JP2005073794A - マッサージ具 - Google Patents

Abstract

【課題】 患部を充分に温めたり或いは冷したりしながらも、つぼを効果的に刺激し、筋肉をほぐすことができるようにすることにある。
【解決手段】 合成樹脂製袋体２内に、保温・保冷用粘液剤を球体３と共に封入した構成で、保温・保冷用粘液剤としては、水・食用増粘剤・防腐剤・ポリプレングリコール不凍液等が含まれたカルボキシ・メチルセルロース・ナトリウムであり、電子レンジで適宜温度まで加熱し、或いは冷凍庫で冷し、患部に押し当てると共に、内部の球体３を転動させて筋肉をほぐし、つぼを刺激するものである。
【選択図】 図１

Description

本発明は、患部を温め或いは冷しながら筋肉をほぐすために用いられるマッサージ具に関する。

従来より、患部を温め或いは冷しながら筋肉をほぐすため或いは血行を良くするため、各種のマッサージ具が提案されており、例えば以下の文献の如き発明の開示がある。
特開平１１−７６３４８号公報

この発明は、中空容器内に、温熱剤・冷却剤・保水剤を収納し、この容器を患部に押し当てて回転させる構成である。

しかしながらこの従来例の構成では、患部に対する容器の接触が点若しくは線であるから、患部を充分に温めたり冷したりすることができず、また、大きな球体形状であるから点である所謂つぼを効果的に刺激できない不満点があった。

よって本発明は、この従来の不満点を解消し要求に応えるべく発明されたマッサージ具であって、患部を充分に温めたり或いは冷したりしながらも、つぼを効果的に刺激し、筋肉をほぐすことができるようにすることを目的とする。

上記課題を解決するため本発明のマッサージ具は、合成樹脂製袋体内に、保温・保冷用粘液剤を球体と共に封入したことを特徴とする構成である。

本発明のマッサージ具は上述したような構成であるので、袋体を患部に押し当てることで面接触させながら温め或いは冷すことができ、しかも同時に、内部に収納した球体を患部に押し付けることにより適度の刺激を与えることができ、マッサージ効果が得られる等、多くの優れた作用効果を奏する。

本発明のマッサージ具１にあって、袋体２は、ポリエチレン・ナイロン製で、額や肩、首、背中等に当てがうことのできるほぼ１０センチ四方程度の大きさであって、内部に保温・保冷用粘液剤を球体３と共に封入する。

保温・保冷用粘液剤は、例えばカルボキシ・メチルセルロース・ナトリウムであり、具体的には水・食用増粘剤・防腐剤・ポリプレングリコール不凍液等が含まれている。

また球体３は、２センチ前後の直径を有するシリコーンボールであって、２・３個が袋体２内に収納されるが、粘液剤が同時に収納されているため、袋体１内での緩慢な移動が自在なものになっている。

温めて使用する場合は、電子レンジで適宜秒数程度の加熱で良く、主として肩や腰に当てがって患部を温め、球体３を移動転動させることによりつぼを刺激し、こりや緊張を和らげるものである。

冷して使用する場合には、冷凍庫内で数時間冷すものであるが、不凍液が含まれているので固形化することはなく、従ってほてった患部に対応して全面に押し当てることができ、同様に球体３を移動転動させることによりつぼを刺激する。

本発明のマッサージ具の正面図である。

符号の説明

１ マッサージ具
２ 袋体
３ 球体

Claims (1)

1. 合成樹脂製袋体（２）内に、保温・保冷用粘液剤を球体（３）と共に封入したことを特徴とするマッサージ具。

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