JP2005107076A - バイアス回路及び表示装置駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数を増加させることなく、駆動IC間で発生するバイアス電圧のばらつきを抑制した表示装置駆動回路を提供する。
【解決手段】 表示装置駆動回路100は、それぞれバイアス回路110を内蔵する、複数の駆動IC101を有する。各バイアス回路110は、チップセレクト端子T2から入力されるチップセレクト信号に基づいて、入力端子T1から入力する電流、又は、外部抵抗接続端子T3に接続された抵抗素子102に流れる基準電流に応じたバイアス電圧を発生する。第1の駆動IC101(1)のバイアス回路110は、抵抗素子102に流れる基準電流に応じたバイアス電圧が発生し、第2及び第3の駆動IC101(2)、101(3)のバイアス回路110は、それぞれ、第1の駆動IC101(1)の出力端子T4から出力された、基準電流に依存する電流に応じたバイアス電圧を発生する。
【選択図】 図1
【解決手段】 表示装置駆動回路100は、それぞれバイアス回路110を内蔵する、複数の駆動IC101を有する。各バイアス回路110は、チップセレクト端子T2から入力されるチップセレクト信号に基づいて、入力端子T1から入力する電流、又は、外部抵抗接続端子T3に接続された抵抗素子102に流れる基準電流に応じたバイアス電圧を発生する。第1の駆動IC101(1)のバイアス回路110は、抵抗素子102に流れる基準電流に応じたバイアス電圧が発生し、第2及び第3の駆動IC101(2)、101(3)のバイアス回路110は、それぞれ、第1の駆動IC101(1)の出力端子T4から出力された、基準電流に依存する電流に応じたバイアス電圧を発生する。
【選択図】 図1
Description
本発明はバイアス回路に関し、更に詳しくは、信号線に供給する信号のレベルを定めるバイアス回路に関する。本発明は、更に、バイアス回路を備える駆動ICを複数有する表示装置駆動回路に関する。
一般に、液晶表示装置や有機ELディスプレイ等の表示装置では、マトリクス状に配列される画素の各列に対応してデータ線が配設されており、各データ線は、駆動用ICにより画像信号が供給される。通常、駆動ICには、バイアス回路が設けられており、このバイアス回路が生成するバイアス電圧によって、例えば、同じ階調を表示すべき画素に接続されるデータ線に、同じ信号レベルのデータを供給できるようになっている。
図9は、従来の一般的なバイアス回路を示している。第1ミラー回路211は、抵抗素子213を流れる基準電流I21をリファレンス側として、基準電流I21に応じた電流を生成し、生成した電流I22を第2ミラー回路212に向けて出力する。第2ミラー回路212は、第1ミラー回路211から入力した電流I22をリファレンス側とし、出力側に接続されたp−MOS214に、電流I22の大きさに応じた電流I23を流す。第2ミラー回路212及びp−MOS214のゲートからそれぞれ出力されたバイアス電圧は、駆動IC内のデータ線に供給する信号のレベルを決定するトランジスタ素子(図示せず)に入力される。
ところで、表示装置では、画像の高精細化が進んでおり、このため、表示装置では、画素数の増加に伴い、データ線を駆動する駆動ICが複数配置されることが多くなっている。通常、複数の駆動ICのうち、垂直回路等とのデータのやり取りを担当する駆動ICはマスタICと呼ばれ、それ以外の駆動ICはスレーブICと呼ばれる。同じ表示装置内に、図9に示すバイアス回路を内蔵する駆動ICが複数個配置される場合には、基準電流I21がマスタICとスレーブICの間、又は、複数のスレーブIC間でばらつき、本来、同じ信号レベルが供給されるべきデータ線に供給される信号レベルがばらついて、表示品質が低下することがある。
図9のバイアス回路において、抵抗素子213をIC外部に設け、その抵抗素子213をそれぞれ高精度な抵抗素子で構成する場合には、基準電流I21がICごとにばらつかず、表示品質の低下は抑制できる。しかし、この場合には、駆動ICのそれぞれに外部抵抗素子を接続する必要があり、部品点数が増加し、コストがかさむという問題がある。
ここで、マスタICには、図9に示すような回路構成を有し、基準電流I21の大きさに応じた電流を出力するバイアス回路を搭載し、スレーブICには、外部から基準電流I21に相当する電流を入力してバイアス電圧を生成するバイアス回路を搭載して、マスタICにおいて生成された基準電流I21の大きさに応じた電流をスレーブICに入力する構成を採用する場合には、マスタICで生成されるバイアス電圧と、スレーブICで生成されるバイアス電圧とのばらつきが解消される。しかし、この場合には、マスタICに搭載されるバイアス回路とバイアスICに搭載されるバイアス回路とを異なる回路構成にする必要があり、駆動ICの表示装置への実装に際して、部品管理や部品実装が煩雑になるという問題がある。
駆動ICを複数有する表示装置において、外部抵抗素子をICごとに接続することなく、複数の駆動IC間で、バイアス電圧のばらつきを解消できる別の技術としては、特許文献1に記載された技術がある。図10は、特許文献1に記載された、駆動ICに基準電流を供給する基準電流発生回路の構成を示している。特許文献1では、駆動ICの外部に、図9の基準電流I21に相当する基準電流を生成する基準電流発生回路を設けている。基準電流発生回路220は、電流源Iorgに基づいて生成された基準電流Iref1、Iref2を、トランジスタQ21及びQ22から、マスタIC及びスレーブICに向けてそれぞれ出力する。
マスタIC及びスレーブICは、それぞれ基準電流発生回路220から基準電流Iref1、Iref2を入力して、その基準電流に基づいて図9のバイアス電圧に相当する電圧を生成する。これにより、バイアス電圧がICごとにばらつかなくなり、表示品質の低下が抑制される。また、この技術では、スイッチSW21及びSW22の選択がそれぞれ交互に切り替えられ、マスタIC及びスレーブICには、基準電流Iref1及びIref2が交互に入力される。このように構成することにより、基準電流Iref1、Iref2のばらつきによるバイアス電圧のばらつきが更に抑制される。
特開2003−66903
ところで、特許文献1では、マスタICのバイアス回路とスレーブICのバイアス回路とを同じ回路構成とすることできるものの、基準電流発生回路220をICとして構成する場合には、駆動ICとは別個に、基準電流発生回路220を構成するICを製造する必要があり、設計及び生産すべきICが増加して、製造コストがかさむという問題が発生する。また、表示装置上に、駆動ICに加えて、基準電流発生回路220を構成するICを搭載する必要があり、表示装置に搭載すべきICが1つ増えて、部品管理やICの実装等が煩雑になるという問題を解消することができない。
本発明は、複数の駆動IC間で発生するバイアス電圧のばらつきを、部品点数を増加させることなく抑制できるバイアス回路、及び、表示装置駆動回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1発明のバイアス回路は、駆動用ICに内蔵されてバイアス電圧を発生するバイアス回路において、抵抗接続端子又は内部抵抗に接続されたリファレンス側ラインを有する第1のカレントミラー回路と、選択信号端子に入力される選択信号によって制御される選択スイッチと、前記選択スイッチによって、前記第1のカレントミラー回路の第1出力側ライン又は電流入力端子に選択的に接続されるリファレンス側ラインを有する第2のカレントミラー回路とを備え、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに入力する電流又は前記電流入力端子から入力する電流の何れかに依存するバイアス電圧を発生することを特徴とする。
本発明の第1発明のバイアス回路では、バイアス電圧が依存すべき電流を、選択信号に応答する選択スイッチによって選択するため、第2のカレントミラー回路に、抵抗接続端子に接続したIC外部の抵抗素子又はバイアス回路内の内部抵抗素子から流れる電流を入力すべき駆動用ICと、電流入力端子から電流を入力すべき駆動用ICとを同じ回路構成の駆動用ICとすることができる。
本発明の第2発明のバイアス回路は、本発明の第1発明のバイアス回路において、前記第1のカレントミラー回路が少なくとも1つの第2出力側ラインを備え、該第2出力側ラインが電流出力端子に接続される。この場合、ある駆動用ICに内蔵されるバイアス回路の第1ミラー回路のリファレンス側ラインを流れる電流に依存した電流を、他の駆動用ICのバイアス回路に向けて出力し、他の駆動用ICでは、その電流入力端子から入力される電流に依存するバイアス電圧を発生させることで、バイアス電圧が依存すべき電流を、駆動用IC間で統一でき、各駆動用ICのバイアス回路で発生されるバイアス電圧のばらつきを抑制することができる。
本発明の第1の視点の表示装置駆動回路は、上記本発明の第1発明のバイアス回路を内蔵し、該バイアス回路が発生するバイアス電圧に基づいて階調レベルに応じた信号を生成して表示装置を駆動する表示装置駆動用ICを複数備える表示装置駆動回路であって、前記複数の表示装置駆動用ICが、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに基準電流が入力される第1の表示装置駆動用ICと、前記電流入力端子が前記第1の表示装置駆動用ICの前記電流出力端子に接続される少なくとも1つの第2の表示装置駆動用ICとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の視点の表示装置駆動回路では、各表示装置駆動用ICに内蔵されるバイアス回路を同じ回路構成としつつも、第2の表示装置駆動用ICのそれぞれに、第1の表示装置駆動用ICのバイアス回路に入力された基準電流に依存する電流を入力することができ、バイアス電圧が依存すべき電流を、駆動用IC間で統一できる。このため、部品点数を増加させることなく、複数の表示装置駆動用IC間で発生するバイアス電圧のばらつきを抑制できる。従って、表示装置において、例えば同じ階調を表示すべき画素に同じ信号レベルの信号を供給することができ、表示品質の低下を抑制することができる。
本発明の第1の視点の表示装置駆動回路では、前記複数の表示装置駆動用ICがそれぞれ前記電流出力端子を複数備え、複数の第2の表示装置駆動用ICの前記電流入力端子が、前記第1の表示装置駆動用ICの対応する電流出力端子にそれぞれ接続される構成を採用することができる。この場合、表示装置駆動用ICが備える電流出力端子数は、同じ表示装置において接続すべき表示装置駆動用ICの数に応じて設計することができる。
本発明の第3発明のバイアス回路は、本発明の第1発明のバイアス回路において、リファレンス側ラインが前記第2のカレントミラー回路の出力側ラインに接続される第3のカレントミラー回路を更に備え、該第3のカレントミラー回路の出力側ラインが電流出力端子に接続される。この場合、バイアス回路は、電流入力端子から入力した電流に依存する電流を外部に出力可能なため、電流出力端子の数によって、接続可能な駆動用ICの数が制限されない。
本発明の第2の視点の表示装置駆動回路は、上記本発明の第3発明のバイアス回路を内蔵し、該バイアス回路が発生するバイアス電圧に基づいて階調レベルに応じた信号を生成して表示装置を駆動する表示装置駆動用ICを複数備える表示装置駆動回路であって、前記複数の表示装置駆動用ICが、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに基準電流が入力される第1の表示装置駆動用ICと、前記電流入力端子が前記第1の表示装置駆動用ICの前記電流出力端子に接続される第2の表示装置駆動用ICとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の視点の表示装置駆動回路では、各表示装置駆動用ICに内蔵されるバイアス回路を同じ回路構成としつつも、第1の表示装置駆動用ICで発生するバイアス電圧と、第2の表示装置駆動用ICで発生するバイアス電圧との双方を、同じ基準電流に依存する電圧とすることができる。このため、表示装置において、例えば同じ階調を表示すべき画素に同じ信号レベルの信号を供給することができ、表示品質の低下を抑制することができる。
本発明の第2の視点の表示装置駆動回路では、前記複数の表示装置駆動用ICが、前記第2の表示装置駆動用ICに順次に後続する複数の第3の表示装置駆動用ICを含み、該第3の表示装置駆動用ICの前記電流入出力端子が、前段の表示装置駆動用ICの電流出力端子に接続される構成を採用することができる。この場合、所望の数の表示装置駆動用ICを順次に接続することができる。
本発明の第4発明のバイアス回路は、本発明の第1発明のバイアス回路において、前記電流入力端子を複数備え、前記選択スイッチは、前記選択信号に応答して、前記第2のカレントミラー回路のリファレンス側ラインを、前記第1のカレントミラー回路の第1出力側ライン又は前記選択信号端子の何れか1つに選択的に接続し、前記選択スイッチが前記電流入力端子の何れかを選択したときに、前記第1のカレントミラー回路の前記リファレンス側ラインを前記抵抗接続端子又は内部抵抗から切り離す切断スイッチを更に有する。この場合、バイアス回路の電流入力端子に入力する電流を、時分割で切り替えることができ、バイアス電圧のばらつきを更に抑制することができる。
本発明の第3の視点の表示装置駆動回路は、上記本発明の第4発明のバイアス回路を内蔵し、該バイアス回路が発生するバイアス電圧に基づいて階調レベルに応じた信号を生成して表示装置を駆動する、前段の表示装置駆動用ICの電流出力端子が後段の表示装置駆動用ICの電流入力端子に順次に接続されたn段(n>3)の表示装置駆動用ICを備える表示装置駆動回路であって、n−1段目の表示装置駆動用ICの電流出力端子が更に初段の表示装置駆動用ICの電流入力端子に接続され、n段目の表示装置駆動用ICの電流出力端子が2段目の表示装置駆動用ICの別の電流入力端子に接続され、初段及びn段目の表示装置駆動用ICの第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに基準電流が時分割で入力されることを特徴とする。
本発明の第3の視点の表示装置駆動回路では、各表示装置駆動用ICで発生されるバイアス電圧を、1段目(初段)の表示装置駆動用ICのバイアス回路の第1ミラー回路のリファレンス側ラインを流れる電流に依存する電圧と、n段目(最終段)の表示装置駆動用ICのバイアス回路の第1ミラー回路のリファレンス側ラインを流れる電流に依存する電圧と時分割で切り替えるため、カレントミラー回路の影響が平均化されて、表示装置において、表示品質の低下を更に抑制することができる。
本発明の第5発明のバイアス回路は、本発明の第1〜第4発明の何れかにおいて、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインと前記抵抗接続端子又は前記内部抵抗との間に接続される定電圧回路を更に備える。この場合、第1のミラー回路のリファレンス側ラインを流れる電流の精度を高めることができる。
本発明の第5発明のバイアス回路では、前記定電圧回路を、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインと前記抵抗接続端子又は前記内部抵抗との間に接続されるMOSトランジスタと、基準電圧を生成する基準電圧生成部と、一方の入力が前記基準電圧生成部の出力に接続され、他方の入力が前記MOSトランジスタのソースに接続され、出力が前記MOSトランジスタのゲートに接続されるオペアンプとによって構成することができる。
本発明のバイアス回路では、バイアス電圧が依存する電流を、選択信号に応じて選択するため、第2のカレントミラー回路に、抵抗接続端子に接続したIC外部の抵抗素子又はバイアス回路内の内部抵抗素子に流れる基準電流を入力すべき駆動用ICと、電流入力端子から電流を入力すべき駆動用ICとを同じ回路構成とすることができる。また、本発明の表示装置駆動回路では、各表示装置駆動用ICに内蔵されるバイアス回路を同じ回路構成としつつも、各表示装置駆動用ICで発生されるバイアス電圧を、同じ電流に依存させることができ、複数の表示装置駆動用IC間で発生するバイアス電圧のばらつきを抑制して、表示品質の低下を抑制することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態例に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例の表示装置駆動回路の構成を示している。表示装置駆動回路100は、複数の駆動IC101(1)〜(3)と、1つの抵抗素子102とを備える。駆動IC101(1)〜(3)は、それぞれ、同じ回路構成を有し、バイアス回路110と、データ線に信号を供給する回路(図示せず)とを有する。バイアス回路110は、所定の電流に基づくバイアス電圧を生成し、そのバイアス電圧を、IC内のデータ線に信号を供給する回路に供給する。複数の駆動IC101のうち、第1の駆動IC101(1)は、基準電流を生成して、その基準電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成するICとして構成され、その他の駆動IC101(2)、101(3)は、基準電流を生成する駆動IC101(1)が出力する電流を入力し、入力した電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成するICとして構成される。
各駆動IC101は、入力端子T1、チップセレクト端子T2、外部抵抗接続端子T3、及び、2つの出力端子T4(T4a、T4b)を有する。複数の駆動IC101のうち、例えばマスタICとして構成される第1の駆動IC101(1)では、その入力端子T1は開放され、外部抵抗接続端子T3には、抵抗素子102が接続されて、基準電流が生成される。また、例えばスレーブICとして構成される、基準電流を生成する駆動IC101(1)から電流を入力する駆動IC101(2)、101(3)では、その外部抵抗接続端子T3は開放され、入力端子T1は、基準電流を生成する駆動IC101(1)の出力端子T4に接続される。各駆動IC101の出力端子T4の数は、基準電流を生成する駆動IC101(1)から電流を入力する駆動IC101(2)、101(3)の数に対応して設計されている。
各駆動IC101では、端子T1〜T4は、それぞれバイアス回路110に接続される。各駆動IC101のバイアス回路110は、それぞれ、自身の外部抵抗接続端子T3に接続された抵抗素子102に流れる電流I1(基準電流)に応じたバイアス電圧を生成し、或いは、入力端子T1から入力する電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成する。各駆動IC101において、そのバイアス回路110が、何れの電流に基づくバイアス電圧を生成するかは、チップセレクト端子T2から入力されるチップセレクト信号に基づいて決定される。
図2は、バイアス回路110の構成を例示している。バイアス回路110は、第1ミラー回路(カレントミラー回路)111、第2ミラー回路112、スイッチSW1、SW2、及び、p−MOSトランジスタ113を備える。第1ミラー回路111は、高電位側の第1電源線114と、外部抵抗接続端子T3及び出力端子T4a、T4bと、スイッチSW1とに接続される。第1ミラー回路111は、リファレンス側の外部抵抗接続端子T3に接続された抵抗素子102(図1)を流れる基準電流I1に応じた電流I2、I3を生成する。第1ミラー回路111は、生成した電流I2を出力端子T4a、T4bに向けて出力し、また、生成した電流I3をスイッチSW1に向けて出力する。
第2ミラー回路112は、リファレンス側が、スイッチSW1を介して第1ミラー回路111に接続され、スイッチSW2を介して入力端子T1に接続される。また出力側が、ゲートがドレインに接続されたp−MOSトランジスタ113を介して第1電源線114に接続される。スイッチSW1、SW2は、チップセレクト端子T2から入力されるチップセレクト信号に基づいて、排他的にオンとなり、第2ミラー回路112は、第1ミラー回路111から入力する電流I3、又は、入力端子T1から入力する電流に応じた電流I4を生成する。第2ミラー回路112が生成する電流I4は、p−MOSトランジスタ113を流れ、第2ミラー回路112、及び、p−MOSトランジスタ113のゲートからは、電流I4に応じた電圧のバイアス電圧が出力される。
図1に戻り、第1の駆動IC101(1)の外部抵抗接続端子T3と、接地電位を与える第3電源線103との間には、基準電流I1を発生させるための抵抗素子102が接続される。また、第1の駆動IC101(1)の出力端子T4bは、第2の駆動IC101(2)の入力端子T1に接続され、第1の駆動IC101(1)の出力端子T4aは、第3の駆動IC101(3)に接続される。このとき、第1の駆動IC101(1)のチップセレクト端子T2には、スイッチSW1(図2)をオンにさせる旨のチップセレクト信号が入力され、第2及び第3の駆動IC101(2)、(3)のチップセレクト端子T2には、スイッチSW2をオンにさせる旨のチップセレクト信号がそれぞれ入力される。
第1の駆動IC101(1)では、第1ミラー回路111が、抵抗素子102を流れる基準電流I1に応じた電流I2、I3を生成し、第2ミラー回路112が、第1ミラー回路111が生成した電流I3に応じた電流I4を生成し、バイアス電圧が生成される。一方、第2の駆動IC101(2)では、その第2ミラー回路112が、第1の駆動IC101(1)の第1ミラー回路111が生成した電流I2に応じた電流I4を生成して、バイアス電圧が生成される。また、第3の駆動IC101(3)では、第2の駆動IC101(2)と同様に、その第2ミラー回路112が、第1の駆動IC101(1)の第1ミラー回路111が生成した電流I2に応じた電流I4を生成して、バイアス電圧が生成される。
本実施形態例では、上記のような動作により、各駆動IC101においてバイアス電圧が生成されるため、各駆動IC101で生成されるバイアス電圧を、第1の駆動IC101(1)の第1ミラー回路111のリファレンス側を流れる基準電流I1に基づく電圧とすることができる。このため、表示装置において、各画素の輝度が、駆動ICごとに異なって、表示品質が低下する事態が発生しない。また、第1の駆動IC101(1)に、高精度な抵抗素子102を接続する場合には、各駆動IC101で生成されるバイアス電圧を、高精度に制御することができる。このため、各駆動ICに高精度な外部抵抗素子を接続して、高精度なバイアス電圧を得る場合に比して、部品点数を減少させることができ、表示装置の製造コストを下げることができる。
本実施形態例では、各駆動IC101において、第2ミラー回路112のリファレンス側に流す電流を、抵抗素子102を流れる電流にするか、或いは、入力端子T1から入力される電流にするかを、チップセレクト信号に基づいて切り替え可能に構成する。このため、自身に抵抗素子102を接続して基準電流I1を流し、その基準電流I1に基づくバイアス電圧を生成する駆動ICと、基準電流I1に応じた電流を他の駆動IC101から入力し、その入力した電流に基づくバイアス電圧を生成する駆動ICとを同じ回路構成とすることができる。従って、表示装置への実装に際して、抵抗素子102を接続すべき駆動ICと、他の駆動ICから電流を入力すべき駆動ICとを区別する必要がなく、部品管理や、駆動ICの実装等が煩雑にならない。また、本実施形態例では、駆動ICの外部に基準電流を発生するための回路を必要としないため、特許文献1に比して、部品点数を削減して、コスト増を抑制することができるという効果もある。
図3は、本発明の第2実施形態例の表示装置駆動回路の構成を示している。本実施形態例の表示装置駆動回路100aは、第3の駆動IC101a(3)の入力端子T1が、第2の駆動IC101a(2)の出力端子T4に接続される点で、第1実施形態例と相違する。本実施形態例では、第2の駆動IC101a(2)は、第1の駆動IC101a(1)から入力される電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成するとともに、入力した電流の大きさに応じた電流を出力する。第3の駆動IC101a(3)は、第2の駆動IC101a(2)が出力する電流を入力し、入力した電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成する。
図4は、駆動IC101aに内蔵されるバイアス回路110aの構成例を示している。このバイアス回路110aは、第1ミラー回路111、第2ミラー回路112、スイッチSW1、SW2、及び、第3ミラー回路116を備える。第1ミラー回路111、スイッチSW1、SW2、及び、第2ミラー回路112は、図2のバイアス回路110と同様に動作し、第2ミラー回路112は、第1ミラー回路111が生成した電流I3、又は、入力端子T1から入力した電流に応じた電流I4を生成する。
第3ミラー回路116は、第2ミラー回路112が生成した電流I4に応じた電流I5を生成し、生成した電流I5を、出力端子T4に向けて出力する。駆動IC101aでは、第2ミラー回路112及び第3ミラー回路116から、IC内のデータ線を駆動する回路に向けて、電流I5に応じたバイアス電圧が出力される。
図3に戻り、第1の駆動IC101a(1)の外部抵抗接続端子T3には、抵抗素子102が接続される。また、第1の駆動IC101a(1)の出力端子T4は、第2の駆動IC101a(2)の入力端子T1に接続され、第2の駆動IC101a(2)の出力端子T4は、第3の駆動IC101a(3)の入力端子に接続される。このとき、第1実施形態例と同様に、第1の駆動IC101(1)のチップセレクト端子T2には、スイッチSW1(図4)をオンにさせる旨のチップセレクト信号が入力され、第2及び第3の駆動IC101(2)、(3)のチップセレクト端子T2には、スイッチSW2をオンにさせる旨のチップセレクト信号がそれぞれ入力される。
第1の駆動IC101a(1)は、外部抵抗接続端子T3に接続された抵抗素子102に基準電流I1を流し、その基準電流I1に応じた電流I5を出力端子T4から出力する。これにより、第1の駆動IC101a(1)では、基準電流I1に基づくバイアス電圧が生成される。第2の駆動IC101a(2)は、第1の駆動IC101a(1)の出力端子T4から出力される、基準電流I1に応じた電流を入力し、その入力した電流の大きさに応じた電流を出力端子T4から出力する。これにより、第2の駆動IC101a(2)では、入力した電流に基づくバイアス電圧が生成される。また、第3の駆動IC101a(3)は、第2の駆動IC101a(2)の出力端子T4から出力される、基準電流I1に応じた電流を入力し、第3の駆動IC101a(3)では、基準電流I1に応じた電流に基づくバイアス電圧が生成される。
本実施形態例では、上記のような動作により、各駆動IC101aで生成されるバイアス電圧を、第1の駆動IC101a(1)の第1ミラー回路111のリファレンス側を流れる基準電流I1に基づく電圧とすることができ、第1実施形態例と同様な効果が得られる。第1実施形態例のバイアス回路110では、基準電流を生成する駆動IC101に接続する駆動IC101の数に応じて、出力端子T4をあらかじめ用意しておく必要があるが、本実施形態例では、他の駆動IC101aから入力した電流を、電流ミラー回路で折り返して、別の他の駆動IC101aに向けて出力しているため、出力端子T4の数を減らすことができ、また、出力端子T4の数によって、表示装置に配置できる駆動ICの数が制限されない。
図5は、本発明の第3実施形態例の表示装置駆動回路の構成を示している。本実施形態例の表示装置駆動回路100bは、基準電流を生成する駆動IC101を時分割で切り替え可能である点で、第2実施形態例の表示装置駆動回路100aと相違する。本実施形態例では、第2駆動IC101(2)は、第1の駆動IC101b(1)又は第3の駆動IC101b(3)から入力される電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成する。第1の駆動IC101b(1)及び第3の駆動IC101b(3)は、それぞれ、抵抗素子102を流れる基準電流I1、又は、第2の駆動IC101b(2)から入力する電流の大きさに応じたバイアス電圧を生成する。
図6は、駆動IC101bに内蔵されるバイアス回路110bの構成例を示している。このバイアス回路110bは、第1ミラー回路111、第2ミラー回路112、スイッチSW1、SW2、SW3、SW4、及び、第3ミラー回路116を備える。スイッチSW1、SW2、SW3、及びSW4は、それぞれ、チップセレクト端子T2から入力されるチップセレクト信号に基づいてオン・オフが制御される。スイッチSW1、SW2、及びSW3は、何れか1つがオンのとき、その他はオフとなるように制御される。スイッチSW4は、スイッチSW1のオン・オフに同期して、そのオン・オフが制御される。
バイアス回路110bは、2つの入力端子T1(T1a、T1b)を備えており、第2ミラー回路112は、入力するチップセレクト信号に基づいて、第1ミラー回路111が出力する電流I3、第1入力端子T1aから入力する電流、又は、第2入力端子T1bから入力する電流を入力し、入力した電流に応じた電流I4を生成する。第2ミラー回路112が生成した電流I4は、第3ミラー回路116を流れ、第3ミラー回路116は、電流I4に応じた電流I5を生成し、生成した電流I5を出力端子T4に向けて出力する。駆動IC101bでは、第2実施形態例のバイアス回路110aと同様に、第2ミラー回路112及び第3ミラー回路116から、IC内のデータ線を駆動する回路に向けて、電流I5の大きさに応じたバイアス電圧が出力される。
図5に戻り、第2の駆動IC101b(2)の第1入力端子T1aは、第1の駆動IC101b(1)の出力端子T4に接続され、第2入力端子T1bは、第3の駆動IC101b(3)の出力端子T4に接続される。第2の駆動IC101bの出力端子T4は、第1の駆動IC101b(1)の第2入力端子T1b、及び、第3の駆動IC101b(3)の第1入力端子T1aにそれぞれ接続される。また、第1の駆動IC101b(1)の外部抵抗接続端子T3、及び、第3の駆動IC101b(3)の外部抵抗接続端子T3には、同じ抵抗素子102が接続される。
図7は、表示装置において、各駆動IC101b内のバイアス回路のスイッチのオン・オフの状態をタイミングチャートで示している。第1の駆動IC101b(1)のチップセレクト端子T2には、スイッチSW1及びスイッチSW4をオンする旨のチップセレクト信号、又は、スイッチSW3をオンにする旨のチップセレクト信号が入力される。第2駆動IC101b(2)のチップセレクト端子T2には、スイッチSW2をオンにする旨のチップセレクト信号、又は、スイッチSW3をオンにする旨のチップセレクト信号が入力される。また、第3の駆動IC101b(3)のチップセレクト信号端子T2には、スイッチSW1及びスイッチSW4をオンにする旨のチップセレクト信号、又は、スイッチSW2をオンにする旨のチップセレクト信号が入力される。
第1の駆動IC101b(1)に、スイッチSW1及びスイッチSW4をオンにする旨のチップセレクト信号が入力されるとき、第1の駆動IC101b(1)は、基準電流を生成するICとして構成され、抵抗素子102に基準電流I1を流す。第1の駆動IC101b(1)では、基準電流I1に応じた電流I3が第2ミラー回路112に入力され、バイアス電圧が生成される。このとき、第2の駆動IC101b(2)及び第3の駆動IC101b(3)には、それぞれ、スイッチSW2をオンにする旨のチップセレクト信号が入力され、第2の駆動IC101b(2)では、第1の駆動IC101b(1)から出力された電流が、第1入力端子T1aから第2ミラー回路112に入力されてバイアス電圧が生成され、第3の駆動IC101b(3)では、第2の駆動IC101b(2)から出力された電流が、第1入力端子T1aから第2ミラー回路112に入力されてバイアス電圧が生成される。
一方、第3の駆動IC101b(3)に、スイッチSW1及びスイッチSW4をオンにする旨のチップセレクト信号が入力されるとき、第1の駆動IC101b(3)は、基準電流を生成するICとして構成され、抵抗素子102に基準電流I1を流す。第3の駆動IC101b(3)では、基準電流I1に応じた電流I3が第2ミラー回路112に入力され、バイアス電圧が生成される。このとき、第1の駆動IC101b(1)及び第2の駆動IC101b(2)には、それぞれ、スイッチSW3をオンにする旨のチップセレクト信号が入力され、第2の駆動IC101b(2)では、第3の駆動IC101b(3)から出力された電流が、第2入力端子T1bから第2ミラー回路112に入力されてバイアス電圧が生成され、第1の駆動IC101b(1)では、第2の駆動IC101b(2)から出力された電流が、第2入力端子T1bから第2ミラー回路112に入力されてバイアス電圧が生成される。
本実施形態例では、上記のような動作により、各駆動IC101bで生成されるバイアス電圧を、第1の駆動IC101b(1)の第1ミラー回路111のリファレンス側を流れる基準電流I1、又は、第3の駆動IC101b(3)の第1ミラー回路111のリファレンス側を流れる基準電流I1に基づく電圧とすることができる。本実施形態例において、第2の駆動IC101b(2)に、第1の駆動IC101b(1)から出力された電流と、第3の駆動IC101b(3)から出力された電流とを時分割で切り替えて入力する構成を採用する場合には、第1実施形態例と同様な効果に加えて、電流ミラー回路の影響が平均化され、各駆動IC101b内で生成されるバイアス電圧のばらつきが相対的に小さくなるという効果が得られる。
なお、第1実施形態例から第3実施形態例のバイアス回路110において、外部抵抗接続端子T3に接続された抵抗素子102を流れる電流を更に高精度に制御するために、バンドギャップレギュレータを設ける構成とすることもできる。図8は、バンドギャップレギュレータを有するバイアス回路の構成を示している。このバイアス回路110cは、バンドギャップレギュレータ117、オペアンプ118、及び、MOSトランジスタ119を備える点で、図2に示す第1実施形態例のバイアス回路110と相違する。
バンドギャップレギュレータ117は、第4電源線120に接続され、高精度に制御された基準電圧をオペアンプ118に出力する。オペアンプ118は、一方の入力端子がバンドギャップレギュレータ117に接続され、他方の入力端子が外部抵抗接続端子T3に接続される。また、出力端子T4が、第1ミラー回路111と外部抵抗接続端子T3の間に挿入されるMOSトランジスタ119のゲートに接続される。バイアス回路110cでは、バンドギャップレギュレータ117、オペアンプ118、及び、MOSトランジスタ119の働きによって、外部抵抗接続端子T3の電位が高精度に制御され、抵抗素子102(図1)を流れる基準電流I1の精度が更に向上し、生成されるバイアス電圧を更に高精度に制御することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明のバイアス回路及び表示装置駆動回路は、上記実施形態例にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
100:表示装置駆動回路
101:駆動IC
102:抵抗素子
103:第3電源線
110:バイアス回路
111:第1ミラー回路
112:第2ミラー回路
113:MOSトランジスタ
114:第1電源線
115:第2電源線
116:第3ミラー回路
117:バンドギャップレギュレータ
118:オペアンプ
119:MOSトランジスタ
120:第4電源線
SW1、SW2:スイッチ
T1:入力端子
T2:チップセレクト端子
T3:外部抵抗接続端子
T4:出力端子
101:駆動IC
102:抵抗素子
103:第3電源線
110:バイアス回路
111:第1ミラー回路
112:第2ミラー回路
113:MOSトランジスタ
114:第1電源線
115:第2電源線
116:第3ミラー回路
117:バンドギャップレギュレータ
118:オペアンプ
119:MOSトランジスタ
120:第4電源線
SW1、SW2:スイッチ
T1:入力端子
T2:チップセレクト端子
T3:外部抵抗接続端子
T4:出力端子
Claims (11)
- 駆動用ICに内蔵されてバイアス電圧を発生するバイアス回路において、
抵抗接続端子又は内部抵抗に接続されたリファレンス側ラインを有する第1のカレントミラー回路と、
選択信号端子に入力される選択信号によって制御される選択スイッチと、
前記選択スイッチによって、前記第1のカレントミラー回路の第1出力側ライン又は電流入力端子に選択的に接続されるリファレンス側ラインを有する第2のカレントミラー回路とを備え、
前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに入力する電流又は前記電流入力端子から入力する電流の何れかに依存するバイアス電圧を発生することを特徴とするバイアス回路。 - 前記第1のカレントミラー回路が少なくとも1つの第2出力側ラインを備え、該第2出力側ラインのそれぞれが対応する電流出力端子に接続される、請求項1に記載のバイアス回路。
- リファレンス側ラインが前記第2のカレントミラー回路の出力側ラインに接続される第3のカレントミラー回路を更に備え、該第3のカレントミラー回路の出力側ラインが電流出力端子に接続される、請求項1に記載のバイアス回路。
- 前記電流入力端子を複数備え、前記選択スイッチは、前記選択信号に応答して、前記第2のカレントミラー回路のリファレンス側ラインを、前記第1のカレントミラー回路の第1出力側ライン又は前記選択信号端子の何れか1つに選択的に接続し、
前記選択スイッチが前記電流入力端子の何れかを選択したときに、前記第1のカレントミラー回路の前記リファレンス側ラインを前記抵抗接続端子又は内部抵抗から切り離す切断スイッチを更に有する、請求項3に記載のバイアス回路。 - 前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインと前記抵抗接続端子又は前記内部抵抗との間に接続される定電圧回路を更に備える、請求項1〜4の何れか一に記載のバイアス回路。
- 前記定電圧回路は、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインと前記抵抗接続端子又は前記内部抵抗との間に接続されるMOSトランジスタと、基準電圧を生成する基準電圧生成部と、一方の入力が前記基準電圧生成部の出力に接続され、他方の入力が前記MOSトランジスタのソースに接続され、出力が前記MOSトランジスタのゲートに接続されるオペアンプとを備える、請求項5に記載のバイアス回路。
- 請求項2に記載のバイアス回路を内蔵し、該バイアス回路が発生するバイアス電圧に基づいて階調レベルに応じた信号を生成して表示装置を駆動する表示装置駆動用ICを複数備える表示装置駆動回路であって、
前記複数の表示装置駆動用ICが、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに基準電流が入力される第1の表示装置駆動用ICと、前記電流入力端子が前記第1の表示装置駆動用ICの前記電流出力端子に接続される少なくとも1つの第2の表示装置駆動用ICとを含むことを特徴とする表示装置駆動回路。 - 前記複数の表示装置駆動用ICがそれぞれ前記電流出力端子を複数備え、複数の第2の表示装置駆動用ICの前記電流入力端子が、前記第1の表示装置駆動用ICの対応する電流出力端子にそれぞれ接続される、請求項7に記載の表示装置駆動回路。
- 請求項3に記載のバイアス回路を内蔵し、該バイアス回路が発生するバイアス電圧に基づいて階調レベルに応じた信号を生成して表示装置を駆動する表示装置駆動用ICを複数備える表示装置駆動回路であって、
前記複数の表示装置駆動用ICが、前記第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに基準電流が入力される第1の表示装置駆動用ICと、前記電流入力端子が前記第1の表示装置駆動用ICの前記電流出力端子に接続される第2の表示装置駆動用ICとを含むことを特徴とする表示装置駆動回路。 - 前記複数の表示装置駆動用ICが、前記第2の表示装置駆動用ICに順次に後続する複数の第3の表示装置駆動用ICを含み、該第3の表示装置駆動用ICの前記電流入出力端子が、前段の表示装置駆動用ICの電流出力端子に接続される、請求項9に記載の表示装置駆動回路。
- 請求項4に記載のバイアス回路を内蔵し、該バイアス回路が発生するバイアス電圧に基づいて階調レベルに応じた信号を生成して表示装置を駆動する、前段の表示装置駆動用ICの電流出力端子が後段の表示装置駆動用ICの電流入力端子に順次に接続されたn段(n>3)の表示装置駆動用ICを複数備える表示装置駆動回路であって、
n−1段目の表示装置駆動用ICの電流出力端子が更に初段の表示装置駆動用ICの電流入力端子に接続され、n段目の表示装置駆動用ICの電流出力端子が2段目の表示装置駆動用ICの別の電流入力端子に接続され、初段及びn段目の表示装置駆動用ICの第1のカレントミラー回路のリファレンス側ラインに基準電流が時分割で入力されることを特徴とする表示装置駆動回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339301A JP2005107076A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | バイアス回路及び表示装置駆動回路 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003339301A JP2005107076A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | バイアス回路及び表示装置駆動回路 |
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JP2003339301A Pending JP2005107076A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | バイアス回路及び表示装置駆動回路 |
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JP (1) | JP2005107076A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11615752B2 (en) | 2020-05-07 | 2023-03-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Backlight driver, backlight device including the same, and operating method of the backlight device |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003339301A patent/JP2005107076A/ja active Pending
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