JP2005086241A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 モード切り替え時に機械的な動作を行う必要がなく、固体撮像素子に明るさの均一な光を照射して補正データを取得することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】 入射光量に応じて対数的に変化する出力信号を発生するイメージセンサー13と、イメージセンサー13に光を導くための撮像レンズ11と、撮像レンズ11を覆う透光性カバーV1と、イメージセンサー13の周囲に配置された照明光源14とを備える。透光性カバーV1が、照明光源14からの照明光を反射させて撮像レンズ11に入射させる部分反射透過面R1を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 入射光量に応じて対数的に変化する出力信号を発生するイメージセンサー13と、イメージセンサー13に光を導くための撮像レンズ11と、撮像レンズ11を覆う透光性カバーV1と、イメージセンサー13の周囲に配置された照明光源14とを備える。透光性カバーV1が、照明光源14からの照明光を反射させて撮像レンズ11に入射させる部分反射透過面R1を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は撮像装置に関するものであり、例えば車載カメラに搭載される撮像装置に関するものである。
従来より知られている車載カメラには、自動車走行時の安全を確保するために、被写体(歩行者,白線,障害物等)の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する撮像装置が搭載されている。光学像の電気信号への変換は、CCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子で行われるのが一般的であるが、光電変換特性が入射光量に対してリニアーな固体撮像素子(いわゆるリニアー特性を有する固体撮像素子)では、屋外の広い輝度範囲に対応することが困難である。つまり、リニアー特性を有する固体撮像素子は、ダイナミックレンジが2桁と狭いため、広い輝度範囲の輝度分布を構成する被写体を撮像したときには、ダイナミックレンジ外の輝度情報を出力することができない。これに対し、光電変換特性が入射光量に対して対数的な固体撮像素子(いわゆるLOG特性を有する固体撮像素子)によれば、そのダイナミックレンジが5〜6桁と広いため、広い輝度範囲の輝度分布を構成する被写体を撮像したときでも、輝度分布内の全輝度情報を出力することができる。したがってLOG特性を有する固体撮像素子は、屋外の広い輝度範囲に対応できるため車載カメラ用の撮像装置に好適である。
上記LOG特性を有する固体撮像素子においても、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正する必要があり、その補正を良好に行うことを目的とした撮像装置が、特許文献1,2で提案されている。特許文献1,2記載の撮像装置は、LOG特性を有する固体撮像素子に明るさの均一な光を照射したときの補正データを、実際の撮像データから減算することにより、画素間の感度の不均一性を補正するものである。
特開平5−30350号公報
特開2000−307962号公報
特許文献1には、明るさの均一な光を固体撮像素子に照射する構成に関する記載はないが、特許文献2には、明るさの均一な光を固体撮像素子に照射するために、拡散キャップをレンズにはめることが記載されている。しかし、被写体を撮像するときの撮像モードと、補正データを取得するときのキャリブレーションモードと、の切り替えを、拡散キャップの機械的な着脱により行う構成は、撮像装置の信頼性低下や動作不良等の原因となる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、モード切り替え時に機械的な動作を行う必要がなく、固体撮像素子に明るさの均一な光を照射して補正データを取得することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明の撮像装置は、入射光量に応じて対数的に変化する出力信号を発生する固体撮像素子と、該固体撮像素子に光を導くための撮像光学系と、該撮像光学系を覆う透光性カバーと、前記固体撮像素子の周囲に配置された照明光源とを備え、前記透光性カバーが、前記照明光源からの照明光を反射させて前記撮像光学系に入射させる部分反射透過面を有することを特徴とする。
第2の発明の撮像装置は、上記第1の発明において、前記部分反射透過面が、前記照明光源からの照明光の入射側からみて光学的に正のパワーを有することを特徴とする。
第3の発明の撮像装置は、上記第2の発明において、前記部分反射透過面が体積位相型ホログラムから成ることを特徴とする。
第4の発明の撮像装置は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記照明光源から発せられる照明光の波長が、前記部分反射透過面の光反射波長帯域内にあることを特徴とする。
第5の発明の撮像装置は、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記照明光源を発光させたときの前記固体撮像素子の出力信号を記憶するための記憶手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、透光性カバーの部分反射透過面が照明光源からの照明光を反射させて撮像光学系に入射させる構成になっているので、モード切り替え時に機械的な動作を行う必要がなく、固体撮像素子に明るさの均一な光を照射して補正データを取得することができる。そして、得られた補正データを用いれば、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を良好に補正することができる。また、部分反射透過面に正の光学的パワーを持たせれば、照明光源からの照明光を効果的に集光して撮像光学系に入射させることが可能となる。さらに、部分反射透過面を体積位相型ホログラムで構成することにより、その正の光学的パワーを高い自由度で構成することが可能となる。
また、照明光源から発せられる照明光の波長が、部分反射透過面の光反射波長帯域内にあるように構成すれば、照明光を効率良く撮像光学系に入射させるとともに、撮像のために外界から撮像光学系に入射してくる光に対する部分反射透過面の影響を抑えることができる。照明光源を発光させたときの固体撮像素子の出力信号を記憶するための記憶手段をさらに備えることにより、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差を必要に応じて補正することができる。
以下、本発明を実施した撮像装置を、図面を参照しつつ説明する。なお、各実施の形態等の相互で同一の部分や相当する部分には同一の符号を付して重複説明を適宜省略する。
《第1の実施の形態》
図1に、撮像装置の第1の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。図1において、V1は透光性カバー、R1は部分反射透過面、11は撮像レンズ、12はIR(infrared ray)カットフィルター、13はイメージセンサー、14は照明光源、21はオペアンプ、22はA/Dコンバータ、23は画像処理部、24はフレームメモリ、25は輝度判定部、26は照明制御部である。この撮像装置は、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であり、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラ(例えば車載カメラ)の主たる構成要素を成すものである。そして、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正するために、明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して補正データを取得するキャリブレーション機能を有している。
図1に、撮像装置の第1の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。図1において、V1は透光性カバー、R1は部分反射透過面、11は撮像レンズ、12はIR(infrared ray)カットフィルター、13はイメージセンサー、14は照明光源、21はオペアンプ、22はA/Dコンバータ、23は画像処理部、24はフレームメモリ、25は輝度判定部、26は照明制御部である。この撮像装置は、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であり、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラ(例えば車載カメラ)の主たる構成要素を成すものである。そして、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正するために、明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して補正データを取得するキャリブレーション機能を有している。
この実施の形態において、イメージセンサー13に光を導くための撮像光学系は、撮像レンズ11とIRカットフィルター12で構成されている。撮像レンズ11は、物体(つまり被写体)の光学像を形成し(図1中、撮像時の被写体からの軸上光束を破線で示す。)、撮像レンズ11とイメージセンサー13との間に装着されているIRカットフィルター12は、撮像レンズ11を射出した光から所定波長帯域の赤外光をカットする。IRカットフィルター12により、イメージセンサー13に到達する光の波長帯域は、例えば400〜1000nmから400〜700nmへと制限される。なお、撮影条件によってはIRカットフィルター12を省略してもよい。つまり、被写体からの光量が少ないとき(例えば夜間)でも撮像を良好に行うために赤外光も利用する場合には、IRカットフィルター12を用いずに撮像レンズ11のみで撮像光学系を構成してもよい。
撮像レンズ11を覆うようにその前方に配置されている透光性カバーV1は、撮像レンズ11側に凹面を向けた形状を有しており、被写体側からの入射光の一部を透過させ、かつ、凹面側(つまり撮像レンズ11側)からの入射光の一部を反射させる部分反射透過面R1を有している。また部分反射透過面R1は、照明光源14からの照明光の入射側からみて光学的に正のパワーを有しており、その正パワーにより入射光を集光するように反射させる。部分反射透過面R1を有する透光性カバーV1を用いているのは、撮像する被写体からの光の光路と、キャリブレーション時の照明光の光路と、を重ね合わせるためである。
IRカットフィルター12の後方に配置されてるイメージセンサー13は、光電変換特性が入射光量に対して対数的な固体撮像素子(いわゆるLOG特性を有する固体撮像素子)であり、入射光量に応じて対数的に変化する出力信号を発生する。このイメージセンサー13は、輝度で最大6桁の範囲を一度に撮像することができ、被写体の輝度分布に応じて光電変換特性を2桁から6桁まで変化させることができる。イメージセンサー13の周囲には、複数個の照明光源14が配置されている。照明光源14は必要に応じて発光し、発光量も調整可能になっている。なお、複数個の照明光源14を配置する代わりに、リング状の照明光源を用いてもよい。
被写体を撮像するときの撮像モードにおいては、被写体からの光が透光性カバーV1の部分反射透過面R1を透過した後、撮像レンズ11,IRカットフィルター12の順に入射して、イメージセンサー13に導かれる。撮像レンズ11は、イメージセンサー13の受光面上で被写体の光学像を形成し、イメージセンサー13は、撮像レンズ11で形成された光学像を電気信号に変換して出力する。オペアンプ21は、イメージセンサー13の出力をゲインコントロールし、A/Dコンバータ22はオペアンプ21の出力をA/D変換する。画像処理部23は、イメージセンサー13の任意の画素の出力から、それに対応するフレームメモリ24の出力をリアルタイムで減算する。これにより、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)が補正される。このとき用いられるフレームメモリ24の出力は、キャリブレーションモード時に明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して得られた補正データに相当する。
上記補正データを取得するときのキャリブレーションモードにおいては、まず、照明光源14が発光する。この発光のタイミングとしては、例えば、撮像装置のメインスイッチオンから所定時間経過時、被写体の撮像スタートの所定時間前、温度により特性変化した時、映像信号の輝度レベルが変化した時、朝・昼・晩等が挙げられる。また、車載カメラに搭載される場合には、エンジンスタート時、走行スタート時等が挙げられる。
照明光源14からの照明光は、透光性カバーV1の凹形状の部分反射透過面R1で反射した後、撮像レンズ11に入射する。そして撮像レンズ11を透過した後、IRカットフィルター12を透過してイメージセンサー13に入射する。このとき、後述する照明光源14の発光量調整により部分反射透過面R1での反射光量を変化させることができるので、明るさの均一な光がイメージセンサー13に入射したのと同じ状態を作ることができる。明るさの均一な光が撮像レンズ11に入射するようにすれば、撮像レンズ11やIRカットフィルター12の特性(ケラレ等)に基づく補正により、撮像レンズ11等による影響を排除することができるからである。したがって、イメージセンサー13の受光面を完全に一様に照明する必要はない。
照明光源14は複数配置されているため、照明光源14からの照明光が部分反射透過面R1で正反射する場合でも、撮像レンズ11に明るさの均一な光を入射させることが可能である。また、照明光源14の前方に照明光を透過又は反射により拡散させる拡散板を配置すれば、照明光の明るさを更に均一化することができる。照明光源14は小型のものであればよく、その種類は特に限定されない。例えば、照明光源14として発光ダイオードを用いれば、撮像装置の小型化・省電力化を達成することができる。
照明光源14から発せられる照明光の波長は、部分反射透過面R1の光反射波長帯域内にあるように構成されている。これにより、照明光を効率良く撮像レンズ11に入射させるとともに、撮像のために外界から撮像レンズ11に入射してくる光に対する部分反射透過面R1の影響を抑えることができる。また、発光ダイオードは発光波長に特定の狭い幅を持つため、透光性カバーV1の部分反射透過面R1を狭帯域反射の多層膜コートで構成すれば、その組み合わせによってエネルギー利用効率を高くすることができる。照明光源14として半導体レーザを用いた場合も、同様の理由でエネルギー効率を高くすることができる。
イメージセンサー13がモノクロセンサー(つまりカラーフィルターが付いていないもの)であれば、照明光の波長の選択は任意でよいが、例えば、IRカットフィルター12でカットされない波長700nm程度の近赤外光を選択すれば、狭帯域反射コートによる映像光の可視波長領域の影響をなくすことができる。また、イメージセンサー13の光電変換効率が高い波長領域で、照明光の波長を選択すれば、より高いエネルギー効率での照明が可能である。なお、イメージセンサー13がカラーフィルターの付いているカラーセンサーであれば、カラーフィルターの光透過波長帯域内で照明光の波長を選択しなければならないのは言うまでもない。その場合、照明光源14として、例えば、R(赤)・G(緑)・B(青)の各発光波長の発光ダイオードを用いてもよく、R・G・Bの各発光波長をカバーする広い発光波長帯域の蛍光管等を用いてもよい。
透光性カバーV1の凹面形状も、反射光が均一な明るさになるような形状に設定されている。つまり、透光性カバーV1を凹面形状にすることにより、照明光源14の照明光の入射側からからみて光学的に正のパワーを部分反射透過面R1に持たせている。このため、照明光源14からの照明光を効率良く集光して撮像レンズ11に入射させることができる。照明光源14の発光量が大きければ、透明なカバー部材のみで透光性カバーV1を構成してもよく、その界面反射を利用して照明光を反射させることが可能である。しかし、照明光源14からの照明光を効率良く集光して撮像レンズ11に入射させるには、入射光の一定光量を反射させ一定光量を透過させる部分反射コートを透光性カバーV1の凹面に施して、部分反射透過面R1を構成することが望ましい。
上記部分反射コートとしては、例えば、反射特性の波長依存性が少ない金属コートが望ましい。撮像モードにおいて被写体からの光が部分反射透過面R1を透過する際に影響を受けない程度であれば、部分反射透過面R1で照明光が拡散反射するようにしてもよい。また部分反射コートとして、反射特性に狭帯域な波長特性を持つ多層膜コートを用いてもよい。多層膜コートの反射波長と照明光源14の発光波長とをほぼ一致させれば、照明光を効率良く撮像レンズ11に入射させることが可能となる。しかも、撮像モード時には被写体からの光に与える影響を少なくすることができるので、より高品位な映像を撮影することができる。
なお、透光性カバーV1の凸側(つまり被写体側)にメカシャッターを設けておき、撮像モードで通常の撮影を行うときはメカシャッターを開いておき、キャリブレーションモードで補正データを取得するとき等には、メカシャッターを閉じて透光性カバーV1の凸側から入射する光を遮断する構成にしてもよい。メカシャッターを閉じた状態でキャリブレーションを行えば、更に精度良く補正データを得ることが可能となる。
キャリブレーションモードにおいては、照明光がイメージセンサー13で電気信号に変換される。オペアンプ21は、イメージセンサー13の出力をゲインコントロールし、A/Dコンバータ22はオペアンプ21の出力をA/D変換する。画像処理部23は、照明光の情報から補正データを作成してフレームメモリ24に出力する。その出力信号は、フレームメモリ24に補正データとして記憶される。このように、照明光源14を発光させたときのイメージセンサー13の出力信号はフレームメモリ24に記憶されるため、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差を必要に応じて補正することができる。
照明光源14の発光量の調整は、画像処理部23から輝度判定部25に出力された照明光の情報に基づいて、照明制御部26により行われる。透光性カバーV1を透過してくる被写体からの光が強い場合、照明光も強くしないと被写体像の影響を受けてしまう。逆に、透光性カバーV1を透過してくる被写体からの光が弱い場合、照明光は弱くても構わない。透光性カバーV1を透過してくる被写体からの光が強いか弱いかは、撮像モードにおいて得られる映像情報(つまり撮像データ)から判断可能であり、その判断を行うのが輝度判定部25である。輝度判定部25は輝度分布(A/D値)を測定して輝度レベル範囲を判定し、その判定結果に基づいて照明制御部26が照明光源14の発光量を制御する。その発光量は、被写体像の影響を受けず、かつ、飽和に近いレベルの一様な明るさの照明を可能とするものである。
ここで、撮像光路に対し拡散板の着脱を行う実際的な装置構成を参考のために説明する。その装置構成は、図9に示すように、透明なカバー部材V0と拡散板Dを備えたものである。撮像モードにおいては、拡散板Dが撮像光路外に退避しており、キャリブレーションモードに切り替えると、拡散板Dが撮像光路内(つまり撮像レンズ11の前方)に移動する。したがってキャリブレーションモード時には、撮像装置外からカバー部材V0を通って拡散板Dに入射した光が、拡散板Dで拡散されて均一な明るさの光となり、撮像レンズ11に入射することになる。
図9に示す撮像装置では、被写体を撮像するときの撮像モードと、補正データを取得するときのキャリブレーションモードと、の切り替えを、拡散板Dの機械的な着脱により行う構成になっている。このように、拡散板Dを撮像光路に対して着脱する機械的な構成を採用すると、常に振動が加わるような環境においては機械部分の信頼性が著しく低下し、動作不良の原因となり、当然歩留まりも低下してしまう。また、拡散板Dを逃すためのスペースを確保する必要が生じるので、デッドスペースが増えるという問題もある。
上記問題は、前述した第1の実施の形態では生じない。つまり、照明光源14をイメージセンサー13の周囲に配置し、キャリブレーション時に発光させ、照明光源14からの照明光を透光性カバーV1の部分反射透過面R1で反射させて撮像レンズ11に入射させる構成になっているため、モード切り替え時に機械的な動作を行う必要がなく、イメージセンサー13に明るさの均一な光を照射して補正データを取得することができるのである。そして、その補正データを用いることにより、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を良好に補正することができる。また、機械的に動作する部分が必要ないので、常に振動が加わるような環境に組み込んでも信頼性を確保することができ、また、コンパクトな構造にすることができる。
《第2の実施の形態》
図2に、撮像装置の第2の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。図2において、V2は透光性カバー、R2は部分反射透過面、F1は第1焦点、F2は第2焦点、15は照明光源である。この撮像装置も、第1の実施の形態と同様、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であり、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラ(例えば車載カメラ)の主たる構成要素を成すものである。そして、第1の実施の形態と同様、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正するために、明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して補正データを取得するキャリブレーション機能を有している。
図2に、撮像装置の第2の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。図2において、V2は透光性カバー、R2は部分反射透過面、F1は第1焦点、F2は第2焦点、15は照明光源である。この撮像装置も、第1の実施の形態と同様、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であり、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラ(例えば車載カメラ)の主たる構成要素を成すものである。そして、第1の実施の形態と同様、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正するために、明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して補正データを取得するキャリブレーション機能を有している。
第2の実施の形態の特徴は透光性カバーV2の面形状にあり、その面形状以外は第1の実施の形態と同様の構成になっている。つまり、透光性カバーV2は、撮像レンズ11側に凹面を向けた回転楕円面形状になっており、被写体側からの入射光の一部を透過させ、かつ、凹面側からの入射光の一部を反射させる部分反射透過面R2を有している。回転楕円面の2つの焦点F1,F2のうち、第1焦点F1の位置には照明光源15の発光面が位置しており、第2焦点F2の位置には撮像レンズ11の前側焦点面が位置している。このように照明光源15の発光面と撮像レンズ11の前側焦点面との共役関係(又は略共役な関係)を成立させることにより、第1の実施の形態と比較して、照明光をより効率良く利用することが可能となる。なお、上記のような共役関係が成立するならば、透光性カバーV2の面形状は回転楕円面形状に限らない。例えば、球面反射面での各共役点に照明光源15の発光面と撮像レンズ11の前側焦点面をそれぞれ配置する構成でもよい。
照明光源15からの照明光を効率良く集光して撮像レンズ11に入射させるには、入射光の一定光量を反射させ一定光量を透過させる部分反射コートを透光性カバーV2の回転楕円面に施して、部分反射透過面R2を構成することが望ましい。部分反射コートとしては、例えば、反射特性の波長依存性が少ない金属コートが望ましく、必要に応じ反射透過面R2で照明光が拡散反射するようにしてもよい。また部分反射コートとして、反射特性に狭帯域な波長特性を持つ多層膜コートを用いてもよい。多層膜コートの反射波長と照明光源15の発光波長とをほぼ一致させれば、撮像光に与える影響を少なくすることができるので、撮像時により高品位な映像を撮影することができる。なお、透光性カバーV2の部分反射透過面R2が回転楕円面から成っているため、イメージセンサー13の受光面上に形成される光学像には歪曲収差が発生する可能性がある。その場合、補正光学系を入れて収差補正を行うか、あるいは信号処理を追加することにより画像を再配置することにより補正を行えばよい。
《第3の実施の形態》
図3に、撮像装置の第3の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。図3において、V3は透光性カバー、Kはカバー部材、Hは体積位相型ホログラムである。この撮像装置も、第1の実施の形態等と同様、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であり、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラ(例えば車載カメラ)の主たる構成要素を成すものである。そして、第1の実施の形態と同様、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正するために、明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して補正データを取得するキャリブレーション機能を有している。
図3に、撮像装置の第3の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。図3において、V3は透光性カバー、Kはカバー部材、Hは体積位相型ホログラムである。この撮像装置も、第1の実施の形態等と同様、被写体の映像を光学的に取り込んで電気的な信号として出力する光学装置であり、被写体の静止画撮影や動画撮影に用いられるカメラ(例えば車載カメラ)の主たる構成要素を成すものである。そして、第1の実施の形態と同様、画素毎の感度の違いに起因する画素間の出力差(シェーディング,固定パターンノイズ等)を補正するために、明るさの均一な光をイメージセンサー13に照射して補正データを取得するキャリブレーション機能を有している。
第3の実施の形態の特徴は透光性カバーV3がホログラフィック光学素子から成っている点にあり、それ以外は第2の実施の形態と同様の構成になっている。つまり、第2の実施の形態における透光性カバーV2の回転楕円面と等価な反射機能を、体積位相型ホログラムHで構成しているのである。したがって、第2の実施の形態と同様、2つの焦点F1,F2のうち、第1焦点F1の位置には照明光源15の発光面が位置しており、第2焦点F2の位置には撮像レンズ11の前側焦点面が位置している。
透光性カバーV3は、カバー部材Kと、その撮像レンズ11側に設けられた反射型の体積位相型ホログラムHとから成っており、体積位相型ホログラムHは、正の光学的パワーを有する部分反射透過面を構成している。このように反射型の体積位相型ホログラムHで部分反射透過面を構成することが好ましく、それには以下のような理由がある。
第1に、平面やシリンダー面等の簡単な面形状を有する基板上に、非軸対称の凹面ミラー等のような複雑な光学的なパワーを、体積位相型ホログラムHで持たせることができるからである。したがって、正の光学的パワーを高い自由度で構成することが可能である。第2に、体積位相型の反射型にすることによって、回折反射の波長特性に鋭い波長選択性が得られ、かつ、透過型に比べて高い回折効率ηが得られやすいからである。この波長選択性を利用して、照明光源15の波長と体積位相型ホログラムHの回折波長をほぼ一致させておけば、撮像する際の外界からの入射光にはほとんど影響を与えることがなく、かつ、照明光源15からの照明光を効率良く反射させて照明光の利用効率を向上させることができる。図11に、体積位相型ホログラムHの狭帯域反射特性を示す(λ:波長,λ0:設計波長,η:回折効率)。
《第4の実施の形態》
図4に、撮像装置の第4の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第4の実施の形態の特徴は、透光性カバーV4の配置と、そのための体積位相型ホログラムHの反射特性とにあり、それ以外は第3の実施の形態と同様の構成になっている。第3の実施の形態では、体積位相型ホログラムHに対する入射角を緩和して反射効率を高めるために、撮像レンズ11やイメージセンサー13に対して所定の角度を持たせた配置になっている。それに対し、図4に示す第4の実施の形態では、体積位相型ホログラムHがイメージセンサー13に対して平行に(つまり撮像レンズ11の光軸AXに対して垂直に)配置されている。このような配置では、体積位相型ホログラムHに対する照明光の入射角が大きくなるので、回折効率ηは低下するが、光学配置が容易になるといったメリットが得られる。また、撮像光学系が軸対称になるので、被写体からの光が透光性カバーV4を透過する際の収差の発生が抑えられ、その結果、結像性能の向上により高品位の映像を得ることが可能となる。
図4に、撮像装置の第4の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第4の実施の形態の特徴は、透光性カバーV4の配置と、そのための体積位相型ホログラムHの反射特性とにあり、それ以外は第3の実施の形態と同様の構成になっている。第3の実施の形態では、体積位相型ホログラムHに対する入射角を緩和して反射効率を高めるために、撮像レンズ11やイメージセンサー13に対して所定の角度を持たせた配置になっている。それに対し、図4に示す第4の実施の形態では、体積位相型ホログラムHがイメージセンサー13に対して平行に(つまり撮像レンズ11の光軸AXに対して垂直に)配置されている。このような配置では、体積位相型ホログラムHに対する照明光の入射角が大きくなるので、回折効率ηは低下するが、光学配置が容易になるといったメリットが得られる。また、撮像光学系が軸対称になるので、被写体からの光が透光性カバーV4を透過する際の収差の発生が抑えられ、その結果、結像性能の向上により高品位の映像を得ることが可能となる。
《第5の実施の形態》
図5に、撮像装置の第5の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第5の実施の形態の特徴は透光性カバーV5がシリンダー面形状を有する点にあり、それ以外は第3,第4の実施の形態と同様の構成になっている。第3,第4の実施の形態では、基板となるカバー部材Kの平面上に体積位相型ホログラムHが構成されているが、第5の実施の形態では、基板となるカバー部材Kがシリンダー面形状を有し、そのシリンダー面上に体積位相型ホログラムHが構成されている。この場合も第3の実施の形態と同様、体積位相型ホログラムHに対する入射角を緩和して反射効率を高めることができる。シート状のホログラム感光材料(フォトポリマー等)を軸対称な凹面に貼ることは困難であるが、シリンダー面であればホログラム感光材料を貼ることは容易であり、回折効率ηの低下も抑えることができる。
図5に、撮像装置の第5の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第5の実施の形態の特徴は透光性カバーV5がシリンダー面形状を有する点にあり、それ以外は第3,第4の実施の形態と同様の構成になっている。第3,第4の実施の形態では、基板となるカバー部材Kの平面上に体積位相型ホログラムHが構成されているが、第5の実施の形態では、基板となるカバー部材Kがシリンダー面形状を有し、そのシリンダー面上に体積位相型ホログラムHが構成されている。この場合も第3の実施の形態と同様、体積位相型ホログラムHに対する入射角を緩和して反射効率を高めることができる。シート状のホログラム感光材料(フォトポリマー等)を軸対称な凹面に貼ることは困難であるが、シリンダー面であればホログラム感光材料を貼ることは容易であり、回折効率ηの低下も抑えることができる。
《第6の実施の形態》
図6に、撮像装置の第6の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第6の実施の形態の特徴は、2つの照明光源15A,15Bを有するとともに、それに対応した反射特性の体積位相型ホログラムHを有する点にあり、それ以外は第4の実施の形態等と同様の構成になっている。第4の実施の形態では1つの照明光源15が配置されているが、第6の実施の形態のように複数の照明光源15A,15Bを配置すれば、より大光量で照明することが可能である。なお、照明光源15A,15Bの発光量の調整は、画像処理部23から輝度判定部25に出力された照明光の情報に基づいて、照明制御部26によりそれぞれ行われる。
図6に、撮像装置の第6の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第6の実施の形態の特徴は、2つの照明光源15A,15Bを有するとともに、それに対応した反射特性の体積位相型ホログラムHを有する点にあり、それ以外は第4の実施の形態等と同様の構成になっている。第4の実施の形態では1つの照明光源15が配置されているが、第6の実施の形態のように複数の照明光源15A,15Bを配置すれば、より大光量で照明することが可能である。なお、照明光源15A,15Bの発光量の調整は、画像処理部23から輝度判定部25に出力された照明光の情報に基づいて、照明制御部26によりそれぞれ行われる。
第6の実施の形態では2つの照明光源15A,15Bを用いているので、体積位相型ホログラムHも各照明光源15A,15Bに対応した反射特性を有している。その反射特性を図12に示す(λ:波長,λ1:第1波長,λ2:第2波長,η:回折効率)。体積位相型ホログラムHを多重露光又は貼り合わせの多層構造にて構成すれば、図12に示すような狭帯域反射特性を得ることが可能である。そして、発光波長がそれぞれλ1,λ2である照明光源15A,15B(発光ダイオード,半導体レーザ等)を用いれば、エネルギー利用効率を高くすることができる。イメージセンサー13に関しては、その感度が各波長λ1,λ2をカバーするものであればよい。なお、第6の実施の形態の特徴を、3原色R・G・Bの各波長に対応した体積位相型ホログラム,照明光源及びイメージセンサーに適用すれば、カラー対応のキャリブレーションが可能である。
《第7の実施の形態》
図7に、撮像装置の第7の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第7の実施の形態の特徴は、体積位相型ホログラムHが拡散特性を有する点にあり、それ以外は第4の実施の形態等と同様の構成になっている。照明光源の個数にかかわらず、体積位相型ホログラムHに所定の拡散特性を持たせることも、イメージセンサー13を一様に照明するのに有効である。体積位相型ホログラムHに所定の拡散特性を持たせる場合には、製造誤差によりホログラム感光材料が傾いた場合でも製造誤差が緩和される。このため、照明光を撮像レンズ11へ容易に導くことができる。しかも、体積位相型ホログラムHは鋭いピークの波長特性を持つため、拡散特性を持たせても撮像光に対してほとんど影響が無く、撮像時には良好な光学像を形成することができる。
図7に、撮像装置の第7の実施の形態をブロックダイアグラムで示す。第7の実施の形態の特徴は、体積位相型ホログラムHが拡散特性を有する点にあり、それ以外は第4の実施の形態等と同様の構成になっている。照明光源の個数にかかわらず、体積位相型ホログラムHに所定の拡散特性を持たせることも、イメージセンサー13を一様に照明するのに有効である。体積位相型ホログラムHに所定の拡散特性を持たせる場合には、製造誤差によりホログラム感光材料が傾いた場合でも製造誤差が緩和される。このため、照明光を撮像レンズ11へ容易に導くことができる。しかも、体積位相型ホログラムHは鋭いピークの波長特性を持つため、拡散特性を持たせても撮像光に対してほとんど影響が無く、撮像時には良好な光学像を形成することができる。
《2光束ホログラフィーによる体積位相型ホログラムの製造方法》
次に、第3〜第7の実施の形態に用いられる体積位相型ホログラムHの製造方法を説明する。図9に2光束ホログラム露光装置の概略構成を示し、その要部を拡大して図10に示す。図9において、31はレーザー光源、32はシャッター、33はハーフミラー、34a,34bは反射ミラー、35a,35b,37はレンズ、36a,36bはピンホール板、ha,hbはピンホール、Kはカバー部材、Haはホログラム感光材料である。反射型の体積位相型ホログラムHの作製に用いるホログラム感光材料Haとしては、フォトポリマー,銀塩材料,重クロム酸ゼラチン等が挙げられるが、なかでもドライプロセスでの低コストの製造が可能で耐久性・耐環境性にも優れるフォトポリマーが望ましい。
次に、第3〜第7の実施の形態に用いられる体積位相型ホログラムHの製造方法を説明する。図9に2光束ホログラム露光装置の概略構成を示し、その要部を拡大して図10に示す。図9において、31はレーザー光源、32はシャッター、33はハーフミラー、34a,34bは反射ミラー、35a,35b,37はレンズ、36a,36bはピンホール板、ha,hbはピンホール、Kはカバー部材、Haはホログラム感光材料である。反射型の体積位相型ホログラムHの作製に用いるホログラム感光材料Haとしては、フォトポリマー,銀塩材料,重クロム酸ゼラチン等が挙げられるが、なかでもドライプロセスでの低コストの製造が可能で耐久性・耐環境性にも優れるフォトポリマーが望ましい。
体積位相型ホログラムHの作製に際し、まず、カバー部材Kのホログラム基板面上にホログラム感光材料Haを固定する。それを2光束ホログラム露光装置にセットし、レーザー光源31をONした後、シャッター32を開ける。すると、レーザー光源31から射出した露光光束はハーフミラー33で2光束に分割され、それぞれ反射ミラー34a,34bでの反射後、レンズ35a,35b;ピンホールha,hb;レンズ37を経て所定の波面を形成し、カバー部材K上のホログラム感光材料Haに入射する。ホログラム感光材料Ha内には2つの波面による干渉縞が形成され、それが屈折率の高低(つまり屈折率変調)として露光記録される。露光する際の露光エネルギーは、レーザー光源31の出力強度とシャッター32が開となる時間により設定される。また、レーザー光の波長は照明光の波長とほぼ一致するように選択される。
露光後、ホログラム感光材料Haに記録した各干渉縞をUV(ultraviolet ray)照射,ベーク処理により定着すると、干渉縞パターンが露光記録された体積位相型ホログラムHが得られる。得られた体積位相型ホログラムHの回折反射特性は、図11に示すように露光用レーザー光の波長λ0近傍で鋭いピークを持つ波長特性を持つことになる。仮にホログラム感光材料Haの厚みを20ミクロン、屈折率の変調量Δnを0.01とすれば、ピークの半値全幅は10nm程度となる。
第3の実施の形態に用いる体積位相型ホログラムHを作製するときの露光配置では、図10における露光時の仮想集光点の位置f1とピンホールhbの位置f2を、図3における再生時の発光点(第1焦点)F1と集光点(第2焦点)F2にそれぞれ一致させればよい。このように体積位相型ホログラムHを作製すれば、第1焦点F1に位置する照明光源15の発光面から出た照明光は、第2焦点位置F2で集光することになる。したがって、第2焦点F2の位置を撮像レンズ11の前側焦点位置と一致させておけば、イメージセンサー13は一様に効率良く照明される。
《固体撮像素子の構成例》
次に、各実施の形態の撮像装置に用いられる固体撮像素子の一構成例について説明する。図13は、二次元のMOS型固体撮像装置の一部の構成を概略的に示している。同図において、G11〜Gmnは行列配置(マトリクス配置)された画素を示している。2は垂直走査回路であり、行(ライン)4−1、4−2、…、4−nを順次走査していく。3は水平走査回路であり、画素から出力信号線6−1、6−2、…、6−mに導出された光電変換信号を画素毎に水平方向に順次読み出す。5は電源ラインである。各画素に対し、上記ライン4−1、4−2、…、4−nや出力信号線6−1、6−2、…、6−m、電源ライン5だけでなく、他のライン(例えば、クロックライン等)も接続されるが、図13ではこれらについて省略する。
次に、各実施の形態の撮像装置に用いられる固体撮像素子の一構成例について説明する。図13は、二次元のMOS型固体撮像装置の一部の構成を概略的に示している。同図において、G11〜Gmnは行列配置(マトリクス配置)された画素を示している。2は垂直走査回路であり、行(ライン)4−1、4−2、…、4−nを順次走査していく。3は水平走査回路であり、画素から出力信号線6−1、6−2、…、6−mに導出された光電変換信号を画素毎に水平方向に順次読み出す。5は電源ラインである。各画素に対し、上記ライン4−1、4−2、…、4−nや出力信号線6−1、6−2、…、6−m、電源ライン5だけでなく、他のライン(例えば、クロックライン等)も接続されるが、図13ではこれらについて省略する。
出力信号線6−1、6−2、・・・、6−mごとにNチャネルのMOSトランジスタQ1が図示の如く1組ずつ設けられている。出力信号線6−1を例にとって説明すると、MOSトランジスタQ1のゲートは直流電圧線7に接続され、ドレインは出力信号線6−1に接続され、ソースは直流電圧VPS’のライン8に接続されている。そして、出力信号線6−1、6−2、・・・、6−mを通して出力される各画素の撮像時の画像データ及びリセット時の補正データが順次サンプルホールド回路9に与えられる。
このサンプルホールド回路9に対して、行毎に、画像データ及び補正データが出力されてサンプルホールドされる。そして、サンプルホールドされた画像データ及び補正データは、列毎に、出力回路10に出力され、出力回路10で感度バラツキによるノイズ成分が除去されるように、補正データに基づいて画像データが補正される。よって、出力回路10より、各画素の感度バラツキが補正された画像データが、各画素毎にシリアルに出力される。
画素G11〜Gmnには、後述するように、それらの画素で発生した光電荷に基づく信号を出力するNチャネルのMOSトランジスタT2が設けられている。MOSトランジスタT2と上記MOSトランジスタQ1との接続関係は図14のようになる。ここで、MOSトランジスタQ1のソースに接続される直流電圧VPS’と、MOSトランジスタT2のドレインに接続される直流電圧VPD’との関係はVPD’>VPS’であり、直流電圧VPS’は例えばグランド電圧(接地)である。
この回路構成は上段のMOSトランジスタT2のゲートに信号が入力され、下段のMOSトランジスタQ1のゲートには直流電圧DCが常時印加される。このため、下段のMOSトランジスタQ1は抵抗又は定電流源と等価であり、図14の回路はソースフォロワ型の増幅回路となっている。この場合、MOSトランジスタT2から増幅出力されるのは電流であると考えてよい。尚、図13及び図14に示す構成は以下に説明する画素の一例に共通の構成である。
図14のように構成することにより信号を大きく出力することができる。従って、画素がダイナミックレンジ拡大のために感光素子から発生する光電流を自然対数的に変換しているような場合は、そのままでは出力信号が小さいが、本増幅回路により充分大きな信号に増幅されるため、後続の信号処理回路(図示せず)での処理が容易になる。また、増幅回路の負荷抵抗部分を構成するMOSトランジスタQ1を画素内に設けずに、列方向に配置された複数の画素が接続される出力信号線6−1、6−2、…、6−mごとに設けることにより、負荷抵抗又は定電流源の数を低減でき、半導体チップ上で増幅回路が占める面積を少なくできる。
《画素構成の一例》
図13に示した固体撮像素子の各画素に適用される一例について、図面を参照して説明する。図15は、本例に使用する固体撮像素子に設けられた画素の構成を示す回路図である。
図13に示した固体撮像素子の各画素に適用される一例について、図面を参照して説明する。図15は、本例に使用する固体撮像素子に設けられた画素の構成を示す回路図である。
図15において、pnフォトダイオードPDが感光部(光電変換部)を形成している。そのフォトダイオードPDのアノードはMOSトランジスタT4のドレインに接続され、このMOSトランジスタT4のソースは、MOSトランジスタT1のドレインとゲート及びMOSトランジスタT2のゲートに接続されている。MOSトランジスタT2のソースは行選択用のMOSトランジスタT3のドレインに接続されている。MOSトランジスタT3のソースは出力信号線6(この出力信号線6は図13の6−1、6−2、…、6−mに対応する)へ接続されている。尚、MOSトランジスタT1〜T4は、それぞれ、NチャネルのMOSトランジスタでバックゲートが接地されている。
また、フォトダイオードPDのカソード及びMOSトランジスタT2のドレインには直流電圧VPDが印加されるようになっている。一方、MOSトランジスタT1のソースには、信号φVPSが印加される。また、MOSトランジスタT4のゲートに信号φSが入力され、MOSトランジスタT3のゲートには信号φVが入力される。尚、信号φVPSは2値の電圧信号で、入射光量が所定値を超えたときにMOSトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧をVHとし、また、この電圧よりも低くMOSトランジスタT1を導通状態にする電圧をVLとする。このような構成の画素の動作について、以下に説明する。
図16に示すタイミングチャートのように、パルス信号φVがMOSトランジスタT3のゲートに与えられて、出力信号が読み出されると、まず、信号φSをローレベルとしてMOSトランジスタT4をOFFにすることで、リセット動作を行う。このとき、MOSトランジスタT1のソース側より負の電荷が流れ込み、MOSトランジスタT1のゲート及びドレイン、MOSトランジスタT2のゲート、そしてMOSトランジスタT4のソースに蓄積された正の電荷が再結合される。よって、ある程度までリセットされて、MOSトランジスタT1のドレイン及びゲート下領域のポテンシャルが下がる。
このように、MOSトランジスタT1のドレイン及びゲート下領域のポテンシャルが基の状態にリセットされようとするが、そのポテンシャルがある値になると、そのリセットされる速度が遅くなる。特に、明るい被写体が急に暗くなった場合にこの傾向が顕著となる。よって、次に、MOSトランジスタT1のソースに与える信号φVPSをVLとする。このように、MOSトランジスタT1のソース電圧を低くすることによって、MOSトランジスタT1のソースから流入する負の電荷の量が増加し、MOSトランジスタT1のゲート及びドレイン、MOSトランジスタT2のゲート、そしてフォトダイオードPDのアノードに蓄積された正の電荷が速やかに再結合される。
このように信号φVPSをVLとしてリセットを行った後、信号φVPSをVHとして、ハイレベルのパルス信号φVをMOSトランジスタT3のゲートに与えることによって、リセット時における補正データを読み出す。このとき、リセットされたMOSトランジスタT1のゲート電圧がMOSトランジスタT2のゲートに与えられ、このMOSトランジスタT1のゲート電圧がMOSトランジスタT2で電流増幅されて、MOSトランジスタT3を介して出力信号線6に出力される。
また、MOSトランジスタT2及びMOSトランジスタQ1(図14)の導通時抵抗とそれらを流れる電流によって決まるMOSトランジスタQ1のドレイン電圧が、補正データとして出力信号線6に現れる。このようにして補正データが読み出されると、MOSトランジスタT3をOFFにした後、信号φSをハイレベルにして、次の撮像動作に備える。
信号φSをハイレベルとして撮像動作が開始すると、フォトダイオードPDより入射光量に応じた光電荷がMOSトランジスタT1に流れ込む。今、MOSトランジスタT1はカットオフ状態であるので、光電荷がMOSトランジスタT1のゲートに蓄積される。よって、撮像する被写体の輝度が低くフォトダイオードPDに入射される入射光量が少ない場合は、MOSトランジスタT1のゲートに蓄積された光電荷量に応じた電圧がMOSトランジスタT1のゲートに現れるため、入射光量の積分値に対して線形的に比例した電圧がMOSトランジスタT2のゲートに現れる。
また、撮像する被写体の輝度が高くフォトダイオードPDに入射される入射光量が多く、MOSトランジスタT1のゲートに蓄積された光電荷量に応じた電圧が高くなると、MOSトランジスタT1がサブスレッショルド領域で動作を行うため、入射光量に対して自然対数的に比例した電圧がMOSトランジスタT1のゲートに現れる。
このようにして、入射光量に対して線形的に又は自然対数的に比例した電圧がMOSトランジスタT1,T2のゲートに現れ、先と同様に、パルス信号φVをMOSトランジスタT3のゲートに与えることによって、入射光量に対して線形的に又は自然対数的に比例したMOSトランジスタT1のゲート電圧がMOSトランジスタT2で電流増幅されて、MOSトランジスタT3を介して出力信号線6に出力される。また、MOSトランジスタT2及びMOSトランジスタQ1の導通時抵抗とそれらを流れる電流によって決まるMOSトランジスタQ1のドレイン電圧が、画像データとして出力信号線6に現れる。
このとき、対数変換動作に変わるときのMOSトランジスタT1のゲート電圧に至るまでにMOSトランジスタT1に流れ込む光電荷量が、全ての画素において等しくなる。このように、各画素における変換動作が対数変換動作に切り替わるときのフォトダイオードPDより発生する光電荷量が等しいので、各画素における変換動作が対数変換動作に切り替わるときのフォトダイオードPDに入射される入射光量も等しい。即ち、全ての画素において、その変換動作が線形変換動作から対数変換動作に切り替わるときの被写体の輝度が等しいものとなり、MOSトランジスタT1の閾値電圧の差異による各画素の変換動作の切換への影響を低減することができる。
また、リセット時における信号φVPSの電圧値VL又は電圧値VLとなる信号φVPSを与える時間(図16における時間taに相当する)を変化させることによって、リセット直後のMOSトランジスタT1のゲート電圧を変化させて、MOSトランジスタT1のゲート・ソース間のポテンシャルを変化させることができる。今、図17に、電圧値VLの大きさを変えたときの被写体輝度と固体撮像素子の出力との関係を示し、また、図18に、電圧値VLとなる信号φVPSを与える時間を変化させたときの被写体輝度と固体撮像素子の出力との関係を示す。
電圧値VLが低くなるほど、MOSトランジスタT1のゲート・ソース間のポテンシャルの差が大きくなるので、MOSトランジスタT1がカットオフ状態で動作する被写体輝度の割合が大きくなる。そのため、図17のように、電圧値VLが低いほど、線形変換する被写体輝度の割合が大きくなる。よって、被写体の輝度範囲が狭いほど電圧値VLを低くし、被写体の輝度範囲が広いほど電圧値VLを高くすればよいことが分かる。
また、電圧値VLとなる信号φVPSを与える時間taが長くなるほど、MOSトランジスタT1のゲート電圧が低くなり、MOSトランジスタT1のゲート・ソース間のポテンシャルの差が大きくなるので、MOSトランジスタT1がカットオフ状態で動作する被写体輝度の割合が大きくなる。そのため、図18のように、電圧値VLとなる信号φVPSを与える時間taが長いほど、線形変換する被写体輝度の割合が大きくなる。よって、被写体の輝度範囲が狭いほど電圧値VLとなる信号φVPSを与える時間taを長くし、被写体の輝度範囲が広いほど電圧値VLとなる信号φVPSを与える時間taを短くすればよいことが分かる。
《その他》
なお、上述した各実施の形態には以下の構成を有する発明(i),(ii),…が含まれており、その構成によると、モード切り替え時に機械的な動作を行う必要がなく、固体撮像素子に明るさの均一な光を照射して補正データを取得することが可能な撮像装置を提供することができる。
なお、上述した各実施の形態には以下の構成を有する発明(i),(ii),…が含まれており、その構成によると、モード切り替え時に機械的な動作を行う必要がなく、固体撮像素子に明るさの均一な光を照射して補正データを取得することが可能な撮像装置を提供することができる。
(i) 光電変換特性が入射光量に対して対数的な固体撮像素子と、該固体撮像素子に被写体からの光を導くための撮像光学系と、該撮像光学系の被写体側を覆う透光性カバーと、該透光性カバーに向けて前記撮像光学系側から照明光を発する照明光源と、を備えた撮像装置であって、前記透光性カバーが、被写体からの光の一部を透過させて前記撮像光学系に入射させる機能と、前記照明光源からの照明光の一部を反射させて前記撮像光学系に入射させる機能と、を備えた部分反射透過面を有することを特徴とする撮像装置。
(ii) 前記部分反射透過面が、前記照明光源からの照明光を光学的に正のパワーで反射させることを特徴とする上記(i)記載の撮像装置。
(iii) 前記部分反射透過面が回転楕円面の形状を有することを特徴とする上記(i)又は(ii)記載の撮像装置。
(iv) 前記回転楕円面の第1焦点に前記照明光源の発光面が位置し、前記回転楕円面の第2焦点に前記撮像光学系の前側焦点が位置することを特徴とする上記(iii)記載の撮像装置。
(v) 前記部分反射透過面が体積位相型ホログラムから成ることを特徴とする上記(ii)記載の撮像装置。
(vi) 前記体積位相型ホログラムがシリンダー面の形状を有することを特徴とする上記(v)記載の撮像装置。
(vii) 前記照明光源から発せられる照明光の波長が、前記部分反射透過面の光反射波長帯域内にあることを特徴とする上記(i)〜(vi)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(viii) 前記照明光源の発光波長と前記部分反射透過面の反射波長とが略一致することを特徴とする上記(vii)記載の撮像装置。
11 撮像レンズ(撮像光学系の一部)
12 IRカットフィルター(撮像光学系の一部)
13 イメージセンサー(固体撮像素子)
14,15,15A,15B 照明光源
V1〜V7 透光性カバー
R1,R2 部分反射透過面
K カバー部材
H 体積位相型ホログラム(部分反射透過面)
21 オペアンプ
22 A/Dコンバータ
23 画像処理部
24 フレームメモリ(記憶手段)
25 輝度判定部
26 照明制御部
12 IRカットフィルター(撮像光学系の一部)
13 イメージセンサー(固体撮像素子)
14,15,15A,15B 照明光源
V1〜V7 透光性カバー
R1,R2 部分反射透過面
K カバー部材
H 体積位相型ホログラム(部分反射透過面)
21 オペアンプ
22 A/Dコンバータ
23 画像処理部
24 フレームメモリ(記憶手段)
25 輝度判定部
26 照明制御部
Claims (5)
- 入射光量に応じて対数的に変化する出力信号を発生する固体撮像素子と、該固体撮像素子に光を導くための撮像光学系と、該撮像光学系を覆う透光性カバーと、前記固体撮像素子の周囲に配置された照明光源とを備え、前記透光性カバーが、前記照明光源からの照明光を反射させて前記撮像光学系に入射させる部分反射透過面を有することを特徴とする撮像装置。
- 前記部分反射透過面が、前記照明光源からの照明光の入射側からみて光学的に正のパワーを有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記部分反射透過面が体積位相型ホログラムから成ることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記照明光源から発せられる照明光の波長が、前記部分反射透過面の光反射波長帯域内にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記照明光源を発光させたときの前記固体撮像素子の出力信号を記憶するための記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
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