JP2005089150A - Take-up device of tape - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はテープの巻取装置に係り、特に磁気テープなどの帯状物を巻取軸にロール状に巻き取る巻取装置に関する。 The present invention relates to a tape winding device, and more particularly to a winding device that winds a belt-like object such as a magnetic tape in a roll shape around a winding shaft.
特許文献1に記載された巻取装置は、巻き取り時のテープロールの外周面に転接する接圧ロールと、巻き取り時にテープロールの外周面にエアを吹き付ける風圧手段と、接圧ロールと風圧手段をテープロールの巻き径に応じて変位させる可動部移動手段とを備えている。この巻取装置では、テープロールにかかる風圧が変動すると、様々な不具合が発生する。例えば、風圧が小さくなると、テープに巻き込まれるエアが多くなるため、テープロール内の半径方向の面圧が緩くなるとともに、巻き取られたテープのエッジが不揃いになる不具合が生じる。逆に風圧が大きくなると巻き固さが固くなり、テープエッジダメージ等、品質に悪影響が生じる。このため、テープロールの外周面にかかる風圧が一定になるように、風圧手段であるノズルとテープロールの外周面との距離を常に一定に制御する必要がある。そこで、従来は、テープ走行速度とリール回転数から巻き径を数値演算してノズル位置を設定し、その設定位置にノズルを移動させることによって、テープロールの外周面とノズルとの距離を一定に制御していた。
しかしながら、従来の巻取装置は、テープロールの偏心量を含めた巻き径を高速で演算しなければならないため、高価な高速演算設備が必要になるとともに、その演算結果に応じてノズル位置を高速で修正するための複雑な制御システムが必要になるという問題があった。更にテープの厚み変動が大きい場合には、ノズルがテープロール外周面に接触しダメージを与えることがあった。 However, since the conventional winding device has to calculate the winding diameter including the eccentric amount of the tape roll at a high speed, expensive high-speed calculation equipment is required, and the nozzle position is set according to the calculation result at a high speed. There was a problem that a complicated control system was required to correct it. Furthermore, when the thickness variation of the tape is large, the nozzle may come into contact with the outer peripheral surface of the tape roll to cause damage.
本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、簡単な制御システムによって、ノズルをテープロールの外周面に精度良く追従させることのできる巻取装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a winding device that can cause a nozzle to follow the outer peripheral surface of a tape roll with a simple control system.
本発明は前記目的を達成するために、テープを巻き取ってテープロールを形成する巻取軸と、前記テープを巻き取る際に前記テープロールの外周面に向けて気体を吹き付けるノズルとを備えたテープの巻取装置において、前記ノズルを、前記巻取軸に対して進退する方向に移動させる移動手段と、前記ノズルと前記テープロールの外周面との距離を測定する距離センサと、前記距離センサからの測定値に基づいて、前記ノズルと前記テープロールの外周面との距離が一定になるように前記移動手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としている。 In order to achieve the above object, the present invention includes a winding shaft that winds a tape to form a tape roll, and a nozzle that blows gas toward the outer peripheral surface of the tape roll when winding the tape. In the tape winding apparatus, a moving means for moving the nozzle in a direction to advance and retreat with respect to the winding shaft, a distance sensor for measuring a distance between the nozzle and the outer peripheral surface of the tape roll, and the distance sensor And a control means for controlling the moving means so that the distance between the nozzle and the outer peripheral surface of the tape roll is constant based on the measured value.
本発明によれば、距離センサでノズルとテープロールの外周面との距離を測定し、この測定値に基づいて移動手段でノズルを移動させるので、テープロールの外周面とノズルとの距離を精度良く一定に制御することができる。したがって、例えばテープロールが偏心状態で回転していても、テープロールの外周面に対してノズルを迅速に追従させることができ、テープロールの外周面とノズルとの距離を常に一定に制御できる。これにより、テープロールの外周面に一定の圧力をかけることができ、テープを均一な巻き固さで巻き取ることができる。 According to the present invention, the distance between the nozzle and the outer peripheral surface of the tape roll is measured by the distance sensor, and the nozzle is moved by the moving means based on the measured value. It can be controlled well and well. Therefore, for example, even if the tape roll rotates in an eccentric state, the nozzle can be made to follow the outer peripheral surface of the tape roll quickly, and the distance between the outer peripheral surface of the tape roll and the nozzle can be controlled to be always constant. Thereby, a fixed pressure can be applied to the outer peripheral surface of a tape roll, and a tape can be wound up by uniform winding hardness.
また、本発明は、距離センサの測定値に基づいてノズルの移動手段を制御するだけなので、高価な演算手段や複雑な制御システムが不要である。 In addition, since the present invention only controls the nozzle moving means based on the measured value of the distance sensor, expensive calculation means and a complicated control system are not required.
本発明に係るテープの巻取装置によれば、ノズルとテープロールの外周面との距離を測定し、この測定値に基づいてノズルを移動させるので、ノズルとテープロールの外周面との距離を常に一定に制御することができる。したがって、テープロールの外周面に一定の付勢力をかけることができるので、テープを均一な巻き固さで巻き取ることができる。 According to the tape winding device according to the present invention, the distance between the nozzle and the outer peripheral surface of the tape roll is measured, and the nozzle is moved based on this measured value. It can always be controlled to be constant. Therefore, since a constant urging force can be applied to the outer peripheral surface of the tape roll, the tape can be wound with a uniform winding hardness.
以下添付図面に従って本発明に係るテープの巻取装置の好ましい実施の形態について説明する。 Preferred embodiments of a tape winding device according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明に係るテープの巻取装置10を示す斜視図であり、図2は、同平面図である。
FIG. 1 is a perspective view showing a
同図に示すように、巻取装置10は、リール(巻取軸に相当)12を有し、このリール12は不図示のモータに接続される。そして、モータを駆動することによってリール12が回転し、リール12の外周面にテープ14が巻き取られる。これにより、テープロール15が形成される。なお、図1及び図2には、フランジのないリール12を示したが、これに限定するものではなく、片側或いは両側の端部にフランジを設けたフランジ付きリールを用いてもよい。
As shown in the figure, the
ノズル16は、テープロール15の外周面に対向するように配置される。図3及び図4に示すように、ノズル16の先端には、開口16Aが形成されている。この開口16Aは、テープ14の幅方向に細長いスリット状に形成されており、その大きさは、テープ14の寸法に応じて形成される。例えばテープ14の幅が1/2インチである場合、開口16Aの幅Wは8〜15mm、スリット間隔S(テープ14の走行方向の長さ)は0.1〜0.3mm、好ましくは0.15〜0.25mmで形成される。また、スリットの深さDは、例えば0.5〜3.0mmの大きさで形成されており、その寸法を調節することによって圧力損失が調節される。
The
テープ14がテープロール15に接触する点を接触点P(図5参照)とした際、エアの吹き付け位置は、接触点Pよりも、巻取方向に下流側であることが必要である。これは、接触点Pよりも上流側のテープ14にエアを吹き付けても、テープロール15の巻き固さを調節する効果が得られないからである。なお、接触検知、特に透過式での接触検出を可能とするため、接触点Pに対して下流側に5〜300°、望ましくは10〜270°の範囲でエアを吹き付けることが好ましい。
When the point where the
また、エアの最も好ましい吹き付け位置は、図5に示すように、接触点Pの若干、下流側であることが好ましい。具体的には、ノズル16の上流側のエッジ部Qが接触点Pよりも下流側であることが好ましい。すなわち、巻取方向における接触点Pからエッジ部Qまでの距離Xが正の数になるようにノズル16を配置することが好ましい。このようにノズル16を配置すると、エアの吹き付けた際にテープ14が振動することを防止できる。
Further, the most preferable spraying position of air is preferably slightly downstream of the contact point P as shown in FIG. Specifically, it is preferable that the upstream edge portion Q of the
図1及び図2に示すように、テープ14は、ガイドローラ13に巻き掛けられてテープロール15に巻き取られる。ガイドローラ13は、巻取装置10の躯体(不図示)に固定されている。このため、テープロール15の巻き径が増加するにつれて、接触点Pの位置が周方向に変化し、接触点Pとエアの吹き付け位置との位置関係が変化するという問題がある。そこで、テープロール15の巻き径が最も小さい場合に(図2の二点鎖線参照)、接触点Pとエアの吹き付け位置が上記の関係を満たすように、ガイドローラ13とノズル16を位置決めして取り付ける。これにより、テープロール15の巻き径が増加すると、接触点Pが巻取方向の上流側に移動するので、エアの吹き付け位置は、常に接触点Pの下流側に配置されることになる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
なお、ガイドローラ13を、後述するリニアモータ24のフレーム24Aに取り付けてノズル16とともに移動させてもよい。この場合には、テープロール15の巻き径が増加するにつれてノズル16がリール12から後退するように移動し、これに伴ってガイドローラ13も移動するので、接触点Pとエアの吹き付け位置の関係は略一定に保たれる。したがって、エアを常に接触点Pの下流側に吹き付けることができる。
The
上記の如く配置されたノズル16は、リニアガイド21を構成するスライダ20の上に固定される。このスライダ20はリール12の径方向に(すなわち、テープロール15の外周面と接する面に対して直交方向に)配設されたレール22にスライド自在に支持される。これにより、ノズル16は、テープロール15の外周面に対して進退自在に支持される。
The
ノズル16の後方(すなわち、テープロール15と反対側)には、リニア型のボイスコイルモータ26が配設される。ボイスコイルモータ26は、ノズル16を前方に付勢するロッド26Aを備え、このロッド26Aが押引されることによって、ノズル16がテープロール15の外周面に対して進退する方向に移動される。このボイスコイルモータ26は、ノズル16の移動量はさほど長くないが、ノズル16を精度良く迅速に移動させる。したがって、ボイスコイルモータ26は、ノズル16を高い周波数で移動する際に使用すると好都合である。
A linear
図1に示すようにロッド26Aの外側には、スプリング28が配設される。このスプリング28によって、ノズル16を前方へ付勢する力を補助することができる。スプリング28の代わりに、ボイスコイルモータ26に一定の電流を印加して、ノズル16を前方へ付勢するようにしてもよい。
As shown in FIG. 1, a
なお、ノズル16を付勢する手段は、ボイスコイルモータ26に限定するものではなく、例えば板バネやシリンダ等を用いてもよい。
The means for urging the
上述したリニアガイド21、及びボイスコイルモータ26は、リニアモータ24を構成するフレーム24Aに搭載される。フレーム24Aは、ガイド24Bに沿ってスライド自在に支持されており、ガイド24Bは、リール12の径方向に配置され、躯体(不図示)に固定されている。フレーム24Aの内部には、不図示の駆動部が設けられ、フレーム24Aをガイド24Bに沿って移動できるようになっている。これにより、リニアガイド21に支持されたノズル16を、テープロール15の外周面に対して進退する方向に移動させることができる。上記の如く構成されたリニアモータ24は、ノズル16を大きく移動することができるので、ノズル16を低い周波数で大きく移動する際に使用される。
The
なお、ノズル16をテープロール15に対して進退する方向に移動させる手段は、リニアモータ24に限定されるものではなく、例えば、送りネジやボールネジを用いてノズル16を移動させるようにしてもよい。また、ラックとピニオンの機構を利用してノズル16を移動させるようにしてもよい。
The means for moving the
リニアモータ24のフレーム24Aには、位置センサ30が取り付けられている。位置センサ30は、ノズル16とテープロール15の外周面との距離を計測するセンサであり、例えば光ファイバーを用いた反射型センサが用いられる。この位置センサ30の構成の一例としては、投光側の光ファイバ(不図示)の周囲に受光側の光ファイバー(不図示)を配置した同軸型が用いられる。この位置センサ30によれば、投光側の光ファイバーからテープロール15の外周面に投光し、これを受光側の光ファイバーによって受光することによって、ノズル16とテープロール15の外周面との距離が非接触で測定される。
A
なお、位置センサ30として、透過型の光センサ、レーザー変位計、或いは超音波式変位計を用いて距離を測定してもよい。また、距離を測定するセンサは、ノズル16の上流側に設置すると、事前にテープロール15の形状や位置が分かるため、ノズル16の位置制御を良好に行うことができる。センサの具体的な位置としては、接触点Pよりも下流側で、且つ、ノズル16から0.5〜10mm上流の位置が好ましい。
As the
また、ノズル16とテープロール15との隙間の変化に応じて、ノズル面のエア圧力や、ノズル16から吹き出すエアの流量が変化するので、ノズル16から吹き出すエアの流量、流速、圧力を、流量センサ、流速センサ、圧力センサを用いて測定し、その測定値をノズル16とテープロール15の隙間の距離に変換する演算処理を行うようにしてもよい。
Further, since the air pressure on the nozzle surface and the flow rate of the air blown from the
巻取装置10には、ノズル16とテープロール15との接触を検知する接触検知センサとして、投光素子60A、60B、受光素子62A、62B、ミラー64、及びミラー66が設けられている。ミラー64及びミラー66は、ノズル16とテープロール15との隙間を挟んで対向する位置に配置されている。投光素子60A、60Bは上下に並べられて配置されており、この投光素子60A、60Bに対してリニアモータ24の反対側に受光素子62A、62Bが配設されている。
The winding
投光素子60A、60Bは、水平方向の幅が5mm程度のスリット光をミラー64に向けて照射する。ミラー64は、投光素子60A、60Bから照射された光を、ノズル16とテープロール15との隙間へ向けて反射するような角度で取り付けられている。前記隙間を介してミラー64の反対側にはミラー66が配置されており、このミラー66は、前記隙間を通った光を受光素子62A、62Bに向けて反射するような角度で取り付けられている。したがって、ノズル16とテープロール15との間に隙間がある場合は、投光素子60A、60Bから投光された光がミラー64、ミラー66によって反射されて受光素子62A、62Bに受光される。また、ノズル16とテープロール15との間に隙間が無い場合は、投光素子60A、60Bから投光された光が、ミラー64とミラー66の間で、ノズル16或いはテープロール15によって遮断されるので、受光素子62A、62Bは投光素子60A、60Bの光を受光しない。したがって、受光素子62A、62Bが受光する光量の変化によって、ノズル16とテープロール15の間に隙間が無くなったこと、すなわち、ノズル16とテープロール15が接触したことを検知することができる。
The
上述した接触検知センサの構成部材(すなわち、投光素子60A、60B、受光素子62A、62B、ミラー64、及びミラー66)は、不図示の支持部材を介してリニアモータ24のフレーム24Aに取り付けられている。したがって、リニアモータ24を駆動してフレーム24Aをガイド24Bに沿って移動させると、接触検知センサのミラー64、66はノズル16とともに移動する。したがって、ノズル16とテープロール15との間に常に光が照射されるので、ノズル16とテープロール15の接触を確実に検知することができる。また、接触検知センサの構成部材を全てフレーム24Aに取り付けて同時に移動させるので、相互に位置関係が変化することがなく、常に安定した接触検知を行うことができる。
The components of the contact detection sensor described above (that is, the
上述したミラー64、66は、テープ14の幅に合わせて形成することが好ましい。これにより、リール12の端部にフランジがある場合であっても、ミラー64、66がフランジに接触することを防止できる。このように形成されたミラー64、66を用いたことによって、投光素子60A、60Bや受光素子62A、62Bを設置できない小さなスペースであっても、光を確実に照射することができる。
The above-described
なお、上述した実施の形態は、二組の投光素子60A、60Bと受光素子62A、62Bを設けたが、テープ14の幅が小さい場合には、一組だけであってもよい。また、テープ14の幅が大きい場合には、三組以上設けてもよい。その場合には、投光素子、或いは受光素子を等間隔で配置してもよいが、リールハブがクラウン形状や中太形状の場合には中央を密に配置し、平面形状の場合には外側を密に配置するとよい。
In the above-described embodiment, two sets of light projecting
また、投光素子60A、60Bや受光素子62A、62Bは躯体(不図示)に固定し、ミラー64、66のみを移動させるようにしてもよい。
The
さらに、ミラー64、66を設けずに、投光素子60A、60Bと受光素子62A、62Bを、テープロール15とノズル16の隙間を介して対向して配置してもよい。この場合、投光素子60A、60Bと受光素子62A、62Bは、リニアモータ24のフレーム24Aに搭載し、ノズル16とともに移動させることが好ましいが、投光素子60A、60Bから幅の広い光を照射する場合には、投光素子60A、60Bと受光素子62A、62Bを巻取装置10の躯体(不図示)に固定してもよい。
Furthermore, without providing the
なお、接触検知センサの構成は上述した例に限定されるものではなく、例えば、ピエゾ振動計や変位計等を使用してもよい。また、接触検出センサとしてロードセルを用い、このロードセルによって、ノズル16のテープロール15側への付勢力を測定するとともに、その測定値がしきい値を超えた際に接触判定するようにしてもよい。この場合、テープロールとの電位変化等を検出して接触判定してもよい。さらに、ノズル16から吹き出すエアの流量、流速、圧力を、流量センサ、流速センサ、圧力センサを用いて測定し、それらの測定値がしきい値以下になった場合に接触判定するようにしてもよい。
The configuration of the contact detection sensor is not limited to the above-described example, and for example, a piezo vibrometer or a displacement meter may be used. In addition, a load cell may be used as a contact detection sensor, and the load cell may be used to measure the urging force of the
また、接触検知センサとして、光ファイバー式のセンサを用いてもよい。この場合、投光側の光ファイバーと受光側の光ファイバーが一体となったセンサをノズル16の上面と下面に取り付ける。そして、投光側の光ファイバーからテープロール15に向けて光を照射し、その反射光を受光側の光ファイバーで受光する。受光した光量の変化によって、ノズル16とテープロール15が接触したことが検出される。
An optical fiber sensor may be used as the contact detection sensor. In this case, a sensor in which the optical fiber on the light projecting side and the optical fiber on the light receiving side are integrated is attached to the upper surface and the lower surface of the
図6は、巻取装置10の構成を示すブロック図である。
FIG. 6 is a block diagram illustrating a configuration of the winding
同図に示すように、巻取装置10のCPU34は、モーションコントローラ36に接続される。モーションコントローラ36は、モータドライバ38を介してリニアモータ24に接続されるとともに、モータドライバ40を介してボイスコイルモータ26に接続され、リニアモータ24とボイスコイルモータ26の駆動を制御している。
As shown in the figure, the
また、モーションコントローラ36は、フィルタ42、フィルタ44に接続され、このフィルタ42、フィルタ44はA/Dコンバータ46を介して位置センサ30に接続される。位置センサ30で計測された距離データは、A/Dコンバータ46でA/D変換された後、フィルタ42、44にかけられる。フィルタ42は、ハイパス・フィルタであり、遮断周波数以上の周波数の信号だけを通過させ、遮断周波数以下の周波数の信号を減衰させる。このフィルタ42を通過したデータに応じて、モーションコントローラ36がボイスコイルモータ26を駆動し、ノズル16を移動させる。
The
一方、フィルタ44は、ローパス・フィルタであり、遮断周波数以下の周波数の信号だけを通過させ、遮断周波数以上の周波数の信号を減衰させる。このフィルタ44を通過したデータに応じて、モーションコントローラ36がリニアモータ24を駆動し、ノズル16を移動させる。
On the other hand, the
これにより、位置センサ30で測定した測定データのうち、高周波の変動分に対しては高周波応答性のよいボイスコイルモータ26によってノズル16の移動が行われ、低周波の変動分に対しては可動範囲の広いリニアモータ24によってノズル16の移動が行われ、ノズル16とテープロール15との距離が一定になるように制御される。なお、フィルタ42、44は、CPU34に接続され、このCPU34によって遮断周波数の設定が行われる。
As a result, among the measurement data measured by the
CPU34は、D/Aコンバータ48を介してエア制御ユニット50に接続される。このエア制御ユニット50は、ノズル16に供給するエアの流量及び圧力を調節する装置であり、そのエアの流量及び圧力は、CPU34が出力する指令に基づいて設定される。なお、テープ14の走行速度やリール12の回転数がCPU34に入力されると、CPU34はこれらの値からテープロール15の巻径を演算処理し、この演算結果に基づいて、ノズル16へ供給するエアの流量や圧力、フィルタ42、44の遮断周波数を設定する。
The
受光素子62A、62Bは、A/Dコンバータ52、フィルタ54を介して接触判定回路56に接続される。したがって、受光素子62A、62Bで検出された光量変化は、A/Dコンバータ52でA/D変換されて、フィルタ54にかけられる。接触判定回路56は、このフィルタ54を通過したデータに応じて、ノズル16がテープロール15に接触したかどうかを判定する。
The
そして、接触したと判定した際は、CPU34がモーションコントローラ36に指令を出し、ボイスコイルモータ26の駆動を停止する。これによって、ノズル16は、吹き出したエアの反力によって後退する。なお、ノズル16と接触したテープ14の位置を製品のNG部としてCPU34に記録し、後の工程で取り除くとよい。或いは、接触判定と同時に巻取リール12の回転を停止するようにしてもよい。
When it is determined that the contact has been made, the
次に上記の如く構成された巻取装置10の作用について説明する。
Next, the operation of the winding
巻取装置10は、リール12を回転させることによって、テープ14がリール12に巻き取られ、テープロール15が形成される。その際、テープロール15の外周面にノズル16からエアを吹き付けることによって、テープ14がテープロール15の外周面に密着され、エアの巻き込みが防止される。
The winding
その際、巻取装置10は、位置センサ30等によってノズル16とテープロール15の外周面との距離を測定し、この測定値に基づいてリニアモータ24とボイスコイルモータ26を駆動し、ノズル16とテープロール15の外周面との距離が一定になるようにノズル16を移動する。すなわち、ノズル16とテープロール15との距離の実測値に基づいてノズル16を高速移動かつ長変位移動するので、ノズル16とテープロール15との距離を精度良く制御することができる。
At that time, the winding
ノズル16を移動する際、位置センサ30の測定データのうち、高周波の変動分に関してはボイスコイルモータ26を使ってノズル16を移動し、低周波の変動分に関してはリニアモータ24を使ってノズル16を移動する。したがって、測定データの大きな周波数の変動に対しても、小さな周波数の変動に対しても、常にノズル16とテープロール15の外周面との距離を一定に制御することができる。例えば、テープロール15の偏心によって発生する周波数の高い距離変動に関しては、ボイスコイルモータ26を使ってノズル16を移動する。これにより、ノズル16とテープロール15の外周面との距離を常に一定に保つことができる。
When moving the
このように本実施の形態の巻取装置10によれば、ノズル16とテープロール15の外周面との距離を位置センサ30によって計測し、この計測値に基づいてノズル16を進退移動させたので、ノズル16とテープロール15の外周面との距離を常に一定に保つことができる。したがって、テープロール15の外周面に常に一定の圧力を与えることができ、テープ14を適切な巻き固さで巻き取ることができる。
Thus, according to the winding
また、巻取装置10によれば、位置センサ30の測定データを高周波の変動分と低周波の変動分に分け、高周波の変動分に関してはボイスコイルモータ26によってノズル16を移動させ、低周波の変動分に関してはリニアモータ24によってノズル16を移動させたので、テープロール15の外周面に対するノズル16の追従性を向上させることができる。
Further, according to the winding
なお、上述した実施の形態は、高周波用のモータとしてボイスコイルモータ26を使用したが、例えば積層ピエゾアクチュエータに代表されるような、短い周期で精度良くノズル16を移動するアクチュエータであってもよい。また、高精度かつ応答性の良高周波でも追従できるリニアモータ24を使用すれば、ボイスコイルモータ26を使用しなくてもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上述した実施の形態は、スリット状に開口したノズル16を用いたが、ノズル16の形状はこれに限定するものではなく、例えば丸孔の開口が形成されたノズル(不図示)をテープ14の幅方向に複数設けてもよい。
In the above-described embodiment, the
上述したように、ノズル16(エアプレスヘッド)とテープロール15との隙間を所定の短い距離に制御することによって、テープ14をテープロール15の巻径やテープ14の巻き取り速度に依存せずに均一に巻き固さで巻き取ることが可能となる。また、ノズル16とテープロール15との隙間(ギャップ)やエア圧力、付勢力を制御することによって、ノズル16とテープ14との接触を防止して、テープ14に傷がつく不具合を防止することが可能となる。
As described above, by controlling the gap between the nozzle 16 (air press head) and the
また、万が一ノズル16とテープ14とが接触した場合であっても、ノズル16とテープ14との接触を検出することによって、テープ14の巻き取りを中断したり、テープ14の損傷箇所を特定することが可能となる。
Even if the
10…巻取装置、12…リール、14…テープ、15…テープロール、16…ノズル、18…ホース、20…スライダ、22…レール、24…リニアモータ、24A…フレーム、24B…ガイド、26…ボイスコイルモータ、28…スプリング、30…位置センサ、32…接触センサ、34…CPU、36…モーションコントローラ、38…モータドライバ、40…モータドライバ、42…フィルタ、44…フィルタ、46…A/Dコンバータ、48…D/Aコンバータ、50…エア制御ユニット、52…A/Dコンバータ、54…フィルタ、56…接触判定回路、60A、60B…投光素子、62A、62B…受光素子、64、66…ミラー
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記ノズルを、前記巻取軸に対して進退する方向に移動させる移動手段と、
前記ノズルと前記テープロールの外周面との距離を測定する距離センサと、
前記距離センサからの測定値に基づいて、前記ノズルと前記テープロールの外周面との距離が一定になるように前記移動手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするテープの巻取装置。 In a tape winding device comprising a winding shaft that winds the tape to form a tape roll, and a nozzle that blows gas toward the outer peripheral surface of the tape roll when winding the tape,
Moving means for moving the nozzle in a direction to advance and retract with respect to the winding shaft;
A distance sensor for measuring the distance between the nozzle and the outer peripheral surface of the tape roll;
Control means for controlling the moving means so that the distance between the nozzle and the outer peripheral surface of the tape roll is constant based on the measurement value from the distance sensor;
A tape take-up device comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003327876A JP2005089150A (en) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | Take-up device of tape |
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