JP2005079061A - コントローラの製造方法および制御基板 - Google Patents

コントローラの製造方法および制御基板 Download PDF

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Abstract

【課題】 できるだけ異なる工程を伴わないで多くの設備機器の機種に対応したコントローラを製造することが可能なコントローラの製造方法および制御基板を提供する。
【解決手段】 空気調和装置100のリモートコントローラ6の製造方法であって、回路形成工程S1と、操作ボタン設置工程S2と、機能設定工程S3とを備えている。回路形成工程S1は、複数の機能を空気調和装置100に実行させることが可能な回路31を形成する。ここでの回路31は接点32を有している。操作ボタン設置工程S2では、回路31に設けられている接点32の入り切りができるように操作ボタンB13、B14、B15、B16を設ける。機能設定工程S3では、複数の機能のうちのいずれかが操作ボタンB13、B14、B15、B16に対して任意に割り当てられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コントローラの製造方法および制御基板、特に、設備機器のコントローラの製造方法および制御基板に関する。
従来から、冷房運転、暖房運転、除湿・加湿運転、設定温度の調整、タイマー設置等の複数の機能を有する空気調和装置が広く一般に用いられている。
このような複数の機能を有する空気調和装置のリモートコントローラには、当該空気調和装置に備えられている機能の数に対応した数の操作ボタンが設けられている。また、ユーザのニーズに合わせて特定の機能を付加させたり、逆に特定の機能を削除することによって低コスト化させたりした製品を製造するために、複数の種類の空気調和装置が製造されている。これに伴って、リモートコントローラについても、このような複数種類の空気調和装置に対応した種類毎の製造が行われている。ところが、このように複数種類のリモートコントローラを製造する場合には、機種毎に異なる製造工程を構築することが必要となり煩雑となってしまうだけでなく、製造コストが高くなってしまう恐れがある。
これに対して、従来から、以下の特許文献1に示すように、複数種類のリモートコントローラを製造する場合においても、容易かつ安価に製造する方法が用いられている。
すなわち、リモートコントローラは、空気調和装置に対して制御命令を送るための回路が設けられた基板と、この回路の一部を構成してスイッチ(接点)として働く操作ボタンと、操作ボタン用の孔が設けられたケーシングとを組み合わせることによって製造される。そして、この製造方法では、ある複数の機能を備えさせた機種のリモートコントローラを作成した場合に、当該機種の機能をいくつか省いて簡略化された機種のリモートコントローラについても製造することができるような構成を採用している。例えば、複数の機能を備える機種に対応したリモートコントローラの製造工程が構築された場合においても、これらの機能のうちのいくつかを取り除いた別個の機種のリモートコントローラを製造する際には、また別個の製造工程を構築することが必要となる。このような場合に、別個に製造する機種において採用されなくなった機能に対応する操作ボタンを切り除く等してスイッチを遊ばせて、採用されなくなった機能について制御信号を送ることができないような構造にするという作業を行っている。これによって、複数種類の機種毎のリモートコントローラを製造する場合であっても、製造コストの低廉化を図ることができる。
特許第3364050号公報
一般に、空気調和装置については、冷房運転・設定温度の調整などの最低限度備わっている機能があり、リモートコントローラの製造においてもこれらの機能を働かせるための製造工程ついては汎用的な工程がある。一方で、空気調和装置の機種によっては、ユーザのニーズに応じて特別な機能が採用されている機種も存在する。ところが、上述した従来の製造方法では採用しないことになった機能の操作ボタンを削除する等によって機種変更に対応しているが、この方法では全く別の機能を備える空気調和装置のリモートコントローラを同様の製造工程によって製造することはできない。そうすると、同じような製造工程によって多くの種類の機種に対応したリモートコントローラを製造することは困難となり、新たに特別な機能に対応させるための別個の製造工程を構築する必要が生じてしまう恐れがある。
本発明の課題は、できるだけ異なる工程を伴わないで多くの設備機器の機種に対応したコントローラを製造することが可能なコントローラの製造方法および制御基板を提供することにある。
請求項1に係るコントローラの製造方法は、設備機器のコントローラの製造方法であって、回路形成工程と、操作ボタン設置工程と、機能設定工程とを備えている。ここでのコントローラは、設備機器から離れた場所からの操作が可能なワイヤレスリモートコントローラであってもよく、設備機器に対して電気的に接続されたワイヤードリモートコントローラであってもよい。回路形成工程では、複数の機能を設備機器に実行させることが可能な回路を形成する。ここでの回路は接点を有している。操作ボタン設置工程では、回路に設けられている接点の入り切りができるように操作ボタンを設ける。機能設定工程では、複数の機能のうちのいずれかが操作ボタンに対して任意に割り当てられる。
ここでは、回路形成工程において回路が形成され、操作ボタン設定工程において回路上の接点を入り切りできるような操作ボタンが設けられ、機能設定工程においては操作ボタンに対していずれかの機能の割当てが任意に行われる。したがって、回路が設備機器に実行させることができる複数の機能のうち、製造しようとする設備機器に備わる機能だけを選択して、その設備機器のコントローラの操作ボタンに割り当てることができる。ここで、操作ボタンは、回路上の接点を入り切りできるように設けられており、操作ボタンを押す等の操作をすることによって接点を接続することができ、割り当てられた機能を設備機器に実行させることができるようになる。すなわち、操作ボタンに割り当てる機能を選択することによって複数種類の設備機器に対応したコントローラの製造が可能となる。採用されている機能が異なるような多くの種類の設備機器に対応したコントローラを製造するような場合であっても、機能設定工程において設備機器の備える機能を実行させるように機能を割り当てることによって、機種に応じたコントローラの製造が可能となる。例えば、種類の異なる設備機器のコントローラを製造する場合であっても、別途に新たな回路や製造工程を構築するのではなく、回路や製造工程の一部を共通化させることができるようになる。
したがって、ここでのコントローラの製造方法においては、できるだけ異なる工程を伴わないで多くの設備機器の機種に対応したコントローラを製造することができるようになる。
なお、コントローラにおける操作ボタンとしては、コントローラのケーシング自体を弾力性のある素材で形成して回路の接点を入り切りできるようなケーシングと一体化して形成されるものや、ケーシングに設けられた画面上の操作表示部分に触れることで操作可能なものも含まれる。
請求項2に係るコントローラの製造方法は、請求項1に記載のコントローラの製造方法であって、操作ボタン設置工程では、少なくとも第1操作ボタンと第2操作ボタンとの2つを設ける。
ここでは、操作ボタンが少なくとも2つ設けられている。このため、2種類以上の機能を有する設備機器のコントローラを製造する場合であっても、操作ボタンが2つ以上あることから、これらの操作ボタンを比較して選択的に機能を割り当てることが可能となる。これによって、製造されるコントローラの操作性を向上させることができるようになる。
請求項3に係るコントローラの製造方法は、請求項2に記載のコントローラの製造方法であって、回路形成工程では、少なくとも第1機能と第2機能と第3機能との3つの機能を設備機器に実行させることが可能な回路を形成する。そして、機能設定工程では、第1機能と第2機能と第3機能とのうち少なくともいずれか2種類以上の機能を、第1操作ボタンと第2操作ボタンとに割り当てる。
ここでは、操作ボタンが2つ設けられている場合において複数種類の機種を製造するためには、回路が設備機器に実行させることのできる機能が第1機能と第2機能との2つの機能だけである場合には足りない。このような場合には、2つの操作ボタンに割り当てられる機能が単に交換されるだけにすぎないか、操作ボタンが遊んでしまうことになるからである。
しかし、請求項3に記載のコントローラの製造方法においては、さらに第3機能を備えている。このため、第1機能と第2機能と第3機能との3つの機能のうちから2つ機能を選択して2つの操作ボタンに割り当てることができる。これによって、複数種類の設備機器のコントローラを製造する場合において、操作ボタンを比較して選択的に機能を割り当てることができつつ、操作ボタンに割り当てる機能を自由に選択できるようになる。
請求項4に係るコントローラの製造方法は、請求項1から3のいずれかに記載のコントローラの製造方法であって、ケーシング形成工程をさらに備えている。このケーシング形成工程では、所定の金型と、所定の金型に対応する入れ子金型とによって孔が設けられるようにしてケーシングを形成する。ここでの孔の形成は、少なくとも操作ボタンに割り当てられた機能の種類と、機能の数と、操作ボタンの配置と、操作ボタンの大きさとのうちのいずれかに基づいて行う。
コントローラには、操作ボタンを配置するための孔が形成されていないようなケーシングからなるものが存在する。このようなコントローラにおいては、設備機器の機種毎にケーシングの形成工程を変更しなくてもよい。しかし、ボタン式のコントローラ等でケーシングに孔が設けられているものは、複数種類の設備機器のコントローラを製造するのに、ケーシングの製造に用いる所定の金型をケーシングの種類毎に用意しなければならなくなってしまう。
しかし、ここでは、所定の金型だけでなく入れ子金型をも用いてコントローラのケーシングを形成している。このため、所定の金型のみから形成されるケーシングだけでなく、所定の金型と入れ子金型とを合わせ用いて形成されるケーシングをも製造することができる。このため、複数種類のコントローラのケーシングを製造する場合に必要となる所定の金型のおよび入れ子金型の種類を少なくすることができるようになる。
請求項5に係るコントローラの製造方法は、請求項4に記載のコントローラの製造方法であって、操作ボタン設置工程において設けられる操作ボタンの総数は、所定の金型および入れ子金型によって形成可能な孔の総数以下である。
設備機器に設けられている機能の種類が所定の金型および入れ子金型により形成可能な孔の総数よりも多く存在すると、設備機器に備えられている機能全てを操作するのに必要な分の操作ボタンが設けられたコントローラを製造することができない。このため、別途の製造工程によって新たに孔を設ける等の別工程が必要となってしまう。しかし、ここでは、操作ボタンの総数は、所定の金型および入れ子金型によって形成可能な孔の総数以下なので、所定の金型と入れ子金型とを組み合わせることによって、設備機器に備わる機能を発揮させるのに必要となる操作ボタンを設けるための孔を全て形成することができるようになる。
請求項6に係るコントローラの製造方法は、請求項1から3のいずれかに記載のコントローラの製造方法であって、操作ボタン設置工程において設けられる操作ボタンの総数は、機能設定工程において割り当てられる機能が異なっても一定である。
ここでは、設備機器の機種が異なっても、各機種に備わっている操作ボタン数が変わらない。このため、複数種類のコントローラに必要な孔の数も変わらない。したがって、複数種類のコントローラを製造する場合において、金型を共通化させることができるようになる。
請求項7に係るコントローラの製造方法は、請求項1から6のいずれかに記載のコントローラの製造方法であって、回路は、複数の被接続部を有している。機能設定工程において操作ボタンに割り当てる機能は、この複数の被接続部が互いに接続される態様によって選択できるようになっている。ここでの機能設定工程における機能の割当ては、複数の被接続部のいずれかを互いに接続する接続部を用いて行われる。
ここでは、回路上に設けられた複数の被接続部のうちのいずれかを接続部を用いて互いに接続するということにより、操作ボタンに割り当てる機能を選択することができる。このため、採用される機能が異なる設備機器のコントローラを製造する場合であっても、複数種類のコントローラを容易に製造することができるようになる。
請求項8に係るコントローラの製造方法は、請求項7に記載のコントローラの製造方法であって、接続部は、被接続部に対するジャンパーである。
ここでは、被接続部に対するジャンパーであるので、複数種類の設備機器のコントローラを製造する場合においても、ジャンパーを設けるか否かによって複数種類のコントローラを容易に製造することができるようになる。ここでのジャンパーは、被接続部に対してセットされるか否か(ジャンパーの有無)によって接続状態を変換できるものであってもよいし、切り換えスイッチを備えたジャンパーであって被接続部に対してセットされた状態においてそのスイッチを入り切りすることにより接続状態を変換できるものであってもよい。
請求項9に係るコントローラの製造方法は、請求項1から8のいずれかに記載のコントローラの製造方法であって、機能設定工程における機能の割当ては、複数の機能毎に定められた優先順位に基づいて行う。
ここでは、複数の機能毎に定められた優先順位に基づいて操作ボタンに対する機能の割当てが行われるため、より優先順位の高い機能を操作し易い操作ボタンに割り当てることができるようになる。したがって、操作ボタンの配置のバランスを良くすることができるようになり、コントローラの操作性をより一層向上させることが可能になる。
請求項10に係るコントローラの製造方法は、請求項1から9のいずれかに記載のコントローラの製造方法であって、複数の機能は、設備機器において通常備わっている機能以外の機能であるオプション機能である。
ここでは、オプション機能についての製造方法であるために、通常備わっている機能の部分の製造工程を一部共通化することができるようになる。このため、オプション機能を備えるか否かによって複数種類を構成することになるような設備機器のコントローラについても、できるだけ異なる製造工程を伴わないで製造することが可能となる。
請求項11に係るコントローラの製造方法は、請求項1から10のいずれかに記載のコントローラの製造方法であって、設備機器は、空気調和装置である。
ここでは、設備機器が空気調和装置のように複数の多様な種類の機能を備える設備機器であっても、機種の異なる空気調和装置のコントローラを製造することができるようになる。
請求項12に係るコントローラの制御基板は、操作ボタンとケーシングとを含む設備機器のコントローラに備えられる制御基板であって、回路と、接続部とを備えている。ここでのコントローラは、設備機器から離れた場所からの操作が可能なワイヤレスリモートコントローラであってもよく、設備機器に対して電気的に接続されたワイヤードリモートコントローラであってもよい。回路は、操作ボタンによって入り切りされる複数の接点と、複数の被接続部とを有しており、複数の機能を設備機器に実行させることができる。接続部は、複数の機能のうちいずれかを操作ボタンに任意に割り当てるように複数の被接続部のうちのいずれかを互いに接続する。
ここでは、制御基板において、回路上の接点を入り切りできる操作ボタンが設けられ、回路上に複数設けられている複数の被接続部を接続部によって接続する態様によって複数の機能から任意の機能を操作ボタンに対して割り当てる。したがって、回路が設備機器に実行させることができる複数の機能のうち、設備機器に備わる機能だけを選択してその設備機器のコントローラの操作ボタンに割り当てることができる。ここで、操作ボタンは、回路上の接点を入り切りできるように設けられており、操作ボタンを押す等の操作をすることによって接点を接続することができ、割り当てられた機能を設備機器に実行させることができるようになる。すなわち、複数の被接続部の間を接続部によって選択的に接続することで操作ボタンに割り当てる機能を選択することができるようになり、複数種類の設備機器に対応したコントローラの製造が可能となる。採用されている機能が異なる複数種類の設備機器のコントローラを製造するような場合であっても、製造しようとする設備機器の備える機能を実行させるように機能を選んで被接続部を接続することによって、機種に応じたコントローラの製造が可能となる。このため、種類の異なる設備機器のコントローラを製造する場合であっても、別途に回路や工程を設けるのではなく、回路や製造工程の一部を共通化させることができるようになる。
したがって、請求項13に記載のコントローラの制御基板を用いることにより、複数種類の設備機器のコントローラを製造する場合であっても、接続部による接続態様を選択することにより、できるだけ異なる工程を伴わないで容易に複数種類の設備機器の機種に対応したコントローラを製造することができるようになる。
なお、コントローラにおける操作ボタンとしては、コントローラのケーシング自体を弾力性のある素材で形成して回路の接点を入り切りできるようなケーシングと一体化して形成されるものや、ケーシングに設けられた画面上の操作画面に触れることで操作可能なものも含まれる。
請求項13に係るコントローラの制御基板は、請求項12に記載のコントローラの制御基板であって、回路に接続され、操作ボタンに割り当てられた機能を設備機器に対してワイヤレスに実行させる無線送信部をさらに備えている。
ここでは、コントローラは、設備機器に対して操作ボタンに割り当てられた機能をワイヤレスに実行させるコントローラであるため、設備機器が設置されている近辺にまで行かなくても、設備機器から離れた場所からでも当該機能を設備機器に実行させることができるようになる。
請求項1に係るコントローラの製造方法では、できるだけ異なる工程を伴わないで多くの機種の設備機器に対応したコントローラを製造することができるようになる。
請求項2に係るコントローラの製造方法では、製造されるコントローラの操作性を向上させることができるようになる。
請求項3に係るコントローラの製造方法では、操作ボタンを比較して選択的に機能を割り当てることができつつ、操作ボタンに割り当てる機能を自由に選択できるようになる。
請求項4に係るコントローラの製造方法では、複数種類のコントローラのケーシングを製造する場合に必要となる所定の金型のおよび入れ子金型の種類を少なくすることができるようになる。
請求項5に係るコントローラの製造方法では、設備機器に備わる機能を発揮させるのに必要となる操作ボタンを設けるための孔を全て形成することができるようになる。
請求項6に係るコントローラの製造方法では、複数種類のコントローラを製造する場合において、金型を共通化させることができるようになる。
請求項7に係るコントローラの製造方法では、複数種類のコントローラを容易に製造することができるようになる。
請求項8に係るコントローラの製造方法では、ジャンパーを設けるか否かによって複数種類のコントローラを容易に製造することができるようになる。
請求項9に係るコントローラの製造方法では、操作ボタンの配置のバランスを良くすることができるようになり、コントローラの操作性をより一層向上させることが可能になる。
請求項10に係るコントローラの製造方法では、通常備わっている機能の部分の製造工程を一部共通化することができるようになる。
請求項11に係るコントローラの製造方法では、設備機器が空気調和装置のように複数の多様な種類の機能を備える設備機器であっても、機種の異なる空気調和装置のコントローラを製造することができるようになる。
請求項12に係るコントローラの制御基板では、できるだけ異なる工程を伴わないで容易に複数種類の設備機器の機種に対応したコントローラを製造することができるようになる。
請求項13に係るコントローラの制御基板では、設備機器から離れた場所からでも当該機能を設備機器に実行させることができるようになる。
<空気調和装置の全体構成>
本発明の一実施形態が採用された空気調和装置100の外観を図1に示す。
この空気調和装置100は、室内の壁面などに取り付けられる壁掛け式の室内機1と、室外に設置される室外機2とを備えている。
室内機1内及び室外機2内にはそれぞれ熱交換器が収納されており、各熱交換器が冷媒配管により接続されることにより冷媒回路を構成している。
また、室内機1には、図2において示すように、空気調和装置100に備わる各種機能を実行させるためのリモートコントローラ6があり、空気調和装置100から離れた場所からでも、リモートコントローラ6から制御命令(赤外線の信号)を送信することによって各種の運転が行われる。室内機1には、このようにリモートコントローラ6から送信されてくる制御命令を受信するための受信部4が設けられている。
<空気調和装置の冷媒回路の構成概略>
空気調和装置100の冷媒回路の構成を図3に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器10、アキュムレータ21、圧縮機22、四路切換弁23、室外熱交換器20および膨張弁24で構成される。
室内機1に設けられている室内熱交換器10は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機1には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器10に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン11が設けられている。このクロスフローファン11は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置されている。クロスフローファン11は、室内機1内に設けられる室内ファンモータ12によって回転駆動される。これらの室内熱交換器10、クロスフローファン11、室内ファンモータ12は、室内機ケーシングに収容されている。室内機ケーシングについては後に詳細に説明する。
室外機2には、圧縮機22と、圧縮機22の吐出側に接続される四路切換弁23と、圧縮機22の吸入側に接続されるアキュムレータ21と、四路切換弁23に接続された室外熱交換器20と、室外熱交換器20に接続された膨張弁24とが設けられている。膨張弁24は、液閉鎖弁26を介して配管に接続されており、この配管を介して室内熱交換器10の一端と接続される。また、四路切換弁23は、ガス閉鎖弁27を介して配管に接続されており、この配管を介して室内熱交換器10の他端と接続されている。また、室外機2には、室外熱交換器20での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン28が設けられている。このプロペラファン28は、室外ファンモータ29によって回転駆動される。
<空気調和装置の通常機能およびオプション機能>
通常の空気調和装置では、通常機能として「冷房運転機能」、「暖房運転機能」、「除湿運転機能」、「温度・風量・風向・タイマー設定機能」等の機能が備えられている。また、空気調和装置100には、このような通常機能とは別に選択可能に備えることができるオプション機能がある。
空気調和装置100においては、各種のオプション機能は空気調和装置100の機種によって選択的に備えるものであり、様々な組合せでオプション機能を備えた多種類の空気調和装置100の機種が存在する。室内機1および室外機2は、このように空気調和装置100の機種毎に構築された製造工程を経て製造されている。
このような空気調和装置100のリモートコントローラ6の製造についても機種毎に空気調和装置100に対応するように製造される。しかし、本発明の一実施形態であるリモートコントローラ6の製造方法によると、複数種類の空気調和装置100のリモートコントローラ6を製造する場合であっても、全く別個の製造工程を構築するのではなく、製造工程の一部を共通化することによって複数種類のリモートコントローラ6を容易かつ低廉に製造することができる。
ここでは、「いやし機能F1(超音波機能F11・マイナスイオン機能F12)」と、「パワフル機能F2」と、「カビないスF3」と、「エコ機能F4」との4つのオプション機能を、通常機能に対して選択可能に付加させることができる空気調和装置100に対応したリモートコントローラ6の製造方法を例に挙げて説明する。
<各種オプション機能>
[各種オプション機能の内容]
ここでは、オプション機能として、「いやし機能F1(超音波機能F11・マイナスイオン機能F12)」、「パワフル機能F2」、「カビないス機能F3」、「エコ機能F4」の4種類のオプション機能が存在する。
いやし機能F1とは、超音波機能F11と、マイナスイオン機能F12との両者を含んだ機能のことである。いやし機能F1が採用された空気調和装置100では、超音波機能F11と、マイナスイオン機能F12との両機能を備えていることになる。
超音波機能F11とは、人間に対して心地よさをもたらすように運転する運転機能である。具体的には、人間の耳には音として聞こえない超音波(超高周波音成分)に、自然界のリズム(1/f)で気流をゆるがせるような運転を行う。これによって、心身ともに安らいでいるときの人間の脳波であるα波を増大させることができるという効果が得られる。
マイナスイオン機能F12とは、森や森林等と同様のマイナスイオンを発生させる運転機能である。これによって、室内の人間に対して、心と身体のリラックス効果をもたらすことができる。
パワフル機能F2とは、通常の運転よりも風量および圧縮機の回転数を上げて、冬は温風、夏は冷風を20分の間集中に吹き出す運転機能(20分で自動的に通常運転に戻る)である。冷房・除湿冷房・暖房・加湿暖房の能力を一時的に引き上げて、室内をすばやく快適な状態にすることができる。帰宅時等に便利な機能である。
カビないス機能F3とは、冷房・除湿運転が終わったあと、自動的に約60分の間、送風運転を行い、エアコン内部の湿度を下げることによりエアコン内部を乾燥させてカビの繁殖を抑える運転機能である。この機能によると、エアコン内部を清潔に保つことができるようになり、繁殖したカビの菌を室内に戻ってしまうことを抑止することができるようになる。
エコ機能F4とは、固定タイマーを定めて冷房・暖房運転を行い、その固定タイマー時間中は外気温が涼しく・暖かくなると自動的に運転を止めるもしくは電源を落とすというように制御する運転機能である。
[各種オプション機能の組合せおよび優先順位]
上記4つのオプション機能を選択的に採用して複数種類の空気調和装置100を製造する場合には、採用されるオプション機能の組合せは32通り存在する。
なお、ここで、いやし機能F1と超音波機能F11とマイナスイオン機能F12とを採用する態様としては、「いやし機能F1(超音波機能F11およびマイナスイオン機能F12の両者)」と、「超音波機能F11」のみと、「マイナスイオン機能F12」のみとの3種類の組合せが存在する(図11参照)。また、これらのいやし機能F1と超音波機能F11とマイナスイオン機能F12とが全く採用されていない組合せも存在する。このようにして、空気調和装置100の機種によって採用されるオプション機能の組合せは、図11の表に示すように、32種類の組合せパターンが存在する。したがって、必要となるリモートコントローラ6も32種類の組合せ分が存在することになる。
また、上記4つのオプション機能には、優先順位が存在する。最も頻繁に利用される機能は優先順位が高く、利用頻度が低い機能は優先順位が低い。上記4種類の機能の優先順位は、1番がいやし機能F1(超音波機能F11・マイナスイオン機能F12)、2番がパワフル機能F2、3番がカビないス機能F3、4番がエコ機能F4という順番である。
<リモートコントローラの全体構成>
図4にリモートコントローラ6の分解図を示す。以下、この図4を参照しながら説明する。
リモートコントローラ6は、主に、制御基板30と、操作ボタンのゴム状板40と、液晶表示部50と、ケーシング60とから構成されている。
制御基板30は、電気回路31と、ジャンパー36と、送信部39とから構成されている。電気回路31には、様々な電装品と、接点32と、ピンヘッダ35等が電気配線などによって繋がれるようにして設けられている。図4において示されている電気回路31の裏面においては、各電装品、接点32やピンヘッダ35等との間が電気配線およびハンダ付けにより接続されている。この電気回路31に接続された送信部39によって、空気調和装置100に対して機能に応じた赤外線を送信することができる。接点32は、電気回路31の一部を構成しており、通常では被接続状態となっているが、上から押されることによって接続状態となる。接点32が接続状態となると、電気回路31によって送信部39から空気調和装置100の受信部4に対して赤外線の制御信号が送信される。ピンヘッダ35は、電気回路31の一部を構成しており、2端子を一組として、10本で5組が配置されている。この5組のピンヘッダ35は、互いに接続される態様によって、構築される電気回路31が異なるように設けられている。これによって、ピンヘッダ35の接続態様毎に、上記接点32が接続された際に送信部39から送信される制御信号が異なるようになる。ジャンパー36は、このピンヘッダ35の2端子間を電気的に接続することができ、ジャンパー36が有る場合には1組のピンヘッダ35が接続された状態となり、ジャンパー36が無い場合にはピンヘッダ35は接続されていない状態となる。ここでのジャンパー36によるピンヘッダ35の接続態様は上述したように32通り存在する(図12参照)。ジャンパー36は、電気回路31上において、ピンヘッダ35の2端子を挟み込むようにして設置される。ジャンパー36は、ジャンパーJ1、ジャンパーJ2、ジャンパーJ3、ジャンパーJ4、ジャンパーJ5の5つがあり、ピンヘッダ35(10本で5組)に対してそれぞれ設置される。送信部39は、電気回路31と接続されており、接点32が接続されると電気が通ることによって、接点32に割り当てられた機能に応じた赤外線の制御信号を空気調和装置100の受信部4に対して送信する。
操作ボタンのゴム状板40は、図4に示すように、ゴム状の操作ボタンB1〜B16と、ゴム状の板状部分41とから構成されている。このうち、操作ボタンB1〜B12までは上述した通常機能に割り当てられ、操作ボタンB13〜B16までは上述したオプション機能F1、F11、F12、F2、F3、F4に対して割り当てられている(図6参照)。ここで、操作ボタンB1〜16は、それぞれ、上述した制御基板30の電気回路31上に設けられた接点32の位置に対応するようにして配置される。これらの操作ボタンB1〜B15は、ゴム状の板状部分41によってそれぞれが繋がって形成されている。なお、操作ボタンのゴム状板40の操作ボタン部分は、この上部ケーシング60aに形成された複数の孔部分から外部にはみ出すようにして、上部ケーシング60aと組み合わされる。
液晶表示部50は、図4に示すように、上部ケーシング60aと下部ケーシング60bとの間に挟まれるようにして配置される。この液晶表示部50は、上述した制御基板30の電気回路31と接続され、電気回路31に制御されることによって上記複数種類の機能のうち運転中の機能が表示される。
ケーシング60は、図4に示すように、孔の設けられた上部ケーシング60aと、上部ケーシング60aと組み合わさるように形成される下部ケーシング60bとから構成されている。上部ケーシング60aは、複数の孔が形成されている。上部ケーシング60aに形成される孔の数・配置は空気調和装置100の機種によって異なるが、後述する金型61a、61bおよび入れ子金型62〜66を用いて空気調和装置100の機種毎に合った上部ケーシング60aが形成される(図5参照)。下部ケーシング60bは、上部ケーシング60aと共に上述の制御基板30、操作ボタンのゴム状板40、液晶表示部50等を内部に収納する。なお、図4においては省略しているが、下部ケーシング60bには、電池を入れることができるような凹部が形成されており、この凹部を覆うための蓋によって閉じることができるようになっている。
<リモートコントローラの製造流れ>
図13において、リモートコントローラ6の製造方法の流れを示す。
リモートコントローラ6の製造方法は、主に、回路形成工程S1と、操作ボタン設置工程S2と、機能設定工程S3と、ケーシング形成工程S4との4つの工程から構成される。
[回路形成工程S1]
回路形成工程S1では、オプション機能F1、F11、F12、F2、F3、F4の全ての制御信号を送信部39に送信させることが可能な電気回路31を構築する。ここでは、後述する機能設定工程S3においてジャンパー36を設置するための10本(5組)のピンヘッダ35を、オプション機能F1、F11、F12、F2、F3、F4の全ての制御信号を送信しうるように電気配線を構築して電気回路31上に設置する。また、電気回路31上に複数の接点32を配置して、接点32によって電気回路31の入り切りが可能な状態にする。そして、この電気回路31に対して、電気回路31上の接点32が接続状態になると赤外線の信号を送信できるように送信部39を接続する。
[操作ボタン設置工程S2]
操作ボタン設置工程S2では、ゴム状の操作ボタンB1〜B16と、ゴム状の板状部分41とから構成される操作ボタンのゴム状板40を形成し、電気回路31上に配置された接点32を実際に入り切りさせるために、接点32に対応する位置にそれぞれ操作ボタンB1〜B16を配置させる。ここでは、図4に示すように、制御基板30の上に、電気回路31の接点32と対応する位置に配置されるようにして、操作ボタンのゴム状板40の操作ボタンB1〜B16をセットする。なお、空気調和装置100の機種によっては採用されるオプション機能が少なくなる場合があるが、このような場合には、操作ボタンのゴム状板40のうちの不必要な操作ボタンの部分をカットする作業を行う。
なお、操作ボタン設置工程S2において形成される操作ボタンのゴム状板40の操作ボタン総数は、金型61a、61bによって形成可能な孔の総数および配置に対応するようにして形成される(図5参照)。
[機能設定工程S3]
機能設定工程S3では、オプション機能F1、F11、F12、F2、F3、F4のうちいずれかを操作ボタンB13、B14、B15、B16に対して任意に割り当てる。ここでは、制御基板30上に設置されているピンヘッダ35に対して、ジャンパー36(ジャンパーJ1、ジャンパーJ2、ジャンパーJ3、ジャンパーJ4、ジャンパーJ5)を設置する。そして、オプション機能F1、F11、F12、F2、F3、F4のうち採用する機能に対応するようにジャンパー36を設置する。
ここでは、電気回路31が空気調和装置100に実行させることができるオプション機能F1、F11、F12、F2、F3、F4のうち、製造しようとする空気調和装置100に備わる機能だけを選択して、その空気調和装置100のリモートコントローラ6の操作ボタンB13、B14、B15、B16に割り当てることができる。ここで、空気調和装置100の機種によっては、操作ボタンB13、B14、B15、B16の全てに機能が割り当てられるとは限らず、余った操作ボタンは上述のようにカットされる。また、オプション機能が割り当てられた操作ボタンを押すことによって接点32が接続され、その接点に割り当てられたオプション機能を空気調和装置100に実行させることができる。
また、機能設定工程S3における機能の割当てにおいては、オプション機能毎に定められた優先順位に基づいて、電気回路31上の接点32のうち操作しやすい操作ボタンから優先的に割り当てていく。操作ボタンについてもその配置・大きさによって優先順位があり、1番が操作ボタンB13、2番が操作ボタン14、3番が操作ボタン15、4番が操作ボタン16という順番に優先して機能が割り当てられる。オプション機能についての優先順位は、1番がいやし機能F1(超音波機能F11・マイナスイオン機能F12)、2番がパワフル機能F2、3番がカビないス機能F3、4番がエコ機能F4という順番であり、これらが操作ボタンの優先順位に従って割り当てられる。
ここで、採用しうるオプション機能の組合せのパターンを、図11に示す。ここでは、操作ボタンB13、B14、B15、B16に対応して、32通りの組合せが表されている。例えば、操作ボタンB13に超音波機能F11を、操作ボタンB14にカビないス機能F3を、操作ボタンB15にエコ機能F4を割り当てる場合には(図11参照)、ジャンパー36の5つのうち、ジャンパーJ1は「有」、ジャンパーJ2は「有」、ジャンパーJ3は「無」、ジャンパーJ4は「有」、ジャンパーJ5は「有」という設定(図12参照)となるように5つのジャンパー36の設置状態を切り換える。ここで、ジャンパーの「有」とは、対応するピンヘッダ35に対してジャンパー36が設置されており電気的に接続されているという意味であり、「無」とは、対応するピンヘッダ35に対してジャンパー36が設けられておらず電気的に接続されていないという意味である。この例の場合には、図7に示すように、操作ボタンB16が設けられていないリモートコントローラ6が製造される。
以下、オプション機能の組合せのパターンを示す表である図11および図11の表に対応させたジャンパーの有無の状態を示す表である図12を参照しながら、製造可能な複数種類のリモートコントローラ6について説明する。まず、最大機能数である4つのオプション機能を採用した空気調和装置100の機種の場合には、図6に示すようなリモートコントローラ6の製造が可能である。この場合には、いやし機能F1(超音波機能F11、マイナスイオン機能F12)、パワフル機能F2、カビないス機能F3、エコ機能F4の順番に、操作ボタンの優先順位にしたがって配置する。このためには、操作ボタンの優先順位に対応する位置の電気回路31上の接点32に対して目的の機能が割り当てられるように、ジャンパー36を設置する。具体的には、図12のジャンパー36の有無を示す表に従って、ジャンパー36の設置作業を行う。また、3つの機能が採用されている場合には、図7に示すように、操作ボタンB13、B14、B15とが形成され、これらの優先順位に従って機能を各接点に割り当てたリモートコントローラ6の製造が可能である。2つの機能が採用されている場合には、図8に示すようなリモートコントローラ6の製造が可能で、1つの機能が採用されている場合には、図9に示すようなリモートコントローラ6の製造が可能である。オプション機能が何も採用されず通常機能のみからなる機種の場合には、図10に示すように、操作ボタンB13〜B16のための孔O13、O14、O15、O16の全てが閉じられて、対応する接点32には機能が割り当てられないようなリモートコントローラ6の製造が可能である。
[ケーシング形成工程S4]
ケーシング形成工程S4では、製造しようとする空気調和装置100の備える機能に対応したリモートコントローラ6の上部ケーシング60aを、金型61a、61bと、入れ子金型62,63、64,65,66とによって形成する。ここでの孔O3、O4、O5、O6は、操作ボタンのゴム状板40における操作ボタンの配置と、操作ボタンの大きさに対応するようにして、金型61a、61bと、入れ子金型63、64,65,66とを組み合わせることによって形成される。ここで、空気調和装置100の機種によっては、孔O3、O4、O5、O6の全てに機能が割り当てられた操作ボタンが配置されるとは限らず、不必要な孔がある場合には入れ子金型62,63、64,65を用いて孔が埋められた上部ケーシング60aが形成される。
図5(a)に上部ケーシング60aを成形するための金型61aおよび金型61bを、図5(b)に5つの入れ子金型62〜66を示す。ここで、入れ子金型62〜66は、金型61aに対してセットされるようにして用いられる。図5においては、入れ子金型66が、金型61aに対してセットされている状態を示している。
上部ケーシング60aは、通常機能の部分の孔は空気調和装置100の機種が異なっても同じであるが、オプション機能の部分の孔O13、O14、O15、O16については空気調和装置100の機種によって採用されているオプション機能の種類や数が異なるため、これに応じて形成される孔が異なってくる。一度に採用しうるオプション機能は、いやし機能F1(超音波機能F11、マイナスイオン機能F12)と、パワフル機能F2と、カビないス機能F3と、エコ機能F4と4つの機能であり、このうちのどのオプション機能が採用されているかによって上部ケーシング60aの形成工程が変わる。すなわち、採用されるオプション機能の種類や数に応じて、入れ子金型62、63、64、65、66を用いて、オプション機能の種類や数に従った孔が形成された上部ケーシング60aを製造する。最大では4つの孔O1、O2,O3,O4が形成された上部ケーシング60aが製造されることになる(図4参照)。なお、上部ケーシング60aに設けられる4つの孔O1、O2,O3,O4には、操作ボタンの配置の優先順位に対応した優先順位が定められており、孔O1、孔O2,孔O3,孔O4の順に優先されて形成される。すなわち、不必要な孔がある機種の場合には、孔O4、孔O3,孔O2,孔O1の順番に閉じるように、入れ子金型66、65、64、63の順に用いるようにして上部ケーシングを形成することになる。
例えば、操作ボタンB13に超音波機能F11を、操作ボタンB14にカビないス機能F3を、操作ボタンB15にエコ機能F4を割り当てるようにジャンパー36の設定を行う場合には、3つの孔O13、O14、O15が形成されるように、入れ子金型65を用いて上部ケーシング60aの成形を行う。この例の場合には、図7に示すように、操作ボタンB16が設けられていないリモートコントローラ6が製造される。
なお、採用された機能については、上部ケーシング60aが形成された後に、その機能を対応する孔の近傍にプリントしたり、対応する操作ボタンの部分にプリントしたりして、割り当てられている機能がわかるようにする。
以上のようにして、複数種類の空気調和装置100毎のリモートコントローラ6が製造される。
<特徴>
(1)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法では、できるだけ異なる製造工程を伴わないで、多くの種類の空気調和装置100の機種に対応したリモートコントローラ6を製造することができる。
すなわち、操作ボタンB13、B14、B15、B16に割り当てる機能を選択することによって複数種類の空気調和装置100に対応したリモートコントローラ6の製造が可能となる。採用されている機能が異なる複数種類の空気調和装置100のリモートコントローラ6を製造するような場合であっても、採用されている機能を実行させるための制御信号を送信できるようにリモートコントローラ6製造することによって、機種に応じたリモートコントローラ6の製造が可能となる。このため、全く新たな別の電気回路や接点等を設ける必要が無い。また、異なる機種に対応したリモートコントローラ6を製造する場合でも、電気回路31やケーシング60の製造工程等の一部を共通化させることができるようになる。このため、空気調和装置100の機種毎のリモートコントローラ別に製造工程を構築する必要が無く、様々な機種のリモートコントローラ6を製造する場合の製造コストを低減させることができる。
(2)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法では、操作ボタンB1〜B16が複数箇所に設けられている。このため、機種の異なる空気調和装置100のリモートコントローラ6を製造する場合であっても、操作ボタンが複数箇所に設けられていることから、これらの操作ボタンB1〜B16の配置を互いに比較して各操作ボタンに対してより操作し易いように機能を割り当てることができる。これにより、製造されるリモートコントローラ6の操作性を向上させることができる。
(3)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法では、ジャンパー36の設置の有無によってピンヘッダ35の接続態様を変換できるため、ジャンパー36の設置作業を行う程度で、容易に目的のオプション機能が割り当てられたリモートコントローラ6を製造できるようになる。このため、採用される機能が異なる空気調和装置100のリモートコントローラ6を製造する場合であっても、機能に従ったジャンパー36の設置作業を行う程度で、容易に複数種類のリモートコントローラ6を製造できる。
(4)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法では、金型61a、61b、入れ子金型66のみから形成されるケーシング60だけでなく、金型61a、61bと入れ子金型63、64,65,66とを合わせ用いて形成されるケーシング60をも製造することができる。このため、複数種類のリモートコントローラ6の上部ケーシング60aを製造する場合に必要となる金型としては、金型61a、61bおよび入れ子金型62、63,64,65,66のみで足りるようになる。したがって、機種の異なる空気調和装置100のリモートコントローラ6の上部ケーシング60aを製造する場合にであっても、別途新たな金型を設ける必要がなく、製造コストを低減させることができる。
(5)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法では、複数のオプション機能毎に優先順位が定められている。そして、この優先順位に従って操作ボタンに対する機能の割当てが行われる。これにより、優先順位の高い機能を操作し易い配置の操作ボタンに割り当てることができ、操作ボタンの配置のバランスを良くすることができる。したがって、リモートコントローラ6の操作性をより向上させることができる。
(6)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法によって製造されるリモートコントローラ6は、送信部39から送信される赤外線の制御信号によって空気調和装置100の受信部4に受信されるため、離れた場所からでも空気調和装置100の操作が可能であり、操作時に空気調和装置100の設置場所まで行く必要が無い。
(7)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法は、オプション機能についての製造方法であるため、通常機能の部分の製造工程を一部共通化させることができるようになる。したがって、オプション機能を備えるか否かによって複数種類存在する空気調和装置100のリモートコントローラ6についても、できるだけ製造工程の変更を伴わないで製造することが可能となる。
<他の実施形態>
(1)
上記実施形態におけるリモートコントローラ6の製造方法においては、ケーシング60と操作ボタンB1〜B16とが別々に構成されている。しかし、リモートコントローラ6における操作ボタンB1〜B16は、リモートコントローラ6のケーシング60自体を弾力性のある素材で形成して、電気回路31の接点32を入り切りできるようにして上部ケーシングと一体に形成されたものであってもよい。また、ケーシング60に設けられた液晶表示部50の操作部分に操作ボタンに対応するアイコン等を表示させて、画面上のアイコンに触れることで操作するものであってもよい。
(2)
上記実施形態においては、離れた位置からリモートコントローラ6を用いて制御信号を送信するという構成のリモートコントローラの製造方法である。しかし、電気コード等によって室内機と直接接続され、その電気コードを介して制御信号が送信されるようなコントローラであってもよい。
(3)
上記実施形態においては、操作ボタン設置工程S2において設けられる操作ボタンの総数は、機能設定工程S3において割り当てられる機能によって異なっている。
しかし、操作ボタン設置工程S2において設けられる操作ボタンの総数は、機能設定工程S3において割り当てられる機能が異なっても一定となるようにしてもよい。この場合には、空気調和装置100の機種が異なっても、各機種に備わっている操作ボタン数が変わらないことになる。このため、各機種のリモートコントローラ6に必要な孔の数についても変化が無いことになる。したがって、各機種のリモートコントローラ6を製造する場合において、金型を共通化させることができるようになり、必要な入れ子金型を1つにすることができる。
(4)
上記実施形態においては、ジャンパー36は、ピンヘッダ35に対してセットされるか否か(ジャンパー36の有無)によって電気回路31の接続状態を変換している。
しかし、切り換えスイッチを備えたジャンパーであって、ピンヘッダ35に対してセットされた状態においてそのスイッチを入り切りすることにより電気回路31の接続状態を変換できるジャンパーを用いてもよい。
本発明に係るリモートコントローラの製造方法によると、できるだけ異なる工程を伴わないで多くの設備機器の機種に対応したコントローラを製造することができるので、異なる機能を備える設備機器のリモートコントローラを製造する場合に特に有用である。
空気調和装置の外観構成図。 空気調和装置とリモートコントローラとの外観構成図。 空気調和装置の冷媒回路図。 リモートコントローラの分解図。 (a)ケーシングを製造するための金型および入れ子金型の外観構成図。
(b)他の入れ子金型の外観構成図。
4つのオプション機能を備えたリモートコントローラの正面図。 3つのオプション機能を備えたリモートコントローラの正面図。 2つのオプション機能を備えたリモートコントローラの正面図。 1つのオプション機能を備えたリモートコントローラの正面図。 オプション機能を備えていないリモートコントローラの正面図。 4つのオプション機能の選択組合せ表。 4つのオプション機能の選択組合せに沿ったジャンパーの有無を示す表。 複数種類のリモートコントローラを製造可能な製造方法の流れ図。
符号の説明
6 リモートコントローラ
30 制御基板
31 回路(電気回路)
32 接点
35 被接続部(ピンヘッダ)
36 接続部(ジャンパー)
60 ケーシング
61a、61b 金型
62,63,64,65,66 入れ子金型
100 空気調和装置
B13、B14、B15、B16 操作ボタン(第1操作ボタン、第2操作ボタン)
F1 第1機能(オプション機能)
F2 第2機能(オプション機能)
F3 機能(オプション機能)
O13、O14、O15、O16 孔
S1 回路形成工程
S2 操作ボタン設置工程
S3 機能設定工程
S4 ケーシング形成工程

Claims (13)

  1. 設備機器(100)のコントローラ(6)の製造方法であって、
    接点(32)を有し複数の機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)を前記設備機器(100)に実行させることが可能な回路(31)を形成する回路形成工程(S1)と、
    前記接点(32)の入り切りが可能な操作ボタン(B13,B14、B15、B16)を設ける操作ボタン設置工程(S2)と、
    前記複数の機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)のうちいずれかを前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)に任意に割り当てる機能設定工程(S3)と、
    を備えたコントローラ(6)の製造方法。
  2. 前記操作ボタン設置工程(S2)では、少なくとも第1操作ボタンと第2操作ボタンとの2つを設ける、
    請求項1に記載のコントローラ(6)の製造方法。
  3. 前記回路形成工程(S1)では、少なくとも第1機能と第2機能と第3機能との3つの機能を前記設備機器(100)に実行させることが可能な回路を形成し、
    前記機能設定工程(S3)では、前記第1機能と第2機能と第3機能とのうち少なくともいずれか2種類以上の機能を、前記第1操作ボタンと前記第2操作ボタンとに割り当てる、
    請求項2に記載のコントローラ(6)の製造方法。
  4. 少なくとも前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)に割り当てられた機能の種類と、機能の数と、前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)の配置と、前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)の大きさとのうちのいずれかに基づいて、所定の金型(61a、61b)と前記所定の金型(61a、61b)に対応する入れ子金型(62、63、64、65、66)とによって孔(O13、O14,O15,O16)が設けられたケーシング(60)を形成するケーシング形成工程(S4)をさらに備えた、
    請求項1から3のいずれかに記載のコントローラ(6)の製造方法。
  5. 前記操作ボタン設置工程(S2)において設けられる前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)の総数は、前記所定の金型(61a、61b)および前記入れ子金型(62,63,64,65,66)によって形成可能な孔(O3、O4、O5、O6)の総数以下である、
    請求項4に記載のコントローラ(6)の製造方法。
  6. 前記操作ボタン設置工程(S2)において設けられる前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)の総数は、前記機能設定工程(S3)において割り当てられる機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)が異なっても一定である、
    請求項1から3のいずれかに記載のコントローラ(6)の製造方法。
  7. 前記回路(31)は、複数の被接続部(35)を有し、
    前記機能設定工程(S3)において前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)に割り当てる機能は、前記複数の被接続部(35)が互いに接続される態様によって選択可能であり、
    前記機能設定工程(S3)における前記機能の割当ては、前記複数の被接続部(35)のいずれかを互いに接続する接続部(36)を用いて行う、
    請求項1から6のいずれかに記載のコントローラ(6)の製造方法。
  8. 前記接続部(36)は、前記被接続部(35)に対するジャンパーである、
    請求項7に記載のコントローラ(6)の製造方法。
  9. 前記機能設定工程(S3)における前記機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)の割当ては、前記複数の機能毎に定められた優先順位に基づいて行う、
    請求項1から8のいずれかに記載のコントローラ(6)の製造方法。
  10. 前記複数の機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)は、前記設備機器(100)において通常備わっている機能以外の機能であるオプション機能である、
    請求項1から9のいずれかに記載のコントローラ(6)の製造方法。
  11. 前記設備機器(100)は、空気調和装置である、
    請求項1から10のいずれかに記載のコントローラ(6)の製造方法。
  12. 操作ボタン(B13,B14、B15、B16)とケーシング(60)とを含む設備機器(100)のコントローラ(6)に備えられる制御基板(30)であって、
    前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)によって入り切りされる複数の接点(32)と、複数の被接続部(35)とを有しており、複数の機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)を前記設備機器(100)に実行させることが可能な回路(31)と、
    前記複数の機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)のうちいずれかを前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)に任意に割り当てるように前記複数の被接続部(35)のうちのいずれかを互いに接続する接続部(36)と、
    を備えたコントローラ(6)の制御基板(30)。
  13. 前記回路(31)に接続され、前記操作ボタン(B13,B14、B15、B16)に割り当てられた前記機能(F1、F11、F12、F2、F3、F4)を前記設備機器(100)に対してワイヤレスに実行させる無線送信部(39)をさらに備えた、
    請求項12に記載のコントローラ(6)の制御基板(30)。
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