JP2005087568A - 浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台 - Google Patents

浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台 Download PDF

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Abstract

【課題】 不純物を完全に除去して、水回路や歯科治療器具等の精密機器を詰まらせることを防ぎ、雑菌の繁殖を抑えることができる浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台を実現する。
【解決手段】 歯科治療診察台1は、浄水装置2と、本体側銀イオン殺菌装置6と、を具備する。浄水装置2は、逆浸透膜フィルタ9と、紫外線殺菌装置11と、を具備し、歯科治療診察台1の水回路5における歯科治療診察台1の給水源3と歯科治療診察台の本体4との間に配設される。また、本体側銀イオン殺菌装置6は、歯科治療診察台1の水回路5における歯科治療診察台の本体4の排水口上流側に配設されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、歯科治療診察台へ供給される水回路の処理に関し、特には、水回路中の水の浄化、不純物の除去、滅菌、並びに、水回路及び歯科治療器具類の詰まりや劣化防止等に関する。
従来から、歯科治療診察台(歯科治療ユニット、歯科用チェアユニット、単にユニットと呼ばれることもある)を用いて歯科治療が行われる際には、患者の口腔内に、歯科治療診察台に設けられた歯科治療器具から噴流・注水が行われたり、口腔内の洗浄が行われたりする。このため、歯科治療診察台には、歯科治療器具や患者が口腔内をうがいするための水を供給する水回路が設けられている。
水道水等がこの水回路へ給水され、水回路に設けられた中空糸膜フィルタにより浄化されて水道水中の不純物が取り除かれる。水道水にはゴミや、カリウム・マグネシウム等の溶解した固形物質が含有しているため、これらのゴミや、湯垢等により固形状態を現した固形物質等の不純物が、水回路内を流れ、歯科治療器具や患者の口腔内へ流れ込むことを防止するためである。
ここで、中空糸膜フィルタに用いられている中空糸膜は、約0.01〜0.001μm(ミクロン)の大きさの膜孔径(気孔)を有する。従って、中空糸膜フィルタは、水道水等の水源から供給される水を濾過して前記約0.01〜0.001μm以上の大きさの不純物を濾過する働きを持つ。
中空糸膜フィルタにより浄化された水は、さらに水回路内を通過し、ウォーマーと呼ばれる温水器により人肌程度に温められた後、歯科治療診察台の本体に配設された歯科治療器具や患者の口腔内をうがいするためのうがいノズル等へと供給される。
さらに、中空糸膜フィルタにより浄化された水について、下記の特許文献1には、歯科用チェアユニットの水回路に通水性抗菌材収容容器を配設し、この通水性抗菌材として銀イオン水溶液を用いた機構によって水回路内残留水の滅菌並びに水回路の防錆、防劣化を行う歯科用治療装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−17452号公報(第1頁、第2図)
しかしながら、上記従来の中空糸膜フィルタで除去できた不純物は、その場に堆積するという欠点を有する。また、中空糸膜フィルタは、約0.01〜0.001μm以上の大きさの不純物しか濾過しないため、水道水中の溶解固形物やゴミ等を完全に除去するには、濾過精度が不十分である。特に水道水中には、塩化物、塩素系殺菌剤に起因して生成するトリハロメタン、ヒ素等の不純物が存在し、これらの不純物を中空糸膜フィルタで完全に除去することは難しい。
水道水中に残留した上記溶解固形物質は、湯垢等により固形状態を現し、水回路の配管内の付着スレイム等と共に固着し、剥がれては水回路中を流されていく。このような固形物質等の不純物は、水の排出口(排水口)、つまり、歯科治療診察台の本体の先端に配置されている歯科治療器具の注水口やうがいノズル等の精密機器を詰まらせる。
また、これらの不純物により水回路内で雑菌が繁殖し、衛生面に悪影響を与え得る。特に、歯科治療診察台の本体内において、ウォーマーが内蔵された中継ユニットから歯科治療器具やうがいノズルまでの間の水回路には、弁などが設けられておらず開放状態となっているため、雑菌の繁殖に対して無防備である。
一方、中空糸膜フィルタで不純物がある程度除去された水は、ウォーマーで温められて歯科治療器具や患者の口腔内のうがい等に使用される。このとき、中空糸膜フィルタで水道水の塩素もある程度除去されているため、水の殺菌効果が大幅に減少している。したがって、歯科治療器具の注水口・うがいノズル等の水の排出口から進入する雑菌や、水回路中の残留雑菌を抑えることが難しい。特に、休診日には歯科治療診察台を使用しないため、水回路中に水が留まった状態となり、雑菌の繁殖が著しい。
中空糸膜フィルタから歯科治療器具等の水の排出口までの水回路中に増殖した雑菌を除去するために、診察日初日等の歯科治療診察台を再使用する際に、フラッシングと呼ばれる水回路中の水を十分に抜く作業が大切となる。このため、フラッシングを行う手間が生じる他、フラッシングをどの程度行うかも歯科医個人の判断に任されるに留まる。
本発明は、不純物を完全に除去して、水回路や歯科治療器具等の精密機器を詰まらせることを防ぎ、雑菌の繁殖を抑えることができる浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台を実現することを課題とするものである。
本発明は上記課題を解決するために、逆浸透膜フィルタを具備し、歯科治療診察台の水回路に配設されることを特徴とする浄水装置を提供する。
また本発明は、逆浸透膜フィルタと、紫外線殺菌装置と、を具備し、歯科治療診察台の水回路に配設されることを特徴とする浄水装置を提供する。
また本発明は、逆浸透膜フィルタと、浄水側銀イオン殺菌装置と、を具備し、歯科治療診察台の水回路に配設されることを特徴とする浄水装置を提供する。
前記浄水装置は、前記水回路における該水回路の給水源と前記歯科治療診察台の本体との間に配設されることが好ましい。
前記逆浸透膜フィルタの上流側には段階フィルタが配設されることが好ましい。
前記浄水装置と、本体側銀イオン殺菌装置と、を具備し、前記本体側銀イオン殺菌装置は、前記水回路における前記歯科治療診察台の前記本体の排水口上流側に配設されることが好ましい。
以上の構成から成る本発明に係る浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台によると、不純物を完全に除去して、水回路や歯科治療器具等の精密機器を詰まらせることを防ぎ、雑菌の繁殖を抑えることができる。
本発明に係る浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台を実施するための最良の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る浄水装置2及び浄水装置2を組み込んだ歯科治療診察台1の概念図である。歯科治療診察台1は、給水源3から給水された水を浄化する浄水装置(浄化装置)2と、歯科治療診察台の本体4と、給水源3からの水を、浄水装置2を経由して歯科治療診察台の本体4へ供給するための水回路5(5a〜5gを含む)と、本体側銀イオン殺菌装置6と、を含んで構成される。水回路5の給水源3からは、例えば水道水が給水される。また、水道水の他、井戸水等の上水が供給されてもよい。なお、給水源1の下流側には、給水源3からの水の圧力を高めるための給水ポンプ7が配設されている。また、図1において矢印を伴った実線は、水回路5(5a〜5gを含む)及び水の流れる方向を表す。
本発明の実施例に係る浄水装置2は、歯科治療診察台1の水回路5に配設されている。さらに詳しくは、浄水装置2は、水回路5においてこの水回路5の給水源3と歯科治療診察台の本体4との間に配設される。浄水装置2は、段階フィルタ8と、逆浸透膜フィルタ9と、タンク10と、紫外線殺菌装置11と、を具備する。
ここで、逆浸透膜フィルタ9とは、濃厚溶液と希薄溶液とが平衡する浸透圧以上の圧力を濃厚溶液側に加えて濃厚溶液側の不純物を除去するフィルタである。逆浸透膜フィルタ9は、約0.0001μmの膜孔径(気孔)を有する。このように、逆浸透膜フィルタ9の膜孔径は、従来の浄化に用いられていた中空糸膜フィルタの中空糸膜の膜孔径(約0.01〜0.001μm)よりもさらに微細である。従って、逆浸透膜フィルタ9は、中空糸膜フィルタでは濾過できないような塩化物、トリハロメタン、ヒ素等の不純物をほぼ完全に除去することができ、より精製度の高い浄水処理を行うことができる。逆浸透膜フィルタ9で浄化することにより、純水に近い水が得られる。逆浸透膜フィルタ9自体は、公知であり市販されている。
逆浸透膜フィルタ9の上流側(給水側)の水回路5aには、段階フィルタ8が配設されている。ここで段階フィルタ8は、逆浸透膜フィルタ9を円滑かつ効果的に使用するため、逆浸透膜フィルタの膜孔径よりも大きな直径を有する水中の不純物や粗ゴミ、塩素、カビ臭等を予め段階的に取り除いておくものである。段階フィルタ8として、例えば逆浸透膜フィルタ9の膜孔径よりも大きな膜孔径を有するフィルタや活性炭フィルタを用いることができる。また、段階フィルタ8として中空糸膜フィルタを用いても良い。段階フィルタ8は、上述の各種フィルタを用いて1段階、又は、上述の各種フィルタを併用して2段階以上の複数段階の濾過装置として用いられる。
逆浸透膜フィルタ9の下流側(排水側)の水回路5bには、タンク10が配設されている。タンク10は、段階フィルタ8及び逆浸透膜フィルタ9で浄化された水を一旦貯めておく。一旦タンク10に貯められた水が、使用時に再び水回路5を経由して歯科治療診察台の本体4へ送水されるため、円滑に水を供給することができる。
逆浸透膜フィルタ9の下流側であって、かつ、タンク10の下流側の水回路5cには、紫外線殺菌装置11が配設されている。逆浸透膜フィルタ9で浄化された後、タンク10に一旦貯められた水が、使用時に再び水回路5中を通過する際、紫外線殺菌装置9は、この水に紫外線を照射することにより、水の殺菌を行う。紫外線殺菌装置9自体は、公知であり市販されている。なお、紫外線殺菌装置9に代えて、浄水側銀イオン殺菌装置を用いることにしてもよい。つまりこの場合、浄水装置2は、逆浸透膜フィルタ9と、浄水側銀イオン殺菌装置と、段階フィルタ8と、タンク10と、を具備することとなる。ここで、浄水側銀イオン殺菌装置は、浄水装置2に具備される銀イオン殺菌装置という意味である。つまり、浄水側銀イオン殺菌装置は、水中に銀イオンを放射して、この銀イオンが雑菌の内部に進入し、雑菌の細胞を破壊することにより水の殺菌を行う。浄水側銀イオン殺菌装置自体は、公知であり市販されている。
既に述べたように、浄水装置2は、歯科治療診察台1の水回路5における水回路5の給水源3と歯科治療診察台の本体4との間に配設される。従って、本発明の浄水装置2を備えていない既存の歯科治療診察台に、後からこの浄水装置2を容易に取り付けることが可能であり、経済的である。
歯科治療診察台の本体4は、ウォーマー12と、マイクロモータ13、タービンハンドピース14等の歯科治療器具と、うがいノズル15と、を含んで構成される。ウォーマー12は、浄水装置2を通過し水回路5内を送水されてきた水を人肌程度に温める温水機としての役割を有する。ウォーマー12を通過した水は、うがいノズル15へと送られる。うがいノズル15からは、患者の口腔内のうがい用に、水回路5内を送水されてきた水を排出する。
マイクロモータ13やタービンハンドピース14等の歯科治療器具には、水回路5内を送られてきた水を治療時に注水するための注水口(図示せず)が付設されている。浄水装置2内を通過(経由)し、歯科治療診察台の本体4において分岐した水回路5d内を通過した水は、マイクロモータ13やタービンハンドピース14等の歯科治療器具に付設された注水口へ向かって送られる。
上記マイクロモータ13、タービンハンドピース14等の歯科治療器具に付設されている注水口や、うがいノズル15は、水回路5内を送られてきた水の排水口(水回路5における歯科治療診察台の本体4の排水口)に該当する。
本発明のさらなる特徴の一つは、歯科治療診察台の本体4の排水口の上流側(排水口上流側)の水回路5eには、本体側銀イオン殺菌装置6が配設されていることである。特に、本実施例のように歯科治療診察台の本体4にウォーマー12が具備されている場合、本体側銀イオン殺菌装置6は、歯科治療診察台の本体4の排水口上流側であって、かつ、ウォーマー12の下流側の水回路5gに配設される。要するに、本体側銀イオン殺菌装置6は、歯科治療診察台の本体4(本体4内)において、ウォーマー12と上記した歯科治療診察台の本体4の排水口との間の水回路5g、5e間に配設されている。ここで、本体側銀イオン殺菌装置6は、歯科治療診察台の本体4に具備される銀イオン殺菌装置という意味である。本体側銀イオン殺菌装置6は、上述した浄水装置2に具備され得る浄水側銀イオン殺菌装置と構造的には同じである。本体側銀イオン殺菌装置6自体は公知であり、市販されている。
歯科治療診察台の本体4の排水口上流側に、本体側銀イオン殺菌装置6を配設するのは、歯科治療診察台の本体4の排水口からの(排水口から進入して来る)雑菌にも対処するためである。即ち、浄水装置2で不純物がほぼ完全に除去され、さらに殺菌されて純水に近い状態となった水が水回路5を経由して歯科治療診察台の本体4内に送水されて来る。ところが、このような純水に近い状態の水は雑菌に対して抵抗力が無い。したがって、歯科治療診察台の本体4において、歯科治療診察台の本体4の排水口へ繋がる水回路5(例えば水回路5eを含む)内にある純水に近い状態となった水に対して、この排水口側から雑菌が進入して来るおそれが生じる。そこで、歯科治療診察台の本体4の排水口上流側の水回路5eに本体側銀イオン殺菌装置6を配設し、この銀イオン殺菌装置6により銀イオンを放射して水の殺菌を行う。これにより歯科治療診察台の本体4の排水口からの雑菌にも十分対処することができ、ほぼ完全に浄化された水をこの排水口から歯科治療器具やうがいノズル15を通じて利用することができる。
さらに、本体側銀イオン殺菌装置6を用いた銀イオンによる殺菌は、人体に害が無く、塩素系殺菌剤に比べて約10倍の殺菌効果を有するので、微量の銀イオンで容易に殺菌効果を上げることができる。また、本体側銀イオン殺菌装置6は、浄水装置2に具備された紫外線殺菌装置11に比べて、その大きさが小形かつ軽量である。このため、本体側銀イオン殺菌装置6が具備されていない既存の歯科治療診察台の本体内にも、本体側銀イオン殺菌装置6を容易に後付けすることができる。なお、前述した浄水装置2に具備され得る浄水側銀イオン殺菌装置においても、本体側銀イオン殺菌装置6が有するこのような特徴、効果を同様に有する。
(作用)
次に本実施例の作用を説明する。給水源3から供給される水道水等は、歯科治療診察台1の水回路5を通して浄水装置2内へと送られる。浄水装置2内において逆浸透膜フィルタ9の透過水量を増加させるため、必要に応じて給水ポンプ7により水圧が高められて水道水の供給がされる。
浄水装置2において、段階フィルタ8により水道水中の粗ゴミ、カビ臭等が段階的に取り除かれた後、逆浸透膜フィルタ9により水の浄化処理が行われる。逆浸透膜フィルタ9で浄化処理が行われることにより生じた不純物が含まれる水は、水回路5fを通じて外部に排出される。
一方、逆浸透膜フィルタ9で浄化処理がされ純水に近い状態となった水(以下、単に純水という)は、水回路5bを経て、一旦、タンク10に送られ、貯水される。タンク10内に歯科治療診察等の使用に十分な量となるまで貯められた純水は、使用時に水回路5cを経て紫外線殺菌装置11へ送られる。紫外線殺菌装置11で紫外線照射による殺菌が行われた純水は、水回路5を経由して歯科治療診察台の本体4へと送られる。
歯科治療診察台の本体4内に送られた純水は水回路5内で分岐され、一部の純水はウォーマー12を通過し、人肌程度に温められる。ウォーマー12で温められた純水は、水回路5gを経由して本体側銀イオン殺菌装置6に送られ、銀イオン放射による殺菌が行われる。銀イオン放射による殺菌が行われた純水は、うがいノズル15、つまり、歯科治療診察台の本体4の排水口の一つから排水され、使用される。
一方、歯科治療診察台の本体4内に送られた後、分岐した残りの純水は、水回路5d内を送水され、上記と同様に、本体側銀イオン殺菌装置6に送られる。本体側銀イオン殺菌装置6で銀イオン放射による殺菌が行われた後、水回路5eを経て、マイクロモータ13やタービンハンドピース14等の歯科治療器具に付設されている注水口(図示せず)、つまり歯科治療診察台の本体4の排水口の一つから排水され、使用される。
本体側銀イオン殺菌装置6により、マイクロモータ13やタービンハンドピース14等の歯科治療器具に付設されている注水口、及びうがいノズル15といった、歯科治療診察台の本体4の排水口の上流側(排水口上流側)の水回路5e、5g、5d内にある純水の殺菌がなされる。よって、これら排水口からの雑菌の侵入により純水が逆汚染されることを防止できる。
上記のように、本発明では、逆浸透膜フィルタ9での浄化処理により不純物を取り除いて純水に近い状態の水を得ることができると共に、使用時にはこの水を紫外線殺菌装置11で殺菌する。さらには本体側銀イオン殺菌装置6により排水口からの逆汚染を防ぐ。このように、不純物除去と殺菌との相乗効果により、歯科治療診察において衛生的で純度の高い水を使用することができると共に、歯科治療器具等の精密機器に不純物や異物を詰まらせて故障の原因となる等の悪影響を与えることが無い。
また、本発明の浄水装置2や本体側銀イオン殺菌装置6を従来の歯科治療診察台に簡単に後付けすることができるので、非常に利便性が高く経済的である。
以上、本発明に係る浄水装置及びそれを組み込んだ歯科治療診察台の最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明は特にこのような実施例に限定されることなく、特許請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることはいうまでもない。
本発明の活用例として、歯科治療診察台へ供給される水の浄化に利用される他、他の医療用、実験用、工業用、さらには、飲料用・調理用等の生活用に供給される水の浄化に幅広く利用できる。
本発明の実施例に係る浄水装置2及び浄水装置2を組み込んだ歯科治療診察台1の概念図である。
符号の説明
1 歯科治療診察台
2 浄水装置
3 給水源
4 歯科治療診察台の本体
5、5a〜5g 水回路
6 本体側銀イオン殺菌装置
7 給水ポンプ
8 段階フィルタ
9 逆浸透膜フィルタ
10 タンク
11 紫外線殺菌装置
12 ウォーマー
13 マイクロモータ
14 タービンハンドピース
15 うがいノズル

Claims (6)

  1. 逆浸透膜フィルタを具備し、歯科治療診察台の水回路に配設されることを特徴とする浄水装置。
  2. 逆浸透膜フィルタと、紫外線殺菌装置と、を具備し、歯科治療診察台の水回路に配設されることを特徴とする浄水装置。
  3. 逆浸透膜フィルタと、浄水側銀イオン殺菌装置と、を具備し、歯科治療診察台の水回路に配設されることを特徴とする浄水装置。
  4. 前記浄水装置は、前記水回路における該水回路の給水源と前記歯科治療診察台の本体との間に配設されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の浄水装置。
  5. 前記逆浸透膜フィルタの上流側には段階フィルタが配設されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の浄水装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の前記浄水装置と、本体側銀イオン殺菌装置と、を具備し、前記本体側銀イオン殺菌装置は、前記水回路における前記歯科治療診察台の前記本体の排水口上流側に配設されることを特徴とする歯科治療診察台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018033750A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 東芝ライテック株式会社 殺菌装置

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