JP2005080652A

JP2005080652A - 低害タバコ

Info

Publication number: JP2005080652A
Application number: JP2003357022A
Authority: JP
Inventors: Nobutoshi Ishiguro; 延利石黒
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-09-09
Filing date: 2003-09-09
Publication date: 2005-03-31

Abstract

【目的】タバコの副流煙の害を低減するとともに煙草葉の成分の無駄な消費を抑えることを目的とする。
【構成】タバコを煙草葉の成分を含まない燃焼部と煙草葉の成分を含ませた非燃焼部とに区画した構成とし、喫煙時において前記燃焼部の燃焼により発生した熱気が前記非燃焼部を通る際に煙草葉の成分を気化することを特徴とする。
【選択図】図１

Description

産業上の利用分野

本発明は、喫煙時において煙草葉を直接燃焼させずに間接的な手段を用いて煙草葉の成分を気化させることにより喫煙時における副流煙内から有害物質を極力除去し受動喫煙の害を低減するとともに煙草葉の成分の無駄な消費を抑えることを目的としたタバコに関するものである。

従来においては、喫煙者は乾燥させた煙草葉を直接燃焼させ発生した煙を吸引することによってニコチン等の摂取という喫煙の目的を達成していた。

発明の解決しようとする課題

しかし、これには次のような欠点があった。
喫煙時においては喫煙者がタバコの煙を吸引していないときであっても燃焼部分からは有害な副流煙は発生し続けており主流煙よりも有害物質を多く含むといわれている該副流煙は喫煙者本人以外の非喫煙者に対しても多大な害を及ぼしていた。又、副流煙として煙草葉の成分が焼失することは喫煙者にとっては不必要なことでありタバコの喫煙という一連の行為の中では煙草葉の成分を無駄に消費していたことになる。

課題を解決するための手段

タバコを煙草葉の成分を含まない燃焼部（１）と煙草葉の成分を含ませた非燃焼部（２）とに区画した構成とし、喫煙時において前記燃焼部（１）の燃焼により発生した熱気が前記非燃焼部（２）を通る際に煙草葉の成分を気化するようにしておく。
本発明は、以上のような構成のタバコである。

作用

本発明のタバコは喫煙時にあって燃焼部（１）が熱気を発生させる役割を担い、喫煙者がタバコの吸引行為をしたときに非燃焼部（２）内において該熱気が煙草葉の成分を気化させる作業を行う。

［請求項１］の実施例としては、（図２）、（図３）に示すように、
（イ）通気性があり燃えても有害物質を生じない可燃素材を燃焼部（１）に使用し燃焼時に発生した熱気を通りやすくするための気道（３）を該燃焼部（１）内に設ける。
（ロ）非燃焼部（２）には乾燥した煙草葉（５）を組み入れ前記燃焼部（１）との間には通気性のある不燃素材を防火用の仕切り（４）として設けて吸い口部分には繊維質のフィルター（６）を付ける。
以上のものを巻紙（７）で巻いて構成する。
［請求項２］の実施例としては、（図４）に示すように、
（イ）通気性があり燃えても有害物質を生じない可燃素材を燃焼部（１）に使用し燃焼時に発生した熱気を通りやすくするための気道（３）を該燃焼部（１）内に設ける。
（ロ）非燃焼部（２）にはニコチンを含ませた不燃性の繊維質素材（８）を組み入れ、必要に応じて該繊維質素材（８）へ様々な香料を添加する。
以上のものを巻紙（７）で巻いて構成する。

発明の効果

喫煙目的を達成するのに直接煙草葉を燃焼させないので喫煙時においての副流煙による受動喫煙の害が低減できるとともに喫煙行為における煙草葉の成分の無駄な消費を抑えることができる。又、［請求項２］においてはニコチン以外の有害物質による害は大幅に低減できる。

本発明の分解斜視図である。本発明の［請求項１］の実施例の分解斜視図である。本発明の［請求項１］の実施例の断面図である。本発明の［請求項２］の実施例の断面図である。

符号の説明

１．燃焼部２．非燃焼部３．気道
４．仕切り５．煙草葉６．フィルター
７．巻紙８．繊維質素材

Claims

煙草の葉（以下煙草葉）の成分を含まない燃焼部（１）と煙草葉の成分を含ませた非燃焼部（２）とに区画された構成を有し、喫煙時において前記燃焼部（１）の燃焼により発生した熱気が前記非燃焼部（２）を通る際に該熱気が煙草葉の成分を気化することを特徴とするタバコ。
非燃焼部（２）に少なくともニコチンを含ませた請求項１のタバコ。