JP2005095969A - Apparatus and method for gripping workpiece - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ワークを把持するワーク把持装置およびワーク把持方法に関する。 The present invention relates to a workpiece gripping apparatus and a workpiece gripping method for gripping a workpiece.
従来、例えば自動車の車体部品を把持する装置として下記特許文献に記載のものがある。
このようなワーク把持装置において、ワークの投入を一定方向から実施し、ワーク投入後、ワーク把持装置全体を水平面内にて180度回転させることで、上記ワーク投入時でのワーク投入側の被加工部位となる一部位を、投入側と反対側に位置させ、この反対側から被加工部位に対し所定の加工を行う場合がある。 In such a workpiece gripping device, the workpiece is loaded from a certain direction, and after the workpiece is loaded, the entire workpiece gripping device is rotated 180 degrees in the horizontal plane, so that the workpiece loading side workpiece is processed when the workpiece is loaded. There is a case where a partial position that is a part is located on the side opposite to the input side, and predetermined processing is performed on the part to be processed from the opposite side.
この場合、加工済みのワークを搬出した後、次に加工するワークを投入する際には、ワークを把持していない状態の空のワーク把持装置全体を、元のワーク投入可能な状態となるよう180度回転して戻す必要がある。 In this case, when the workpiece to be machined is loaded after the machined workpiece has been unloaded, the entire empty workpiece gripping device that is not gripping the workpiece is brought into a state where the original workpiece can be loaded. It must be rotated 180 degrees back.
上述したように、従来のワーク把持装置は、次に加工するワークを投入する際には、ワークを把持していない空の状態で、前回投入時の元の状態まで回転させる必要があるので、生産上無駄な時間が発生し、作業効率の低下を招いている。 As described above, the conventional workpiece gripping device needs to be rotated to the original state at the previous loading in an empty state where the workpiece is not gripped when the workpiece to be processed next is loaded. This wastes time in production, causing a reduction in work efficiency.
そこで、この発明は、生産上無駄な時間を排除し、作業効率を向上させることを目的としている。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to eliminate time that is wasted in production and improve work efficiency.
前記目的を達成するために、この発明は、ワークの一部位を把持する一対の第1ワーク把持治具と、前記ワークの他の部位を把持する一対の第2ワーク把持治具と、前記一対の第1ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持するとともに、前記一対の第2ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具と第2ワーク把持治具との位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベースと、をそれぞれ備える構成としてある。 In order to achieve the above object, the present invention provides a pair of first work gripping jigs for gripping one part of a work, a pair of second work gripping jigs for gripping another part of the work, and the pair The first workpiece gripping jig is supported so as to be movable toward and away from each other, and the pair of second workpiece gripping jigs are supported so as to be movable toward and away from each other. And a rotating jig base that can be rotated so that the positions of the tools are interchanged with each other.
この発明によれば、一対の第1ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持するとともに、一対の第2ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具と第2ワーク把持治具との位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベースを設けたため、投入後のワークを180度回転させて、ワーク投入時での投入側のワークの一部位をこの投入側と反対側から加工する場合であっても、加工済みのワークを搬出した後、一対の第1ワーク把持治具相互の間隔を変化させるとともに、一対の第2ワーク把持治具相互の間隔を変化させるべく、それぞれ回転治具ベース上で移動させればよく、ワークを把持していない空の状態のワーク把持装置全体をワーク投入時の元の位置まで回転させるという、生産上無駄な時間を排除することができ、作業効率を向上させることができる。 According to the present invention, the pair of first workpiece gripping jigs are supported so as to be movable toward and away from each other, and the pair of second workpiece gripping jigs are supported so as to be movable toward and away from each other. Since the rotating jig base that can rotate so that the positions of the workpiece holding jig and the second workpiece holding jig can be interchanged with each other, the workpiece after loading is rotated 180 degrees so that one part of the workpiece on the loading side when the workpiece is loaded Even when processing from the opposite side to the loading side, after unloading the processed workpiece, the distance between the pair of first workpiece gripping jigs is changed, and the pair of second workpiece gripping jigs are In order to change the interval, it is only necessary to move each on the rotating jig base, and the entire empty workpiece gripping device that is not gripping the workpiece is rotated to the original position at the time of loading the workpiece. It can be eliminated while, it is possible to improve work efficiency.
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、この発明の一実施形態を示すワーク把持装置1を中心とした加工設備の全体構成図で、図2は、ワーク把持装置1のみを示す斜視図である。この加工設備は、ワーク把持装置1に対し、図中で矢印Aで示す方向からワークWを投入するワーク投入口3を備え、このワーク投入口3と反対側に、スポット溶接を行う溶接用ロボット5を配置してある。さらに、ワーク把持装置1の側方には、加工後のワークWを矢印Bで示す方向に搬出する搬出用ロボット7を配置してある。
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a processing facility centering on a
ここでのワークWは、自動車の車体前部に設けてあるエンジンフードを構成するインナパネル9と、インナパネル9の車体前部側内面に溶接固定する別部品となるストライカ取付ブラケット11とで構成している。
The work W here is composed of an
ワーク把持装置1は、回転治具ベース13上に、インナパネル9の一部位である車体前方側を把持する一対の第1ワーク把持治具15A,15Bと、インナパネル9の他の部位である車体後方側を把持する一対の第2ワーク把持治具17A,17Bとを、それぞれ備えている。
The
回転治具ベース13は、その中心部を中心として、図1に示す状態から、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が互いに入れ替わるように、矢印Cで示すように、水平面内にて180度回転可能である。また、一対の第1ワーク把持治具15A,15Bは、回転治具ベース13上に設けてある第1ガイドレール19に沿って互いに接近離反する方向に移動可能であり、一対の第2ワーク把持治具17A,17Bは、回転ベース13上に設けてある第2ガイドレール21に沿って互いに接近離反する方向に移動可能である。
The
上記した第1ワーク把持治具15A,15Bおよび第2ワーク把持治具17A,17Bは、それぞれ単体としての構造が基本的に同等であり、この基本的な構造を、図3に示す第2ワーク把持治具17Bを用いて説明する。
The first
この第2ワーク把持治具17Bは、回転ベース治具13上の第2ガイドレール21に沿って移動する第1スライド機構23と、第1スライド機構23の駆動によって、第1スライド機構23の移動方向と直交する方向に移動する第2スライド機構25と、第2スライド機構25の駆動によって、第1スライド機構23の第2ガイドレール21に沿った移動方向と同方向に移動する第3スライド機構27とを、それぞれ備えている。
The second work gripping jig 17 </ b> B moves the
そして、この第3スライド機構27の上部には、連結具29を介して上方に向けて突出するアーム31を設け、このアーム31の先端に、インナパネル9を把持するワーク把持部33を設けている。すなわち、第1,第2各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bは、そのワーク把持部33を、前記各ガイドレール19,21に沿った接近離反移動する方向と直交する方向に移動させる第1スライド機構23と、前記ワーク把持部33を第1スライド機構23による移動方向と直交する方向に移動させる第2スライド機構25と、前記ワーク把持部33を第1,第2各スライド機構23,25による各移動方向を含む平面に直交する方向に移動させる第3スライド機構27とを、それぞれ備えていることになる。
The upper part of the
第3スライド機構27は、第3サーボモータ35と、この第3サーボモータ35の駆動によって連結具29を図中で矢印Zで示す上下方向に移動させる上下方向可動軸部37とをそれぞれ備える。上下方向可動軸部37は、第3サーボモータ35の駆動によって回転する図示しないねじ棒を備え、このねじ棒に螺合する図示しないボールガイドナットを連結具29に固定し、これらによってボールねじ機構を構成している。第3サーボモータ35の駆動力をこのボールねじ機構に伝達することで、連結具29にアーム31を介して一体となっているワーク把持部33を上下動させる。
The
第2スライド機構25は、第2サーボモータ39と、この第2サーボモータ39の駆動によって第3スライド機構27をワーク投入口3から見て左右方向(図3中で矢印X方向)に移動させる左右方向可動軸部41とをそれぞれ備える。左右方向可動軸部41は、第2サーボモータ39の駆動によって回転する図示しないねじ棒を備え、このねじ棒に螺合する図示しないボールガイドナットを上下方向可動軸部37に固定し、これらによってボールねじ機構を構成している。第2サーボモータ39の駆動力をこのボールねじ機構に伝達することで、ワーク把持部33を第3スライド機構27とともに上記した左右方向に移動させる。
The
第1スライド機構23は、第1サーボモータ43と、この第1サーボモータ43の駆動によって第2スライド機構25をワーク投入口3から見て前後方向(図3中で矢印Y方向)に移動させる前後方向可動軸部45とをそれぞれ備える。前後方向可動軸部45は、第1サーボモータ43の駆動によって回転する図示しないねじ棒を備え、このねじ棒に螺合する図示しないボールガイドナットを左右方向可動軸部41に固定し、これらによってボールねじ機構を構成している。第1サーボモータ43の駆動力をこのボールねじ機構に伝達することで、ワーク把持部33を第2,3各スライド機構25,27とともに上記した前後方向に移動させる。
The
なお、第1ワーク把持治具15A,15Bについては、アーム31が連結具29に対し、上下方向を中心軸として回転可能な構成とし、ワーク把持部33の位置をさらに細かく調整可能としている。このような回転機構は、第2ワーク把持治具17A,17Bに設けてもよい。
The first
ワーク把持部33は、図4に詳細を示すように、インナパネル9を載置するワーク受け面47aを備えたワーク受け具47の上端に、上方に向けて突出る位置決めピン49を設け、位置決めピン49内に形成してあるスリット49a内に、クランプアーム51を移動可能に収容している。
As shown in detail in FIG. 4, the
位置決めピン49は、インナパネル9に形成してある位置決め孔9aに下方から挿入して位置決めを行う。一方クランプアーム51は、その全体がスリット51a内に収容される二点鎖線で示す収容位置と、先端に形成したクランプ爪51aがスリット49aから外部に突出する実線で示す突出位置との間を移動可能である。この突出位置でクランプ爪51aが、ワーク受け面47aとの間でインナパネル9をクランプ固定する。
The
クランプアーム51を移動させるクランプエアシリンダ53は、その上方に突出するロッド55の先端に連結ピン57を介してクランプアーム51を回転可能に連結している。また、クランプアーム51にはカム溝51bを形成し、このカム溝51bに、ワーク受け具47側に固定してあるカムピン59を相対移動可能に挿入する。
The
すなわち、クランプエアシリンダ53の駆動により、ロッド55とともにクランプアーム51を前進させると、カムピン59がカム溝51bの屈曲した下端部に相対移動してクランプアーム51が二点鎖線で示す収容位置となる。一方、ロッド55とともにクランプアーム51を後退させると、カムピン59がカム溝51bの上端部に相対移動してクランプアーム51が実線で示す突出位置となる。
That is, when the
図5は、前記図1に示した加工設備の動作を制御する制御ブロック図である。車体工程生産指示装置61によって設備制御装置63を制御し、設備制御装置63は、ロボット制御装置65,ワーク把持治具制御装置67,回転治具ベース駆動装置69およびその他付帯装置71を、それぞれ制御する。
FIG. 5 is a control block diagram for controlling the operation of the processing equipment shown in FIG. The
ロボット制御装置63は、前記図1に示した溶接用ロボット5および搬出用ロボット7を駆動制御する。ワーク把持治具制御装置67は、サーボアンプ73を備え、このサーボアンプ73によって前記図3に示した第1〜第3各サーボモータ43,39,35を駆動制御するとともに、前記図4に示したクランプエアシリンダ53を駆動制御する。回転治具ベース駆動装置69は、前記図1に示した回転治具ベース13を回転駆動制御する。その他付帯装置71としては、各種検知装置や安全装置などである。
The
次に、上記した加工設備の動作を、図6に示すフローチャートに基づき説明する。図7は、回転治具ベース13上における、第1ワーク把持治具15A,15B,第2ワーク把持治具17A,17Bにおけるそれぞれの位置決めピン49の位置および、ワークWに対するスポット溶接加工点位置Sを、それぞれ示している。このスポット溶接加工点位置Sは、インナパネル9にストライカ取付ブラケット11を溶接固定する際の加工点である。また、図7における、第1ワーク把持治具15A,15B,第2ワーク把持治具17A,17Bのそれぞれの周囲における二点鎖線で囲んだ領域L1,L2,L3,L4は、各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bにおけるそれぞれの位置決めピン49の可動範囲を示している。
Next, the operation of the above processing facility will be described based on the flowchart shown in FIG. FIG. 7 shows the positions of the positioning pins 49 on the first
まず、図1に示すように、作業者75(図7参照)がワークWをワーク投入口3から矢印Aで示す方向に投入してワーク把持装置1にセットする(ステップ101)。図2もこのワーク投入時と同様の状態を示している。このワークWの投入作業は、インナパネル9を第1,第2各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bにセットした後、このインナパネル9の車体前方側の上面にストライカ取付ブラケット11をセットする。
First, as shown in FIG. 1, an operator 75 (see FIG. 7) inputs a workpiece W from the
このとき、第1ワーク把持治具15A,15Bは、それぞれの位置決めピン49相互の間隔が、インナパネル9の車体前方側の被把持位置(二つの位置決め孔9a)に対応する第1の間隔H1となっている。一方、第2ワーク把持治具17A,17Bは、それぞれの位置決めピン49相互の間隔が、インナパネル9の車体後方側の被把持位置(二つの位置決め孔9a)に対応する、前記第1の間隔H1より広い第2の間隔H2となっている。
At this time, the first
インナパネル9を、第1,第2各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bによって把持する際には、前記図4に示した位置決めピン49をインナパネル9の対応する位置決め孔9aに挿入した後、クランプエアシリンダ53を駆動してクランプアーム51を図4における実線で示す突出位置とする。これにより、クランプアーム51のクランプ爪51aが、ワーク受け面47aとの間でインナパネル9をクランプ固定する(ステップ103)。
When the
このときの第1ワーク把持治具15A,15Bおよび第2ワーク把持治具17A,17Bにおけるそれぞれの位置決めピン49の位置および、ワークWに対するスポット溶接加工点位置Sは、図7(a)のようになる。すなわち、インナパネル9の車体前方側を把持する第1ワーク把持治具15A,15B相互の間隔は第1の間隔H1と狭く、一方インナパネル9の車体後方側を把持する第2ワーク把持治具17A,17B相互の間隔は第2の間隔H2と広くなっている。また、スポット溶接加工点位置Sは、作業者75側すなわちワーク投入口3に近い側となっている。
The positions of the positioning pins 49 in the first
インナパネル9をクランプ固定した後は、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が互いに入れ替わるように、回転治具ベース13を180度回転させる(ステップ107)。すなわち、このとき図7(b)および図8に示すように、第1ワーク把持治具15A,15Bは、溶接用ロボット5側に位置してこれら相互の間隔は第1の間隔H1のままであり、一方第2ワーク把持治具17A,17Bは、ワーク投入口3側に位置してこれら相互の間隔は第2間隔H2のままである。
After the
また、スポット溶接加工点位置Sは、溶接用ロボット5側となっており、この状態で図8に示すように、溶接用ロボット5によって、ストライカ取付ブラケット11をインナパネル9にスポット溶接により固定する作業を行う(ステップ107)。
The spot welding processing point position S is on the welding robot 5 side. In this state, the
溶接加工作業が終了したら、前記図4に示したクランプエアシリンダ53を前進駆動し、クランプアーム51を二点鎖線で示す収納位置としてクランプ動作を解除する(ステップ109)。その後、図9に示すように、搬出用ロボット7により、加工後のワークWを、前記図1における矢印Bで示す方向に搬出する(ステップ111)。
When the welding process is completed, the
次に、回転治具ベース13を回転させずにそのままの状態で、図10に示すように、第2の間隔H2と広くなっている第2ワーク把持治具17A,17B相互の間隔を、第1の間隔H1となるよう狭くする。これと同時に、第2ワーク把持治具17A,17Bにおける第1〜第3各スライド機構23,25,27のそれぞれのサーボモータ43,39,35を駆動して、各位置決めピン49がインナパネル9の車体前方側の二つの位置決め孔9aに整合するよう位置調整する(ステップ113)。これにより、今までインナパネル9の車体後方側を把持していた第2ワーク把持治具17A,17Bは、相互間の間隔を図7(c)に示すように第1の間隔H1と狭くすることで、インナパネル9の車体前方側を把持可能となる。
Next, in the state without rotating the
一方、図7(b)にて第1の間隔H1となっている第1ワーク把持治具15A,15B相互の間隔は、第2の間隔H2となるよう広くする。これと同時に、第1ワーク把持治具15A,15Bにおける第1〜第3各スライド機構23,25,27のそれぞれのサーボモータ43,39,35を駆動して、各位置決めピン49がインナパネル9の車体前方側の二つの位置決め孔9aに整合するよう位置調整する(ステップ113)。これにより、今までインナパネル9の車体前方側を把持していた第1ワーク把持治具15A,15Bは、相互間の間隔を図7(c)に示すように第2の間隔H2と広くすることで、インナパネル9の車体後方側を把持可能となる。
On the other hand, the interval between the first
この状態で、次に加工するワークWを前回と同様にして作業者75がワーク投入口3から矢印Aで示す方向に投入してワーク把持装置1にセットする(ステップ115)。
In this state, similarly to the previous time, the
なお、次に加工するワークが前回加工したワークと形状が異なりクランプ位置が異なる場合には、各位置決めピン49の位置を適宜調整する。 If the workpiece to be processed next has a different shape from the previously processed workpiece and the clamp position is different, the positions of the positioning pins 49 are adjusted as appropriate.
このように、上記した本発明の実施形態によれば、一対の第1ワーク把持治具15A,15Bを互いに接近離反移動可能に支持するとともに、一対の第2ワーク把持治具17A,17Bを互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベース13を設けたため、投入後のワークWを180度回転させて、ワーク投入時での投入側の一部位をワーク投入口3と反対側から溶接用ロボット5によって加工する場合には、加工済みのワークWを搬出した後、一対の第1ワーク把持治具15A,15B相互の間隔および、一対の第2ワーク把持治具17A,17B相互の間隔を、それぞれ変化させるべく回転治具ベース13上で移動させることで、次に加工するワークの投入が可能となる。このため、ワークWを把持していない空の状態のワーク把持装置1全体を元の位置まで回転させるという、生産上無駄な時間を排除することができ、作業効率を向上させることができる。
As described above, according to the above-described embodiment of the present invention, the pair of first
また、第1,第2各ワーク把持治具は、そのワーク把持部を第1または第2ワーク把持治具が接近離反移動する方向と直交する方向に移動させる第1スライド機構と、ワーク把持部を第1スライド機構による移動方向と直交する方向に移動させる第2スライド機構と、ワーク把持部を第1,第2各スライド機構による各移動方向を含む平面に直交する方向に移動させる第3スライド機構とを、それぞれ備えているので、ワークの形状が変化するなどしてワークに対するクランプ位置が変化しても、ワークに対するクランプ動作を確実に行うことができる。 Each of the first and second work gripping jigs includes a first slide mechanism that moves the work gripping part in a direction orthogonal to the direction in which the first or second work gripping tool approaches and separates, and the work gripping part A second slide mechanism for moving the workpiece in a direction orthogonal to the movement direction by the first slide mechanism, and a third slide for moving the work gripper in a direction orthogonal to the plane including the movement directions by the first and second slide mechanisms. Since each mechanism is provided, even if the clamp position with respect to the workpiece changes due to a change in the shape of the workpiece, the clamping operation with respect to the workpiece can be reliably performed.
そしてワークを、自動車の車体前部に位置するエンジンフードおよび、このエンジンフードの一部位に溶接接合固定する別部品として使用することで、車体組立作業における作業効率を向上させることができる。 By using the workpiece as an engine hood located in the front part of the vehicle body of the automobile and a separate part that is welded and fixed to one part of the engine hood, work efficiency in the vehicle body assembly work can be improved.
9 インナパネル(エンジンフード)
11 ストライカ取付ブラケット(別部品)
13 回転治具ベース
15A,15B 第1ワーク把持治具
17A,17B 第2ワーク把持治具
23 第1スライド機構
25 第2スライド機構
27 第3スライド機構
W ワーク
H1 第1の間隔
H2 第2の間隔
9 Inner panel (engine hood)
11 Striker mounting bracket (separate parts)
13
Claims (4)
4. The work gripping method according to claim 3, wherein the work is an engine hood positioned at a front portion of a vehicle body of an automobile and a separate part that is joined and fixed to a part of the engine hood by welding.
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