JP2005100040A - テクスチャの生成システムおよびその生成方法 - Google Patents

テクスチャの生成システムおよびその生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】経験および特別な知識がない人であっても、物体の表面のテクスチャを物理的に厳密に、かつ容易に生成することができるテクスチャの生成システムおよびその生成方法を提供する。
【解決手段】物体のテクスチャを生成するテクスチャの生成システムは、物体の表面形状の情報が登録された第1のデータベース、物体の素材の情報が登録された第2のデータベース、および物体の表面に入射する入射光の情報が登録された第3のデータベースを備えるデータベース部と、物体の表面形状の情報、物体の素材の情報および入射光の情報に基づいて、物体およびその周辺領域における散乱光の強度分布をマクスウェルの方程式を用いて算出し、物体の表面に対する所定の角度における前記散乱光の2次元的な強度分布を算出する演算部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像出力装置により出力されるプリントの被写体のテクスチャについて、物理的に厳密に簡易に生成するテクスチャの生成システムおよびその生成方法に関するものである。
従来、画像出力装置により出力されるプリントの被写体(物体)の表面の模様などのテクスチャをコンピュータグラフィックスで表現することがなされている。この場合、テクスチャは、実写に基づいて作成されるか、またはクリエイターの感性もしくは経験に基づいて作成されている(例えば、非特許文献1等参照)。
MdN編集部、「DTP&グラフィックデザインのネタ帳」、株式会社エムディエヌコーポレーション、2003年4月1日、p.142
このように、従来、テクスチャは、実写またはクリエイターの感性もしくは経験に基づいて作成されているので、物理的厳密性が乏しく、さらにテクスチャを作成するに経験および特別な知識が必要とされるという問題点がある。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、経験および特別な知識がない人であっても、物体の表面のテクスチャを物理的に厳密に、かつ容易に生成することができるテクスチャの生成システムおよびその生成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、物体のテクスチャを生成するテクスチャの生成システムであって、複数の物体の表面形状の情報が登録されている第1のデータベース、複数の素材の情報が登録されている第2のデータベース、および前記物体の表面に入射する入射光の情報が複数登録されている第3のデータベースの少なくとも1つを備えるデータベース部と、少なくとも前記データベース部が備える前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報、ならびに前記物体のテクスチャを表示する表示部と、前記データベース部から出力された前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報に基づいて、前記物体および前記物体の周辺領域における散乱光の強度分布をマクスウェルの方程式を用いて算出するとともに、前記物体の表面に対する所定の角度における前記散乱光の2次元的な強度分布を算出する演算部と、前記データベース部に備えられる第1のデータベース乃至第3のデータベースのいずれかが備えられていない場合には、前記備えられていない前記第1のデータベース乃至第3のデータベースのいずれかに登録されている前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報を前記演算部に入力する入力手段とを有することを特徴とするテクスチャの生成システムを提供するものである。
また、本発明の第2の態様は、物体のテクスチャを生成するテクスチャの生成方法であって、前記物体の表面形状の情報を取得する工程と、前記物体の素材の情報を取得する工程と、前記物体の表面に入射する入射光の情報を取得する工程と、前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報に基づいて、前記物体および前記物体の周辺領域における散乱光の強度分布をマクスウェルの方程式を用いて算出する工程と、前記物体の表面に対する所定の角度における前記散乱光の2次元的な強度分布を算出する工程とを有することを特徴とするテクスチャの生成方法を提供するものである。
本発明において、前記物体の表面形状の情報を取得する工程は、複数の物体の表面形状の情報が登録されている第1のデータベースから選択するものであることが好ましい。
また、本発明において、前記物体の素材の情報を取得する工程は、複数の素材の情報が登録されている第2のデータベースから選択するものであることが好ましい。
さらに、本発明において、前記物体の素材の情報は、素材の誘電率および透磁率または素材の屈折率の情報を含むことが好ましい。
さらにまた、本発明において、前記物体の表面に入射する入射光の情報を取得する工程は、前記物体の表面に入射する入射光の情報が複数登録されている第3のデータベースから選択することを含むことが好ましい。
本発明のテクスチャの生成システムによれば、物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報が登録された第1のデータベース〜第3のデータベース
を少なくとも1つ設け、物体の表面形状の情報、物体の素材の情報、および入射光の情報を表示部に表示させるので、経験および特別な知識がない人であってもテクスチャを生成するに必要な情報を選択することができる。さらに、本発明にテクスチャの生成システムおいては、物体の表面形状の情報、物体の素材の情報、および入射光の情報に基づいてマクスウェルの方程式により、物体およびその周辺領域の散乱光の強度分布を求めている。このため、物理的に厳密に物体の表面のテクスチャを、経験および特別な知識を有することなく、容易に生成することができる。
本発明のテクスチャの生成方法によれば、物体の表面形状の情報、物体の素材の情報、および物体の表面に入射させる入射光の情報を取得し、これらの物体の表面形状の情報、物体の素材の情報、および入射光の情報に基づいて、物体およびその周辺領域における散乱光の強度分布をマクスウェルの方程式を用いて算出するので、物理的に厳密に物体の表面のテクスチャを生成することができる。
また、物体の表面形状の情報、物体の素材の情報、および物体の表面に入射させる入射光の情報を取得は、例えば、第1のデータベース〜第3のデータベースから取得することにより、経験および特別な知識がない人であっても、物体の表面のテクスチャを容易に生成することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のテクスチャの生成システムおよびその生成方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るテクスチャ生成システムを示す模式図である。
図1に示すように、テクスチャ生成システム(以下、生成システムという)10は、データベース部12と、入力手段14と、制御部16と、モニタ(表示部)18とを有する。
データベース部12は、表面形状のデータベース(以下、表面形状のDBという)20(第1のデータベース)と、素材のデータベース(以下、素材のDBという)22(第2のデータベース)と、入射光のデータベース(以下、入射光のDBという)24(第3のデータベース)とを有する。
表面形状のDB20は、物体の表面形状の情報が複数個登録されているものである。この物体の表面形状とは、例えば、その物体の表面の断面における輪郭、または3次元で表現されたものである。
ここで、図2(a)〜(f)は、本実施形態の表面形状のデータベースに登録されている物体の表面形状を示す模式的断面図である。
図2(a)〜(f)に示すように、本実施形態の生成システム10においては、表面形状のDB20に、例えば、6個の物体30〜40の表面形状が登録されている。なお、図2(a)〜(f)に示す符号pは、物体30〜40の輪郭を示すものである。また、物体40は、その内部に空洞vが形成されている。
後述するように、この表面形状のDB20に登録されている物体30〜40は、画像として、制御部16によりモニタ18に表示される。表示された各物体30〜40の中から、例えば、入力手段14によりユーザが希望するものが選択される。
なお、本実施形態においては、表面形状のDB20に登録する物体の表面形状の数を6個としたが、特に限定されるものではない。生成システム10の容量が許容する範囲で最大とすることが好ましい。
素材のDB22は、複数の素材の情報が登録されているものである。素材とは、例えば、アルミニウム、またはチタンなどの金属、ベニアなどの木材、およびガラス、またはセラミックスなどの非金属などのことである。素材の情報とは、素材の誘電率および透磁率、または素材の屈折率のことである。本実施形態においては、後述するように、マクスウェルの方程式を用いるので、屈折率、または誘電率および透磁率のいずれかの情報があればよい。
ここで、図3(a)〜(c)は、縦軸に屈折率をとり、横軸に波長をとって各素材の情報を示すグラフである。図3(a)〜(c)に示すように、素材毎に屈折率が異なり、また波長依存性も異なる。
また、後述するように、この素材のDB22に登録されている素材の情報は、制御部16によりモニタ18に、例えば、屈折率の波長依存性のグラフとして表示される。表示された各素材の情報の中から、例えば、入力手段14によりユーザが希望するものが選択される。すなわち、素材に応じた屈折率が選択される。
なお、本実施形態においては、素材のDB22に登録する素材の情報の数を3個としたが、特に限定されるものではない。生成システム10の容量が許容する範囲で最大とすることが好ましい。
また、素材の情報は、素材毎に規定してもよく、チタン、ガラス、または木材に対応させて各素材の情報を素材のDB22に登録し、モニタ18には、素材名を表示させて、それをユーザの選択させるようにしてもよい。これにより、ユーザは、テクスチャを更に一層容易に得ることができる。
入射光のDB24は、物体の表面に入射する入射光の情報が複数登録されているものである。この入射光の情報は、例えば、光源の分光分布により与えられるものである。なお、この入射光の情報には、入射角度が含まれていてもよい。
ここで、図4(a)〜(c)は、縦軸に強度をとり、横軸に波長をとって、光源の分光分布を示すヒストグラムである。
図4(a)〜(c)に示す波長分布を有する光源が、例えば、3個入射光のDB24に登録されている。
また、後述するように、この入射光のDB24に登録されている入射光の情報(図4(a)〜(c))は、制御部16によりモニタ18に表示される。表示された入射光の情報の中から、例えば、入力手段14によりユーザが希望するものが選択される。すなわち、ユーザが希望する光源に応じた分光分布が選択される。
なお、本実施形態においては、入射光のDB24に登録する入射光の情報の数を3個としたが、特に限定されるものではない。生成システム10の容量が許容する範囲で最大とすることが好ましい。
また、入射光の情報は、光源の種類毎に登録してもよい。例えば、JIS Z8720−2000で規定されている標準光源A、標準光源D65、常用光源D65、常用光源D50、常用光源D55、および常用光源D75、ならびにJIS Z9112−1990で規定されている蛍光灯、および白熱電球(色温度が3200Kのタングステン光)などに対応させて入射光の情報を入射光のDB24に登録するようにしてもよい。さらに、入射光の入射角度を登録してもよい。
この場合、モニタ16には、入射光のDB24に登録されている光源の種類に対応させたボタンを表示させてマウスなどにより選択できるようにしてもよい。さらには、入射角度も選択できるようにしてもよい。これにより、ユーザは、テクスチャを更に一層容易に得ることができる。
なお、本実施形態においては、データベース部12に表面形状のDB20、素材のDB22、および入射光のDB24を設ける構成としたが、本発明は、これに限定されるものではない。また、本実施形態においては、表面形状のDB20、素材のDB22、および入射光のDB24のうち、少なくとも1つ設けられていればよい。
入力手段14は、光源の物体に表面に対する入射角度がユーザにより入力されるものであり、例えば、マウスおよびキーボートにより構成される。
なお、本発明においては、上述の如く、表面形状のDB20、素材のDB22、および入射光のDB24のうち、少なくとも1つ設けられていればよい。このため、表面形状の情報、素材の情報、および入射光の情報のうち、後述する演算部26に入力されないものが生じる。この場合、設けられていない表面形状のDB20、素材のDB22、または入射光のDB24については、ユーザにより入力手段14により演算部26に入力される。また、入力手段14により、入射光の入射角度、または物体の観察方向を入力することもできる。
制御部16は、データベース部12、入力手段14、モニタ18を制御するものであり、さらに演算部26を備える。
この制御部16は、データベース部12(表面形状のDB20、素材のDB22、および入射光のDB24)から演算部26に物体の表面形状の情報、物体の素材の情報、および入射光の情報を出力させる。
また、制御部16は、モニタ18に、データベース部12の表面形状のDB20、素材のDB22、および入射光のDB24に登録されている表面形状の情報(図2(a)〜図2(f)参照)、素材の情報(図3(a)〜図3(c)参照)、および入射光の情報(図4(a)〜図4(c)参照)を表示させる。
演算部26は、物体の表面の情報、物体の素材の情報、および物体に入射する入射光の情報に基づいて、物体の表面を含む所定の周辺領域における散乱光の強度分布を下記数式1〜数式4に示すマクスウェルの方程式により算出するものである。なお、下記数式5は、屈折率と誘電率および透磁率との関係を示すものである。
この演算部26には、データベース部12または入力手段14からの物体の表面の情報、物体の素材の情報、および物体に入射する入射光の情報を記憶する記憶部(図示せず)が備えられており、計算に必要な1つの物体の表面の情報、物体の素材の情報、および物体に入射する入射光の情報がまとめで記憶される。
演算部26における物体の表面の散乱光の強度分布の算出方法としては、例えば、差分法(FDTD(Finite Difference Time Domain)法)、有限要素法、および境界要素法などが挙げられる。
本実施形形態においては、演算部26が、選択された計算方法に基づいて、選択された所定の表面形状を有する物体および表面、およびその周辺領域のメッシュモデルを作製する。そして、演算部26が、物体の表面の情報、物体の素材の情報、および物体に入射する入射光の情報に基づいて、このメッシュモデルにおける散乱光の強度分布をマクスウエルの方程式を用いて算出する。これにより、3次元の散乱光の強度分布が得られる。
さらに、演算部26が得られた散乱光の強度分布を物体の表面に対する所定の角度における散乱光の2次元的な強度分布を算出する。これにより、物理的に厳密な物体のテクスチャを得ることができる。
また、制御部16は、演算部26で最終的に得られた物体の表面のテクスチャをモニタ18に表示させる。
Figure 2005100040
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Figure 2005100040
Figure 2005100040
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なお、上記数式1〜数式5に示すDは電束密度、ρは真電荷密度、Eは電場の強さ、Bは磁束密度、Hは磁場の強さ、iは伝導電流密度、nは屈折率、εは誘電率、μは透磁率、εは真空の誘電率、μは真空の透磁率である。
モニタ18は、データベース部12の表面形状のDB20、素材のDB22、および入射光のDB24に登録されている表面形状の情報(図2(a)〜図2(f)参照)、素材の情報(図3(a)〜図3(c)参照)、および入射光の情報(図4(a)〜図4(c)参照)を、例えば、画像として表示できる機能を有するものであれば、特に、限定されるものではない。モニタ18としては、例えば、CRT、LCD、PDP、および有機ELディスプレイ等が挙げられる。
本実施形態の生成システム10においては、マクスウェルの方程式を用いて物体の表面の散乱光の強度分布を算出するので、物体の表面の物理的に厳密な散乱光の強度分布を得ることができる。加えて、データベース部に登録された表面形状の情報、素材の情報および入射光の情報をモニタに表示し、必要な情報は、表示画面から選択することができるので、散乱光の強度分布を容易に得ることができる。さらに、この散乱光の強度分布に基づいて物体の表面の所定の角度から観察する方向の2次元的な散乱光の強度分布を算出するので、物理的に厳密なテクスチャを容易に得ることができる。
次に、本実施形態のテクスチャの生成方法について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るテクスチャの生成方法を工程順に示すフローチャートである。
図5に示すように、先ず、制御部16(図1参照)により、モニタ18(図1参照)に表面形状のDB20に登録されている表面形状の一覧(図2(a)〜図2(f)参照)を表示させる(ステップS1)。
そして、モニタ18に表示された表面形状の一覧からユーザにより、入力手段14を用いて、例えば、図2(c)に示す物体34が選択される。この選択された物体34の表面形状の情報を演算部26に出力させて、演算部26に記憶させる。
次に、制御部16により、モニタ18に素材のDB22に登録されている素材の情報の一覧(図3(a)〜図3(c)参照)を表示させる(ステップS2)。
そして、モニタ18に表示された素材の情報の一覧からユーザにより、入力手段14を用いて、例えば、図3(a)に示す素材が選択される。この選択された素材は、物体34に関連付けて演算部26で記憶される。
次に、制御部16により、モニタ18に入射光のDB24に登録されている入射光の情報の一覧(図4(a)〜(c))を表示させる(ステップS3)。
そして、モニタ18に表示された入射光の情報の一覧からユーザにより、入力手段14を用いて、例えば、図4(b)に示す分光分布を示す入射光が選択される。このとき、入射光の入射角度も入力される。
選択された入射光およびその入射角度は、物体34に関連付けて演算部26に記憶される。
次に、制御部16により、モニタ18に演算部26により演算可能な計算方法の一覧(図示せず)を表示させる(ステップS4)。本実施形態においては、例えば、差分法、有限要素法、および境界要素法が表示される。
そして、モニタ18に表示された計算方法の一覧から所望の計算方法がユーザにより、入力手段14を用いて選択される。選択された計算方法は、物体34に関連付けて演算部26に記憶される。
なお、これらの計算方法については、例えば、メッシュが立方体である場合には、差分法を選択することが好ましい。また、計算精度を高めたい場合には、有限要素法を選択することが好ましい。さらに、物体の大きさが大きい場合には、境界要素法を選択することが好ましい。
次に、選択された計算方法に基づいて解析できるように、選択した物体34についてメッシュモデルを作製する(ステップS5)。
ここで、図6は、本実施形態の差分法または有限要素法を実施するためのメッシュモデルを示す模式的断面図である。
図6に示すように、差分法および有限要素法においては、メッシュモデル50は、物体34および物体34の周辺領域sを含め、例えば、直交座標系による四角形要素で分割する。このメッシュの間隔は、入射光の波長のうち、最短の波長の1/10以下とすることが好ましい。
なお、図6は断面図であるので、物体34およびその周辺領域sは、実際には立方体要素で分割されている。
また、有限要素法においては、分割要素は、直交座標系に限定されるものではなく、斜交座標系であってもよい。
また、図7に示すように、境界要素法においては、例えば、物体34の輪郭pを●で示す節点で離散化してメッシュモデル52とする。
なお、メッシュモデルの作製も、特に限定されるものではなく、公知のメッシュモデルの作製方法により作製すればよい。
次に、空間モデルにおける散乱光の強度分布をマクスウエルの方程式を用いて計算する(ステップS6)。これにより、物体34の表面およびその周辺領域sの散乱光の強度分布が得られる。この得られた散乱光の強度分布は、3次元における強度分布である。
なお、この散乱光の強度分布は、選択された差分法、有限要素法または境界要素法による公知の数値計算方法により計算されるものであり、特に限定されるものではない。
次に、ユーザにより、入力手段14を用いて観察方向が、物体34の表面に対する角度として入力される。この物体34の表面に対する角度(観察方向)における物体34の散乱光の2次元の強度分布を求めて、テクスチャを生成する(ステップS7)。
このように、本実施形態においては、テクスチャを生成するために必要な情報をモニタ18に表示されたものから選択し、入射光の入射角度および物体の表面の観察方向を入力することにより、経験および特別な知識を必要とすることなく、物理的に厳密なテスクチャを容易に生成することができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。以上、本発明のテクスチャの生成システムおよびその生成方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の実施形態に係るテクスチャ生成システムを示す模式図である。 (a)〜(f)は、表面形状のデータベースに登録されている物体の表面形状を示す模式的断面図である。 (a)〜(c)は、縦軸に屈折率をとり、横軸に波長をとって各素材の情報を示すグラフである。 (a)〜(c)は、縦軸に強度をとり、横軸に波長をとって、光源の分光分布を示すヒストグラムである。 本発明の実施形態に係るテクスチャの生成方法を工程順に示すフローチャートである。 本実施形態の差分法または有限要素法を実施するためのメッシュモデルを示す模式的断面図である。 本実施形態の境界要素法を実施するためのメッシュモデルを示す模式的断面図である。
符号の説明
10 テクスチャ生成システム
12 データベース部
14 制御部
16 入力手段
18 モニタ
20 表面形状のデータベース
22 素材のデータベース
24 入射光のデータベース
26 演算部
30〜40 物体
50、52 メッシュモデル
p 輪郭
s 周辺領域

Claims (6)

  1. 物体のテクスチャを生成するテクスチャの生成システムであって、
    複数の物体の表面形状の情報が登録されている第1のデータベース、複数の素材の情報が登録されている第2のデータベース、および前記物体の表面に入射する入射光の情報が複数登録されている第3のデータベースの少なくとも1つを備えるデータベース部と、
    少なくとも前記データベース部が備える前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報、ならびに前記物体のテクスチャを表示する表示部と、
    前記データベース部から出力された前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報に基づいて、前記物体および前記物体の周辺領域における散乱光の強度分布をマクスウェルの方程式を用いて算出するとともに、前記物体の表面に対する所定の角度における前記散乱光の2次元的な強度分布を算出する演算部と、
    前記データベース部に備えられる第1のデータベース乃至第3のデータベースのいずれかが備えられていない場合には、前記備えられていない前記第1のデータベース乃至第3のデータベースのいずれかに登録されている前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報を前記演算部に入力する入力手段とを有することを特徴とするテクスチャの生成システム。
  2. 物体のテクスチャを生成するテクスチャの生成方法であって、
    前記物体の表面形状の情報を取得する工程と、
    前記物体の素材の情報を取得する工程と、
    前記物体の表面に入射する入射光の情報を取得する工程と、
    前記物体の表面形状の情報、前記物体の素材の情報、および前記入射光の情報に基づいて、前記物体および前記物体の周辺領域における散乱光の強度分布をマクスウェルの方程式を用いて算出する工程と、
    前記物体の表面に対する所定の角度における前記散乱光の2次元的な強度分布を算出する工程とを有することを特徴とするテクスチャの生成方法。
  3. 前記物体の表面形状の情報を取得する工程は、複数の物体の表面形状の情報が登録されている第1のデータベースから選択するものである請求項2に記載のテクスチャの生成方法。
  4. 前記物体の素材の情報を取得する工程は、複数の素材の情報が登録されている第2のデータベースから選択するものである請求項2または3に記載のテクスチャの生成方法。
  5. 前記物体の素材の情報は、素材の誘電率および透磁率または素材の屈折率の情報を含む請求項2〜4のいずれか1項に記載のテクスチャの生成方法。
  6. 前記物体の表面に入射する入射光の情報を取得する工程は、前記物体の表面に入射する入射光の情報が複数登録されている第3のデータベースから選択することを含む請求項2〜5のいずれか1項に記載のテクスチャの生成方法。
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