JP2005106272A - 除振方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床1と第1部材2との間にバネを配設して床から第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材2と第2部材3との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構4を配設し、さらに床と第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構5を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法。
【選択図】 図2
Description
kc =k1 k2 /(k1 +k2 ) (1)
つまり、通常の正のバネ特性を有するバネを直列に結合すると、結合してできたバネ特性は、結合前のバネ特性より必ず小さくなるものである。したがって、これら従来のバネのみを使用した除振装置では、質量変化や振動等のバネ上での外乱に対して高い剛性を確保することが極めて困難であることから、アクティブ除振制御装置が提案された。
即ち、負のバネ特性を実現するアクチュエータ(磁気浮上機構等)が当該除振テーブルの全質量を支持しなければならず、そのため、大型除振装置を実現するには、大出力のアクチュエータが必要となるという大きな障害が生じてきた。
また、負のバネ特性を実現するのに、ゼロパワー磁気浮上機構を利用する場合には、ゼロパワー磁気浮上用の永久磁石が大量に必要となってしまい、高コスト化の問題が生じてきた。
バネ特性k1 、k2 を持つ二つのバネを直列に統合し、さらにこれにバネ特性k3 を持つバネを並列に接続して一つのバネを作ると、その合成バネ特性kc は次式で求められる。 kc =〔k1 ・k2 /(k1 +k2 )〕+k3
したがって、k1 =−k2
という関係を満たすようになれば、k3 の値に依らず
|kc |=+∞
となることが判る。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、正のバネ特性を有する荷重支持機構と並列に、正のバネ特性を有する支持機構と負のバネ特性を有する支持機構とを直列に接続した構成を採用した点に特徴がある。
ベースと第2部材との間に第1部材を介して正のバネ特性を有する支持機構と負のバネ特性を有する支持機構とを直列に接続した支持機構と、前記支持機構と並列に正のバネ特性を有する荷重支持機構をベースと第2部材との間に配置することにより直動外乱に対して略無限大の剛性を有せしめるとともに、ベースに対する振動を絶縁することを特徴とする除振方法である。
また、ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構を配設し、さらにベースと第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法である。
また、ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構とその磁気浮上機構と並列に正のバネ特性を有するバネ要素を配設し、さらにベースと第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法である。
また、ベースと第1部材との間に正のバネ特性を有するバネ要素とそのバネ要素と並列にリニアアクチュエータを配置し、ベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構を配設し、さらにベースと第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法である。
また、ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に負のバネ特性を有するゼロパワー磁気浮上機構を配置し、さらに第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する空気バネからなる荷重支持機構を配置することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法である。
また、ベースに所定の正のバネ特性を有するバネによって支持された中間台と、該中間台に対して永久磁石と電磁石とから構成されて所定の負のバネ特性のゼロパワー特性を有する磁気浮上機構によって支持された除振テーブルとを備え、さらに前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、ベースに所定の正のバネ特性を有するバネによって支持された中間台と、該中間台に対して永久磁石と電磁石とから構成されて所定の負のバネ特性のゼロパワー特性を有する磁気浮上機構およびその磁気浮上機構と並列に配置した正のバネ特性を有するバネ要素によって支持された除振テーブルとを備え、さらに前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素とリニアアクチュエータとによって支持された中間台と、該中間台に対して永久磁石と電磁石とから構成されて所定の負のバネ特性のゼロパワー特性を有する磁気浮上機構によって支持された除振テーブルとを備え、さらに前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有するバネ要素とそのバネ要素に並列に設けた所定の減衰率の減衰装置とから構成されていることを特徴とする除振装置である。
また、前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有する空気バネであることを特徴とする除振装置である。
また、前記ベースと中間台との間に、前記正のバネ特性を有するバネ要素と併設して所定の減衰率の減衰装置を設置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記磁気浮上機構を構成する電磁石の吸引力は除振テーブルへ作用する荷重の増減に応じて増減するように構成したことを特徴とする除振装置である。
また、前記除振装置において、前記ベースと前記除振テーブルは、共に対向部材を連結部材で連結して構成し、さらにベースと除振テーブルの対向部材が交互と成るように配置され、中央部のベースおよび除振テーブルの対向部材の間に中間台を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記除振装置において、前記ベースは除振装置を形成する床であることを特徴とする除振装置である。
また、前記除振装置において、少なくともベース、中間台、除振テーブルの一組を一つのユニットとしてまとめて構成したことを特徴とする除振装置である。
また、ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間にアクチュエータと制御装置から構成される支持機構により負のバネ特性を付与することによって、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置して、第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法である。
また、ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁し、さらに前記第1部材と第2部材との間にアクチュエータと制御装置から構成される支持機構により負のバネ特性を付与するとともに前記第1部材と第2部材との間に正のバネ特性を有するバネ要素を配置することによって、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置して、第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法である。
また、ベースと第1部材との間に正のバネ特性を有する支持機構とリニアアクチュエータとを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁し、さらに前記第1部材と第2部材との間にアクチュエータと制御装置から構成される支持機構により負のバネ特性を付与するとともに前記アクチュエータと並列に前記第1部材と第2部材との間に正のバネ特性を有するバネ要素を配置することによって、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置して、第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法である。
また、ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素によって支持された中間台と、該中間台に対してアクチュエータと制御装置から構成されて所定の負のバネ特性を有する支持機構によって支持された除振テーブルとを備え、前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素とリニアアクチュエータとによって支持された中間台と、該中間台に対してアクチュエータと制御装置から構成されて所定の負のバネ特性を有する支持機構によって支持された除振テーブルとを備え、前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記中間台と除振テーブルとの間に設ける支持機構(アクチュエータ)と並列に正のバネ特性を有するバネ要素を備えたことを特徴とする除振装置である。
また、前記除振装置において、前記ベースと前記除振テーブルは、共に対向部材を連結部材で連結して構成し、さらにベースと除振テーブルの対向部材が交互と成るように配置され、中央部のベースおよび除振テーブルの対向部材の間に中間台を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記除振装置において、前記ベースは除振装置を形成する床であることを特徴とする除振装置である。
また、前記除振装置において、少なくともベース、中間台、除振テーブルの一組を一つのユニットとしてまとめて構成したことを特徴とする除振装置である。
また、ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素によって支持された複数の中間台と、該複数の中間台に対してアクチュエータと制御装置から構成されて所定の負のバネ特性を有する支持機構によって支持された除振テーブルとを備え、前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有するバネとそのバネに並列に設けた所定の減衰率の減衰装置とから構成されていることを特徴とする除振装置である。
また、前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有する空気バネであることを特徴とする除振装置である。
また、前記ベースと中間台との間に、前記正のバネ特性を有するバネと併設して所定の減衰率の減衰装置を設置したことを特徴とする除振装置である。
また、前記中間台に設けられたアクチュエータの伸びを除振テーブルへ作用する荷重の増減に応じて増減させるように構成したことを特徴とする除振装置である。
また、前記アクチュエータがボイスコイルモータ、リニアモータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ等のリニアアクチュエータであり、前記制御装置が変位センサおよび制御回路ならびに電力増幅器から構成されたことを特徴とする除振装置である。
(a)負のバネ特性を有する支持機構を実現するのにゼロパワー磁気浮上機構を利用した場合。
除振テーブルの荷重全部(または一部)を磁気浮上機構によって受ける必要がなくなるので磁石部を小型化でき、コストの大幅な低減が図れる。
また構造を単純化することができ、除振装置全体の設計がやりやすくなると同時に低コスト化を図ることができる。
(b)負のバネ特性を有する支持機構を実現するのにリニアアクチュエータを利用した場合。
除振テーブルの荷重全部(または一部)をリニアアクチュエータによって受ける必要がなくなるので、低出力なアクチュエータを利用できるようになるので、コストの大幅な低減を図ることができる。
(c)前述の除振機構を構成するベース、中間台、除振テーブルの一組を一つのユニットとしてまとめて構成することにより、これらを複数組み合わせることで多自由度の除振装置を容易に構成することができ、かつ、余分な自由度を考慮する必要をなくすことができる。さらに、6自由度全てを除振する場合にはパラレルリンク機構を採用することで容易に対応することができる。
この結果ゼロパワー特性を有する磁気浮上機構内の磁石部を小型化でき、コストの大幅な低減が図れる。また構造を単純化することができ、除振装置全体の設計がやりやすくなると同時に低コスト化を図ることができる。
これに対し、バネ要素k3 を利用して重力よりも大きな上向きの力が除振テーブルに働くようにすれば、図3に示すような構成の除振装置が可能となる。この場合には除振テーブルの磁石の吸引力が作用する部分を中間台の下側にもってくる必要がなくなるので、装置全体の構造を単純化することができる。
図4において、床1には正のバネ特性を有する所定のバネ特性からなる支持機構(バネ要素)k1 により中間台2が支持されており、さらに中間台2と除振テーブル3との間には負のバネ特性を有する磁気浮上機構4が配置されている。また、中間台2と除振テーブル3との間に正のバネ特性を有するバネ要素k2 が磁気浮上機構4と並列に配置されている。除振テーブル3は本例では中間台2の全体を上側から覆うような断面が略コ字状をした形状となっている。さらに、除振テーブル3には荷重支持機構を構成する正のバネ特性k3 を有する荷重支持機構が床1と除振テーブル3の間に配置されている。そして、前述した正のバネ特性を有する各支持機構k1 、k3 には、それぞれ必要に応じて減衰装置c1 、 c3 を図に示すように並列に設ける。なお、本例では磁気浮上機構は中間台側に設けてあるが、除振テーブル3側に設けることもできる。
上記のような構成とすることにより、ゼロパワー磁気浮上機構だけによる負のバネ特性の大きさをkn とすると、中間台に対する除振テーブルの負のバネ特性の大きさは(kn −k2 )となり、これと正のバネ特性の大きさk1 とを等しく設定すれば、直動外乱に対して略無限大の剛性を保持したまま、床振動に対する振動絶縁特性をより良好にすることが可能となる。
I(s)=−c2(s)s X2 (s) (2)
ここでc2(s)は0(ゼロ)を極にもたない強プロパーな伝達関数で、制御系が安定になるように選定される。中間台が動かないと仮定されている場合には2次式以上の次数を持つ制御器によって安定化が可能となる。
簡単のため初期条件を零と仮定して(1)式をラプラス変換し、これに式(2)を代入して整理すると次式が得られる。なお、各変数のラプラス変換は対応する大文字で表している。
Fd(s)=F0 /s F0 : 一定 (4)
とする。除振テーブルの中間台に対する変位x(∞)は次のように求められる。
図5において床1には正のバネ特性を有する支持機構(バネ要素k1 )により中間台2が支持されており、さらにその支持機構k1 と並列にリニアアクチュエータA1が配置されている。そして中間台2と除振テーブル3との間には負のバネ特性を有する磁気浮上機構4が配置されている。除振テーブル3は本例では中間台2の全体を上側から覆うような断面が略コ字状をした形状となっている。さらに、除振テーブル3には荷重支持機構を構成する正のバネ特性k3 を有する荷重支持機構が床1と除振テーブル3の間に配置されている。前述した正のバネ特性を有する各支持機構k1 、k3には、それぞれ必要に応じて減衰装置c1 、c3が図に示すように並列に設けられている。なお、本例では磁気浮上機構は中間台側に設けてあるが、除振テーブル3側に設けることもできる。
第5実施例では床1には正のバネ特性を有する所定のバネ特性からなる支持機構(バネ要素k1 )により複数(本例では2台)の中間台2が支持されており、さらにそれぞれの中間台2と除振テーブル3との間には負のバネ特性を有するゼロパワー磁気浮上機構4が配置されている。さらに、除振テーブル3には荷重支持機構を構成する正のバネ特性k3 を有する空気バネ9が床1との間に配置されている。そして、前述した正のバネ特性を有する支持機構k1 には、必要に応じて減衰装置c1 を並列に設けることができる。
この構成によりゼロパワー磁気浮上機構4を利用して負の剛性を実現し、その絶対値をk1 と等しくすることによって、直動外乱に対する剛性を無限大とすることができる。したがって、従来のパッシブ除振絶縁特性を劣化させることなく、直動外乱に対する剛性を無限大とすることができる。
図8において、除振テーブル3は、正のバネ要素k3 と減衰要素c3 とからなる荷重支持機構5によって、床1から支持されている。また、中間台は、正のバネ要素k1 と減衰要素c1 とからなる支持機構によって、床1から支持されている。さらに前記バネ要素k1 と減衰要素c1 と並列に中間台と床1との間には負のバネ特性を有するリニアアクチュエータ10が配置される。また、中間台2と除振テーブル3との間には、負のバネ特性を有するアクチュエータ(リニアアクチュエータ)8と正のバネ特性を有するバネ要素k2 が配置される。なお、中間台2と除振テーブル3との間の正のバネ特性を有するバネ要素k2 は、削除することも可能である。また、前記リニアアクチュエータ8、10の代わりに、ボイスコイルモータ、リニアモータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ等のリニアアクチュエータを使用することができることは当然である。
第8実施例では床1には正のバネ特性を有する所定のバネ特性からなる支持機構により複数(本例では2台)の中間台2が支持されており、さらにそれぞれの中間台2と除振テーブル3との間には負のバネ特性を有するリニアアクチュエータ8が配置されている。除振テーブル3は本例では中間台2の全体を上側から覆うような形状となっており、さらに、除振テーブル3には荷重支持機構5を構成する正のバネ特性を有する空気バネ9が床1との間に配置されている。そして、前述した正のバネ特性を有する支持機構k1 には、必要に応じて減衰装置c1 を図に示すように並列に設ける。この構成によりリニアアクチュエータを利用して負の剛性を実現し、その絶対値をk1 と等しくすることによって、直動外乱に対する剛性を無限大とすることができる。したがって、従来のパッシブ除振絶縁特性を劣化させることなく、直動外乱に対する剛性を無限大とすることができる。
また、鉛直方向に配されたハイブリッド電磁石(前述したゼロパワー特性を有する磁気浮上機構であり、以下磁気浮上機構という)では中間台、除振テーブルの質量を支えるため、大型のものが必要になるが、水平方向に配されたものでは重力を支持する必要がないため反面差動型の構造を持つ必要がある。このため、除振テーブルの開発には2種類の負の剛性と正の剛性の組み合わせを開発する必要がある。
さらに、前記実施例では中間台(第1部材)を共通で一つにしているため、ある軸での中間台の振動の影響が他の軸にも及んでしまう場合がある。また、除振テーブルの構造上3自由度に対して4組の「負の剛性」と「正の剛性」の直列接続を用いなければならない場合は、その冗長性を排除するためにより複雑な制御系が必要となってしまう。また、6個全ての自由度の除振が必要ない場合でも、6自由度を考慮しなければならない。このように、上記の各実施例では中間台を共用にした構成であることから上述のような問題が発生する。
図10は第9実施例であり、この第9実施例は前述した第1〜第8実施例に示した除振装置において、少なくともベース(基台)、中間台(第1部材)、除振テーブル(第2部材)の一組をユニット化し、ユニット一つで一つの除振装置を構成したものである。
図10において、21は基台(以下ベースという)、22は第1部材としての中間台、23は第2部材としての除振テーブルであり、ベース21および除振テーブル23は図のように上下に離れた対向部材を連結部材28、29で結合し、さらに夫々の対向部材が交互となるように配置されている。前記対向部材は本例では図のように平板で構成してあるが、必ずしも平板ではなく、支持機構、磁気浮上機構、荷重支持機構を取り付けることができ、上記した機能を達成できるものであれば、種々の形態の対向部材を使用することができる。また、連結部材28、29も設計時に適宜形状のものを採用することができる。そして、中間台22は、図示のようにベース21および除振テーブル23との間の対向部材間に配置されている。ベース21には正のバネ特性を有する所定のバネ特性からなる支持機構k1により中間台22が支持されており、さらに中間台22と除振テーブル23との間には負のバネ特性を有する所定のバネ特性を有する磁気浮上機構24が配置されている。さらに、除振テーブル23には荷重支持機構を構成する正のバネ特性k3 を有する荷重支持機構がベース21と除振テーブル23の間に配置されている。そして、前述した正のバネ特性を有する各支持機構には、それぞれ必要に応じて減衰装置c1を並列に設ける。なお、本例では磁気浮上機構を構成する電磁石を中間台に、永久磁石を除振テーブル23に設けてあるがこの配置を逆にすることも可能である。また、荷重支持機構としてのバネk3の代わりに前述した実施例でも説明した空気バネを使用することも可能である。さらに前記磁気浮上機構24と並列に正のバネ特性を有するバネ要素を配置することもできる。
図12は第11実施例である。第11実施例は前記第9実施例における磁気浮上機構の代わりに負の剛性を持つアクチュエータ31を配置したものである。
図13は第12実施例である。第12実施例は前記第9実施例における磁気浮上機構の代わりに負の剛性を持つアクチュエータ31と正のバネ特性を有するバネ要素k2を配置し、さらにベースと中間台との間に配置した支持機構と並列に正の剛性を持つアクチュエータ32を配置したものである。
このため、以下の述べる第13実施例〜第16実施例は、前記第9実施例〜第12実施例の支持機構と前記図3(第2実施例)〜図9(第8実施例)に示すような荷重支持機構を併用して構成することにより、前記入れ子式の構造を不要とし、より実用性が高いユニットとすることができるものである。
図14において、21は基台(以下ベースという)、22は第1部材としての中間台、23は第2部材としての除振テーブルであり、ベース21および除振テーブル23は図のように上下に離れて配置され、さらにベース21と除振テーブル23との間に中間台が配置されている。ベース21は、正のバネ特性を有する所定のバネ特性からなる支持機構k1を介して中間台22を支持されており、さらに中間台22と除振テーブル23との間には負のバネ特性を有する所定のバネ特性を有する磁気浮上機構24が配置されている。さらに、除振テーブル23とベース21との間には荷重支持機構を構成する正のバネ特性k3 を有する荷重支持機構が配置されている。そして、前述した正のバネ特性を有する各支持機構には、それぞれ必要に応じて減衰装置c1を並列に設ける。なお、本例では磁気浮上機構を構成する電磁石を除振テーブル23に、また永久磁石を中間台22に設けてあるが、この配置を逆にすることも可能である。また、荷重支持機構としてのバネk3の代わりに前述した実施例でも説明した空気バネを使用することも可能である。さらに前記磁気浮上機構24と並列に正のバネ特性を有するバネ要素を配置することもできる。
図16は第15実施例である。第15実施例は前記第13実施例における磁気浮上機構の代わりに負の剛性を持つアクチュエータ31を配置したものである。
図17は第16実施例である。第16実施例は前記第13実施例における磁気浮上機構の代わりに負の剛性を持つアクチュエータ31と正のバネ特性を有するバネ要素k2を配置し、さらにベースと中間台との間に配置した支持機構と並列に正の剛性を持つアクチュエータ32を配置したものである。
(1)半導体露光装置やレーザー加工装置などの精密機器・装置
(2)電子顕微鏡、STM、AFMなどの超精密計測
(3)超微細加工分野
等に利用することができる。
2、22 中間台
3、23 除振テーブル(第2部材)
4、24 磁気浮上機構
5、25 荷重支持機構
6 26 永久磁石
7 27 電磁石
8、10、A1 アクチュエータ(リニアアクチュエータ)
9 空気バネ
28、29 連結部材
31 負の剛性を持つアクチュエータ
32 正の剛性を持つアクチュエータ
k1 〜 k3 支持機構(バネ要素)
c1 〜 c3 減衰装置
Claims (30)
- ベースと第2部材との間に第1部材を介して正のバネ特性を有する支持機構と負のバネ特性を有する支持機構とを直列に接続した支持機構と、前記支持機構と並列に正のバネ特性を有する荷重支持機構をベースと第2部材との間に配置することにより直動外乱に対して略無限大の剛性を有せしめるとともに、ベースに対する振動を絶縁することを特徴とする除振方法。
- ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構を配設し、さらにベースと第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法。
- ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構とその磁気浮上機構と並列に正のバネ特性を有するバネ要素を配設し、さらにベースと第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法。
- ベースと第1部材との間に正のバネ特性を有するバネ要素とそのバネ要素と並列にリニアアクチュエータを配置し、ベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に永久磁石と電磁石とから構成されるゼロパワー特性を有する磁気浮上機構を配設し、さらにベースと第2部材との間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配設することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第2部材に係る荷重を前記磁気浮上機構と前記荷重支持機構により支持できるようにしたことを特徴とする除振方法。
- ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間に負のバネ特性を有するゼロパワー磁気浮上機構を配置し、さらに第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する空気バネからなる荷重支持機構を配置することにより、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法。
- ベースに所定の正のバネ特性を有するバネによって支持された中間台と、該中間台に対して永久磁石と電磁石とから構成されて所定の負のバネ特性のゼロパワー特性を有する磁気浮上機構によって支持された除振テーブルとを備え、さらに前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置。
- ベースに所定の正のバネ特性を有するバネによって支持された中間台と、該中間台に対して永久磁石と電磁石とから構成されて所定の負のバネ特性のゼロパワー特性を有する磁気浮上機構およびその磁気浮上機構と並列に配置した正のバネ特性を有するバネ要素によって支持された除振テーブルとを備え、さらに前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置。
- ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素とリニアアクチュエータとによって支持された中間台と、該中間台に対して永久磁石と電磁石とから構成されて所定の負のバネ特性のゼロパワー特性を有する磁気浮上機構によって支持された除振テーブルとを備え、さらに前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置。
- 前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有するバネ要素とそのバネ要素に並列に設けた所定の減衰率の減衰装置とから構成されていることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の除振装置。
- 前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有する空気バネであることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載の除振装置。
- 前記ベースと中間台との間に、前記正のバネ特性を有するバネ要素と併設して所定の減衰率の減衰装置を設置したことを特徴とする請求項6〜請求項10のいずれかに記載の除振装置。
- 前記磁気浮上機構を構成する電磁石の吸引力は除振テーブルへ作用する荷重の増減に応じて増減するように構成したことを特徴とする請求項6〜請求項11のいずれかに記載の除振装置。
- 前記請求項6〜請求項12に記載の除振装置において、前記ベースと前記除振テーブルは、共に対向部材を連結部材で連結して構成し、さらにベースと除振テーブルの対向部材が交互と成るように配置され、中央部のベースおよび除振テーブルの対向部材の間に中間台を配置したことを特徴とする除振装置。
- 前記請求項6〜請求項13に記載の除振装置において、前記ベースは除振装置を形成する床であることを特徴とする除振装置。
- 前記請求項6〜請求項13に記載の除振装置において、少なくともベース、中間台、除振テーブルの一組を一つのユニットとしてまとめて構成したことを特徴とする除振装置。
- ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁するとともに、前記第1部材と第2部材との間にアクチュエータと制御装置から構成される支持機構により負のバネ特性を付与することによって、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置して、第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法。
- ベースと第1部材との間にバネを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁し、さらに前記第1部材と第2部材との間にアクチュエータと制御装置から構成される支持機構により負のバネ特性を付与するとともに前記第1部材と第2部材との間に正のバネ特性を有するバネ要素を配置することによって、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置して、第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法。
- ベースと第1部材との間に正のバネ特性を有する支持機構とリニアアクチュエータとを配設してベースから第1部材に伝わる振動を絶縁し、さらに前記第1部材と第2部材との間にアクチュエータと制御装置から構成される支持機構により負のバネ特性を付与するとともに前記アクチュエータと並列に前記第1部材と第2部材との間に正のバネ特性を有するバネ要素を配置することによって、前記第1部材から第2部材に伝わる振動を絶縁し、さらに、前記第2部材とベースとの間に正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置して、第2部材に作用する荷重の一部を前記荷重支持機構により支持することを特徴とする除振方法。
- ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素によって支持された中間台と、該中間台に対してアクチュエータと制御装置から構成されて所定の負のバネ特性を有する支持機構によって支持された除振テーブルとを備え、前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置。
- ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素とリニアアクチュエータとによって支持された中間台と、該中間台に対してアクチュエータと制御装置から構成されて所定の負のバネ特性を有する支持機構によって支持された除振テーブルとを備え、前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置。
- 前記中間台と除振テーブルとの間に設ける支持機構(アクチュエータ)と並列に正のバネ特性を有するバネ要素を備えたことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の除振装置。
- 前記請求項19〜請求項21に記載の除振装置において、前記ベースと前記除振テーブルは、共に対向部材を連結部材で連結して構成し、さらにベースと除振テーブルの対向部材が交互と成るように配置され、中央部のベースおよび除振テーブルの対向部材の間に中間台を配置したことを特徴とする除振装置。
- 前記請求項19〜請求項22に記載の除振装置において、前記ベースは除振装置を形成する床であることを特徴とする除振装置。
- 前記請求項19〜請求項22に記載の除振装置において、少なくともベース、中間台、除振テーブルの一組を一つのユニットとしてまとめて構成したことを特徴とする除振装置。
- ベースに所定の正のバネ特性を有するバネ要素によって支持された複数の中間台と、該複数の中間台に対してアクチュエータと制御装置から構成されて所定の負のバネ特性を有する支持機構によって支持された除振テーブルとを備え、前記除振テーブルとベースとの間には正のバネ特性を有する荷重支持機構を配置したことを特徴とする除振装置。
- 前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有するバネとそのバネに並列に設けた所定の減衰率の減衰装置とから構成されていることを特徴とする請求項19〜請求項25のいずれかに記載の除振装置。
- 前記荷重支持機構は、正のバネ特性を有する空気バネであることを特徴とする請求項19〜請求項25のいずれかに記載の除振装置。
- 前記ベースと中間台との間に、前記正のバネ特性を有するバネと併設して所定の減衰率の減衰装置を設置したことを特徴とする請求項19〜請求項25のいずれかに記載の除振装置。
- 前記中間台に設けられたアクチュエータの伸びを除振テーブルへ作用する荷重の増減に応じて増減させるように構成したことを特徴とする請求項25〜請求項28のいずれかに記載の除振装置。
- 前記アクチュエータがボイスコイルモータ、リニアモータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ等のリニアアクチュエータであり、前記制御装置が変位センサおよび制御回路ならびに電力増幅器から構成されたことを特徴とする請求項19〜請求項29のいずれかに記載の除振装置。
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