JP2005092560A - 画面データ更新方法および画面データ更新装置 - Google Patents

画面データ更新方法および画面データ更新装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のWebサーバなどの画面データ配信装置は、画面の不正アクセス防止のための画面データファイルのファイル名変更や、画面への自動更新データの表示を行う場合は、サーバサイドアプリケーション作成手段(サーブレット、ASP、JSP、CGI、など)を利用して専用に開発したプログラムを画面データ配信装置に組み込んでおり、画面データ配信装置の負荷増大およびコスト増につながっていた。
【解決手段】画面データファイルに対応して設けられる雛形画面データファイルを基に、画面データファイルのファイル名変更および自動更新データの挿入を行って階層化してリンク付けされた画面データファイル群を再生成し、一括して画面データ配信装置にファイル転送することにより、不正アクセスを防止した形での画面データの自動更新を効率的に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画面データの更新方法および画面データ更新装置に関し、特に、端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、不正アクセスを防止しながら、画面データへの自動更新データの挿入を行うことができる画面データの更新方法および画面データ更新装置に関する。
端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置の代表的なものとしては、インターネット上のWebサイトで用いられるWebサーバがある。Webサーバは、HTML言語で記述された複数のWeb画面データファイルを記憶しておき、端末からの検索要求信号に応じてこれらの記憶されたWeb画面データファイル群の中から該当するWeb画面データファイルを検索して、端末へ送信するもので、このWeb画面データファイル群の中のWeb画面データファイルは、HTML言語のハイパーリンク機能を用いて、階層化した形でリンク付けされている。
これらのWebサーバで提供する情報も多様化しつつあり、単に半固定的な情報を提供するだけでなく、例えば、株価情報などのように時々刻々に変化する情報を表示する場合は、Web画面上の特定の領域の情報を自動的に更新するなどが行われている。この場合には、Webサイトを構成するWebサーバ内に、Web画面上の特定領域を更新するための専用のプログラムを予め実装しておき、それをある条件で起動することにより実現している。Webサーバに上記のようなプログラムを実装する方法としては、Javaサーブレット、ASP、JSP、CGI、などの既知のサーバサイドのアプリケーションプログラム構築技術を用いることができる(例えば、非特許文献1参照。)。
また、Webサイトで提供するWeb画面は、それが含む情報の価値に応じて有料化したり、予め登録された特定の人に対してのみ提供することが行われている。その際は、Webサイトへ最初にアクセスする画面を認証画面として階層化された画面データファイル群の最上位に配置し、その認証画面においてユーザのIDとパスワードを入力させて、アクセス権限のあるユーザか否かをチェックし、チェックがOKのときのみ、認証画面からリンクされている下位階層の画面へ遷移できるようにしている。
しかしながら、ユーザが使用するPC(Personal Computer)などの端末に、Webサーバにアクセスするために実装されるインターネットブラウザには、通常、お気に入りの画面データのアドレス情報をブックマークという一時格納領域に登録しておく機能があり、この機能により、次の同じWeb画面にアクセスする際は、Web画面のアドレスを入力することなく、ブックマーク内に記憶されているアドレスの一覧から選択するのみで、そのWeb画面にアクセスできるようになる。これらのブックマークに登録されたアドレス情報は、何らかの媒体を経由して他の端末のブラウザへコピーすることも可能であり、これを利用することにより、該Webサイトの認証画面を経由することなく、その認証画面からリンクされている画面を直接アクセスすることもでき、アクセス権限のないユーザによる不正アクセスができるようになる。
これを防止するため、Webサイト内の認証画面からリンクされる下位階層のWeb画面のアドレス情報を、あるタイミングでユーザが予想できない値に変更する、などの方法が提案されている。この場合は、Webサイトを構成するWebサーバ内に、予めWeb画面のアドレス情報を変更するプログラムを実装しておき、あるタイミング(例えば一定周期)でそのプログラムを起動することになる(例えば、特許文献1参照。)。
図10は、従来技術の画面データ更新方法の概要である。
画面データを表示する機能を実装した端末100から、ネットワーク300を介して、画面データ配信装置200へアクセスする場合の処理手順の概要を、関係する情報の流れに沿って、点線矢印が示すシーケンスS01〜S04で示している。
S01. 画面データの表示機能を実装した端末100から、ネットワーク300を介して、画面データ配信装置200へ画面データの検索要求信号を送信する。
S02. 端末100から送信されてきた検索要求信号は、画面データ配信装置200の画面データ配信部210で受け付けられる。そして、画面データ内の特定領域の自動更新や画面データファイルのファイル名変更を必要としない画面データファイルの検索要求の場合は、画面データ配信部210は画面データファイル記憶部220へアクセスして、該当する画面データファイルを読み込み、端末100へ送信する。
S03. 端末100からのアクセスが、画面データ内の特定領域の自動更新を含む画面データファイルに対する検索要求の場合は、画面データ自動更新部230を起動し、その処理結果として生成される画面データファイルを端末100へ送信する。この画面データ自動更新部230の機能を実現するためには、既知のサーバサイドアプリケーション作成手段である、Javaサーブレット、ASP、JSP、CGI、などを利用することができる。
S04. 一方、不正アクセスを防止するために、認証画面データファイル以外の画面データファイルについては、例えば一定周期でファイル名変更部240を起動することにより、画面データファイルのファイル名をユーザの予想が困難な名称へ変更しておく。このファイル名変更部240の機能を実現する際も、上記の画面データ自動更新部230の場合と同様に、既知のサーバサイドアプリケーション作成手段である、Javaサーブレット、ASP、JSP、CGI、などを利用することができる。
上記のシーケンスS03およびS04で起動される画面データ自動更新部230およびファイル名変更部240は、端末100からの検索要求信号を受信の都度、または、一定周期で起動されるもので、画面データ配信装置200にはかなりの処理負荷がかかり、他の端末からの検索要求信号に対する処理が遅延するなどの、画面データ配信装置200の性能低下につながる場合が多い。また、一般のインターネット接続事業者が提供するWebサーバでは、このようなサーバサイドアプリケーションによる機能の組み込みを制限している場合が多く、この場合は上記のような不正アクセス防止機能や画面データの自動更新機能はサービスされない。
特開2001−282676号公報(第7〜9頁、第2〜3図) 山田祥寛著、「サーバサイドプログラミング徹底比較」、技術評論社、平成15年1月9日、p.18〜60
上記のように、Webサイトに設置されるWebサーバなどのような画面データ配信装置では、画面への不正アクセス防止のための画面データファイルのファイル名変更や、画面データ内の特定領域へ自動更新データの表示を行う場合は、画面データ配信装置内にサーバサイドアプリケーション作成手段であるJavaサーブレット、ASP、JSP、CGI、などを利用して専用に開発したプログラムを組み込んで実現していた。この場合は、コスト増のみならず、画面データ配信装置の負荷が増大し、端末からのアクセスに対するレスポンスタイムの増大などの性能低下をもたらしていた。また、通常のインターネット接続事業者が提供するWebサーバでは、これらのサーバサイドアプリケーション作成手段のWebサーバへ実装を制限している場合が多く、そのときは自前のWebサーバを構築する必要があり、多大なコスト増となる。
本発明は、端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、ファイル名が変更され自動更新されたデータが挿入された前記画面データファイルを含む画面データファイル群を一括してファイル転送することにより、不正アクセスを防止しながら画面データの指定された領域の自動更新を効率的に行うことができる画面データの更新方法および画面データ更新装置を提供することを目的とする。
第一の発明は、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中の各画面データファイルに対応して、前記画面データファイルを生成する際の元データとなる雛形画面データファイルを設け、所定のタイミングで、前記画面データファイルのファイル名を変更して前記画面データファイルを再生成し、前記再生成された画面データファイルを含む前記画面データファイル群を、リンク付けされた前記画面データファイル間の階層関係を維持したまま更新し、端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、前記更新された画面データファイル群を一括してファイル転送する、ように構成した。
第一の発明によれば、端末からの検索要求信号に基づいて、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して端末へ送信される画面データファイルは、そのファイル名が所定の方法で変更されるため、端末から画面データファイル群の中の上位階層の画面データファイルからのリンクを経由せずに、何らかの方法で入手した以前の下位層の画面データファイルのファイル名を直接指定した検索要求信号を画面データ配信装置に送信しても、その下位階層の画面データファイルのファイル名を変更することにより、その画面データファイルへのアクセスを拒否することが可能になる。これにより、最上位階層に位置する画面データである認証画面データを経由せずに、下位階層の画面データに直接アクセスする不正アクセスを防止できる。また、画面データ配信装置内の画面データファイル群は、一括してファイル転送することにより更新されるため、画面データ配信装置内の処理でファイル名の変更を行う必要がなく、画面データ配信装置の処理負荷を増やすことなく、効率的な不正アクセス対策を行うことができるようになる。
第二の発明は、上記第一の発明において、前記画面データファイルに対応する雛形画面データファイルは、前記画面データファイルの中の自動的に更新されない固定画面データと、自動的に更新される自動更新データの挿入を指示する自動更新タグ情報とを含み、前記自動更新タグ情報を基に、前記固定画面データに前記自動更新データを挿入して前記画面データファイルを再生成する、ように構成した。
第二の発明によれば、画面データ配信装置が提供する画面データの表示を、人手による変更でのみ更新される固定画面データの中に、自動的に更新される画面データを挿入して表示することができ、上記の第一の発明による不正アクセス防止を行った形で、時々刻々変化するデータなどの自動更新データを表示することができる。
第三の発明は、上記第二の発明において、前記自動更新タグ情報は、自動更新の対象となるデータである自動更新データが格納されている自動更新元データファイルのファイル識別情報と、前記自動更新元データファイル内の前記自動更新データが格納されている領域の配置アドレス情報と、前記自動更新データのデータ長と、前記自動更新データの前記固定画面データへの挿入のタイミングを指定する自動更新タイミング情報とを含み、
前記自動更新データの挿入は、前記ファイル識別情報、前記配置アドレス情報、前記データ長、および、前記自動更新タイミング情報を基に行う、ように構成した。
第三の発明によれば、上記第二の発明の自動更新データを、その自動更新の元データが格納されるファイル名、配置アドレス、データの長さを指定することにより、多様なファイルデータから自動更新データ選択することができ、また、自動更新のタイミングを指定することにより、自動更新データを挿入して表示する画面の使用目的に応じたタイミングでデータを更新でき、柔軟な自動更新データ表示が可能となる。
本発明によれば、端末からの検索要求信号に基づいて、画面データ配信装置により階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して端末へ送信される画面データファイルは、該画面データファイル毎にそのファイル名を所定の方法で変更することができるように構成した。
これにより、画面データファイル群の中の最上位階層に位置する認証画面データファイルについてはファイル名を変更せず、該認証画面データファイルからリンクされる下位階層の画面データファイルについてはファイル名を所定の方法で変更するように設定することにより、端末の操作者が過去に何らかの方法で入手した下位層の画面データファイルのアドレス情報を含んだ検索要求信号を画面データ配信装置に送信しても、その下位階層の画面データファイルのファイル名は既に変更されているため、その画面データファイルへのアクセスは拒否される。つまり、最上位階層に位置する認証画面データファイルを経由せずに、下位階層の画面データファイルに直接アクセスしようとする不正アクセスを防止できる。
また、画面データ配信装置内の画面データファイル群は、別に設けられる画面データ更新装置から一括してファイル転送して更新するように構成した。これにより、画面データ配信装置内の処理を追加する必要がなく、画面データ配信装置は処理負荷を増やすことなく効率的な不正アクセス対策を行うことができる。
さらに、画面データ配信装置が提供する画面データの表示を、人手による変更でのみ更新される固定画面データの中に自動的に更新される画面データを挿入して表示するように構成した。これにより、時間経過とともに変化する自動更新データを含んだ画面データを、画面データ配信装置の処理負荷を増やすことなく不正アクセスを防止した形で端末へ提供することができる。
図1は、本発明の画面データ更新方法の概要である。
画面データの表示機能を実装した端末100から、ネットワーク300を介して、画面データ配信装置200へアクセスする場合の処理手順、および、画面データファイルを生成して更新する際の処理手順の概要を、関係する情報の流れに沿って点線矢印で示すシーケンスS01〜S06で示している。
S01. 端末100より画面データ配信装置200へ画面データの検索要求信号を送信する。
S02. 端末100から送信された検索要求信号は、画面データ配信装置200の画面データ配信部210で受け付けられ、画面データ配信部210は、画面データファイル記憶部220に格納されている画面データファイルの中から、端末100から要求された画面データファイルを検索して端末100へ画面データへ送信し、端末100は受信した画面データを表示する。
上記のシーケンスS01およびS02において、端末100と画面データ配信装置200との間のデータ受け渡しについては、例えば、既知のHTTP(HyperText Transfer Protocol)により実現することができる。また、画面データ配信部210は、端末100から検索要求された画面データファイルを画面データファイル記憶部220から取り出して端末100に画面データを送信する機能を実現するもので、例えば既知のWebサーバ機能で実現できる。また、一般的なインターネット接続業者が運用するWebサーバには、この画面データ配信部210は標準的に実装されている。
S03. 一方、画面データ更新装置400では、画面データ更新処理部410が予め定められたタイミング、もしくは、運用者の指示により起動される。
画面データ更新処理部410は、雛形画面データファイル記憶部430内の階層化してリンク付けされた雛形画面データファイル群の中から、雛形画面データファイルを読み込む。そして、該雛形画面データファイルの中に、生成する画面データファイルのファイル名を変更するためのファイル名変更タグが含まれている場合は、予め定められた方法により新しいファイル名を生成し、それを生成する画面データファイルのファイル名とする。
S04. さらに、上記シーケンスS03で読み込んだ雛形画面データファイルに、時間経過に伴って自動的に変化する情報を挿入するための自動更新タグ情報が含まれている場合は、自動更新元データファイル記憶部440内の自動更新タグ情報で指定された領域から自動更新データを取り出し、生成する画面データファイルに挿入する。
S05. 上記シーケンスS03〜S04で生成した画面データファイルを画面データファイル記憶部420に格納する。上記のシーケンスS03〜S04とその結果生成された画面データファイルの画面データファイル記憶部420への格納を、雛形画面データファイル記憶部430に格納されている階層化してリンク付けされた雛形画面データファイル群のなかの全雛形画面データファイルについて行うことにより、画面データファイル記憶部420に更新された画面データファイル群が格納される。
S06. シーケンスS05で画面データファイル記憶部420に格納された再生成された画面データファイル群を、画面データ配信装置200内の画面データファイル記憶部220へ一括してファイル転送することにより、画面データファイル記憶部220内の画面データファイル群を一括更新する。これにより、画面データ配信装置200には、何らの追加機能を実装することなく、しかも、画面データ配信装置200の処理負荷を増大させることなく、画面データ配信装置200は、不正アクセス防止のための指定された画面データファイルのファイル名変更、および、指定された画面内への自動更新データの挿入を行った画面データファイル群を更新して端末100へ提供できるようになる。
図2は、画面データファイル群の構成例で、前記図1の本発明の画面データ更新方法の概要において、画面データ配信装置200内の画面データファイル記憶部220、および、画面データ更新装置400内の画面データファイル記憶部420に格納される画面データファイル群の構成例を示している。ここでは、説明を分かり易くするために、階層化されたリンク関係の最上位の画面データファイルとして、認証画面データファイルG01を配置し、認証画面データファイルG01からリンクされる下位の画面データファイルとしてA画面データファイルG02を配置し、さらにA画面データファイルG02からリンクされる最下位の画面データファイルとしてB画面データファイルG03およびC画面データファイルG04を配置している。ここで、図2の中の括弧内の文字列は、該当する画面データファイルのファイル名を示している。また、A画面データファイルG02およびC画面データファイルG04は、不正アクセス防止のためのファイル名変更が指定される画面データファイルで、B画面データファイルG03は、時間経過と共に内容が自動的に変化する自動更新データを含んでいるものとする。ここでは、ファイル名変更の対象となる画面データファイルと、自動更新データを含む画面データファイルを別画面データファイルとした例を示しているが、同一画面データファイルがファイル名変更対象で、かつ、自動更新データを含んでいてもかまわない。
端末100の操作との関連は、概略次のようになる。端末100からは、まず、画面データ配信装置200に対して、認証画面データファイルG01への検索要求信号が送信される。認証画面データファイルG01にはA画面データファイルG02へのリンク情報が定義されており、認証画面データファイルG01を端末100に表示中に、対応するリンク情報領域をクリックすることにより、A画面データファイルG02の画面データが端末100へ送信され端末100に表示される。A画面データファイルG02にはB画面データファイルG03、C画面データファイルG04へのリンク情報が定義されており、A画面データファイルG02を端末100に表示中に、対応するリンク情報領域をクリックすることにより、B画面データファイルG03またはC画面データファイルG04が端末100へ送信されて表示される。
図3は、本発明の画面データファイルのファイル名変更シーケンスで、図2の画面データファイル群の構成例に示す画面データファイル群についての画面データファイルのファイル名変更時の動作シーケンスを示している。
S01. 端末100より画面データ配信装置200へ認証画面表示要求R(login.html)を送信後、それに対して画面データ配信装置200から送信されてくる画面データを受信して表示する。ここで、括弧内は画面データ配信装置200の画面データファイル記憶部220の中に格納されている画面データファイルのファイル名を示している。
S02. 画面データ配信装置200は、認証画面表示要求R(login.html)を受信すると、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”login.html”を取り出して、その中の画面データを認証画面表示データD(login.html)として端末100へ送信する。
S03. 端末100に表示されている認証画面データには、A画面データファイルG02へのリンク情報が設定されているので、表示されている認証画面データの対応するリンク情報領域を選択することにより、端末100はA画面表示要求R(a1.html)を画面データ配信装置200へ送信する。そして、その要求に対して画面データ配信装置200から送信されてきた画面データを受信して表示する。
S04. 画面データ配信装置200はA画面表示要求R(a1.html)を受信すると、上記シーケンスS02と同様に、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”a1.html”を取り出して、A画面表示データD(a1.html)として端末100へ送信する。
S05. 端末100に表示されているA画面データには、B画面データファイルおよびC画面データファイルへのリンク情報が設定されているので、その中のひとつであるC画面データファイルへのリンク情報領域を選択することにより、端末100はC画面表示要求R(c1.html)を画面データ配信装置200へ送信する。そして、その要求に対して画面データ配信装置200から送信されてきた画面表示データを受信して表示する。
S06. 画面データ配信装置200はC画面表示要求R(c1.html)を受信すると、上記シーケンスS02と同様に、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”c1.html”を取り出して、C画面表示データD(c1.html)として端末100へ送信する。
S07. 一方、画面データ更新装置400では、予め定められたタイミングで、A画面データファイルG02およびC画面データファイルG04を、そのファイル名を変更して再生成する。ここでは、A画面データファイルG02のファイル名は”a2.html”、 C画面データファイルG04のファイル名は”c2.html”してファイルが再生成される。これらの再生成されたファイルにより、画面データファイル記憶部420内の画面データファイル群を更新し、更新後の画面データファイル群を画面データ配信装置200へ画面データファイル群DFとして一括してファイル転送する。
S08. 画面データ配信装置200は画面データ更新装置400から画面データファイルDFを受信すると、画面データファイル記憶部220内の画面データファイル群を、その受信した画面データファイル群DFで置き換える。
S09. その後、何らかの手段でA画面データファイルG02を示すアドレス情報を入手した端末100aにおいて、そのアドレス情報を用いてA画面データファイルG02にアクセスするために、A画面表示要求R(a1.html)を画面データ配信装置200へ送信する。
S10. 画面データ配信装置200は、受信したA画面表示要求R(a1.html)が指定するファイル名”a1.html”の画面データファイルを、画面データファイル記憶部220から取り出そうとするが、上記シーケンスS08において、A画面データファイルG02に対応する画面データファイルのファイル名は”a2.html”に変更されているため、”a1.html”のファイル名の画面データファイルは存在せず、端末100aへA画面データファイルG02の表示データを送信できない。
S11〜S12. 端末100aからC画面データファイルG04をアクセスしようとした場合も同様にして、C画面データファイルG04の表示データは端末100aへ送信されない。
このようにして、認証画面からリンクされている画面データファイルのファイル名を、予め定められたタイミングで変更することにより、認証画面を経由せずに該画面データファイルへアクセスしようとする不正アクセスを防止することができる。
ここで、ファイル名の変更は、端末の操作者が予測困難なファイル名にするために、乱数を発生させてファイル名の一部に組み込む、などの既知の方法を用いることができる。
図4は、本発明のファイル名変更の指定方法で、ファイル名を変更する対象となる画面データファイルを選択する方法を示している。
P01は画面データ更新装置400の雛形画面データファイル記憶部430の中の雛形画面データファイルであり、P02はそのファイル名を示し、P03は雛形画面データファイル内の雛形画面データを示している。ここでは、雛形画面データファイルP01のファイル名を”p_a.html”とした例を示している。そして、雛形画面データP03は、ファイル名を変更するためのファイル名変更タグP06を含んでいる。P07はファイル名変更タグの指定例で、タグ名が”rename”で、このタグを含んでいる雛形画面データファイルに対応する画面データファイルついては、予め定められた方法により新しいファイル名が生成されて付与される。ここで、予め定められたファイル名の生成方法としては、例えば、既知の乱数生成の手法で生成した乱数をファイル名の文字列に組み込むことで実現できる。
また、ファイル名を変更するタイミングは、例えば予め定められた周期とすることができる。
このようにして、画面データファイル群の中から、セキュリティ上、あるいは、課金の必要性などから、認証画面を経由しない直接アクセスを拒絶したい画面データファイルを選択指定することができ、信頼性の高い画面データ配信装置を構築できるようになる。
図5は、本発明の画面データの自動更新のシーケンスで、図2の画面データファイル群の構成例を基にして、画面データに時間経過とともに変化する自動更新データを挿入して、端末へ表示する際のシーケンスを示している。
S01. 端末100より画面データ配信装置200へ認証画面表示要求R(login.html)を送信後、それに対して画面データ配信装置200から送信されてくる画面データを受信して表示する。ここで、括弧内は画面データ配信装置200の画面データファイル記憶部220の中の、表示したい画面データファイルのファイル名を示している。
S02. 画面データ配信装置200は、認証画面表示要求R(login.html)を受信すると、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”login.html”を取り出して、認証画面表示データD(login.html)として端末100へ送信する。
S03. 端末100に表示されている認証画面データには、A画面データファイルG02へのリンク情報が設定されているので、そのA画面データファイルへのリンク情報領域を選択することにより、端末100はA画面表示要求R(a1.html)を画面データ配信装置200へ送信する。そして、その要求に対して画面データ配信装置200から送信されてきた画面データを受信して表示する。
S04. 画面データ配信装置200はA画面表示要求R(a1.html)を受信すると、上記シーケンスS02と同様に、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”a1.html”を取り出して、A画面表示データD(a1.html)として端末100へ送信する。
S05. 端末100に表示されているA画面データには、B画面データファイルG03およびC画面データファイルG04へのリンク情報が設定されているので、その中のひとつであるB画面データファイルG03へのリンク情報領域を選択することにより、端末100はB画面表示要求R(b.html)を画面データ配信装置200へ送信する。そして、その要求に対して画面データ配信装置200から送信されてきた画面データを受信して表示する。
S06. 画面データ配信装置200はB画面表示要求R(b.html)を受信すると、上記シーケンスS02と同様に、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”b.html”を取り出して、B画面表示データD(b.html)として端末100へ送信する。ここで、画面データファイル”b.html”には自動更新データ”d1”が挿入されて送信され、端末100に表示される。
S07. 一方、画面データ更新装置400では、所定のタイミングで、B画面データに新しい自動更新データを挿入したB画面データファイル”b.html”を再生成して画面データファイル記憶部420を更新し、更新後の画面データファイル群を画面データ配信装置200内の画面データファイル記憶部220へ画面データファイル群DFとして一括してファイル転送する。ここで、所定のタイミングとしては、例えば、ファイル名変更のタイミングを一定周期とした場合は、その周期と同じか、あるいはその倍数の周期にするなどが考えられる。
S08. 画面データ配信装置200は画面データ更新装置400から画面データファイル群DFを受信すると、画面データファイル記憶部220内の画面データファイル群を、その受信した画面データファイル群DFで置き換える。
S09〜S12. その後、上記シーケンスS01〜S04と同様にして、端末100にA画面表示データD(a1.html)を表示する。
S13. 端末100に表示されているA画面データには、B画面データファイルG03およびC画面データファイルG04へのリンク情報が設定されているので、その中のひとつであるB画面データファイルG03へのリンク情報領域を選択することにより、端末100はB画面表示要求R(b.html)を画面データ配信装置200へ送信する。そして、その要求に対して画面データ配信装置200から送信されてきた画面データを受信して表示する。
S14. 画面データ配信装置200はB画面表示要求R(b.html)を受信すると、上記シーケンスS02と同様に、画面データファイル記憶部220の中から該当する画面データファイル”b1.html”を取り出して、B画面表示データD(b.html)として端末100へ送信する。ここで、B画面表示データD(b.html)には新しい自動更新データ”d2”が付加されて送信されて、端末100に表示される。このようにして、特定の画面データについて、その中に時間経過とともに変化する自動更新データを挿入して表示することができる。そして、この挿入処理は、画面データ配信装置200とは別の画面データ更新装置400で生成された挿入が完了した画面データファイル群DFを一括してファイル転送することにより、画面データ配信装置200が端末へ提供する画面データファイル群が更新される。このため、画面データ配信装置200へは処理機能の追加の必要がなく、処理負荷を抑制した形での画面データの自動更新処理が実現できる。
図6は、本発明の自動更新データの挿入方法で、上記図5で説明した自動更新データを画面データへ挿入する際の指定方法を示している。
P01は画面データ更新装置400の雛形画面データファイル記憶部430の中の雛形画面データファイルであり、P02はそのファイル名(ここでは、”p_b.html”)を、P03は雛形画面データファイル内の雛形画面データを示している。そして、雛形画面データファイルP01は、自動更新データを挿入するための自動更新タグP04を含むことができる。P05は自動更新タグの指定例を示しており、自動更新のタグ名が”renew”で、パラメータとしては自動更新元のファイル名を指定する”fname”、自動更新の元データが格納されているファイル内の相対アドレス”adr”、自動更新データの長さを指定する”size”、および自動更新データの挿入タイミングを指定するタイミング識別情報”time”があり、ここでは、それぞれ、”file1”、”address1”、”size1”,”t2”が設定されている場合の例を示している。
D01は自動更新元ファイルであり、D02はそのファイル名を、D03は自動更新元ファイルに格納されているデータ部を示している。ここでは、データ部D03のなかの相対アドレス”address1”が示す長さ”size1”の領域D04に、自動更新の元データが格納されていることを示している。
P05が示す自動更新タグが雛形画面データファイルP01内に設定されていると、その自動更新タグの内容が解析され、自動更新元ファイルD01の領域D04に格納されているデータが、画面データファイルF01の画面データ領域F03内の、雛形画面データファイルP01内に設定された自動更新タグP04に対応する領域に予め定められた形式に変換されて、挿入される。ここで、上記の自動更新データの挿入処理は、例えば予め定められた周期とし、前記ファイル名の変更タイミングと同じかその倍数とすることが、処理の単純化の点で望ましい。さらに、このタイミングを、画面データファイル毎に変えたい場合は、図6の自動更新タグP05に示すように、パラメータ”time”を設けて、そこで指定されたタイミング識別情報”t2”が示すタイミングで行うようにしてもよい。この場合は、タイミング識別情報”t2”としては、例えば、上記ファイル名の変更周期の倍数を示すコードとすることが、処理を単純化する点から望ましいが、一定時刻(毎日の12:00など)や上記ファイル名の変更周期より小さい周期とすることも可能である。
これによれば、雛形画面データファイル内に自動更新タグを設定しておくことにより、画面表示領域の任意の位置に、自動更新元データファイル記憶部440の中の任意のファイルから選択して、自動更新データを挿入表示することができ、柔軟な自動更新データの表示が可能となる。また、自動更新データの挿入タイミングを画面データファイル毎に設定することも可能となる。
図7は、本発明の画面データ更新装置の構成である。
画面データファイル生成部401は、雛形画面データファイル記憶部430に格納されている雛形画面データファイルを基に画面データファイルを生成し、画面データファイル記憶部420へ格納する。このとき、雛形画面データファイル記憶部430内に格納されている雛形画面データファイル群に含まれる全ての画面データファイルを再生成するのが処理の単純化の点から望ましいが、特定の関連する画面データファイルについてのみ画面データファイルの再生成することも可能である。
ここで、雛形画面データファイル内に自動更新タグが含まれている場合は、自動更新データ挿入部402を起動して、自動更新元データファイル記憶部440内の自動更新タグで指定されたファイルの指定された領域からデータを抽出し、画面データファイル内の自動更新タグが挿入されている位置に挿入して、画面データファイルを生成する。また、雛形画面データファイル内にファイル名変更タグが含まれている場合は、ファイル名生成部403を起動して、乱数発生部404で生成された乱数の数値データを、ファイル名の文字列に組み込む形で、新たなファイル名を生成して、生成する画面データファイルに付与する。
自動更新データ挿入部402は、雛形画面データファイル内に設定されている自動更新タグを解析し、自動更新タグに含まれるファイル名、ファイル内相対アドレス、データ長が示す領域を、自動更新元データファイル記憶部440の中から特定し、その特定された領域に格納されているデータを、雛形画面データファイル内の自動更新タグが挿入されている位置に対応する画面データファイル内の領域に、所定のコードに変換して格納する。
ファイル名生成部403は、雛形画面データファイル内にファイル名変更タグが設定されているときに起動され、該雛形画面データファイルに対応して生成される画面データファイルのファイル名を新たに生成する。その際、乱数発生部404から引き渡された乱数の数値データを、ファイル名の文字列に組み込む。これにより、画面データ配信装置にアクセスする端末の操作者が想定困難なファイル名とすることができる。
乱数発生部404は、ファイル名生成部403の要求に応じて乱数を発生して通知するもので、既知の技術を用いて実現できる。
更新起動管理部405は、画面データファイル生成部401の起動タイミングを管理するもので、通常は、画面データファイルのファイル名変更の周期を予め定めておき、その周期で画面データファイル生成部401を起動する。また、画面データファイル個別にその更新のタイミングを設定したい場合は、処理が煩雑になることを厭わなければ、後述するファイル名対応テーブル450内に、各画面データファイルの更新タイミング情報を設定しておき、その情報を参照しながら画面データファイル生成部401を起動することも可能である。
また、更新起動管理部405は、運用者からの指示により画面データファイル生成部401を起動することもできる。
画面データファイル転送部406は、画面データファイル記憶部420に格納されている階層化されてリンク付けされた画面データファイル群を、画面データ配信装置200内の画面データファイル記憶部220へ、一括してファイル転送する。
更新起動管理部405は、画面データファイル生成部401を起動するタイミングを管理するもので、通常は所定の周期で、あるいは、画面データ更新装置400の運用者からの指示に基づいて、画面データファイル生成部401を起動する。
自動更新処理部407は、自動更新元データファイル記憶部440に保持されているデータファイルの内容を、外部とのデータ連携または運用者からの入力に基づいて更新するもので、自動更新の対象となる情報の種類に対応した様々な処理で構成される。これらの処理としては、自動更新の対象となる情報の種類に対応した開発されて既知のプログラムを用いることもできる。
画面データファイル記憶部420は、画面データファイル生成部401で生成された階層化されリンク付けされた画面データファイル群を記憶しておくもので、本画面データファイル群は、画面データ配信装置200へ一括して転送され、画面データ配信装置200において端末100からの検索要求に応じて提供される。
雛形画面データファイル記憶部430は、画面データファイルを生成する基となる情報を格納している雛形画面データファイルを格納するもので、雛形画面データファイルはそのままの形で端末へ表示する固定的な画面データ、所定のタイミングで更新される自動更新データを挿入するための自動更新タグ情報、および、生成される画面データファイルのファイル名を変更するためのファイル名変更タグ情報を含んでいる。
通常、画面データ配信装置200が端末へ提供する階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中の画面データファイルと、そのリンク付けを維持したまま一対一で対応する形で、雛形画面データファイルが設けられ、本雛形画面データファイル記憶部430に格納される。画面データファイル生成部401は、本雛形画面データファイル記憶部430に格納されている雛形画面データファイル群を基にして、画面データファイル群を生成する。
また、図7には表記されていない手段により、本雛形画面データファイル記憶部430内の雛形画面データファイルを更新した際は、後述するファイル名対応テーブル450が初期設定される。
自動更新元データファイル記憶部440は、外部とのデータ連携または運用者からの入力に基づいて更新されるファイル群で、この自動更新元データファイル記憶部440の中の領域が自動更新タグにより選択され、該領域に格納されているデータが、所定のタイミングで画面データファイルに挿入されて、新しい画面データファイルが生成される。
ファイル名対応テーブル450は、画面データファイルのファイル名変更のために必要となるもので、現在のファイル名と新しいファイル名の対応付けの情報を記憶している。
図8は、本発明のファイル名対応テーブルの構成である。
雛形画面データファイル名451は、画面データファイル生成部401の処理対象となる、階層化してリンク付けされた雛形画面データファイル群に含まれる雛形画面データファイルのファイル名であり、図8の例では、ファイル名の先頭に”p_”を付加して雛形画面データファイルであることが判別できるようにしている。
ファイル名変更フラグ452は、該当する雛形画面データファイルがファイル名変更対象か否かを示すもので、ファイル名変更の対象のときは”ON”に設定され、ファイル名変更の対象でないときは”OFF”が設定される。
現在の画面データファイル名453は、現在画面データファイル記憶部420に格納されている画面データファイル名が設定される。ここで、ファイル名変更の対象になっている画面データファイルについては、時間の経過とともにこの現在の画面データファイル名が変化し、現在の画面データファイル名453と新しい画面データファイル名454が異なるが、ファイル名変更の対象とならない画面データファイルについては変化せず、雛形画面データファイル名の先頭の文字列”p_”を削除したファイル名のままとなる。
新しい画面データファイル名454は、ファイル名変更タイミングがきたときに、画面データファイル生成部401によって新たに生成されたファイル名が一時的に格納される領域で、画面データファイル生成部401は、本テーブルの現在および新しい画面データファイル名の対応付けを参照しながら、新たに再生成する各画面データファイルの名称および画面データファイル内に設定されているリンク情報を書き換える。
ファイル名対応テーブル450は、雛形画面データファイル記憶部430内の雛形画面データファイルが、図7の本発明の画面データ更新装置の構成では表記されていない手段により更新されたときに初期設定される。初期設定時は、雛形画面データファイル名、ファイル名変更フラグ、現在の画面データファイル名の3項目が、更新後の雛形画面データファイル記憶部430内に格納されている雛形画面データファイル群と一致するように設定され、また、新しい画面データファイル名の項目はリセットされる。
図9は、本発明の画面データファイル生成部の動作フローチャートである。
S01. ファイル名対応テーブル450に登録されている画面データファイルの内、ファイル名変更フラグが”ON”に設定されている画面データファイルについて、ファイル名生成部403を起動して、新しいファイル名を生成し、ファイル名対応テーブル450内の新しい画面データファイル名454の領域へ設定する。ここで、新しいファイル名は、乱数発生部404で生成した乱数の数値データをファイル名の文字列に組み込んだ形で生成される。
S02. ファイル名対応テーブル450に登録されている全ての画面データファイルについて、下記のステップS03〜S05を実行する。
S03. 雛形画面データファイル記憶部430から該当する雛形画面データファイルを読み込んで自動更新タグを検出し、該自動更新タグ内のパラメータであるタイミング識別情報”time”が指定するタイミングが現在のタイミングと一致する場合は、自動更新データ挿入部402を起動して、該自動更新タグに含まれるファイル名、ファイル内相対アドレス、データ長を基に、自動更新元データファイル記憶部440の中の、該当するファイル内の領域を特定し、該領域内に格納されているデータを、所定のコードに変換して該自動更新タグが配置されている領域に挿入する。
S04. 上記ステップS03において、雛形画面データファイル内のデータにリンク情報が含まれているときは、ファイル名対応テーブル450を参照して、そのリンク先となる画面データファイルのファイル名を、ファイル名対応テーブル450に設定されている新しい画面データファイル名へ変更する。
S05. 上記ステップS03〜S04で生成された画面データを内容とする新しい画面データファイルを生成する。この際、ファイル名対応テーブル450を参照して、生成する画面データファイルがファイル名変更の対象となっている場合は、ファイル名対応テーブル450内に設定されている新しい画面データファイル名をファイル名として画面データファイルを生成し、生成する画面データファイルがファイル名変更の対象となっていない場合は、ファイル名対応テーブル450内の現在の画面データファイル名をファイル名として画面データファイルを生成する。そして、生成した画面データファイルを画面データファイル記憶部420へ格納する。
S06. 上記のステップS02〜S05で、ファイル名対応テーブル450に登録されている全ての画面データファイルについて、画面データファイル記憶部420への格納が完了したら、ファイル名対応テーブル450内の新しい画面データファイル名454の領域に設定されているファイル名を、現在の画面データファイル名453の領域へ設定し、新しい画面データファイル名454の領域はクリアしておく。
S07. 画面データファイル転送部406を起動し、画面データファイル記憶部420に格納されている階層化してリンク付けされた画面データファイル群を、画面データ配信装置200内の画面データファイル記憶部220へ一括してファイル転送する。
以上の本発明の実施の形態においては、1台の画面データ更新装置400で1台の画面データ配信装置200の画面データファイルを更新する実施例を示したが、1台の画面データ更新装置400で複数の画面データ配信装置の画面データファイルを更新するように構成することもできる。
また、画面データファイルの更新タイミングは、ファイル名変更タイミングを一定周期とし、自動更新データの挿入タイミングはその倍数としたが、他にも様々なタイミングの取り方が考えられる。
図7に示した本発明の画面データ更新装置の構成については、これに限定されず、様々な変形が可能であるが、本発明の本質には影響を与えるものではない。
以上述べた本発明の実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1) 階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中の各画面データファイルに対応して、前記画面データファイルを生成する際の元データとなる雛形画面データファイルを設け、
所定のタイミングで、前記画面データファイルのファイル名を変更して前記画面データファイルを再生成し、
前記再生成された画面データファイルを含む前記画面データファイル群を、リンク付けされた前記画面データファイル間の階層関係を維持したまま更新し、
端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、前記更新された画面データファイル群を一括してファイル転送する、
ことを特徴とする画面データ更新方法。
(付記2) 付記1に記載の画面データ更新方法において、
前記画面データファイルに対応する雛形画面データファイルは、前記画面データファイルの中の自動的に更新されない固定画面データと、自動的に更新される自動更新データの挿入を指示する自動更新タグ情報とを含み、
前記自動更新タグ情報を基に、前記固定画面データに前記自動更新データを挿入して前記画面データファイルを再生成する、
ことを特徴とする画面データ更新方法。
(付記3) 付記2に記載の画面データ更新方法において、
前記自動更新タグ情報は、自動更新の対象となるデータである自動更新データが格納されている自動更新元データファイルのファイル識別情報と、前記自動更新元データファイル内の前記自動更新データが格納されている領域の配置アドレス情報と、前記自動更新データのデータ長と、前記自動更新データの前記固定画面データへの挿入のタイミングを指定する自動更新タイミング情報とを含み、
前記自動更新データの挿入は、前記ファイル識別情報、前記配置アドレス情報、前記データ長、および、前記自動更新タイミング情報を基に行う、
ことを特徴とする画面データ更新方法。
(付記4) 階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中の各画面データファイルに対応して設けられる、前記画面データファイルを生成する際の元データとなる雛形画面データファイルと、
所定のタイミングで、前記画面データファイルのファイル名を変更して前記画面データファイルを再生成する手段と、
前記再生成された画面データファイルを含む前記画面データファイル群を、リンク付けされた前記画面データファイル間の階層関係を維持したまま更新する手段と、
端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、前記更新された画面データファイル群を一括してファイル転送する手段を備える、
ことを特徴とする画面データ更新装置。
(付記5) 付記4に記載の画面データ更新装置において、
前記画面データファイルに対応する雛形画面データファイルは、前記画面データファイルの中の自動更新されない固定画面データと、自動的に更新される自動更新データの挿入を指示する自動更新タグ情報を含み、
前記自動更新タグ情報を基に、前記固定画面データに自動更新データを挿入して前記画面データファイルを再生成する手段を備える、
ことを特徴とする画面データ更新装置。
本発明の画面データ更新方法の概要 画面データファイル群の構成例 本発明の画面データファイルのファイル名変更のシーケンス 本発明のファイル名変更の指定方法 本発明の画面データの自動更新のシーケンス 本発明の自動更新データの挿入方法 本発明の画面データ更新装置の構成 本発明のファイル名対応テーブルの構成 本発明の画面データファイル生成部の動作フローチャート 従来技術の画面データ更新方法の概要
符号の説明
100,100a 端末
200 画面データ配信装置
210 画面データ配信部
220 画面データファイル記憶部
230 画面データ自動更新部
240 ファイル名変更部
300,500 ネットワーク
400 画面データ更新装置
401 画面データファイル生成部
402 自動更新データ挿入部
403 ファイル名生成部
404 乱数発生部
405 更新起動管理部
406 画面データファイル転送部
407 自動更新処理部
410 画面データ更新処理部
420 画面データファイル記憶部
430 雛形画面データファイル記憶部
440 自動更新元データファイル記憶部
450 ファイル名対応テーブル
451 雛形画面データファイル名
452 ファイル名変更フラグ
453 現在の画面データファイル名
454 新しい画面データファイル名
D01 自動更新元ファイル
D02 自動更新元ファイルのファイル名
D03 自動更新元ファイル内のデータ領域
D04 自動更新対象のデータ領域
F01 画面データファイル
F02 画面データファイル名
F03 画面データ領域
F04 挿入された自動更新データ
G01 認証画面データファイル(login.html)
G02 A画面データファイル(a1.html)
G03 B画面データファイル(b.html)
G04 C画面データファイル(c1.html)
P01 雛形画面データファイル
P02 雛形画面データファイル名
P03 雛形画面データ
P04 自動更新タグ
P05 自動更新タグの指定例
P06 ファイル名変更タグ
P07 ファイル名変更タグの指定例
R(file name) ファイル名”file name”に対応する画面データの表示要求
D(file name) ファイル名”file name”に対応する画面表示データ
DF 画面データファイル群

Claims (3)

  1. 階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中の各画面データファイルに対応して、前記画面データファイルを生成する際の元データとなる雛形画面データファイルを設け、
    所定のタイミングで、前記画面データファイルのファイル名を変更して前記画面データファイルを再生成し、
    前記再生成された画面データファイルを含む前記画面データファイル群を、リンク付けされた前記画面データファイル間の階層関係を維持したまま更新し、
    端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、前記更新された画面データファイル群を一括してファイル転送する、
    ことを特徴とする画面データ更新方法。
  2. 請求項1に記載の画面データ更新方法において、
    前記画面データファイルに対応する雛形画面データファイルは、前記画面データファイルの中の自動的に更新されない固定画面データと、自動的に更新される自動更新データの挿入を指示する自動更新タグ情報とを含み、
    前記自動更新タグ情報を基に、前記固定画面データに前記自動更新データを挿入して前記画面データファイルを再生成する、
    ことを特徴とする画面データ更新方法。
  3. 階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中の各画面データファイルに対応して設けられる、前記画面データファイルを生成する際の元データとなる雛形画面データファイルと、
    所定のタイミングで、前記画面データファイルのファイル名を変更して前記画面データファイルを再生成する手段と、
    前記再生成された画面データファイルを含む前記画面データファイル群を、リンク付けされた前記画面データファイル間の階層関係を維持したまま更新する手段と、
    端末から送信されてくる検索要求信号で指定された画面データファイルを、階層化してリンク付けされた画面データファイル群の中から検索して前記端末へ送信する画面データ配信装置に対して、前記更新された画面データファイル群を一括してファイル転送する手段を備える、
    ことを特徴とする画面データ更新装置。
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