JP2005074277A - Heat exchanger of garbage treatment apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、微生物の力を利用して生ごみを分解処理する生ごみ処理装置の熱交換器に関するものである。 The present invention relates to a heat exchanger of a garbage processing apparatus that decomposes garbage using the power of microorganisms.
近年、微生物の力を利用して有機物及び水分を有する生ごみを環境に影響を与えない程度に分解処理(発酵)する生ごみ処理装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art In recent years, there has been provided a garbage processing apparatus that uses microorganisms to decompose (ferment) garbage having organic matter and moisture so as not to affect the environment (see, for example, Patent Document 1).
この種の生ごみ処理装置では、生ごみ処理槽の内部にバイオチップと称される木質細片などの担体を生ごみ処理材として充填してあり、生ごみ処理層に投入された生ごみを、生ごみ処理材に生息する微生物の働きで発酵させて分解処理するようになっている。生ごみ処理槽からの排気には、生ごみを分解する際に発生するガス成分が含まれるため、この排気をヒータで高温に加熱した後、触媒と接触させて脱臭する脱臭装置が設けられている。また図10に示すように、生ごみ処理槽2の下部には熱交換器20が設置されており、熱交換器20の内部に蛇行するように配設されたダクトホース21に脱臭後の高温の排気を通して、生ごみ処理槽2内に投入された生ごみ処理材との間で熱交換を行わせ、生ごみ処理材に生息する微生物の活動に好適なように生ごみ処理材を加熱していた。
In this kind of garbage processing equipment, the garbage processing tank is filled with a carrier such as a wood chip called biochip as a garbage processing material, and the garbage input to the garbage processing layer is collected. In addition, it is fermented and decomposed by the action of microorganisms that inhabit the garbage treatment material. Since the exhaust from the garbage treatment tank contains gas components that are generated when the garbage is decomposed, a deodorizing device is provided that deodorizes the exhaust by heating it to a high temperature with a heater and then contacting it with the catalyst. Yes. Further, as shown in FIG. 10, a
上述した生ごみ処理装置の熱交換器20では、熱交換器20の内部にダクトホース21を引き回していたため、組立作業の作業性が悪いという問題があった。また、排気を通すためにダクトホース21を用いているため、ダクトホース21と生ごみ処理槽2との接触面積を大きくとることができず、熱交換の効率が悪いという問題もあった。
In the
そこで、本出願人は、上記問題を解決するために、組立作業が容易で熱交換の効率を高めた生ごみ処理装置の熱交換器について既に出願している。この生ごみ処理装置の熱交換器は、図11に示すように、生ごみ処理槽の外側面との接触面の形状が生ごみ処理槽の外側面に沿うような形状に形成され、生ごみ処理槽の外側面と接触面とを面接触させた状態で生ごみ処理槽に取り付けられる中空の熱交換器本体10を備え、熱交換器本体10の内部を仕切板10eで仕切ることによって空気の流路10fを形成し、この流路10fの一方の端にヒータで暖められた空気が流入する吸気口10cを設けるとともに、他方の端に空気を排出する排気口10dを設けているものである。
Therefore, in order to solve the above-mentioned problem, the present applicant has already filed an application for a heat exchanger of a garbage disposal apparatus that is easy to assemble and has improved heat exchange efficiency. As shown in FIG. 11, the heat exchanger of this garbage disposal apparatus is formed so that the shape of the contact surface with the outer surface of the garbage treatment tank is along the outer surface of the garbage treatment tank. A hollow
しかし、図12に示すように、熱交換器本体10の折り返し部10gの前後では空気の流れる方向が略逆向きに反転することになり、空気の流れる方向が急激に変化するため、空気が仕切板10eの先端を通過した辺りで流れの剥離が発生して、剥離域(図12中のA部)が形成され、折り返し部10gの前後では大きな圧損が発生する。そして、生ごみ処理槽の幅が広がると、熱交換器本体10の幅も広がり、流路10fの折り返し回数が増えるため、全体の圧損が大きくなって、ブロアの吸引能力が不足する可能性がある。
However, as shown in FIG. 12, the air flow direction is reversed in the substantially reverse direction before and after the folded
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、折り返し部の前後における圧損を低減することができ、熱交換の効率を更に向上させることができる生ごみ処理装置の熱交換器を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and the object of the present invention is to reduce the pressure loss before and after the folded portion and to reduce the heat exchange efficiency. The object is to provide a heat exchanger for the apparatus.
上記課題を解決するために、本願発明は、生ごみ処理槽の内部に投入された生ごみを減量処理する生ごみ処理装置に用いられ、生ごみ処理槽内部の生ごみと熱交換を行うことで生ごみを加熱する熱交換器であって、生ごみ処理槽の外側面との接触面の形状が生ごみ処理槽の外側面に沿うような形状に形成され、生ごみ処理槽の外側面と接触面とを面接触させた状態で生ごみ処理槽に取り付けられる中空の熱交換器本体を備え、熱交換器本体の内部を仕切板で仕切ることによって流路を形成し、前記流路の一方の端に流入口を設けるとともに、前記流路の他方の端に流出口を設け、前記仕切板は熱交換器本体の内壁から反対側の内壁に向かって突出し、該仕切板の先端付近には流れる方向が略逆向きに反転する折り返し部が形成されており、該折り返し部に流れを整流する整流機構を配置し、前記整流機構は、両端部が前記仕切板の延長線で区切られた2つの空間にそれぞれ位置するようにし、該延長線に対して線対称な形状としたものである。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is used in a garbage treatment device for reducing the amount of garbage thrown into the garbage treatment tank, and performs heat exchange with the garbage inside the garbage treatment tank. A heat exchanger that heats the garbage in the outer surface of the garbage treatment tank, wherein the shape of the contact surface with the outer surface of the garbage treatment tank is formed along the outer surface of the garbage treatment tank. And a hollow heat exchanger main body attached to the garbage treatment tank in a state where the contact surface is in surface contact, and forming a flow path by partitioning the inside of the heat exchanger main body with a partition plate, An inlet is provided at one end, and an outlet is provided at the other end of the flow path, and the partition plate projects from the inner wall of the heat exchanger body toward the inner wall on the opposite side, near the tip of the partition plate. Is formed with a folded portion where the flow direction is reversed in a substantially opposite direction, A rectifying mechanism for rectifying the flow is disposed in the return portion, and the rectifying mechanism is arranged symmetrically with respect to the extension line so that both ends are located in two spaces separated by the extension line of the partition plate, respectively. It is a simple shape.
本願発明の生ごみ処理装置の熱交換器においては、整流機構により流体を整流することで、折り返し部で流れの剥離が起こりにくくなって、乱流の発生が抑制され、折り返し部の前後における圧損を低減でき、熱交換の効率を更に向上させることができる。 In the heat exchanger of the garbage processing apparatus according to the present invention, flow rectification is rectified by a rectifying mechanism, so that flow separation is less likely to occur at the folded portion, turbulent flow is suppressed, and pressure loss before and after the folded portion. The heat exchange efficiency can be further improved.
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図4に基づいて説明する。
(Embodiment 1)
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
生ごみ処理装置のハウジング1には、上面が開口した箱状の金属製の生ごみ処理槽2が内装されており、生ごみ処理槽2の内部には、微生物が生息するおが屑状の木質細片のような担体からなる生ごみ処理材(所謂バイオチップ)が充填してある。ハウジング1の上面には生ごみ投入口(図示せず)が開口し、この生ごみ投入口に開閉自在な蓋を設けてあり、蓋を開けて生ごみ投入口から生ごみ処理槽2内に生ごみを投入できるようになっている。
The housing 1 of the garbage disposal apparatus includes a box-shaped metal
ハウジング1内には生ごみ処理槽2に隣接してオーバーフロー槽5を設けてある。生ごみ処理槽2およびオーバーフロー槽5の内部には撹拌羽根3aを有する撹拌軸3が架設してあり、モータ4によって撹拌軸3が回転し、生ごみ処理槽2内に充填した生ごみ処理材を撹拌することで、生ごみ処理槽2に投入された生ごみが分解処理される。また、生ごみ処理槽2とオーバーフロー槽5とを仕切る仕切板6の上部には開口部6aが貫設してあり、撹拌羽根3aを通常時と逆回転させたときに生ごみ処理槽2内に充填された生ごみ処理材が開口部6aを通ってオーバーフロー槽5の方へオーバーフローするようになっている。ここで、生ごみ処理槽2およびオーバーフロー槽5の底部の断面形状は、撹拌羽根3aよりも若干大径の半円形状となっており、生ごみ処理槽2およびオーバーフロー槽5の底部に溜まった生ごみ処理材を撹拌羽根3aにより隅々まで撹拌できるようになっている。尚、図3及び図4では生ごみ処理槽2およびオーバーフロー槽5の側方の壁を省略して図示してあるが、図示しない側壁によって閉塞されている。
An
ところで、微生物が生ごみを分解処理する過程でガスや湿気が発生するので、生ごみ処理槽2内部の臭気を含んだ湿った空気を外部に排気するための排気口(図示せず)が生ごみ処理槽2の上部に設けられており、この排気口にはフィルタ7が設けてある。そして、排気口からフィルタ7を通して排気された空気の排気経路には、酸化触媒型の脱臭器8と熱交換器9とが設けられ、熱交換器9よりも下流側にはブロア11が設けられている。
By the way, since microorganisms generate gas and moisture during the process of decomposing garbage, an exhaust port (not shown) for exhausting moist air containing odor inside the
脱臭器8はヒータと白金触媒のような酸化触媒とを内部に備え、送り込まれた排気をヒータによって200〜400℃程度の高温に加熱し、この高温に加熱された排気を酸化触媒と接触させることで、臭気成分の酸化分解を促進して脱臭している。
The
熱交換器9の熱交換器本体10は、図1(a)(b)に示すように、断面J字状の主板10a,10aを所定の間隔を開けて対向配置し、その周縁部を側板10bで覆うことにより、中空の箱形に形成される。熱交換器9の上部には吸気口10cおよび排気口10dが左右両側に設けられ、また熱交換器9の内部は主板10aから立設された仕切板10eによって仕切られて、吸気口10cから排気口10dへと蛇行するような流路10fが形成されている。さらに、流路10fの折り返し部10gには、空気の流れを整流するガイド板16(ガイド部材)が配置されている。ここで、熱交換器本体10の生ごみ処理槽2との接触面(すなわち内側の主板10a)の形状は、生ごみ処理槽2の底部の形状に沿うような形状に形成されているので、熱交換器本体10の接触面(主板10a)と生ごみ処理槽2の裏面とを面接触させることができ、熱交換の効率を高めることができる。
As shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b), the
上述のように生ごみ処理槽2からの排気経路の途中にはフィルタ7、脱臭器8および熱交換器9が設けられており、ブロア11を作動させて生ごみ処理槽2内部の空気を吸引すると、生ごみ処理槽2内部の空気が排気口を介してフィルタ7に送り込まれ、フィルタ7により塵埃が除去された後、脱臭器8に送り込まれる。脱臭器8は送られた排気をヒータにより加熱して、酸化触媒と接触させることで臭気成分の酸化分解を促進して脱臭しており、脱臭後の高温の排気は熱交換器9の吸気口10cに送り込まれる。吸気口10cから熱交換器本体10内に流入した高温の排気は、熱交換器本体10の内部に設けた流路10fを通り、生ごみ処理槽2内に投入された生ごみ処理材との間で熱交換を行うことで、生ごみ処理材を微生物の活動に好適な温度まで暖めた後、排気口10dを通してブロア11に送り込まれ、ブロア11から消音器15を介して外部に排気される。尚、図3及び図4では、フィルタ7と脱臭器8との間、脱臭器8と熱交換器9の間、熱交換器9とブロア11との間をそれぞれ接続するダクトを省略して図示してある。
As described above, the
また、生ごみ処理槽2の上部には吸気口12aが開口しており、この吸気口12aに連通して吸気ダクト12が設けられている。而して、ブロア11を作動させて排気を行うと、ハウジング1の下部に設けた外気取入口(図示せず)から吸気ダクト12および吸気口12aを通して生ごみ処理槽2の内部に外気が送り込まれ、生ごみ処理材に生息する微生物に新鮮な酸素を供給することで、その活動を活性化させることができる。
In addition, an
さらに、図1(a)に示すように吸気口12aに連通する吸気ダクト12は熱交換器9に隣接して設けられており、外部から生ごみ処理槽2内に流入する空気が熱交換器本体10の表面と接触するように、空気の流入経路を形成しているので、熱交換器9の上側の側板10bが熱交換面となって、吸気ダクト12を通って生ごみ処理槽2に流入する空気と、熱交換器9内の流路10fを流れる熱風との間で熱交換を行うことで、外部より吸引される空気を暖めているから、冷たい外気が流入することで生ごみ処理槽2に充填された生ごみ処理材の温度が下がるのを防止し、生ごみ処理材の保温性を高めることができる。
Further, as shown in FIG. 1 (a), the
また、撹拌軸3は通常一方向(図1(b)中の反時計回り)に回転しているため、撹拌羽根3aの回転によって生ごみ処理槽2の内部に充填された生ごみ処理材14(図中の斜線部)の上面は図中右上がりに傾斜する。したがって、図1(b)に示すように撹拌羽根3aの回転によって生ごみ処理材14が片側に片寄っている状態で、生ごみ処理槽2の裏面における生ごみ処理材14の存在する部分の略全体を覆うことができるような形状に熱交換器本体10を形成しても良い。このように生ごみを分解処理する際に加熱対象の生ごみ処理材が実際に存在する部分を暖めることにより、熱交換器9内の流路10fを流れる熱風と、生ごみ処理槽2内に充填された生ごみ処理材との熱交換の効率をさらに高めることができる。
Further, since the stirring
なお、本実施形態では熱交換器9に隣接して吸気ダクト12を設けているが、図5に示すようにフィルタ7と脱臭器8との間をつなぐダクト13を熱交換器9に隣接して設け、ヒータに流入する空気が熱交換器本体10の表面と接触するように、ヒータに流入する空気の流入経路を形成しても良く、熱交換器9の上側の側板10bを熱交換面として、ダクト13を通って脱臭器8に流入する空気と、熱交換器9内の流路10fを流れる熱風との間で熱交換を行うことで、熱交換器9からの排熱の一部を利用して、脱臭器8内部のヒータに入る前の排気を予め暖めておくことができ、その結果、ヒータのランニングコストを下げることができる。
In this embodiment, the
以下、本実施形態の熱交換器9を、図6及び図7に基づいてより詳細に説明する。図6及び図7は、折り返し部10gの前後における圧損を解析するために作成した熱交換器本体10の解析モデルを示し、図中の矢印は空気の流れを示している。熱交換器本体10の内部を3枚の仕切板10eで仕切って空気の流れを3回折り返しているが、これらの解析モデルでは解析を容易にするために、熱交換器本体10の内部を1枚の仕切板10eで区切って空気の流れを1回だけ折り返している。尚、図中の22は空気が流入する吸気口、23は空気が排出する排気口である。
Hereinafter, the
熱交換器本体10の両端部の内壁から複数の仕切板10eが反対側の内壁に向かって交互に突出しており、これらの仕切板10eで熱交換器本体10の内部を仕切ることによって熱交換器本体10の内部を蛇行するような流路10fを形成している。すなわち、図1に示す熱交換器本体10では、上下方向に沿う方向の両端に位置する内壁(側板10b)のうちの一方から他方に向かって3つの仕切板10eが交互に突出しており、左右両側の2つの仕切板10eは、熱交換器本体10の奥側の上端部の側板10bから手前側の上端部の側板10bの手前まで上下方向に沿って突出し、中央の仕切板10eは熱交換器本体10の手前側の上端部の側板10bから奥側の上端部の側板10bの手前まで上下方向に沿って突出している。このように3つの仕切板10eで熱交換器本体10の内部を仕切ることで、熱交換器本体10の内部を蛇行するような空気の流路10fを形成しており、図6に示すように仕切板10eの先端付近には空気の流れが略逆向きに反転する折り返し部10gが形成されている。
A plurality of
また、本実施形態では図6に示すように、流路10fの折り返し部10gに空気の流れを整流するガイド板16(ガイド部材)を配置している。このガイド板16は、中央片16aと中央片16aの両端から一方向に突出する両側片16b,16cとで略コ字形に形成され、両側片16b,16cの先端が仕切板10eで仕切られた2つの空間に突出するように折り返し部10gに配置されている。このガイド板16は、ガイド板16の中間部16eが仕切板10eの先端部からの延長線10i上に位置するように配置され、仕切板10eの先端部からの延長線10iに対して線対称な形状となっており、ガイド板16の内側の流路の断面積を均一にすることができ、折り返し部の前後における圧損を低減することができる。
In the present embodiment, as shown in FIG. 6, a guide plate 16 (guide member) that rectifies the air flow is disposed in the folded
さらに、ガイド板16は、ガイド板16の両端部16d、16dの相互間隔の半分長(両端部間直線距離の半分の長さ)が仕切板10eで仕切られた流路10fの幅の1/2として形成されており、吸気口22から仕切板10eと側片16bとの間、或いは側片16bと側板10bとの間に送り込まれた空気は、中央片16a或いは進行方向前方の側板10bに当たって進行方向が略90度変化した後、側片16c或いは進行方向前方の側板10bに当たって進行方向がさらに90度変化する。このように、ガイド板16を折り返し部10gに配置することで、空気の流れる方向を略90度ずつ2回に分けて曲げることができ、空気の流れる方向の曲げ角が略180度から略90度に小さくなるから流れの剥離が起こりにくくなって、乱流の発生が抑制され、折り返し部10gの前後での圧損が低減されるのである。ここで、図6に示す解析モデルについて空気の流れを解析した結果、図12に示すような熱交換器本体10の折り返し部10gにおける圧損を100とすると、図6に示すように折り返し部10gに両端部の相互間隔の半分長が流路10fの幅の1/2とした略コ字形のガイド板16を配置した場合の圧損は65となり、ガイド板16を配置することで圧損が約35%低減される。なお、両端部の相互間隔の半分長が流路10fの幅の1/2とした略コ字形のガイド板を配置した場合の圧損は52となる。
Further, the
このように、ガイド板16を折り返し部10gに配置することで折り返し部10gの前後での圧損を低減できるのであるが、仕切板10eの先端付近では空気の流れる方向の曲げ角が180度になるため、この付近で流れの剥離が発生して圧損が生じることになる。そこで、図7に示すように、略コ字形のガイド板16の内側に、ガイド板16よりも小型の略コ字形のガイド板16’を配置しても良い。つまり、ガイド板の両端部16d、16dの相互間隔の半分長を流路10fの幅の1/4としたガイド板16’をガイド板16よりも内側(仕切板先端方向)に配置し、ガイド板16とガイド板16’をともに、仕切板10eの先端部10hからの延長線10iに対して線対称な形状となるように配置している。ガイド板16’を設けることによって曲げ角が180度となる領域が小さくなって、圧損がさらに低減される。ここで、図7の解析モデルについて空気の流れを解析した結果、図12に示すような熱交換器本体10の折り返し部10gにおける圧損を100とした場合、図7に示すように折り返し部10gに2個のガイド板16,16’を配置した場合の圧損は46となり、ガイド板16を1つだけ配置した場合に比べて圧損がさらに低減されることになる。尚、本実施形態では1枚又は2枚のガイド板16,16’で整流機構を構成しているが、コ字形のガイド板を3枚以上配置して整流機構を形成しても良いことは言うまでもない。
Thus, the pressure loss before and after the folded
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態では、図8に示すように、流路10fの折り返し部10gに空気の流れを整流するガイド板17(ガイド部材)を配置している。このガイド板17は、略半円形に形成され、両端部17a、17aが仕切板10eで仕切られた2つの空間にそれぞれ突出するとともに、ガイド板17の中間部17bは仕切板10eの先端部10hからの延長線10i上に位置する。つまり、ガイド板17は仕切板10eの先端部10hからの延長線10iに対して線対称な形状となっており、ガイド板17の内側の流路の断面積を均一にすることができ、折り返し部の前後における圧損を低減することができる。また、本実施形態では、吸気口22から流入した空気がガイド板17と仕切板10eとの間の空間に流れ込むと、流入した空気がガイド板17の表面に当たり、ガイド板17の表面のカーブに沿って、空気の流れる方向が徐々に変えられることになって、流れの剥離がさらに抑えられ乱流の発生が抑制されるから、折り返し部10gの前後での圧損がさらに低減される。
(Embodiment 2)
Next,
さらに、本実施形態では、ガイド板17の両端部17a、17aの相互間隔の半分長(ガイド板17を半円とみなした場合には半径に相当)が仕切板10eで仕切られた流路10fの幅の1/4としている。ここで、図8の解析モデルについて空気の流れを解析した結果、図12に示すような熱交換器本体10の折り返し部10gにおける圧損を100とした場合、図8に示すように折り返し部10gに略半円形のガイド板17を配置した場合の圧損は24となり、折り返し部10gの圧損を低減することができる。なお、ガイド板17の両端部の相互間隔の半分長を流路10fの幅の1/2とした場合の圧損は43となる。
Furthermore, in the present embodiment, the
ここで、この作用について説明する。折り返し部10gに略半円形のガイド板17を配置した場合においても、図8のAに示す箇所、即ち折り返し後の流路における仕切板10eに沿った範囲に剥離領域が形成される。ここで、該剥離領域Aにより近い部分に略半円形のガイド板17の端部を配置することによって剥離領域Aに流れを形成して、結果的に剥離領域を小さくして圧損の低減につながるのである。従って、流路10fの幅の1/4のほうが流路10fの幅の1/2に比べて、折り返し部10gの圧損を低減することができる。この作用は、略半円形のガイド板17に限ったものではなく、他形状のガイド板でも同様である。
Here, this operation will be described. Even when the substantially
尚、本実施形態では1枚のガイド板17で整流機構を構成しているが、略半円形のガイド板を複数枚配置してもよい。例えば、ガイド板の両端部の相互間隔の半分長を流路の幅の1/2としたガイド板をガイド板17よりも外側に配置し、ガイド板17と同心円周上に配置している。この結果、圧損は21となり、両端部の相互間隔の半分長を流路10fの幅の1/4としたガイド板17を1枚配置した場合よりも更に圧損を低減することができる。
In this embodiment, the rectifying mechanism is constituted by one
(実施形態3)
続いて、本発明の実施形態3について説明する。本実施形態では図9に示すように流路10fの折り返し部10gに空気の流れを整流するガイド板18(ガイド部材)を配置している。このガイド板18は、正八角形を半分に切断した形状に形成され、ガイド板18の両端部18a、18aが仕切板10eで仕切られた2つの空間にそれぞれ流路幅と垂直な方向に突出するとともに、ガイド板18の中間部18bは仕切板10eの先端部10hからの延長線10i上に位置する。つまり、ガイド板18は仕切板10eの先端部10hからの延長線10iに対して線対称な形状となっており、ガイド板18の内側の流路の断面積を均一にすることができ、折り返し部の前後における圧損を低減することができる。また、本実施形態では、吸気口22から流入した空気がガイド板18と仕切板10eとの間の空間に流れ込むと、流入した空気がガイド板18の表面に当たり、ガイド板18の表面に沿って、空気の流れる方向が徐々に変えられることになって、流れの剥離がさらに抑えられ乱流の発生が抑制されるから、折り返し部10gの前後での圧損がさらに低減される。
(Embodiment 3)
Subsequently,
さらに、本実施形態では、ガイド板18の両端部18a、18aの相互間隔の半分長が仕切板10eで仕切られた流路10fの幅の1/4に形成されている。ここで、両端部18a、18aの相互間隔の半分長とは、両端部同士を直線で結んだ距離における半分の長さをいう。ここで、図9の解析モデルについて空気の流れを解析した結果、図12に示すような熱交換器本体10の折り返し部10gにおける圧損を100とした場合、図9に示すように折り返し部10gに半正八角形状のガイド板18を配置した場合の圧損は27となり、折り返し部10gの圧損を低減することができる。
Furthermore, in the present embodiment, the half length of the mutual interval between the both
ここで、この作用について説明する。折り返し部10gに半正八角形状のガイド板18を配置した場合においても、図9のAに示す箇所、即ち折り返し後の流路における仕切板10eに沿った範囲に剥離領域が形成される。ここで、該剥離領域Aにより近い部分にガイド板18の端部を配置することによって剥離領域Aに流れを形成して、結果的に剥離領域を小さくして圧損の低減につながるのである。
Here, this operation will be described. Even in the case where the semi-regular
また、本実施形態においては、ガイド板18を半正八角形状としたが、これに限ったものではなく、正十二角形を半分に切断した形状として形成してもよい。ここで、他の条件を上述した半正八角形状と同様とした場合における圧損は26となり、ガイド板は略半円形に近づいていくにつれて圧損が低減される傾向にある。
In the present embodiment, the
尚、本発明の実施形態1〜3の生ごみ処理装置は各部を制御する制御装置を備えており、高温式の場合には生ごみ処理槽2の内部を生ごみに含まれる水分の処理に適した温度まで加熱するように、脱臭器8のヒータ等を制御して熱交換器9内の流路10fに流れる空気の温度を変更する。また、熱交換器9はバイオ式の生ごみ処理装置にも適用が可能であり、その場合は制御装置により生ごみ処理槽2の内部を微生物の活動に適した温度まで加熱するように、脱臭器8のヒータ等を制御して熱交換器9内の流路10fに流れる空気の温度を変更すればよい。
In addition, the garbage processing apparatus of Embodiment 1-3 of this invention is equipped with the control apparatus which controls each part, and in the case of a high temperature type, the inside of the
また、熱交換器9内の流路10fに流れる流体は空気だけでなく、例えばコジェネレーションシステムを利用した温水を循環させて、生ごみ処理槽2の内部の温度を加熱するようにしてもよい。
In addition, the fluid flowing in the
2 生ごみ処理槽
9 熱交換器
10 熱交換器本体
10c 吸気口
10d 排気口
10e 仕切板
10f 流路
16 ガイド板
2
Claims (5)
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- 2003-08-29 JP JP2003306238A patent/JP2005074277A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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