JP2005109849A - 送信サーバ用データ交換処理プログラムおよび受信サーバ用データ交換処理プログラム - Google Patents

送信サーバ用データ交換処理プログラムおよび受信サーバ用データ交換処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 電子商取引データを送信順序に一致させて確実なデータ交換を制御する送信または受信サーバを実現する。
【解決手段】 送信サーバ1は、送信データ記憶部13のデータに、送信日、同日内の送信順序(通番)、前日の最終送信の通番(最終通番)を付加しメール送信する。受信サーバ2は、送信データの送信日、通番を記録し、セキュリティを検証する。検証が成功したデータを受信データ記憶部22に格納する。データが送信当日の最初の送信の場合に、データに設定された最終通番と前日の受信データ数とが等しくなければ、前日受信分のデータの通番から欠落を得て、欠番に対応するデータの再送を送信サーバ1へ依頼する。送信サーバ1は、再送依頼により該当データを受信サーバ2へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネットを利用した電子通商取引支援システムに関するものである。さらに詳しくは、電子メールシステムを用いて通商取引用、業務用などのデータを確実に送受信できるデータ交換システムを実現する処理プログラムに関する。
企業間では、インターネットを通じて文字メッセージなどのデータを交換するシステム(電子メールシステム)を電子通商取引や業務上の通信手段として利用することがある。ほとんどの企業が電子メールシステムを利用する環境を備えていると言えるほど、電子メールシステムは通信手段として普及している。
しかし、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol )/POP(Post Office Protocol)などのプロトコルを利用する電子メールシステムでは、銀行間決済システムなどの他のプロトコルのように同期通信をサポートすることができない。
そのため、セキュリティ上の問題の他、異常時のデータの取り扱いが困難であること、受信失敗時の復旧手段がないことなどの問題があり、確実性なデータ交換を重視する電子通商取引や業務上のデータ交換手段としては、電子メールシステムの活用はあまり進んでいない。
電子メールシステムのセキュリティ上の問題は、データの暗号化技術、署名などによる認証技術、光回線の普及などのデータ漏洩盗聴防止技術などにより解決されつつある。
一方、電子メールシステムのデータ交換の信頼性を高めるために、電子メールシステムに発信者側からの既配送の電子メールを一時記憶するメールボックスを設けた発信側メッセージ蓄積交換システムと、着信者側に対応するメールボックスを設けた着信側メッセージ交換システムとを備えて、発信者側メールボックスに訂正すべき電子メールが存在する場合に、着信者側メールボックス内の該当する電子メールを訂正用電子メールと置き換える手法がある(特許文献1参照)。
特開平04−70146号公報
インターネットを利用する電子通商取引の普及に伴い、通信手段として既に広く普及している電子メールシステムをデータ交換手段としても利用したいという要求が高まっている。しかし、電子メールシステムのデータ伝送経路は未確定であるため、データ送信とデータ受信との順序が常に完全一致することは不可能である。
そのため、電子メールシステムの簡便さを保持しつつ、データの送受信の順序の一致を保証した高い信頼性を備えたデータ交換処理が行える仕組みが必要である。
さらに、受信側においてデータ送信順序を明確するだけでなく、データ受信失敗時の復旧や未受信データの再取得を自動的に行える仕組みも必要である。
また、誤送信したデータを受信側に残したくないような状況が生じた場合に該当するデータを無効化したり、送信済みの誤りデータを別の訂正済みデータと置き換えたりする仕組みも要求される。
また、電子メールシステムはオープンネットワークであるため、データ交換のセキュリティを確保するために、一般的に暗号化および署名認証したデータを送受信している。そして、データをメールサーバから取り出すことができたものの、データのセキュリティを検証する過程での復号処理の環境設定ミス、署名などの認証書更新時期にかかる認証設定ミス、ウィルスチェック・アプリケーションやチームウェアによるメール・ヘッダの書き換えなどの様々な原因によって、ユーザ端末のメールクライアントでのデータの受信および保存に失敗することがある。その後にセキュリティ検証環境の再設定によって復旧し、データ受信が可能となった場合には、メールクライアントは、復旧前のメールを受信・保存することができず、復旧時点以降にメールサーバが保持していたメールを受信する。そのため、結果的に、後から送信されたデータが先に受信されてしまう状況が生じるが、このような受信順序の入れ替りを防止する必要がある。
さらに、メールクライアントで一旦メールサーバから受信したデータを、操作の誤りで削除したような場合には、削除してしまったメールの送信者に再送を依頼する以外に対処することができなかった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子通商取引を支援するために電子メールシステムを用いたデータ交換システムにおいて、データの送受信の順序の一致や受信データの確実性などを保証し信頼性の高いデータ交換処理を、データ交換処理を制御する送信サーバまたは受信サーバに実行させるためのプログラムを提供することである。
従来の課題を解決して上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような手段を備える。
本発明は、電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記送信サーバに実行させるためのプログラムであって、データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加する処理と、前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施す処理と、前記データをメール送信する処理と、前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録する処理と、前記送信日および前記前日に送信したデータを送信データ記憶部に格納する処理と、前記受信サーバから、送信日および通番により特定されたデータの再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する処理とを、前記送信サーバに実行させるものである。
また、本発明は、上記のデータ交換処理を、前記受信サーバに実行させるためのプログラムであって、前記電子メールシステムのメールサーバから、データ送信元情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報が付加されたデータを取り出す処理と、前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を受信管理テーブルに記録する処理と、前記データのセキュリティ検証を行う処理と、前記セキュリティ検証が成功したデータを受信データ記憶部に格納する処理と、前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信する処理とを、前記受信サーバに実行させものである。
上記の送信サーバ用データ交換処理プログラムおよび受信サーバ用データ交換処理プログラムは、それぞれ送信サーバおよび受信サーバにおいて実現され、以下のように協働する。
送信サーバでは、データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加する。そして、前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施し、前記データを電子メールシステムのメールサーバを介してメール送信する。
また、前記データに付加した前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録し、前記送信日および前記前日に送信したデータを送信データ記憶部に格納する。
受信サーバでは、前記電子メールシステムのメールサーバから、前記送信データ情報が付加されたデータを取り出し、前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を受信管理テーブルに記録する。
そして、前記データのセキュリティ検証を行い、前記セキュリティ検証が成功したデータを受信データ記憶部に格納する。
また、前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信する。
すると、前記送信サーバで、前記受信サーバから前記再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する。
これにより、受信サーバでは、送信サーバから、送信された全てのデータを、送信順序に従って受信したようにデータを取り扱うことができる。
さらに、本発明は、上記の構成をとる送信サーバ用データ交換プログラムにおいて、前記受信サーバが、自サーバ内で受信および保管するデータを無効化する処理を依頼する無効化依頼または他のデータと置き換える処理を依頼する置き換え依頼のいずれかを、依頼対象を特定する前記送信日および前記通番とともに、前記受信サーバ宛へメール送信する処理を、前記送信サーバに実行させるものである。
また、本発明は、上記の構成をとる受信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、前記送信サーバから、送信日および通番で特定された前記受信データ記憶部に格納されたデータに対する無効化処理または置き換え処理の依頼を受信した場合に、依頼が無効化であれば前記受信データ記憶部から該当するデータを削除し、または、依頼が置き換えであれば前記受信データ記憶部の該当するデータを別データと置き換える処理を、前記受信サーバに実行させるものである。
これらの処理プログラムにより、受信サーバ側で保管されるデータのうち、送信元で指定したデータを無効化したり、別のデータに置き換えることができる。
さらに、本発明は、受信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、前記セキュリティ検証の処理を行う過程で、さらに、前記データのセキュリティ検証が失敗した場合に、前記データを未検証データ一時記憶部に格納して退避させ、前記データの識別情報および退避原因を管理テーブルに記録する処理と、前記データと同一送信元から続けて送信されたデータであってセキュリティ検証が成功したデータを、並び替え用記憶部に格納して退避させ、前記データの識別情報および退避原因を管理テーブルに記録する処理と、前記未検証データ一時記憶部に退避させた前記データのセキュリティ検証が成功した場合に、当該データおよび前記並び替え用記憶部に退避させたデータを受信データ記憶部に格納する処理とを、前記受信サーバに実行させるものである。
これにより、セキュリティ検証の処理過程において受信できなかったデータが、後にセキュリティ検証できた場合でも、そのデータの送信順序を保持して受信することができる。
本発明によれば、電子メールシステムを用いてデータ交換した電子通商取引や業務上のデータを、受信側で送信元から送信された順番にしたがって管理して、送信/受信の順序の完全一致を保証することができる。
そのため、例えば、発注データ、発注キャンセルデータ、発注内容訂正データなどのように送信先での受信順序が重要となるデータについて、企業間でデータの対応がとりやすくなる。
特に、受信側でのセキュリティ検証の失敗などにより一定期間データ受信が生じた場合でも、復旧前後のデータの受信順序を保証することができる。
さらに、送信側から一旦受信側で格納されたデータの無効化や、別のデータへの置き換えを依頼された場合に、受信側では、通知された依頼を確認するだけで、自動的に該当するデータの無効化、置き換えが実行されるため、管理者の受信データ管理の作業負担を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、本発明を、複数の支社と本社との間のデータ交換システムに適用し、支社から発注データなどを本社の受注管理者へ送信する業務において使用する場合の態様を説明する。
図1は、本発明を実施するデータ交換システムの構成例を示す図である。
データ交換システムは、送信サーバ1、受信サーバ2、送信側メールサーバ3、受信側メールサーバ4、支社端末5a、5b、受注管理端末6、および管理者端末7から構成される。
送信サーバ1および受信サーバ2は、インターネット8を通じてSMTP/POPによりメール形式データの交換を行う送信側メールサーバ3および受信側メールサーバ4により構築された電子メールシステムを介して、支社端末5a、5bおよび本社の受注管理端末6との間でデータ交換を行う。送信サーバ1は、クライアントの支社端末5a、5bのデータ送信を制御するサーバであり、受信サーバ2は、クライアントの受注管理端末6のデータ受信を制御するサーバである。
送信サーバ1は、支社端末5a、5bから受注管理端末6へ送信されるデータを受け付け、受け付けたデータの送信先(送信先アドレス)ごとに、送信した月日を示す送信日、および送信日内でのデータの送信順序を示す連続する番号(通番)を含む所定の送信データ情報を付与してメール形式のデータに変換し、送信側メールサーバ3を通じてメール送信する。
また、送信サーバ1は、送信先のデータ受信を制御する受信サーバ2からデータの再送依頼を受け付けて、該当するデータを再度メール送信する。
受信サーバ2は、受信側メールサーバ4を通じて受注管理端末6宛に送信されたデータの全てを、送信元ごとの送信順序を保証してデータ受信を管理する。例えば、送信日単位に、前日の受信データ数をチェックし、未受信データがあれば、そのデータの送信元の送信サーバ1へデータの再送依頼を通知する。
また、受信サーバ2は、支社端末5a、5bから依頼されたデータの無効化もしくは置き換えを行う。無効化とは、受信サーバ2が管理する支社端末5a、5bのデータを、受注管理端末6が参照できないようにする処理または削除する処理である。置き換えとは、受信サーバ2が管理する支社端末5a、5bのデータを置き換え依頼と共に受信したデータと置き換える処理である。
支社端末5a、5bは、送信サーバ1へ接続して、受注管理端末6宛のデータ送信依頼、送信済みデータに対する無効化依頼もしくは置き換え依頼をエントリする端末装置である。
受注管理端末6は、受信サーバ2へ接続して、受信サーバ2が管理する支社端末5a、5bからの受信データを参照する端末装置である。
管理者端末7は、受信サーバ2へ接続して、受信サーバ2のデータ受信やセキュリティ検証の状況を管理する端末装置である。
送信サーバ1は、データエントリ部11、エントリ監視部12、送信データ記憶部13、および送信制御部14を備える。
データエントリ部11は、支社端末5a、5bからエントリされた受注管理端末6を送信先とするデータ、送信済みデータの無効化依頼もしくは置き換え依頼を格納する処理手段である。
エントリ監視部12は、データエントリ部11内のデータ格納状態を監視し、格納されているデータなどを送信先ごとにまとめて、まとめたデータを送信データ記憶部13へ格納する処理手段である。
送信制御部14は、送信データ記憶部13に格納されたデータの送信を制御する手段である。
図2に、送信制御部14の内部構成例を示す。送信制御部14は、送信処理部141、送信管理部142、送信管理テーブル143、および再送依頼処理部144を備える。
送信処理部141は、送信データ記憶部13からデータを取り出し、データ送信および受信サーバ2でのデータ受信管理に必要な情報(送信データ情報)を付加し、受注管理端末6を送信先とするメール形式のデータに変換し、署名認証および暗号化などのセキュリティ検証処理を施して、送信側メールサーバ3へデータのメール送信を要求する手段である。
送信データ情報は、送信日時、送信先アドレス、送信元アドレスなど、メール送信に必要な一般的な情報の他、送信を識別するサービス名、通常のデータ送信か依頼であるかを示す送信種別、データを識別するデータ名(ファイル名)、送信元のデータ送信を制御する送信サーバ1の識別情報、送信先のデータ受信を制御する受信サーバ2の識別情報、送信先ごとに同一の送信日内の送信順序を示す連続番号(通番)、および送信日の前日に最後に送信されたデータの通番を示す最終番号などからなる。
また、無効化依頼や置き換え依頼の場合には、さらに、依頼対象のデータを特定するための情報、依頼完了の通知などが送信データ情報としてデータに追加される。
なお、送信データ情報は、メールヘッダもしくはメール本体内に記述される。
また、送信処理部141は、送信データ記憶部13から取り出したデータが、無効化依頼または置き換え依頼である場合に、送信管理部142を介して送信管理テーブル143から依頼対象の送信データ情報を取り出し、取り出した送信データ情報をもとに依頼元の受信サーバ2を送信先としたメール形式の無効化依頼または置き換え依頼を作成し、送信側メールサーバ3へメール送信を要求する。
また、送信処理部141は、再送依頼処理部144からの再送要求を受け付けて、送信データ記憶部13から依頼対象のデータを取り出し、送信管理テーブル143の該当する送信データ情報を参照して依頼元の受信サーバ2を送信先としたメール形式のデータに変換し、送信側メールサーバ3へメール送信を要求する。
送信管理部142は、送信処理部141で送信されたデータの送信データ情報を送信管理テーブル143に記憶して管理する手段である。
再送依頼処理部144は、受信サーバ2から再送依頼を受信すると、依頼対象のデータの再送を送信処理部141へ要求する手段である。
受信サーバ2は、受信制御部21、受信データ記憶部22、管理テーブル23、および管理テーブル監視部24を備える。
受信制御部21は、受信側メールサーバ4に送信されたデータを取り出し、データが送信された順序およびセキュリティを保持できるように受信を制御し、受信が完了したデータを受信データ記憶部22に格納する手段である。
図3に、受信制御部21の内部構成例を示す。受信制御部21は、データ振り分け部211、非登録データ記憶部212、受信管理部213、受信管理テーブル214、セキュリティ検証部215、並び替え用記憶部216、未検証データ一時記憶部217、および受信データ保証部220を備える。
データ振り分け部211は、受信側メールサーバ4から取り出したデータの送信元が登録者(例えば、支社端末5a、5b)か否かを判定し、送信元が登録者でないデータを非登録データ記憶部212に格納する手段である。なお、非登録データ記憶部212に格納されたデータは、例えば、所定の期間ごとにもしくは管理者の指示により廃棄される。
受信管理部213は、受信側メールサーバ4から取り出したデータおよびデータ送信を特定する情報および受信状況などに関する情報(受信データ情報)を受信管理テーブル214に記憶して管理する手段である。
受信データ情報は、受信したデータから抽出した送信データ情報(送信日時、送信先アドレス、送信元アドレス、サービス名、データ名(ファイル名)、送信サーバ1の識別情報、受信サーバ2の識別情報、通番、および最終番号など)、受信サーバ2内でのデータ格納情報、セキュリティ検証状況を示すフラグ、依頼内容およびその処理状況を示すフラグ、受信完了か否かを示すフラグなどからなる。
セキュリティ検証部215は、受信側メールサーバ4から取り出されたデータに所定の復号および署名認証などを施してセキュリティを検証する手段である。
セキュリティ検証部215は、セキュリティ検証に成功したデータを受信データ記憶部22に格納する。また、セキュリティ検証に失敗したデータを未検証データ一時記憶部217に格納し、未検証データ一時記憶部217に格納したデータおよび退避理由(例えば、「復号エラー」、「署名認証エラー」など)を管理テーブル23に記録する。
また、同じ送信元からセキュリティ検証に失敗したデータに後続して送信されたデータであって、セキュリティ検証が成功したものを、並び替え用記憶部216に格納し、並び替え用記憶部216に格納したデータおよび退避理由(例えば、「先頭データ退避」など)を管理テーブル23に記録する。
セキュリティ検証部215は、未検証データ一時記憶部217に格納したデータのセキュリティ検証に成功した場合に、検証に成功したデータおよび同じ送信元から送信された並び替え用記憶部216のデータを受信データ記憶部22に移動させる。
受信データ記憶部22は、セキュリティ検証に成功して受信が完了したデータを格納する手段である。受信データ記憶部22では、データは、送信元ごとに、その通番(送信された順番)にしたがって参照されるように格納される。
管理テーブル23は、受信制御部21でのセキュリティ検証の失敗の有無、無効化依頼もしくは置き換え依頼の有無などを示す情報が記録されるデータテーブルである。
管理テーブル監視部24は、所定の期間もしくは契機ごとに、管理テーブル23をチェックし、一定期間以上で未検証データ一時記憶部217に格納されたままのデータについてセキュリティ検証の再実行要求を行う手段である。
また、管理テーブル監視部24は、管理者端末7の指示により、管理テーブル23を管理者端末7に表示させて、管理者に受信サーバ2における受信未完了のデータの状態を提示する。
また、管理テーブル監視部24は、管理テーブル23に無効化依頼または置き換え依頼がある場合に管理者端末7へ通知する。
図4に、送信制御部14において変換されたデータのメールヘッダのデータ項目例を示す。
メールヘッダには、以下のようなメッセージID(Message−Id)が設定される。また、置き換え依頼の場合には、ヘッダの拡張記述として、以下のような、置き換え依頼(X−Mailreplace−Support)、および置き換え確認(X−Mailreplace−Check)が追加される。
メッセージID(Message−Id):<時間.送信サーバ識別子/サービス名.受信サーバ識別子.ファイル識別子@アドレス@通番/前日の最終通番@>
置き換え依頼(X−Mailreplace−Support):依頼A@暗号化したメッセージID@置き換えチェック@置き換え回数
置き換え確認(X−Mailreplace−Check):位置@hash=ハッシュ値
「メッセージID」の時間は、メール送信の日時情報である。なお、送信日は、時間から抽出される。送信サーバ識別子は、送信元のデータ送信を制御する送信サーバ1の識別情報である。サービス名は、一つの送信・受信を特定するための処理に対する名称である。受信サーバ識別子は、送信先のデータ受信を制御する受信サーバ2の識別情報である。
ファイル識別子は、支社端末5a、5bで指定された、送信データが送信先で格納されるファイルの識別情報である。通番は、送信先ごとに、送信日内でのデータ送信順序を示す値である。最初の1件を「001」として連続する番号を採番する。前日の最終通番は、データの送信日の前日において、その送信先について最後に送信されたデータの通番である。
「置き換え依頼」の依頼Aは、管理者Aに対してある依頼を要求するか否かを示す識別子である。管理者Aに対する置き換え依頼の場合には“replaceA”が設定される。置き換えチェックは、置き換え処理結果の通知を要求するか否かを識別する判断フラグである。“Yes”が設定されている場合には、置き換え処理完了後に受信サーバ2から完了通知がメールによって送信サーバ1へ復帰してくる。これにより、データ置き換え完了の目安となる。置き換え回数は、同一のデータに対して置き換え依頼がなされた回数である。同一の回数の場合には、置き換え依頼が再度適用されることはない。
「置き換え確認」の位置は、置き換え依頼に関する情報の記述場所が、メールヘッダであるかボディであるかを示すための識別子である。ハッシュ値は、既に送信された置き換えられるデータのハッシュ値である。ハッシュ値により、受信サーバ2で、置き換えるべき対象のデータ(置き換え元)であるか否かを確認することができる。
また、無効化依頼の場合には、ヘッダの拡張記述として、置き換え依頼と同様の情報が設定され、依頼に、“nullifyA”が設定される。
また、受信サーバ2からの再送依頼も、置き換え依頼と同様の情報が記述される。再送依頼の場合には、依頼に“rereceive”が設定される。
図5および図6に、受信管理テーブル214のデータ構成例を示す。
受信管理テーブル214は、通信相手管理テーブル214a、日付単位管理テーブル214b、および実データ管理テーブル214cで構成される。
通信相手管理テーブル214aは、通信相手である送信元(送信元アドレス)ごとの日付単位管理テーブル214bへのアクセス情報を管理するリストであり、通信相手数分のレコードが生成される。
図6(A)に示すように、通信相手管理テーブル214aは、通信相手ごとの通信相手管理ファイル名(管理ファイル名)および位置で構成される。通信相手管理ファイル名は、予め用意しておいた送信元アドレス(支社端末5a、5b)ごとに対応する管理ファイル名であり、位置は、その通信相手に対する日付単位管理テーブル214bの格納位置を示す。
日付単位管理テーブル214bは、送信日の日付ごとに受信した実データを抽出するために、送信日から実データ管理テーブル214cへのアクセス情報を管理するテーブルであり、送信日の日付分のレコードが生成される。
図6(B)に示すように、日付単位管理テーブル214bは、送信日の日付および位置で構成される。送信日(日付)ごとの位置は、その送信日に対応する実データ管理テーブル214cの格納位置を示す。
実データ管理テーブル214cは、受信したデータを特定する情報、受信データの格納場所、受信データのセキュリティ検証や依頼処理の状態、受信状態など、受信データに関する情報を管理するテーブルであり、受信メール数分のレコードが生成される。
図6(C)に示すように、実データ管理テーブル214cは、番号、通番、理由コード、対象のメッセージID、対象センタ、対象ファイル、バックアップファイル名、格納ファイル名、状態、置き換え、通知、位置管理、および受信状態で構成される。
番号は、実データ管理テーブル214cのレコードのエントリ番号である。
通番は、データのメッセージIDに記述された通番である。
理由コードは、データの未受信状態、すなわち受信データ記憶部22に格納されていない状態の理由である。
対象メッセージIDは、データのメッセージIDである。
対象センタは、データを送信した送信サーバ1の識別情報である。
対象ファイルは、データのメッセージID内に記述されたファイル識別子であり、受信サーバ2側でデータが格納されるファイル名である。
バックアップファイル名は、受信サーバ2が管理するデータのバックアップ用ファイル名である。バックアップファイル名として、並び替え用記憶部216または未検証データ一時記憶部217内でのデータの格納情報を用いてもよい。
格納ファイル名は、データが受信完了後に本来格納されるべき位置情報である。受信データ記憶部22内でのデータの格納情報である。
状態は、データの現在のセキュリティ検証の処理結果である。
置き換えは、置き換え依頼かどうかの判断フラグである。“Yes”であれば、置き換え依頼に伴うデータであることを示す。
通知は、置き換え完了を通知するか否かの判断フラグである。“Yes”であれば、置き換え後に、送信サーバ1へ置き換えを通知する。
位置管理は、データの位置を示す情報である。“受信先頭”は、受信したデータの中の先頭データであることを示し、“書換先頭”は、並び替え用記憶部216に格納されているデータの先頭データであることを示す。
受信状態は、データの受信完了、すなわちデータが受信データ記憶部22に格納されたか否かを示す。
受信データ保証部220は、前日に受信すべきデータおよび受信データの送信順序を保証し、または依頼により受信データの無効化もしくは置き換えを行う手段である。
受信データ保証部220は、再送依頼部221、データ無効化部222、データ置き換え部223を備える。
再送依頼部221は、受信データが送信日の最初のデータである場合に、メッセージIDに記述された前日の最終通番を取得し、受信管理テーブル214に記録された前日の受信データ数が最終通番と等しくないときは、受信管理テーブル214に記録された前日受信分のデータの通番から欠落している通番を抽出し、前日の日付および欠落した通番をもとに特定したデータの再送依頼を送信サーバ1へメール送信する手段である。
データ無効化部222は、無効化依頼のメールを受信した場合に、無効化依頼に記述されたデータを受信データ記憶部22から削除する手段である。
データ置き換え部223は、置き換え依頼を受信した場合に、置き換え依頼に記述されたデータを、置き換え依頼に添付されたメールと置き換える手段である。
次に、本発明の処理を、支社端末5aから本社の受注管理端末6へ発注データを送信する場合を例に説明する。
図7に、送信サーバ1と受信サーバ2とのデータ交換の処理の流れを示す。
(1) 支社端末5aは、発注データを送信サーバ1のデータエントリ部11にエントリする。送信サーバ1のエントリ監視部12は、所定の期間ごとにデータエントリ部11を監視し、別々にエントリされた発注データを送信先ごとのデータaにまとめ、送信データ記憶部13に格納する。
送信制御部14の送信処理部141は、送信データ記憶部13に格納されたデータaを取り出す。ここで、データaの送信が、2003年8月1日の24回目の送信とする。
送信処理部141は、送信管理部142を介して送信管理テーブル143から直前に送信したデータの通番「023」をもとにデータaの通番「024」を採番する。また、送信日の1回目のデータ送信ではないので、前日の最終通番を「000」とする。メールヘッダのメッセージIDに、送信サーバ1の識別子、受信サーバ2の識別子、送信先(受注管理端末6)アドレス、送信日、通番、前日の最終通番などの送信データ情報を記述する。
さらに、データaに署名認証および暗号化を施して、電子メールシステムを介して受注管理端末6へメール送信する。暗号化されたデータaは、送信側メールサーバ3へ送信される。また、送信管理部142は、データaの送信データ情報を送信管理テーブル143に記録する。
受信サーバ2は、電子メールシステムを通じて受注管理端末6へ送信されたデータaを受信側メールサーバ4から取り出す。データ振り分け部211は、データaの送信元が登録者かどうかを判断する。データaの送信元(支社端末5a)は予め登録されているとする。
受信管理部213は、データaのメールヘッダから、送信日、送信サーバ1の識別子、データのファイル名、通番、前日の最終通番などを抽出し、受信管理テーブル214に記録する。
また、セキュリティ検証部215は、受信したデータaを復号し、署名認証などのセキュリティの検証を行う。データaのセキュリティ検証に成功した場合に、復号したデータaを受信データ記憶部22に格納する。受信管理部213は、データaの格納ファイル名、受信状態「受信済み」などを受信管理テーブル214に記録する。
(2) 上記の(1)と同様の動作により、送信サーバ1は、データbを受注管理端末6へメール送信する。送信処理部141は、データaの通番「024」をもとにデータbの通番「025」を採番し、データbのメールヘッダに送信データ情報を設定し、署名認証および暗号化を施してメール送信する。
送信管理部142は、送信データ情報を送信管理テーブル143に記録する。
受信サーバ2では、受信側メールサーバ4からデータbが取り出される。セキュリティ検証部215は、データbのセキュリティ検証が成功したら、データbを受信データ記憶部22に格納する。受信管理部213は、上記(1)と同様の情報をメールヘッダから抽出して受信管理テーブル214に記録する。
(3) 翌日(2003年8月2日)、送信サーバ1の送信制御部14は、送信データ記憶部13に格納されたデータcを取り出す。ここで、データcが、この送信日の1回目の送信とする。
送信処理部141は、取り出したデータcの送信の通番を「001」とし、送信管理部142を介して送信管理テーブル143から前日(8月1日)の最後の送信データbの通番「025」を取得する。そして、データcのメールヘッダに、送信日(030802)、通番(001)、前日の最終通番(025)を設定し、データcに署名認証および暗号化を施してメール送信する。
送信管理部142は、データcの送信データ情報を送信管理テーブル143に記録する。
受信サーバ2では、上記(1)の処理と同様に、データ振り分け部211によるデータ振り分け後、受信管理部213は、所定の情報を受信管理テーブル214に記録する。セキュリティ検証部215は、データcのセキュリティ検証を行い、検証が成功したら、データcを受信データ記憶部22に格納する。
そして、受信データ保証部220は、データcのメールヘッダから、前日の最終通番「025」を取り出し、受信管理テーブル214から、前日(8月1日)の受信データ数を求める。前日の受信データ数が、前日の最終通番と等しくなければ、受信管理テーブル214の前日分の受信データの通番から欠落している通番を抽出する。
例えば、通番「003」が欠落していたら、以下のような内容を含む再送依頼を作成して送信サーバ1へメール送信する。
「依頼=再送(rereceive),<再送依頼対象データの送信データ情報(送信配送日付=030801,通番=003)>」
送信サーバ1の再送依頼処理部144は、受信サーバ2から再送依頼を受信すると、送信処理部141に再送依頼を要求する。
送信処理部141は、特定されたデータdを送信データ記憶部13から取り出す。また、送信管理部142を介して送信管理テーブル143から取得したデータdの最初の送信時の送信データ情報(030801,003)を暗号化したデータ、送信日「030802」および今回の送信の通番「005」をメールヘッダに設定して、受信サーバ2へ再送する。
受信サーバ2では、再送されたデータdを受信側メールサーバ4から取り出すと、セキュリティ検証部215は、セキュリティの検証を行って、復号したデータdを受信データ記憶部22に格納する。
また、受信管理部213はデータdのメールヘッダから送信日時、通番などの所定の情報を抽出して受信管理テーブル214に記録する。ここで、再送されたデータdのメールヘッダには、最初の送信時の送信データ情報が設定されているので、データdは、2003年08月01日の通番「003」のデータとして扱われる。
(4) 一方、支社端末5aでは、前日(030801)に送信された通番「006」のデータeが送信先を誤って送信したものであることが判明したとする。
支社端末5aが、無効化したいデータeの無効化依頼をデータエントリ部11にエントリすると、エントリ監視部12は、無効化依頼を送信データ記憶部13へ移す。
送信サーバ1の送信処理部141は、送信データ記憶部13から取り出した無効化依頼をもとに、無効化の対象とされたデータeの送信データ情報を送信管理テーブル143から取得し、以下の内容を含む無効化依頼を受信サーバ2へメール送信する。
「依頼=無効化(nullify)A,<データeの送信データ情報(送信日付=030801,通番=006,…)>」
なお、データeの送信データ情報を暗号化して送信してもよい。
受信サーバ2は、無効化依頼のメールを受信側メールサーバ4から取り出すと、セキュリティ検証部215による無効化依頼のセキュリティ検証が成功であれば、管理テーブル23にデータeの無効化依頼を登録する。
管理テーブル監視部24は、管理テーブル23を監視し無効化依頼を見つけると、管理者Aへデータeの無効化依頼を通知する。これにより、管理者Aは、データeの無効化依頼を知ることができる。
管理者Aがデータeの無効化依頼を承認した場合に、受信データ保証部220のデータ無効化部222は、該当するデータeを受信データ記憶部22から削除し、受信管理テーブル214のデータeに無効化が処理済みであることを記録する。
(5) また、支社端末5aでは、前日(030801)に送信された通番「007」のデータfの内容が誤りであることが判明したとする。
支社端末5aが、訂正したデータf’とともに置き換え依頼をデータエントリ部11にエントリする。エントリ監視部12は、置き換え依頼とデータf’とを送信データ記憶部13へ移す。
送信サーバ1の送信処理部141は、送信データ記憶部13から取り出した置き換え依頼をもとに、対象とされたデータfの送信データ情報を送信管理テーブル143から取得し、送信データ記憶部13から抽出したデータfのハッシュ値を求め、以下の内容を含む置き換え依頼を受信サーバ2へメール送信する。
「依頼=置き換え(replace)A,<データfの送信データ情報(送信日付=030801,通番=007)>,データfのハッシュ値」
受信サーバ2は、受信側メールサーバ4から置き換え依頼を取り出すと、セキュリティ検証部215により、受信データ記憶部22からデータfを取得してハッシュ値を求め、置き換え依頼に記述されたハッシュ値をチェックする。他のセキュリティ検証も成功すれば、管理テーブル23に置き換え依頼を登録する。
管理テーブル監視部24は、管理テーブル23を監視し置き換え依頼を見つけると、管理者Aへ置き換え依頼を通知する。これにより、管理者Aは、データfの置き換え依頼を知ることができる。
管理者がデータfの置き換え依頼を承認した場合に、受信データ保証部220のデータ置き換え部223は、受信データ記憶部22に格納されたデータfを送信されたデータf’に置き換え、受信管理テーブル214のデータfに置き換えが処理済みであることを記録する。
このように、従来、受信サーバ2側では、データdが送信されていたことを知ることはできなかったが、本発明では、前日の受信データの通番のチェックにより、受信すべきデータdの未受信を発見してデータ送信元の送信サーバ1にデータdの再送依頼をすることができる。
このため、受信サーバ2は、受注管理端末6が受信すべきデータを、支社端末5が送信した順序によって受信データ記憶部22に格納することができ、データ交換システムにおけるデータ交換の確実性および順序性を保持することができる。
また、送信元の依頼により既に受信したデータの無効化や置き換えの処理を行う場合に、受信サーバ2の管理者が送信元の依頼を承認するだけで、受信サーバ2において自動的に依頼対象のデータを検索し、該当するデータを無効化または置き換えるため、管理者の受信データ管理の負担を軽減することができる。
図8に、受信サーバ2におけるデータ受信およびセキュリティ検証の処理を説明するための図を示す。
送信サーバ1は、支社端末5bの2つのデータbをデータb1、データb2の順序で、支社端末5aの3つのデータaをデータa1、データa2、データa3の順序で受注管理端末6宛にメール送信したとする。受信側メールサーバ4には、データb1、データa1、データa2、データb2、データc1、データa3の順番で格納されているとする。
受信サーバ2では、受信側メールサーバ4が受信したデータを取り出し、以下のような処理を行う。
データ振り分け部211は、予め登録された送信元からのデータであるかどうかを判定する。そして、支社端末5a、5bのデータであれば、受信管理部213にデータを渡し、非登録者のデータc1を非登録データ記憶部212へ格納する。
受信管理部213は、データ振り分け部211で振り分けられたデータのメールヘッダの送信データ情報から、時間(送信日)、通番、メッセージID、送信元アドレス、送信サーバ1の識別子、データのファイル名などの所定の情報を抽出して受信管理テーブル214へ記録する。
セキュリティ検証部215は、データ振り分け部211から渡されたデータに対して復号、署名認証などを施してセキュリティの検証を行う。
ここで、データb1のセキュリティ検証が成功した場合には、データb1を受信データ記憶部22に格納する。受信管理部213は、データb1のレコードの受信状態に「受信済み」、データb1の受信データ記憶部22内の格納位置(ディレクトリ名、ファイル名など)を登録する。
その後、同じ送信元からのデータb2も、データb1と同様に処理され、受信データ記憶部22に格納される。
一方、セキュリティ検証用データ(復号キーや署名認証データなど)の設定が誤っていた場合に、セキュリティ検証部215でのセキュリティ検証に失敗することがある。例えば、セキュリティ検証でデータa1の復号が失敗したとする。
セキュリティ検証部215は、データa1を未検証データ一時記憶部217に格納して一時的に退避させ、管理テーブル23にデータa1の格納位置と退避の原因(復号エラー)を記録する。
また、受信管理部213は、セキュリティ検証失敗の通知を受けて、受信管理テーブル214のデータa1のレコードの理由コードに「復号エラー」を、受信状態に「未受信(未)」を記録する。
その後、データ振り分け部211から渡されたデータa2およびデータa3については、セキュリティ検証部215は、支社端末5aのセキュリティ検証用データの設定を更新し、復号および署名認証に成功したとする。
しかし、同じ送信先(支社端末5a)から送信されたデータa1のセキュリティ検証が失敗しているので、セキュリティ検証部215は、データa2、a3を並び替え用記憶部216に格納して退避させ、管理テーブル23にデータa2、a3それぞれの識別情報と退避の原因(データa1の退避)を記録する。
また、受信管理部213は、セキュリティ検証成功の通知を受けて、受信管理テーブル214のデータa2、a3のレコードそれぞれの検証状態に「復号済み」を、受信状態に「未受信」を記録する。
管理テーブル監視部24は、管理テーブル23を監視して、データa1の退避の原因(検証失敗)およびデータa2、a3の退避の原因(データa1の退避)から、データa1のセキュリティ検証をセキュリティ検証部215に要求する。
セキュリティ検証部215は、未検証データ一時記憶部217に格納されていたデータa1を取り出し、再度セキュリティの検証を行う。データa1のセキュリティ検証が成功したら、復号されたデータa1を受信データ記憶部22に格納し、さらに、既に復号されたデータa2、a3を並び替え用記憶部216から受信データ記憶部22に移動させて、管理テーブル23の該当するレコードを削除する。
さらに、受信管理部213は、受信管理テーブル214のデータa1、a2、a3それぞれのレコードについて、受信状態を「受信済み」に変更し、受信データ記憶部22内の格納位置を記録する。
受信データ記憶部22には、既に復号された支社端末5bからのデータ(b1、b2)が通番に従って格納されているが、さらに、支社端末5aからのデータ(a1、a2、a3)も通番の順に従って格納される。
これにより、受注管理端末6で受信データ記憶部22の受信データを参照する場合に、常に送信順序に従ったデータを参照することができ、送信順序が先立つデータa1が受信されずに後続のデータa2、データa3が先に受信されてしまうという状態の発生を防止することができる。
図9〜図11に、本発明の処理フローを示す。
図9は、送信サーバ1の処理フローを示す図である。
送信サーバ1において、送信処理部141は、送信データ記憶部13から未送信のデータを取得し(ステップS10)、データ送信の種別が、通常のデータ送信であるか、または無効化依頼もしくは置き換え依頼の送信であるかを判定する(ステップS11)。
データの送信種別が通常であれば、さらに、その日(送信日付)の最初の送信であるか否かを判定する(ステップS12)。
この日の最初の送信でなければ、送信管理部142を介して送信管理テーブル143を参照し、送信データ情報に通信相手ごとの通番を付与する(ステップS13)。一方、この日の最初の送信であれば、送信管理部142を介して送信管理テーブル143を参照し、送信データ情報に通信相手ごとの通番および前日の最終通番を付与する(ステップS14)。送信管理部142は、送信データ情報を送信管理テーブル143に記録する(ステップS15)。
その後、送信処理部141は、送信データに対して署名認証や暗号化の処理を施し(ステップS16)、暗号化したデータを送信側メールサーバ3へメール送信して(ステップS17)、処理を終了する。
一方、ステップS11の処理で、送信種別が無効化依頼もしくは置き換え依頼である場合には、さらに依頼の種類を判別する(ステップS18)。
依頼が無効化依頼であれば、送信処理部141は、送信管理部142を介して送信管理テーブル143から無効化したいデータの送信データ情報を取得する(ステップS19)。その後、ステップS12〜ステップS17の処理を行い、処理を終了する。
また、依頼が置き換え依頼であれば、送信処理部141は、送信管理部142を介して送信管理テーブル143から置き換えたいデータの送信データを取得し、送信データ記憶部13に格納された置き換えるデータのハッシュ値を求める(ステップS110)。その後、ステップS12〜ステップS17の処理を行い、処理を終了する。
図10は、受信サーバ2の処理フローを示す図である。
受信サーバ2において、受信側メールサーバ4からデータを受信すると(ステップS20)、データ振り分け部211は、送信元が登録されているかどうかを判定する(ステップS21)。
送信元が登録されていれば、受信管理部213は、メールヘッダの送信データ情報を抽出して受信管理テーブル214に記録する(ステップS22)。
さらに、セキュリティ検証部215は、データの復号および署名認証処理を行い(ステップS23)、処理が成功した場合に(ステップS24)、このデータより前に受信されたデータの復号および署名認証処理が成功しているかどうかを判定する(ステップS25)。前データの処理が成功していれば、データを受信データ記憶部22に格納する(ステップS26)。
一方、前データの処理が成功していなければ、データを並び替え用記憶部216に格納し、管理テーブル23に退避の原因を記録して(ステップS27)、処理を終了する。
また、ステップS23の復号および署名認証処理が成功しなかった場合は(ステップS24)、データを未検証データ一次記憶部217に格納し、管理テーブル23に退避の原因を記録して(ステップS28)、処理を終了する。
その後、受信管理部213は、受信データの送信種別を判定する(ステップS29)。
送信種別が通常の送信であれば、さらに、その受信データが、最初の送信であるかどうかを判定し(ステップS210)、受信データ保証部220の再送依頼部221により最初の送信であれば受信データ保証処理を行う(ステップS211)。
一方、送信種別が無効化依頼または置き換え依頼であれば、依頼を管理テーブル23に記録する(ステップS212)。その後、管理テーブル監視部24は、管理テーブルを監視して依頼を管理者へ通知する(ステップS213)。
また、ステップS21の処理で、データの送信元が登録されていなければ、データを非登録データ記憶部に格納して(ステップS214)、処理を終了する。
図11に、図10のステップS211の受信データ保証処理の処理フローを示す。
再送依頼部221では、受信管理テーブル214を参照して送信日の前日の受信データ数を算出し(ステップS30)、前日の受信データ数が最終通番の値と等しくなければ(ステップS31)、前日の受信データ中で欠落している通番のデータの再送を送信サーバ1に依頼して(ステップS32)、処理を戻す。
図12は、送信サーバ1の送信制御部14で作成されるメール形式のデータ例を示す。図12に示すデータでは、メールヘッダの部分に、送信日時、送信先の識別情報、通番、前日の最終通番などの所定の送信データ情報が設定される。また、ヘッダに続く部分には、セキュリティ検証のために、署名データ、メッセージIDの暗号化データが設定される。
図13は、受信管理テーブル214に記録されるデータ例を示す。
受信管理テーブル214には、受信サーバ2が登録された支社端末5からのデータを受信するたびに受信データから抽出された所定の情報は、相手先を管理する通信相手管理テーブル214aおよびデータ交換を日付単位で管理する日付単位管理テーブル214bを介して、実データ管理テーブル214cに格納される。さらに、実データ管理テーブル214cには、受信不可能となった理由コード、バックアップファイル名、格納ファイル名、データの処理状態(状態)、位置管理、受信状態(受信)などが設定される。
日付単位管理テーブル214bの日付=20030706に対応する実データ管理テーブル214cは、4つのデータを受信していることを示す。
実データ管理テーブル214cの番号=1のレコードは、受信サーバ2が最初に取り出したデータであって、復号処理を行ったが署名認証エラーにより未検証データ一次記憶部217に退避されて、受信データ記憶部22に格納できなかったデータであることを示す。
また、番号=2のレコードは、2番目に取り出したデータであり、最初のデータの署名認証エラーにより並び替え用記憶部216に退避されて、受信データ記憶部22に格納できなかったデータであることを示す。
番号=3のレコードは、受信サーバ2が3番目に取り出した置き換え依頼であって、置き換える対象は、最初に取り出したデータ(番号=1)、すなわち通番「0001」のデータであり、復号・署名認証の処理および置き換え処理が未だ行われていないことを示す。
番号=4のレコードは、同様に、2番目に受信したデータ(番号=2、通番=0002)の置き換え依頼であって、復号・署名認証の処理および置き換え処理が未だ行われていないことを示す。
日付単位管理テーブル214bの日付=20030707に対応する実データ管理テーブル214cは、1つのデータを受信していることを示す。
実データ管理テーブル214cの番号=1のレコードは、受信サーバ2が最初に取り出したデータであって、送信日内で1番目に送信されたデータであり、復号・署名認証が成功し、受信データ記憶部22に格納されていることを示す。なお、このデータに設定された前日の最終通番により、前日の受信データ保証処理が行われる。
以上、本発明をその実施の形態により説明したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
例えば、本例では、送信側メールサーバ3および受信側メールサーバ4は、受信/送信プロトコルとしてSMTPおよびPOPを用いるメール交換システムであって、送信サーバ1および受信サーバ2は、SMTPおよびPOPを用いたメールを処理するものとして説明した。しかし、送信サーバ1および受信サーバ2は、非同期のデータ交換によるデータ交換システムで使用される他のプロトコルを用いて同様の処理を行うことが可能である。
また、本発明は、コンピュータにより読み取られ実行される処理プログラムまたはスクリプトとして実施するものであるが、本発明を実現する処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な、可搬媒体メモリ、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、または、通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供されるものである。
本発明の形態および実施例の特徴を列記すると以下のとおりである。
(付記1) 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記送信サーバに実行させるためのプログラムであって、
データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加する処理と、
前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施す処理と、
前記データをメール送信する処理と、
前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録する処理と、
前記送信日および前記前日に送信したデータを送信データ記憶部に格納する処理と、
前記受信サーバから、送信日および通番により特定されたデータの再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する処理とを、
前記送信サーバに実行させることを
特徴とする送信サーバ用データ交換処理プログラム。
(付記2) 前記付記1記載の送信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、
前記受信サーバが、自サーバ内で受信および保管するデータを無効化する処理を依頼する無効化依頼または他のデータと置き換える処理を依頼する置き換え依頼のいずれかを、依頼対象を特定する前記送信日および前記通番とともに、前記受信サーバ宛へメール送信する処理を、
前記送信サーバに実行させる
ことを特徴とする送信サーバ用データ交換処理プログラム。
(付記3) 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記受信サーバに実行させるためのプログラムであって、
前記電子メールシステムのメールサーバから、データ送信元情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報が付加されたデータを取り出す処理と、
前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を受信管理テーブルに記録する処理と、
前記データのセキュリティ検証を行う処理と、
前記セキュリティ検証が成功したデータを受信データ記憶部に格納する処理と、
前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信する処理とを、
前記受信サーバに実行させる
ことを特徴とする受信サーバ用データ交換処理プログラム。
(付記4) 前記付記3記載の受信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、
前記送信サーバから、送信日および通番で特定された前記受信データ記憶部に格納されたデータに対する無効化処理または置き換え処理の依頼を受信した場合に、依頼が無効化であれば前記受信データ記憶部から該当するデータを削除し、または、依頼が置き換えであれば前記受信データ記憶部の該当するデータを別データと置き換える処理を、
前記受信サーバに実行させる
ことを特徴とする受信サーバ用データ交換処理プログラム。
(付記5) 前記付記3記載の受信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、
前記セキュリティ検証の処理の過程で、さらに、
前記データのセキュリティ検証が失敗した場合に、前記データを未検証データ一時記憶部に格納して退避させ、前記データの識別情報および退避原因を管理テーブルに記録する処理と、
前記データと同一送信元から続けて送信されたデータであってセキュリティ検証が成功したデータを、並び替え用記憶部に格納して退避させ、前記データの識別情報および退避原因を管理テーブルに記録する処理と、
前記未検証データ一時記憶部に退避させた前記データのセキュリティ検証が成功した場合に、当該データおよび前記並び替え用記憶部に退避させたデータを受信データ記憶部に格納する処理とを、
前記受信サーバに実行させる
ことを特徴とする受信サーバ用データ交換処理プログラム。
(付記6) 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記送信サーバに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加する処理と、
前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施す処理と、
前記データをメール送信する処理と、
前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録する処理と、
前記送信日および前記前日に送信したデータを送信データ記憶部に格納する処理と、
前記受信サーバから、送信日および通番により特定されたデータの再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する処理とを、
前記送信サーバに実行させる送信サーバ用データ交換処理プログラムを記録した記録媒体。
(付記7) 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記受信サーバに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
前記電子メールシステムのメールサーバから、データ送信元情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報が付加されたデータを取り出す処理と、
前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を受信管理テーブルに記録する処理と、
前記データのセキュリティ検証を行う処理と、
前記セキュリティ検証が成功したデータを受信データ記憶部に格納する処理と、
前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信する処理とを、
前記受信サーバに実行させる受信サーバ用データ交換処理プログラムを記録した記録媒体。
(付記8) 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理方法であって、
前記送信サーバにおいて、
データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加し、
前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施し、
前記データをメール送信し、
前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録し、
前記送信日および前記前日に送信したデータを送信データ記憶部に記憶し、
前記受信サーバにおいて、
前記電子メールシステムのメールサーバから、前記送信データ情報が付加されたデータを取り出し、
前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を受信管理テーブルに記録し、
前記データのセキュリティ検証を行い、
前記セキュリティ検証が成功したデータを受信データ記憶部に格納し、
前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信し、
前記送信サーバにおいて、
前記受信サーバから前記再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する
ことを特徴とするデータ交換処理方法。
(付記9) 電子メールシステムを通じて非同期に電子通商取引に関するデータを交換する送信サーバであって、
データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加する処理手段と、
前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施す処理手段と、
前記データをメール送信する処理手段と、
前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録する処理手段と、
前記送信日および前記前日に送信したデータを格納する送信データ記憶手段と、
前記受信サーバから、送信日および通番により特定されたデータの再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する処理手段とを、備える
ことを特徴とする送信サーバ。
(付記10) 電子メールシステムを通じて非同期に電子通商取引に関するデータを交換する受信サーバであって、
前記電子メールシステムのメールサーバから、データ送信元情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報が付加されたデータを取り出す処理手段と、
前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を記録する受信管理テーブル記録手段と、
前記データのセキュリティ検証を行う処理手段と、
前記セキュリティ検証が成功したデータを格納する受信データ記憶手段と、
前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信する処理手段とを、備える
ことを特徴とする受信サーバ。
本発明を実施するデータ交換システムの構成例を示す図。 送信制御部の内部構成例を示す図。 受信制御部の内部構成例を示す図。 送信制御部において変換されたデータのメールヘッダのデータ項目例を示す図。 受信管理テーブルを構成する各テーブルの関係を示す図。 受信管理テーブルのデータ構成例を示す図。 送信サーバと受信サーバとのデータ交換の処理の流れを示す図。 受信サーバにおけるデータ受信およびセキュリティ検証の処理を説明するための図。 送信サーバの処理フローを示す図。 受信サーバの処理フローを示す図。 ステップS211の受信データ保証処理の処理フローを示す図。 送信サーバの送信制御部で作成されるメール形式のデータ例を示す図。 受信管理テーブルに記録されるデータ例を示す図。
符号の説明
1 送信サーバ
11 データエントリ部
12 エントリ監視部
13 送信データ記憶部
14 送信制御部
141 送信処理部
142 送信管理部
143 送信管理テーブル
144 再送依頼処理部
2 受信サーバ
21 受信制御部
211 データ振り分け部
212 非登録データ記憶部
213 受信管理部
214 受信管理テーブル
215 セキュリティ検証部
216 並び替え用記憶部
217 未検証データ一時記憶部
220 受信データ保証部
221 再送依頼部
222 データ無効化部
223 データ置き換え部
22 受信データ記憶部
23 管理テーブル
24 管理テーブル監視部
3 送信側メールサーバ
4 受信側メールサーバ
5a、5b 支社端末
6 受注管理端末
7 管理者端末

Claims (5)

  1. 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記送信サーバに実行させるためのプログラムであって、
    データの送信先情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報を送信するデータに付加する処理と、
    前記データに対してセキュリティ検証用の処理を施す処理と、
    前記データをメール送信する処理と、
    前記送信データ情報を送信管理テーブルに記録する処理と、
    前記送信日および前記前日に送信したデータを送信データ記憶部に格納する処理と、
    前記受信サーバから、送信日および通番により特定されたデータの再送依頼を受信した場合に、前記送信日および前記通番を用いて前記送信データ記憶部から該当する再送対象のデータを取り出し、前記受信サーバ宛に前記再送対象データをメール送信する処理とを、
    前記送信サーバに実行させることを
    特徴とする送信サーバ用データ交換処理プログラム。
  2. 請求項1記載の送信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、
    前記受信サーバが、自サーバ内で受信および保管するデータを無効化する処理を依頼する無効化依頼または他のデータと置き換える処理を依頼する置き換え依頼のいずれかを、依頼対象を特定する前記送信日および前記通番とともに、前記受信サーバ宛へメール送信する処理を、
    前記送信サーバに実行させる
    ことを特徴とする送信サーバ用データ交換処理プログラム。
  3. 電子メールシステムを通じて非同期にデータ交換を行う送信サーバおよび受信サーバを備えて、前記送信サーバおよび前記受信サーバ間で電子通商取引に関するデータを交換するデータ交換処理を、前記受信サーバに実行させるためのプログラムであって、
    前記電子メールシステムのメールサーバから、データ送信元情報、前記送信サーバの識別情報、前記受信サーバの識別情報、データが送信された月日を示す送信日、同一送信日内において送信先ごとのデータの送信順序を連続番号で示す通番、および前記送信日の前日内の最後に送信されたデータの通番である最終通番を含む送信データ情報が付加されたデータを取り出す処理と、
    前記データに付加された送信データ情報および受信の状況を管理する情報を受信管理テーブルに記録する処理と、
    前記データのセキュリティ検証を行う処理と、
    前記セキュリティ検証が成功したデータを受信データ記憶部に格納する処理と、
    前記データの通番が送信日の最初の送信を示す値である場合に、前記データの最終通番を取得し、前記最終通番が前記受信管理テーブルの記録された前記送信日の前日の受信データ数と等しくないときは、前記前日に受信されたデータの通番から欠落した通番を抽出して、前記欠番通番に対応するデータの再送依頼を前記送信サーバ宛へメール送信する処理とを、
    前記受信サーバに実行させる
    ことを特徴とする受信サーバ用データ交換処理プログラム。
  4. 請求項3記載の受信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、
    前記送信サーバから、送信日および通番で特定された前記受信データ記憶部に格納されたデータに対する無効化処理または置き換え処理の依頼を受信した場合に、依頼が無効化であれば前記受信データ記憶部から該当するデータを削除し、または、依頼が置き換えであれば前記受信データ記憶部の該当するデータを別データと置き換える処理を、
    前記受信サーバに実行させる
    ことを特徴とする受信サーバ用データ交換処理プログラム。
  5. 請求項3記載の受信サーバ用データ交換処理プログラムにおいて、
    前記セキュリティ検証の処理の過程で、さらに、
    前記データのセキュリティ検証が失敗した場合に、前記データを未検証データ一時記憶部に格納して退避させ、前記データの識別情報および退避原因を管理テーブルに記録する処理と、
    前記データと同一送信元から続けて送信されたデータであってセキュリティ検証が成功したデータを、並び替え用記憶部に格納して退避させ、前記データの識別情報および退避原因を管理テーブルに記録する処理と、
    前記未検証データ一時記憶部に退避させた前記データのセキュリティ検証が成功した場合に、当該データおよび前記並び替え用記憶部に退避させたデータを受信データ記憶部に格納する処理とを、
    前記受信サーバに実行させる
    ことを特徴とする受信サーバ用データ交換処理プログラム。
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