JP2005095401A - 気管拡張器 - Google Patents

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【課題】 複数の拡張器を必要とせず手技が簡便であるうえ、過度の挿入による気管後壁損傷などの合併症を防止することができ、操作性を向上させることができる気管拡張器を得ること。
【解決手段】 気管12にガイドワイヤー10を留置した後、ガイドワイヤー10に沿って気管拡張器1を挿入して気管12を所望の径まで拡張し、そののち気管拡張器1を抜去し、気管切開チューブを留置する工程において使用する気管拡張器1であって、基部側に向かって漸次拡径しており気管12に挿入して気管12を所望の径まで拡張する拡径部2と、この拡径部2が気管12に過度に侵入するのを防止する停止部4とを備えたものである。この場合、停止部4は、拡大した凸状の段差、もしくは鍔状の段差を形成することができる。また、停止部4よりも基端側に把手部3を設けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気管を拡張する際に使用する気管拡張器に係り、より詳しくは、セルジンガー法を用いて経皮的に気管切開チューブを留置する際に使用される気管拡張用の拡張器に関するものである。
気管切開チューブは呼吸機能の不充分な患者などに用いられる医療器具で、患者の気管を切開し、その切開部に挿入する。
気管を切開するには、皮膚を切開し、前頸筋群を左右に割って気管を露出させ、気管を切開した後に、気管切開チューブをこの開窓部より挿入し、留置させる。
このような気管切開方法では、気管切開チューブを留置するために広く開窓しなければならず、人体に対する侵襲が大きく、また、開窓部付近には甲状腺や重要な血管があり、術者の精神的負担も大きかった。
このような気管切開方法によらずに気管切開チューブを気管に留置させるには、テレスコピックに配置された複数の拡張器により順次拡張を行った後、気管切開チューブを気管に留置する方法があった。
図7は、例えば、外科的切断なしに開口部を連鎖的に拡張し、カニューレを挿入していく「連鎖的経皮の拡張法のための器具」に関するもので、拡張器具周辺における鞘の挿入状態を示した説明図である。この方法によれば、患者の皮膚20を通して血管21内に導入針(図示せず)を入れ、ガイドワイヤー22を導入針を通して血管21に供給する。次に、ガイドワイヤー22をそのままにして、導入針を除去する。
次に、ガイドワイヤー22を通して拡張器成分の最初の拡張器23を挿入して血管21の中に置く。この最初の拡張器23をその場に置いたままで、これよりも順次直径を大きくしていった連鎖的拡張器24、25、26をテレスコピック状に血管21の中に置き、血管21の壁と、皮膚20及び皮下組織20aを順次拡張していく。こうして拡張的処置を行った後に、鞘27をこれらの連鎖的拡張器24、25、26の器具のまわりにガイドワイヤー22を通して挿入する(例えば、特許文献1参照)。
特開平2ー71764号公報
上記の方法によれば、複数の拡張器23、24、25、26を用いて多段階に分けて順次拡張しなければならず、そのための手技が煩雑となり、鞘27を留置するまでに時間がかかる。
また、上記装置を気管に適用して気管という比較的硬い組織を拡張器により拡張する場合は、過度に力がかかって拡張器が過挿入してしまったり、強いては過挿入によって気管後壁に損傷が生じる恐れがあった。
また、複数の拡張器22、23、24、25、26をテレスコピック状に配置させるために、各々の拡張器を把持しやすくする把持部を設けることが困難であり、気管21を拡張する際の操作性、特に加重をかける際の操作性が悪かった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、挿入時の手技が容易で、気管切開チューブを留置するまでの時間を短縮でき、過挿入したり、過挿入によって気管後壁に損傷が生じることもなく、また、気管を拡張する際の操作性も良好な気管拡張器を得ることを目的とする。
本発明にかかる気管拡張器は、気管にガイドワイヤーを留置した後、ガイドワイヤーに沿って気管拡張器を挿入して気管を所望の径まで拡張し、そののち気管拡張器を抜去し、気管切開チューブを留置する工程において使用する気管拡張器であって、基部側に向かって漸次拡径しており気管に挿入して気管を所望の径まで拡張する拡径部と、この拡径部が気管に過度に侵入するのを防止する停止部とを備えたものである。
また、拡径部がほぼ弧状、例えばほぼJ字状に屈曲するものである。
さらに、停止部を拡大した段差で形成するとともに、停止部を1またはそれ以上設けたものである。
この場合、停止部が凸状の段差を形成するものであってもよく、また、鍔状の段差を形成するものであってもよい。
また、拡径部に挿入深度を示すマーカーを設けたものである。
さらに、拡径部に潤滑コートをほどこしたものである。
また、停止部よりも基端側に把手部を設けるようにしてもよい。
この場合、把手部に滑りを防止する凹部または凸部を設けることができる。
本発明にかかる気管拡張器は、ガイドワイヤーに沿って挿入しながら所望の径まで一度で拡張できる拡径部を有しているために、径を異にする複数の拡張器を必要とせず、手技が簡便である。
また、停止部のような過挿入防止装置を有しており、気管内にある一定以上挿入されないようにしてあるため、意図しない過挿入を防止することが可能で、過度の挿入による気管後壁損傷等の合併症を防止することができ、操作時に力の加減を必要としないことから、術者のストレスを軽減することもできる。
また、基端部に拡張器を容易に把持できるための把手部を有することから、拡張時に拡張器に力を掛けやすく、かつ操作性を向上させることができる。
[実施の形態1]
図1(a)、(b)は本発明の実施の形態1にかかる気管拡張器の平面図及びその側面図、図2は図1の正面図で、気管拡張器は、セルジンガー法にて気管を拡張したのち気管切開チューブを留置する際に使用される。図に示すように、気管拡張器1は、気管内に挿入される拡径部2と、これを把手する把手部3及びこれらの間に位置して凸状の段差を形成する停止部4によって構成されている。
拡径部2は、気管を、ガイドワイヤーより少し大きな径から所望の径に至るまで拡張するためのもので、先端部5より基部側に漸次拡径している第1の拡径部2aと、それよりも基部側に位置しており第1の拡径部2aよりも拡径度が弱い第2の拡径部2bによって一体に構成されており、その先端部5から基部側にかけてほぼ円錐状をなすと同時に、ほぼ弧状、例えばほぼJ字状に屈曲されており、拡径部2の基部側には第1の拡大部4aが設けられている。
なお、気管への挿入の程度を知るために、拡径部2の軸方向に拡径部2の先端部5からの挿入深度を示す線を設けこれに数値を記載して皮膚との接触位置を示すマーカーを設けてもよい(図示せず)。
また、皮膚や気管への挿入を円滑に行うために、拡径部2に潤滑コートをほどこすようにしてもよい。
把手部3は、拡径部2の基部側に位置してグリップ状をなし把持し易くしていると共に、その表面には平行四辺形状の凸部6をハ字状になるように軸方向に沿って配設して気管拡張器を気管に挿入する際に滑らないようにしてあり、気管拡張器1の操作性を向上させている。なお、凸部6にかえて凹部を設けてもよい。
把手部3の拡径部2側には、拡径部2の第1の拡大部4aとほぼ同じ径を有する第2の拡大部4bが設けられ、第1、第2の拡大部4a、4bを接合して、凸状の段差を有する停止部4が形成されている。この停止部4は、気管拡張器1が気管に過度に侵入するのを防止するためにのもので、拡径部2がある一定の深度以上進まないようにしてある。
なお、本実施の形態では停止部4を1つ設けた場合を示したが、複数個設けてもよい。
気管拡張器1の内部には空洞部が形成されており、その内部をガイドワイヤーなどが通過できるようになっている。なお、拡径部2の先端部5には、ガイドワイヤーが貫通する貫通穴5aが設けられている。
上記のように構成した本発明の作用を説明する。まず、シリンジに陰圧をかけつつ穿刺針によって気管を穿刺する。穿刺針の内針を抜去し、吸引によりシースが気管内にあることを確認する(図示せず)。
次に、抵抗に注意して、図3に示すように、ガイドワイヤー10をシース11の基部側よりシース11内に挿入して、ガイドワイヤー10を気管12内に挿通させる。
その後、シース11を抜去する。
次に、図4に示すように、気管拡張器1の先端部5に設けた貫通穴5aをガイドワイヤー10に挿入し、ガイドワイヤー10に沿って気管拡張器1を挿入する。気管拡張器1に皮膚位置を示すマーカーをつけた場合は、適当なサイズの気管切開穴12aがブジーされる。
この際、気管拡張器1が誤ってある一定の深度以上進んだときも、停止部4が皮膚13に接触して進行が停止され、気管拡張器1はその拡径部2よりも基部側に過度に侵入することはない。
次に、ガイドワイヤー10のみを残し、気管拡張器1を抜去する。
次に、気管切開チューブの挿入用拡張器の先端からガイドワイヤー10を通して気管切開チューブを挿入する。気管切開チューブを残し、挿入用拡張器とガイドワイヤー10を抜去する(図示せず)。
本実施の形態によれば、気管拡張器1に停止部4を設けたので、意図しない過挿入を防止できるとともに、気管12の後壁12bを穿孔することもなくなる。
また、把手部3を設けたので、気管12という比較的硬い組織を拡張する際に気管拡張器1に力を掛けやすくすることができる。この際、過剰な力がかかったとしても、停止部4によって過挿入を防止することができるので、より安全かつより簡単に気管12を拡張することができる。
[実施の形態2]
図5は本発明の実施の形態2にかかる気管拡張器の平面図、図6は図5の正面図である。気管拡張器1の拡径部2は、気管を、ガイドワイヤーより少し大きな径から所望の径まで拡張するためのもので、先端部5より基部側に徐々に拡径している第1の拡径部2aと、それよりも基部側に位置して第1の拡径部2aよりも拡径度の弱く2部分2d,2eに分割された第2の拡径部2cによって構成されており、第2の拡径部2cにこの拡径部2cが一定の深度以上に進まないための段差を形成したものである。本実施の形態では、2部分2d,2eに分離した第2の拡径部2cの対抗端部に第1、第2の拡大部4c、4dを形成しておき、これらを接合して鍔状の停止部4を形成したものである。
なお、第2の拡径部2cとは別個に鍔状の停止部4を形成しておき、この停止部4を当初より一体に形成しておいた拡径部2の縮径側から挿入して、第2の拡径部2に取り付け固定するようにしてもよい。
その他の構成、作用及び効果は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
本発明の実施の形態1にかかる気管拡張器の平面図及びその側面図である。 図1の正面図である。 実施の形態1の作用説明図である。 実施の形態1の作用説明図である。 本発明の実施の形態2にかかる気管拡張器の平面図である。 図5の正面図である。 従来の連鎖的経皮の拡張法を示す説明図である。
符号の説明
1 気管拡張器、2 拡径部、2a 第1の拡径部、2b、2c 第2の拡径部、3 把手部、4 停止部(凸状の段差、鍔状の段差)、4a、4c 第1の拡大部、4b、4d 第2の拡大部、6 凸部、10 ガイドワイヤー、12 気管、13 皮膚。

Claims (10)

  1. 気管にガイドワイヤーを留置した後、該ガイドワイヤーに沿って気管拡張器を挿入して前記気管を所望の径まで拡張し、そののち前記気管拡張器を抜去し、気管切開チューブを留置する工程において使用する気管拡張器において、
    基部側に向かって漸次拡径しており前記気管に挿入して該気管を所望の径まで拡張する拡径部と、該拡径部が前記気管に過度に侵入するのを防止する停止部とを備えたことを特徴とする気管拡張器。
  2. 前記拡径部がほぼ弧状に屈曲することを特徴とする請求項1記載の気管拡張器。
  3. 前記拡径部がほぼJ字状に屈曲することを特徴とする請求項2記載の気管拡張器。
  4. 前記停止部を拡大した段差で形成するとともに、該停止部を1またはそれ以上設けたことを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載の気管拡張器。
  5. 前記停止部が凸状の段差を形成することを特徴とする請求項4記載の気管拡張器。
  6. 前記停止部が鍔状の段差を形成することを特徴とする請求項4記載の気管拡張器。
  7. 前記拡径部に挿入深度を示すマーカーを設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6のいずれかに記載の気管拡張器。
  8. 前記拡径部に潤滑コートをほどこしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7のいずれかに記載の気管拡張器。
  9. 前記停止部よりも基部側に把手部を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8のいずれかに記載に気管拡張器。
  10. 前記把手部に滑りを防止する凹部または凸部を設けたことを特徴とする請求項9記載の気管拡張器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8307824B2 (en) 2008-06-27 2012-11-13 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of performing a tracheostomy
CN110152171A (zh) * 2019-07-05 2019-08-23 上海市第一人民医院 输精管腔扩张器
CN114502226A (zh) * 2019-05-15 2022-05-13 泰利福生命科学公司 气管造口扩张器

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