19B、19C)へアクセスするための少なくとも2つの領域(49A、49B、49C)を上記開口部(13)内に区画している形式の生体試料の処理用ハウジングにおいて、
上記ゲート(53A、53B、53C)がフレーム(7)に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする処理用ハウジング。 - フレーム要素(25I、25S)がビームであり、少なくとも一つのメインの枠(47A、47B、47C)が上記ビームとフレーム(7)とによって形成されている請求項1に記載のハウジング。
- フレーム要素(25)が2つの枠(47A、47B、47C)を構成する請求項1に記載のハウジング。
- 密封手段(51A、51B、51C)を有し、この密封手段がアクセス領域(49A、49B、49C)の周囲に沿って延びてアクセス領域(49A、49B、49C)を密封状態にシールする請求項1〜4のいずれか一項に記載のハウジング。
- 密封手段(51A、51B、51C)が枠(47A、47B、47C)に取り付けらていれる請求項4に記載のハウジング。
- メインの枠(47A、47B、47C)によって区画される領域(49A、49B、49C)の周囲に沿って延びた密封手段がフレーム(7)に着脱自在に取り付けられた少なくとも1つの部分(29I、29S、31I、31S)を有する請求項2に従属する請求項5に記載のハウジング。
- 上記の部分(29I、29S、31I、31S)がビームによって支持され、従って、フレームに着脱自在に取り付けられている請求項6に記載のハウジング。
- フレーム(7)がゲートの開口を検出する手段(57A、57B、57C)を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載のハウジング。
- フレーム(7)に関節結合した主ドア(5)をさらに有する請求項1〜8のいずれか一項に記載のハウジング。
- インキュベータを構成する請求項1〜9のいずれか一項に記載のハウジング。
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