JP2005089020A - Carrier with elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、昇降機付の搬送装置に関し、詳しくは、果実や野菜等を入れるコンテナを持ち上げて運搬したり段積みしたりすることが可能で、又、段積み状態のコンテナを一括して運搬可能な搬送装置に関するものである。 The present invention relates to a transport device with an elevator, and more specifically, it is possible to lift and transport and stack containers containing fruits and vegetables, and to transport containers in a stacked state collectively. The present invention relates to a transport device.
略門形状に形成した支柱下端に前方開き略U字状の脚部フレームを設け、前記支柱に沿って昇降するコンテナ支持フォークを備えたコンテナ搬送装置が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載のコンテナ搬送装置の左右脚部フレームは、その幅を変えることができない構成である。又、左右フォークの幅も同様に変えることはできない。これは、コンテナの長手方向又は短い方向いずれか一方にしか対応しておらず、従ってコンテナを縦方向、又は、横方向のいずれか一方からでしか持ち上げることができないという不都合があった。
本発明は、上述の問題を解決し、操作性、作業性がよく、又、安価で転倒等の危険性の少ない昇降機付のコンテナ搬送装置を提供することを課題とする。
The left and right leg frame of the container transport device described in
An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and to provide a container transport device with an elevator that has good operability and workability, is inexpensive, and has a low risk of falling.
平面視前方開放コの字状に形成したフレーム1の開放両端部に車輪2,2を枢支し、該フレーム1後端の左右両端部にキャスター車輪3,3を設け、フレーム1略中央部に支柱4を立設し、該支柱4前方には支柱4に沿って昇降可能の昇降体5を設けた搬送装置において、該昇降体5前端6下方から前方へ向け左右2本のフォーク7,7を延設し、フォーク7,7下面を接地可能に構成するとともに、側面視における昇降体5前端6近傍、且つ、該前端6よりも後方位置から前方側の左右前フレーム1a,1a間隔を調整可能に構成してなる昇降機付搬送装置の構成とする。
又、昇降伝動経路中に、フォーク7,7下降接地時に空転作動する一方向クラッチ機構8を設けるとともに、その際フォーク7,7の前後自由動によって先端が浮き上がる作用を規制する規制手段9を設けてなる昇降機付搬送装置とする。
In addition, the one-
請求項1に記載の発明は、昇降体5前端6下方から前方に向け、左右2本のフォーク7,7を延設し、フォーク7,7下面を接地可能に構成してあるので、コンテナ底縁へのフォーク7,7の差込みが容易で、操作性、作業性がよい。
又、側面視における昇降体5前端6近傍、且つ、該前端6より後方位置から、前方側の左右前フレーム1a,1a間隔を調整可能に構成してあるので、昇降体5前端6部分から前方側の部分のみで幅調整でき、フレーム1全体を幅調整するよりも構成が簡素化でき、強度的にも強固に構成することができる。この左右前フレーム1a,1aを幅調整することに伴い、フォーク7,7の幅を変更すれば、コンテナの長手方向及び短い方向のどちらからも持ち上げることが可能となり、作業に応じた搬送形態の選択が可能となる。
In the first aspect of the present invention, since the left and
Further, since the distance between the front left and
請求項2に記載の発明は、昇降伝動経路中に、フォーク7下降接地時に空転作動する一方向クラッチ機構8を設けてあるので、フォーク7下降方向にモータが駆動していても、フォーク7が接地すれば一方向クラッチ機構8が空転作動してモータの駆動はフォーク7に伝達されなくなり、フォーク7下降により不用意に機体が持ち上がったり、伝動経路に過負荷を与えたりすることのない安全な搬送装置を提供することができる。
又、昇降体5とフォーク7とを側面視L字形に形成し、片持ち状態で昇降させているので、フォーク7の下降接地の際にはフォーク7の前後自由動によって先端が地面から浮き上がる場合があるが、これを規制するための規制手段9を設けてあるのでフォーク7先端が浮き上がらず、コンテナへの差し込みを容易に行うことができる。
According to the second aspect of the present invention, since the one-
In addition, since the
次に本発明の実施の形態について図面を参照に説明する。図1に示すように、フレーム1を平面視前方開放コの字状に形成し、その開放側両先端部には車輪2,2を枢支し、該フレーム1後端の左右両端部には、キャスター角付のキャスター車輪3,3を設けた4輪構成としてある。フレーム1の前後中間部には、コの字状フレーム1の左右を連結する連結杆15を設け、該連結杆15後部は平面視、強固な枠組構成にしてある。
連結杆15の後方の左右中央には、前後に並設した角パイプからなる支柱4を立設し、該支柱4前方には支柱4に沿って上下動自在の昇降体5を設け、支柱4左右両側にバッテリ13を配設してある。昇降体5前端6の下方からは前方へ向け2本のフォーク7,7を延設し、該フォーク7,7は下端部を内方に向け折り曲げた正面視L字形状に形成してある。左右のフォーク7,7の幅はフレーム1の左右幅より狭く、フォーク7,7を下降させると、左右フレーム1内方でフォーク7,7下面を接地させることができる。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the
A
図3に示すように支柱4後方の上下中間部から後方へ向けループ状のハンドル16を設け、ハンドル16中央部の操作ノブ17を後方へ引けば、ノブ17前端のピン18がハンドルガイド19係合穴20から抜けて、ハンドル軸23を中心にハンドル16を上下に角度調整することができる。
ループ形状のハンドル16内方には、昇降体5の昇降操作を行うシーソー型の昇降スイッチ34を設けてある。昇降スイッチ34後方にはリミットスイッチ35を設け、ハンドル16とともに昇降スイッチ34を握るとリミットスイッチ35が作動して昇降体5の昇降を行うことができる。
As shown in FIG. 3, a loop-
Inside the loop-
支柱4は前側の第1支柱21と後側の第2支柱22を離間して立設し、各々の支柱21,22上端部を連結板24で連結してある。昇降体5には、第1支柱21を前後から挾み上下に離間して前側主ローラ25よりも後側主ローラ26を高く位置させた一対の鍔付主ロール25,26を枢支してある。該主ロール25,26は、前方の荷物を持ち上げようとすると、第1支柱21側に圧設され、鍔部が第1支柱21の左右側方を確実に案内し、昇降体5の水平方向の揺れが少ない構成としてある。
第1支柱21後側の主ローラ26の、第1支柱21を挾む前側には、鍔無ローラ27を昇降体5に枢支してある。この鍔無ローラ27は第1支柱21の前後幅に応じて主ローラ26との間隔を調整可能に構成してある。
第2支柱22上端部には、上限リミットスイッチ44を設け、昇降体5が上昇しその後端部が当接して上限リミットスイッチ44が作動すると、昇降体5の上昇を停止させる構成である。55は昇降制御を行うコントローラである。
In the
On the front side of the
An
支柱4側方は、カバー33により覆ってあるが、前述の支柱4及び昇降体5の構成により、狭幅単一に形成して、支柱4後方から操作する作業者がフォーク7,7先端を見易い形態にしてある。図5に示すように、接地したコンテナ14の底縁部Aの高さH1は10mm程度で、この隙間からフォーク7,7の板厚を差し引いた寸法H2(約5mm)内でフォーク7,7の上下動を調整し、先端を差し込む必要があり、熟練を要するものであったが、本発明の支柱4は左右幅が狭いので、図1,図2に示すように作業者は後方中央部から左右両フォーク7,7を片寄りなく正面で見ることが可能であり、コンテナ14に対する本機の左右位置を調整しながらフォーク7,7を狭いコンテナ14の底縁部A隙間に容易に差し込むことができるので作業効率もよい。
尚、左右両フォーク7,7先端は、平面視外方斜め方向に曲げ、持ち上げるコンテナ14に対してフォーク7,7が若干ずれていても、コンテナ14側面で本機側フォーク7,7の差し込み案内を行えるようにしてある。又、前フレーム1aの先端は、フォーク7,7先端とは逆の、平面視内方斜め方向に曲げてあり、側方のコンテナ14との隙間に前フレーム1aを差し込み易い形状としてある。
The side of the
Even if the
フレーム1は、図2、図4に示すように、側面視において、昇降体5前端6位置の近傍、且つ、該前端6位置よりも後方位置で分割し、前フレーム1aと後フレーム1bとの間にスペーサ28を装着することによって昇降体5前方部分の左右前フレーム1a,1a幅を広げることが可能である。この前フレーム1aを広げたことに応じて、フォーク7,7の幅を広げることが可能となり、コンテナ14を縦方向及び横方向から持ち上げることのできる幅に変更することができる。
この構成により、支柱4前方部の、最低限広げる必要のある前フレーム1a部分のみを広げるので、フレーム1全体を広げるよりも簡素な構成で広げることができ、又、広げる前フレーム1aの全長が短いので強度的にも強固である。
本実施の形態では、側面視昇降体5前端6近傍から前方側へ向け延設した前フレーム1aを、後方に向けて延出し、その後端上面にフレーム1に対する前フレーム1aの角度を調整することのできる調整ボルト29を設けてある。該調整ボルト29の調整方法は、スペーサ28の固定ボルト30を緩め、フレーム1に沿って後方へ延出したスペーサベース31後部に溶着した調整板32を前記調整ボルト29で押すことで行い、任意の位置で再び固定ボルト30を締め付けて固定する。
この前フレーム1aの角度調整により、加工公差や組立公差等の集積による支柱4の傾きやフォーク7,7底面の傾きを修正して段積み状態のコンテナ14を荷崩れなく安全に運搬することができ、又、フォーク7,7下面と地面とを水平に調整することも可能であるため、コンテナ7,7底縁部Aへフォーク7,7を容易に差し込むことができる。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
With this configuration, only the
In the present embodiment, the
By adjusting the angle of the
次に本発明の昇降機付搬送装置の伝動について説明する。支柱4後方のフレーム1内には正逆回転可能のモータMを設け、モータMの出力軸に駆動スプロケット36を取着してある。支柱4下端部には第1カウンタスプロケット37を設け、前記モータMの駆動スプロケット36と該第1カウンタスプロケット37とにチェン38を巻き掛けてある。チェン38は下端のチェンテンショナー39で張ることにより、モータMの駆動を第1カウンタスプロケット37へ確実に伝達し、又、チェンテンショナー39を緩めることでチェン38を取り外すこともできる。
第1カウンタスプロケット37と同芯に位置する第2カウンタスプロケット40を設け、該第1カウンタスプロケット37と第2カウンタスプロケット40との伝動経路には一方向クラッチ機構8を介在してある。
昇降体5の後部上面は、後部連結枠41で連結し、該後部連結枠41の上下に昇降チェン42を連結してある。43は昇降チェン42の緩み側を弾発するスプリングであり、44はスプリング43の弾発力を調整する調整ネジである。該昇降チェン42は、下方の第2カウンタスプロケット40と、支柱4上端部の連結板24に軸支した従動スプロケット43に巻き掛けてあり、モータMの駆動力がチェン38、第1カウンタスプロケット37、一方向クラッチ機構8、第2カウンタスプロケット40、昇降チェン42、従動スプロケット43の順に伝達されて昇降体5を支柱4に沿って昇降させることができる。前記一方向クラッチ機構8は、昇降体5上昇時には駆動力を伝達し、昇降体5のフォーク7,7下面が接地すれば空転する構成である。又、昇降体5下降中に、下方の障害物等によって昇降体5が持ち上げられた場合にも接地状態と同様に一方向クラッチ機構8は空転する。従って、昇降体5下降中にフォーク7,7が接地するか、もしくは下方の障害物に当接した場合にも、機体側が持ち上げられたり、伝動経路のチェンやモータM、スプロケット等が過負荷状態になることがなく、安全、且つ、故障のない昇降機付搬送装置を提供できる。
Next, transmission of the elevator-equipped transport device of the present invention will be described. A motor M capable of forward and reverse rotation is provided in the
A
The rear upper surface of the lifting
図6に示すように、昇降体5下方にはフォーク7,7が接地した際、フォーク7,7先端を浮き上がらせないための規制手段9を設けてある。具体的構成は、昇降体5下方に垂下する三角形状の左右支持板45に横架した規制ピン46を設け、フレーム1の連結杆15には、前記規制ピン46が係合する係合板47を設け、昇降体5が規制ピン46とともに下降すると該規制ピン46が係合板47に係合する構成である。従って、フォーク7の下面が接地した状態では規制ピン46が係合板47に係合して、フォーク7接地後にフォーク7先端部のみが浮き上がることを防ぎ、モータMの駆動は一方向クラッチ機構8によって空転するので、フォーク7接地後、更にフォーク7先端が浮き上がることもない。
又、係合板47内に調整ボルト51を立設し、該調整ボルト51の高さを調整することで規制ピン46が調整ボルト51上端に当接する高さを調整可能であり、フォーク7の地上高を任意に調整することができる。
As shown in FIG. 6, a regulating means 9 is provided below the elevating
In addition, the height of the
昇降体5前側には、段積みしたコンテナ14が搬送中に転倒しないよう、コンテナ14の所定高さの位置でコンテナ14に掛止するコンテナフック48を設けてある。該コンテナフック48の取付ベース57は、下方開きU字形状に形成し、開放端を左右一対のパイプ49に遊嵌した伸縮自在な構成としてある。この伸縮の固定はノブボルト50によって行い、又、U字形状の取付ベース57は、コンテナ14が操縦している作業者側へ倒れないように安全ガードにもなる。
A
昇降体5前方のフォーク7は、図7に示すように左右揺動可能に構成してある。昇降体5左右中央部から前方へ向け揺動軸52を突設し、該揺動軸52にフォーク7の背板7aを、ベアリング53を介して枢支してある。該背板7a左右には、長穴54を設け、この長穴54に昇降体5側から前方へ向け突出させたピン55を挿通してフォーク7の揺動量を制限してある。この構成により、段積み状態のコンテナ14を車両等に積み込む際、荷台面が左右に傾いていても、フォーク7下面が荷台面の傾きに沿うよう揺動し、コンテナ14を荷台面に置いた後、フォーク7を抜くことが容易である。
As shown in FIG. 7, the
図3、図7に示す後フレーム1bから上方へ延設したレバーは、車輪2,2用のブレーキレバー56である。ブレーキレバー56を後方へ倒すことによりワイヤーで接続した車輪2,2の制動装置(図示せず)が作動し、コンテナ14の昇降作業時や駐車時に機体が不用意に動くことがないよう構成してある。
The lever extending upward from the
1 フレーム
1a 前フレーム
2 車輪
3 キャスター車輪
4 支柱
5 昇降体
6 前端
7 フォーク
8 一方向クラッチ機構
9 規制手段
DESCRIPTION OF
Claims (2)
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JP2003320840A JP2005089020A (en) | 2003-09-12 | 2003-09-12 | Carrier with elevator |
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Cited By (2)
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WO2019235692A1 (en) * | 2018-06-07 | 2019-12-12 | Park Sang Uk | Hand lift device |
KR20190139120A (en) * | 2018-06-07 | 2019-12-17 | 박상욱 | Hand lift device |
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2003
- 2003-09-12 JP JP2003320840A patent/JP2005089020A/en active Pending
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KR20190139120A (en) * | 2018-06-07 | 2019-12-17 | 박상욱 | Hand lift device |
KR102135211B1 (en) * | 2018-06-07 | 2020-07-17 | 박상욱 | Hand lift device |
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