JP2005107472A - 眼鏡用防塵具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 常時使用している眼鏡(特に、度付き眼鏡)を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡用防塵具を提供する。
【解決手段】 眼鏡用防塵具1は、眼鏡3に対して取り付けられた状態において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材11、12と、左右一対の筒状部材11、12を互いに連結する伸縮自在の連結部材13と、左右一対の筒状部材11、12のそれぞれに取り付けられ、眼鏡3の左右一対のパッド33、34を狭持するための狭持部材14、15とを備え、眼鏡3に対して着脱自在に取り付けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具に関し、特に、常時使用している眼鏡(度付き眼鏡)を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡用防塵具に関する。
従来より、花粉の他、粉塵、飛翔、風圧等から目を保護するべく、種々の防塵眼鏡が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
図3に示すように、例えば、従来提案され実用化されている防塵眼鏡2は、それ自体で眼鏡として装着し、顔部に固定できるように、耳に係合させるために湾曲した耳掛け部を有するテンプル21を備えた構成である。ここで、眼鏡(特に、度付きの眼鏡の場合に問題となる)を使用している者にとって、花粉等から目を保護するべく防塵眼鏡2を装着するには、使用している度付き眼鏡の上から更に防塵眼鏡2を装着するか、或いは、使用している度付き眼鏡を外した上で防塵眼鏡2を装着する必要が生じる。
しかしながら、度付き眼鏡の上から更に防塵眼鏡2を装着する場合には、度付き眼鏡のテンプルと防塵眼鏡2のテンプル21とが重なり合うため、違和感を生じるのみならず、防塵眼鏡2のテンプルが耳に密着せず外れたり位置ずれを生じたりし易いため、防塵機能が損なわれるという問題がある。また、度付き眼鏡と防塵眼鏡2とは別体であり、相互に連動するものではないため、互いの装着位置を調整し難く、ひいては防塵眼鏡2と顔部との間に広い隙間が生じ易くなる結果、防塵機能が損なわれるという問題もある。このような防塵機能の低下を少しでも抑止するべく、防塵眼鏡2の前枠22を顔部側に過度に押し付けると、度付き眼鏡も顔部側に過度に押し付けられる結果、圧迫感が増し使用者に不快感を与えてしまうという問題もある。
一方、使用している度付き眼鏡を外した上で防塵眼鏡2を装着する場合には、上記問題は生じないものの、当然に視力低下の問題を生じるため実用的ではない。防塵眼鏡2自体を度付き眼鏡とする構成も考えられるが、コストが掛ってしまうという問題がある。
従って、常時使用している眼鏡(度付き眼鏡)に対して着脱自在に取り付けることが可能な眼鏡用防塵具を提案することが望まれている。
ここで、眼鏡に対して着脱自在に取り付け可能な構成を有するものとしては、従来より、いわゆる前掛眼鏡が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、斯かる前掛眼鏡は、サングラスを掛けた状態を得る目的で、或いは、度付き眼鏡の視力矯正を図る等の目的で提案されたものであって、眼鏡に対して着脱自在に取付可能であるものの、眼鏡に対して何ら防塵機能を奏するものではない。
特開平10−328230号公報 特開2001−343618号公報 実用新案登録第3057852号公報
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、常時使用している眼鏡(特に、度付き眼鏡)を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡用防塵具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明は、眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具であって、眼鏡に対して取り付けられた状態において、前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材と、前記左右一対の筒状部材を互いに連結する伸縮自在の連結部材と、前記左右一対の筒状部材のそれぞれに取り付けられ、前記眼鏡の左右一対のパッドを狭持するための狭持部材とを備えることを特徴とする眼鏡用防塵具を提供するものである。
本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡(特に、度付き眼鏡を対象とするのに好適である)に対して取り付けられた状態において、眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置する左右一対の筒状部材を備えるため、眼鏡用防塵具を取り付けた眼鏡を装着した場合、当該眼鏡のレンズと前記筒状部材とによって眼の周囲は覆われ、防塵機能を奏することになる。ここで、筒状部材の少なくとも後方周縁部(顔部に当接する部分となる)が弾性体から形成されているため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。また、前記左右一対の筒状部材を互いに連結する伸縮自在の連結部材と、前記左右一対の筒状部材のそれぞれに取り付けられ、前記眼鏡の左右一対のパッドを狭持するための狭持部材とを備えるため、連結部材を伸縮させて筒状部材ひいては狭持部材の位置を調整し、パッドを狭持部材で狭持することにより、眼鏡用防塵具は眼鏡に取り付けられることになる。従って、眼鏡と取り付けられた眼鏡用防塵具とは連動することになり装着位置を調整し易くなる(眼鏡の装着位置を調整するだけで良い)他、眼鏡用防塵具自体には顔部に固定するためのテンプルは不要であるため、防塵機能を損なわないという利点を有する。また、眼鏡を装着したままの状態で良いため、筒状部材に度付きレンズを取り付ける必要が無く、安価であるという利点も有する。さらには、連結部材を伸縮させることにより筒状部材や狭持部材の位置を調整可能であるため、必ずしも眼鏡の前枠の形状(ウェリントン、ボストン、スクェア、オーバル、ロイドなど)毎に独立別個に眼鏡用防塵具を用意する必要が無く自由度が高いという利点も有する。換言すれば、取り付け対象とする種々の眼鏡のうち最もレンズ寸法が小さな眼鏡よりも小さな断面寸法を有するように筒状部材を形成すると共に、連結部材の伸縮範囲を種々の眼鏡のレンズの左右間距離の変動範囲に適合するように設定すれば、前記取り付け対象とする全ての眼鏡に対して一種類の眼鏡用防塵具を用意するだけで足りることになる。従って、眼鏡使用者にとっては、特に複数の眼鏡を保有する場合に、各眼鏡に応じて複数の眼鏡用防塵具を購入する必要が無く経済的であると共に、眼鏡用防塵具の販売者側にとっては、複数種の眼鏡用防塵具を在庫しておく必要が無く在庫管理の手間が少なくて済むという利点が得られる。なお、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡のレンズと筒状部材とによって眼の周囲が覆われるため、覆われた空間内の湿度を保持し易く、冬場における眼の乾燥防止を図ることも可能である。
好ましくは、前記筒状部材は、硬質性の材料から形成された環状部材と、当該環状部材の周縁部から後方に延設された弾性部材とを備え、前記連結部材は、前記環状部材に取り付けられる。
斯かる発明によれば、筒状部材が硬質性の材料から形成された環状部材を備え、連結部材が前記環状部材に取り付けられるため、連結部材を伸縮させて筒状部材の位置を調整する際に、筒状部材の形状を保持し易く、取り付けが容易であるという利点を有する。また、筒状部材は、環状部材の周縁部から後方に延設された弾性部材を備え、当該弾性部材が顔部に当接することになるため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。
好ましくは、透明な材料から形成され、前記筒状部材の前方開口部を閉塞する眼鏡部材を更に備えるように構成される。
斯かる発明によれば、筒状部材の前方開口部を閉塞する眼鏡部材を備えるため、例え眼鏡のレンズと筒状部材の前端部との間に隙間が生じたとしても、筒状部材の前方開口部から花粉や粉塵等が筒状部材内部に進入することがなく、防塵機能を更に向上させることが可能である。また、眼鏡部材が透明な材料から形成されるため、眼鏡の視認性を損なうこともない。
好ましくは、前記狭持部材は、前記眼鏡の左右一対のパッドに対向する面が凹凸形状に形成される。
斯かる発明によれば、狭持部材のパッドに対向する面が凹凸形状に形成されるため、パッドを狭持した際に、パッドに対する狭持部材の位置がずれ難く、ひいては眼鏡用防塵具が眼鏡からずれ難くなり、取り付けを確実にすることが可能である。
好ましくは、前記筒状部材は、後方周縁部から外方又は内方に向けて平面状に突設され、弾性体から形成された鍔部を備えるように構成される。
斯かる発明によれば、眼鏡用防塵具を取り付けた眼鏡を装着した場合、平面状に突設された鍔部に顔部が当接することになる。すなわち、眼鏡防塵具と顔部とが鍔部で面接触することになるため、顔部への密着性が高まり防塵機能をより一層向上させることができると共に、使用者が違和感をより一層感じ難いという利点を有する。
好ましくは、前記筒状部材の前方周縁部に取り付けられた粘着材を更に備えるように構成される。
斯かる発明によれば、筒状部材の前方周縁部に粘着材が取り付けられているため、眼鏡用防塵具を眼鏡に取り付ける際に粘着材を眼鏡のレンズ後面に対して押圧すれば、当該粘着材の粘着力によって筒状部材がレンズ後面にしっかりと固定されるという利点を有する。なお、粘着材としては、例えば、再粘着性を有するポリウレタン樹脂を好適に用いることができる。
以上に説明したように、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡に対して取り付けられた状態において、眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置する左右一対の筒状部材を備えるため、眼鏡用防塵具を取り付けた眼鏡を装着した場合、当該眼鏡のレンズと前記筒状部材とによって眼の周囲は覆われ、防塵機能を奏することになる。ここで、筒状部材の少なくとも後方周縁部が弾性体から形成されているため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。また、前記左右一対の筒状部材を互いに連結する伸縮自在の連結部材と、前記左右一対の筒状部材のそれぞれに取り付けられ、前記眼鏡の左右一対のパッドを狭持するための狭持部材とを備えるため、連結部材を伸縮させて筒状部材ひいては狭持部材の位置を調整し、パッドを狭持部材で狭持することにより、眼鏡用防塵具は眼鏡に取り付けられることになる。従って、眼鏡と取り付けられた眼鏡用防塵具とは連動することになり装着位置を調整し易くなる他、眼鏡用防塵具自体には顔部に固定するためのテンプルは不要であるため、防塵機能を損なわないという利点を有する。また、眼鏡を装着したままの状態で良いため、筒状部材に度付きレンズを取り付ける必要が無く、安価であるという利点も有する。さらには、連結部材を伸縮させることにより筒状部材や狭持部材の位置を調整可能であるため、必ずしも眼鏡の前枠の形状毎に独立別個に眼鏡用防塵具を用意する必要が無く自由度が高いという利点も有する。換言すれば、取り付け対象とする種々の眼鏡のうち最もレンズ寸法が小さな眼鏡よりも小さな断面寸法を有するように筒状部材を形成すると共に、連結部材の伸縮範囲を種々の眼鏡のレンズの左右間距離の変動範囲に適合するように設定すれば、前記取り付け対象とする全ての眼鏡に対して一種類の眼鏡用防塵具を用意するだけで足りることになる。従って、眼鏡使用者にとっては、特に複数の眼鏡を保有する場合に、各眼鏡に応じて複数の眼鏡用防塵具を購入する必要が無く経済的であると共に、眼鏡用防塵具の販売者側にとっては、複数種の眼鏡用防塵具を在庫しておく必要が無く在庫管理の手間が少なくて済むという利点が得られる。なお、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡のレンズと筒状部材とによって眼の周囲が覆われるため、覆われた空間内の湿度を保持し易く、冬場における眼の乾燥防止を図ることも可能である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る眼鏡用防塵具の概略構成を示す図であり、(a)は正面図を、(b)は平面図を、(c)は眼鏡用防塵具が備える連結部材の拡大図を、それぞれ示す。また、図2は、本実施形態に係る眼鏡用防塵具を眼鏡に対して取り付けた状態を概略的に示す背面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、眼鏡(度付き眼鏡)3に対して取り付けられた状態(図2に示す状態)において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方(図2の紙面手前側)にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材11、12と、左右一対の筒状部材11、12を互いに連結する伸縮自在の連結部材13と、左右一対の筒状部材11、12のそれぞれに取り付けられ、眼鏡3の左右一対のパッド33、34を狭持するための狭持部材14、15とを備えている。
より具体的には、本実施形態に係る筒状部材11は、硬質性を有する材料から形成された環状部材111と、環状部材111の周縁部から後方に延設された弾性部材112とを備えている。また、筒状部材12も同様に、硬質性を有する材料から形成された環状部材121と、環状部材121の周縁部から後方に延設された弾性部材122とを備えている。連結部材13は、その両端が環状部材111、121の上縁部にそれぞれ取り付けられている。なお、連結部材13と環状部材111、121との取付方法としては、例えば、連結部材13を金属製とし、環状部材111、121を樹脂製とした場合には、連結部材13の両端部をフック状に形成し、環状部材111、121の上縁に設けた孔部(図示せず)に当該フック状の両端部を嵌め込んでかしめる方法などを採用することが可能である。また、挟持部材14、15は、環状部材111、121の内方の縁部にそれぞれ取り付けられている。狭持部材14、15と環状部材111、121の取付方法としては、例えば、両者を接着剤で接着させる方法などを採用することが可能である。なお、環状部材111、121としては、硬質性を有する種々の材料から形成可能であるが、成形容易であることが好ましいため、例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などから形成される。また、弾性部材112、122としては、例えば、硬質ゴム、スポンジゴム、シリコンゴムなどの種々の弾性材料から形成可能である。環状部材111、121と、弾性部材112、122とは、接着材を用いて互いに接合したり、或いは、弾性部材112、122の環状部材111、121の周縁部と対向する箇所に溝を形成し、当該溝に環状部材111、121を嵌め込む等により、互いに結合すれば良い。
また、本実施形態に係る連結部材13は、金属製とされており、図1(c)に示すように、環状部材111の上縁部に基端が固定されて環状部材121に向かって延びるアーム部材131と、アーム部材131の軸線方向に延びる略矩形状の支持枠132と、環状部材121の上縁部に基端が固定されて環状部材111に向かって延びる軸杆133と、支持枠132と軸杆133との間に介装されるコイルバネ134とを備えている。
略矩形状の支持枠132は、前後に平行に配置された案内杆132a、132bと、これら案内杆132a、132bの基端及び先端をそれぞれ互いに連結する連結片132c、132dとを備えている。なお、連結片132cには、アーム部材131の先端が連結されている。
連結片132dには、その略中央部分に設けられた挿通孔(図示せず)を介して軸杆133が挿通している。また、軸杆133の先端には、案内杆132a、132bに案内されて摺動する摺動片135が取り付けられている。より具体的には、摺動片135には、その両端部に案内孔(図示せず)が設けられており、当該案内孔に案内杆132a、132bが挿通した状態とされている。
コイルバネ134は、軸杆133が挿通した状態で、摺動片135と連結片132dとの間に介装されている。
以上の構成を有する連結部材3によれば、左右一対の筒状部材11、12を互いに離間する方向に引っ張ることにより、コイルバネ134が摺動片135と連結片132dとの間で圧縮された状態となり、左右一対の筒状部材11、12を互いに近づける方向の付勢力が作用することになる。従って、パッド33、34の離間距離以上に狭持部材14、15が離間するように筒状部材11、12を引っ張った後、挟持部材14、15の間にパッド33、34を位置決めすれば、前記付勢力によって確実にパッド33、34を挟持することが可能である。
以上のように、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、眼鏡3に対して取り付けられた状態において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ位置する左右一対の筒状部材11、12を備えるため、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡3を装着した場合、眼鏡のレンズ31、32と筒状部材11、12とによって眼の周囲は覆われ、防塵機能を奏することになる。ここで、筒状部材11、12の少なくとも後方周縁部(本実施形態では、弾性部材112、113)が弾性体から形成されているため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。また、前記左右一対の筒状部材11、12を互いに連結する伸縮自在の連結部材13と、左右一対の筒状部材11、12のそれぞれに取り付けられ、眼鏡3の左右一対のパッド33、34を狭持するための狭持部材14、15とを備えるため、連結部材13を伸縮させて筒状部材11、12ひいては狭持部材14、15の位置を調整し、パッド33、34を狭持部材14、15で狭持することにより、眼鏡用防塵具1は眼鏡3に取り付けられることになる。従って、眼鏡3と取り付けられた眼鏡用防塵具1とは連動することになり装着位置を調整し易くなる(眼鏡3の装着位置を調整するだけで良い)他、眼鏡用防塵具1自体には顔部に固定するためのテンプルは不要であるため、防塵機能を損なわないという利点を有する。また、眼鏡3を装着したままの状態で良いため、筒状部材11、12に度付きレンズを取り付ける必要が無く、安価であるという利点も有する。
また、連結部材13を伸縮させることにより筒状部材11、12や狭持部材14、15の位置(離間距離)を調整可能であるため、必ずしも眼鏡3の前枠の形状(ウェリントン、ボストン、スクェア、オーバル、ロイドなど)毎に独立別個に眼鏡用防塵具1を用意する必要が無く自由度が高いという利点も有する。換言すれば、取り付け対象とする種々の眼鏡3のうち最もレンズ寸法が小さな眼鏡よりも小さな断面寸法を有するように筒状部材11、12(環状部材111、121)を形成すると共に、連結部材13の伸縮範囲を種々の眼鏡3のレンズ31、32の左右間距離の変動範囲に適合するように設定すれば、前記取り付け対象とする全ての眼鏡3に対して一種類の眼鏡用防塵具1を用意するだけで足りることになる。従って、眼鏡使用者にとっては、特に複数の眼鏡3を保有する場合に、各眼鏡3に応じて複数の眼鏡用防塵具1を購入する必要が無く経済的であると共に、眼鏡用防塵具1の販売者側にとっては、複数種の眼鏡用防塵具1を在庫しておく必要が無く在庫管理の手間が少なくて済むという利点が得られる。さらに、本実施形態では、筒状部材11、12が硬質性の材料から形成された環状部材111、121を備え、連結部材13が環状部材111、121に取り付けられるため、連結部材13を伸縮させて筒状部材11、12の位置を調整する際に、筒状部材11、12の形状を保持し易く、取り付けが容易であるという利点も有する。
なお、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、透明な材料から形成され、筒状部材11、12の前方開口部を閉塞する眼鏡部材16、17を備えている。眼鏡部材16、17としては、透明である限りにおいて種々の材料から形成することが可能であり、例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などから形成される。本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、筒状部材11、12の前方開口部を閉塞する眼鏡部材16、17を備えるため、例え眼鏡3のレンズ31、32と筒状部材11、12の前端部(環状部材111、121)との間に隙間が生じたとしても、筒状部材11、12の前方開口部から花粉や粉塵等が筒状部材11、12内部に進入することがなく、防塵機能を更に向上させることが可能である。また、眼鏡部材16、17が透明な材料から形成されるため、眼鏡3の視認性を損なうこともない。
また、本実施形態に係る挟持部材14、15は、眼鏡3の左右一対のパッド33、34に対向する面が凹凸形状に形成されている。従って、パッド33、34を狭持した際に、パッド33、34と挟持部材14、15との間の摩擦抵抗が強まることになり、パッド33、34に対する狭持部材14、15の位置がずれ難く、ひいては眼鏡用防塵具1が眼鏡3からずれ難くなり、取り付けを確実にすることが可能である。
さらに、本実施形態に係る筒状部材11、12は、後方周縁部11a、12aから外方又は内方に向けて(本実施形態では内方に向けて)平面状に突設され、弾性体から形成された鍔部112a、122aを備えている。換言すれば、弾性部材112、122が平面状の鍔部112a、122aを備えている。従って、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡3を装着した場合、平面状に突設された鍔部112a、122aに顔部が当接することになる。すなわち、眼鏡用防塵具1と顔部とが鍔部112a、122aで面接触することになるため、顔部への密着性が高まり防塵機能をより一層向上させることができると共に、使用者が違和感をより一層感じ難いという利点を有する。
なお、筒状部材11、12(環状部材111、121)の前方周縁部に粘着材を取り付ける構成を採用することが好ましい。斯かる構成によれば、眼鏡用防塵具1を眼鏡3に取り付ける際に粘着材を眼鏡3のレンズ31、32後面に対して押圧すれば、当該粘着材の粘着力によって筒状部材11、12がレンズ31、32後面にしっかりと固定されるという利点を有する。なお、粘着材としては、例えば、再粘着性を有するポリウレタン樹脂を好適に用いることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る眼鏡用防塵具の概略構成を示す図である。 図2は、図1に示す眼鏡用防塵具を眼鏡に対して取り付けた状態を概略的に示す背面図である。 図3は、従来の防塵眼鏡の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…眼鏡用防塵具
11、12…筒状部材
13…連結部材
14、15…挟持部材
16、17…眼鏡部材
111、121…環状部材
112、122…弾性部材
112a、122a…鍔部

Claims (6)

  1. 眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具であって、
    眼鏡に対して取り付けられた状態において、前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材と、
    前記左右一対の筒状部材を互いに連結する伸縮自在の連結部材と、
    前記左右一対の筒状部材のそれぞれに取り付けられ、前記眼鏡の左右一対のパッドを狭持するための狭持部材とを備えることを特徴とする眼鏡用防塵具。
  2. 前記筒状部材は、硬質性の材料から形成された環状部材と、当該環状部材の周縁部から後方に延設された弾性部材とを備え、
    前記連結部材は、前記環状部材に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡用防塵具。
  3. 透明な材料から形成され、前記筒状部材の前方開口部を閉塞する眼鏡部材を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡用防塵具。
  4. 前記狭持部材は、前記眼鏡の左右一対のパッドに対向する面が凹凸形状に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の眼鏡用防塵具。
  5. 前記筒状部材は、後方周縁部から外方又は内方に向けて平面状に突設され、弾性体から形成された鍔部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の眼鏡用防塵具。
  6. 前記筒状部材の前方周縁部に取り付けられた粘着材を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の眼鏡用防塵具。


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