JP2005090104A - Crime preventive structure of shutter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、シャッターの防犯構造に係り、詳しくは、開口部全閉時において、シャッターの座板部位から室内に侵入することを防止するシャッターの防犯構造に関するものである。 The present invention relates to a security structure for a shutter, and more particularly to a security structure for a shutter that prevents the shutter from entering a room from a seat plate portion when the opening is fully closed.
バール等でシャッターをこじ開けて建物開口部を開放して室内に侵入するという犯罪が発生している。シャッターのこじ開けのやり方の一つとして、座板と床面との間に隙間が発生し易いことを利用して、バールや油圧ジャッキを用いて、座板を上方向に持ち上げて、座板をこじ開けることが行なわれる。 Crimes have occurred in which the shutter is opened with a bar or the like to open the building opening and enter the room. One way to pry the shutter is to lift the seat plate upward using a bar or hydraulic jack, taking advantage of the fact that there is a gap between the seat plate and the floor. Prying is done.
本発明は、座板の上方向への移動や座板のこじ開けを防止することを目的とするものである。 An object of the present invention is to prevent upward movement of the seat plate and prying of the seat plate.
かかる課題を達成するために本発明が採用した技術手段は、建物開口部を開閉するシャッター装置のシャッターカーテンの下端の座板に鎌錠装置を設け、開口部全閉時において、該鎌錠装置の回動係止片を床面に設けた被係止部に係止させるように構成されており、該被係止部は床面に設けた下枠の上面に形成されており、開口部全閉時には該下枠は座板によって隠蔽されることを特徴とするものである。鎌錠装置によって、座板が床面側に係止するので、座板の上方向への移動が規制される。開口部全閉時には、被係止部が設けてある下枠が座板に隠蔽されているので、座板のこじ開けを困難とする。 The technical means adopted by the present invention in order to achieve such a problem is that a sickle lock device is provided on the seat plate at the lower end of the shutter curtain of the shutter device that opens and closes the building opening, and when the opening is fully closed, the sickle lock device The rotation locking piece is configured to be locked to a locked portion provided on the floor surface, and the locked portion is formed on the upper surface of the lower frame provided on the floor surface. When fully closed, the lower frame is concealed by a seat plate. Since the seat plate is locked on the floor surface side by the sickle lock device, the upward movement of the seat plate is restricted. When the opening is fully closed, the lower frame on which the locked portion is provided is concealed by the seat plate, which makes it difficult to open the seat plate.
本発明が採用した他の技術手段は、建物開口部を開閉するシャッター装置のシャッターカーテンの下端の座板に鎌錠装置を設け、開口部全閉時において、該鎌錠装置の回動係止片を床面に設けた被係止部に係止させるように構成されており、床面には凹部が形成されており、開口部全閉時には該凹部内に座板が受け入れられることを特徴とするものである。鎌錠装置によって、座板が床面側に係止するので、座板の上方向への移動が規制される。床面に凹部を形成し、開口部全閉時に、該凹部に座板を受け入れることで、座板のこじ開けを困難とする。床面に形成する凹部は、床面の内部あるいは上面に直接設けても良く、あるいは、床面に埋設した下枠の上面に凹部を形成してもよい。 Another technical means adopted by the present invention is to provide a sickle lock device on a seat plate at a lower end of a shutter curtain of a shutter device that opens and closes a building opening, and when the opening is fully closed, It is configured so that the piece is locked to the locked portion provided on the floor surface, and a recess is formed in the floor surface, and the seat plate is received in the recess when the opening is fully closed. It is what. Since the seat plate is locked on the floor surface side by the sickle lock device, the upward movement of the seat plate is restricted. By forming a recess in the floor and receiving the seat plate in the recess when the opening is fully closed, it is difficult to pry the seat plate. The concave portion formed on the floor surface may be provided directly on the inside or upper surface of the floor surface, or may be formed on the upper surface of the lower frame embedded in the floor surface.
回動係止片が係止する被係止部は、好ましい態様では、下枠や床面に設けたストライクプレートである。一つの好ましい態様では、鎌錠装置は2つの回動係止片を有しており、2つの回動係止片は互いに異なる方向に回動することで被係止部に係止する。互いに異なる方向に回動する二つの回動係止片を設けたものでは、施錠時において、回動係止片が互いに反対方向から被係止部に係止することで、座板を長さ方向(左右方向)に移動させることによるこじ開けに良好に対応することができる。他の好ましい態様では、該鎌錠装置の室内側の解錠手段は、2アクション機構を備えた回動つまみ、あるいは、シリンダ錠である。 In a preferred embodiment, the locked portion to which the rotation locking piece is locked is a strike plate provided on the lower frame or the floor surface. In one preferable aspect, the sickle lock device has two rotation locking pieces, and the two rotation locking pieces are locked to the locked portion by rotating in different directions. In the case of providing two rotation locking pieces that rotate in different directions, the locking plate is locked to the locked portion from the opposite direction during locking, so that the seat plate is lengthened. It is possible to satisfactorily cope with prying by moving in the direction (left and right direction). In another preferred embodiment, the unlocking means on the indoor side of the sickle lock device is a rotary knob provided with a two-action mechanism or a cylinder lock.
本発明によれば、座板に設けた鎌錠装置が、開口部全閉時における座板の上下方向の移動を規制するので、バール等で座板やスラットを上方向にこじ開けることを防止する。 According to the present invention, since the sickle lock device provided on the seat plate restricts the vertical movement of the seat plate when the opening is fully closed, it prevents the seat plate and the slats from being pryed upward by a bar or the like. .
開口部全閉時に該下枠を座板によって隠蔽するものでは、開口部全閉時には、鎌
錠装置の係止部が係止する被係止部が設けてある下枠が座板に隠蔽されているので、座板のこじ開けを困難とする。
When the opening is fully closed, the lower frame is concealed by the seat plate.When the opening is fully closed, the lower frame provided with the locked portion to be locked by the locking portion of the sickle lock device is hidden by the seat plate. This makes it difficult to open the seat plate.
床面には凹部が形成されており、開口部全閉時には該凹部内に座板が受け入れられるようにしたものでは、座板と床面との間にバール等を挿入することを困難にすることによって、座板の上方向への移動を防止する。 A recess is formed on the floor surface. When the opening is fully closed, a seat plate can be received in the recess, making it difficult to insert a bar between the seat plate and the floor surface. Therefore, the upward movement of the seat plate is prevented.
図1(A)、(B)はそれぞれ、開口部全閉時における、シャッター装置の室内側の部分正面図であって、シャッター装置の下半部位を示している。シャッター装置は、建物開口部の左右端部に立設した左右のガイドレール1と、建物開口部の上方に設けたシャッターケース(図示せず)と、建物開口部を開閉するシャッターカーテン2とを有する。シャッターカーテン2は複数枚のスラット3を上下に連設して構成されており、その上端はシャッターケース内に水平状に設けた図示しない巻取シャフトに連結されており、建物開口部開放時には、シャッターカーテン2は該巻取シャフトに巻装されている。建物開口部閉鎖時には、シャッターカーテン2は、該巻取シャフトから繰り出され、スラット3の両端部が左右のガイドレール1に案内されながら下降して行き、シャッターカーテン2の最下端に設けた座板4が床に着床することで建物開口部を全閉する。
FIGS. 1A and 1B are partial front views of the interior side of the shutter device when the opening is fully closed, and show the lower half of the shutter device. The shutter device includes left and
床面の座板4が着床する部位には、下枠(沓摺)5が埋設されている。座板4には、座板4の長さ方向に間隔を存して鎌錠装置6が装着されている。図1(A)では、座板4の長さ方向中央部位に一つの鎌錠装置が設けてある。図1(B)では、座板4の長さ方向に間隔を存して2つの鎌錠装置6が装着されている。一つの座板4に設置される鎌錠装置6の個数は図示のものに限定されず、例えば、3つの鎌錠装置を座板に設けてもよい。
A lower frame (pallet) 5 is embedded in a portion of the floor surface on which the
座板4は、垂直部40と、垂直部40の下端に設けた水平状部41とから断面視逆T形状を有している。垂直部40の上端は、シャッターカーテン2を構成する最下位のスラット3の下端に連結されており、水平状部41は垂直部40を挟んで半部が室外側、半部が室内側に位置することになる。水平状41の室外側、室内側の端部には下方に延出する当接片42が形成されており、座板4は当接片42を介して着床するようになっている。
The
鎌錠装置6は、ボックス状の本体60と、本体に対して回動可能に設けた回動係止片61と、本体60に内装され、回動係止片61を回動させる回動機構(図示せず)と、回動機構に連繋することで回動係止片61を回動させるサムターン62及びシリンダ錠(好適な例では、防犯性能が高いディンプルシリンダである)63とを有する。回動係止片61は、シャッターカーテン2が画定する面内を上下に回動可能となっており、上方に回動した状態(傾斜状の姿勢)では回動係止片61は座板4内に位置しており、下方に回動することで座板4の下面より下方に突出するように構成されている。回動係止片61の先端部位には、鎌状のフック部610が形成されている。回動係止片61のフック部610が床面に設けた被係止部に係止することで、回動係止片61はデッドボルトとして機能する。
The
鎌錠装置6が設けられる部位の室内側水平状部41には開口部あるいは切り欠き部が形成されており、該開口部を介して回動係止片61が座板4の下端から下方に向って回動するようになっている。本体60は、取付プレート7を介して座板4の垂直部40の室内側に装着されており、本体60内部の回動機構およびサムターン62が室内側に位置するようになっている。シリンダ錠63は、座板4の垂直部40の室外側面部に面しており、通常時には、鍵操作で鎌錠を解錠して、シャッターカーテン2を開放できるようになっている。
An opening portion or a cutout portion is formed in the indoor
下枠5は略全体が床面内に埋設されており、下枠5の上面50が床面と略面一となっている。上面50において、鎌錠装置6に対応する部位には、回動係止片61の被係止部を構成するストライクプレート8が設けてあり、ストライクプレート8の受孔9に回動係止片61が回動して係入し、鎌状のフック部610が受孔9の周縁のプレート8の下面80に係止する。ストライクプレート8は、強度を持たせるため、上面50に形成した開口部を上下から挟むようにして2枚の板材を設けてストライクプレート8が形成されている。
The
本体60は正面視において水平方向に延出する長方形状であり、本体60の長さ方向の両端には、2つの回動係止片61がそれぞれ回動自在に設けてある。2つの回動係止片61は一つの操作によって互いに異なる方向に回動することで、施錠・解錠するようになっている。すなわち、シリンダ錠63あるいはサムターン62の操作による施錠時には、一方の回動係止片61は時計回りに回動して施錠し、他方の回動係止片61は時計反対回りに回動して、それぞれ床面に設けた被係止部に係止して、施錠するようになっている。図2(B)に示すように、施錠状態において、左右の回動係止片61は上下方向に延出した姿勢であり、鎌状のフック部610に水平方向からストライクプレート8が嵌入した状態となっており、左右の回動係止片61のフック部610は互いに反対方向からストライクプレート8を受け入れるように係止している。したがって、座板4に左右方向(座板4の長さ方向)の力が作用した場合には、いずれの方向の移動についても、2つの回動係止片61が有効に対応することができる。
The
図示のものでは、室内側に位置する解錠つまみとしては、通常のサムターンが示してある。万が一、座板4を少し持ち上げて、座板4と床面との隙間から室内側に手を突っ込んで解錠が試みられる可能性を考慮すると、室内側の解錠手段に工夫を持たせることが有利である。一つの好ましい例では、2アクション機構を備えたサムターンを採用する。2アクション機構とは、回動操作の際に、他のアクションを同時に行わないと回動操作ができないという機構である。2アクション機構を備えたサムターンを図6に示す。サムターン62は、サムターン62本体に対して出没自在の2つの突起620を有しており、突起620が突出している状態では、サムターン62による回動操作が規制されている。突起620を指でつまんで没入させると回動操作の規制が解除され、サムターン62による回動解錠操作が可能となる。2アクション機構の構成は図示のものに限定されない。2アクション機構を採用することで、室内側からの解錠を困難とすることができる。他の好ましい例では、鎌錠装置は両面シリンダ錠を備えており、室内側からも鍵操作で解錠を行なう。このものでは、室内側に手を侵入させても、鍵がなければ、鎌錠装置を解錠することができない。
In the illustrated example, a normal thumb turn is shown as an unlocking knob located on the indoor side. In the unlikely event that the
図3は、図2(C)に類似する図であり、図2(C)の鎌錠装置に関する説明を図3の鎌錠装置の説明にそのまま用いることができるが、座板4と下枠5との関係が異なる。座板4の水平状部41の幅寸法(室内側の当接片42と室外側の当接片42の間の寸法)は、下枠5の上面50の幅寸法よりも大きく、開口部全閉時には、座板4の水平状部41によって下枠5、下枠5の上面50に設けたストライクプレート8が隠蔽されるようになっている。また、座板4の幅寸法を大きくすることで、バール等によるこじ開けをやり難くしている。
FIG. 3 is a view similar to FIG. 2C, and the description of the sickle lock device of FIG. 2C can be used as it is for the description of the sickle lock device of FIG. The relationship with 5 is different. The width dimension of the
図4は、座板4と下枠5との関係に特徴を有するさらに他の実施例を示し、特に下枠5の構成に特徴を有するものである。下枠5の上面には凹部500が形成されており、凹部500に座板4が着床するようになっている。凹部500は実質的に床面を構成する水平部501と水平部501の前後に形成した壁502を有している。凹部500の水平部501の幅方向の寸法は、座板4の水平状部41の幅寸法(室内側の当接片42と室外側の当接片42の間の寸法)よりも大きい寸法を有し、凹部500に座板4を収容することができる。さらに、凹部500の前後の壁面501の立ち上がり寸法は、座板4の水平状部41の立ち上がり寸法(当接片42の寸法)よりも僅かに大きく、座板4と凹部500の水平部501との間にバール等を侵入させるのを困難としている。上面の水平部501において、鎌錠装置6に対応する部位には、ストライクプレート8が設けてあり、ストライクプレート8の受孔9に回動係止片61が係止し、回動係止片61のフック部610が受孔9の周縁のプレートの裏面80に係止する。ストライクプレート8は、強度を持たせるため、水平部501に形成した開口部を上下から挟むようにして2枚の板材を設けてストライクプレート8が形成されている。
FIG. 4 shows still another embodiment characterized in the relationship between the
図5は、座板部分からのこじ開けを困難にする他の実施例を示している。図5(A)ではシャッター装置のシャッターカーテンの下端の座板が着床する面には、溝部を形成し、該溝部内に座板受けレールを埋設する。座板受けレール内は、スプリング等の弾性部材によって、床面と略面一となるように上方に押し上げられるカバープレートを有しており、座板がレールに接触していない時には、カバープレートが溝部を被覆しており、溝部内にゴミが入ったり、溝につまずいたりする等の不具合を解消している。シャッターカーテンが降下して、座板がカバープレートに当接すると、シャッターカーテンの重みでカバープレートが座板と共に溝部内に下降する。図5(B)は床面に溝部を形成できない場合には、傾斜付きの座板受けガイドを床面上に設置することを示しており、座板と床面との隙間からのこじ開けを困難にする。図5のものでは、座板と床面との接地面が見えないので、バール、油圧ジャッキ等で座板を持ち上げることが困難である。また、後付けも可能であるため、既設現場にも設置可能である。 FIG. 5 shows another embodiment that makes it difficult to pry from the seat plate portion. In FIG. 5A, a groove is formed in the surface on which the seat plate at the lower end of the shutter curtain of the shutter device is landed, and a seat plate receiving rail is embedded in the groove. The seat plate receiving rail has a cover plate that is pushed upward by an elastic member such as a spring so as to be substantially flush with the floor surface. When the seat plate is not in contact with the rail, the cover plate is The groove is covered, and problems such as dust entering the groove and tripping into the groove are eliminated. When the shutter curtain is lowered and the seat plate comes into contact with the cover plate, the cover plate is lowered into the groove together with the seat plate by the weight of the shutter curtain. FIG. 5 (B) shows that when a groove portion cannot be formed on the floor surface, an inclined seat plate receiving guide is installed on the floor surface, and it is difficult to pry through the gap between the seat plate and the floor surface. To. In the case of FIG. 5, since the ground contact surface between the seat plate and the floor surface is not visible, it is difficult to lift the seat plate with a bar, a hydraulic jack or the like. It can also be retrofitted, so it can also be installed at existing sites.
本発明は、シャッター装置の防犯装置として用いることができる。 The present invention can be used as a security device for a shutter device.
2 シャッターカーテン
3 スラット
4 座板
40 垂直部
41 水平部
5 下枠
50 下枠上面
500 下枠上面の凹部
6 鎌錠装置
61 回動係止片
610 フック部
8 ストライクプレート
9 回動係止片の受孔
2
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