JP2005073765A - 多管球式x線ct装置 - Google Patents
多管球式x線ct装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005073765A JP2005073765A JP2003304972A JP2003304972A JP2005073765A JP 2005073765 A JP2005073765 A JP 2005073765A JP 2003304972 A JP2003304972 A JP 2003304972A JP 2003304972 A JP2003304972 A JP 2003304972A JP 2005073765 A JP2005073765 A JP 2005073765A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- tube
- dose
- angle position
- ray source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 16
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 1
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 abstract description 9
- 230000002950 deficient Effects 0.000 abstract 1
- 238000003325 tomography Methods 0.000 abstract 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 16
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 4
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 210000004185 liver Anatomy 0.000 description 3
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 2
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 2
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
【解決手段】X線管球21A,21B,21Cのそれぞれの管電流は、例えば、時刻T(1/3π)において管球21Aが21A1/3πの位置にきたときには、時刻T(0)においてその対向する位置にいた管球21Bからの平均透過X線量D22B(T(0))のデータを、管球21Bが21B1/3πの位置にきたときには管球21Cからの平均透過X線量D22C(T(0))のデータを、管球21Cが21C1/3πの位置にきたときには、管球21Aからの平均透過X線量D22A(T(0))のデータを基に、各平均透過X線量がある設定値となるように、各々のX線管の管電流を制御する。
【選択図】図2
Description
また、1スライス画像の撮影時間(時間分解能)は、機械走査式X線CT装置でも1秒を切り、0.5〜0.8秒程度のいわゆるサブセコンドスキャナが実現されている。この撮影時間は、特に心臓などの動きの速い臓器の検査にとってはできるだけ短いほうが望ましく、一般的には0.1秒以下が要求されている。
時間分解能に関しては、電子ビーム走査型X線CT装置では最短で0.05秒が実現できている。
機械走査式X線CT装置でのスキャン時間は、回転陽極型X線管の耐G性能からは0.3〜0.4秒程度が限界と考えられている。また、最大許容負荷は500mA程度が限界と考えられ、例えば0.3秒スキャンの場合、0.3×500=150mAsとなり、線量が十分取れないなどの問題がある。
電子ビーム走査型X線CT装置は、心臓などの動きの速い臓器の検査に適している。しかし、この装置では最大管電流は700mAまで流せるが、それでも0.1秒撮影時には0.1×700=70 mAsと線量不足の問題があり、腹部などのX線吸収率の高い大減弱体の撮影においてはX線のゆらぎに起因するノイズが多く、画質的に劣る。このため、電子ビーム走査型X線CT装置は心臓専用の超高速X線CT装置として扱われている。
またX線CT装置には、被検体への被曝量の低減と、画質の向上も求められている。しかし従来のX線CT装置では、終始一定のスキャン条件(管電圧、管電流等)で撮影を行うため、被検体の断面が楕円のような形状をしていると、X線源の角度に従って、X線の透過長も変化するため、透過するX線量に過不足が発生する。また肺などの低密度の臓器と、肝などの腹部の高密度の実質臓器とではX線の吸収係数が異なるため、胸部から腹部へ連続的にスキャンを行う場合、肺に適すようにX線量を設定すると、肝ではX線量が不足して画質が劣化し、肝に適すように設定すると、肺では無効な被曝をさせることになる。
このような問題を解決するため、1管球式のX線CT装置において、被検体の形状、臓器に応じて透過X線量がほぼ一定となるように、スキャンごと、またはスキャン中にX線管電流を制御する手法が、例えば以下の特許文献1、2に開示されている。
機械走査式X線CT装置で更なる高速化を実現するため、複数のX線源を利用するもの、即ち、3つのX線管を用いた3管球方式X線CT装置が、例えば、以下の特許文献3に開示されている。
しかし、この多管球式マルチスライスX線CTも上記した1管球式のX線CT装置が遭遇したと同じ問題を抱えている。
この装置において、らせんスキャンを行う場合について説明する。図2は、ある時刻T(0)におけるX線管21A、21B、21CおよびX線検出器22A、22B、22Cの位置と、X線が被検体25を透過する際の透過長を示している。3個のX線管21A、21B、21C全てを、一定の管電流としてスキャンを行った場合には、図3に示すように、各X線検出器22A、22B、22Cによって得られる平均透過X線量は、各々の透過長に対応して、変化する。このデータをもとに、すなわち時刻T(1/3π)において管球21Aが21A1/3πの位置に来た時には、時刻T(0)においてその対向する位置にあった管球21Bからの平均透過X線量D22B(T(0))のデータを、管球21Bが21B1/3πの位置に来た時には、管球21Cからの平均透過X線量D22C(T(0))のデータを、管球21Cが21C1/3πの位置に来た時には管球21Aからの平均透過X線量D22A(T(0))のデータをもとに、各平均透過X線量が所定の設定値となるように、各々のX線管21A、21B、21Cの管電流を制御する。最初の1/6回転(60度)以降は、例えば管球21Bからの平均透過X線量D22Bが設定値どおりであれば、次にその対向した位置に来た管球21Aにはこれと同じ管電流を流し、平均透過X線量D22Bが設定値からずれていた場合には、次にその対向した位置に来た管球21Aにはこれを修正するような管電流を流す。このように、らせんスキャンの最初の1/6回転は一定管電流で投影データを取得するが、それ以降は、60度回転前の時点の回転方向後方に位置する管球からの平均透過X線量データに基づき、各X線管の管電流をフィードバック制御する。その結果、被検体25の形状に応じて、過不足無くX線を照射することができる。本実施例においては、従来のスキャノグラム撮影は使用しないため、被検体25に無効被曝を与えることはない。また60度回転前の時点の透過X線量データに基づいて管電流を制御するため、自身の180度回転前の時点のデータを用いるよりも追随性の良い正確な制御を行うことができる。特に近年のようにマルチスライスX線CT装置を用いたテーブル送り速度の速いらせん撮影においては、本実施例の効果は大きい。
以上、本発明の実施例について説明したが、これは本発明の一例を示したものであり、本発明の内容を限定するためのものではない。上記実施例において多管球式X線CT装置は3対のX線管とX線検出器を有しているが、3管球以外の多管球式X線CT装置であっても良い。またX線管のみが回転するようなシステムであっても良い。また、図1において、高電圧発生部およびデータ収集部は管球および検出器の数と同数にしているが、共有可能なものは共有させて、部品数を減らすこともできる。なおまた本発明は、投影計測前に低X線量で実施されるスキャノグラム撮影で得られたスキャノグラムデータの併用を排除するものではない。
22A,22B,22C ・・・X線検出器
23 ・・・回転盤
24 ・・・テーブル
25 ・・・被検体
Claims (4)
- 被検体の周りで回転駆動される回転盤、上記回転盤の周囲に上記回転盤の回転方向と反対方向に等間隔に配設、保持された第1、第2および第3のX線源、上記第1、第2および第3のX線源に対向して配設されそれぞれのX線源から照射されかつ被検体を透過したそれぞれのX線を検出する第1、第2および第3のX線検出器、被検体をその体軸に沿って移動可能に保持するテーブル、各X線検出器で検出されたX線の強度に基づいて被検体の断層像を画像再構成する画像再構成手段を備えた多管球式X線CT装置において、各X線検出器の検出信号から各X線源の被検体に対する各角度位置における平均透過X線量を算出する透過X線量演算部を有し、
上記第1のX線源のある回転角度位置での照射X線量が第2のX線源が直前にこの回転角度位置と対向する位置にあった時に算出された平均透過X線量に基づいて制御され、上記第2のX線源のある回転角度位置での照射X線量が第3のX線源が直前にこの回転角度位置と対向する位置にあった時に算出された平均透過X線量に基づいて制御され、かつ上記第3のX線源のある回転角度位置での照射X線量は上記第1のX線源が直前にこの回転角度位置と対向する位置にあった時に算出された平均透過X線量に基づいて制御されることを特徴とする多管球式X線CT装置。 - 上記第1のX線源のある回転角度位置での照射X線量はさらに上記第3のX線源が直前に上記第1のX線源のある回転角度位置にあった時に算出された平均透過X線量にも基づいて、上記第2のX線源のある回転角度位置での照射X線量はさらに上記第1のX線源が直前に上記第2のX線源のある回転角度位置にあった時に算出された平均透過X線量にも基づいてかつ上記第3のX線源のある回転角度位置での照射X線量はさらに上記第2のX線源が直前に上記第3のX線源のある回転角度位置にあった時に算出された平均透過X線量にも基づいて制御されることを特徴とする請求項1に記載の多管球式X線CT装置。
- 上記第1のX線源のある回転角度位置での照射X線量はさらに上記第1のX線源による直前あるいは近直前の投影計測に際して算出された平均透過X線量にも基づいて、上記第2のX線源のある回転角度位置での照射X線量はさらに上記第2のX線源による直前あるいは近直前の投影計測に際して算出された平均透過X線量にも基づいてかつ上記第3のX線源のある回転角度位置での照射X線量はさらに上記第3のX線源による直前あるいは近直前の投影計測に際して算出された平均透過X線量にも基づいて制御されることを特徴とする請求項2に記載の多管球式X線CT装置。
- 上記第1、第2および第3のX線検出器は上記回転盤上に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の多管球式X線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003304972A JP2005073765A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 多管球式x線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003304972A JP2005073765A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 多管球式x線ct装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005073765A true JP2005073765A (ja) | 2005-03-24 |
JP2005073765A5 JP2005073765A5 (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=34408512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003304972A Pending JP2005073765A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 多管球式x線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005073765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008056814A1 (en) * | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiographic imaging control apparatus using multi radiation generating apparatus |
WO2014077652A1 (en) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Radiation imaging apparatus, computed tomography apparatus, and radiation imaging method |
-
2003
- 2003-08-28 JP JP2003304972A patent/JP2005073765A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008056814A1 (en) * | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiographic imaging control apparatus using multi radiation generating apparatus |
US7978816B2 (en) | 2006-11-09 | 2011-07-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiographic imaging control apparatus using multi radiation generating apparatus |
WO2014077652A1 (en) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Radiation imaging apparatus, computed tomography apparatus, and radiation imaging method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6876719B2 (en) | X-ray CT apparatus | |
US6990170B2 (en) | X-ray computed tomographic imaging apparatus | |
US7113569B2 (en) | X-ray CT apparatus | |
US7583781B2 (en) | X-Ray CT apparatus and method of controlling the same | |
JP4490645B2 (ja) | X線コンピュータ断層撮影装置 | |
US6385278B1 (en) | Method and apparatus for region of interest multislice CT scan | |
JP2006068523A (ja) | 検査対象の断層撮影によるスライス画像の作成方法およびコンピュータ断層撮影装置 | |
JP2005305026A (ja) | X線コンピュータ断層撮影装置 | |
JP2012511950A (ja) | 拡大された3d視野に対する半円形の逆オフセット・スキャン | |
US10631827B2 (en) | Method and apparatus for processing medical image | |
JP2008006032A (ja) | X線ct装置およびx線ct撮影方法 | |
JP2006516433A (ja) | コーンビームctのためのボクセル駆動されるスパイラル再構成方法 | |
JP2004097778A (ja) | X線コンピュータ断層撮影装置 | |
JP2007252898A (ja) | 画像表示装置及びx線ct装置 | |
JP2002172112A (ja) | 高速撮影用x線ctスキャナ | |
JP2006528892A (ja) | 部分的に周期的に運動する検査対象のスパイラル再構成によるコンピュータ断層撮影画像の作成方法およびこの方法を実施するためのct装置 | |
JP4397513B2 (ja) | X線ct装置 | |
JP2007195960A (ja) | X線ct装置およびその制御方法 | |
JP2003135442A (ja) | X線ctシステムおよびその制御方法 | |
JP2005073765A (ja) | 多管球式x線ct装置 | |
JP2009005922A (ja) | X線ct装置 | |
JP2007282740A (ja) | X線ct装置 | |
JP2008017964A (ja) | X線ct装置 | |
JP4662510B2 (ja) | らせんct装置の像再構成方法およびこの方法を実施するためのらせんct装置 | |
JP2003265459A (ja) | X線ct装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060818 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060920 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090324 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090715 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090914 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091102 |