JP2005085170A - クラスタシステム及び多数決制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホスト計算機が少なくとも2台あれば多数決方式が適用できるようにする。
【解決手段】ホスト計算機20-1,20-2により共有されるディスクアレイ21を制御する2重化されたディスクアレイコントローラ22-1,22-2に多数決制御部222-1,222-2を設け、システム内のホスト計算機の障害が検出された場合に、ホスト計算機20-1,20-2の多数決制御部202-1,202-2に加えて、ディスクアレイコントローラ22-1,22-2の多数決制御部222-1,222-2も多数決制御に参加させる。
【選択図】図1
【解決手段】ホスト計算機20-1,20-2により共有されるディスクアレイ21を制御する2重化されたディスクアレイコントローラ22-1,22-2に多数決制御部222-1,222-2を設け、システム内のホスト計算機の障害が検出された場合に、ホスト計算機20-1,20-2の多数決制御部202-1,202-2に加えて、ディスクアレイコントローラ22-1,22-2の多数決制御部222-1,222-2も多数決制御に参加させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、少なくとも2台のホスト計算機から構成されるクラスタシステムに係り、特に各ホスト計算機により共有されるストレージ装置のコントローラを障害が発生したホストコンピュータを特定するための多数決制御に利用するクラスタシステム及び多数決制御方法に関する。
ストレージ装置を含む計算機システムを如何に安全に、安定して稼動させるかを検討して、システムを運用することは重要な課題である。計算機システムを安定稼動させるための1つの手段としてクラスタ技術を適用したクラスタシステム化が挙げられる(例えば、非特許文献1参照)。クラスタ技術とは、複数の計算機が連携することにより、その中の1台が故障しても、その故障した計算機で実行されていたサービス(アプリケーション)を、別の計算機に引き継がせることを可能とした技術である。このクラスタ技術を適用した計算機システム、つまりクラスタシステムでは、サービス(業務)を実行している計算機(ホスト計算機)の可用性(業務稼働率)を高めることができる。
クラスタシステムは、通常ホスト計算機を2台用いて構成されることが多い。また2台のホスト計算機でのデータの管理方法の違いにより、「共有ディスク型」のデータ引き継ぎ方式と、「非共有型」のデータ引き継ぎ方式がある。「共有ディスク型」とは、2台のホスト計算機でデータを共有することにより、ホスト計算機で故障が発生した際のデータ引き継ぎを高速に行う方式を指す。「非共有型」とは、2台のホスト計算機でデータを共有せずに、お互いにデータのレプリケーション(複製)を生成する方式を指す。
2台のホスト計算機から構成されるクラスタシステムでは、その2台のホスト計算機のいずれかに何らかの故障が発生した場合、正常と判断されたホスト計算機に処理を引き継ぎ、アプリケーションの稼動を継続させる。ここでの判断は、ホスト計算機間で定期的に健全性を確認しあうハートビートと呼ばれる処理により行われるのが一般的である。
さて、システムにおける障害の状況によっては、スプリットブレイン(SplitBrain)と呼ばれる状況に陥る場合がある。このスプリットブレインは、何らかの理由(一般的にはホスト計算機間を接続するネットワーク障害等)により、ホスト計算機の障害検出が誤って行われたときに発生する。例えばクラスタシステム内の2台のホスト計算機間で互いに通信できない状態となった場合、各ホスト計算機は互いに相手がいないと判断して、互いに障害を検出し、独立して動作を継続する。これがスプリットブレインと呼ばれる状況であり、このスプリットブレインが発生すると、アプリケーションやデータが破壊される虞がある。
一方、スプリットブレインの発生を防止するために、多数決方式を適用した分散システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された多数決方式によれば、n台(nは4以上の整数)のホスト計算機で分散システムを構成し、そのうちのf台(fは3f<nを満足する最大の整数)の計算機が故障しても、残りのn−f台の計算機が互いに通信しあうことにより、スプリットブレインに陥ることを回避できる。nの最小値は4であり、そのときのfの値は1である。つまり、4台のホスト計算機で分散システムを構成すれば、1台の計算機が故障しても、残りの3台で多数決により正しい処理結果を決定でき、スプリットブレインに陥ることを防止できる。
特開2003−67215(段落0056乃至0064、図4)
金子哲夫、森良哉、「クラスタソフトウェア」、東芝レビュー、Vol.54 No.12(1999)、p.18-21
上記したように、特許文献1に記載された多数決方式によれば、n台のホスト計算機で分散システムを構成し、そのうちのf台(fは3f<nを満足する最大の整数)の計算機が故障しても、残りのn−f台の計算機が互いに通信しあうことにより、スプリットブレインに陥ることを回避できる。したがって、この特許文献1に記載された多数決方式をクラスタシステムに適用して、当該システムがスプリットブレインに陥るのを防止することが考えられる。しかし、多数決方式を適用するクラスタシステムを実現するためには、当該システムを構成するホスト計算機の台数を最低でも4台必要とする。このため、ホスト計算機の台数が元々4台以上のクラスタシステムでは問題ないが、背景技術で挙げた代表的なクラスタシステムのように、ホスト計算機の台数が2台のクラスタシステムでは、新たにホスト計算機を2台追加しなければならず、初期導入コストが大きいという問題がある。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、ホスト計算機が少なくとも2台あれば多数決方式が適用できるクラスタシステム及び多数決制御方法を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、少なくとも2台のホスト計算機から構成されるクラスタシステムが提供される。このクラスタシステムは、上記各ホスト計算機にそれぞれ設けられて、多数決制御を行う第1の多数決制御手段と、上記各ホスト計算機により共有されるストレージ装置と、上記各ホスト計算機からの要求をうけて上記ストレージ装置を制御する、2重化されたコントローラであって、上記各ホスト計算機の上記第1の多数決制御手段と連携して多数決制御を行う第2の多数決制御手段を含む2重化されたコントローラと、上記少なくとも2台のホスト計算機のうち障害が発生した計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御を行うクラスタ制御機構であって、上記少なくとも2台のホスト計算機のいずれかの計算機に障害が発生した場合に、上記各ホスト計算機の上記第1の多数決制御手段と上記2重化されたコントローラの上記第2の多数決制御手段に対して多数決制御を要求して障害が発生したホスト計算機を特定させ、特定された計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御機構とを備えたことを特徴とする。
このような構成のクラスタシステムにおいては、当該クラスタシステムを構成する少なくとも2台のホスト計算機の多数決制御手段(第1の多数決制御手段)に加えて、ストレージ装置を制御する2重化されたコントローラに設けられた多数決制御手段(第2の多数決制御手段)も多数決制御に参加させられる。これにより、例えばホスト計算機の台数が2台でも、当該2台のホスト計算機と、2重化されたコントローラ、つまり2台のコントローラとを合わせた4台のノードで多数決制御を行うことができるため、コントローラに障害がないならば、2台のホスト計算機のいずれか一方に障害が発生しても、その障害が発生した計算機を正しく確定でき、スプリットブレインに陥るのを回避できる。
また、N台(Nは2以上の整数)のホスト計算機から構成され、且つストレージ装置を制御するコントローラがM重化(Mは2以上の整数)されたクラスタシステムにおいて、M重化されたコントローラ、つまりM台のコントローラのそれぞれに多数決制御手段(第2の多数決制御手段)を設け、N台のホスト計算機の多数決制御手段に加えて、当該M台のコントローラの多数決制御手段も多数決制御に参加させる構成とすると良い。
このような構成のクラスタシステムにおいては、M台のコントローラに障害がないならば、f台(fは3f<nを満足する最大の整数、但しn=N+M)のホスト計算機が故障しても、正しい多数決制御が可能となり、スプリットブレインに陥ることを防止できる。
本発明によれば、少なくとも2台のホスト計算機により共有されるストレージ装置を制御する2重化されたコントローラ、つまりホスト計算機とは全く制御方式が異なる2重化コントローラを多数決制御に参加させることにより、少なくとも2台のホスト計算機を含めて、少なくとも4台のノードで多数決制御行うことができ、ホスト計算機の台数が少なくても、信頼性の高い低コストのクラスタシステムを構築できる。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るクラスタシステムの構成を示すブロック図である。図1のクラスタシステムは、ディスクアレイ装置10と、当該ディスクアレイ装置10を共有使用するN台のホスト計算機、例えば2台(N=2)のホスト計算機20-1,20-2とから構成される。ディスクアレイ装置10及びホスト計算機20-1,20-2は、ネットワーク30により相互接続されている。ネットワーク30は、例えばストレージエリアネットワーク(SAN)、或いはイーサネット(登録商標)である。ネットワーク30に代えて、SCSI(Small Computer System Interface)バス、FC(Fibre Channel)等のチャネル網を用いることも可能である。
図1は本発明の一実施形態に係るクラスタシステムの構成を示すブロック図である。図1のクラスタシステムは、ディスクアレイ装置10と、当該ディスクアレイ装置10を共有使用するN台のホスト計算機、例えば2台(N=2)のホスト計算機20-1,20-2とから構成される。ディスクアレイ装置10及びホスト計算機20-1,20-2は、ネットワーク30により相互接続されている。ネットワーク30は、例えばストレージエリアネットワーク(SAN)、或いはイーサネット(登録商標)である。ネットワーク30に代えて、SCSI(Small Computer System Interface)バス、FC(Fibre Channel)等のチャネル網を用いることも可能である。
ディスクアレイ装置10は、ディスクアレイ21と、当該ディスクアレイ21を制御する多重化されたディスクアレイコントローラ、例えば2重化されたディスクアレイコントローラ22-1,22-2とから構成される。ディスクアレイ21は、SCSIバス、FC等のチャネル網23によってディスクアレイコントローラ22-1,22-2と接続されている。ディスクアレイ21は、m台のディスクドライブ、例えばハードディスクドライブ(HDD)210-1〜210-mから構成される論理ユニットLUを備えている。
ホスト計算機20-1,20-2は、クラスタ制御部201-1,201-2及び多数決制御部202-1,202-2を備えている。クラスタ制御部201-1,201-2は相互に通信を行いながら同期して一体となって動作することにより周知のクラスタ制御を実行する。クラスタ制御は、ハートビートを用いたタイムアウト監視等のホスト計算機20-1,20-2上での障害監視、及び計算機障害(アプリケーション障害)発生時のホスト計算機での引き継ぎ(フェールオーバ)の制御を含む。この一体となって動作するクラスタ制御部201-1,201-2は、ホスト計算機20-1,20-2にまたがって存在する仮想的なクラスタ制御機構201を実現する。クラスタ制御部201-1,201-2は、クラスタ制御用のプログラム(クラスタソフトウェア)をホスト計算機20-1,20-2が読み取り実行することにより実現される。多数決制御部202-1,202-2は、クラスタ制御機構201(内のクラスタ制御部201-1または201-2)からの要求に応じて、ディスクアレイコントローラ22-1,22-2内の後述する多数決制御部222-1,222-2と連携して周知の多数決制御を実行する。多数決制御部202-1,202-2は、多数決制御部222-1,222-2との間で連携することで、多数決制御に必要なデータを常に一致化させる。
ディスクアレイコントローラ22-1,22-2は、主制御部221-1,221-2及び多数決制御部222-1,222-2を備えている。主制御部221-1,221-2は、ホスト計算機20-1または20-2からの読み出し要求、或いは書き込み要求に応じてディスクアレイ21へのアクセスを制御し、その結果をホスト計算機20-1または20-2に返す。多数決制御部222-1,222-2は、クラスタ制御機構201内のクラスタ制御部201-1または201-2からの要求を主制御部221-1,221-2を介して受け付けて、ホスト計算機20-1,20-2内の多数決制御部202-1,202-2と連携して周知の多数決制御を実行する。
次に、図1のシステムにおける動作を図2のシーケンスチャートを参照して説明する。今、ホスト計算機20-1,20-2上で動作するクラスタ制御機構201で、システムの何らかの障害、例えばホスト計算機20-1または20-2の障害(ここでは、ホスト計算機20-1または20-2で実行されるアプリケーションの障害)を検出したものとする。すると、クラスタ制御機構201は、ホスト計算機20-1,20-2内の多数決制御部202-1,202-2とディスクアレイ装置10に含まれている2重化されたディスクアレイコントローラ22-1,22-2内の多数決制御部222-1,222-2とに多数決制御を要求する(ステップS1)。ディスクアレイコントローラ22-1,22-2内の多数決制御部222-1,222-2は、クラスタ制御機構201からの多数決制御要求を、主制御部221-1,221-2を介して受け付ける。
ホスト計算機20-1,20-2内の多数決制御部202-1,202-2とディスクアレイコントローラ22-1,22-2内の多数決制御部222-1,222-2とは、ネットワーク30を介して互いに連携して多数決制御を行う仮想的な多数決制御機構202を構成する。この多数決制御機構202を構成する4つの多数決制御部202-1,202-2,222-1,222-2は、当該多数決制御部がそれぞれ保持する一致化されているべきデータをネットワーク30を介して突き合わせることにより、前記特許文献1に記載された多数決制御を行う(ステップS2)。なお、他の多数決制御を適用することも可能である。
本実施形態のように多数決制御部が4台の場合、つまりn=4,f=1(fは3f<nを満足する最大の整数)の場合、2台のホスト計算機20-1,20-2のうちのいずれか一方に障害が発生していても、ディスクアレイコントローラ22-1及び22-2が正常であれば、4つの多数決制御部202-1,202-2,222-1,222-2が保持しているデータのうち正しいデータを多数決により特定できる。これにより多数決制御機構202は、ホスト計算機20-1及び20-2のうち障害が発生したホスト計算機を特定する(ステップS3)。そして多数決制御機構202は、障害が発生した計算機として特定されたホスト計算機をクラスタ制御機構201に通知する(ステップS4)。
クラスタ制御機構201は、多数決制御機構202から通知されたホスト計算機をクラスタシステムから切り離して、ホスト計算機20-1及び20-2のうちの残りのホスト計算機に、多数決制御機構202から通知されたホスト計算機で実行されていたサービス(アプリケーション)を引き継がせる(ステップS5)。
このように本実施形態においては、2重化されたディスクアレイコントローラ22-1,22-2に多数決制御部222-1,222-2を設け、当該多数決制御部222-1,222-2を、ホスト計算機20-1,20-2に設けられている多数決制御部202-1,202-2と共に多数決制御に参加させることにより、クラスタシステムを構成するホスト計算機が2台であるにも拘わらず、ホスト計算機が4台である場合と同等の信頼性のある多数決制御を実現できる。これにより、クラスタシステムを構成する2台のホスト計算機20-1及び20-2の一方に障害が発生しても、ディスクアレイコントローラ22-1,22-2に障害が発生していなければ、障害が発生したホスト計算機を正しく特定して、サービスの引き継ぎを行うことができ、スプリットブレインに陥るのを回避できる。
上記実施形態では、クラスタシステムを構成するホスト計算機の台数が2で、ディスクアレイコントローラが2重化されている場合を想定している。しかし本発明は、ホスト計算機の台数がN(Nは2以上の整数)で、ディスクアレイコントローラがM重化(Mは2以上の整数)されているクラスタシステム全般に適用可能である。ここで、N=2,M=2の場合が上記実施形態に相当する。もし、N=5,M=2である場合(つまりn=N+M=7、f=2の場合)、M重化(2重化)されたディスクアレイコントローラに障害が発生していなければ、N台(5台)のホスト計算機のうちの2台に障害が発生しても、残りの3台のホスト計算機と2重化されたディスクアレイコントローラとで信頼性の高い多数決制御が行え、スプリットブレインに陥ることを防止できる。また、N=3であれば、つまりホスト計算機の台数が3であれば、ディスクアレイコントローラが多重化(2重化)されていなくても、n=4となるため、ディスクアレイコントローラに障害が発生していなければ、3台のホスト計算機のうちの1台に障害が発生しても、信頼性の高い多数決制御が行える。
また上記実施形態では、クラスタシステムを構成する各ホスト計算機によって共有される外部記憶装置(共有ストレージ装置)がディスクアレイである場合を想定している。しかし、ディスクアレイ以外のストレージ装置であっても構わない。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10…ディスクアレイ装置、20-1,20-2…ホスト計算機、21…ディスクアレイ(ストレージ装置)、22-1,22-2…ディスクアレイコントローラ(コントローラ)、201…クラスタ制御機構、201-1,201-2…クラスタ制御部、202…多数決制御機構、202-1,202-2,222-1,222-2…多数決制御部、
Claims (4)
- 少なくとも2台のホスト計算機から構成されるクラスタシステムにおいて、
前記各ホスト計算機にそれぞれ設けられて、多数決制御を行う第1の多数決制御手段と、
前記各ホスト計算機により共有されるストレージ装置と、
前記各ホスト計算機からの要求をうけて前記ストレージ装置を制御する、2重化されたコントローラであって、前記各ホスト計算機の前記第1の多数決制御手段と連携して多数決制御を行う第2の多数決制御手段を含む2重化されたコントローラと、
前記少なくとも2台のホスト計算機のうち障害が発生した計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御を行うクラスタ制御機構であって、前記少なくとも2台のホスト計算機のいずれかの計算機に障害が発生した場合に、前記各ホスト計算機の前記第1の多数決制御手段と前記2重化されたコントローラの前記第2の多数決制御手段に対して多数決制御を要求して障害が発生したホスト計算機を特定させ、特定された計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御機構と
を具備することを特徴とするクラスタシステム。 - N台(Nは2以上の整数)のホスト計算機から構成されるクラスタシステムにおいて、
前記各ホスト計算機にそれぞれ設けられて、多数決制御を行う第1の多数決制御手段と、
前記各ホスト計算機により共有されるストレージ装置と、
前記各ホスト計算機からの要求をうけて前記ストレージ装置を制御する、M重化(Mは2以上の整数)されたコントローラであって、前記各ホスト計算機の前記第1の多数決制御手段と連携して多数決制御を行う第2の多数決制御手段を含むM重化されたコントローラと、
前記N台のホスト計算機のうち障害が発生した計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御を行うクラスタ制御機構であって、前記N台のホスト計算機のいずれかの計算機に障害が発生した場合に、前記各ホスト計算機の前記第1の多数決制御手段と前記M重化されたコントローラの前記第2の多数決制御手段に対して多数決制御を要求して障害が発生したホスト計算機を特定させ、特定された計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御機構と
を具備することを特徴とするクラスタシステム。 - 少なくとも3台のホスト計算機から構成されるクラスタシステムにおいて、
前記各ホスト計算機にそれぞれ設けられて、多数決制御を行う第1の多数決制御手段と、
前記各ホスト計算機により共有されるストレージ装置と、
前記各ホスト計算機からの要求をうけて前記ストレージ装置を制御するコントローラであって、前記各ホスト計算機の前記第1の多数決制御手段と連携して多数決制御を行う第2の多数決制御手段を含むコントローラと、
前記少なくとも3台のホスト計算機のうち障害が発生した計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御を行うクラスタ制御機構であって、前記少なくとも3台のホスト計算機のいずれかの計算機に障害が発生した場合に、前記各ホスト計算機の前記第1の多数決制御手段と前記コントローラの前記第2の多数決制御手段に対して多数決制御を要求して障害が発生したホスト計算機を特定させ、特定された計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御機構と
を具備することを特徴とするクラスタシステム。 - 少なくとも2台のホスト計算機と、前記各ホスト計算機により共有されるストレージ装置と、前記各ホスト計算機からの要求をうけて前記ストレージ装置を制御する2重化されたコントローラとを備え、前記少なくとも2台のホスト計算機のうち障害が発生した計算機で実行されていたサービスを他のホスト計算機に引き継がせるクラスタ制御が行われるクラスタシステムにおいて、障害が発生したホスト計算機を多数決で特定するための多数決制御方法であって、
前記少なくとも2台のホスト計算機のいずれかの計算機に障害が発生したことを検出するステップと、
ホスト計算機の障害の検出に応じて、前記少なくとも2台のホスト計算機及び前記2重化されたコントローラの全てで互いに連携して多数決制御を行うステップと、
前記多数決制御により障害が発生したホスト計算機を特定するステップと
を具備することを特徴とする多数決制御方法。
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JP2003318952A JP2005085170A (ja) | 2003-09-10 | 2003-09-10 | クラスタシステム及び多数決制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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2003
- 2003-09-10 JP JP2003318952A patent/JP2005085170A/ja active Pending
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